JPH06287249A - 液状重合体組成物 - Google Patents

液状重合体組成物

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JPH06287249A
JPH06287249A JP10008293A JP10008293A JPH06287249A JP H06287249 A JPH06287249 A JP H06287249A JP 10008293 A JP10008293 A JP 10008293A JP 10008293 A JP10008293 A JP 10008293A JP H06287249 A JPH06287249 A JP H06287249A
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JP
Japan
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hydroxyl group
containing liquid
diene
liquid
reaction
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JP10008293A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Koga
哲也 古閑
Yoshiro Shiraki
良郎 白木
Toshihiro Tanaka
逸啓 田中
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 共役ジエン系モノマーの60%以上が1,4
−結合をした、水酸基含有液状ジエン系重合体及び/又
はその部分水素化物(A)と、重合開始剤(B)と、分
子内に2個乃至3個のアクリレート基或いはメタクリレ
ート基を有する分子量が250〜1000の反応性希釈
剤(C)とからなる液状重合体組成物。 【効果】 本発明によれば、低粘度であって作業性に優
れ、しかも低PII(一次皮膚刺激性)であって環境の
面からも優れた液状重合体組成物が得られる。しかも、
この組成物を硬化処理して得られる硬化体は、低硬度
(概ねJIS A60以下)であって、ゴム状の硬化体
である。従って、本発明は、コーティング材,電気絶縁
材,接着剤,塗料などとして有効に利用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低粘度であり、しかも
低PII(一次皮膚刺激性)であり、かつ低硬度の硬化
体を与える液状重合体組成物に関するものであって、コ
ーティング材,電気絶縁材,接着剤,塗料などとして広
範に利用することのできる液状重合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、分子末端にアクリロイル基などの置換基を有する液
状ジエン系重合体は知られており、これらは紫外線照射
或いは加熱硬化することにより、電気特性,耐水性,耐
薬品性,可撓性などに優れた硬化体を与え、様々な用途
に使用されている(特公昭61−16281号公報参
照)。しかしながら、これらの組成物は高粘度であり、
また用いる反応性希釈剤によっては組成物の皮膚刺激の
程度を表すPII(一次皮膚刺激性)も決して低くはな
く、作業性,環境性の面でかなり問題を残していた。さ
らに、得られる硬化体の硬度は大きく、低硬度のゴム状
の硬化体が要求される用途においては使用が制限されて
いた。
【0003】本発明は、これら従来の欠点を解消し、低
粘度であり、しかも低PIIであり、かつ低硬度の硬化
体を与える液状重合体組成物を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、共役
ジエン系モノマーの60%以上が1,4−結合をした、
水酸基含有液状ジエン系重合体及び/又はその部分水素
化物(A)と、重合開始剤(B)と、分子内に2個乃至
3個のアクリレート基或いはメタクリレート基を有する
分子量が250〜1000の反応性希釈剤(C)とから
なる液状重合体組成物を提供するものである。
【0005】本発明においては、(A)成分として、共
役ジエン系モノマーの60%以上が1,4−結合をし
た、水酸基含有液状ジエン系重合体及び/又はその部分
水素化物を用いる。後者の共役ジエン系モノマーの60
%以上が1,4−結合をした、水酸基含有液状ジエン系
重合体の部分水素化物は、前者の共役ジエン系モノマー
の60%以上が1,4−結合をした、水酸基含有液状ジ
エン系重合体を、例えば公知の方法を用いて水素化する
ことにより得ることができる。
【0006】ここで(A)成分として、共役ジエン系モ
ノマーの60%以上が1,4−結合をした、水酸基含有
液状ジエン系重合体やその部分水素化物ではなく、例え
ば共役ジエン系モノマーの60%未満が1,4−結合を
した、水酸基含有液状ジエン系重合体やその部分水素化
物を用いたとしても、本発明の目的を達成することはで
きない。
【0007】本発明において(A)成分として用いる水
酸基含有液状ジエン系重合体としては、数平均分子量
が、通常、300〜25000、好ましくは500〜1
0000のものであり、水酸基含有量が、0.2〜10
meq/g、好ましくは0.4〜7meq/gのものである。ま
た、分子構造的には、シス−1,4結合およびトランス
−1,4結合の合計が60%以上、好ましくは70%以
上のものである。なお、1,4−結合が60%より少な
い場合には、得られる硬化体の硬度が極めて高くなり、
ゴム状の硬化体を得ることができない。なお、水酸基
は、分子鎖末端,分子鎖内部のいずれにあっても良い
が、特に分子鎖末端にあるものが望ましい。また、本発
明では2種以上の水酸基含有液状ジエン系重合体、例え
ば水酸基含有液状イソプレン系重合体と水酸基含有液状
イソプレン−ブタジエン共重合体とを併用することも可
能である。
【0008】上記のような共役ジエン系モノマーの60
%以上が1,4−結合をした、水酸基含有液状ジエン系
重合体は、例えば以下のようにして得ることができる。
【0009】具体的には例えば、炭素数4〜22のジエ
ンモノマー(具体的にはブタジエン、イソプレン、クロ
ロプレン、1,3−ペンタジエン、シクロペンタジエン
など)の1種或いは2種以上を、過酸化水素、水酸基を
有するアゾ化合物(例えば、2,2’−アゾビス〔2−
メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミ
ド等〕又は水酸基を有するパーオキサイド(例えば、シ
クロヘキサノンパーオキサイド等)を開始剤として、ラ
ジカル重合することにより、水酸基含有液状ジエン系重
合体(例えば、水酸基含有液状ポリイソプレン,水酸基
含有液状イソプレン−ブタジエン共重合体等)が得られ
る。なお、水酸基含有液状ジエン系重合体として、イソ
プレン−ブタジエン共重合体を製造する場合には、重合
時のジエンモノマーの仕込み量により、イソプレンとブ
タジエンの共重合割合を任意の範囲で変えることができ
る。
【0010】この際の開始剤の使用量は、ジエンモノマ
ー100gに対して、例えば、過酸化水素を用いる場合
は、1.0〜50g、2,2’−アゾビス〔2−メチル
−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド〕を
用いる場合は、5.0〜100g、シクロヘキサノンパ
ーオキサイドを用いる場合は、5.0〜100gが適当
である。なお、重合は無溶媒で行なうことも可能である
が、反応の制御の容易さ等のため溶媒を用いることが好
ましい。溶媒としては、エタノール, イソプロパノー
ル,n−ブタノール等が通常用いられる。反応温度は、
80〜150℃、反応時間は0.5〜15時間が適当で
ある。
【0011】なお、重合時には2種以上のジエンモノマ
ーを混合して用いることもできる。また、ジエンモノマ
ーに対し、50mol %以下の割合で、炭素数2〜22の
付加重合性モノマー(例えば、ブテン、ペンテン、スチ
レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリ
ル酸及びそのエステル、メタクリル酸及びそのエステ
ル、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルアミド等)を添
加することもできる。
【0012】反応終了後に、溶液を減圧下で蒸留すれ
ば、溶剤,未反応モノマー等が除去され、共役ジエン系
モノマーの60%以上が1,4−結合をした、水酸基含
有液状ジエン系重合体が得られる。ここで例えば、ナフ
タレンジリチウム等の触媒を用いてジエンモノマーをア
ニオン重合させてイソプレンリビングポリマー或いはイ
ソプレン−ブタジエン共重合リビングポリマーを製造
し、さらにモノエポキシ化合物等を反応させた場合に
は、共役ジエン系モノマーの60%以上が1,2−結合
をした、水酸基含有液状ジエン系重合体となってしま
う。
【0013】上記の如くして、共役ジエン系モノマーの
60%以上が1,4−結合をした、水酸基含有液状ジエ
ン重合体を製造することができるが、その部分水素化物
は、例えばこれをさらに均一系触媒、不均一系触媒を用
いる公知の手法により、部分水素化することによって得
ることができる。
【0014】まず均一系触媒を用いる場合には、ヘキサ
ン, シクロヘキサン等の飽和炭化水素やベンゼン, トル
エン, キシレン等の芳香族炭化水素を溶媒とし、常温〜
150℃の反応温度において、常圧〜50kg/cm2G の水
素圧下で水素添加反応が行なわれる。均一系触媒として
は、遷移金属ハライドと、アルミニウム、アルカリ土類
金属若しくはアルカリ金属などのアルキル化物との組合
せによるチーグラー触媒等を、ポリマーの二重結合あた
り、0.01〜0.1mol %程度使用する。反応は通常
1〜24時間で終了する。
【0015】一方、不均一系触媒等を用いる場合には、
ヘキサン, シクロヘキサン等の飽和炭化水素、ベンゼ
ン, トルエン, キシレン等の芳香族炭化水素、ジエチル
エーテル, テトラヒドロフラン(THF), ジオキサン
等のエーテル類、エタノール,イソプロパノール,1−
ブタノール等のアルコール類等、或いはこれらの混合系
を溶媒として用い、常温〜200℃の反応温度におい
て、常圧〜100 kg/cm2G の水素圧下で水素添加反応
が行なわれる。不均一系触媒としてはニッケル, コバル
ト, パラジウム, 白金, ロジウム, ルテニウム等の触媒
を単独で、或いはシリカ, ケイソウ土, アルミナ, 活性
炭等の担体に担持して用いればよい。触媒の使用量はポ
リマー重量に対し、0.05〜10重量%が適当であ
る。これらの触媒は2種以上を混合して用いても良い。
なお、反応は通常、1〜48時間で終了する。
【0016】反応終了後に触媒をろ別して、溶液を減圧
下で蒸留すれば、溶剤が除去され、目的とする、共役ジ
エン系モノマーの60%以上が1,4−結合をした、水
酸基含有液状ジエン系重合体の部分水素化物が得られ
る。このようにして得られる水酸基含有液状ジエン系重
合体の部分水素化物は、数平均分子量は300〜250
00、好ましくは500〜10000であり、水酸基含
有量が0.1〜10meq/g であるものが望ましい。
【0017】なお、水素化反応後における重合体中の不
飽和二重結合の量は、JIS K2605による電気滴
定法によって測定することができる。得られる水酸基含
有液状ジエン系重合体の部分水素化物の臭素価は、30
〜300g/100g、好ましくは50〜300g/1
00gである。ここで臭素価が30g/100g未満で
ある場合には、硬化が充分に行なわれず硬化体を得るこ
とが難しい。一方、臭素価が300g/100gを超え
る場合には、得られる硬化体はゴム状とならず、低硬度
の硬化体を得ることができない。
【0018】本発明では、2種以上の水酸基含有液状ジ
エン系重合体の部分水素化物の混合も可能であり、例え
ば水酸基含有液状イソプレン系重合体の部分水素化物
と、水酸基含有液状イソプレン−ブタジエン共重合体の
部分水素化物との混合物を用いることもできる。さら
に、水酸基含有液状ジエン系重合体と、その部分水素化
物との混合も可能である。
【0019】なお、本発明において、水酸基含有液状ジ
エン系重合体やその部分水素化物としては、1分子当た
りの平均水酸基数が、1.7以上、特に2.0以上であ
るものを用いることが、良好な物性の硬化体を得る観点
から好ましい。1分子当たりの平均水酸基数は、次の式
で表される。
【0020】
【数1】
【0021】次に、本発明においては(B)成分として
重合開始剤を用いる。ここで本発明で用いる重合開始剤
は、一般に用いられるラジカル重合開始剤であれば特に
支障はない。具体的には例えば、tert−ブチルパー
ベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、tert−ブ
チルクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパー
オキサイド、ラウリルパーオキサイド、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、アゾビスイソブチルニトリル等が
挙げられる。
【0022】このような重合開始剤(B)の配合量は、
前記(A)成分である水酸基含有液状ジエン系重合体及
び/又はその部分水素化物100重量部に対して、0.
1〜10重量部、好ましくは0.5〜3重量部である。
ここで重合開始剤(B)の配合量が少なすぎると、配合
する効果が認められず、一方、重合開始剤(B)の配合
量が多すぎると、得られる硬化体が硬くて脆くなるた
め、いずれも好ましくない。
【0023】また、本発明においては(C)成分として
反応性希釈剤を用いる。ここで用いられる反応性希釈剤
は、分子内に2個乃至3個のアクリレート基或いはメタ
クリレート基を有するものである。分子内に1個又は4
個以上のアクリレート基或いはメタクリレート基を有す
るものでは、得られる硬化体の硬度が高いという不都合
を生じ、所望する低硬度の硬化体を得ることができな
い。
【0024】また、最終的に得られる液状重合体組成物
の低粘度化(具体的には1000cps/25℃以下で
あることが好ましい)と低PII化(具体的にはPII
値を2以下とすることが好ましい)を図るため、この反
応性希釈剤としては分子量が250〜1000、好まし
くは300〜700のものを用いる必要がある。ここで
反応性希釈剤の分子量が250未満のものであると、得
られる液状重合体組成物の低粘度化は容易であるもの
の、PII値が一般に高く、硬化体の硬度も高くなる傾
向があるため好ましくない。一方、反応性希釈剤の分子
量が1000を超えたものであると、得られる液状重合
体組成物が高粘度となり、作業性が悪化するため好まし
くない。
【0025】本発明において用いることのできる反応性
希釈剤として具体的には例えば、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ヒ
ドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエ
ステルのカプロラクトン付加物ジアクリレート、ヒドロ
キシピバルアルデヒドとトリメチロールプロパンのアセ
タール化合物のジアクリレート、ジアリルオキシジアク
リロイロキシシクロヘキサン、トリメチロールプロパン
プロピレンオキサイド付加物トリアクリレート、グリセ
リンプロピレンオキサイド付加物トリアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールの低級脂肪酸及びアクリル酸のエ
ステル、トリシクロデカンジメタノールジアクリレー
ト、1−メトキシシクロドデカジエニルアクリレート、
2,6−ジブロム−4−tert−ブチルフェニルアク
リレートなどのアクリレート化合物、並びにこれらアク
リレート化合物におけるアクリレートをメタクリレート
に置換したメタクリレート化合物が挙げられる。
【0026】なお、本発明では、これら反応性希釈剤を
少なくとも1種以上用いる必要がある。反応性希釈剤の
配合量は、前記(A)成分である水酸基含有液状ジエン
系重合体及び/又はその部分水素化物100重量部に対
して、5〜100重量部、好ましくは10〜50重量部
である。ここで反応性希釈剤(C)の配合量が少なすぎ
ると、配合する効果が認められず、一方、反応性希釈剤
(C)の配合量が多すぎると、硬化体の硬度が高くなる
ため、いずれも好ましくない。
【0027】本発明では、最終的に得られる液状重合体
組成物の貯蔵安定性を向上させるため、上記の如き必須
成分の他に重合禁止剤を添加することができる。このよ
うな重合禁止剤として具体的には例えば、ハイドロキノ
ン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、パラベンゾキ
ノン、メチルパラベンゾキノン、メチルハイドロキノ
ン、tert−ブチルハイドロキノン、フェノチアジ
ン、tert−ブチルカテコールなどが挙げられる。ま
た、上記の化合物と併用の形で、ジフェニルイソデシル
ホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、ト
リイソデシルホスファイト、トリフェニルホスファイト
などの三級ホスファイト類を添加することができる。こ
れら重合禁止剤の添加量は特に制限はないが、通常、前
記(A)成分である水酸基含有液状ジエン系重合体及び
/又はその部分水素化物100重量部に対して、0.1
〜4.0重量部、好ましくは0.5〜2.0重量部であ
る。
【0028】また、本発明では、必要により無機・有機
充填材を添加することができる。本発明において用いる
ことのできる無機充填材としては、亜鉛、アルミニウ
ム、銅、ニッケル、ガラス球、ガラスフレーク、ガラス
繊維、カーボンブラック(チャンネルブラック、ファー
ネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラッ
ク)、炭素繊維、グラファイト、アスベスト、カオリン
クレー、ロウ石クレー、タルク、カスミ石、クリオライ
ト、ケイ灰石、ケイソウ土、スレート粉、ホワイティン
グ、長石粉、マイカ、セッコウ、石英粉、微粉珪酸、ア
タパルジャイト、セリサイト、火山灰、蛭石、シリカ、
アルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジルコニ
ウム、酸化チタン、酸化鉄、二酸化モリブデン、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、珪酸カルシウム、ゼ
オライト、チタン酸カリウム、窒化ホウ素、ボロンナイ
トライト、二硫化モリブデン等を挙げることができる。
【0029】また、本発明において用いることのできる
有機充填材としては、ゴム粉末,セルロース,リグニ
ン,キチン質,皮革粉,ヤシ殻,木粉や木綿,麻,羊
毛,絹等の天然系の繊維、ナイロン,ポリエステル,ビ
ニロン,アセテート,アクリル等の合成繊維、ポリエチ
レン,ポリプロピレン,ポリスチレン,ABS樹脂,ポ
リカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリブ
チレンテレフタレート,ポリメチルメタクリレート,塩
化ビニル樹脂,エポキシ樹脂,フェノール樹脂等の合成
樹脂粉末又は顆粒等を挙げることができる。これらの無
機充填材、有機充填材の配合量については、特に制限は
無いが、通常、前記(A)成分である水酸基含有液状ジ
エン系重合体及び/又はその部分水素化物100重量部
に対して、0.5〜500重量部、好ましくは5〜20
0重量部である。
【0030】さらに、本発明では瀝青物質を添加するこ
ともできる。ここで瀝青物質として具体的には例えば、
ストレートアスファルト、ブローンアスファルト、セミ
ブローンアスファルト、プロパン(溶剤)脱瀝アスファ
ルト等の石油アスファルト、石油ピッチ、石炭タール、
石炭ピッチ等を挙げることができる。これら瀝青物質の
配合量については特に制限は無いが、通常、前記(A)
成分である水酸基含有液状ジエン系重合体及び/又はそ
の部分水素化物100重量部に対して、500重量部以
下が適当である。
【0031】本発明においては、その他の添加剤とし
て、必要に応じて溶剤,粘着性付与樹脂,老化防止剤
(酸化防止剤,紫外線吸収剤),難燃剤,消泡剤,発泡
防止剤等を、反応前,反応中または反応後のいずれかの
時期に添加することができる。
【0032】すなわち、粘度低下のため、n−ヘキサ
ン,シクロヘキサン,トルエン,キシレン等の炭化水素
系溶剤、メチルエチルケトン,シクロヘキサノン等のケ
トン系溶剤、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、テトラヒ
ドロフラン等のエステル系溶剤、N,N−ジエチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等を用いることができ
る。これら溶剤の配合量についても特に制限は無いが、
通常、前記(A)成分である水酸基含有液状ジエン系重
合体及び/又はその部分水素化物100重量部に対し
て、200重量部以下、好ましくは100重量部以下で
ある。
【0033】次に、粘着力,接着力の調整のために粘着
性付与樹脂を用いることができる。具体的には例えば、
アルキルフェノール樹脂,テルペン樹脂,テルペンフェ
ノール樹脂,キシレンホルムアルデヒド樹脂,ロジン,
水添ロジン,クマロン樹脂,脂肪族石油樹脂,脂環族石
油樹脂,芳香族石油樹脂,水添石油樹脂等がある。
【0034】また、耐熱性,耐候性向上のために、ヒン
ダードフェノール系,ヒンダードアミン系,ベンゾトリ
アゾール系等の老化防止剤(酸化防止剤,紫外線吸収
剤)を添加することができる。
【0035】さらに、リン化合物,ハロゲン化合物,酸
化アンチモン等の難燃剤を配合したり、シリコーン化合
物等の消泡剤を配合したり、ゼオライト、生石灰等の発
泡防止剤などを配合することもできる。
【0036】上記成分を混合することにより、目的とす
る液状重合体組成物を得ることができる。すなわち、前
記成分を前記割合で配合して、液状重合体組成物を調製
する。組成物の調製にあたっては、混合装置、混練装置
等を用い、15〜50℃の温度で、0.5秒間〜8時
間、好ましくは1秒間〜5時間攪拌混合する。手順とし
ては、(B)成分である重合開始剤を除く他の成分を配
合して、上記の温度、時間で混合し、混合物を得る。こ
の混合物に重合開始剤を添加し、良く混合して液状重合
体組成物を得る。得られた液状重合体組成物を金型、被
着体などに流し込み、100〜180℃の温度で、20
秒間〜5時間、好ましくは1分間〜3時間加熱し、硬化
体を得ることができる。また、UV照射或いはEB照射
による硬化も可能である。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳しく説明す
る。 製造例1(水酸基末端液状ポリイソプレンの調製) 1リットル容のステンレス製耐圧反応容器に、イソプレ
ン200g, 濃度20%の過酸化水素水40g及びイソ
プロパノール100gを仕込み、温度120℃、反応時
間2時間の条件で反応を行なった。反応中において、圧
力は最高8 kg/cm2Gに達した。反応が終了した後、分液
ロートに反応混合物を入れ、600gの水を添加して震
盪し、3時間静置した後、油層を分取した。この油層か
ら、溶媒、モノマー、低沸点成分を、2mmHg、100
℃、2時間の条件で留去し、分子鎖末端に水酸基を有す
る液状ポリイソプレン(収率66重量%)を得た。この
ものの数平均分子量は2240であり、水酸基含有量は
0.96meq/g 、粘度は64ポイズ/30℃、臭素価は
230g/100gであった。このときの1分子当たり
の平均水酸基数は2.15であった。また、 1H−NM
Rによる構造解析結果は、トランス−1,4結合が57
%、シス−1,4結合が33%、1,2結合が6%、
3,4結合が4%であった。
【0038】製造例2(水酸基末端液状ポリイソプレン
の部分水素化物の調製) 上記製造例1の如くして得た、分子鎖末端に水酸基を有
する液状ポリイソプレン100g、ルテニウム含量5重
量%のルテニウムカーボン触媒5g、及び溶媒としてシ
クロヘキサン100gを仕込み、50 kg/cm2Gの水素圧
下で150℃にて1時間水素化反応を行なった。反応終
了後、0.45μmのメンブランフィルターを通して、
反応溶液から触媒を分離除去した後、2mmHg、110
℃、2時間の条件で溶媒を留去した。その結果、分子鎖
末端に水酸基を有する液状ポリイソプレンの部分水素化
物が得られた。このものの数平均分子量は2310であ
り、水酸基含有量は0.95 meq/g、粘度151ポイズ
/30℃、臭素価は135g/100gであった。この
ときの1分子当たりの平均水酸基数は2.19であっ
た。
【0039】製造例3(水酸基末端液状ポリイソプレン
の部分水素化物の調製) 水素化反応の時間を3時間としたこと以外は、製造例2
と同様にして、分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイ
ソプレンの部分水素化物を調製した。このものの数平均
分子量は2350であり、水酸基含有量は0.95 meq
/g、粘度289ポイズ/30℃、臭素価は85g/10
0gであった。このときの1分子当たりの平均水酸基数
は2.23であった。
【0040】製造例4(水酸基末端液状ポリイソプレン
の部分水素化物の調製) 水素化反応の時間を6時間としたこと以外は、製造例2
と同様にして、分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイ
ソプレンの水素化物を調製した。このものの数平均分子
量は2290であり、水酸基含有量は0.96 meq/g、
粘度789ポイズ/30℃であった。なお、臭素価は2
g/100gと低いものであった。このときの1分子当
たりの平均水酸基数は2.20であった。
【0041】製造例5(水酸基末端液状イソプレン−ブ
タジエン共重合体の調製) 1リットル容のステンレス製耐圧反応容器に、イソプレ
ン90g、ブタジエン110g、濃度20%の過酸化水
素水40g、及びイソプロパノール100gを仕込み、
温度120℃、反応時間2時間の条件で反応を行なっ
た。反応中において、圧力は最高8 kg/cm2Gに達した。
反応が終了した後、分液ロートに反応混合物を入れ、6
00gの水を添加して震盪し、3時間静置した後、油層
を分取した。この油層から、溶媒、モノマー、低沸点成
分を、2mmHg、100℃、2時間の条件で留去し、水酸
基含有液状イソプレン−ブタジエン共重合体(収率62
重量%)を得た。このものの数平均分子量は2240で
あり、水酸基含有量は0.91meq/g 、粘度は44ポイ
ズ/30℃、臭素価は215g/100gであった。こ
のときの1分子当たりの平均水酸基数は2.04であっ
た。また、 1H−NMRによる構造解析結果は、1,4
−結合が83%、1,2−結合が14%、3,4−結合
が3%であった。また、組成比率はイソプレン含量45
%であり、ブタジエン含量55%であった。
【0042】製造例6(水酸基末端液状イソプレン−ブ
タジエン共重合体の部分水素化物の調製) 上記製造例5の如くして得た水酸基末端液状イソプレン
−ブタジエン共重合体100g、ルテニウム含量5重量
%のルテニウムカーボン触媒5g、及び溶媒としてシク
ロヘキサン100gを仕込み、50 kg/cm2Gの水素圧下
で150℃にて2時間水素化反応を行なった。反応終了
後、0.45μmのメンブランフィルターを通して、反
応溶液から触媒を分離除去した後、2mmHg、110℃、
2時間の条件で溶媒を留去した。その結果、分子鎖末端
に水酸基を有する液状イソプレン−ブタジエン共重合体
の部分水素化物が得られた。このものの数平均分子量は
2350であり、水酸基含有量は0.94 meq/g、粘度
は101ポイズ/30℃、臭素価は110g/100g
であった。このときの1分子当たりの平均水酸基数は
2.21である。
【0043】実施例1〜8及び比較例1〜4 第1表に示す組成物のうち、重合開始剤を除く原料を配
合し、25℃で1時間混合攪拌し、液状重合体の配合物
を得た。これに重合開始剤を第1表に示す割合で加え、
25℃で2分間混合攪拌し液状重合体組成物を得た。こ
れを300×150×2mmの金型上に流し、150℃で
1時間オーブン中に入れ、硬化体を得た。この液状重合
体組成物及び硬化体を用いた評価結果を第1表に示す。
【0044】〔評価項目〕 (1)液状重合体組成物の25℃での粘度 上記で得られた液状重合体組成物を500mlのガラス瓶
に入れ、恒温水槽中で25℃に1分間保持後、B8M型
粘度計(No.4ローター)で粘度を測定した。一般に組成
物の粘度が100ポイズを超えると、注型、含浸、塗布
等の操作を行なうのが難しくなったり、得られる硬化体
中に気泡が残存したりするので好ましくない。 (2)PII値 上記で得られた液状重合体組成物のPII(一次皮膚刺
激率)を評価した。 (3)硬化体の硬度 JIS K 6301に準拠し、硬化体の硬度を測定し
た。
【0045】
【表1】
【0046】〔第1表の脚注〕 1);水酸基含有液状ポリブタジエン(出光アトケム
(株)製)、1,4−結合含有率80%、水酸基含量=
0.83 meq/g、数平均分子量=2800、粘度=56
ポイズ/30℃) 2);水酸基含有液状ポリブタジエン(出光アトケム
(株)製)、1,4−結合含有率80%、水酸基含量=
1.83 meq/g、数平均分子量=1210、粘度=14
ポイズ/30℃) 3);製造例1で得られた水酸基末端液状ポリイソプレ
ン 4);製造例2で得られた水酸基末端液状ポリイソプレ
ンの部分水素化物(臭素価は135g/100g) 5);製造例3で得られた水酸基末端液状ポリイソプレ
ンの部分水素化物(臭素価は85g/100g) 6);製造例4で得られた水酸基末端液状ポリイソプレ
ンの水素化物(臭素価は2g/100g) 7);製造例5で得られた水酸基末端液状イソプレン−
ブタジエン共重合体 8);製造例6で得られた水酸基末端液状イソプレン−
ブタジエン共重合体の部分水素化物(臭素価は110g
/100g) 9);アクリロイル末端ポリブタジエン(長瀬産業
(株)製、実施例1で用いたR−45HTの末端アクリ
ロイル化物、粘度=450ポイズ/50℃) 10);水酸基含有液状ポリブタジエン(日本曹達
(株)製、1,4−結合含有率8%、水酸基含量=0.
82 meq/g、数平均分子量=1400、粘度=52ポイ
ズ/45℃) 11);tert−ブチルパーベンゾエート(化薬アク
ゾ(株)製) 12);トリメチロールプロパントリメタクリレート
(新中村化学(株)製、商品名:NKエステルTMP
T、粘度=0.4ポイズ/25℃、分子量=335 13);トリプロピレングリコールジアクリレート(日
本化薬(株)製、粘度=0.2ポイズ/25℃、分子量
=330) 14);ポリエチレングリコール#400ジアクリレー
ト(新中村化学(株)製、粘度=0.5ポイズ/25
℃、分子量=522) 15);2−ヒドロキシエチルアクリレート(和光純薬
(株)製、粘度=0.07ポイズ/25℃、分子量=1
16) 16);トリブチルカテコールを溶剤に溶解させたもの
(化薬アクゾ(株)製) 17);ジフェニルイソデシルホスファイト(堺化学
(株)製、商品名:Chelex MD)
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、低粘度であって作業性
に優れ、しかも低PII(一次皮膚刺激性)であって環
境の面からも優れた液状重合体組成物が得られる。しか
も、この組成物を硬化処理して得られる硬化体は、低硬
度(概ねJISA 60以下)であって、ゴム状の硬化
体である。したがって、本発明は、コーティング材,電
気絶縁材,接着剤,塗料などとして有効に利用すること
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共役ジエン系モノマーの60%以上が
    1,4−結合をした、水酸基含有液状ジエン系重合体及
    び/又はその部分水素化物(A)と、重合開始剤(B)
    と、分子内に2個乃至3個のアクリレート基或いはメタ
    クリレート基を有する分子量が250〜1000の反応
    性希釈剤(C)とからなる液状重合体組成物。
  2. 【請求項2】 部分水素化物の臭素価が30〜300g
    /100gであることを特徴とする請求項1記載の液状
    重合体組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999046312A1 (fr) * 1998-03-12 1999-09-16 Elf Atochem S.A. Compositions stables au stockage permettant d'obtenir des revetements elastomeres
USRE41784E1 (en) 2000-03-17 2010-09-28 Sony Corporation Adhesive material

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