JPH06286164A - 印字モードを切換え可能なワイヤドットプリンタ - Google Patents

印字モードを切換え可能なワイヤドットプリンタ

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JPH06286164A
JPH06286164A JP24988792A JP24988792A JPH06286164A JP H06286164 A JPH06286164 A JP H06286164A JP 24988792 A JP24988792 A JP 24988792A JP 24988792 A JP24988792 A JP 24988792A JP H06286164 A JPH06286164 A JP H06286164A
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義明 宮内
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史生 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字ヘッドの移動のみで印字ワイヤの配置の
自動的な切り換えを可能にしてソレノイドを不要にし、
構成を簡素化する。 【構成】 ヘッドフレーム1のノーズ部1dには、第1
の先端ガイド10が固定してあり、また第2の先端ガイド
9がこれと記録媒体の幅方向に並列的に設けてあり,第
2の先端ガイド9は印字ワイヤの先端の整列方向に、印
字ワイヤの先端整列ピッチの2分の1のストロークで移
動可能に設けてある。第1,2の先端ガイド10,9は印
字ワイヤの列をガイドする。ヘッドフレーム1には、ス
ライド部材2と、伝達切換え手段Bが設けてある。印字
ヘッドが通常の移動領域を越えて移動されたときにスラ
イド部材2はプリンタ内の静止部材と当接することによ
って変位され、伝達切換え手段Bはスライド部材2の変
位に連動して第2の先端ガイド9を変位させ千鳥配置と
パラレル配置との切換を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字モードを切換え可
能なワイヤドットプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、複数本の印字ワイヤを電磁的に駆動し、印字ワイ
ヤの先端でインクリボンを介してプラテン上の記録媒体
にドットマトリクスの記録を形成する印字ヘッドがあ
る。近年では、印字の高密度化が要求され、これにつれ
て印字ワイヤの本数が増加し、例えば24本の印字ワイ
ヤを、印字ヘッドの移動方向にほぼ直交する方向に2列
に整列させたものがある。各印字ワイヤの先端部は、先
端ガイドの所定のガイド孔を貫通している。
【0003】印字ワイヤの配置としては、印字ヘッドの
移動方向に隣り合う2本のワイヤが同一レベルに位置す
るパラレル配置と、相互に半ピッチずつ位置がずれてい
る千鳥配置とがある。パラレル配置は高速印字(Dra
ftモード)に適し、千鳥配置は高密度印字(NLQ
(Near Letter Quality)モード)
に適している。
【0004】従来技術において、このパラレル配置と千
鳥配置とを、必要に応じて任意に切り換えできる構成が
開示されている。
【0005】第1として、米国特許第4010835号
(特公昭57−60950号)には、1つの具体的手段
として、1列の印字ワイヤを支持するワイヤ・ガイドを
固定とし、他の列の印字ワイヤを支持するワイヤ・ガイ
ドをソレノイドにより上下動可能とし、両ガイドを隣接
させて構成している。可動側のワイヤ・ガイドを上昇さ
せたとき千鳥配置となり、下降した時パラレル配置とな
る。また他の具体的手段として、1つのワイヤ・ガイド
に全ての印字ワイヤを支持させ、このワイヤ・ガイドを
時計方向または反時計方向に僅かに回転できるように構
成している。時計方向の回転により印字ワイヤが左下傾
斜に整列するとき千鳥配置となり、反時計方向の回転に
より右下傾斜に整列するとき千鳥配置となる。
【0006】第2として、米国特許第4470713号
(特公平2−29022号)には、先端ガイドを3枚の
板を隣接させて形成し、隣り合う2枚を固定のガイド板
とし、他を可動のガイド板としている。ガイド孔は、固
定のガイド板では、対向する端面に半円形の凹部を対向
的に形成し、この凹部内に固定側の1列の印字ワイヤを
支持している。他の列の印字ワイヤは、固定のガイド板
と可動のガイド板との対向する端面に設けた凹部で支持
される。
【0007】即ち、可動側のガイド板の端面に半円形の
凹部を形成して他の列の印字ワイヤを位置させ、固定側
のガイド板の端面にこの印字ワイヤが半ピッチずれるの
を許容するように凹部の底面に小さい凹凸を設けてい
る。また可動側のガイド板のストロークを規制するため
に、印字ワイヤ列の上下の可動側のガイド板に、半円形
の凹部を設けてこの中に印字ワイヤと同径の軸を固着
し、固定側のガイド板にはこの軸に対向する位置に、印
字ワイヤが嵌合する孔と同一円弧を2つ隣接しかつ2つ
の円弧の中心距離が印字ワイヤが嵌合している位置にお
ける中心距離の半分である凹部を形成している。軸は2
つの円弧のいずれか一方に選択的に嵌合し、半ピッチ上
下に移動することができる。可動側のガイド板は支持体
に固着され、この支持体は固定側に向かってばね力が付
勢してあり、更に支持体前面に指状片が立設してある。
印字ヘッドが左右に移動して対向する左右の側板には、
この指状片と係合可能な、一方は上傾斜の、他方は下傾
斜の傾斜面が設けてある。したがって指状片が上傾斜面
に係合した時に可動側ガイド板は上昇して印字ワイヤは
千鳥配置となり、指状片が下傾斜面に係合した時に可動
側ガイド板は下降して印字ワイヤはパラレル配置とな
る。
【0008】第3として、米国特許第4605323号
には、2列の印字ワイヤがそれぞれ別のガイドに支持さ
れており、両ガイドは各別に上下に移動可能になってい
る。両ガイドはソレノイドによって前進後退する台に載
置されており、この台の上面は、一方のガイドが載置さ
れている側と、他方のガイドが載置されている側とで、
その傾斜方向が反対になっている。したがって台が前進
する時は一方のガイドが上昇して他方のガイドが下降
し、台が後退する時は一方のガイドが下降して他方のガ
イドが上昇し、これにより2列の印字ワイヤの相対的位
置は千鳥配置或いはパラレル配置に切り換えられる。
【0009】第4として、ドイツ公開特許第32081
04号では、先端ガイドを回転自在としてあり、先端ガ
イドを時計方向または反時計方向に僅かに回転し、印字
ワイヤが左下傾斜に整列するパラレル配置と、垂直に整
列する千鳥配置とに切り換える。先端ガイドを回転させ
る機構としては、実際には以下のようなものが使用され
る。
【0010】すなわち、先端ガイドにスライドバーを連
結してあり、プリンタの地板の外側にソレノイドを位置
させてある。キャリアが地板に接近して停止したとき、
スライドバーが地板から突出するようにしてある。そこ
で、ソレノイドが駆動されてプランジャを突出させ、ス
ライドバーに係合させる。そこで印字ヘッドが地板方向
に、または地板と反対方向に僅かに移動されると、スラ
イドバーを介して先端ガイドが時計方向または反時計方
向に僅かに回転し、これによってパラレル配置と千鳥配
置とに切り換えられる。
【0011】第5として、特開昭63−99960号公
報には、先端ガイドを2枚設け、この2枚の先端ガイド
のガイド孔配列を、一部または全部を互いにずらすこと
により対応するワイヤを斜行させる例が示されている。
そしてヘッドとプラテン間のギャップを変化させること
によって、ワイヤ先端によるドット形成位置を変化さ
せ、このドット形成位置がパラレル配置または千鳥配置
に対応することにより、高速印字と高密度印字とを切り
換え可能にしている。
【0012】しかし、上記の技術にはつぎのような欠点
がある。
【0013】すなわち上記第1の従来技術は、一方のワ
イヤ・ガイドを上下に駆動するのにソレノイドが必要に
なるのでコストが増加する。また先端ガイドを回転させ
るものでは、パラレル配置の場合も千鳥配置の場合も、
印字ワイヤの配列が印字ヘッドの移動方向に垂直ではな
いので、ワイヤを駆動する印字データの処理が複雑とな
り、メモリが増加し、処理速度を早めねばならないな
ど、制御回路が高価となる。
【0014】上記第2の従来技術は、印字ワイヤが、一
方の列では対向する半円形の凹部で支持され、他方の列
では半円形の凹部と小さい凹凸とで支持され、いずれも
完全な孔でないので印字品質が低下する。また上記の小
さい凹凸は使用により容易に摩耗し、この列の印字ワイ
ヤの支持が不十分となり、印字品質が低下する。更に固
定側のガイド板の凹部にリボンかすやインクや記録紙の
ごみ等が付着し易く、ごみ等の付着により可動側のガイ
ド板の軸が十分に移動できなくなり、切り換えが不能と
なるおそれがある。
【0015】さらに支持体前面の指状片が左右の側板と
係合するため、先端ガイド周辺には空間を設けておかな
くてはならず、リボンガイド等を設けることができず設
計上の制約が生じる。
【0016】上記第3の従来技術は、両ガイドを上下動
させるのにソレノイドが必要であるのでコストが増加す
る。
【0017】上記第4の従来技術は、先端ガイドを回転
させるので、印字ワイヤのねじれ量が、回転中心に近い
ところと遠いところとで異なり、ワイヤの応答特性のば
らつきの原因になる。更にソレノイドが必要になるので
コストが増加する。
【0018】また、印字ワイヤが千鳥配置,パラレル配
置時で垂直方向の印字ワイヤの配列ピッチが変わるので
文字の大きさが変わってしまう。
【0019】上記第5の従来技術は、2枚の先端ガイド
で印字ワイヤを斜行させるので、ワイヤに加わる負荷が
増大し、応答特性や耐久性に難点がある。またパラレル
配置と千鳥配置とでワイヤのストロークが異なるため
に、印字特性に差が発生しやすい。
【0020】そこで上記課題を解決するために本出願人
は特願閉3−300583号「印字モードを切換え可能
なワイヤドットプリンタ」を提出している。
【0021】構成を説明すると、複数の印字ワイヤがヘ
ッドフレームのノーズ部で整列支持されている印字ヘッ
ドを有し、ノーズ部には、印字ワイヤの先端部を少なく
とも2列に整列する第1及び第2の先端ガイドが印字ワ
イヤの延伸方向に相対向して備わっており、第1の先端
ガイドはノーズ部に固定されている一方、第2の先端ガ
イドは、ノーズ部に上記印字ワイヤの先端の整列方向に
移動自在に設けてある先端ガイド枠に固定されている。
【0022】先端ガイド枠は実質的に印字ワイヤの先端
整列ピッチの2分の1のストロ―クで移動可能であり、
第1及び第2の先端ガイドには、各列の縦方向の位置を
決定する複数のガイド孔と、各列の印字ワイヤの束が貫
通し当該束の長さよりも少なくとも上記ストローク分だ
け長い長溝とが並列的に設けてあるとともに、第1の先
端ガイドのガイド孔と長溝とが第2の先端ガイドの長溝
とガイド孔とにそれぞれ対向している。
【0023】ヘッドフレームまたはそれと固定関係にあ
る部材には、印字ヘッドの移動方向と実質的に平行にス
ライド可能なスライド部材がヘッドフレームの両側より
突出する状態に設けてある。
【0024】スライド部材と先端ガイド枠との間には、
スライド部材の変位に連動して先端ガイド枠を変位させ
る伝達切換え手段が設けてある。
【0025】作用としては、印字ヘッドが通常の移動領
域を越えて移動されたときにスライド部材は、ブリンタ
内の静止部材と当接することによって変位される。伝達
切換え手段はスライド部材の変位に連動して先端ガイド
枠を変位させて第2先端ガイドを移動させ千鳥配置とパ
ラレル配置との切換を行う。
【0026】したがって、印字ヘッドの移動のみで自動
的に印字ワイヤの配置の切り換えが可能になり、ソレノ
イドが不要になり、構成を簡素化することができる。
【0027】また、印字ワイヤの配置の切り換えによる
印字ワイヤの撓み量の変化を可及的に少なくして印字特
性を安定化し、パラレル配置と千鳥配置とで印字特性に
差を生じないようにできる。
【0028】さらにヘッドフレームの両側より突出した
スライド部材が静止部材に当接して印字モードを切換え
るから、先端ガイド付近に空間を設けなくてよくリボン
マスク等をとりつけることができ、設計上の制約がなく
なる。
【0029】しかし、先端ガイド枠はノーズ部に移動自
在に設けてあるから、ノーズ部に固定されている第1の
先端ガイドは先端ガイド枠よりも小さくしなくてはなら
ず製造しにくいなどの問題があった。
【0030】そこで本発明の第1の目的は、構成が簡単
で製造しやすい印字モードを切換え可能なプリンタを安
価に提供することにある。
【0031】また本発明の第2の目的は、印字ワイヤの
配置の切り換えによる印字ワイヤの撓み量の変化を可及
的に少なくして印字特性を安定化し、パラレル配置と千
鳥配置とで印字特性に差を生じないようにし、また耐久
性を向上させることにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のワイヤドットプリンタは、キャリッジ上に
搭載されて記録媒体の幅方向に移動されるとともに、電
磁的に駆動される複数の印字ワイヤがヘッドフレームの
ノーズ部で整列支持されている印字ヘッドを有しかつ印
字モードを高速印字と高品質印字とに切換え可能なワイ
ヤドットプリンタにおいて、ノーズ部には、上記印字ワ
イヤの先端部を上記先端部が摺動可能なようにガイドし
かつこれらを少なくとも2列に整列する先端ガイドが設
けてある。
【0033】先端ガイドは、上記記録媒体の幅方向に並
列的に設けてあり、たがいに相等しい数の上記印字ワイ
ヤの列をガイドする第1,第2の先端ガイドによりな
り、第1の先端ガイドはノーズ部に固定されており、第
2の先端ガイドはノーズ部に印字ワイヤの先端の整列方
向に、実質的に印字ワイヤの先端整列ピッチの2分の1
のストロークで移動可能に設けてある。
【0034】ヘッドフレームまたはそれと固定関係にあ
る部材には、印字ヘッドの移動方向と実質的に平行にス
ライド可能なスライド部材がヘッドフレームの両側より
突出する状態に設けてあり、スライド部材は、印字ヘッ
ドが通常の移動領域を越えて移動されたときにプリンタ
内の静止部材と当接することによって変位されるもので
ある。
【0035】スライド部材と第2の先端ガイドとの間に
は、スライド部材の変位に連動して第2の先端ガイドを
変位させる伝達切換え手段が設けてある。
【0036】伝達切換え手段は、好ましくは上記スライ
ド部材の変位に連動して上記スライド部材の移動方向と
実質的に直交する方向にスライドする伝達レバーと、両
端が上記伝達レバーに係合する板ばねと、上記第2の先
端ガイドと一体に移動するように設けてありかつ上記板
ばねの中央部に係合する係合片とからなっているもので
ある。
【0037】スライド部材にはスライド部材の移動方向
に長くかつこの移動方向と実質的に直交する方向に位置
がずれている第1及び第2の切換え長溝と、この両切換
え長溝を連結する傾斜溝とからなっているカム溝が設け
てあり、伝達レバーにはカム溝と嵌合するカムフォロア
が設けてある。
【0038】また好ましくは、ノーズ部には、第2の先
端ガイドをガイドするガイド板が設けてあり、ガイド板
と第2の先端ガイドの一方には位置決め突起が、他方に
は位置決め長溝が互いに嵌合可能に設けてあり、位置決
め長溝の上下方向の長さは上記位置決め突起のそれより
も印字ワイヤの先端整列ピッチの2分の1だけ長く設定
してあり、カムフォロアが上記第1及び第2の切換え長
溝のうち上方の長溝内にあるときは、伝達レバーは板ば
ねの両端部をその中央部に対して自然状態よりも上方に
位置するよう保持し、カムフォロアが第1及び第2の切
換え長溝のうち下方の長溝内にあるときは、伝達レバー
は板ばねの両端部をその中央部に対して自然状態よりも
下方に位置するよう保持するようにする。
【0039】さらに好ましくは、印字ヘッドの先端ガイ
ドの前面には、印字ワイヤ列の挿通可能な複数列の長溝
を有する押え板が固定的に設けてある。
【0040】さらに好ましくは、ヘッドフレ―ムのノー
ズ部と反対側の面には、伝達レバーおよびスライド部材
のスライドを案内する凹部または凸部が設けてあり、ス
ライド部材,伝達レバー,板ばね,係合片は上記面側に
積層状にとりつけてある。
【0041】
【作用】スライド部材がヘッドと共に移動してプリンタ
内の静止部材に当接し、ヘッドの移動方向と反対方向に
相対的に移動した時、伝達切換え手段はスライド部材の
変位に連動して第2の先端ガイドを変位させ、それにガ
イドされる印字ワイヤの列が半ピッチ移動する。そのた
めに印字ワイヤの配置が千鳥配置とパラレル配置に切り
換えられる。
【0042】
【実施例】図面を参照し、本発明の詳細を好適な実施例
にそって説明する。
【0043】図2のように印字ヘッドA内に、電磁的駆
動装置として、鉄心,駆動コイル,印字レバー,復帰ば
ね等(図示せず。)が備わっている。24本の印字ワイ
ヤWは、印字レバーの先端部に固着され、鉄心に吸引さ
れて印字レバーが前進したときに印字し、復帰ばねのば
ね力により後退する。図2,3に示すように、印字ヘッ
ドAの前面部には、ヘッドフレーム1が設けてあり、印
字ワイヤWはヘッドフレーム1から前方に突出するノー
ズ部1d内を貫通すると共に、第1及び第2の2枚の先
端ガイド10,9によって整列されている。
【0044】図3に示すように、ガイド板12には先端
の平面形状が円形の先端ガイドピン7,位置決め突起7
aが圧入され、左側の2つの先端ガイドピン7はガイド
板12前方の第1先端ガイド10の2つの位置決め孔1
0aと嵌合する。ここで上の位置決め孔10aは円形
で、下の位置決め孔10aは長溝であり、これにより第
1先端ガイド10はガイド板12に対し位置決めされ
る。
【0045】ガイド板12の右側の位置決め突起7a,
先端ガイドピン7はガイド板12前方の第2先端ガイド
9の位置決め長溝9a,位置決め孔9cと嵌合する。位
置決め長溝9aの上下方向の長さは位置決め突起7aの
それよりも印字ワイヤWの先端整列ピッチの2分の1だ
け長く設定してあり、位置決め孔9cの上下方向の長さ
は位置決め長溝9aのそれよりもさらに長く設定してあ
る。これにより第2の先端ガイド9は印字ワイヤWの先
端整列ピッチの2分の1の距離だけ移動可能である。
【0046】図1のようにヘッドフレーム1のノーズ部
1dに設けられた接着部1cにガイド板12が固着され
ている。位置決め突起7a,先端ガイドピン7の先端は
第1,第2の先端ガイド10,9の前方の押え板13の
位置決め孔に嵌合し押え板13はガイド板12に対し位
置決めされ、さらに押え板13はノーズ部1dに設けら
れた接着部1bに固着されている。
【0047】つまり第2の先端ガイド9を上下方向に摺
動可能としかつそのストロークを決める手段としては、
第2の先端ガイド9の位置決め長溝9aと、これと嵌合
可能に設けてある、ノーズ部1dに固定的に設けた位置
決め突起7aとにより行われる。
【0048】したがって第1先端ガイド10はノーズ部
1dの前端に固定されており、第2先端ガイド9はノー
ズ部1dの前端に、第1先端ガイド10の右側に並列的
に、かつ印字ワイヤWの整列方向に印字ワイヤWの先端
整列ピッチの2分の1のストロ―ク分移動可能に設けて
ある。
【0049】第1,第2先端ガイド10,9にはそれぞ
れ1列のガイド孔が設けてある。各ガイド孔は印字ワイ
ヤWがそれぞれ1本ずつ貫通する12個の円形の孔を近
接して垂直方向に整列する複数の孔で構成してある。こ
れらの2列のガイド孔は互いに平行に配置されることに
なる。
【0050】図1のように押え板13は印字ワイヤWの
列の挿通可能な2列の長溝13aを有する。
【0051】第2の先端ガイド9の上下移動による摺動
部は、先端ガイド押え板13の背後となるので、印字動
作によって印字ワイヤWの先端部近傍で発生するごみ等
がこの摺動部に付着することはなく、ごみ等により動作
が不安定になることが防止される。
【0052】本発明では、この第2先端ガイド9の垂直
方向の移動によって、印字ワイヤWのパラレル配置と千
鳥配置との切り換えが行われる。第2先端ガイド9が上
昇している時に、第1,2先端ガイド10,9の2つの
ガイド孔が相互に印字ワイヤの先端整列ピッチの2分の
1だけずれて位置し、印字ワイヤWの2列は千鳥配置と
なる。
【0053】そこで第2先端ガイド9を上下に移動させ
る構成について次に説明する。図5に示すように、ヘッ
ドフレーム1の下辺の支持部にスライドバー(スライド
部材)2が連結してある。スライドバー2には、移動方
向に長いガイド長溝が設けてある。
【0054】図6に示すように、ヘッドフレーム1のノ
―ズ部1dと反対側の面の円柱状突起(凸部)1aの頭
部にローラを嵌合させてこのローラをこのガイド長溝内
に位置させ、円柱状突起1a頭部の突出端に支持板18
を載置し、円柱状突起1a,支持板18をねじ止めする
ことによってスライドバー2は印字ヘッドから脱出不能
に印字ヘッドに組込まれる。
【0055】図5に示すように、印字ヘッドAはキャリ
ッジ24に載置され左右に移動可能である。スライドバ
ー2はヘッドAと共に移動可能であるが、ヘッドAに対
し相対的に左右方向に移動可能である。スライドバー2
の両端部はヘッドAから左右に突出している。
【0056】図4のようにスライドバー2にはカム溝2
aが設けてある。このカム溝2aはスライドバー2の左
右方向の移動を後述の伝達レバー3の上下方向の移動に
変換するためのもので、カム溝2aの両端部には、ヘッ
ドの移動方向に長くかつ移動方向に垂直方向(上下方
向)に相互の位置がずれている、わずかに傾斜した下方
の第1切換長溝2a1 及び上方の第2切換長溝2a2 が
設けてあり、中央部でこの両切換長溝を連結する傾斜溝
2a3 が設けてある。
【0057】傾斜溝2a3 のスライドバー2移動方向の
長さは、スライドバー2のスライド量よりも小さく設定
してある。
【0058】図1に示すように、スライド部材2と第2
の先端ガイド9との間には、スライド部材2の変位に連
動して第2の先端ガイド9を変位させる伝達切換え手段
Bが設けてある。
【0059】伝達切換え手段Bは、伝達レバー3,板ば
ね6,係合片8とからなっている。
【0060】伝達レバー3に設けてあるローラピン(カ
ムフォロア)4はスライドバー2のカム溝2aに嵌合し
ている。
【0061】すなわちローラピン4は伝達レバ―3にカ
シメられており、図6のようにローラピン4の先端には
ローラ5が嵌合しており、そのローラ5がスライドバー
2のカム溝2aと嵌合している。
【0062】図1に示すように、伝達レバー3の左右両
端の上端部は印字ワイヤW突出方向に屈成され、加圧ば
ねである板ばね6の保持部3aとなっており、板ばね6
と連結するための連結孔3bが穿設してある。
【0063】図6に示すように、スライドバー2と同様
に伝達レバー3にはその上下方向に長い長溝3cが設け
てあり、長溝3cはヘッドフレ―ム1のノ―ズ部1dと
反対側の面の円柱状突起1aとロ―ラを介して嵌合して
いる。円柱状突起1a頭部の突出端に支持板19を載置
し、円柱状突起1a,支持板19をねじ止めすることに
よって伝達レバー3は印字ヘッドから脱出不能に印字ヘ
ッドに組込まれ、また伝達レバー3は上下にスライド可
能なように保持されている。
【0064】図1に示すように、板ばね6はその両端部
で連結孔3b,3bに貫通して、その中間部で後述の係
合片8の連結孔8aを貫通し、伝達レバー3は板ばね6
を介して係合片8に連結している。
【0065】図1のように係合片8は、第2の先端ガイ
ド9と板ばね6とを連結するもので、係合片8の先端8
bは、第2の先端ガイド9に穿設された孔9bに挿入さ
れ係合片8は第2の先端ガイド9と連結している。
【0066】連結孔8aはヘッドフレーム1のノーズ部
1dと反対側に位置する。
【0067】図1に示すように、ノーズ部1dのガイド
板12の背後には印字ワイヤをガイドし印字中の印字ワ
イヤの振動を抑制する中間ガイド14,15,16,1
1が順に設けてあり、図3に示すように、中間ガイド1
4,15,16には係合片8を逃がすスリット14a,
15a,16aが設けてあり、これにより中間ガイド1
4,15,16は係合片8の上下方向の移動の妨げにな
らない。
【0068】また、第1,第2の先端ガイドに近い中間
ガイド14,15は左右に分割されている。そして全て
の中間ガイド板面の左右には位置決め孔14b,15
b,16b,11bが設けられ、ワイヤー挿入時に左右
1対の共通の位置決めピンが挿入可能で全ての中間ガイ
ドどうしの位置決めができる。これにより全ての中間ガ
イドのガイド孔が対向するようになり、ワイヤー挿入性
がよくなる。
【0069】なお1対の位置決めピンはワイヤー挿入後
に除去する。
【0070】中間ガイド11はヘッドフレーム1に固着
してあり、その他の中間ガイドはヘッドフレーム1に固
着していず、遊嵌している。
【0071】中間ガイド11の孔11aには係合片8の
後端8cを挿入可能で、中間ガイド11は係合片8を軸
支可能である。
【0072】後述するようにスライドバー2が印字ヘッ
ドAに対して左右に移動するときに、ローラピン4は第
1切換長溝2a1 または第2切換長溝2a2 内に入るが
そのとき伝達レバー3はスライドバー2の移動方向に直
交して上下に移動する。
【0073】伝達レバー3は板ばね6,係合片8を介し
て第2の先端ガイド9を上下させる。
【0074】後述の位置決め手段Cによりスライドバー
2は高速印字位置と高品質印字位置とに安定させられる
が、このときローラピン4も2つの長溝2a1 ,2a2
のいずれかの中で安定する。2つの長溝2a1 ,2a2
内にあるときのローラピン4の上下方向の位置ずれ量
は、伝達レバー3の上下方向の移動量に等しい。その移
動量は、印字ワイヤWの先端整列ピッチの2分の1より
も大きく設定してある。
【0075】また、ヘッド移動領域の両側に設けてあり
プリンタの支持フレームを構成する地板17a,b(静
止部材)には、スライドバー2が当接可能である。
【0076】図8に示すように、印字ヘッドAは地板1
7a,17bの間の長さL0 の領域I内を通常の印字時
には移動する。千鳥配置をパラレル配置に、またはパラ
レル配置を千鳥配置に切り換える場合には、印字ヘッド
は領域I内を越えて領域JまたはK内を移動しL1 また
はL2 だけ移動したときに、スライドバー2が当接部材
17aまたは17bに当接してスライドバー7がヘッド
Aの移動方向と反対方向に所定量移動するようになって
いる。
【0077】スライドバー2と伝達レバー3との位置決
めを行なう位置決め手段Cは伝達レバー3,カム溝2
a,板ばね6によりなる。
【0078】図4に示すように第1切換長溝2a1 の上
の溝面及び第2切換長溝2a2 の下の溝面は右へいくほ
ど高くなっており、第1切換長溝2a1 の上の溝面の傾
斜溝2a3 の近傍および第2切換長溝2a2 の下の溝面
の傾斜溝2a3 の近傍には,位置決め突部2a4 ,2a
5 をそれぞれ設けてある。
【0079】印字ヘッドA組立時にはヘッドフレーム1
のノーズ部1d側にガイド板12,第1,第2の先端ガ
イド10,9,押え板13をとりつけ、ヘッドフレーム
1のノーズ部1dと反対側から係合片8をとりつけ、ノ
ーズ部1dに中間ガイド14,15,16,11をとり
つける。
【0080】その後に図6のように、ヘッドフレーム1
のノーズ部1dと反対側から係合片8の連結孔8a上
に、板ばね6をとりつけた伝達レバー3をとりつけ、ま
たノーズ部1dと反対側にスライドバー2をとりつけ
る。伝達レバー3はヘッドフレーム1のノーズ部1dと
反対側の凹部1e内に位置する。さらにその上から伝達
レバー3,スライドバー2用の支持板19,18をの
せ、支持板19,18をヘッドフレーム1にねじ止めす
る。その後に図7のように、さらにその上から絶縁シ―
ト21をのせ、ヨ―ク枠22,駆動コイル,ヨ―クプレ
―ト等の電磁的駆動装置,印字ワイヤWとア―マチュア
との組立体23等を積層状にとりつけ、最後にヘツドカ
バ―30をねじ止めして印字ヘッドAの組立が完了す
る。
【0081】次に動作について説明する。
【0082】図5の状態は、印字ヘッドAが図5の左か
ら右へ移動し、通常の移動領域Iを越えて更にL2 だけ
右へ移動されたときに、スライドバー2が当接部材17
bに当接してその移動が阻止されてヘッドの移動方向と
は反対方向に相対的に左へ移動することにより、印字ワ
イヤWが高品質印字に適した千鳥配置に切換わる途中の
状態を示す。
【0083】即ち、印字ヘッドA移動前にはワイヤ列は
パラレル配置で、ローラピン4は切換溝2aの第1切換
長溝2a1 内に位置していたが、印字ヘッドA移動後、
スライドバー2が印字ヘッドAに対し相対的に左へ移動
すると、ローラピン4は傾斜溝2a3 を通って第2切換
長溝2a2 内へ移動する。第1切換長溝2a1 よりも第
2切換長溝2a2 の方が上方に位置しているので、ロー
ラピン4は上方へ移動し、伝達レバー3を上方へ移動さ
せる。伝達レバー3は板ばね6を介して係合片8と第2
の先端ガイド9とを上方へ移動させる。ここで第2の先
端ガイド9は印字ワイヤWの先端整列ピッチの2分の1
のストローク分だけ移動可能で、伝達レバー3の上下方
向の移動量は、第2の先端ガイド9の移動可能量よりも
大きく設定してある。
【0084】つまり図4のようにローラピン4が第1切
換長溝2a1 から第2切換長溝2a2 内へ移動すると
き、第2の先端ガイド9は印字ワイヤWの先端整列ピッ
チの2分の1だけ上昇し第2の先端ガイド9の位置決め
長溝9aの下端が位置決め突起7aの下端に当接する
と、第2の先端ガイド9の移動はそこでとまる。したが
って板ばね6の中央部も印字ワイヤWの先端整列ピッチ
の2分の1しか上昇しない。しかし伝達レバー3は印字
ワイヤWの先端整列ピッチの2分の1よりも大きい量上
昇する。
【0085】よって伝達レバー3は板ばね6の両端部を
その中央部に対して自然状態よりも上方に位置するよう
保持する。
【0086】このとき板ばね6の両端部は、伝達レバー
3により上方へたわみ、板ばね6のばね力により位置決
め長溝9aの下端が位置決め突起7aの下端におしつけ
られ、そののち板ばね6のばね力により板ばね6の両端
部によりヘッドA下方向への押圧力を伝達レバー3に加
える。よってローラピン4は第2の切換長溝2a2 の下
の溝面に押しつけられる。このときも板ばね6の両端部
は、伝達レバー3により上方へたわんだままで、位置決
め長溝9aの下端は位置決め突起7aの下端におしつけ
られ第2の先端ガイド9の位置決めがされる。
【0087】例えば、印字ヘッドの移動のずれにより通
常の移動領域Iを越えて更に図8のL2 以上右へ移動さ
れる場合にスライドバー2は図4の状態よりも左方向に
移動する。このときは、第2切替長溝2a2 の下の溝面
の図4よりさらに右の部分がローラピン4に対向するこ
とになる。その溝面は右へいくほど高くなっており、ま
たローラピン4は板ばね6により下方に押圧されてい
る。そのため、スライドバー2は、ローラピン4の押圧
力により、図4の状態よりも左へ移動した分量だけ右へ
もどされ、位置決め突部2a5 がローラピン4に当たっ
て、スライドバー2,伝達レバー3は位置決めされる。
すなわち板ばね6,伝達レバー3,カム溝2aによりス
ライドバー2,伝達レバー3の位置決めを行なう。
【0088】なおスライドバー2,伝達レバー3の位置
決めについてはローラピン4が第1切替長溝2a1 内に
あるときも上述と同様である。
【0089】第2の先端ガイド9が上方へ移動すると、
第2の先端ガイド9のガイド孔を貫通する12本の印字
ワイヤW、つまり右列の12本の印字ワイヤのみが上方
へ半ピッチ移動し、左列の12本の印字ワイヤは第1の
先端ガイド10のガイド孔に規制されたままであるの
で、結果として24本の印字ワイヤWは千鳥配置とな
る。
【0090】中間ガイド14,15は左右に分割してあ
り、それらは第1,2の先端ガイド10,9に近い。中
間ガイド14,15は印字ワイヤのモ―ド切換時の変位
量の大きい部分をガイドするが、それらの右側片は右列
の12本の印字ワイヤとともに移動可能である。よって
中間ガイドからワイヤ―への余分な応力が作用するのを
防止でき、ワイヤ―の,ガイド孔との摺動負荷の低減が
可能である。
【0091】千鳥配置を高速印字に適したパラレル配置
に切り換える場合には、上に述べた場合とは逆に、図8
において印字ヘッドAが右から左へ移動して移動領域I
を越えて更にL1 だけ左へ移動させ、スライドバー2を
相対的に右へ移動させて行う。
【0092】そしてローラピン4が第1切換長溝2a1
内へ移動し、伝達レバー3が下降し、係合片8と第2の
先端ガイド9とを下方へ移動させる。このときも第2の
先端ガイド9は印字ワイヤWの先端整列ピッチの2分の
1だけ下降し第2の先端ガイド9の位置決め長溝9aの
上端が位置決め突起7aの上端に当接すると、第2の先
端ガイド9の移動はそこでとまる。したがって板ばね6
の中央部も印字ワイヤWの先端整列ピッチの2分の1し
か下降しない。
【0093】しかし伝達レバー3は印字ワイヤWの先端
整列ピッチの2分の1よりも大きい量下降する。したが
って、伝達レバー3は板ばね6の両端部をその中央部に
対して自然状態よりも下方に位置するよう保持する。こ
のとき板ばね6の両端部は、伝達レバー3により下方へ
たわみそのばね力により位置決め長溝9aの上端が位置
決め突起7aの上端におしつけられ、そののち板ばね6
のばね力により板ばね6の両端部によりヘッドA上方向
への押圧力を伝達レバー3に加える。よってローラピン
4は第1の切換長溝2a1 の上の溝面に押しつけられ
る。このときも板ばね6の両端部は、伝達レバー3によ
り下方へたわんだままで位置決め長溝9aの上端が位置
決め突起7aの上端におしつけられ、第2の先端ガイド
9の位置決めがなされる。
【0094】また板ばね6,伝達レバー3,カム溝2a
により、位置決め突部2a4 がローラピン4に当たっ
て、スライドバー2,伝達レバー3は位置決めされる。
【0095】そして、第2の先端ガイドのガイド孔を貫
通する12本の印字ワイヤWのみが下方へ半ピッチ移動
する。左列の12本の印字ワイヤは第1の先端ガイド1
0のガイド孔に規制されたままであるので、結果として
24本の印字ワイヤWはパラレル配置となる。
【0096】こうして、位置決め長溝9a,位置決め突
起7a,伝達切換手段Bにより、キャリッジがスライド
バー2を地板17a,17bに押圧する時以外は、各々
の配列の状態で板ばね6のばね力により第2の先端ガイ
ド9は位置決め保持されるという効果がある。
【0097】本発明によれば、先端ガイドを回転させ印
字ワイヤを千鳥配置,パラレル配置に切り換えるもので
ないから、千鳥配置,パラレル配置時で印字ワイヤの垂
直方向の配列ピッチが不変で文字の大きさに大きな変化
はない。
【0098】つぎに位置決め手段Cの作用について説明
する。
【0099】たとえばパラレル配置を千鳥配置に切換え
る場合、印字ヘッドAが図5の左から右へ移動し、印字
ヘッドの移動のずれにより通常の移動領域Iを越えて更
に図8のL2 以上右へ移動される場合があるが、このと
きにスライドバー7は必要以上に印字ヘッドAから左方
向に突出する。この状態のまま印字ヘッドAを移動領域
I内で移動しフル桁印字するとスライドバー2の左端部
が当接部材17aに当接してスライドバー2が破損した
り、印字時に千鳥配置をパラレル配置に誤切換えしてし
まうおそれがある。位置決め手段Cにより位置決め突部
2a5 がローラピン4に当たって、スライドバー2をヘ
ッドに対して正確な位置に保持して以上のことを防止す
る。千鳥配置をパラレル配置に切換える場合も同様であ
る。
【0100】ヘッドフレームのノーズ部1dと反対側の
面にスライド部材2と伝達切換え手段Bとを設けてある
からヘッド外部からの力によって、スライド部材2と伝
達切換え手段Bが破損するのを防止できる。
【0101】また印字ヘッドAの組立て方として、スラ
イドバー2,板ばね6,伝達レバー3をヘッドフレーム
のノーズ部1dと反対側の面に積層状にとりつけ、また
それらの上にヨ―ク等電磁駆動装置を積層して組み立て
る。このように部品を順次積層してヘッドフレーム1の
一方の面に組みこめばいいから、ヘッドを組み立てると
きは途中でヘッドフレームを裏返す工程を少なくでき、
組立てやすく工程上もコスト減につながる。
【0102】なお、長溝13aはワイヤWのリボン引掛
を防止するためのもので印字ワイヤの突出時のガイドで
はないので、横幅をワイヤWの径より十分大きくとって
もよい。
【0103】また、本発明は本実施例に限られず、たと
えばカム溝の第1切換長溝,第2切換長溝の溝面をヘッ
ドの移動方向に完全に平行に延伸して設けることもでき
る。この場合ローラピン4は第1切換長溝,第2切換長
溝内に入っているとき、板ばね6のばね力によりそれら
の溝面におしつけられることにより、正確に伝達レバー
の上下方向の位置決めをし、伝達レバーを高速印字位置
と高品質印字位置とに選択的に安定させるすることがで
きる。
【0104】また伝達切換え手段は上述の実施例に限ら
れず、スライドバ―の動きを伝達レバーの上下運動に変
換する手段は上述の実施例のようなカム溝2aとローラ
ピン4に限られない。すなわち、リンク機構によってス
ライドバ―の動きを伝達レバーまたは係合片の上下運動
に変換するようにしてもよい。またラック・ピニオン機
構を用いてもよい。すなわち、スライドバー,伝達レバ
ーにそれぞれラックを形成し、印字ヘッドにピニオンを
設け三者を噛合させ伝達レバーを上下させる。伝達レバ
ーのストロークの規制は、ラックまたはピニオンに歯を
部分的に設けることにより行なう。
【0105】また凸部1a,長溝3cのかわりに、伝達
レバー3が嵌合する、ヘッドフレームのノーズ部1dと
反対側の凹部により伝達レバー3をガイドするようにし
てもよい。
【0106】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、第2の
先端ガイドを印字ヘッドの移動に連動させて上下に移動
させてパラレル配置と千鳥配置とを切り換えるようにし
たので、自動的な切換えができソレノイドが不要とな
り、切換えのための構成を簡単にでき、印字スピードの
高速化と印字品質の向上との両方の要望に応えることが
できる。第1及び第2先端ガイドにより印字ワイヤをガ
イド孔全周で均等にガイドしているので、印字品質を向
上できる。第2の先端ガイドによりガイドされる印字ワ
イヤが半ピッチ移動するのみであるので、印字ワイヤの
撓み量が少なく均一であり、パラレル配置と千鳥配置と
で印字特性が均一で安定であり、耐久性を向上できる。
印字ワイヤを先端部で斜行させることが無いので、ワイ
ヤに加わる負荷が少なく、応答特性や耐久性を向上でき
る。第1,第2の先端ガイドはノーズ部に並列的に設け
てあるから、各先端ガイド製造上の制約がない。
【0107】さらにヘッドフレームの両側より突出した
スライド部材が静止部材に当接して印字モードを切換え
るから、先端ガイド付近に空間を設けなくてよくリボン
マスク等をとりつけることができ、設計上の制約がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の印字ヘッドの要部斜視図で
ある。
【図2】同上の印字ヘッドの要部側面図である。
【図3】同上の印字ヘッドのワイヤガイドの組立方法を
示す説明図である。
【図4】同上のスライド部材の要部正面図である。
【図5】同上の印字ヘッドの正面図である。
【図6】同上の印字ヘッドの組立方法を示す説明図であ
る。
【図7】同上の印字ヘッドの組立方法を示す説明図であ
る。
【図8】印字ヘッドの移動範囲を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ヘツドフレーム 1a 凸部 1d ノーズ部 2 スライドバー(スライド部材) 2a カム溝 2a1 第1切換長溝 2a2 第2切換長溝 2a3 傾斜溝 3 伝達レバー 4 ローラピン(カムフォロア) 6 板ばね 7a 位置決め突起 8 係合片 9 第2の先端ガイド 9a 位置決め長溝 10 第1の先端ガイド 12 ガイド板 13 押え板 13a 長溝 17a,17b 地板(静止部材) 24 キャリッジ A 印字ヘッド B 伝達切換え手段 W 印字ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9211−2C B41J 3/10 106 Q

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジ上に搭載されて記録媒体の幅
    方向に移動されるとともに、電磁的に駆動される複数の
    印字ワイヤがヘッドフレームのノーズ部で整列支持され
    ている印字ヘッドを有しかつ印字モードを高速印字と高
    品質印字とに切換え可能なワイヤドットプリンタにおい
    て、 上記ノーズ部には、上記印字ワイヤの先端部を上記先端
    部が摺動可能なようにガイドしかつこれらを少なくとも
    2列に整列する先端ガイドが設けてあり、 上記先端ガイドは、上記記録媒体の幅方向に並列的に設
    けてあり、たがいに相等しい数の上記印字ワイヤをガイ
    ドする第1,第2の先端ガイドによりなり、 上記第1の先端ガイドは上記ノーズ部に固定されてお
    り、上記第2の先端ガイドは上記ノーズ部に上記印字ワ
    イヤの先端の整列方向に、実質的に上記印字ワイヤの先
    端整列ピッチの2分の1のストロークで移動可能に設け
    てあり、 上記ヘッドフレームまたはそれと固定関係にある部材に
    は、上記印字ヘッドの移動方向と実質的に平行にスライ
    ド可能なスライド部材が上記ヘッドフレームの両側より
    突出する状態に設けてあり、 上記スライド部材は、上記印字ヘッドが通常の移動領域
    を越えて移動されたときにプリンタ内の静止部材と当接
    することによって変位されるものであり、 上記スライド部材と上記第2の先端ガイドとの間には、
    上記スライド部材の変位に連動して上記第2の先端ガイ
    ドを変位させる伝達切換え手段が設けてあることを特徴
    とする印字モードを切換え可能なワイヤドットプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記伝達切換え手段
    は、上記スライド部材の変位に連動して上記スライド部
    材の移動方向と実質的に直交する方向にスライドする伝
    達レバーと、両端が上記伝達レバーに係合する板ばね
    と、上記第2の先端ガイドと一体に移動するように設け
    てありかつ上記板ばねの中央部に係合する係合片とから
    なっており、 上記スライド部材には上記スライド部材の移動方向に長
    くかつこの移動方向と実質的に直交する方向に位置がず
    れている第1及び第2の切換え長溝と、この両切換え長
    溝を連結する傾斜溝とからなっているカム溝が設けてあ
    り、上記伝達レバーには上記カム溝と嵌合するカムフォ
    ロアが設けてあることを特徴とする印字モードを切換え
    可能なワイヤドットプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記ノーズ部には、
    上記第2の先端ガイドをガイドするガイド板が設けてあ
    り、上記ガイド板と上記第2の先端ガイドの一方には位
    置決め突起が、他方には位置決め長溝が互いに嵌合可能
    に設けてあり、上記位置決め長溝の上下方向の長さは上
    記位置決め突起のそれよりも上記印字ワイヤの先端整列
    ピッチの2分の1だけ長く設定してあり、上記カムフォ
    ロアが上記第1及び第2の切換え長溝のうち上方の長溝
    内にあるときは、上記伝達レバーは上記板ばねの両端部
    をその中央部に対して自然状態よりも上方に位置するよ
    う保持し、上記カムフォロアが上記第1及び第2の切換
    え長溝のうち下方の長溝内にあるときは、上記伝達レバ
    ーは上記板ばねの両端部をその中央部に対して自然状態
    よりも下方に位置するよう保持することを特徴とする印
    字モードを切換え可能なワイヤドットプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    上記印字ヘッドの上記先端ガイドの前面には、上記印字
    ワイヤ列の挿通可能な複数列の長溝を有する押え板が固
    定的に設けてあることを特徴とする印字モードを切換え
    可能なワイヤドットプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    上記ヘッドフレ―ムの上記ノーズ部と反対側の面には、
    上記伝達レバーおよび上記スライド部材のスライドを案
    内する凹部または凸部が設けてあり、上記スライド部
    材,上記伝達レバー,上記板ばね,上記係合片は上記面
    側に積層状にとりつけてあることを特徴とする印字モー
    ドを切換え可能なワイヤドットプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862071A (ja) * 1981-09-18 1983-04-13 エルメス・プレシザ・アンテルナシオナル・ソシエテ・アノニム 切換可能なニ−ドル式印書ヘツド

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