JPH062850B2 - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH062850B2 JPH062850B2 JP62307086A JP30708687A JPH062850B2 JP H062850 B2 JPH062850 B2 JP H062850B2 JP 62307086 A JP62307086 A JP 62307086A JP 30708687 A JP30708687 A JP 30708687A JP H062850 B2 JPH062850 B2 JP H062850B2
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- JP
- Japan
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- resin
- polypropylene
- weight
- hydrogenated
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は改良された性質を有するポリプロピレン系樹脂
組成物に関する。さらに詳しくは重量平均分子量(▲
▼)と数平均分子量(▲▼)の比(▲▼/▲
▼)が2.0以下で、かつ水素化率が99.0%以上の水
素化シクロペンタジエン樹脂をポリプロピレンに配合す
ることによりさらに優れた透明性、耐ブロッキング性お
よびヒートシール性を賦与したポリプロピレン系樹脂組
成物に関する。
組成物に関する。さらに詳しくは重量平均分子量(▲
▼)と数平均分子量(▲▼)の比(▲▼/▲
▼)が2.0以下で、かつ水素化率が99.0%以上の水
素化シクロペンタジエン樹脂をポリプロピレンに配合す
ることによりさらに優れた透明性、耐ブロッキング性お
よびヒートシール性を賦与したポリプロピレン系樹脂組
成物に関する。
すなわち本発明の目的はポリプロピレンフィルムが本来
具備している機械的性能を損うことなくそれ自体に備わ
っていないヒートシール性、耐ブロッキング性を賦与
し、しかもポリプロピレンフィルムに特有の透明性をさ
らに改善したポリプロピレン系樹脂組成物を提供するこ
とにある。
具備している機械的性能を損うことなくそれ自体に備わ
っていないヒートシール性、耐ブロッキング性を賦与
し、しかもポリプロピレンフィルムに特有の透明性をさ
らに改善したポリプロピレン系樹脂組成物を提供するこ
とにある。
ポリプロピレンフィルムはきわめて優れた機械的性質、
気体あるいは水蒸気に対する抵抗性、透明性および光沢
等を有するフィルムであり、その特性がセロファンに類
似していることから包装用フィルムとして広く利用され
ている。しかしポリプロピレンフィルムはセロファンに
比べヒートシール性あるいは透明性等で劣るなどの問題
点が残されている。
気体あるいは水蒸気に対する抵抗性、透明性および光沢
等を有するフィルムであり、その特性がセロファンに類
似していることから包装用フィルムとして広く利用され
ている。しかしポリプロピレンフィルムはセロファンに
比べヒートシール性あるいは透明性等で劣るなどの問題
点が残されている。
(従来の技術) ポリプロピレンフィルムにヒートシール性、耐ブロッキ
ング性等の包装用フィルムとしての特性を賦与する方法
として、ポリプロピレンに天然樹脂、石油樹脂あるいは
それらの水素化樹脂等を配合することが従来から提案さ
れている(特公昭52−39420号、特公昭57−3
6938号等)。これらの配合樹脂としてはテルペン系
樹脂やロジン系樹脂の天然系樹脂あるいは脂肪族系また
は芳香族系の石油樹脂が、さらにはそれらの水素化樹脂
が特に賞用されている。また、ポリプロピレンに水素化
シクロペンタジエン系樹脂を配合することも従来から知
られている(特開昭60−210647号、特開昭58
−213037号等)。
ング性等の包装用フィルムとしての特性を賦与する方法
として、ポリプロピレンに天然樹脂、石油樹脂あるいは
それらの水素化樹脂等を配合することが従来から提案さ
れている(特公昭52−39420号、特公昭57−3
6938号等)。これらの配合樹脂としてはテルペン系
樹脂やロジン系樹脂の天然系樹脂あるいは脂肪族系また
は芳香族系の石油樹脂が、さらにはそれらの水素化樹脂
が特に賞用されている。また、ポリプロピレンに水素化
シクロペンタジエン系樹脂を配合することも従来から知
られている(特開昭60−210647号、特開昭58
−213037号等)。
しかし、ポリプロピレンに配合するこれらの樹脂にも未
だ改善すべき点が認められ、包装用フィルムとしたとき
全ての特性をバランスよく満足させる樹脂は得られてい
ない。例えば天然系樹脂の場合供給および品質が不安定
であり、経済性も悪い。また、脂肪族系石油樹脂は優れ
た透明性を示すものの耐ブロッキング性が劣り、芳香族
系石油樹脂はポリプロピレンとの相溶性が劣り、またそ
の水素化にコストが多くかかったり、フィルムとしたと
き水蒸気バリアー性が劣る等の問題がある。さらにま
た、従来ポリプロピレンに配合されている水素化シクロ
ペンタジエン系樹脂は、重量平均分子量(▲▼)と
数平均分子量(▲▼)の比(▲▼/▲▼)
が2.5〜2.8程度で水素化率が98%程度までのものであ
るが、かかる水素化シクロペンタジエン系樹脂は、フィ
ルムとしたとき、引張強度あるいは水蒸気バリアー性に
優れた特性を示すもののポリプロピレンフィルムに特有
の透明性を損ねたり、その改良効果が小さい等の問題が
ある。
だ改善すべき点が認められ、包装用フィルムとしたとき
全ての特性をバランスよく満足させる樹脂は得られてい
ない。例えば天然系樹脂の場合供給および品質が不安定
であり、経済性も悪い。また、脂肪族系石油樹脂は優れ
た透明性を示すものの耐ブロッキング性が劣り、芳香族
系石油樹脂はポリプロピレンとの相溶性が劣り、またそ
の水素化にコストが多くかかったり、フィルムとしたと
き水蒸気バリアー性が劣る等の問題がある。さらにま
た、従来ポリプロピレンに配合されている水素化シクロ
ペンタジエン系樹脂は、重量平均分子量(▲▼)と
数平均分子量(▲▼)の比(▲▼/▲▼)
が2.5〜2.8程度で水素化率が98%程度までのものであ
るが、かかる水素化シクロペンタジエン系樹脂は、フィ
ルムとしたとき、引張強度あるいは水蒸気バリアー性に
優れた特性を示すもののポリプロピレンフィルムに特有
の透明性を損ねたり、その改良効果が小さい等の問題が
ある。
(解決しようとする問題点) 本発明は、ある一定の構成の水素化シクロペンタジエン
樹脂をポリプロピレンに配合することにより、ポリプロ
ピレンフィルムについて従来技術の包含する上記のよう
な種々の問題を解決しようとするものである。
樹脂をポリプロピレンに配合することにより、ポリプロ
ピレンフィルムについて従来技術の包含する上記のよう
な種々の問題を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、ポ
リプロピレン70〜99重量部に、重量平均分子量(▲
▼)と数平均分子量(▲▼)との比(▲▼
/▲▼)が2.0以下で、かつ水素化率が99.0%以上
であるという、従来ポリプロピレン配合用樹脂として用
いられたことのない一定の構成の水素化シクロペンタジ
エン樹脂1〜30重量部を配合することを特徴とするもの
であり、該樹脂の配合によりポリプロピレンフィルムに
優れたヒートシール性および引張強度を同時に賦与し、
さらに大幅にポリプロピレンフィルムの透明性を改善す
ると共に耐ブロッキング性をも改善することを可能にし
たものである。
リプロピレン70〜99重量部に、重量平均分子量(▲
▼)と数平均分子量(▲▼)との比(▲▼
/▲▼)が2.0以下で、かつ水素化率が99.0%以上
であるという、従来ポリプロピレン配合用樹脂として用
いられたことのない一定の構成の水素化シクロペンタジ
エン樹脂1〜30重量部を配合することを特徴とするもの
であり、該樹脂の配合によりポリプロピレンフィルムに
優れたヒートシール性および引張強度を同時に賦与し、
さらに大幅にポリプロピレンフィルムの透明性を改善す
ると共に耐ブロッキング性をも改善することを可能にし
たものである。
本発明者らは、ポリプロピレン配合用樹脂について鋭意
検討を重ねた結果、シクロペンタジエン類を重量平均分
子量と数平均分子量との比が2.0以下になるよう熱重合
し、さらに水素化率が99.0%以上であるように水素化
したシクロペンタジエン樹脂は前述のポリプロピレンフ
ィルムに特有の問題を解決し、さらに優れた透明性およ
び耐ブロッキング性を与えることを見出し本発明を完成
するに至った。また、従来の水素化シクロペンタジエン
系樹脂を配合したポリプロピレンフィルムでは透明性が
不十分であったことからみて、本発明に規定するように
配合する水素化シクロペンタジエン樹脂の重量平均分子
量と数平均分子量の比を2.0以下に調節し、水素化率を
99.0%以上とすることによって、例えば後記実施例に
具体的に示すようにそれを配合したポリプロピレンフィ
ルムの透明性が優れたものになるということは、予想外
のことであった。
検討を重ねた結果、シクロペンタジエン類を重量平均分
子量と数平均分子量との比が2.0以下になるよう熱重合
し、さらに水素化率が99.0%以上であるように水素化
したシクロペンタジエン樹脂は前述のポリプロピレンフ
ィルムに特有の問題を解決し、さらに優れた透明性およ
び耐ブロッキング性を与えることを見出し本発明を完成
するに至った。また、従来の水素化シクロペンタジエン
系樹脂を配合したポリプロピレンフィルムでは透明性が
不十分であったことからみて、本発明に規定するように
配合する水素化シクロペンタジエン樹脂の重量平均分子
量と数平均分子量の比を2.0以下に調節し、水素化率を
99.0%以上とすることによって、例えば後記実施例に
具体的に示すようにそれを配合したポリプロピレンフィ
ルムの透明性が優れたものになるということは、予想外
のことであった。
本発明組成物の一成分であるポリプロピレンには、単に
プロピレンホモポリマーのみならずプロピレンと他の少
量のエチレン、ブテン等のオレフィンとの共重合物も含
まれ、立体規則性ポリプロピレンとしてはメルトインデ
ックス(MI)が0.5〜10のものが好まれる。
プロピレンホモポリマーのみならずプロピレンと他の少
量のエチレン、ブテン等のオレフィンとの共重合物も含
まれ、立体規則性ポリプロピレンとしてはメルトインデ
ックス(MI)が0.5〜10のものが好まれる。
本発明組成物の他の成分である水素化シクロペンタジエ
ン樹脂は、特定の条件下でシクロペンタジエン類を熱重
合し、その後通常の方法で水素化することによって得る
ことができる。この本発明で用いる水素化樹脂の原料は
シクロペンタジエン類であり、該シクロペンタジエン類
にはシクロペンタジエンあるいはジシクロペンタジエ
ン、トリシクロペンタジエンなどの多量体あるいはそれ
らの混合物が含まれ、またそれらにはそのアルキル置換
体が若干含有されていても差支えなく、またナフサ等の
スチームクラッキングにより得られるシクロペンタジエ
ン類を30重量%程度以上、好ましくは50重量%以上
含む(残余は主として脂肪族オレフィン類および飽和炭
化水素)シクロペンタジエン系留分(CPD留分)を用
いることもできる。
ン樹脂は、特定の条件下でシクロペンタジエン類を熱重
合し、その後通常の方法で水素化することによって得る
ことができる。この本発明で用いる水素化樹脂の原料は
シクロペンタジエン類であり、該シクロペンタジエン類
にはシクロペンタジエンあるいはジシクロペンタジエ
ン、トリシクロペンタジエンなどの多量体あるいはそれ
らの混合物が含まれ、またそれらにはそのアルキル置換
体が若干含有されていても差支えなく、またナフサ等の
スチームクラッキングにより得られるシクロペンタジエ
ン類を30重量%程度以上、好ましくは50重量%以上
含む(残余は主として脂肪族オレフィン類および飽和炭
化水素)シクロペンタジエン系留分(CPD留分)を用
いることもできる。
また、CPD留分中にはこれら脂環式ジエンと共重合可
能なオレフィン性共単量体を含み得る。オレフィン性共
単量体としてイソプレン、ピレリレンあるいはブタジエ
ン等の脂肪族オレフィンやシクロペンテン等の脂環式オ
レフィン等が挙げられる。これらのオレフィン類濃度は
低い方が好ましいがシクロペンタジエン類あたり10重
量%以下であれば許容される。
能なオレフィン性共単量体を含み得る。オレフィン性共
単量体としてイソプレン、ピレリレンあるいはブタジエ
ン等の脂肪族オレフィンやシクロペンテン等の脂環式オ
レフィン等が挙げられる。これらのオレフィン類濃度は
低い方が好ましいがシクロペンタジエン類あたり10重
量%以下であれば許容される。
原料のシクロペンタジエン類は、ベンゼン、キシレン、
n−ヘキサンあるいはケロシン等の溶剤の存在下もしく
は不存在下に220〜320℃好ましくは240〜300
℃の温度範囲で、好ましくは窒素ガス等の不活性ガスの
雰囲気下で、0.1〜10時間好ましくは0.5〜6時間重合
系を液相に保持し得る以上の圧力下で熱重合される。溶
剤を用いる場合、反応原料濃度が10重量%程度以上と
なるように溶剤が加えられる。引続き重合系の圧力を低
下させて反応混合物から原料中の不活性成分、未反応原
料および必要ならば溶剤を除去して熱重合樹脂を得るこ
とができるが、本発明者らの提案した特開昭61-14341
3号記載の方法に従い、この得られた熱重合樹脂をさら
に150〜300℃の温度範囲で0.5〜10時間好まし
くは0.5〜6時間保持し、減圧下ないし加圧下で第2段
目の熱重合を行なうことが好ましい。このような一連の
重合反応は連続式あるいは回分式のいずれの方法で行な
ってもよい。
n−ヘキサンあるいはケロシン等の溶剤の存在下もしく
は不存在下に220〜320℃好ましくは240〜300
℃の温度範囲で、好ましくは窒素ガス等の不活性ガスの
雰囲気下で、0.1〜10時間好ましくは0.5〜6時間重合
系を液相に保持し得る以上の圧力下で熱重合される。溶
剤を用いる場合、反応原料濃度が10重量%程度以上と
なるように溶剤が加えられる。引続き重合系の圧力を低
下させて反応混合物から原料中の不活性成分、未反応原
料および必要ならば溶剤を除去して熱重合樹脂を得るこ
とができるが、本発明者らの提案した特開昭61-14341
3号記載の方法に従い、この得られた熱重合樹脂をさら
に150〜300℃の温度範囲で0.5〜10時間好まし
くは0.5〜6時間保持し、減圧下ないし加圧下で第2段
目の熱重合を行なうことが好ましい。このような一連の
重合反応は連続式あるいは回分式のいずれの方法で行な
ってもよい。
また、この重合反応には、得られる熱重合樹脂の重量平
均分子量と数平均分子量との比が、後記水素化処理後に
2.0以下となるような反応条件が採用される。一般に、
後記水素化処理では熱重合樹脂の重量平均分子量と数平
均分子量との比がほとんど変らないので、得られる熱重
合樹脂の重量平均分子量と数平均分子量との比が2.0以
下となることを目標として当該重合反応の反応条件を選
定すればよい。すなわち、かかる重量平均分子量と数平
均分子量との比が2.0以下の熱重合樹脂は、前述の重合
条件のうち、原料シクロペンタジエン類の反応系におけ
る濃度あるいは第1段ないし第2段の重合の温度あるい
は時間を個々にあるいは組合わせて選定することにより
得ることができる。水素化処理後の重量平均分子量と数
平均分子量との比が2.0を越えるような熱重合樹脂は、
それを水素化率99.0%以上となるように水素化して
も、ポリプロピレンフィルムに配合したときその透明性
の改善効果が認められないか非常に小さい。
均分子量と数平均分子量との比が、後記水素化処理後に
2.0以下となるような反応条件が採用される。一般に、
後記水素化処理では熱重合樹脂の重量平均分子量と数平
均分子量との比がほとんど変らないので、得られる熱重
合樹脂の重量平均分子量と数平均分子量との比が2.0以
下となることを目標として当該重合反応の反応条件を選
定すればよい。すなわち、かかる重量平均分子量と数平
均分子量との比が2.0以下の熱重合樹脂は、前述の重合
条件のうち、原料シクロペンタジエン類の反応系におけ
る濃度あるいは第1段ないし第2段の重合の温度あるい
は時間を個々にあるいは組合わせて選定することにより
得ることができる。水素化処理後の重量平均分子量と数
平均分子量との比が2.0を越えるような熱重合樹脂は、
それを水素化率99.0%以上となるように水素化して
も、ポリプロピレンフィルムに配合したときその透明性
の改善効果が認められないか非常に小さい。
なお、上記熱重合樹脂あるいはその水素化処理後の重量
平均分子量(▲▼)および数平均分子量(▲
▼)は通常のゲルパーミェィションクロマトグラフィー
(GPC)で測定することができ、本発明では東洋曹達
(株)製HLC−802型(カラム:GH8P+G40
00H8+G3000H8+G2000H8×2)を用
いポリスチレン換算の▲▼と▲▼を測定した。
その他の分析条件は以下の通りである。
平均分子量(▲▼)および数平均分子量(▲
▼)は通常のゲルパーミェィションクロマトグラフィー
(GPC)で測定することができ、本発明では東洋曹達
(株)製HLC−802型(カラム:GH8P+G40
00H8+G3000H8+G2000H8×2)を用
いポリスチレン換算の▲▼と▲▼を測定した。
その他の分析条件は以下の通りである。
溶 媒;テトラヒドロフラン(THF) 恒温槽温度;40℃ 流 量;1.2 ml/min 試料濃度;0.005g樹脂/1ccTHF 検 出 器;示差屈折計 上記のようにして得られた熱重合樹脂を、次いで例えば
従来公知の方法に従って水素化することによって本発明
で用いる水素化シクロペンタジエン樹脂が得られる。こ
の水素化は、例えばニッケル、パラジウム、コバルト等
の水素化触媒を用い、シクロヘキサン等の溶剤の存在下
150〜300℃の温度、10〜150kg/cm2の水素圧
の条件下で行なえばよい。ポリプロピレンフィルムの透
明性の点から水素化率は99.0%以上であることが好まし
い。
従来公知の方法に従って水素化することによって本発明
で用いる水素化シクロペンタジエン樹脂が得られる。こ
の水素化は、例えばニッケル、パラジウム、コバルト等
の水素化触媒を用い、シクロヘキサン等の溶剤の存在下
150〜300℃の温度、10〜150kg/cm2の水素圧
の条件下で行なえばよい。ポリプロピレンフィルムの透
明性の点から水素化率は99.0%以上であることが好まし
い。
ここで水素化率は樹脂の265nm付近の紫外線(νv)
吸光度の減少率で定義した。νv吸光度の測定は常法に
従って行なった。
吸光度の減少率で定義した。νv吸光度の測定は常法に
従って行なった。
εO:未水素化樹脂の265nm付近の吸光度 ε:水素化樹脂の265nm付近の吸光度 水素化率が99.0%未満の場合得られるポリプロピレン
フィルムの透明性が劣るかその改良効果が小さい。
フィルムの透明性が劣るかその改良効果が小さい。
したがって本発明では、所望するポリプロピレン系樹脂
組成物を得るために配合する水素化熱重合樹脂の重量平
均分子量と数平均分子量の比が2.0以下であり、かつ該
樹脂の水素化率が99.0以上であることを必要とする。
また、本発明で用いるこの水素化樹脂は軟化点(環球
法)が70〜180℃、好ましくは90〜160℃であ
ることが好ましい。
組成物を得るために配合する水素化熱重合樹脂の重量平
均分子量と数平均分子量の比が2.0以下であり、かつ該
樹脂の水素化率が99.0以上であることを必要とする。
また、本発明で用いるこの水素化樹脂は軟化点(環球
法)が70〜180℃、好ましくは90〜160℃であ
ることが好ましい。
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、ポリプロピレ
ン70〜99重量部好ましくは70〜95重量部と、上
記のようにして得られた一定の構成の水素化シクロペン
タジエン樹脂1〜30重量部好ましくは5〜30重量部
を溶融混合することにより得られる。
ン70〜99重量部好ましくは70〜95重量部と、上
記のようにして得られた一定の構成の水素化シクロペン
タジエン樹脂1〜30重量部好ましくは5〜30重量部
を溶融混合することにより得られる。
上記組成物にさらに水素化脂肪族石油樹脂あるいは少量
のパラフィンワックスを混合してもよく、また帯電防止
剤、加工安定剤あるいは顔料等種々の添加剤も配合され
うることは勿論である。
のパラフィンワックスを混合してもよく、また帯電防止
剤、加工安定剤あるいは顔料等種々の添加剤も配合され
うることは勿論である。
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は公知の方法でフ
ィルム化することができる。ごく普通は一軸ないし二軸
延伸フィルムとして用いられる。得られたフィルムはさ
らにコロナ放電処理を施すことが好ましい。
ィルム化することができる。ごく普通は一軸ないし二軸
延伸フィルムとして用いられる。得られたフィルムはさ
らにコロナ放電処理を施すことが好ましい。
(発明の効果) このようにして得られたポリプロピレン系樹脂組成物を
フィルムに加工すると、優れたヒートシール性、耐ブロ
ッキング性および印刷特性を有しながらさらに優れた透
明性を具備したフィルムを得ることができ、包装用フィ
ルムとして広く応用することができる。
フィルムに加工すると、優れたヒートシール性、耐ブロ
ッキング性および印刷特性を有しながらさらに優れた透
明性を具備したフィルムを得ることができ、包装用フィ
ルムとして広く応用することができる。
(実施例) 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、これら
の実施例により本発明が制約されるものではない。な
お、比較例および実施例で得たフィルムの評価は下記の
方法で行なった。
の実施例により本発明が制約されるものではない。な
お、比較例および実施例で得たフィルムの評価は下記の
方法で行なった。
ヒートシール性:バー型ヒートシーラーを用い二枚のフ ィルムを140℃で1kg/cm2の荷重 をかけ0.5秒間圧着した。幅20mmの
試料 をショッパー型引張試験で200mm/ 分の速度でT型剥離を行ない、剥離抵 抗力(g/20mm)を測定した。
試料 をショッパー型引張試験で200mm/ 分の速度でT型剥離を行ない、剥離抵 抗力(g/20mm)を測定した。
ブロッキング性:2枚の2cm×10cmの長方形試料を重 ね合わされた面が4cm2となるよう2 cmにわたって重ね、1kgの荷重を40 ℃、24時間かけ、しかる後重ね合せ 部の剥離に要する力(kg/4cm2)を 引張試験で求めた。
霞度:ASTM D−1003に準拠して測定した。
比較例1 ナフサのスチームクラッキングより得られたジシクロペ
ンタジエン76.7重量%を含み、残余が少量のオレフィ
ン類と大部分の飽和炭化水素からなるジシクロペンタジ
エン留分600g(CPD留分)を溶剤のキシレン40
0gの存在下窒素雰囲気下260℃、3時間熱重合し
た。未反応の原料や溶剤を194℃で除去した後さらに
減圧下50TORR、194℃で1時間保持し第2段目
の重合を行ない、軟化点が110℃、重量平均分子量
(▲▼)=541、数平均分子量(▲▼)=2
42(▲▼/▲▼=2.23)である熱重合樹脂
382gを得た。
ンタジエン76.7重量%を含み、残余が少量のオレフィ
ン類と大部分の飽和炭化水素からなるジシクロペンタジ
エン留分600g(CPD留分)を溶剤のキシレン40
0gの存在下窒素雰囲気下260℃、3時間熱重合し
た。未反応の原料や溶剤を194℃で除去した後さらに
減圧下50TORR、194℃で1時間保持し第2段目
の重合を行ない、軟化点が110℃、重量平均分子量
(▲▼)=541、数平均分子量(▲▼)=2
42(▲▼/▲▼=2.23)である熱重合樹脂
382gを得た。
引続き該樹脂を等重量のシクロヘキサンに溶解させ、ニ
ッケル系触媒を樹脂あたり2重量%加え250℃、70
kg/cm2(G)の水素圧下7時間水素化した。水素化樹脂の
軟化点は129℃で、水素化率は98.8%であり、また
▲▼=519、▲▼=240(▲▼/▲▼
=2.16)であった。
ッケル系触媒を樹脂あたり2重量%加え250℃、70
kg/cm2(G)の水素圧下7時間水素化した。水素化樹脂の
軟化点は129℃で、水素化率は98.8%であり、また
▲▼=519、▲▼=240(▲▼/▲▼
=2.16)であった。
実施例1 比較例1で用いたCPD留分400gを溶剤のキシレン
600gの存在下比較例1と同じ方法で熱重合し溶剤を
除去した後230℃で1時間保持し2段目の重合を行な
った。軟化点が120℃、▲▼=503、▲▼
=322(▲▼/▲▼=1.56)である熱重合樹
脂207gを得た。
600gの存在下比較例1と同じ方法で熱重合し溶剤を
除去した後230℃で1時間保持し2段目の重合を行な
った。軟化点が120℃、▲▼=503、▲▼
=322(▲▼/▲▼=1.56)である熱重合樹
脂207gを得た。
該樹脂を比較例1と同じ方法で7時間水素化し、軟化点
が125℃、水素化率が99.1%であり、▲▼=4
86、▲▼=309(▲▼/▲▼=1.5
7)である水素化樹脂を得た。
が125℃、水素化率が99.1%であり、▲▼=4
86、▲▼=309(▲▼/▲▼=1.5
7)である水素化樹脂を得た。
比較例2 水素化時間が12時間である以外は比較例1と同じ方法
で、軟化点が125℃、水素化率が99.1%であり、▲
▼=526、▲▼=240(▲▼/▲
▼=2.19)である水素化樹脂を得た。
で、軟化点が125℃、水素化率が99.1%であり、▲
▼=526、▲▼=240(▲▼/▲
▼=2.19)である水素化樹脂を得た。
比較例3 水素化時間が5時間である以外は実施例1と同じ方法
で、軟化点が126℃、水素化率が98.7%であり、▲
▼=500、▲▼=316(▲▼/▲
▼=1.58)である水素化樹脂を得た。
で、軟化点が126℃、水素化率が98.7%であり、▲
▼=500、▲▼=316(▲▼/▲
▼=1.58)である水素化樹脂を得た。
実施例2 実施例1で得た熱重合樹脂を比較例1と同じ方法で12
時間水素化し、軟化点が125℃で水素化率が99.4%
であり、▲▼=493、▲▼=310(▲
▼/▲▼=1.59)である水素化樹脂を得た。
時間水素化し、軟化点が125℃で水素化率が99.4%
であり、▲▼=493、▲▼=310(▲
▼/▲▼=1.59)である水素化樹脂を得た。
実施例3 比較例1で用いたCPD留分600gを溶剤のキシレン
400gの存在下260℃で1.5時間重合し溶剤等を除
去した後さらに250℃で1時間保持し2段目の重合を
行なった。軟化点が123℃、▲▼=522、▲
▼=305(▲▼/▲▼=1.71)である熱重
合樹脂231gを得た。
400gの存在下260℃で1.5時間重合し溶剤等を除
去した後さらに250℃で1時間保持し2段目の重合を
行なった。軟化点が123℃、▲▼=522、▲
▼=305(▲▼/▲▼=1.71)である熱重
合樹脂231gを得た。
該樹脂を水素化時間が12時間である以外は比較例1と
同様の方法で水素化し、軟化点が127℃で水素化率が
99.3%であり、▲▼=515、▲▼=296
(▲▼/▲▼=1.74)である水素化樹脂を得
た。
同様の方法で水素化し、軟化点が127℃で水素化率が
99.3%であり、▲▼=515、▲▼=296
(▲▼/▲▼=1.74)である水素化樹脂を得
た。
比較例および実施例で得たそれぞれの水素化樹脂10重
量部をポリプロピレン(比重0.9MI2)90重量部に
配合したポリプロピレン系樹脂組成物を通常の方法で二
軸延伸し、フィルムの性能を測定した。結果を第1表に
示すが、本発明の組成物で製造したフィルムは満足すべ
き性能を有し、特にその透明性(霞度)が優れているこ
とが理解される。
量部をポリプロピレン(比重0.9MI2)90重量部に
配合したポリプロピレン系樹脂組成物を通常の方法で二
軸延伸し、フィルムの性能を測定した。結果を第1表に
示すが、本発明の組成物で製造したフィルムは満足すべ
き性能を有し、特にその透明性(霞度)が優れているこ
とが理解される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 57:02) (56)参考文献 特開 昭61−228053(JP,A) 特開 昭60−210647(JP,A) 特開 昭58−185635(JP,A) 特開 昭55−86830(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ポリプロピレン70〜99重量部と水素化
熱重合シクロペンダジエン樹脂1〜30重量部からな
り、該水素化熱重合シクロペンタジエン樹脂のゲルパー
ミェィションクロマトグラフィーによる重量平均分子量
(▲▼)と数平均分子量(▲▼)との比(▲
▼/▲▼)が2.0以下であり、かつその水素化
率が99.0%以上であることを特徴とする透明性、耐
ブロッキング性並びにヒートシール性の優れたフィルム
製造用のポリプロピレン系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62307086A JPH062850B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62307086A JPH062850B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01146940A JPH01146940A (ja) | 1989-06-08 |
| JPH062850B2 true JPH062850B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=17964861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62307086A Expired - Lifetime JPH062850B2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062850B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5586830A (en) * | 1978-12-22 | 1980-07-01 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Polypropylene resin composition |
| JPS58185635A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-10-29 | Showa Denko Kk | 包装材用ポリプロピレン組成物 |
| JPS60210647A (ja) * | 1984-04-03 | 1985-10-23 | Toray Ind Inc | ポリプロピレンフイルム |
| JPS61228053A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-11 | Toray Ind Inc | フイラ−充填ポリプロピレンフイルム |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP62307086A patent/JPH062850B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01146940A (ja) | 1989-06-08 |
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