JPH06290654A - 多芯平行接着線の製法 - Google Patents

多芯平行接着線の製法

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JPH06290654A
JPH06290654A JP7476293A JP7476293A JPH06290654A JP H06290654 A JPH06290654 A JP H06290654A JP 7476293 A JP7476293 A JP 7476293A JP 7476293 A JP7476293 A JP 7476293A JP H06290654 A JPH06290654 A JP H06290654A
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JP
Japan
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adhesive layer
insulating
wire
adhesive
resin forming
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Application number
JP7476293A
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English (en)
Inventor
Takehito Sawamoto
武仁 澤本
Akihide Kadowaki
昭秀 門脇
Shigeru Amano
茂 天野
Michinori Hatada
道則 畑田
Michio Koike
三千雄 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルなどに巻回したり、積層したときに熱
による層間接着が簡単に行え、しかも多芯平行接着線そ
のものが変形したり、絶縁素線がばらけたりしない多芯
平行接着線を製造する。 【構成】 第1接着層3とこの上の第2接着層4を有
し、第1接着層3をなす樹脂の溶融温度が第2接着層4
をなす樹脂の溶融温度よりも高い関係にある絶縁素線5
を、複数本平行に引き揃えて第1接着層3をなす樹脂の
溶融温度以上に加熱し、この溶融した第1接着層3で各
絶縁素線5間を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種電気通信機器の
コイルや配線などに用いられる多芯平行接着線の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】多芯平行接着線の製造方法としては、導
体上に絶縁塗料(エナメル塗料)を塗布、焼付して絶縁
層を形成して絶縁素線とし、この絶縁素線を複数本平行
に引き揃えたのち、これに接着ワニスを塗布、乾燥させ
てこれら絶縁素線を接着するとともにロールに通して整
形を行うものが知られている。また、絶縁層上にさらに
融着層を形成した絶縁素線を作り、この絶縁素線を複数
本平行に引き揃えたのち、加熱し融着層をその溶融温度
以上の温度として各絶縁素線間を溶融した融着層で接着
するとともにロールに通して整形を行う方法もある。
【0003】ところで、このようにして得られた多芯平
行接着線にあっては、これをコイルなどに巻回、積層し
て使用する場合に、次のような欠点がある。すなわち、
上述の接着ワニスあるいは融着層を構成する樹脂が熱硬
化性樹脂であると、多芯平行接着線とされた時には既に
熱硬化状態であるため、熱による多芯平行線の層間接着
が行えず、層間がばらけたり、ずれたりする。また、接
着ワニスあるいは融着層を構成する樹脂が熱可塑性樹脂
であると熱による多芯平行線の層間接着はできるものの
接着ワニス、融着層が再溶融するため、多芯平行接着線
が変形したり、絶縁素線間がばらけたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、多芯平行接着線をコイル等に巻回あるいは
積層したときに、熱による層間接着が簡便に行え、しか
も多芯平行接着線そのものが変形したり、絶縁素線間が
ばらけたりすることがない多芯平行接着線を得ることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、第1接着
層とこの上の第2接着層を有し、第1接着層をなす樹脂
の溶融温度が第2接着層をなす樹脂の溶融温度よりも高
い関係にある絶縁素線5を、複数本平行に引き揃えて第
1接着層をなす樹脂の溶融温度以上に加熱し、この溶融
した第1接着層で各絶縁素線間を接着することで解決さ
れる。
【0006】以下、この発明を詳しく説明する。まず、
図1に示すような絶縁素線を製造する。銅、銅合金など
からなる導体1上に絶縁塗料を塗布、焼付して絶縁層2
を形成する。この絶縁層2は、例えばポリエステル、ポ
リイミド、ポリウレタン、ポリエステルイミド、ポリア
ミドイミド、エポキシ、ポリヒダントイン、ポリエステ
ルアミドなどからなり、その厚さが約20〜100μm
のものであるがこの範囲外でもよい。この絶縁層2上に
第1接着層3を形成する。
【0007】この第1接着層3は、例えば酢酸ビニル含
量が10〜40wt%のエチレン−酢酸ビニル共重合
体、ブチラール樹脂、芳香族ナイロン、飽和ポリエステ
ル、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,10、
ナイロン11、ナイロン12、フェノキシ、ポリスルホ
ンなどの熱可塑性樹脂をその溶剤に溶解した塗料を絶縁
層2上に塗布、焼付して形成したもので、その厚さが2
〜10μmの範囲のものであるがこの範囲外でもよい。
この第1接着層3上に、ついて第2層接着層4を形成す
る。この第2接着層4は、先の第1接着層3を構成する
熱可塑性樹脂と同様の熱可塑性樹脂をその溶剤に溶解し
た塗料を第1接着層3上に同様に塗布、焼付して形成し
たもので、その厚さが2〜10μmの範囲のものである
がこの範囲外でもよい。
【0008】そして、この第1接着層3を構成する熱可
塑性樹脂の溶融温度が第2接着層4を構成する熱可塑性
樹脂の溶融温度よりも約10℃以上高いことが必要とな
る。したがって、第1接着層3と第2接着層4との具体
的な組み合せとしては、例えば、 第1接着層(3) 第2接着層(4) 芳香族ナイロン エチレン−酢酸ビニル共重合体 ポリスルホン フェノキシ ポリスルホン ブチラール樹脂 ナイロン6,6 エチレン酢酸ビニル共重合体 などが挙げられる。
【0009】また、第1接着層3を構成する熱可塑性樹
脂の溶融温度が第2接着層4を構成する熱可塑性樹脂の
溶融温度よりも高く、かつ第1接着層3を構成する熱可
塑性樹脂がアルコール不溶性であり、第2接着層4を構
成する熱可塑性樹脂がブチラール樹脂、共重合ナイロン
などのアルコール可溶性である組み合せであってもよ
い。このような組み合せの具体例としては、 第1接着層(3) 第2接着層(4) ナイロン6,6 共重合ナイロン ナイロン6 ブチラール樹脂 などが挙げられる。
【0010】上述のアルコール可溶性樹脂としては、さ
らに次のような条件を満すものであることが好ましい。
すなわち、エチルアルコールに対する溶解性が所定の値
以上であることが必要である。この溶解性の評価は、ア
ルコール可溶性樹脂を成分とする塗料を金属板、ガラス
板などの基板上に塗布、焼付して厚さAの皮膜を形成す
る。ついで、この皮膜を基板ごと30℃の純エチルアル
コール中に正確に30分間浸漬したのち、取り出し、1
分以内に皮膜の厚さBをマイクロメータなどで測定し、
皮膜Aと皮膜Bの厚さを比較する方法で行われる。そし
て、エチルアルコール浸漬後の皮膜の厚さBが、浸漬前
の厚さAの70%以下であることが必要である。浸漬後
の皮膜の厚さBが浸漬前の厚さAの70%を越えるとア
ルコールに対する溶解性が不足し、後述するアルコール
を併用した多芯平行接着線の層間接着の際の接着力が低
下し、好ましくない。
【0011】このようにして得られた絶縁素線5を、図
2に示すように複数本送出ボビン15から送り出し、引
き揃えロール16で平行に引き揃えて、加熱炉6に通
し、加熱し、絶縁素線5の第1接着層3を溶融し、この
溶融した第1接着層3で絶縁素線5間を接着し、ついで
整形ロール7に通して整形し、自然放冷して図3に示す
多芯平行接着線8とする。この際、第1接着層3が溶融
する温度で加熱を行うので、第2接着層4は第1接着層
3よりも軟化の度合が大きくなり、絶縁素線5間が接触
する時に、第1接着層3とともに外側に押し出され、図
3に示すような多芯平行接着線8が得られる。
【0012】また、整形ロール7としては、図4に示す
ような一対の溝付ロール7a,7bを用いることが好ま
しい。溝付ロール7a,7bの溝9の深さを、多芯平行
接着線8の厚さのほぼ1/2とし、溝9の幅を多芯平行
接着線8の幅とほぼ等しくすることで絶縁素線8の変位
がない整列状態の良好な多芯平行接着線を製造すること
ができる。
【0013】このようにして製造された多芯平行接着線
8をコイル等に巻回したり、積層したりしたのち、層間
接着を行うには、第2接着層4が溶融溶解する条件で接
着を行う。すなわち、第2接着層4のみが溶融する温度
に加熱するかあるいは第2接着層4のみが溶解するよう
にアルコールを噴霧しながら巻回あるいは積層するかも
しくは巻回、積層したものをアルコールに短時間浸漬
し、乾燥する方法などで層間接着を行う。このような方
法で層間接着を行うことにより、絶縁素線5間を接着し
ている第1接着層3は一切溶融もしくは溶解しないの
で、絶縁素線5がばらけたり、変形することがない。
【0014】以下、具体例を示す。 (実施例1)径0.12mmの導体にウレタン絶縁塗料
を塗布、焼付して厚さ14μmのポリウレタンからなる
絶縁層を形成し、この上にナイロン6のクレゾール溶液
(固形分10wt%)を塗布、焼付して、ナイロン6か
らなる厚さ7.5μmの第1接着層を形成し、さらにこ
の上にアルコール可溶性の共重合ナイロンを成分とする
塗料を塗布、焼付けして共重合ナイロンからなる厚さ5
μmの第2接着層を形成して絶縁素線とした。この絶縁
素線を17本平行に密着して引き揃え、加熱炉に通して
約260℃に加熱し、整形ロールに通して整形し多芯平
行接着線を得た。
【0015】(実施例2)径0.12mmの導体にウレ
タン絶縁塗料を塗布、焼付して厚さ14μmのポリウレ
タンからなる絶縁層を形成し、この上にポリスルホンを
成分とする塗料を塗布、焼付してポリスルホンからなる
厚さ8μmの第1接着層を形成し、この上にさらにエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニルコンテント33
%)を成分とする塗料を塗布、焼付けしてエチレン酢酸
ビニル共重合体からなる厚さ5μmの第2接着層を形成
して絶縁素線とした。この絶縁素線を17本平行に密着
して引き揃え、加熱炉に通して約260℃に加熱し、整
形ロールに通して整形し多芯平行接着線を得た。
【0016】(比較例1)径0.12mmの導体上にウ
レタン絶縁塗料を塗布、焼付して厚さ14μmのポリウ
レタンからなる絶縁層を形成し、この上にアルコール可
溶性の共重合ナイロンを成分とする塗料を塗布、焼付し
て厚さ2μmの接着層を形成して絶縁素線とした。この
絶縁素線を17本平行に密着して引き揃え、加熱炉に通
して約200℃に加熱し、整形ロールを通して多芯平行
接着線を得た。
【0017】実施例1で得られた多芯平行接着線をエチ
ルアルコールを塗布しながら、バックテンション約50
0gでコイルに多層巻きし、80℃の加熱炉中に30分
間放置した。その結果、良好な層間接着が行われ、コイ
ルは一体化していた。また、絶縁素線間のばらけや変形
はまったく認められなかった。また、実施例2で得られ
た多芯平行接着線をバックテンション約500gでコイ
ルに多層巻きし、100℃の加熱炉に10分間放置し
た。その結果、良好な層間接着が行われ、コイルは一体
化しており、絶縁表示間のばらけや変形はまったく認め
られなかった。一方、比較例1で得られた多芯平行接着
線をエチルアルコールを塗布しながら、バックテンショ
ン約500gでコイルに多層巻きし、80℃の加熱炉中
に30分放置したところ、コイル全体としては接着して
いたが、絶縁素線間がずれたり、ばらけたりしていた。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の多芯平
行接着線の製法は、第1接着層3とこの上の第2接着層
4を有し、第1接着層3をなす樹脂の溶融温度が第2接
着層4をなす樹脂の溶融温度よりも高い関係にある絶縁
素線5を、複数本平行に引き揃えて第1接着層3をなす
樹脂の溶融温度以上に加熱し、この溶融した第1接着層
3で各絶縁素線5間を接着するものであるので、得られ
る多芯平行接着線を巻回、積層したとき、熱による層間
接着が簡単に行え、かつ絶縁素線間のばらけや変形など
がないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における絶縁素線の一例を示す断面図
である。
【図2】 本発明の製法を実施するための装置の例を示
す概略構成図である。
【図3】 本発明の製法で得られた多芯平行接着線の一
例を示す断面図である。
【図4】 本発明の製法において用いられる整形ロール
の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
3…第1接着層、4…第2接着層、5…絶縁素線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑田 道則 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 小池 三千雄 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1接着層とこの上の第2接着層を有
    し、第1接着層をなす樹脂の溶融温度が第2接着層をな
    す樹脂の溶融温度よりも高い関係にある絶縁素線を、複
    数本平行に引き揃えて第1接着層をなす樹脂の溶融温度
    以上に加熱し、この溶融した第1接着層で各絶縁素線間
    を接着することを特徴とする多芯平行接着線の製法。
  2. 【請求項2】 第1接着層と第2接着層との関係がさら
    に、第1接着層をなす樹脂がアルコール不溶性であり、
    第2接着層をなす樹脂がアルコール可溶性であることを
    特徴とする多芯平行接着線の製法。
JP7476293A 1993-03-31 1993-03-31 多芯平行接着線の製法 Pending JPH06290654A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118280658A (zh) * 2024-04-23 2024-07-02 深圳九天数通科技有限公司 一种多芯电缆分线与并线的制作设备及制作方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118280658A (zh) * 2024-04-23 2024-07-02 深圳九天数通科技有限公司 一种多芯电缆分线与并线的制作设备及制作方法

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