JPH06283343A - フライバックトランスの製造方法 - Google Patents
フライバックトランスの製造方法Info
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- JPH06283343A JPH06283343A JP5066418A JP6641893A JPH06283343A JP H06283343 A JPH06283343 A JP H06283343A JP 5066418 A JP5066418 A JP 5066418A JP 6641893 A JP6641893 A JP 6641893A JP H06283343 A JPH06283343 A JP H06283343A
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- JP
- Japan
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- weight
- epoxy resin
- fbt
- parts
- resin composition
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、絶縁耐圧寿命に優れた高信頼性FB
Tを提供することにある。 【構成】エピクロルヒドリン・ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂と臭素化エポキシ化合物からなるエポキシ樹脂
に、充填剤として三酸化アンチモン粉末、水和アルミナ
粉末およびシリカ粉末を特定割合で配合し、さらに 【化12】 で示される酸無水物と水添無水フタル酸からなる硬化剤
と硬化促進剤を加えてエポキシ樹脂組成物を得、これを
用いてFBTを絶縁処理する。
Tを提供することにある。 【構成】エピクロルヒドリン・ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂と臭素化エポキシ化合物からなるエポキシ樹脂
に、充填剤として三酸化アンチモン粉末、水和アルミナ
粉末およびシリカ粉末を特定割合で配合し、さらに 【化12】 で示される酸無水物と水添無水フタル酸からなる硬化剤
と硬化促進剤を加えてエポキシ樹脂組成物を得、これを
用いてFBTを絶縁処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性の優れた注型用
エポキシ樹脂組成物を用いて絶縁処理することにより、
フライバックトランス(以下FBTと略す)を製造する
方法に関する。
エポキシ樹脂組成物を用いて絶縁処理することにより、
フライバックトランス(以下FBTと略す)を製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にテレビ受像機やディスプレイに用
いられるFBTは、図1に示すように、プラスチック製
ボビン1に分割巻きした1次コイル2、プラスチック製
ボビン3に積層巻きした2次コイル4、1個以上の高圧
ダイオード5、高圧抵抗からなるフォーカスブロック6
(但し、高圧コンデンサーを含む場合もある)などを注型
樹脂組成物7で絶縁処理してケース8内に収納した構造
からなる。
いられるFBTは、図1に示すように、プラスチック製
ボビン1に分割巻きした1次コイル2、プラスチック製
ボビン3に積層巻きした2次コイル4、1個以上の高圧
ダイオード5、高圧抵抗からなるフォーカスブロック6
(但し、高圧コンデンサーを含む場合もある)などを注型
樹脂組成物7で絶縁処理してケース8内に収納した構造
からなる。
【0003】上記のように、FBTは熱膨張係数の異な
る構成部品からなるため、その注型樹脂硬化物はヒート
サイクルに対し、クラックおよび剥離を生じないことが
重要であり、かつ電気特性、耐熱性、難燃性および耐湿
性等の諸特性が必要であり、一方、絶縁の点から、液状
物である注型樹脂組成物はコイル間へ充分含浸する必要
がある。
る構成部品からなるため、その注型樹脂硬化物はヒート
サイクルに対し、クラックおよび剥離を生じないことが
重要であり、かつ電気特性、耐熱性、難燃性および耐湿
性等の諸特性が必要であり、一方、絶縁の点から、液状
物である注型樹脂組成物はコイル間へ充分含浸する必要
がある。
【0004】したがって、上記諸特性のバランスのとれ
たエポキシ樹脂組成物が、一般に、FBT用注型樹脂組
成物として使用されている。
たエポキシ樹脂組成物が、一般に、FBT用注型樹脂組
成物として使用されている。
【0005】近年、高電圧部品であるFBTは、小型
化、高性能化が進み、そのために使用時における温度上
昇が約10℃程度高くなるので、絶縁耐圧寿命の観点か
ら、これに用いるエポキシ樹脂硬化物の耐熱性を従来品
よりも10℃以上向上させることが必要となり、かつ耐
ヒートサイクル性にも優れることが必須条件となった。
化、高性能化が進み、そのために使用時における温度上
昇が約10℃程度高くなるので、絶縁耐圧寿命の観点か
ら、これに用いるエポキシ樹脂硬化物の耐熱性を従来品
よりも10℃以上向上させることが必要となり、かつ耐
ヒートサイクル性にも優れることが必須条件となった。
【0006】一方、エポキシ樹脂を用いたFBTの製造
法に関して、従来から、性能向上が次々と行なわれてき
たが、特定粒径水和アルミナ配合エポキシ樹脂組成物で
絶縁処理することによりコイル間への樹脂含浸性を向上
したFBTの製造方法(特開昭61−260613号公
報)、安定化赤リン難燃剤配合エポキシ樹脂組成物で絶
縁処理することにより電気特性を改良したFBTの製造
法(特開平1−150309号公報)などに見られるよう
に、多くは初期の性能向上しかはかられていなかった。
法に関して、従来から、性能向上が次々と行なわれてき
たが、特定粒径水和アルミナ配合エポキシ樹脂組成物で
絶縁処理することによりコイル間への樹脂含浸性を向上
したFBTの製造方法(特開昭61−260613号公
報)、安定化赤リン難燃剤配合エポキシ樹脂組成物で絶
縁処理することにより電気特性を改良したFBTの製造
法(特開平1−150309号公報)などに見られるよう
に、多くは初期の性能向上しかはかられていなかった。
【0007】特に、エポキシ樹脂組成物の改良によるF
BTの絶縁耐圧寿命向上に関するものは、現在も報告さ
れていない。
BTの絶縁耐圧寿命向上に関するものは、現在も報告さ
れていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記必須条件を満たす
FBTを製造するために、硬化前の液状物であるエポキ
シ樹脂組成物がコイル間へ充分含浸するとともに、エポ
キシ樹脂硬化物のガラス転移温度(Tg)は120℃以上
必要であり、得られたFBTの使用温度を現行(95℃
〜100℃)よりも10℃高くした時、FBTは絶縁耐
圧寿命が現行FBTと同程度以上まで長く、110℃/
2時間と−50℃/2時間のヒートサイクルを50サイ
クル以上行なっても、コイルの絶縁に用いたエポキシ樹
脂硬化物にクラックの発生がなく、かつ部品との剥離が
起こらず、FBTとしての性能を充分に満足することが
課題であった。
FBTを製造するために、硬化前の液状物であるエポキ
シ樹脂組成物がコイル間へ充分含浸するとともに、エポ
キシ樹脂硬化物のガラス転移温度(Tg)は120℃以上
必要であり、得られたFBTの使用温度を現行(95℃
〜100℃)よりも10℃高くした時、FBTは絶縁耐
圧寿命が現行FBTと同程度以上まで長く、110℃/
2時間と−50℃/2時間のヒートサイクルを50サイ
クル以上行なっても、コイルの絶縁に用いたエポキシ樹
脂硬化物にクラックの発生がなく、かつ部品との剥離が
起こらず、FBTとしての性能を充分に満足することが
課題であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、特定のエポキ
シ樹脂組成物を用いてFBTを絶縁処理することによっ
て、上記課題を満たすFBTが得られ、本発明に到達し
た。
に、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、特定のエポキ
シ樹脂組成物を用いてFBTを絶縁処理することによっ
て、上記課題を満たすFBTが得られ、本発明に到達し
た。
【0010】すなわち、本発明は、一般式(化4)
【0011】
【化4】
【0012】で示されるエピクロルヒドリン・ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂65〜82重量部と臭素化フェニル
モノグリシジルエーテルと臭素化クレジルモノグリシジ
ルエーテルとの混合物18〜35重量部との合計100重量部
(エポキシ化合物)に対し、三酸化アンチモン粉末5〜30
重量部、水和アルミナ粉末40〜100重量部、シリカ粉末3
0〜100重量部と、化学式(化5)
ノールA型エポキシ樹脂65〜82重量部と臭素化フェニル
モノグリシジルエーテルと臭素化クレジルモノグリシジ
ルエーテルとの混合物18〜35重量部との合計100重量部
(エポキシ化合物)に対し、三酸化アンチモン粉末5〜30
重量部、水和アルミナ粉末40〜100重量部、シリカ粉末3
0〜100重量部と、化学式(化5)
【0013】
【化5】
【0014】で示されるグリセロールトリス(アンヒド
ロトリメリテート)と水添無水フタル酸との混合物(酸無
水物硬化剤)と硬化促進剤とからなるエポキシ樹脂組成
物を用いて絶縁処理することを特徴とするFBTの製造
方法に関する(但し、上記式中、n=0〜2、エポキシ
当量=185〜195)。
ロトリメリテート)と水添無水フタル酸との混合物(酸無
水物硬化剤)と硬化促進剤とからなるエポキシ樹脂組成
物を用いて絶縁処理することを特徴とするFBTの製造
方法に関する(但し、上記式中、n=0〜2、エポキシ
当量=185〜195)。
【0015】本発明に用いる上記エピクロルヒドリン・
ビスフェノールA型エポキシ樹脂の配合量は65〜82重量
部が良く、65重量部より少ないと樹脂硬化物の耐ヒート
サイクル性が低下し、82重量部より多いと樹脂組成物の
粘度が高くなりコイル含浸性が低下し、電気特性が不十
分となり、FBTの性能を満足しない。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂の配合量は65〜82重量
部が良く、65重量部より少ないと樹脂硬化物の耐ヒート
サイクル性が低下し、82重量部より多いと樹脂組成物の
粘度が高くなりコイル含浸性が低下し、電気特性が不十
分となり、FBTの性能を満足しない。
【0016】上記臭素化フェニルモノグリシジルエーテ
ルと臭素化クレジルモノグリシジルエーテルとの混合物
の配合量は18〜35重量部が良く、18重量部より少ないと
樹脂組成物の粘度が高くなりコイル含浸性が低下し、電
気特性が不十分となるだけでなく、樹脂硬化物の難燃性
が不十分で、35重量部より多いと樹脂硬化物の耐ヒート
サイクル性が低下し、FBTの性能を満足しない。
ルと臭素化クレジルモノグリシジルエーテルとの混合物
の配合量は18〜35重量部が良く、18重量部より少ないと
樹脂組成物の粘度が高くなりコイル含浸性が低下し、電
気特性が不十分となるだけでなく、樹脂硬化物の難燃性
が不十分で、35重量部より多いと樹脂硬化物の耐ヒート
サイクル性が低下し、FBTの性能を満足しない。
【0017】上記三酸化アンチモン粉末の配合量は、上
記エポキシ化合物の合計100重量部に対し、5〜30重量部
が良く、5重量部より少ないと樹脂硬化物の難燃性が不
十分で、30重量部より多いと樹脂組成物の粘度が高くな
りコイル含浸性が低下し、電気特性が不十分となり、F
BTの性能を満足しない。
記エポキシ化合物の合計100重量部に対し、5〜30重量部
が良く、5重量部より少ないと樹脂硬化物の難燃性が不
十分で、30重量部より多いと樹脂組成物の粘度が高くな
りコイル含浸性が低下し、電気特性が不十分となり、F
BTの性能を満足しない。
【0018】上記水和アルミナ粉末の配合量は、上記エ
ポキシ化合物の合計100重量部に対し、40〜100重量部が
良く、40重量部より少ないと樹脂硬化物の難燃性が不十
分で、100重量部より多いと樹脂組成物の粘度が高くな
りコイル含浸性が低下し、電気特性が不十分となり、F
BTの性能を満足しない。
ポキシ化合物の合計100重量部に対し、40〜100重量部が
良く、40重量部より少ないと樹脂硬化物の難燃性が不十
分で、100重量部より多いと樹脂組成物の粘度が高くな
りコイル含浸性が低下し、電気特性が不十分となり、F
BTの性能を満足しない。
【0019】上記シリカ粉末の配合量は、上記エポキシ
化合物の合計100重量部に対し、30〜100重量部が良く、
30重量部より少ないと樹脂組成物の硬化時における熱伝
導性が低下し樹脂硬化物の耐ヒートサイクル性が不十分
となり、100重量部より多いと、樹脂組成物の粘度が高
くなりコイル含浸性が低下し、電気特性が不十分とな
り、FBTの性能を満足しない。
化合物の合計100重量部に対し、30〜100重量部が良く、
30重量部より少ないと樹脂組成物の硬化時における熱伝
導性が低下し樹脂硬化物の耐ヒートサイクル性が不十分
となり、100重量部より多いと、樹脂組成物の粘度が高
くなりコイル含浸性が低下し、電気特性が不十分とな
り、FBTの性能を満足しない。
【0020】上記グリセロールトリス(アンヒドロトリ
メリテート)と水添無水フタル酸との混合物(酸無水物硬
化剤)は、樹脂組成物を化学反応させて樹脂硬化物に変
えFBTの性能を発揮させるために必須の成分であり、
また、硬化促進剤は、上記化学反応を促進するために必
要な成分である。
メリテート)と水添無水フタル酸との混合物(酸無水物硬
化剤)は、樹脂組成物を化学反応させて樹脂硬化物に変
えFBTの性能を発揮させるために必須の成分であり、
また、硬化促進剤は、上記化学反応を促進するために必
要な成分である。
【0021】特に、上記グリセロールトリス(アンヒド
ロトリメリテート)は耐熱性樹脂硬化物を与える成分で
あるが、常温で固体であるために、作業性の点から、耐
熱性を低下させない水添無水フタル酸を混合した液状化
成分が特に良い。
ロトリメリテート)は耐熱性樹脂硬化物を与える成分で
あるが、常温で固体であるために、作業性の点から、耐
熱性を低下させない水添無水フタル酸を混合した液状化
成分が特に良い。
【0022】上記エポキシ樹脂組成物において、上記酸
無水物硬化剤の配合量は特に限定するものではないが、
樹脂組成物の硬化性を一層向上するには、上記エポキシ
化合物1エポキシ当量あたり酸無水物0.7当量以上の
割合が特に良く、また、樹脂硬化物の耐湿性を一層向上
するには、上記エポキシ化合物1エポキシ当量あたり酸
無水物1.2当量以下の割合が特に良い。
無水物硬化剤の配合量は特に限定するものではないが、
樹脂組成物の硬化性を一層向上するには、上記エポキシ
化合物1エポキシ当量あたり酸無水物0.7当量以上の
割合が特に良く、また、樹脂硬化物の耐湿性を一層向上
するには、上記エポキシ化合物1エポキシ当量あたり酸
無水物1.2当量以下の割合が特に良い。
【0023】すなわち、上記エポキシ樹脂組成物におい
て、上記酸無水物硬化剤の配合量は特に限定するもので
はないが、上記エポキシ化合物1エポキシ当量あたり酸
無水物0.7〜1.2当量の割合の時に、一層電気特性が
向上し、FBTの性能が一層良くなる。
て、上記酸無水物硬化剤の配合量は特に限定するもので
はないが、上記エポキシ化合物1エポキシ当量あたり酸
無水物0.7〜1.2当量の割合の時に、一層電気特性が
向上し、FBTの性能が一層良くなる。
【0024】上記酸無水物硬化剤において、水添無水フ
タル酸成分は特に限定するものではないが、グリセロー
ルトリス(アンヒドロトリメリテート)を良く溶解し、樹
脂組成物の粘度を低くし、樹脂硬化物の耐熱性を維持す
るには、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸とヘキサヒド
ロ無水フタル酸との混合成分が一層有効である。
タル酸成分は特に限定するものではないが、グリセロー
ルトリス(アンヒドロトリメリテート)を良く溶解し、樹
脂組成物の粘度を低くし、樹脂硬化物の耐熱性を維持す
るには、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸とヘキサヒド
ロ無水フタル酸との混合成分が一層有効である。
【0025】さらに、上記酸無水物硬化剤においてその
組成は特に限定するものではないが、樹脂硬化物の耐熱
性を一層向上するには、グリセロールトリス(アンヒド
ロトリメリテート)とメチルヘキサヒドロ無水フタル酸
とヘキサヒドロ無水フタル酸との混合物中におけるグリ
セロールトリス(アンヒドロトリメリテート)の含有量が
2重量%以上の割合が特に良く、また樹脂組成物の粘度
を低くしコイル含浸性を一層良くするにはグリセロール
トリス(アンヒドロトリメリテート)の含有量が50重量%
以下の割合が特に良い。
組成は特に限定するものではないが、樹脂硬化物の耐熱
性を一層向上するには、グリセロールトリス(アンヒド
ロトリメリテート)とメチルヘキサヒドロ無水フタル酸
とヘキサヒドロ無水フタル酸との混合物中におけるグリ
セロールトリス(アンヒドロトリメリテート)の含有量が
2重量%以上の割合が特に良く、また樹脂組成物の粘度
を低くしコイル含浸性を一層良くするにはグリセロール
トリス(アンヒドロトリメリテート)の含有量が50重量%
以下の割合が特に良い。
【0026】すなわち、上記酸無水物硬化剤においてそ
の組成は特に限定するものではないが、グリセロールト
リス(アンヒドロトリメリテート)とメチルヘキサヒドロ
無水フタル酸とヘキサヒドロ無水フタル酸との混合物中
におけるグリセロールトリス(アンヒドロトリメリテー
ト)の含有量が2〜50重量%の割合の時に、一層耐熱性と
電気特性が向上し、FBTの性能が一層良くなる。
の組成は特に限定するものではないが、グリセロールト
リス(アンヒドロトリメリテート)とメチルヘキサヒドロ
無水フタル酸とヘキサヒドロ無水フタル酸との混合物中
におけるグリセロールトリス(アンヒドロトリメリテー
ト)の含有量が2〜50重量%の割合の時に、一層耐熱性と
電気特性が向上し、FBTの性能が一層良くなる。
【0027】また、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸と
ヘキサヒドロ無水フタル酸との混合物の代わりにメチル
テトラヒドロ無水フタル酸を用いてもFBTの性能を満
足する。
ヘキサヒドロ無水フタル酸との混合物の代わりにメチル
テトラヒドロ無水フタル酸を用いてもFBTの性能を満
足する。
【0028】すなわち、上記同様に、酸無水物硬化剤に
おいて、グリセロールトリス(アンヒドロトリメリテー
ト)とメチルテトラヒドロ無水フタル酸との混合物中に
おけるグリセロールトリス(アンヒドロトリメリテート)
の含有量が2〜50重量%の割合の時に、一層耐熱性と電
気特性が向上し、FBTの性能が一層良くなる。
おいて、グリセロールトリス(アンヒドロトリメリテー
ト)とメチルテトラヒドロ無水フタル酸との混合物中に
おけるグリセロールトリス(アンヒドロトリメリテート)
の含有量が2〜50重量%の割合の時に、一層耐熱性と電
気特性が向上し、FBTの性能が一層良くなる。
【0029】一般式(化6)
【0030】
【化6】
【0031】で示されるフェニルジグリシジルエーテル
型エポキシ樹脂は、樹脂硬化物の耐熱性を一層向上させ
る成分であり、これを配合したエポキシ樹脂組成物を用
いて絶縁処理することにより、一層高性能なFBTを製
造できる(但し、上記式中、n=0〜2、有機基R1、R
2、R3、R4=CmH2m+1、m=0〜10)。
型エポキシ樹脂は、樹脂硬化物の耐熱性を一層向上させ
る成分であり、これを配合したエポキシ樹脂組成物を用
いて絶縁処理することにより、一層高性能なFBTを製
造できる(但し、上記式中、n=0〜2、有機基R1、R
2、R3、R4=CmH2m+1、m=0〜10)。
【0032】上記エピクロルヒドリン・ビスフェノール
A型エポキシ樹脂成分は単独に用いても良いが、樹脂硬
化物の耐熱性を一層向上させるには、上記フェニルジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂20重量%以上含有する
時に特に良く、また、樹脂硬化物の耐ヒートサイクル性
を充分満足させるには、上記フェニルジグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂が80重量%以下の時に良い。
A型エポキシ樹脂成分は単独に用いても良いが、樹脂硬
化物の耐熱性を一層向上させるには、上記フェニルジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂20重量%以上含有する
時に特に良く、また、樹脂硬化物の耐ヒートサイクル性
を充分満足させるには、上記フェニルジグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂が80重量%以下の時に良い。
【0033】すなわち、上記エピクロルヒドリン・ビス
フェノールA型エポキシ樹脂成分中に上記フェニルジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂が20〜80重量%含有す
る時に、一層樹脂硬化物の耐熱性を向上し耐ヒートサイ
クル性を充分満足でき、FBTの性能が一層良くなる。
フェノールA型エポキシ樹脂成分中に上記フェニルジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂が20〜80重量%含有す
る時に、一層樹脂硬化物の耐熱性を向上し耐ヒートサイ
クル性を充分満足でき、FBTの性能が一層良くなる。
【0034】さらに、上記エピクロルヒドリン・ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂成分が、上記フェニルジグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂20〜80重量%を含有する
成分であり、かつ、上記酸無水物硬化剤がメチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸の単一成分であるエポキシ樹脂組成
物を用いて絶縁処理することによっても、高性能なFB
Tを製造できる。但し、上記エピクロルヒドリン・ビス
フェノールA型エポキシ樹脂において、上記フェニルジ
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂成分含有量が20重量
%未満の時には耐熱性が不十分であり、80重量%を越え
ると耐ヒートサイクル性が不十分となる。
ェノールA型エポキシ樹脂成分が、上記フェニルジグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂20〜80重量%を含有する
成分であり、かつ、上記酸無水物硬化剤がメチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸の単一成分であるエポキシ樹脂組成
物を用いて絶縁処理することによっても、高性能なFB
Tを製造できる。但し、上記エピクロルヒドリン・ビス
フェノールA型エポキシ樹脂において、上記フェニルジ
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂成分含有量が20重量
%未満の時には耐熱性が不十分であり、80重量%を越え
ると耐ヒートサイクル性が不十分となる。
【0035】上記硬化促進剤は特に限定するものではな
いが、特に、樹脂組成物の可使時間が長く、硬化反応が
速く、樹脂硬化物の耐熱性を一層向上するには、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2
−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール系
化合物が有効である。
いが、特に、樹脂組成物の可使時間が長く、硬化反応が
速く、樹脂硬化物の耐熱性を一層向上するには、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2
−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール系
化合物が有効である。
【0036】上記硬化促進剤の配合量は特に限定するも
のではないが、特に、硬化反応の促進とFBTの一層の
性能向上のためには、上記エポキシ化合物の合計100重
量部に対し、上記イミダゾール系硬化促進剤の配合量は
0.1重量部以上が良く、また10重量部より多くても効果
は変わらない。
のではないが、特に、硬化反応の促進とFBTの一層の
性能向上のためには、上記エポキシ化合物の合計100重
量部に対し、上記イミダゾール系硬化促進剤の配合量は
0.1重量部以上が良く、また10重量部より多くても効果
は変わらない。
【0037】すなわち、上記エポキシ化合物の合計100
重量部に対し、上記イミダゾール系硬化促進剤を0.1〜1
0重量部配合する時に、樹脂組成物の可使時間が長く、
硬化反応が速く、樹脂硬化物の耐熱性を一層向上でき、
FBTの性能が一層向上する。
重量部に対し、上記イミダゾール系硬化促進剤を0.1〜1
0重量部配合する時に、樹脂組成物の可使時間が長く、
硬化反応が速く、樹脂硬化物の耐熱性を一層向上でき、
FBTの性能が一層向上する。
【0038】上記シランカップリング剤は樹脂組成物に
配合しなくても良いが、特に、エポキシ樹脂、無機充填
剤(水和アルミナ、三酸化アンチモン、シリカなど)およ
びFBT構成部品(ボビン、コイル、ダイオードなど)と
の接着を一層促進させるためには、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン等のエポキシ基を有するシラ
ンカップリング剤を配合することにより有効である。
配合しなくても良いが、特に、エポキシ樹脂、無機充填
剤(水和アルミナ、三酸化アンチモン、シリカなど)およ
びFBT構成部品(ボビン、コイル、ダイオードなど)と
の接着を一層促進させるためには、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン等のエポキシ基を有するシラ
ンカップリング剤を配合することにより有効である。
【0039】接着促進効果をあげるためには、上記シラ
ンカップリング剤の配合量は、上記エポキシ化合物の合
計100重量部に対し、0.1重量部以上が良く、また10重量
部より多くても効果は変わらない。
ンカップリング剤の配合量は、上記エポキシ化合物の合
計100重量部に対し、0.1重量部以上が良く、また10重量
部より多くても効果は変わらない。
【0040】すなわち、上記エポキシ化合物の合計100
重量部に対し、上記シランカップリング剤0.1〜10重量
部配合する時に、エポキシ樹脂、無機充填剤およびFB
T構成部品との接着を一層促進し、FBTの性能が一層
向上する。
重量部に対し、上記シランカップリング剤0.1〜10重量
部配合する時に、エポキシ樹脂、無機充填剤およびFB
T構成部品との接着を一層促進し、FBTの性能が一層
向上する。
【0041】
【作用】本発明に係るエポキシ樹脂組成物は、耐熱性樹
脂硬化物を与える特定の化学構造の酸無水物硬化剤(上
記の化学式2)を配合した組成物である。
脂硬化物を与える特定の化学構造の酸無水物硬化剤(上
記の化学式2)を配合した組成物である。
【0042】上記注型用エポキシ樹脂組成物を用いてF
BTを絶縁処理することにより、樹脂硬化物のガラス転
移温度(Tg)が120℃以上であり、得られたFBTの
使用温度を現行(95℃〜100℃)よりも10℃高くし
た時、FBTは絶縁耐圧寿命が現行FBTと同程度以上
まで長く、他の特性(耐ヒートサイクル性、含浸性等の
諸特性)も充分満足し、高性能である。
BTを絶縁処理することにより、樹脂硬化物のガラス転
移温度(Tg)が120℃以上であり、得られたFBTの
使用温度を現行(95℃〜100℃)よりも10℃高くし
た時、FBTは絶縁耐圧寿命が現行FBTと同程度以上
まで長く、他の特性(耐ヒートサイクル性、含浸性等の
諸特性)も充分満足し、高性能である。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0044】実施例および比較例においては、上記の式
(化1、化2および化3)で示されるエポキシ樹脂組成物
の3成分をそれぞれ略称で示した。
(化1、化2および化3)で示されるエポキシ樹脂組成物
の3成分をそれぞれ略称で示した。
【0045】略称の意味は次のとおりである。
【0046】イ.一般式(化7)
【0047】
【化7】
【0048】で示されるエピクロルヒドリン・ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂として、次の化合物を用いた。
ノールA型エポキシ樹脂として、次の化合物を用いた。
【0049】略称EPX(エポキシ当量190) ロ.化学式(化8)
【0050】
【化8】
【0051】で示される新日本理化社製グリセロールト
リス(アンヒドロトリメリテート)を略称でGTMとす
る。
リス(アンヒドロトリメリテート)を略称でGTMとす
る。
【0052】ハ.一般式(化9)
【0053】
【化9】
【0054】で示されるフェニルジグリシジルエーテル
型エポキシ樹脂として、次の2種類の化合物を用いた。
型エポキシ樹脂として、次の2種類の化合物を用いた。
【0055】略称MPDGE(化10、エポキシ当量1
41)
41)
【0056】
【化10】
【0057】略称PDGE(化11、エポキシ当量11
9)
9)
【0058】
【化11】
【0059】その他、次の成分も略称で示した。
【0060】ニ.臭素化フェニルモノグリシジルエーテ
ルと臭素化クレジルモノグリシジルエーテルとの混合物
として、ジブロモフェニルモノグリシジルエーテルとジ
ブロモクレジルモノグリシジルエーテルとの混合物(重
量比でほぼ7:3)を主成分としたマナック社製市販品
のEB−200Bを用いた。
ルと臭素化クレジルモノグリシジルエーテルとの混合物
として、ジブロモフェニルモノグリシジルエーテルとジ
ブロモクレジルモノグリシジルエーテルとの混合物(重
量比でほぼ7:3)を主成分としたマナック社製市販品
のEB−200Bを用いた。
【0061】略称EB−200B(臭素含有量51%、
エポキシ当量326) ホ.メチルヘキサヒドロ無水フタル酸:略称Me−HH
PA ヘ.ヘキサヒドロ無水フタル酸:略称HHPA ト.メチルテトラヒドロ無水フタル酸:略称Me−TH
PA チ.硬化促進剤の1−シアノエチル−2−エチル−4−
メチルイミダゾール:略称2E4MZ−CN(四国化成
工業社製市販品) リ.シランカップリング剤のγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン:略称KBM403(信越化学工業
社製市販品) また、用いた無機充填剤の平均粒子径は次のとおりであ
る。
エポキシ当量326) ホ.メチルヘキサヒドロ無水フタル酸:略称Me−HH
PA ヘ.ヘキサヒドロ無水フタル酸:略称HHPA ト.メチルテトラヒドロ無水フタル酸:略称Me−TH
PA チ.硬化促進剤の1−シアノエチル−2−エチル−4−
メチルイミダゾール:略称2E4MZ−CN(四国化成
工業社製市販品) リ.シランカップリング剤のγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン:略称KBM403(信越化学工業
社製市販品) また、用いた無機充填剤の平均粒子径は次のとおりであ
る。
【0062】 三酸化アンチモン粉末:0.5μm 水和アルミナ粉末 :8μm シリカ粉末 :13.4μm FBTは、液状のエポキシ樹脂組成物を1.3〜2.6
kPaで真空注入後に、100℃/3時間+130℃/
3時間の硬化条件にて硬化させ、絶縁処理品として製造
した。
kPaで真空注入後に、100℃/3時間+130℃/
3時間の硬化条件にて硬化させ、絶縁処理品として製造
した。
【0063】エポキシ樹脂硬化物および樹脂硬化により
絶縁処理したFBTの特性評価を次のように行なった。
絶縁処理したFBTの特性評価を次のように行なった。
【0064】(1)樹脂硬化物のガラス転移温度Tg(℃)
は示差走査熱量計(DSC)によって測定した。
は示差走査熱量計(DSC)によって測定した。
【0065】120℃以上のTgを有する樹脂硬化物は良
好であり、120℃未満のTgを有するものは不良であ
る。
好であり、120℃未満のTgを有するものは不良であ
る。
【0066】(2)FBTの耐ヒートサイクル性は、絶縁
処理後の初期動作特性が良好なFBTについて110℃
/2時間と−50℃/2時間のヒートサイクルを60サ
イクル行なった後、FBTの動作特性を検討し、実用性
の合否を判定する。
処理後の初期動作特性が良好なFBTについて110℃
/2時間と−50℃/2時間のヒートサイクルを60サ
イクル行なった後、FBTの動作特性を検討し、実用性
の合否を判定する。
【0067】(3)FBTの含浸性は、絶縁処理後のFB
Tを切断、研磨し、顕微鏡観察(約80倍)で内部のボイ
ドの有無を確認した。ボイド無しを良好、ボイド有りを
不良とした。
Tを切断、研磨し、顕微鏡観察(約80倍)で内部のボイ
ドの有無を確認した。ボイド無しを良好、ボイド有りを
不良とした。
【0068】(4)樹脂硬化物の難燃性はUL規格に準
じ、大きさが127mm×12.7mm×1.6mmの試験片を用いて、
評価した。
じ、大きさが127mm×12.7mm×1.6mmの試験片を用いて、
評価した。
【0069】絶縁処理したFBTの難燃性は、電気用品
取締法に準じ評価した。
取締法に準じ評価した。
【0070】樹脂硬化物の難燃性がUL94V−0に相
当、かつFBTの難燃性が電気用品取締法合格相当の時
に「○」、それ以外の時には「×」とした。
当、かつFBTの難燃性が電気用品取締法合格相当の時
に「○」、それ以外の時には「×」とした。
【0071】(5)樹脂硬化物の耐湿性は、その試験片を
60℃、95%RHの雰囲気に1000時間放置し、JIS K
6911に準じて25℃、10kHzで比誘電率、誘電正接
および吸水率を求めた。
60℃、95%RHの雰囲気に1000時間放置し、JIS K
6911に準じて25℃、10kHzで比誘電率、誘電正接
および吸水率を求めた。
【0072】比誘電率が4.5以下、誘電正接が2.5%以
下、かつ、吸水率が1%以下の時に、樹脂硬化物の耐湿
性が良好で「○」、それ以外の時には不良で「×」とし
た。
下、かつ、吸水率が1%以下の時に、樹脂硬化物の耐湿
性が良好で「○」、それ以外の時には不良で「×」とし
た。
【0073】(6)樹脂硬化物の接着性は、ボビン、ケー
ス材の一つであるポリブチレンテレフタレート(PBT)
を選び、大きさ12mm×12mm×3mmの板(PBT板)を接着
面積1cm2のアルミニウム棒同志の間にはさみ、アルミ
ニウム棒とPBT板との間の接着層約50μmに液状のエ
ポキシ樹脂組成物を付着、上記条件で加熱硬化して接着
試料とし、25℃でアルミニウム棒同志の引張り試験によ
り求めた。
ス材の一つであるポリブチレンテレフタレート(PBT)
を選び、大きさ12mm×12mm×3mmの板(PBT板)を接着
面積1cm2のアルミニウム棒同志の間にはさみ、アルミ
ニウム棒とPBT板との間の接着層約50μmに液状のエ
ポキシ樹脂組成物を付着、上記条件で加熱硬化して接着
試料とし、25℃でアルミニウム棒同志の引張り試験によ
り求めた。
【0074】引張り試験後に破断面を観察し、いずれの
試料も樹脂硬化物とPBT板との間が剥離することを確
かめた。
試料も樹脂硬化物とPBT板との間が剥離することを確
かめた。
【0075】(6)ツイスト線の耐電圧保持率は、耐熱ウ
レタン樹脂被覆銅線(線径φ0.45mm、皮膜厚15μm)のツ
イストペアを、エポキシ樹脂組成物中に埋込み、上記条
件で硬化(電圧印加部分のみを空気中に開放)した試料を
作製し、150℃/30dayの期間放置し、初期耐電圧の保持
率として求めた。
レタン樹脂被覆銅線(線径φ0.45mm、皮膜厚15μm)のツ
イストペアを、エポキシ樹脂組成物中に埋込み、上記条
件で硬化(電圧印加部分のみを空気中に開放)した試料を
作製し、150℃/30dayの期間放置し、初期耐電圧の保持
率として求めた。
【0076】さらに、後述するが、1.5kVACで絶
縁破壊する温度と時間との関係を求める時にも、上記の
ように作製したツイストペア試料を用いた。
縁破壊する温度と時間との関係を求める時にも、上記の
ように作製したツイストペア試料を用いた。
【0077】表1〜表6に実施例、表7〜表9に比較例
をそれぞれ示した。
をそれぞれ示した。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】
【0083】
【表6】
【0084】
【表7】
【0085】
【表8】
【0086】
【表9】
【0087】実施例の樹脂組成No.のものについて組
成の特徴を以下に示す。
成の特徴を以下に示す。
【0088】1.実施例組成No.1〜No.4はエポキ
シ化合物EPXとEB−200Bの配合割合を変えたも
の。
シ化合物EPXとEB−200Bの配合割合を変えたも
の。
【0089】2.実施例組成No.5およびNo.6は三
種の充填剤の配合割合を変えたもの(最小量と最大量)。
種の充填剤の配合割合を変えたもの(最小量と最大量)。
【0090】3.実施例組成No.7〜No.10はエポ
キシ化合物と酸無水物硬化剤の配合割合(当量比)を変え
たもの。
キシ化合物と酸無水物硬化剤の配合割合(当量比)を変え
たもの。
【0091】4.実施例組成No.11〜No.14は酸
無水物硬化剤中のGTMの配合割合を変えたもの。
無水物硬化剤中のGTMの配合割合を変えたもの。
【0092】5.実施例組成No.15〜No.16は、
酸無水物硬化剤中の水添無水フタル酸としてMe−TH
PA単一成分を用い、GTMの配合割合を変えたもの。
酸無水物硬化剤中の水添無水フタル酸としてMe−TH
PA単一成分を用い、GTMの配合割合を変えたもの。
【0093】6.実施例組成No.17〜No.19はエ
ポキシ化合物中のEPXとMPDGEの配合割合を変え
たもの。
ポキシ化合物中のEPXとMPDGEの配合割合を変え
たもの。
【0094】7.実施例組成No.20〜No.22はエ
ポキシ化合物中のEPXとPDGEの配合割合を変えた
もの。
ポキシ化合物中のEPXとPDGEの配合割合を変えた
もの。
【0095】8.実施例組成No.23およびNo.24
は、酸無水物硬化剤として水添無水フタル酸のMe−T
HPAのみを用い、エポキシ化合物中のEPXの50重
量%をMPDGEとPDGEにそれぞれ置き換えたも
の。
は、酸無水物硬化剤として水添無水フタル酸のMe−T
HPAのみを用い、エポキシ化合物中のEPXの50重
量%をMPDGEとPDGEにそれぞれ置き換えたも
の。
【0096】9.実施例組成No.25〜No.28は促
進剤2E4MZ−CNの配合割合を変えたもの。
進剤2E4MZ−CNの配合割合を変えたもの。
【0097】10.実施例組成No.29〜No.32は
シランカップリング剤KBM403の配合割合を変えた
もの。
シランカップリング剤KBM403の配合割合を変えた
もの。
【0098】次に、比較例の樹脂組成No.のものにつ
いて組成の特徴を以下に示す。
いて組成の特徴を以下に示す。
【0099】11.比較例組成No.1およびNo.2は
エポキシ化合物EPXとEB−200Bの配合割合が本
発明範囲からはずれるもの。
エポキシ化合物EPXとEB−200Bの配合割合が本
発明範囲からはずれるもの。
【0100】12.比較例組成No.3〜No.10は三
種の充填剤のいずれかの配合割合が本発明範囲からはず
れるもの。
種の充填剤のいずれかの配合割合が本発明範囲からはず
れるもの。
【0101】13.比較例組成No.11〜No.14
は、エポキシ化合物にMPDGEおよびPDGEを含ま
ず、酸無水物硬化剤にGTMを含まない、本発明とは異
なる組成のもの。なお、前3者の組成はKBM403と
2E4MZ−CNの配合割合のみを変えたもの。
は、エポキシ化合物にMPDGEおよびPDGEを含ま
ず、酸無水物硬化剤にGTMを含まない、本発明とは異
なる組成のもの。なお、前3者の組成はKBM403と
2E4MZ−CNの配合割合のみを変えたもの。
【0102】14.比較例組成No.15およびNo.1
6は、エポキシ化合物がEPXを含まず、前者がEB−
200BとMPDGE、後者がEB−200BとPDG
Eからなる、本発明とは異なる組成のもの。
6は、エポキシ化合物がEPXを含まず、前者がEB−
200BとMPDGE、後者がEB−200BとPDG
Eからなる、本発明とは異なる組成のもの。
【0103】15.比較例組成No.17およびNo.1
8は、エポキシ化合物がEPXを含まず、それぞれ、E
B−200BとMPDGE、EB−200BとPDGE
からなるもので、さらに、酸無水物硬化剤にGTMを含
まない、本発明とは異なる組成のもの。
8は、エポキシ化合物がEPXを含まず、それぞれ、E
B−200BとMPDGE、EB−200BとPDGE
からなるもので、さらに、酸無水物硬化剤にGTMを含
まない、本発明とは異なる組成のもの。
【0104】以上の樹脂組成の特徴(1〜15)に着目し
て、表1〜表6の実施例の樹脂組成と特性および表7〜
表9の比較例の樹脂組成と特性を比較すると、明らか
に、実施例樹脂組成No.1〜No.32のものは、F
BT用注型樹脂組成物に必要な特性をいずれも満たして
おり、一方、比較例樹脂組成No.1〜No.18のも
のは、FBT用注型樹脂組成物に必要な特性をバランス
良く満たすことが出来ないことがわかる。
て、表1〜表6の実施例の樹脂組成と特性および表7〜
表9の比較例の樹脂組成と特性を比較すると、明らか
に、実施例樹脂組成No.1〜No.32のものは、F
BT用注型樹脂組成物に必要な特性をいずれも満たして
おり、一方、比較例樹脂組成No.1〜No.18のも
のは、FBT用注型樹脂組成物に必要な特性をバランス
良く満たすことが出来ないことがわかる。
【0105】次いで、上記エポキシ樹脂組成物につい
て、エポキシ樹脂埋込みツイストペア(耐熱ウレタン樹
脂被覆銅線)を作り、温度を変えて1.5kVACで絶縁
破壊する時間(耐圧寿命)を求めた。
て、エポキシ樹脂埋込みツイストペア(耐熱ウレタン樹
脂被覆銅線)を作り、温度を変えて1.5kVACで絶縁
破壊する時間(耐圧寿命)を求めた。
【0106】耐圧寿命の最も低い実施例組成No.11
および耐圧寿命の最も高い比較例組成No.14(Tgと
耐電圧保持率以外の上記特性が実施例組成物と同等以
上)を用いたエポキシ樹脂埋込みツイストペアの耐圧寿
命を一例として図2に示す。
および耐圧寿命の最も高い比較例組成No.14(Tgと
耐電圧保持率以外の上記特性が実施例組成物と同等以
上)を用いたエポキシ樹脂埋込みツイストペアの耐圧寿
命を一例として図2に示す。
【0107】FBTの現行最高温度100℃の時の寿命
時間は、比較例組成No.14の直線との交点であり、
その寿命時間を示す時の実施例組成No.11の寿命温
度は、前記交点を通る温度軸に平行な直線と実施例組成
No.11の直線との交点から温度軸に垂線を引いて求
める。
時間は、比較例組成No.14の直線との交点であり、
その寿命時間を示す時の実施例組成No.11の寿命温
度は、前記交点を通る温度軸に平行な直線と実施例組成
No.11の直線との交点から温度軸に垂線を引いて求
める。
【0108】図2から、本発明の樹脂組成物を用いたツ
イストペアの耐圧寿命温度は現行最高温度100℃より
も10℃以上向上することが明らかである。
イストペアの耐圧寿命温度は現行最高温度100℃より
も10℃以上向上することが明らかである。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定の耐熱性エポキシ樹脂組成物で絶縁処理してFBT
を製造することにより、得られたFBTは耐電圧特性、
誘電特性などの動作特性および難燃性等に優れるのみな
らず、FBTの使用温度を現行より10℃以上向上で
き、絶縁耐圧寿命を改善できるので、FBTの信頼性が
向上する。
特定の耐熱性エポキシ樹脂組成物で絶縁処理してFBT
を製造することにより、得られたFBTは耐電圧特性、
誘電特性などの動作特性および難燃性等に優れるのみな
らず、FBTの使用温度を現行より10℃以上向上で
き、絶縁耐圧寿命を改善できるので、FBTの信頼性が
向上する。
【0110】したがって、本発明によるFBTは一層高
性能化が進み、テレビ受像機やディスプレイの高性能、
多機能化に対応可能であり、工業的価値は大きい。
性能化が進み、テレビ受像機やディスプレイの高性能、
多機能化に対応可能であり、工業的価値は大きい。
【図1】本発明にかかるFBTの概略断面図である。
【図2】本発明にかかるエポキシ樹脂埋込みツイストペ
アの耐圧寿命を示す図である。
アの耐圧寿命を示す図である。
1…1次ボビン、 2…1次コイル、 3…2次ボビン、 4…2次コイル、 5…高圧ダイオード、 6…フォーカスブロック(高圧抵抗を含む)、 7…注型樹脂組成物、 8…ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 孝三 岩手県水沢市真城字北野1番地株式会社日 立水沢エレクトロニクス内
Claims (8)
- 【請求項1】一般式(化1) 【化1】 で示されるエピクロルヒドリン・ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂65〜82重量部と、臭素化フェニルモノグリシ
ジルエーテルと臭素化クレジルモノグリシジルエーテル
との混合物18〜35重量部との合計100重量部(エポキシ化
合物)に対し、三酸化アンチモン粉末5〜30重量部、水和
アルミナ粉末40〜100重量部、シリカ粉末30〜100重量部
と、化学式(化2) 【化2】 で示されるグリセロールトリス(アンヒドロトリメリテ
ート)と水添無水フタル酸との混合物(酸無水物硬化剤)
と硬化促進剤とからなるエポキシ樹脂組成物を用いて絶
縁処理することを特徴とするフライバックトランス(以
下、FBTと略記する)の製造方法(但し、上記式中n=
0〜2、エポキシ当量=185〜195)。 - 【請求項2】上記エポキシ化合物1エポキシ当量に対
し、0.7〜1.2酸無水物当量の上記酸無水物硬化剤量
を配合したエポキシ樹脂組成物を用いて絶縁処理するこ
とを特徴とするFBTの製造方法。 - 【請求項3】上記酸無水物硬化剤が、グリセロールトリ
ス(アンヒドロトリメリテート)2〜50重量%、メチルヘ
キサヒドロ無水フタル酸とヘキサヒドロ無水フタル酸と
の混合物50〜98重量%の組成であるエポキシ樹脂組成物
を用いて絶縁処理することを特徴とするFBTの製造方
法。 - 【請求項4】上記酸無水物硬化剤が、グリセロールトリ
ス(アンヒドロトリメリテート)2〜50重量%、メチルテ
トラヒドロ無水フタル酸50〜98重量%の組成であるエポ
キシ樹脂組成物を用いて絶縁処理することを特徴とする
FBTの製造方法。 - 【請求項5】上記エピクロルヒドリン・ビスフェノール
A型エポキシ樹脂成分が、一般式(化3) 【化3】 で示されるフェニルジグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂20〜80重量%を含有する成分であるエポキシ樹脂組成
物を用いて絶縁処理することを特徴とするFBTの製造
方法(但し、上記式中、n=0〜2、有機基R1、R2、
R3、R4=CmH2m+1、m=0〜10)。 - 【請求項6】上記エピクロルヒドリン・ビスフェノール
A型エポキシ樹脂成分が、上記フェニルジグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂20〜80重量%を含有する成分であ
り、かつ、上記酸無水物硬化剤がメチルテトラヒドロ無
水フタル酸であるエポキシ樹脂組成物を用いて絶縁処理
することを特徴とするFBTの製造方法。 - 【請求項7】上記硬化促進剤が、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−
メチルイミダゾール等のイミダゾール系化合物であり、
上記エポキシ化合物の合計100重量部に対し、0.1〜10重
量部配合したエポキシ樹脂組成物を用いて絶縁処理する
ことを特徴とするFBTの製造方法。 - 【請求項8】γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン等のエポキシ基を有するシランカップリング剤を、
上記エポキシ化合物の合計100重量部に対し、0.1〜10重
量部配合したエポキシ樹脂組成物を用いて絶縁処理する
ことを特徴とするFBTの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066418A JPH06283343A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | フライバックトランスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066418A JPH06283343A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | フライバックトランスの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06283343A true JPH06283343A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13315233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5066418A Pending JPH06283343A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | フライバックトランスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06283343A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100365048C (zh) * | 2003-05-15 | 2008-01-30 | 长兴化学工业股份有限公司 | 具有高介电常数的树脂组合物及其使用方法 |
| JP5828835B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2015-12-09 | デンカ株式会社 | 熱伝導性湿気硬化型樹脂組成物 |
| WO2018181384A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 日立化成株式会社 | エポキシ樹脂組成物、硬化性樹脂組成物、及び電子部品装置 |
| CN110746741A (zh) * | 2019-09-30 | 2020-02-04 | 北京石墨烯技术研究院有限公司 | 树脂复合材料及其制备方法、用途 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066418A patent/JPH06283343A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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