JPH0629214B2 - ソルビン酸の製造方法 - Google Patents
ソルビン酸の製造方法Info
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- JPH0629214B2 JPH0629214B2 JP15331285A JP15331285A JPH0629214B2 JP H0629214 B2 JPH0629214 B2 JP H0629214B2 JP 15331285 A JP15331285 A JP 15331285A JP 15331285 A JP15331285 A JP 15331285A JP H0629214 B2 JPH0629214 B2 JP H0629214B2
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Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクロトンアルデヒドとケテンとの反応で得られ
たポリエステルを塩酸分解し、反応液から分離した粗ソ
ルビン酸を精製せしめる方法に関する。
たポリエステルを塩酸分解し、反応液から分離した粗ソ
ルビン酸を精製せしめる方法に関する。
(従来技術およびその問題点) クロトンアルデヒドとケテンの反応によって得られたポ
リエステルを分解してソルビン酸を合成するには塩酸分
解法、アルカリ分解法、熱分解法等があるが、この中、
塩酸分解法は異性体の生成を伴うことなく、分解成績上
も収率的に、かつ品質的に最も有利であることが知られ
ている。しかし、いずれの場合に於ても反応中に副生し
たタール分がポリエステル残渣と共に不純物として存在
するため、特別の精製工程を必要とする問題がある。
又、比較的優位な塩酸分解法に於ても、この課題が残
り、ポリエステルを分解した後、冷却・過して得られ
る粗ソルビン酸はタール分を含有している。このとき、
脱塩酸を行なう必要もある。
リエステルを分解してソルビン酸を合成するには塩酸分
解法、アルカリ分解法、熱分解法等があるが、この中、
塩酸分解法は異性体の生成を伴うことなく、分解成績上
も収率的に、かつ品質的に最も有利であることが知られ
ている。しかし、いずれの場合に於ても反応中に副生し
たタール分がポリエステル残渣と共に不純物として存在
するため、特別の精製工程を必要とする問題がある。
又、比較的優位な塩酸分解法に於ても、この課題が残
り、ポリエステルを分解した後、冷却・過して得られ
る粗ソルビン酸はタール分を含有している。このとき、
脱塩酸を行なう必要もある。
従来、該ソルビン酸の精製には活性炭処理法、水又は水
+有機溶媒による再結晶法等があるが、いずれの場合も
ソルビン酸の吸着や液中の残留等、経済的な不利益が
大きく、又、工業装置としても複雑となる不利がある。
+有機溶媒による再結晶法等があるが、いずれの場合も
ソルビン酸の吸着や液中の残留等、経済的な不利益が
大きく、又、工業装置としても複雑となる不利がある。
(問題点を解決するための手段) 而して、本発明者らは該ソルビン酸の精製に関し、従来
法の欠点を考慮した上で鋭意検討を重ねた結果、これと
比べて非常に簡単な処理手段を採用することにより設備
面でも収率面でも経済的に有利に、かつ品質の良好なソ
ルビン酸を得ることに成功した。即ち本発は、クロトン
アルデヒドとケテンとの反応で得られたポリエステルを
塩酸分解し、反応液から分離した粗ソルビン酸を精製せ
しめるソルビン酸の製造方法において、 1)温度範囲100〜140℃で、本質的に、操作点が
第1図に示すソルビン酸−石油−タール分三成分系液々
平衡線図中の二液相分液領域(B)内に維持する様に、 2)粗ソルビン酸を、石油に連続・溶解せしめると共
に、該ソルビン酸の石油溶液中の残存水及び塩酸分を蒸
発させ継いで、タール分と分離せしめることを特徴とす
るソルビン酸の製造方法。
法の欠点を考慮した上で鋭意検討を重ねた結果、これと
比べて非常に簡単な処理手段を採用することにより設備
面でも収率面でも経済的に有利に、かつ品質の良好なソ
ルビン酸を得ることに成功した。即ち本発は、クロトン
アルデヒドとケテンとの反応で得られたポリエステルを
塩酸分解し、反応液から分離した粗ソルビン酸を精製せ
しめるソルビン酸の製造方法において、 1)温度範囲100〜140℃で、本質的に、操作点が
第1図に示すソルビン酸−石油−タール分三成分系液々
平衡線図中の二液相分液領域(B)内に維持する様に、 2)粗ソルビン酸を、石油に連続・溶解せしめると共
に、該ソルビン酸の石油溶液中の残存水及び塩酸分を蒸
発させ継いで、タール分と分離せしめることを特徴とす
るソルビン酸の製造方法。
である。
ところで、本発明における技術的思想の根幹は系内に特
定の石油を介在させることによる分液操作において、粗
ソルビン酸中に含まれたタール分の挙動を解明した点に
ある。ポリエステルを塩酸分解し、得られる粗ソルビン
酸を、石油に溶解せしめた時、ソルビン酸だけではな
く、タール分も溶解し、次工程へ持越す為トラブルを多
発するという点が問題であった。
定の石油を介在させることによる分液操作において、粗
ソルビン酸中に含まれたタール分の挙動を解明した点に
ある。ポリエステルを塩酸分解し、得られる粗ソルビン
酸を、石油に溶解せしめた時、ソルビン酸だけではな
く、タール分も溶解し、次工程へ持越す為トラブルを多
発するという点が問題であった。
本発明者らは、温度およびソルビン酸濃度を適切に選ぶ
ことにより、該ソルビン酸の石油溶液が石油層とタール
層とに分液し、殊に前者へのタール分の溶解を相当、抑
えることが可能であることを見い出した。以下、これ等
の事実を裏づける具体的な実験データを示す。
ことにより、該ソルビン酸の石油溶液が石油層とタール
層とに分液し、殊に前者へのタール分の溶解を相当、抑
えることが可能であることを見い出した。以下、これ等
の事実を裏づける具体的な実験データを示す。
第1図は、ソルビン酸と石油とタール分の三成分液々平
衡線図であり、実線は、100℃における平衡図、破線
は130℃における平衡図である。Aの領域は、未溶解
のソルビン酸が析出する領域で、下限界は溶解度曲線を
表わす。Bの領域は、石油層とタール層に分液する利用
行きであり、タイラインは、やゝ、右下りの傾向を示し
た。ここで、上限界は分液曲線を表わし、左側が石油層
の組成を、右側がタール層の組成を示す。Cの領域は、
タール層と石油層が混合され、均一となる領域を示す。
衡線図であり、実線は、100℃における平衡図、破線
は130℃における平衡図である。Aの領域は、未溶解
のソルビン酸が析出する領域で、下限界は溶解度曲線を
表わす。Bの領域は、石油層とタール層に分液する利用
行きであり、タイラインは、やゝ、右下りの傾向を示し
た。ここで、上限界は分液曲線を表わし、左側が石油層
の組成を、右側がタール層の組成を示す。Cの領域は、
タール層と石油層が混合され、均一となる領域を示す。
また、同じ図により、タール層と石油層の分液が、ソル
ビン酸濃度の他、温度条件によっても大きく左右される
ことが、100℃と130℃の平衡線図の差より読み取
ることができる。
ビン酸濃度の他、温度条件によっても大きく左右される
ことが、100℃と130℃の平衡線図の差より読み取
ることができる。
(発明の効果) 本発明の方法に従えば、石油に溶解して分液するという
非常に簡単な操作により、粗ソルビン酸中のタール分の
殆んどを除去できる。さらに、第1図より判る様に、分
液除去されるタール層に含まれるソルビン酸、石油は同
じ条件で極力、抑えることが可能で、収率的な面から
も、非常に有利である。
非常に簡単な操作により、粗ソルビン酸中のタール分の
殆んどを除去できる。さらに、第1図より判る様に、分
液除去されるタール層に含まれるソルビン酸、石油は同
じ条件で極力、抑えることが可能で、収率的な面から
も、非常に有利である。
(発明の構成) 次に、本発明の方法を説明する。
I.溶解(一脱塩酸)工程 先ず、粗ソルビン酸の石油への溶解では特に粗ソルビン
酸中に含有して来る塩酸が装置腐食やそれ自身及び腐食
による溶解金属がソルビン酸の樹脂化を促がすと考えら
れた。ところが、該バッチ溶解では200〜300ppm
の塩酸分が残存するという点が問題であった。
酸中に含有して来る塩酸が装置腐食やそれ自身及び腐食
による溶解金属がソルビン酸の樹脂化を促がすと考えら
れた。ところが、該バッチ溶解では200〜300ppm
の塩酸分が残存するという点が問題であった。
本発明者らは、石油中に塩酸分解して得られる粗ソルビ
ン酸を連続溶解し、同時に脱水や脱塩酸を行うことを検
討した。結果は第1表の通り。
ン酸を連続溶解し、同時に脱水や脱塩酸を行うことを検
討した。結果は第1表の通り。
温度が100℃以上、好ましくは110℃以上で、粗ソ
ルビン酸を溶解すると石油との共沸によって脱水・脱塩
酸が非常に効果的に起きた。しかし、ソルビン酸は石油
溶解液中でも重合反応が起こり易く、石油への該ソルビ
ン酸の溶解中や、不溶解性のタール分の静置分液中にも
ソルビン酸がロスする。温度を140℃、特に130℃
以下に設定することで、この重合反応をかなりの程度抑
制することができた。
ルビン酸を溶解すると石油との共沸によって脱水・脱塩
酸が非常に効果的に起きた。しかし、ソルビン酸は石油
溶解液中でも重合反応が起こり易く、石油への該ソルビ
ン酸の溶解中や、不溶解性のタール分の静置分液中にも
ソルビン酸がロスする。温度を140℃、特に130℃
以下に設定することで、この重合反応をかなりの程度抑
制することができた。
本発明の方法における特定の石油は各種潤滑油の中、常
圧における沸点が180〜300℃の留分のものであれ
ば、いずれも使用できる。その使用量はII、分液工程の
制約から、本質的に、操作点が第1図に示す、ソルビン
酸−石油−タール分、三成分系液々平衡線図中、二液相
分液領域(B)内に維持する様に制御することが肝要であ
る。例えば、系内のソルビン酸濃度範囲5〜30%、好
ましくは、10〜20%で行われる。
圧における沸点が180〜300℃の留分のものであれ
ば、いずれも使用できる。その使用量はII、分液工程の
制約から、本質的に、操作点が第1図に示す、ソルビン
酸−石油−タール分、三成分系液々平衡線図中、二液相
分液領域(B)内に維持する様に制御することが肝要であ
る。例えば、系内のソルビン酸濃度範囲5〜30%、好
ましくは、10〜20%で行われる。
溶解は温度範囲100〜140℃、好ましくは110〜
130℃で行われ、通常1〜4時間で目的が達成され
る。
130℃で行われ、通常1〜4時間で目的が達成され
る。
II.分液工程 前述した如く、タール分は、石油、ソルビン酸と、第1
図に示した液々平衡関係をもち、該タールの石油層への
溶解度はソルビン酸濃度と、分液温度に非常に関係が深
いことが判った。
図に示した液々平衡関係をもち、該タールの石油層への
溶解度はソルビン酸濃度と、分液温度に非常に関係が深
いことが判った。
分液は温度範囲100〜130℃、好ましくは100〜
120℃で行われ、通常、1〜4時間で目的が達成され
る。
120℃で行われ、通常、1〜4時間で目的が達成され
る。
かくして、得られたソルビン酸の石油溶解液(石油層)
は例えば、必要に応じ、活性炭層等を通過せしめた後、
冷却、晶析させ、分離、乾燥することにより、ソルビン
酸結晶を得る。
は例えば、必要に応じ、活性炭層等を通過せしめた後、
冷却、晶析させ、分離、乾燥することにより、ソルビン
酸結晶を得る。
また得られたソソルビン酸ケーキ又は結晶を、水あるい
は有機溶剤−水系での再結晶を行なってさらに商品質の
ソルビン酸を得ることもできる。
は有機溶剤−水系での再結晶を行なってさらに商品質の
ソルビン酸を得ることもできる。
また、ソルビン酸石油溶解液は石油共蒸留法で、さらに
精製することも、もちろん可能である。この場合、ター
ル分の殆どを分液除去しているため、蒸発残渣量が少な
く、残渣中に含まれるソルビン酸のロス(通常は、残渣
中、約20%のソルビン酸が含有される)を抑えること
で収率面での長所がある他に、ソルビン酸の樹脂化物
等、機器への付着、閉塞の原因となる不純物を除去され
ることによる、操作上の長所がある。
精製することも、もちろん可能である。この場合、ター
ル分の殆どを分液除去しているため、蒸発残渣量が少な
く、残渣中に含まれるソルビン酸のロス(通常は、残渣
中、約20%のソルビン酸が含有される)を抑えること
で収率面での長所がある他に、ソルビン酸の樹脂化物
等、機器への付着、閉塞の原因となる不純物を除去され
ることによる、操作上の長所がある。
(実施例) 以下、本発明の方法を実施例を挙げて具体的に説明す
る。
る。
実施例1. 攪拌機を備えた容量100のGL製溶解槽に塩酸分解
法によって得られた粗ソルビン酸(水分20%、タール
分6.0%塩酸分2,000〜6,000ppm含有)1
0kg/H及び沸点範囲200〜250℃を持つ潤滑油
(A社製)60kg/Hを連続的に供給し120℃で溶解
及び脱水・脱塩酸を行った。滞留時間は1Hrで制御し
た。その結果、2.0kg/Hの留出水を得、溶解液中の
水分は0.015%、塩酸分は20ppmであり、脱水・
脱塩酸が効果的に実施できた。
法によって得られた粗ソルビン酸(水分20%、タール
分6.0%塩酸分2,000〜6,000ppm含有)1
0kg/H及び沸点範囲200〜250℃を持つ潤滑油
(A社製)60kg/Hを連続的に供給し120℃で溶解
及び脱水・脱塩酸を行った。滞留時間は1Hrで制御し
た。その結果、2.0kg/Hの留出水を得、溶解液中の
水分は0.015%、塩酸分は20ppmであり、脱水・
脱塩酸が効果的に実施できた。
上記、溶解液を68kg/Hで連続的に分液工程へ供給し
た。分液槽(容量100)の滞留時間は1Hrとし、分
液温度を100℃に制御した。その結果、上層(石油
層)67.6kg/H、下層(タール層)0.5kg/Hを
得た。
た。分液槽(容量100)の滞留時間は1Hrとし、分
液温度を100℃に制御した。その結果、上層(石油
層)67.6kg/H、下層(タール層)0.5kg/Hを
得た。
このとき、第1図、該、液々平衡線図に示した分液操作
線(タイライン)に依れば、両者の組成は第2表の通
り。
線(タイライン)に依れば、両者の組成は第2表の通
り。
また、分液されたタール分の粘度は約1000c.p.
で、分液槽による連続抜取りが可能であった。
で、分液槽による連続抜取りが可能であった。
次に上層の溶解液は、活性炭層を通過させた後、20℃
に冷却し、遠心分離機を用いて分離した。その結果、湿
ケーキ中、および液中に含まれたソルビン酸の収率
は、粗ソルビン酸中のソルビン酸に対して、98%であ
った。このうち、ソルビン酸の樹脂化によるロスが1.
6%、分液槽抜取りタール分中のロスが0.4%であっ
た。
に冷却し、遠心分離機を用いて分離した。その結果、湿
ケーキ中、および液中に含まれたソルビン酸の収率
は、粗ソルビン酸中のソルビン酸に対して、98%であ
った。このうち、ソルビン酸の樹脂化によるロスが1.
6%、分液槽抜取りタール分中のロスが0.4%であっ
た。
さらに、ソルビン酸湿ケーキを用いて、常法に従い、メ
タノール水系で再結晶させ、過、乾燥した。かくして
得られたソソルビン酸1gを10mのメタノールに溶
解した時の色価は、350μmの波長における透過率を
分光々度計を用いて測定したところ、95.5%であ
り、ソルビン酸1gを1N−NaOH水溶液に溶解した
時の色価は400μmの波長における透過率で、96.
0%であった。
タノール水系で再結晶させ、過、乾燥した。かくして
得られたソソルビン酸1gを10mのメタノールに溶
解した時の色価は、350μmの波長における透過率を
分光々度計を用いて測定したところ、95.5%であ
り、ソルビン酸1gを1N−NaOH水溶液に溶解した
時の色価は400μmの波長における透過率で、96.
0%であった。
実施例2. 実施例1によって得られた上層の溶解液を、遠心式薄膜
蒸発機を用いて、50mmHGの減圧下で蒸発させた。蒸発
機は、伝熱面積、0.8m2、蒸気加熱(ジャケット
側)、12kg/cm2Gを採用した。混合蒸気をミストセパ
レーターで精製したのち、冷却し、遠心分離機によって
分離した。その結果、湿ケーキ中および液中に含まれ
たソルビン酸の収率は粗ソルビン酸に対して、97.1
%であった。また、発生した蒸発残渣中のソルビン酸濃
度は約20%であった。1週間の連続運転においても閉
塞等のトラブルは全くなく、順調に運転することができ
た。
蒸発機を用いて、50mmHGの減圧下で蒸発させた。蒸発
機は、伝熱面積、0.8m2、蒸気加熱(ジャケット
側)、12kg/cm2Gを採用した。混合蒸気をミストセパ
レーターで精製したのち、冷却し、遠心分離機によって
分離した。その結果、湿ケーキ中および液中に含まれ
たソルビン酸の収率は粗ソルビン酸に対して、97.1
%であった。また、発生した蒸発残渣中のソルビン酸濃
度は約20%であった。1週間の連続運転においても閉
塞等のトラブルは全くなく、順調に運転することができ
た。
さらに、ソルビン酸ケーキを乾燥し、得られた結晶1g
を10mのメタノールに溶解した時の色価は、350
μmの波長における透過率で95.0%であり、ソルビ
ン酸1gを8.8mの1N−NaOH水溶液に溶解し
た時の色価は400μmの波長における透過率で、9
7.5%であった。
を10mのメタノールに溶解した時の色価は、350
μmの波長における透過率で95.0%であり、ソルビ
ン酸1gを8.8mの1N−NaOH水溶液に溶解し
た時の色価は400μmの波長における透過率で、9
7.5%であった。
比較例1. 実施例2において、分液工程を省略する以外、同様の操
作を行なった。蒸発機まわりで、固いタール分が析出
し、閉塞するトラブルが続いた。その度に中断して、清
掃しながら、運転を引続き行なったところ、ソルビン酸
の収率は、粗ソルビン酸中のソルビン酸に対して94.
0%しか得られなかった。この原因は、運転停止中の、
溶解液中ソルビン酸の重合ロスおよびソルビン酸重合に
より量の増加した濃縮残渣中のソルビン酸ロスによるも
のであった。
作を行なった。蒸発機まわりで、固いタール分が析出
し、閉塞するトラブルが続いた。その度に中断して、清
掃しながら、運転を引続き行なったところ、ソルビン酸
の収率は、粗ソルビン酸中のソルビン酸に対して94.
0%しか得られなかった。この原因は、運転停止中の、
溶解液中ソルビン酸の重合ロスおよびソルビン酸重合に
より量の増加した濃縮残渣中のソルビン酸ロスによるも
のであった。
又、品質は、順調に稼動している時は実施例2と同様の
ものが得られたが、運転中断し、再開する時の品質は劣
悪であった。
ものが得られたが、運転中断し、再開する時の品質は劣
悪であった。
比較例2. 分液温度を140℃以上に維持した以外、実施例1と同
様に処理した。この結果、分液された下層(タール層)
は固いタール分が多く、連続抜取りは不可能であった。
そのため運転を中断し、槽内を清掃する作業を行った。
このとき、約0.1kg/Hの固型状タールが堆積してい
た。
様に処理した。この結果、分液された下層(タール層)
は固いタール分が多く、連続抜取りは不可能であった。
そのため運転を中断し、槽内を清掃する作業を行った。
このとき、約0.1kg/Hの固型状タールが堆積してい
た。
さらに、得られるソルビン酸ケーキは薄黄色を呈してお
り、乾燥后の純度は98.9%であった。該ケーキを、
メタノール水素で再結晶させ、過、乾燥した。かくし
て得られたソルビン酸1gを10mのメタノールに溶
解した時の色価は350μmの波長における透過率で8
0.0%であり、ソルビン酸1gを1N−NaOH水溶
液に溶解した時の色価は400μmの波長における透過
率で、75.5%であった。
り、乾燥后の純度は98.9%であった。該ケーキを、
メタノール水素で再結晶させ、過、乾燥した。かくし
て得られたソルビン酸1gを10mのメタノールに溶
解した時の色価は350μmの波長における透過率で8
0.0%であり、ソルビン酸1gを1N−NaOH水溶
液に溶解した時の色価は400μmの波長における透過
率で、75.5%であった。
第1図はソルビン酸−石油−タール分の三成分液々平衡
線図の一例を示す。
線図の一例を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】クロトンアルデヒドとケテンとの反応で得
られたポリエステルを塩酸分解し、反応液から分離した
粗ソルビン酸を精製せしめるソルビン酸の製造方法にお
いて、 1)温度範囲100〜140℃で、本質的に、操作点が
第1図に示すソルビン酸−石油−タール分三成分系液々
平衡線図中の二液相分液領域(B)内に維持する様に、 2)粗ソルビン酸を、石油に連続・溶解せしめると共
に、該ソルビン酸の石油溶液中の残存水及び塩酸分を蒸
発させ継いで、タール分と分離せしめることを特徴とす
るソルビン酸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15331285A JPH0629214B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | ソルビン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15331285A JPH0629214B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | ソルビン酸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6212739A JPS6212739A (ja) | 1987-01-21 |
| JPH0629214B2 true JPH0629214B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=15559734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15331285A Expired - Lifetime JPH0629214B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | ソルビン酸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629214B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11199541A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-07-27 | Daicel Chem Ind Ltd | ソルビン酸の回収装置および回収方法 |
| CN114478238B (zh) * | 2021-12-29 | 2024-11-19 | 南通醋酸化工股份有限公司 | 一种山梨酸水解液连续萃取提纯的方法 |
-
1985
- 1985-07-11 JP JP15331285A patent/JPH0629214B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6212739A (ja) | 1987-01-21 |
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