JPH06291618A - データ保持回路 - Google Patents
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- JPH06291618A JPH06291618A JP5072350A JP7235093A JPH06291618A JP H06291618 A JPH06291618 A JP H06291618A JP 5072350 A JP5072350 A JP 5072350A JP 7235093 A JP7235093 A JP 7235093A JP H06291618 A JPH06291618 A JP H06291618A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速動作時の出力波形の劣化を抑えることが
できるデータ保持回路を提供する。 【構成】 入力された選択信号S,SNに基づいてデー
タ取込状態とデータ保持状態との切り換えを行なう切換
回路150と、切換回路150に定電流を流す定電流源
160と、切換回路150がデータ保持状態からデータ
取込状態へ切り換わるときにのみ付加的な電流を流す、
定電流源160と並列に接続された付加電流源170と
を備えている。
できるデータ保持回路を提供する。 【構成】 入力された選択信号S,SNに基づいてデー
タ取込状態とデータ保持状態との切り換えを行なう切換
回路150と、切換回路150に定電流を流す定電流源
160と、切換回路150がデータ保持状態からデータ
取込状態へ切り換わるときにのみ付加的な電流を流す、
定電流源160と並列に接続された付加電流源170と
を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマスタスレーブ
型のDタイプフリップフロップ(DFF)やTタイプフ
リップフロップ(TFF)等に使用されるデータ保持回
路に関するものである。
型のDタイプフリップフロップ(DFF)やTタイプフ
リップフロップ(TFF)等に使用されるデータ保持回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ保持回路について、GaA
sを用いた超高速ICを例に採って説明する。GaAs
ICは、例えば、光通信システム等の超高速通信システ
ム用のICとして使用されている。
sを用いた超高速ICを例に採って説明する。GaAs
ICは、例えば、光通信システム等の超高速通信システ
ム用のICとして使用されている。
【0003】GaAsICを構成するための回路として
は、DCFL(Direct Couple FETLogic )回路やSC
FL(Source Coupled FET Logic )回路等が知られてい
る。この中でも、超高速通信システム用のICとして
は、SCFL回路が特に適している。これは、SCFL
回路は論理能力が大きいため、超高速回路の主要な回路
要素であるTFFやDFF等を2ゲートで構成でき、高
速化を図りやすいからである。
は、DCFL(Direct Couple FETLogic )回路やSC
FL(Source Coupled FET Logic )回路等が知られてい
る。この中でも、超高速通信システム用のICとして
は、SCFL回路が特に適している。これは、SCFL
回路は論理能力が大きいため、超高速回路の主要な回路
要素であるTFFやDFF等を2ゲートで構成でき、高
速化を図りやすいからである。
【0004】以下、SCFL回路で構成された従来のデ
ータ保持回路について、このデータ保持回路をマスタス
レーブ型のTFFに使用した場合を例にとって説明す
る。図4は、かかるTFFの一構成例を示す電気回路図
である。
ータ保持回路について、このデータ保持回路をマスタス
レーブ型のTFFに使用した場合を例にとって説明す
る。図4は、かかるTFFの一構成例を示す電気回路図
である。
【0005】図4に示したTFFは、マスタ段としての
データ保持回路200′と、スレーブ段としてのデータ
保持回路300′とを備えている。同図において、20
1〜211,301〜311はGaAsMESFET
(Metal Semiconductor FieldEffect Transistor )で
ある。また、221〜226,321〜326は抵抗、
231,232,331,332はダイオードである。
この回路では、スレーブ段としてのデータ保持回路30
0′の出力を、TFFの出力とするとともにマスタ段と
してのデータ保持回路200′に入力することにより、
TFFとしての動作を可能にしている。
データ保持回路200′と、スレーブ段としてのデータ
保持回路300′とを備えている。同図において、20
1〜211,301〜311はGaAsMESFET
(Metal Semiconductor FieldEffect Transistor )で
ある。また、221〜226,321〜326は抵抗、
231,232,331,332はダイオードである。
この回路では、スレーブ段としてのデータ保持回路30
0′の出力を、TFFの出力とするとともにマスタ段と
してのデータ保持回路200′に入力することにより、
TFFとしての動作を可能にしている。
【0006】このように構成されたTFFでは、入力ク
ロック信号CKがハイレベルのとき(すなわち入力クロ
ック信号CKNがローレベルのとき)にデータ入力端子
241,242からのデータの取り込みが行われ、入力
クロック信号CKがローレベルのとき(入力クロック信
号CKNがハイレベルのとき)には当該入力データが保
持される。したがって、このTFFは、入力クロック信
号CK,CKNの1周期の間は一定の信号レベルを維持
するので、この入力クロック信号CK,CKNの1/2
の周期を有することとなる。
ロック信号CKがハイレベルのとき(すなわち入力クロ
ック信号CKNがローレベルのとき)にデータ入力端子
241,242からのデータの取り込みが行われ、入力
クロック信号CKがローレベルのとき(入力クロック信
号CKNがハイレベルのとき)には当該入力データが保
持される。したがって、このTFFは、入力クロック信
号CK,CKNの1周期の間は一定の信号レベルを維持
するので、この入力クロック信号CK,CKNの1/2
の周期を有することとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなデータ保持
回路を超高速通信システム用のICに使用する場合に
は、高速の信号を扱うため、高速で動作させる(すなわ
ち動作周波数を高くする)ことが必要となる。
回路を超高速通信システム用のICに使用する場合に
は、高速の信号を扱うため、高速で動作させる(すなわ
ち動作周波数を高くする)ことが必要となる。
【0008】しかしながら、上述したような従来のデー
タ保持回路では、十分な動作速度を得ることができなか
った。これは、動作速度を高くしていくにしたがって出
力波形の劣化が激しくなり、誤動作が生じやすくなるた
めである。
タ保持回路では、十分な動作速度を得ることができなか
った。これは、動作速度を高くしていくにしたがって出
力波形の劣化が激しくなり、誤動作が生じやすくなるた
めである。
【0009】図5(a)に、図4に示したTFFの最大
動作周波数近傍での出力信号OUT,OUTNの波形を
示す。また、図5(b)は、出力信号OUT,OUTN
の理想的な波形を示している。さらに、図5(c)は、
これらの出力波形に対応する入力クロック信号CK,C
KNの波形を示している。
動作周波数近傍での出力信号OUT,OUTNの波形を
示す。また、図5(b)は、出力信号OUT,OUTN
の理想的な波形を示している。さらに、図5(c)は、
これらの出力波形に対応する入力クロック信号CK,C
KNの波形を示している。
【0010】同図からわかるように、動作周波数を最大
動作周波数近傍まで高くすると、出力信号OUT,OU
TNの波形が劣化して、波形の立上がり時間が入力クロ
ック信号CK,CKNの波形の2倍程度になってしま
う。また、それに伴い、出力波形の振幅も実質的に小さ
くなる。そして、動作周波数をさらに高くして最大動作
周波数よりも高くすると、出力信号OUT,OUTNの
波形がさらに劣化し、誤動作が生じてしまうようにな
る。
動作周波数近傍まで高くすると、出力信号OUT,OU
TNの波形が劣化して、波形の立上がり時間が入力クロ
ック信号CK,CKNの波形の2倍程度になってしま
う。また、それに伴い、出力波形の振幅も実質的に小さ
くなる。そして、動作周波数をさらに高くして最大動作
周波数よりも高くすると、出力信号OUT,OUTNの
波形がさらに劣化し、誤動作が生じてしまうようにな
る。
【0011】なお、出力信号OUT,OUTNの波形の
劣化を整形することは、波形整形用の出力バッファを用
いても期待できない。これは、同じ性能のFETを用い
てTFFと出力バッファとを構成した場合には、TFF
の1/2分周出力信号を増幅する力はほとんどないから
である。すなわち、出力バッファを増幅器と考えた場
合、1/2分周出力のTFFの最大動作周波数近傍で
は、この増幅器の利得はほとんどない。
劣化を整形することは、波形整形用の出力バッファを用
いても期待できない。これは、同じ性能のFETを用い
てTFFと出力バッファとを構成した場合には、TFF
の1/2分周出力信号を増幅する力はほとんどないから
である。すなわち、出力バッファを増幅器と考えた場
合、1/2分周出力のTFFの最大動作周波数近傍で
は、この増幅器の利得はほとんどない。
【0012】また、TFFでは、出力信号がマスタ段の
データ保持回路にフィードバックされるので、出力信号
OUT,OUTNの波形の劣化は、最大動作周波数自体
を低下させる原因ともなっていた。
データ保持回路にフィードバックされるので、出力信号
OUT,OUTNの波形の劣化は、最大動作周波数自体
を低下させる原因ともなっていた。
【0013】本発明は、このような従来技術の欠点に鑑
みてなされたものであり、高速動作時の出力波形の劣化
を抑えることができるデータ保持回路を提供することを
目的とする。
みてなされたものであり、高速動作時の出力波形の劣化
を抑えることができるデータ保持回路を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるデータ保
持回路は、入力された選択信号に基づいて、データ取込
状態とデータ保持状態との切り換えを行なう切換回路
と、この切換回路に定電流を流す定電流源と、前記切換
回路が前記データ保持状態から前記データ取込状態へ切
り換わるときにのみ付加的な電流を流す、前記定電流源
と並列に接続された付加電流源と、を備えたことを特徴
とする。
持回路は、入力された選択信号に基づいて、データ取込
状態とデータ保持状態との切り換えを行なう切換回路
と、この切換回路に定電流を流す定電流源と、前記切換
回路が前記データ保持状態から前記データ取込状態へ切
り換わるときにのみ付加的な電流を流す、前記定電流源
と並列に接続された付加電流源と、を備えたことを特徴
とする。
【0015】
【作用】本発明では、切換回路がデータ保持状態からデ
ータ取込状態へ切り換わるときは、定電流源による電流
に加えて付加電流源が付加的な電流を流し、それ以外の
ときは定電流源による電流のみが流れるようにしたの
で、高速動作時の出力波形の劣化を防止することができ
る。
ータ取込状態へ切り換わるときは、定電流源による電流
に加えて付加電流源が付加的な電流を流し、それ以外の
ときは定電流源による電流のみが流れるようにしたの
で、高速動作時の出力波形の劣化を防止することができ
る。
【0016】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例に係わ
るデータ保持回路について、本発明をGaAsICに適
用した場合を例に採って説明する。
るデータ保持回路について、本発明をGaAsICに適
用した場合を例に採って説明する。
【0017】まず、本実施例に係わるデータ保持回路の
構成について、図1を用いて説明する。
構成について、図1を用いて説明する。
【0018】図1において、入力端子141はMESF
ET101のゲートに接続され、入力端子142はME
SFET102のゲートに接続されている。また、ME
SFET101のドレインは抵抗121,123を介し
て接地されており、同様に、MESFET102のドレ
インは抵抗122,123を介して接地されている。こ
こで、このMESFET101のドレインと抵抗121
との接点をP1 、MESFET102のドレインと抵抗
122との接点をP2 とする。
ET101のゲートに接続され、入力端子142はME
SFET102のゲートに接続されている。また、ME
SFET101のドレインは抵抗121,123を介し
て接地されており、同様に、MESFET102のドレ
インは抵抗122,123を介して接地されている。こ
こで、このMESFET101のドレインと抵抗121
との接点をP1 、MESFET102のドレインと抵抗
122との接点をP2 とする。
【0019】接点P1 ,P2 には、それぞれ、MESF
ET105,106のゲートも接続されている。MES
FET105,106は、それぞれドレインが接地され
るとともに、ソースがそれぞれダイオード131,13
2のアノードに接続されている。
ET105,106のゲートも接続されている。MES
FET105,106は、それぞれドレインが接地され
るとともに、ソースがそれぞれダイオード131,13
2のアノードに接続されている。
【0020】さらに、これらの接点P1 ,P2 には、そ
れぞれ、MESFET103,104のドレインも接続
されている。また、これらのMESFET103,10
4のゲートは、それぞれ上述のダイオード132,13
1のカソードに接続されるとともに、出力端子147,
148にも接続されている。
れぞれ、MESFET103,104のドレインも接続
されている。また、これらのMESFET103,10
4のゲートは、それぞれ上述のダイオード132,13
1のカソードに接続されるとともに、出力端子147,
148にも接続されている。
【0021】MESFET101,102のソースは、
ともにMESFET107のドレインに接続されてい
る。これと同様に、MESFET103,104のソー
スは、ともにMESFET108のドレインに接続され
ている。また、これらのMESFET107,108の
ゲートは、それぞれ、クロック信号の入力端子143,
144に接続されている。さらに、MESFET10
7,108のソースは、ともにMESFET109のド
レインに接続されている。このMESFET107,1
08により、本発明の切換回路150が構成されてい
る。
ともにMESFET107のドレインに接続されてい
る。これと同様に、MESFET103,104のソー
スは、ともにMESFET108のドレインに接続され
ている。また、これらのMESFET107,108の
ゲートは、それぞれ、クロック信号の入力端子143,
144に接続されている。さらに、MESFET10
7,108のソースは、ともにMESFET109のド
レインに接続されている。このMESFET107,1
08により、本発明の切換回路150が構成されてい
る。
【0022】ここで、上述したダイオード131,13
2のカソードは、MESFET110,111のドレイ
ンにも接続されている。
2のカソードは、MESFET110,111のドレイ
ンにも接続されている。
【0023】MESFET109,110,111のゲ
ートは、それぞれ定電流源バイアス端子145に接続さ
れている。また、これらのMESFET109,11
0,111のソースは、それぞれ、抵抗124,12
5,126を介して電源端子146に接続されている。
ここで、MESFET109および抵抗124により、
切換回路140用の定電流源(すなわち本発明の定電流
源)160が構成されている。
ートは、それぞれ定電流源バイアス端子145に接続さ
れている。また、これらのMESFET109,11
0,111のソースは、それぞれ、抵抗124,12
5,126を介して電源端子146に接続されている。
ここで、MESFET109および抵抗124により、
切換回路140用の定電流源(すなわち本発明の定電流
源)160が構成されている。
【0024】上述のMESFET107のソースには、
MESFET112のドレインが接続されている。ま
た、MESFET112のソースは、電源端子146に
接続されている。さらに、このMESFET112のゲ
ートは、容量133を介してクロック信号の入力端子1
43と接続されるとともに、抵抗127を介して電源端
子146とも接続されている。これらのMESFET1
12、容量133および抵抗127により、本発明の付
加電流源170が構成されている。
MESFET112のドレインが接続されている。ま
た、MESFET112のソースは、電源端子146に
接続されている。さらに、このMESFET112のゲ
ートは、容量133を介してクロック信号の入力端子1
43と接続されるとともに、抵抗127を介して電源端
子146とも接続されている。これらのMESFET1
12、容量133および抵抗127により、本発明の付
加電流源170が構成されている。
【0025】ここで、本実施例では、付加電流源170
のMESFET112のしきい値電圧を0Vとし、他の
MESFET101〜111のしきい値電圧を−0.2
Vとした。
のMESFET112のしきい値電圧を0Vとし、他の
MESFET101〜111のしきい値電圧を−0.2
Vとした。
【0026】次に、図1に示したデータ保持回路100
の動作について、図2を参照しつつ説明する。ここで、
図2は、選択信号S,SNの波形を示している。
の動作について、図2を参照しつつ説明する。ここで、
図2は、選択信号S,SNの波形を示している。
【0027】MESFET109,110,111のゲ
ートにはバイアス電圧VBが与えられており、一定のド
レイン電流が流れている。入力端子Dからの入力信号が
ハイレベル(すなわち、入力端子DNの入力信号がロー
レベル)であったとすると、MESFET101のゲー
トはハイレベル、MESFET102のゲートはローレ
ベルとなるので、MESFET101はオンし、MES
FET102はオフする。
ートにはバイアス電圧VBが与えられており、一定のド
レイン電流が流れている。入力端子Dからの入力信号が
ハイレベル(すなわち、入力端子DNの入力信号がロー
レベル)であったとすると、MESFET101のゲー
トはハイレベル、MESFET102のゲートはローレ
ベルとなるので、MESFET101はオンし、MES
FET102はオフする。
【0028】ここで、選択信号Sがローレベルからハイ
レベルに変化すると、この変化の期間(図2のBからD
までの期間)中は、容量133によるカップリング効果
により、MESFET112のゲート電圧は上昇し、こ
のMESFET112がオンする。また、この選択信号
Sがデータ取り込み状態に切り替わると(図2のC)、
このMESFET107がオン状態となる(このとき選
択信号SNはローレベルとなるのでMESFET108
はオフする)。
レベルに変化すると、この変化の期間(図2のBからD
までの期間)中は、容量133によるカップリング効果
により、MESFET112のゲート電圧は上昇し、こ
のMESFET112がオンする。また、この選択信号
Sがデータ取り込み状態に切り替わると(図2のC)、
このMESFET107がオン状態となる(このとき選
択信号SNはローレベルとなるのでMESFET108
はオフする)。
【0029】これにより、MESFET101には電流
が流れるため接点P1 の電位はローレベルとなるが、M
ESFET102には電流が流れないので接点P2 の電
位はハイレベルとなる。このため、ソースフォロアFE
TであるMESFET105及びダイオード131を介
して接続される出力端子はローレベルとなり、また、ダ
イオード132の出力端子はハイレベルとなる。よっ
て、MESFET103のゲートはハイレベルとなり、
MESFET104のゲートはローレベルとなる。
が流れるため接点P1 の電位はローレベルとなるが、M
ESFET102には電流が流れないので接点P2 の電
位はハイレベルとなる。このため、ソースフォロアFE
TであるMESFET105及びダイオード131を介
して接続される出力端子はローレベルとなり、また、ダ
イオード132の出力端子はハイレベルとなる。よっ
て、MESFET103のゲートはハイレベルとなり、
MESFET104のゲートはローレベルとなる。
【0030】なお、選択信号の信号レベルがピークに達
すると(図2のD)、それ以降は容量133によるカッ
プリング効果によりMESFET112のゲート電位は
バイアス電位であるVSSよりも下がり、このMESF
ET112はオフする。
すると(図2のD)、それ以降は容量133によるカッ
プリング効果によりMESFET112のゲート電位は
バイアス電位であるVSSよりも下がり、このMESF
ET112はオフする。
【0031】そして、選択信号Sがハイレベルからロー
レベルに変化し、同時に選択信号SNがローレベルから
ハイレベルとなると、MESFET108がオンし、M
ESFET107はオフするので、接点P1 ,P2 の電
位はMESFET103,104に支配され、そのまま
の信号レベル(ここではP1 がローレベルでP2 がハイ
レベル)に維持される。
レベルに変化し、同時に選択信号SNがローレベルから
ハイレベルとなると、MESFET108がオンし、M
ESFET107はオフするので、接点P1 ,P2 の電
位はMESFET103,104に支配され、そのまま
の信号レベル(ここではP1 がローレベルでP2 がハイ
レベル)に維持される。
【0032】このようにして、本実施例のデータ保持回
路100では、選択信号Sがハイレベルのときにデータ
D,DNが取り込まれ、選択信号SNがハイレベルの期
間中はこのデータD,DNがMESFET103,10
4等からなる回路によって保持される。
路100では、選択信号Sがハイレベルのときにデータ
D,DNが取り込まれ、選択信号SNがハイレベルの期
間中はこのデータD,DNがMESFET103,10
4等からなる回路によって保持される。
【0033】上述のように、本実施例のデータ保持回路
では、付加電流源170を設け、切換回路150がデー
タ保持状態からデータ取込状態へ切り換わるとき(すな
わち図2のBからDまでの期間)にのみ、この付加電流
源170に付加的な電流が流れるように構成されてい
る。これにより、取り込み状態の開始時に、MESFE
T107(ひいてはMESFET101またはMESF
ET102のオンしている方)に流れる電流を増加させ
ることができるので、出力信号OUTの立上がりおよび
出力信号OUTNの立ち下がりを急俊なものとすること
ができる。そして、その分、出力信号OUT,OUTN
の振幅を大きくすることができる。
では、付加電流源170を設け、切換回路150がデー
タ保持状態からデータ取込状態へ切り換わるとき(すな
わち図2のBからDまでの期間)にのみ、この付加電流
源170に付加的な電流が流れるように構成されてい
る。これにより、取り込み状態の開始時に、MESFE
T107(ひいてはMESFET101またはMESF
ET102のオンしている方)に流れる電流を増加させ
ることができるので、出力信号OUTの立上がりおよび
出力信号OUTNの立ち下がりを急俊なものとすること
ができる。そして、その分、出力信号OUT,OUTN
の振幅を大きくすることができる。
【0034】さらに、データ保持状態からデータ取込状
態へ切り換わるとき以外の期間は、この付加電流源17
0には付加的な電流が流れないので、TFF全体として
の遅延時間の増大を抑えることができる。すなわち、付
加電流源170に定常的に電流が流れることとすると、
定電流源160の電流値を大きくしたことと同じであ
り、DC的な論理振幅が増加して遅延時間の増大を招く
が、本実施例では電流値の増大を上述の期間に限ってい
るので遅延時間の増大を抑えることができるのである。
態へ切り換わるとき以外の期間は、この付加電流源17
0には付加的な電流が流れないので、TFF全体として
の遅延時間の増大を抑えることができる。すなわち、付
加電流源170に定常的に電流が流れることとすると、
定電流源160の電流値を大きくしたことと同じであ
り、DC的な論理振幅が増加して遅延時間の増大を招く
が、本実施例では電流値の増大を上述の期間に限ってい
るので遅延時間の増大を抑えることができるのである。
【0035】ここで、本実施例では、「データ保持状態
からデータ取込状態へ切り換わるとき」を図2のBから
Dまでの期間としたが、付加電流源170に付加的な電
流が流れ始めるのはMESFET103,104による
データの保持が確定した後であればよく、また、付加的
な電流が流れなくなるのは出力信号OUTの立上がりお
よび出力信号OUTNの立ち下がりが行われた後であれ
ばよい。
からデータ取込状態へ切り換わるとき」を図2のBから
Dまでの期間としたが、付加電流源170に付加的な電
流が流れ始めるのはMESFET103,104による
データの保持が確定した後であればよく、また、付加的
な電流が流れなくなるのは出力信号OUTの立上がりお
よび出力信号OUTNの立ち下がりが行われた後であれ
ばよい。
【0036】なお、選択信号S,SNが保持状態を選択
してから(図2のA)MESFET103,104によ
るデータの保持が確定するまでには一定の時間を要する
ので、注意しなければならない。MESFET103,
104によるデータの保持が確定する前に付加的な電流
が流れ始めると、上述のような遅延時間の増大を招くか
らである。
してから(図2のA)MESFET103,104によ
るデータの保持が確定するまでには一定の時間を要する
ので、注意しなければならない。MESFET103,
104によるデータの保持が確定する前に付加的な電流
が流れ始めると、上述のような遅延時間の増大を招くか
らである。
【0037】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
として、上述の実施例1で示したデータ保持回路を用い
て構成したTFFについて説明する。
として、上述の実施例1で示したデータ保持回路を用い
て構成したTFFについて説明する。
【0038】図3は、本実施例に係わるTFFの回路構
成を示す電気回路図である。同図に示したTFFは、マ
スタ段としてのデータ保持回路200と、スレーブ段と
してのデータ保持回路300とを備えている。各データ
保持回路200,300の内部構成は上述の実施例1で
示したデータ保持回路100と同様であるので、説明を
省略する。
成を示す電気回路図である。同図に示したTFFは、マ
スタ段としてのデータ保持回路200と、スレーブ段と
してのデータ保持回路300とを備えている。各データ
保持回路200,300の内部構成は上述の実施例1で
示したデータ保持回路100と同様であるので、説明を
省略する。
【0039】マスタ段としてのデータ保持回路200に
は、実施例1に係わるデータ保持回路100の選択信号
Sとして入力クロック信号CKが入力されており、ま
た、選択信号SNとして入力クロック信号CKNが入力
されている。逆に、スレーブ段としてのデータ保持回路
300に対しては、選択信号Sとして入力クロック信号
CKNが入力されており、選択信号SNとして入力クロ
ック信号CKが入力されている。
は、実施例1に係わるデータ保持回路100の選択信号
Sとして入力クロック信号CKが入力されており、ま
た、選択信号SNとして入力クロック信号CKNが入力
されている。逆に、スレーブ段としてのデータ保持回路
300に対しては、選択信号Sとして入力クロック信号
CKNが入力されており、選択信号SNとして入力クロ
ック信号CKが入力されている。
【0040】また、この回路では、スレーブ段としての
データ保持回路300の出力端子147′の出力をマス
タ段としてのデータ保持回路200の入力端子142か
ら取り込み、また、データ保持回路300の出力端子1
48′の出力をマスタ段としてのデータ保持回路200
の入力端子141から取り込むこととしている。すなわ
ち、入力データDとして入力端子141から取り込まれ
たデータは次回には入力データDNとして入力端子14
2から取り込まれ、入力データDNとして入力端子14
2から取り込まれたデータは次回には入力データDとし
て入力端子141から取り込まれる。これにより、この
回路は、TFFとして動作する。
データ保持回路300の出力端子147′の出力をマス
タ段としてのデータ保持回路200の入力端子142か
ら取り込み、また、データ保持回路300の出力端子1
48′の出力をマスタ段としてのデータ保持回路200
の入力端子141から取り込むこととしている。すなわ
ち、入力データDとして入力端子141から取り込まれ
たデータは次回には入力データDNとして入力端子14
2から取り込まれ、入力データDNとして入力端子14
2から取り込まれたデータは次回には入力データDとし
て入力端子141から取り込まれる。これにより、この
回路は、TFFとして動作する。
【0041】本実施例のTFFでも、上述の実施例1の
場合と同様、データ保持回路200,300にそれぞれ
付加電流源170を設け、各データ保持回路200,3
00の切換回路150がデータ保持状態からデータ取込
状態へ切り換わるときにのみ、この付加電流源170に
付加的な電流が流れるように構成されている。
場合と同様、データ保持回路200,300にそれぞれ
付加電流源170を設け、各データ保持回路200,3
00の切換回路150がデータ保持状態からデータ取込
状態へ切り換わるときにのみ、この付加電流源170に
付加的な電流が流れるように構成されている。
【0042】これにより、取り込み状態の開始時に流れ
る電流を増加させることができるので、出力信号OUT
の立上がりおよび出力信号OUTNの立ち下がりを急俊
なものとすることができ、したがって、理想状態に近い
出力波形(図5(b)参照)を得ることができた。そし
て、その分、出力信号OUT,OUTNの論理振幅を大
きくすることができた。さらに、本実施例に係わるTF
Fによれば、出力波形の劣化を防止することができるこ
とより、最大動作周波数自体を向上させることもでき
た。
る電流を増加させることができるので、出力信号OUT
の立上がりおよび出力信号OUTNの立ち下がりを急俊
なものとすることができ、したがって、理想状態に近い
出力波形(図5(b)参照)を得ることができた。そし
て、その分、出力信号OUT,OUTNの論理振幅を大
きくすることができた。さらに、本実施例に係わるTF
Fによれば、出力波形の劣化を防止することができるこ
とより、最大動作周波数自体を向上させることもでき
た。
【0043】本発明者が、本実施例に係わるTFFの回
路シミュレーションを行い、従来のTFF(図4参照)
と比較したところ、出力信号の論理振幅は、従来のTF
Fが0.73Vであったのに対して本実施例のTFFで
は0.95Vであり、約30%向上した。また、最大動
作周波数は、従来のTFFが16.4GHzであったの
に対して本実施例のTFFでは18.0GHzであり、
約10%向上した。
路シミュレーションを行い、従来のTFF(図4参照)
と比較したところ、出力信号の論理振幅は、従来のTF
Fが0.73Vであったのに対して本実施例のTFFで
は0.95Vであり、約30%向上した。また、最大動
作周波数は、従来のTFFが16.4GHzであったの
に対して本実施例のTFFでは18.0GHzであり、
約10%向上した。
【0044】なお、このシミュレーションのモデルとな
るMESFETとしては、p型埋め込みプロセスを用い
ることおよび半絶縁性GaAs基板にシリコンの選択イ
オン注入を行うことにより活性層を形成したのちゲート
にタングステン層とタングステンナイトライド層とを積
層して構成されたものを使用し、ゲート長Lg を0.3
5μm、論理振幅の設計値を0.9V、導通時のゲート
・ソース間電圧を0.35V、電源電圧VSSを−5.2
V、バイアス電圧VB を−4.5Vをとした。また、ゲ
ート幅は、スイッチング段を形成するMESFETにつ
いては28μm、ソースフォロア段を形成するMESF
ETについては56μmとした。
るMESFETとしては、p型埋め込みプロセスを用い
ることおよび半絶縁性GaAs基板にシリコンの選択イ
オン注入を行うことにより活性層を形成したのちゲート
にタングステン層とタングステンナイトライド層とを積
層して構成されたものを使用し、ゲート長Lg を0.3
5μm、論理振幅の設計値を0.9V、導通時のゲート
・ソース間電圧を0.35V、電源電圧VSSを−5.2
V、バイアス電圧VB を−4.5Vをとした。また、ゲ
ート幅は、スイッチング段を形成するMESFETにつ
いては28μm、ソースフォロア段を形成するMESF
ETについては56μmとした。
【0045】以上、本発明について、GaAsMESF
ETを用いたSCFL回路で構成したデータ保持回路お
よびTFFを例にとって説明したが、例えば、DFF
(Dタイプフリップフロップ)の場合でも同様の効果を
得ることができる。
ETを用いたSCFL回路で構成したデータ保持回路お
よびTFFを例にとって説明したが、例えば、DFF
(Dタイプフリップフロップ)の場合でも同様の効果を
得ることができる。
【0046】また、SCFL回路に代えて、例えばSi
ECLを用いた場合でも同様の効果を得ることができ
る。
ECLを用いた場合でも同様の効果を得ることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、高速動作時の出力波形の劣化を抑えることができ
るデータ保持回路を提供することが可能となる。
れば、高速動作時の出力波形の劣化を抑えることができ
るデータ保持回路を提供することが可能となる。
【0048】さらに、本発明のデータ保持回路を用いて
TFFを構成した場合には、最大動作周波数を向上させ
ることも可能となる。
TFFを構成した場合には、最大動作周波数を向上させ
ることも可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係わるデータ保持回路の構
成を示す電気回路図である。
成を示す電気回路図である。
【図2】図1に示したデータ保持回路に入力される選択
信号の信号波形を示すグラフである。
信号の信号波形を示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施例としてのトグルフリップ
フロップの構成を示す電気回路図である。
フロップの構成を示す電気回路図である。
【図4】従来のデータ保持回路を用いたトグルフリップ
フロップの構成を示す電気回路図である。
フロップの構成を示す電気回路図である。
【図5】(a)は図4に示したトグルフリップフロップ
の最大動作周波数近傍での出力波形を示すグラフ、
(b)は理想的な出力波形を概念的に示すグラフ、
(c)は(a),(b)に示した出力波形に対応する入
力クロック信号波形を示すグラフである。
の最大動作周波数近傍での出力波形を示すグラフ、
(b)は理想的な出力波形を概念的に示すグラフ、
(c)は(a),(b)に示した出力波形に対応する入
力クロック信号波形を示すグラフである。
100 データ保持回路 101〜112 GaAsMESFET 121〜127 抵抗 131,132 ダイオード 133 容量 141〜148 端子 150 切換回路 160 定電流源 170 付加電流源 200 マスタ段としてのデータ保持回路 300 スレーブ段としてのデータ保持回路
フロントページの続き (72)発明者 寺 田 俊 幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内
Claims (2)
- 【請求項1】入力された選択信号に基づいて、データ取
込状態とデータ保持状態との切り換えを行なう切換回路
と、 この切換回路に定電流を流す定電流源と、 前記切換回路が前記データ保持状態から前記データ取込
状態へ切り換わるときにのみ付加的な電流を流す、前記
定電流源と並列に接続された付加電流源と、 を備えたことを特徴とするデータ保持回路。 - 【請求項2】前記切換回路が、前記取り込み状態でハイ
レベルとなる前記選択信号をゲートから入力する切換用
電界効果トランジスタを有し、 前記付加電流源が、前記定電流源と並列になるように前
記切換用電界効果トランジスタに接続された付加電流用
電界効果トランジスタと、定常的には電流が流れないよ
うなバイアス電圧をこの付加電流用電界効果トランジス
タのゲートに供給するバイアス回路と、前記付加電流用
電界効果トランジスタのゲートと前記切換用電界効果ト
ランジスタとの間に設けられたカップリング容量とを有
する、 ことを特徴とする請求項1記載のデータ保持回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072350A JPH06291618A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | データ保持回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072350A JPH06291618A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | データ保持回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06291618A true JPH06291618A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13486778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5072350A Pending JPH06291618A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | データ保持回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06291618A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004004122A1 (ja) * | 2002-07-01 | 2004-01-08 | Nec Corporation | スタティック型フリップフロップ回路 |
| JP2009246639A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Sony Corp | フリップフロップ回路、フリップフロップ回路を用いた周波数分周器、周波数分周器を用いた通信装置や電子機器 |
| JP2010041087A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Fujitsu Ltd | ラッチ回路およびラッチ回路を利用した試験回路 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5072350A patent/JPH06291618A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004004122A1 (ja) * | 2002-07-01 | 2004-01-08 | Nec Corporation | スタティック型フリップフロップ回路 |
| JP2009246639A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Sony Corp | フリップフロップ回路、フリップフロップ回路を用いた周波数分周器、周波数分周器を用いた通信装置や電子機器 |
| JP2010041087A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Fujitsu Ltd | ラッチ回路およびラッチ回路を利用した試験回路 |
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