JPH06279138A - 繊維質断熱材およびその製造法 - Google Patents
繊維質断熱材およびその製造法Info
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- JPH06279138A JPH06279138A JP4606793A JP4606793A JPH06279138A JP H06279138 A JPH06279138 A JP H06279138A JP 4606793 A JP4606793 A JP 4606793A JP 4606793 A JP4606793 A JP 4606793A JP H06279138 A JPH06279138 A JP H06279138A
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- insulating material
- fiber
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/34—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing cold phosphate binders
- C04B28/344—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing cold phosphate binders the phosphate binder being present in the starting composition solely as one or more phosphates
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で圧縮弾性回復率に優れ、シール材とし
ての使用に適した断熱材を、非石綿質繊維材料により提
供する。 【構成】 炭素繊維チョップおよびセラミックファイバ
ーを少量の結合剤で結合し嵩密度0.03〜0.16g/cm
3のシート状成形物としてなる繊維質断熱材。
ての使用に適した断熱材を、非石綿質繊維材料により提
供する。 【構成】 炭素繊維チョップおよびセラミックファイバ
ーを少量の結合剤で結合し嵩密度0.03〜0.16g/cm
3のシート状成形物としてなる繊維質断熱材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅設備、自動車その
他の輸送車両、各種工場設備等のための繊維質断熱材、
特に断熱性シール材としての使用に好適な繊維質断熱
材、およびその製造法に関するものである。
他の輸送車両、各種工場設備等のための繊維質断熱材、
特に断熱性シール材としての使用に好適な繊維質断熱
材、およびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅設備、自動車その他の輸送車両、各
種工場設備等において、パネルや柱材などの間隙を隙間
なく埋めるための、スポンジのように圧縮可能で圧縮弾
性回復率にも優れた軽量の耐熱性シール材が必要とされ
る場合がある。このような場合に従来使用されてきた断
熱材の代表的なものに、石綿を主材とするスポンジ状の
ものがあったが、環境衛生上の理由で石綿含有製品の利
用が規制されるようになったため、石綿を使用しない代
替品の開発が求められている。石綿使用品に替わるもの
としてこれまでに提案されたものにはセラミックファイ
バーを主材とするフェルト状のものがあったが、必要な
シール性能を備えたものは嵩密度が高く弾力性に欠け、
且つ繰り返し圧縮荷重を受けたときの復元性低下が著し
い。
種工場設備等において、パネルや柱材などの間隙を隙間
なく埋めるための、スポンジのように圧縮可能で圧縮弾
性回復率にも優れた軽量の耐熱性シール材が必要とされ
る場合がある。このような場合に従来使用されてきた断
熱材の代表的なものに、石綿を主材とするスポンジ状の
ものがあったが、環境衛生上の理由で石綿含有製品の利
用が規制されるようになったため、石綿を使用しない代
替品の開発が求められている。石綿使用品に替わるもの
としてこれまでに提案されたものにはセラミックファイ
バーを主材とするフェルト状のものがあったが、必要な
シール性能を備えたものは嵩密度が高く弾力性に欠け、
且つ繰り返し圧縮荷重を受けたときの復元性低下が著し
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、軽量で圧縮弾性回復率にも優れ、シール材としての
使用に適した断熱材を、非石綿質繊維材料により提供す
ることにある。
は、軽量で圧縮弾性回復率にも優れ、シール材としての
使用に適した断熱材を、非石綿質繊維材料により提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素繊維チョ
ップおよびセラミックファイバーからなる無機繊維混合
物ならびにこれらの無機繊維同士を結合している少量の
結合剤よりなる嵩密度0.03〜0.16g/cm3のシート
状成形物であることを特徴とする繊維質断熱材を提供す
るものである。
ップおよびセラミックファイバーからなる無機繊維混合
物ならびにこれらの無機繊維同士を結合している少量の
結合剤よりなる嵩密度0.03〜0.16g/cm3のシート
状成形物であることを特徴とする繊維質断熱材を提供す
るものである。
【0005】この断熱材を構成する炭素繊維チョップ
は、好ましくはその繊維径が約1〜20μm、繊維長が数m
m〜約10mmで、軽く湾曲したものである。また、結合
剤は、好ましくは弾力性を有するもの(すなわち、断熱
材に強い圧縮荷重が加えられたときも弾性変形を起こす
だけで容易に破壊しないもの)である。
は、好ましくはその繊維径が約1〜20μm、繊維長が数m
m〜約10mmで、軽く湾曲したものである。また、結合
剤は、好ましくは弾力性を有するもの(すなわち、断熱
材に強い圧縮荷重が加えられたときも弾性変形を起こす
だけで容易に破壊しないもの)である。
【0006】上記2種類の繊維からなる本発明の断熱材
においては、剛直なセラミックファイバーにより形成さ
れた嵩高なシート構造をセラミックファイバー間に分布
する炭素繊維チョップが弾性的に支えており、それによ
り、圧縮荷重による変形を生じた後の優れた復元性を可
能にしている。弾性率の高い炭素繊維が湾曲を有すると
きは炭素繊維の上記作用が一層顕著であって、弾性回復
率がより優れた断熱材を与える。炭素繊維の比率が高い
ほど圧縮弾性率が低く柔らかい感じの断熱材になるが、
炭素繊維だけでは圧縮復元性が十分でないものとなるの
で、無機繊維全体の中での炭素繊維チョップの比率を5
〜80重量%にすることが望ましい。
においては、剛直なセラミックファイバーにより形成さ
れた嵩高なシート構造をセラミックファイバー間に分布
する炭素繊維チョップが弾性的に支えており、それによ
り、圧縮荷重による変形を生じた後の優れた復元性を可
能にしている。弾性率の高い炭素繊維が湾曲を有すると
きは炭素繊維の上記作用が一層顕著であって、弾性回復
率がより優れた断熱材を与える。炭素繊維の比率が高い
ほど圧縮弾性率が低く柔らかい感じの断熱材になるが、
炭素繊維だけでは圧縮復元性が十分でないものとなるの
で、無機繊維全体の中での炭素繊維チョップの比率を5
〜80重量%にすることが望ましい。
【0007】嵩密度は、シール材として使用する場合に
重要な特性である圧縮性と気密性を左右する。この値が
0.03g/cm3未満のものは不必要な程度にかさ高であっ
て通気性が大きすぎ、一方、嵩密度が0.16g/cm3を超
えるときは圧縮弾性率が高すぎて使いにくいものとな
る。結合剤が弾力性を有するものであるときは、圧縮荷
重を受けて大きな変形を生じたときも結合剤による繊維
間結合部が破壊することがないから、高率かつ安定した
圧縮復元性を約束する。
重要な特性である圧縮性と気密性を左右する。この値が
0.03g/cm3未満のものは不必要な程度にかさ高であっ
て通気性が大きすぎ、一方、嵩密度が0.16g/cm3を超
えるときは圧縮弾性率が高すぎて使いにくいものとな
る。結合剤が弾力性を有するものであるときは、圧縮荷
重を受けて大きな変形を生じたときも結合剤による繊維
間結合部が破壊することがないから、高率かつ安定した
圧縮復元性を約束する。
【0008】本発明による断熱材は種々の方法で製造可
能であるが、コロイダルシリカ、水および重リン酸アル
ミニウムを混合してなる結合剤を添加した水中に炭素繊
維チョップおよびセラミックファイバーを分散させ、得
られた無機繊維分散液を最終的に嵩密度が0.03〜0.
16g/cm3の嵩高なシートが形成されるような条件で抄
造し、加熱乾燥する方法によれば、特に耐熱性に優れた
断熱材を製造することができる。以下、本発明の繊維質
断熱材の製造法につき詳述する。
能であるが、コロイダルシリカ、水および重リン酸アル
ミニウムを混合してなる結合剤を添加した水中に炭素繊
維チョップおよびセラミックファイバーを分散させ、得
られた無機繊維分散液を最終的に嵩密度が0.03〜0.
16g/cm3の嵩高なシートが形成されるような条件で抄
造し、加熱乾燥する方法によれば、特に耐熱性に優れた
断熱材を製造することができる。以下、本発明の繊維質
断熱材の製造法につき詳述する。
【0009】原料の炭素繊維チョップとしては、好適に
は繊維径が約1〜20μmで長さが数mmないし約10mm
のものを用いる。炭素繊維素材は特に限定されるもので
はなく、比較的安価なピッチ系炭素繊維も十分使用可能
である。ピッチ系炭素繊維のように、炭素質原料の熔融
物を繊維状に成形し炭素化させる方法により製造された
炭素繊維は、繊維化方法によってはカールしていること
があり、チョップにした後もそれが軽い湾曲となって残
っているが、そのような湾曲形状の炭素繊維は、容易に
かさ高な製品を与え、また本発明の断熱材においては圧
縮復元性を向上させるスプリング作用が優れているの
で、むしろ好ましい(市販品の例としては、“ドナカー
ボ”の商品名で大日本インキ化学工業株式会社から販売
されているものがある。)。
は繊維径が約1〜20μmで長さが数mmないし約10mm
のものを用いる。炭素繊維素材は特に限定されるもので
はなく、比較的安価なピッチ系炭素繊維も十分使用可能
である。ピッチ系炭素繊維のように、炭素質原料の熔融
物を繊維状に成形し炭素化させる方法により製造された
炭素繊維は、繊維化方法によってはカールしていること
があり、チョップにした後もそれが軽い湾曲となって残
っているが、そのような湾曲形状の炭素繊維は、容易に
かさ高な製品を与え、また本発明の断熱材においては圧
縮復元性を向上させるスプリング作用が優れているの
で、むしろ好ましい(市販品の例としては、“ドナカー
ボ”の商品名で大日本インキ化学工業株式会社から販売
されているものがある。)。
【0010】セラミックファイバーとしては、アルミノ
シリケート繊維、ムライト繊維、アルミナ繊維、シリカ
繊維、カヤナイト繊維、チタン酸カリウム繊維、炭化ケ
イ素繊維、マグネシア繊維等、任意のものを用いること
ができる。好ましい繊維長は約1〜50mmである。
シリケート繊維、ムライト繊維、アルミナ繊維、シリカ
繊維、カヤナイト繊維、チタン酸カリウム繊維、炭化ケ
イ素繊維、マグネシア繊維等、任意のものを用いること
ができる。好ましい繊維長は約1〜50mmである。
【0011】炭素繊維とセラミックファイバーは、望ま
しくは5:95ないし80:20の重量比で併用する。
炭素繊維の量が少なすぎると、かさ高なシートを得るこ
とは難しくなる。2種類の原料繊維を繊維間接触点にお
いて接合し繊維集合物を所定の形状に保つ結合剤は、有
機質のものでも無機質のものでもよいが、製品の使用温
度が高い場合や加熱されたときの発煙を嫌う場合は、無
機質のものを使うか、少量の有機質結合剤に無機質結合
剤を併用することが望ましい。
しくは5:95ないし80:20の重量比で併用する。
炭素繊維の量が少なすぎると、かさ高なシートを得るこ
とは難しくなる。2種類の原料繊維を繊維間接触点にお
いて接合し繊維集合物を所定の形状に保つ結合剤は、有
機質のものでも無機質のものでもよいが、製品の使用温
度が高い場合や加熱されたときの発煙を嫌う場合は、無
機質のものを使うか、少量の有機質結合剤に無機質結合
剤を併用することが望ましい。
【0012】結合剤は、なるべく硬度が低く弾力性を有
する(つまりしなやかな)硬化物を生じるものであるこ
とが望ましい。結合剤がしなやかであれば、製品が圧縮
されたとき歪みが結合剤部分に伝達されても弾性変形を
起こして破壊には至らず、また、圧縮応力により曲げら
れた無機繊維も折れにくいから、製品は圧縮応力除去後
の復元性に優れたものとなる。しなやかな硬化物を与え
る結合剤は有機質結合剤の中には多いが、有機質結合剤
は前述のように製品の使用温度が高い場合は炭化したり
焼失したりしてその物性が大幅に変化するので、単独使
用は製品の使用温度が低い場合に限られる。耐熱性が優
れている無機質結合剤は物性面では良いものが少ない
が、本発明者らにより発明された結合剤、すなわちコロ
イダルシリカ、水および重リン酸アルミニウムを混合し
てなる結合剤は本発明の断熱材製造に推奨できるもので
ある。この結合剤は、コロイダルシリカに水を加えて撹
拌しながら粘い重リン酸アルミニウム(重量比でコロイ
ダルシリカの約1〜10倍量)を少しずつ添加し均一な
混合物にすることによって得られる。
する(つまりしなやかな)硬化物を生じるものであるこ
とが望ましい。結合剤がしなやかであれば、製品が圧縮
されたとき歪みが結合剤部分に伝達されても弾性変形を
起こして破壊には至らず、また、圧縮応力により曲げら
れた無機繊維も折れにくいから、製品は圧縮応力除去後
の復元性に優れたものとなる。しなやかな硬化物を与え
る結合剤は有機質結合剤の中には多いが、有機質結合剤
は前述のように製品の使用温度が高い場合は炭化したり
焼失したりしてその物性が大幅に変化するので、単独使
用は製品の使用温度が低い場合に限られる。耐熱性が優
れている無機質結合剤は物性面では良いものが少ない
が、本発明者らにより発明された結合剤、すなわちコロ
イダルシリカ、水および重リン酸アルミニウムを混合し
てなる結合剤は本発明の断熱材製造に推奨できるもので
ある。この結合剤は、コロイダルシリカに水を加えて撹
拌しながら粘い重リン酸アルミニウム(重量比でコロイ
ダルシリカの約1〜10倍量)を少しずつ添加し均一な
混合物にすることによって得られる。
【0013】2種類の無機繊維は、あらかじめ結合剤を
溶解または分散させた水中に均一に分散させる。結合剤
は、無機繊維に対して約1〜10重量%が付着するよう
に使用する。抄造用繊維分散液には、ほかに凝集剤、界
面活性剤等任意の成形助剤や、酸化防止剤等を添加する
ことができる。抄造は繊維質シート抄造の常法により行
うことができ、厚さ約0.5〜50mmのシートに成形す
る。抄造されたシートを加熱乾燥して結合剤を硬化させ
ると、本発明の断熱材が得られる。この後、必要ならば
約250℃以上の温度に加熱して結合剤等有機質のもの
を焼失させ、使用中に発煙するおそれのないものにす
る。
溶解または分散させた水中に均一に分散させる。結合剤
は、無機繊維に対して約1〜10重量%が付着するよう
に使用する。抄造用繊維分散液には、ほかに凝集剤、界
面活性剤等任意の成形助剤や、酸化防止剤等を添加する
ことができる。抄造は繊維質シート抄造の常法により行
うことができ、厚さ約0.5〜50mmのシートに成形す
る。抄造されたシートを加熱乾燥して結合剤を硬化させ
ると、本発明の断熱材が得られる。この後、必要ならば
約250℃以上の温度に加熱して結合剤等有機質のもの
を焼失させ、使用中に発煙するおそれのないものにす
る。
【0014】なお、無機繊維混合物の成形は、上述のよ
うな抄造法によらずに乾式法によって行うこともでき
る。たとえば無機繊維混合物を十分解繊した状態で吹き
飛ばし、そこに結合剤溶液を噴霧して付着させ、結合剤
溶液が付着した繊維を集めてシート状に成形し、加熱し
て結合剤を硬化させる。製品はシート状のまま、あるい
は適当な幅に裁断し紐状にして、一般的な断熱材あるい
は断熱シール材としての使用に供する。
うな抄造法によらずに乾式法によって行うこともでき
る。たとえば無機繊維混合物を十分解繊した状態で吹き
飛ばし、そこに結合剤溶液を噴霧して付着させ、結合剤
溶液が付着した繊維を集めてシート状に成形し、加熱し
て結合剤を硬化させる。製品はシート状のまま、あるい
は適当な幅に裁断し紐状にして、一般的な断熱材あるい
は断熱シール材としての使用に供する。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を説明する。な
お、各実施例において用いた炭素繊維チョップは大日本
インキ化学工業株式会社から市販されているもの(商品
名:ドナカーボ)であって、円弧状に軽く湾曲してい
る。
お、各実施例において用いた炭素繊維チョップは大日本
インキ化学工業株式会社から市販されているもの(商品
名:ドナカーボ)であって、円弧状に軽く湾曲してい
る。
【0016】実施例1 炭素繊維チョップ(繊維長6mm,繊維径13μm) 15.78重量部 セラミックファイバー(アルミノシリケート繊維) 63.19重量部 アクリル変性シリコーンエマルジョン樹脂 3.16重量部 カップリング剤 0.07重量部 カチオン界面活性剤 0.10重量部 酸化コバルト 1.90重量部 硫酸アルミニウム 8.00重量部 アンモニア水 7.80重量部
【0017】上記を水に分散または溶解させて固形分濃
度0.3%の抄造液を調製した。アクリル変性シリコー
ンエマルジョン樹脂は弾力性硬化物を与える結合剤であ
る。アンモニア水でアルカリ性になった抄造液中では、
硫酸アルミニウムは加水分解してアルミナゾルを形成し
ており、アルミナゾルは無機繊維および酸化コバルトの
凝集剤として作用し、抄造後は無機質結合剤(対無機繊
維1.3重量%)として作用する。カップリング剤(メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン)は結合剤と
繊維表面との親和性を向上させ、製品の圧縮復元性を高
める。カチオン界面活性剤は繊維の柔軟剤であり凝集剤
でもある。酸化コバルトは耐火性向上剤である。
度0.3%の抄造液を調製した。アクリル変性シリコー
ンエマルジョン樹脂は弾力性硬化物を与える結合剤であ
る。アンモニア水でアルカリ性になった抄造液中では、
硫酸アルミニウムは加水分解してアルミナゾルを形成し
ており、アルミナゾルは無機繊維および酸化コバルトの
凝集剤として作用し、抄造後は無機質結合剤(対無機繊
維1.3重量%)として作用する。カップリング剤(メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン)は結合剤と
繊維表面との親和性を向上させ、製品の圧縮復元性を高
める。カチオン界面活性剤は繊維の柔軟剤であり凝集剤
でもある。酸化コバルトは耐火性向上剤である。
【0018】抄造は通常の丸網式抄造機により行い、抄
造物を100〜120℃のオーブンで乾燥した。比較の
ため、炭素繊維チョップを用いずセラミックファイバー
78.97重量部を用いたほかは上記と同様にして、断
熱材(嵩密度0.2g/cm3)を製造した。得られたシート
の特性を表1および表2に示す。
造物を100〜120℃のオーブンで乾燥した。比較の
ため、炭素繊維チョップを用いずセラミックファイバー
78.97重量部を用いたほかは上記と同様にして、断
熱材(嵩密度0.2g/cm3)を製造した。得られたシート
の特性を表1および表2に示す。
【0019】
【表1】圧縮復元率(%) 圧縮率(%) 実施例品 比較例品 30 97.5 87.3 40 96.4 80.9 50 95.0 73.4 60 94.4 65.6 70 92.1 62.180 88.7 48.7 (圧縮復元率:シートに荷重を加えて所定の圧縮率まで
圧縮し、その状態で5分間経過後、荷重を除き、5分経
過後のシート厚さを測定して厚さの復元率を算出す
る。)
圧縮し、その状態で5分間経過後、荷重を除き、5分経
過後のシート厚さを測定して厚さの復元率を算出す
る。)
【0020】
【表2】熱伝導率(kcal/m・h・℃) 温度(℃) 実施例品 比較例品 200 0.04 0.05 300 0.05 0.08 400 0.07 0.10500 0.09 0.13 また、実施例品を600℃に1時間加熱したときの収縮
率は4.7%であり、同様に900℃に加熱したときの
収縮率は9.7%であった。
率は4.7%であり、同様に900℃に加熱したときの
収縮率は9.7%であった。
【0021】実施例2 コロイダルシリカ(濃度30%)700gに水100g
を加えて混合し、そこに重リン酸アルミニウムを200
g、撹拌しながら加えて均一な粘土状混合物を得た(こ
の混合物は、乾燥すると耐熱性かつ弾力性ある硬化物を
与える結合剤となる。)
を加えて混合し、そこに重リン酸アルミニウムを200
g、撹拌しながら加えて均一な粘土状混合物を得た(こ
の混合物は、乾燥すると耐熱性かつ弾力性ある硬化物を
与える結合剤となる。)
【0022】次いでこの結合剤を添加した下記組成の抄
造液を調製した。 炭素繊維チョップ 22.1重量部 セラミックファイバー 66.4重量部 結合剤 11.5重量部 水 3233 重量部 この抄造液を常法によりシート状に抄造し、100℃の
乾燥機中で乾燥した。得られた厚さ12mmのシート状断
熱材は、嵩密度が0.08g/cm3、60%圧縮後の回復率
は80%であった。
造液を調製した。 炭素繊維チョップ 22.1重量部 セラミックファイバー 66.4重量部 結合剤 11.5重量部 水 3233 重量部 この抄造液を常法によりシート状に抄造し、100℃の
乾燥機中で乾燥した。得られた厚さ12mmのシート状断
熱材は、嵩密度が0.08g/cm3、60%圧縮後の回復率
は80%であった。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば石綿を含
まない無機繊維からなり軽量で圧縮復元性と断熱性に優
れ、シール材としての使用に適した断熱材が提供され
る。
まない無機繊維からなり軽量で圧縮復元性と断熱性に優
れ、シール材としての使用に適した断熱材が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 館林 清夫 長野県長野市松代町東寺尾3893 (72)発明者 福田 力夫 長野県上水内郡牟礼村大字牟礼708−4
Claims (5)
- 【請求項1】 炭素繊維チョップおよびセラミックファ
イバーからなる無機繊維混合物ならびにこれらの無機繊
維同士を結合している少量の結合剤よりなる嵩密度0.
03〜0.16g/cm3のシート状成形物であることを特徴
とする繊維質断熱材。 - 【請求項2】 炭素繊維チョップが湾曲しているもので
ある請求項1記載の繊維質断熱材。 - 【請求項3】 結合剤が弾力性を有するものである請求
項1記載の繊維質断熱材。 - 【請求項4】 繊維質断熱材が断熱シール用のものであ
る請求項1〜請求項3の何れかに記載の断熱材。 - 【請求項5】 コロイダルシリカ、水および重リン酸ア
ルミニウムを混合してなる結合剤を添加した水中に炭素
繊維チョップおよびセラミックファイバーを分散させ、
得られた無機繊維分散液を最終的に嵩密度が0.03〜
0.16g/cm3のかさ高なシートが形成されるような条件
で抄造し、形成された抄造物を加熱乾燥することを特徴
とする繊維質断熱材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5046067A JP2630546B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 断熱性シール材およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5046067A JP2630546B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 断熱性シール材およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06279138A true JPH06279138A (ja) | 1994-10-04 |
| JP2630546B2 JP2630546B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=12736662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5046067A Expired - Fee Related JP2630546B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 断熱性シール材およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2630546B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6133181A (en) * | 1997-06-25 | 2000-10-17 | Wentworth; Bryce T. | Mixture for use in vacuum forming articles of ceramic fibers |
| JP2009113582A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Kaneka Corp | 非熱可塑性ポリイミド繊維を含む繊維集合体を用いた断熱・吸音材 |
| JP2014058765A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-04-03 | Oji Kinocloth Co Ltd | 断熱材前駆体用炭素繊維不織布の製造方法および断熱材の製造方法 |
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