JPH0629247B2 - 5−フルオロニコチン酸誘導体およびその塩 - Google Patents

5−フルオロニコチン酸誘導体およびその塩

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JPH0629247B2
JPH0629247B2 JP60009191A JP919185A JPH0629247B2 JP H0629247 B2 JPH0629247 B2 JP H0629247B2 JP 60009191 A JP60009191 A JP 60009191A JP 919185 A JP919185 A JP 919185A JP H0629247 B2 JPH0629247 B2 JP H0629247B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はグラム陽性菌およびグラム陰性菌に強力な抗菌
作用を示す、一般式 で表わされる1−アリール−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソナフチリジン誘導体およびその塩の重要な中間体であ
る一般式 で表わされる5−フルオロニコチン酸誘導体およびその
塩に関する。
〔従来技術〕
一般式(I)で表わされる1−アリール−1,4−ジヒドロ−
4−オキソナフチリジン誘導体およびその塩は、第24
回インターサイエンス・コンフアランス・オン・アンチ
ミクロバイアル・エージエンツ・アンド・ケモセラビー
(I.C.A.A.C.)要旨集第102〜104頁および特
願昭59-84963号(特開昭60-228479号公報参照)におい
て、グラム陽性菌およびグラム陰性菌に強い抗菌力を示
し、経口または非経口投与により高い血中濃度が得ら
れ、かつ安全性が高いなど優れた性質を有することが示
されている。しかしこれらの化合物を製造する方法とし
て、一般式(II)で表わされる5−フルオロニコチン酸
誘導体またはその塩を経由する方法は全く知られていな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は一般式(I)で表わされる1−アリール−
1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体および
その塩を製造するための新規な中間体を提供することに
ある。
〔問題を解決するための手段〕
かかる状況下において、本発明者らは鋭意研究した結
果、一般式(II)で表わされる5−フルオロニコチン酸
誘導体およびその塩が、中間体として有用であることを
見出し、本発明を完成するに至つた。
以下、本発明を詳細に説明する。
本明細書中でR1で示されるカルボキシル保護形成基とし
ては通常当該分野で使用されるもの、たとえば、アルキ
ル基、ベンジル基、ピバロイルオキシメチル基、トリメ
チルシリル基など、特開昭59-80665号公報などに記載さ
れた通常のカルボキシル基の保護基が挙げられる。
R2におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子;アルコキシ基としては、た
とえば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソブ
トキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオ
キシ、オクチルオキシ、ドデシルオキシなどのアルコキ
シ基;アルキルチオ基としては、たとえば、メチルチ
オ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソブチルチオ、
ペンチルチオ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、オクチル
チオ、ドデシルチオなどのアルキルチオ基;アリールチ
オ基としては、たとえば、フエニルチオ、ナフチルチオ
など;アルカンスルホニルオキシ基としては、たとえ
ば、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキ
シ、イソプロパンスルホニルオキシ、tert.−ブタンス
ルホニルオキシなど;アレーンスルホニルオキシ基とし
ては、たとえば、ベンゼンスルホニルオキシ、ナフタレ
ンスルホニルオキシなど;アミノ基が保護されていても
よい3−アミノピロリジニル基およびイミノ基が保護さ
れていてもよいピペラジニル基におけるアミノ基および
イミノ基の保護基としては、通常当該分野で使用される
もの、たとえば、ホルミル、アセチルなどのアシル基な
どが挙げられる。
上記したうち、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチ
オ、アルカンスルホニルオキシおよびアレーンスルホニ
ルオキシ基は置換基を有していてもよく、これらの置換
基としては、たとえば、フツ素原子、塩素原子、臭素素
子、ヨウ素原子などのハロゲン原子;ニトロ基;メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec.−ブチル、tert−ブチルなどのア
ルキル基;メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ
プロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec.−ブト
キシ、tert−ブトキシなどのアルコキシなどが挙げられ
る。
また、一般式(I)および(II)で表わされる化合物の塩
としては、通常知られているアミノ基、イミノ基などの
塩基性基またはカルボキシル基、ヒドロキシル基などの
酸性基における塩が挙げられる。
塩基性基における塩としては、たとえば、塩酸、硫酸な
どの鉱酸との塩;シユウ酸、クエン酸、トリフルオロ酢
酸などの有機カルボン酸との塩;メタンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸などのス
ルホン酸との塩を、酸性基における塩としては、たとえ
ば、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩;
カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属との
塩;アンモニウム塩;プロカイン、ジベンジルアミン、
N,N−ジベンジルエチレンジアミン、トリエチルアミ
ン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチル
ピペリジン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン
などの含窒素有機塩基との塩を挙げることができる。
次に、本発明化合物の製造法について詳説する。
一般式(II)で表わされる化合物またはその塩は、たと
えば、つぎの製造ルートに従つて製造することができ
る。
また、上記式(IIa)〜(IIe)、(V)および(VI)にお
ける化合物の塩としては、一般式(I)および(II)で表
わされる化合物で説明したと同様の塩が挙げられる。
(1)一般式(IIa)で表わされる化合物またはその塩の製
法 一般式(IIa)で表わされる化合物またはその塩は、縮
合剤の存在下または不存在下、一般式(V)で表わされる
化合物またはその塩に、一般式(VI)で表わされる化合
物またはその塩を反応させることによつて得ることがで
きる。
本反応を溶媒中で行う場合、使用される溶媒としては反
応に悪影響を与えないものであれば特に限定されない
が、具体的には、水;メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ブタソール、エチレングリコール、メチル
セロソルブなどのアルコール類;ベンゼン、トルエンな
どの芳香族炭化水素類;塩化メチレン、クロロホルム、
ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、アニソール、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジメチルセロソルブなどのエ
ーテル類;アセトニトリルなどのニトリル類;アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類;酢酸エチル、
酢酸メチルなどのエステル類;N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド
類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などが
挙げられる。これらの溶媒を2種若しくはそれ以上混合
して使用してもよい。
縮合剤としては、たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、tert.−ブトキシカリウム、水酸化ナトリウ
ム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カ
リウムメチラート、カリウムエチラートなどが挙げられ
る。
本反応において、一般式(VI)で表わされる化合物また
はその塩の使用量は、特に限定されないが、通常、一般
式(V)で表わされる化合物またはその塩に対して当モル
以上、好ましくは1.0〜3.0倍モルである。また、本反応
は通常0〜150℃、好ましくは25〜100℃で5分〜30時
間実施すればよい。
(2)一般式(IIb)で表わされる化合物またはその塩の製
法(アルキル化) 一般式(IIb)で表わされる化合物またはその塩は、一
般式(IIa)で表わされる化合物またはその塩をアルキ
ル化反応に付すことにより得ることができる。使用され
るアルキル化剤としては特に限定されないが、好ましい
ものとして、ジアゾアルカン、ジアルキル硫酸およびハ
ロゲン化アルキルなどが挙げられる。
(イ)ジアゾアルカンによるアルキル化反応 一般式(IIb)で表わされる化合物またはその塩は、一
般式(IIa)で表わされる化合物またはその塩にジアゾ
アルカンを反応させることによつて得ることができる。
本反応を溶媒中で行う場合使用される溶媒としては、反
応に悪影響を与えないものであれば特に限定されない
が、具体的には、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類;酢酸エチル、
酢酸メチルなどのエステル類;ベンゼン、トルエンなど
の芳香族炭化水素類などが挙げられる。これらの溶媒を
2種若しくはそれ以上混合して使用してもよい。ジアゾ
アルカンとしては、たとえば、ジアゾメタン、ジアゾエ
タンなどが挙げられ、その使用量は、一般式(IIa)で
表わされる化合物またはその塩に対して当モル以上、好
ましくは1.0〜1.5倍モルである。また本反応は通常0〜
50℃、好ましくは0〜25℃で、5分〜30時間実施
すればよい。
(ロ)ジアルキル硫酸によるアルキル化反応 一般式(IIb)で表わされる化合物またはその塩は一般
式(IIa)で表わされる化合物またはその塩に、脱酸剤
の存在下または不存在下、ジアルキル硫酸を反応させる
ことによつて得ることができる。本反応を溶媒中で行う
場合、使用される溶媒としては反応に悪影響を与えない
ものであれば特に限定されないが、具体的には、水;ア
セトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル類;N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミ
ド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類など
が挙げられる。これらの溶媒を2種若しくはそれ以上混
合して使用してもよい。脱酸剤としては、たとえば、水
酸化アルカリ、炭酸アルカリなどの無機塩基が挙げられ
る。ジアルキル硫酸としては、たとえば、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸などが挙げられる。
本反応においてジアルキル硫酸および所望に応じて使用
される脱酸剤の使用量は、一般式(IIa)で表わされる
化合物またはその塩に対してそれぞれ当モル以上、好ま
しくは1〜2倍モルである。本反応は通常0〜150℃、
好ましくは0〜50℃で、5分〜30時間実施すればよ
い。
(ハ)ハロゲン化アルキルによるアルキル化反応 一般式(IIb)で表わされる化合物またはその塩は、脱
酸剤の存在下または不存在下、一般式(IIa)で表わさ
れる化合物またはその塩にハロゲン化アルキルを反応さ
せることによつて得ることができる。本反応を溶媒中で
行う場合、使用される溶媒としては反応に悪影響を与え
ないものであれば特に限定されないが、具体的には、塩
化メチレン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素
類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジメチ
ルスルホキシドなどのスルホキシド類などが挙げられ
る。これらの溶媒は2種若しくはそれ以上混合して使用
してもよい。脱酸剤としては、たとえば、炭酸アルカリ
などの無機塩基、またはトリメチルアミン、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ピリジン、N−メチルピペ
リジン、N−メチルモルホリン、ルチジン、コリジンな
どの有機塩基が挙げられる。ハロゲン化アルキルとして
は、たとえば、ヨウ化メチル、臭化メチル、臭化エチル
などが挙げられる。
本反応において、ハロゲン化アルキルおよび所望に応じ
て使用される脱酸剤の使用量は、一般式(IIa)で表わ
される化合物またはその塩に対して当モル以上、好まし
くは1〜2倍モルである。本反応は、通常0〜150℃、
好ましくは0〜50℃で、5分〜30時間実施すればよ
い。
(3)一般式(IIc)で表わされる化合物またはその塩の製
法 一般式(IIc)で表わされる化合物またはその塩は、一
般式(IIa)で表わされる化合物またはその塩をハロゲ
ン化またはスルホニル化することによつて得ることがで
きる。
(イ)ハロゲン化反応 一般式(IIc)で表わされる化合物またはその塩のう
ち、R2cがハロゲン原子である化合物は、一般式(IIa)
で表わされる化合物またはその塩にハロゲン化剤を反応
させることによつて得ることができる。本反応を溶媒中
で行う場合、使用される溶媒としては反応に悪影響を与
えないものであれば特に限定されないが、具体的には、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類;塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタンなど
のハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類など
が挙げられる。これらの溶媒は2種若しくはそれ以上混
合して使用してもよい。ハロゲン化剤としては、たとえ
ば、オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、五塩化リン、五
臭化リン、三塩化リン、塩化チオニル、ホスゲンなどが
挙げられ、これらの試剤を2種若しくはそれ以上混合し
て使用してもよく、これらのハロゲン化剤は溶媒として
用いてもよい。ハロゲン化剤の使用量は、一般式(II
a)で表わされる化合物またはその塩に対して当モル以
上である。本反応は、通常0〜150℃好ましくは50
〜110℃で、30分〜30時間実施すればよい。
(ロ)スルホニル化反応 一般式(IIc)で表わされる化合物またはその塩のう
ち、R2cが置換基を有していてもよいアルカンスルホニ
ルオキシまたはアレーンスルホニルオキシ基である化合
物は、一般式(IIa)で表わされる化合物またはその塩
に、脱酸剤の存在下または不存在下、スルホニル化剤を
反応させることによつて得ることができる。
本反応を溶媒中で行う場合、使用される溶媒としては反
応に悪影響を与えないものであれば特に限定されない
が、具体的には、水;ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類;ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アニソール、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ルなどのエーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、ジ
クロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;アセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類;N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのア
ミド類;ジメチルスルホキシドなどのアスホキシド類;
ヘキサメチルホスホルアミド;ピリジンなどが挙げられ
る。これらの溶媒は2種若しくはそれ以上混合して使用
してもよい。脱酸剤としては、たとえば、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシ
クロ−〔5,4,0〕−ウンデセ−7−エン(DBU)、ピ
リジン、tert.−ブトキシカリウム、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、水素化ナトリウムなどの有機または無機
塩基が挙げられる。スルホニル化剤としては、たとえ
ば、メタンスルホニルクロリド、エタンスルホニルクロ
リド、イソプロパンスルホニルクロリド、tert.−ブタ
ンスルホニルクロリドなどのアルカンスルホニルハロゲ
ニド類、ベンゼンスルホニルクロリド、トルエンスルホ
ニルクロリド、2−ニトロベンゼンスルホニルクロリ
ド、メシチレンスルホニルクロリド、2,4,6−トリイソ
プロピルベンゼンスルホニルクロリド、ナフタレンスル
ホニルクロリドなどのアレーンスルホニルハロゲニド
類、ベンゼンスルホン酸無水物、トルエンスルホン酸無
水物、メタンスルホン酸無水物などのアルカン−または
アレーンースルホン酸無水物などが挙げられる。
スルホニル化剤および所望に応じて用いられる脱酸剤の
使用量は、一般式(IIa)で表わされる化合物またはそ
の塩に対して、当モル以上、好ましくは1〜2倍モルで
ある。本反応は通常−10〜150℃、好ましくは0〜80℃
で、5分〜30時間実施すればよい。
(4)一般式(IId)で表わされる化合物またはその塩の製
法 一般式(IId)で表わされる化合物またはその塩は、一
般式(IIc)で表わされる化合物またはその塩に、脱酸
剤の存在下、一般式(VII)で表わされるチオール類を
反応させることによつて得ることができる。
本反応を溶媒中で行う場合、使用される溶媒としては反
応に悪影響を与えないものであれば特に限定されない
が、具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、
アニソール、ジエチレングリコールジエチルエーテルな
どのエーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、ジクロ
ロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの
アミド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類
などが挙げられる。これらの溶媒は2種若しくはそれ以
上混合して使用してもよい。脱酸剤としては、(3)−(ロ)
で挙げたと同様の無機または有機塩基が挙げられる。
一般式(VII)で表わされるチオール類としては、たと
えば、メタンチオール、エタンチオール、n−プロパン
チオール、イソブタンチオール、ペンタンチオール、ヘ
キサンチオール、ヘプタンチオール、オクタンチオー
ル、ドデカンチオール、チオフエノール、ナフタレンチ
オールなどが挙げられる。
一般式(VII)で表わされるチオール類および脱酸剤の
使用量は、一般式(IIc)で表わされる化合物またはそ
の塩に対して当モル以上、好ましくは1〜2倍モルであ
る。本反応は、0〜150℃、好ましくは0〜70℃で、
5分〜30時間実施すればよい。
(5)一般式(IIe)で表わされる化合物またはその塩の製
法 一般式(IIe)で表わされる化合物またはその塩は、一
般式(IIc)で表わされる化合物またはその塩に、脱酸
剤の存在下または不存在下に一般式(VIII)で表わされ
るアミノ類を反応させることによつて得ることができ
る。
本反応を溶媒中で行う場合、使用される溶媒としては反
応に悪影響を与えないものであれば特に限定されない
が、具体的には、(4)で挙げたと同様のものが使用され
る。
また、所望に応じて用いられる脱酸剤としては、たとえ
ば、(3)−(ロ)で挙げたと同様のものが使用される。
一般式(VIII)で表わされるアミン類の使用量は脱酸剤
を用いない場合一般式(IIc)で表わされる化合物また
はその塩に対して当モル以上、好ましくは2〜5倍モル
である。特に、脱酸剤を適宜使用することによつて一般
式(VIII)で表わされるアミン類の使用量を減らすこと
ができる。本反応は、通常0〜150℃、好ましくは15
〜100℃で、5分〜30時間実施すればよい。
以上説明した一般式(IIa),(IIb),(IIc),(II
d)および(IIe)の化合物が保護基を有する場合は、所
望に応じ、公知方法により保護基を脱離させ、それぞれ
対応する遊離の化合物へ導くことができる。また、一般
式(IIa),(IIb),(IIc),(IId)および(IIe)
の化合物が遊離の化合物である場合は、所望に応じて、
自体公知の塩形成反応または保護形成反応に付してそれ
ぞれ対応する化合物の塩または保護基を有する化合物へ
導くことができる。
つぎに、上記製造法の原料化合物である一般式(V)お
よび(VI)の化合物の製造法について説明する。
一般式(V)の化合物は、英国特許第1409987号に記載の
方法に準じて一般式(IX) 〔式中、R1は前記したと同じ意味を有する。〕 の化合物またはその塩に一般式(X) 〔式中、Xは前記したと同様の意味を有する。〕 の化合物を反応させることによつて得られる。なお、一
般式(IX)の化合物塩としては、たとえば、塩酸、臭化
水素酸などとの塩が挙げられる。また、一般式(VI)の
化合物は、ブレタン・ド・ラ・ソシエテ・シミク・ドウ
・フランス(Bull.Soc.Chim.Fr.)1165〜1169(1975)
に記載の方法に従つて製造することができる。
以上説明したそれぞれの反応によつて得られる化合物は
常法によつて単離または分離することができ、また単離
または分離することなくつぎの反応に使用することもで
きる。
このようにして得られた一般式(II)で表わされる化合
物またはその塩は、たとえば、次に示すルートによつて
一般式(I)で表わされる化合物またはその塩へ誘導す
ることができる。
上述した工程において、一般式(II)で表わされる化合
物またはその塩が、一般式(IIa)で表わされる化合物
またはその塩である場合は、これをたとえば、一般式
(IIc)で表わされる化合物またはその塩に変換し、つ
いで一般式(IIe)で表わされる化合物またはその塩に
変換した後、一般式(III)で表わされる化合物または
その塩を経由して一般式(I)で表わされる化合物また
はその塩へ誘導することができる。また、一般式(II)
で表わされる化合物またはその塩が、一般式(IIa)で
表わされる化合物またはその塩である場合は、これをR2
が対応する一般式(III)もしくは(IV)で表わされる
化合物またはそれらの塩に誘導し、ついでR2が置換基を
有していてもよいアルカンスルホニルオキシ基またはア
レーンスルホニルオキシ基である一般式(III)もしく
は(IV)で表わされる化合物またはそれらの塩に変換し
た後、一般式(VIII)で表わされる化合物を作用させ、
一般式(I)で表わされる化合物またはその塩に誘導す
ることができる。また、一般式(II)で表わされる化合
物またはその塩が、一般式(IIb)で表わされる化合物
またはその塩である場合は、これをR2が対応する一般式
(IV)で表わされる化合物またはその塩に誘導し、つい
でR2がハロゲン原子である一般式(IV)で表わされる化
合物またはその塩に変換した後、一般式(VIII)で表わ
される化合物を作用させ、一般式(I)で表わされる化
合物またはその塩に誘導することができる。さらに一般
式(II)の化合物またはその塩が、一般式(IId)で表
わされる化合物またはその塩の場合は、これをR2が対応
する一般式(III)もしくは(IV)で表わされる化合物
またはそれらの塩へ誘導し、ついでR2が対応するスルホ
キシまたはスルホンである化合物またはそれらの塩に変
換した後、一般式(VIII)で表わされる化合物を作用さ
せ、一般式(I)で表わされる化合物またはその塩へ誘
導することができる。
一般式(III)および(IV)で表わされる化合物の塩と
しては、一般式(I)および(II)で表わされる化合物
で説明したと同様の塩が挙げられる。
〔実施例〕
つぎに本発明を実施例および参考例を挙げて説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 N−(2,4−ジフルオロフエニル)アミジノ酢酸メチル
エステルの塩酸塩23.0gを水92mおよび塩化メチレン
92mの混合液に溶解させ、2N−水酸化ナトリウム
水溶液でpH13に調整する。ついで、有機層を分取し、水
50mおよび飽和食塩水50mで順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥させる。この溶液にα−ホルミ
ル−α−フルオロ酢酸エチルエステルのナトリウム塩2
7.1gを室温で加え、加熱還流下で4時間反応させた
後、減圧下に溶媒を留去する。得られた残留物に水92m
および酢酸エチル46mを加え、析出結晶を取す
る。ついで、得られた結晶を水184mに懸濁させ、6
N−塩酸でpH1.0に調整した後、析出結晶を水46m
およびイソプロパノール46mで順次洗浄すれば、融
点222〜223℃を示す2−(2,4−ジフルオロフエニルア
ミノ)−5−フルオロ−6−ヒドロキシニコチン酸メチ
ルエステル15.0g(収率57.9%)を得る。
融点;222〜223℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1700 NMR(TFA−d1)δ値; 4.06(3H,s),6.71〜7.65(3H,m) 8.12(1H,d,J=11Hz) 同様にして、つぎの化合物を得る。
2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フル
オロ−6−ヒドロキシニコチン酸エチルエステル 融点;177〜178℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1700 NMR(TFA−d1)δ値; 1.52(3H,t,J=7Hz),4.50(2H,q,J=7
Hz),6.80〜7.65(3H,m),8.15(1H,d,J=
11Hz) 5−フルオロ−2−(4−フルオロフエニルアミノ)
−6−ヒドロキシニコチン酸メチルエステル 融点;227〜228℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1690 NMR(TFA−d1)δ値; 4.05(3H,s),6.89〜7.53(4H,m),8.11(1
H,d,J=11Hz) 実施例2 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−ヒドロキシニコチン酸メチルエステル0.20gを
テトラヒドロフラン6mに溶解させ、約0.04gのジア
ゾメタンを含むジエチルエーテル溶液を氷冷下に添加し
た後、室温で30分間反応させる。ついで、反応液に発
泡がなくなるまで酢酸を加えた後、減圧下に溶媒を留去
する。得られた結晶をイソプロパノール6mで洗浄す
れば、融点160〜161℃を示す2−(2,4−ジフルオロフ
エニルアミノ)−5−フルオロ−6−メトキシニコチン
酸メチルエステル0.15g(収率71.6%)を得る。
融点;160.5〜161.5℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1690 NMR(CDCl3)δ値; 3.89(3H,s),3.98(3H,s),6.57〜7.08(2
H,m),7.81(1H,d,J=11Hz),8.10〜8.97
(1H,m),10.24(1H,bs) 実施例3 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−ヒドロキシニコチン酸メチルエステル0.20gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mに溶解させ、炭酸
カリウム0.11gおよびジメチル酸0.093gを室温で添加
し、同温度で2時間反応させる。ついで反応液に水20
mおよび酢酸エチル20mを加え、有機層を分取
し、水10mおよび飽和食塩水10mで順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒
を留去し、得られた結晶をイソプロパノール5mで洗
浄すれば、2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−
5−フルオロ−6−メトキシニコチン酸メチルエステル
0.18g(収率86.0%)を得る。
このものの物性は実施例2で得られたものと一致した。
実施例4 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−ヒドロキシニコチン酸メチルエステル0.20gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mに溶解させ、炭酸
カリウム0.11gおよびヨウ化メチル0.11gを室温で添加
し同温度で1時間反応させる。反応液に水20mおよ
び酢酸エチル20mを加え、有機層を分取し水10m
および飽和食塩水10mで順次洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた結晶をイソプロパノール5mで洗浄すれば、
2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−メトキシニコチン酸メチルエステル0.19g(収
率90.7)を得る。
このものの物性は実施例2で得られたものと一致した。
実施例5 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−ヒドロキシニコチン酸メチルエステル9.5g、
五塩化リン26.5gおよびオキシ塩化リン46.0gの混合物
を70〜80℃で4時間反応させる。ついで、反応液を
水285mに徐々に加え、析出する結晶を取した
後、水57mで洗浄する。得られた結晶をカラムクロ
マトグラフイー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶媒:
トルエン〕せ精製すれば、融点137〜139℃を示す6−ク
ロロ−2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−
フルオロニコチン酸メチルエステル3.5g(収率34.7
%)を得る。
融点;139.5〜140.5℃(再結溶媒;ジイソプロピルエー
テル) IR(KBr)cm-1νc=o 1695 NMR(CDCl3)δ値; 3.93(3H,s),6.61〜7.06(2H,m),7.94(1
H,d,J=9Hz),8.15〜8.57(1H,m),10.13
(1H,bs) 実施例6 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−ヒドロキシニコチン酸メチルエステル0.50gを
塩化メチレン10mに懸濁させ、2,4,6−トリメチル
ベンゼンスルホニルクロリド0.44gおよびトリエチルア
ミン0.22gを加え、室温で3時間反応させる。この溶液
に水15mを加え、有機層を分取し、水15mで洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に
溶媒を留去し、得られた結晶をジエチルエーテル15m
で洗浄すれば、融点153〜155℃を示す2−(2,4−ジ
フルオロフエニルアミノ)−5−フルオロ−6−(2,4,
6−トリメチルベンゼンスルホニルオキシ)ニコチン酸
メチルエステル0.66g(収率81.9%)を得る。
融点;155〜156℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1700 NMR(CDCl3)δ値; 2.33(3H,s),2.59(6H,s),3.92(3H,
s),6.32〜6.84(2H,m),6.92(2H,s),7.
35〜7.94(1H,m),8.05(1H,d,J=9Hz),
10.17(1H,bs) 同様にして、つぎの化合物を得る。
2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フル
オロ−6−メタンスルホニルオキシニコチン酸メチルエ
ステル 融点;120〜121℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1690 NMR(CDCl3)δ値; 3.30(3H,s),3.94(3H,s),6.60〜7.15(2
H,m), 10.00(1H,bs) 実施例7 6−クロロ−2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)
−5−フルオロニコチン酸メチルエステル0.70gをN,
N−ジメチルホルムアミド7mに懸濁させ、室温でト
リエチルアミン0.34gおよびエタンチオール0.21gを添
加し、50℃で4時間反応させる。ついで、反応液に酢
酸エチル40mおよび水30mを加え、2N−塩酸
でpH2に調整する。有機層を分取し、水20mおよび
飽和食塩水20mで順次洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた
結晶をヘキサン10mで洗浄すれば、融点113〜114℃
を示す6−エチルチオ−2−(2,4−ジフルオロフエニ
ルアミノ)−5−フルオロニコチン酸メチルエステル0.
62g(収率81.9%)を得る。
融点;113.5〜114℃(再結溶媒;ジイソプロピルエーテ
ル) IR(KBr)cm-1νc=o 1680 NMR(CDCl3)δ値; 1.29(3H,t,J=7Hz),3.07(2H,q,J=7
Hz),3.90(3H,s),6.50〜7.20(2H,m),7.
66(1H,d,J=10Hz),7.80〜8.50(1H,
m),10.00(1H,s) 同様にして、つぎの化合物を得る。
2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フル
オロ−6−フエニルチオニコチン酸メチルエステル 融点;128〜128.5℃(再結溶媒;ジイソプロピルエーテ
ル) IR(KBr)cm-1νc=o 1685 NMR(CDCl3)δ値; 3.90(3H,s), 10.25(1H,ds) 実施例8 6−クロロ−2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)
−5−フルオロニコチン酸メチルエステル1.00gをN,
N−ジメチルホルムアミド10mに懸濁させ、3−ア
ミノピロリジンの二塩酸塩0.75gおよびトリエチルアミ
ン1.44gを加え、70℃で30分間反応させる。ついで
クロロホルム50mおよび水50mを加え、有機層
を分取し、水25mおよび飽和食塩水25mで順次
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた結晶をジエチルエーテル5
mで洗浄すれば、融点139〜140℃を示す6−(3−ア
ミノ−1−ピロリジニル)−2−(2,4−ジフルオロフ
エニルアミノ)−5−フルオロニコチン酸メチルエステ
ル1.10g(収率95.1%)を得る。
IR(KBr)cm-1νc=o 1670 NMR(CDCl3)δ値; 1.58〜2.27(2H,m), 6.57〜7.12(2H,m),7.58(1H,d,J=14H
z),8.10〜8.62(1H,m),10.32(1H,bs) 同様にして、つぎの化合物を得る。
6−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(2,
4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニコチ
ン酸メチルエステル 融点;172〜173℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1680,1650 NMR(CDCl3)δ値; 2.13(3H,s), 6.57〜7.07(2H,m),7.68(1H,d,J=13H
z),7.77〜8.18(1H,m),10.05(1H,bs) 実施例9 6−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−2−(2,4−
ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニコチン酸
メチルエステル0.65gをクロロホルム6.5mに溶解さ
せ、無水酢酸0.19gを加え、室温で10分間反応させた
後、減圧下に溶媒を留去する。得られた結晶をジエチル
エーテル2mで洗浄すれば、融点199〜200℃を示す6
−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−2−
(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニ
コチン酸メチルエステル0.72g(収率99.4%)を得る。
融点;202〜203℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1νc=o 1675 NMR(CDCl3−DMSO−d6)δ値; 6.63〜7.17(2H,m),7.62(1H,d,J=14H
z),7.83〜8.60(2H,m),10.30(1H,bs) 実施例10 3−アミノピロリジンの二塩酸塩0.12gをN,N−ジメ
チルホルムアミド3mに懸濁させ、トリエチルアミン
0.25gを加え、室温で5分間反応させた後、2−(2,4
−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロ−6−
(2,4,6−トリメチルベンゼンスルホニルオキシ)ニコ
チン酸メチルエステル0.30gを加え、室温で1.5時間反
応させる。反応液にクロロホルム10mおよび水10
mを加え、有機層を分取し、水10mおよび飽和食
塩水10mで順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させる。ついで無水酢酸0.10gを加え、室温で1
0分間反応させた後、減圧下に溶媒を留去する。得られ
た結晶をジエチルエーテル5mで洗浄すれば、6−
(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−2−(2,
4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニコチ
ン酸メチルエステル0.21g(収率82.4%)を得る。この
ものの物性は実施例9で得られたものと一致した。
実施例11 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−ヒドロキシニコチン酸メチルエステル3.00gを
メタノール30mに懸濁させ、室温で2N−水酸化ナ
トリウム水溶液16.1mを加えた後、加熱還流下で4時
間反応させる。ついで反応液を酢酸エチル60mおよ
び水60mの混合液に加え、水層を分取する。水層を
6N−塩酸でpH1.0に調整し、析出晶を取した後、水1
5mおよびイソプロパノール15mで順次洗浄すれ
ば、融点213〜216℃を示す2−(2,4−ジフルオロフエ
ニルアミノ)−5−フルオロ−6−ヒドロキシニコチン
酸2.68g(収率93.7%)を得る。
融点;215〜216℃(再結溶媒;アセトン:エタノール=
1:1) IR(KBr)cm-1νc=o 1700 NMR(DMSO−d6)δ値; 6.65〜7.58(2H,m),7.86(1H,d,J=11H
z),8.12〜8.68(1H,m),10.49(1H,bs) 同様にして、つぎの化合物を得る。
5−フルオロ−2−(4−フルオロフエニルアミノ)
−6−ヒドロキシニコチン酸 融点;216〜217℃(再結溶媒;アセトン:エタノール=
1:1) IR(KBr)cm-1νc=o 1685(sh) NMR(DMSO−d6)δ値; 6.84〜7.94(5H,m),10.33(1H,bs) 実施例12 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオ
ロ−6−メトキシニコチン酸メチルエステル2.00gをテ
トラヒドロフラン60mに溶解させ、室温で1N−水
酸化ナトリウム水溶液25.5mを加え、加熱還流下で7
時間反応させる。ついで、減圧下に溶媒を留去し、得ら
れた残留物に酢酸エチル100mおよび水100mを加
え、2N−塩酸でpH2.0に調整する。有機層を水50m
および飽和食塩水50mで順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留去する。得ら
れた結晶をジエチルエーテル10mで洗浄すれば、融
点237〜240℃を示す2−(2,4−ジフルオロフエニルア
ミノ)−5−フルオロ−6−メトキシニコチン酸1.40g
(収率73.3%)を得る。
融点;239〜240℃(再結溶媒;アセトン) IR(KBr)cm-1νc=o 1665 NMR(DMSO−d6)δ値; 3.98(3H,s),6.76〜7.48(2H,m),7.86(1
H,d,J=11Hz),8.10〜8.60(1H,m),10.5
1(1H,bs) 同様にして、つぎの化合物を得る。
6−クロロ−2−(2,4−ジフルオロフエニルアミ
ノ)−5−フルオロニコチン酸 融点;226〜228℃(再結溶媒;ベンゼン) IR(KBr)cm-1νc=o 1680 NMR(アセトン−d6)δ値; 6.60〜7.41(2H,m), 10.30(1H,bs),10.64(1H,bs) 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フル
オロ−6−(2,4,6−トリメチルベンゼンスルホニルオ
キシ)ニコチン酸 融点;179〜180℃(再結溶媒;ベンゼン) IR(KBr)cm-1νc=o 1665 NMR(アセトン−d6)δ値; 2.32(3H,s),2.55(6H,s), 10.37(1H,bs) 6−エチルチオ−2−(2,4−ジフルオロフエニルア
ミノ)−5−フルオロニコチン酸 融点;209〜210℃(再結溶媒;ベンゼン) IR(KBr)cm-1νc=o 1665 NMR(アセトン−d6)δ値; 1.30(3H,t,J=7Hz),3.14(2H,q,J=7
Hz),6.70〜7.50(2H,m), 9.70(1H,bs),10.27(1H,bs) 2−(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フル
オロ−6−フエニルチオニコチン酸 融点;264〜265℃(再結溶媒;酢酸エチル:エタノール
=1:1) IR(KBr)cm-1νc=o 1660 NMR(DMSO−d6)δ値; 6.00〜7.73(8H,m),7.85(1H,d,J=10H
z),10.58(1H,bs) 実施例13 6−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−2−
(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニ
コチン酸メチルエステル0.98gをテトラヒドロフラン3
0m、メタノール10mおよび水4mの混合液に
懸濁させ、1N−水酸化ナトリウム水溶液5.3mを加
え、65℃で3時間反応させる。ついで反応液を酢酸エ
チル50mおよび水50mの混合液に加え、水層を
分取した後1N−塩酸でpH2.0に調整する。析出結晶を
取し、水2mおよびエタノール2mで順次洗浄す
れば、融点232〜234℃を示す6−(3−アセチルアミノ
−1−ピロリジニル)−2−(2,4−ジフルオロフエニ
ルアミノ)−5−フルオロニコチン酸0.88g(収率9
3.0%)を得る。
融点;233.5〜236℃(再結溶媒;アセトン:メタノール
=1:1) IR(KBr)cm-1νc=o 1645 NMR(TFA−d1)δ値; 3.62〜5.03(5H,m),6.82〜7.80(3H,m),8.
27(1H,d,J=13Hz) 同様にして、つぎの化合物を得る。
6−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(2,
4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニコチ
ン酸 融点;243〜244℃(再結溶媒;酢酸エチル:エタノール
=1:1) IR(KBr)cm-1νc=o 1670,1635(sh) NMR(TFA−d1)δ値; 2.48(3H,s),3.47〜4.40(8H,m),6.83〜7.
82(3H,m),8.47(1H,d,J=13Hz) 実施例14 6−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(2,4
−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニコチン
酸メチルエステル0.13gをメタノール3.9mに懸濁さ
せ、2N−水酸化ナトリウム水溶液3.33mを加え、加
熱還流下で2時間反応させる。反応液に水2mを加
え、1N−塩酸でpH8.5に調整した後、析出結晶を取
し水2mで洗浄すれば、融点279〜281℃を示す2−
(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロ−
6−(1−ピペラジニル)ニコチン酸0.11g(収率98.2
%)を得る。
IR(KBr)cm-1νc=o 1625 NMR(TFA−d1)δ値; 3.53〜4.33(8H,m),6,87〜7.77(3H,m),8.
53(1H,d,J=13Hz) 同様にして、つぎの化合物を得る。
6−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−2−(2,4
−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニコチン
酸 融点;249〜250℃ IR(KBr)cm-1νc=o 1630 NMR(TFA−d1)δ値; 2.47〜2.92(2H,m),3.72〜4.23(2H,m),4.
23〜4.73(3H,m),6.95〜7.77(3H,m),8.36
(1H,d,J=13Hz) 参考例1 β−イミノ−β−フエノキシプロピオン酸エチルエステ
ルの塩酸塩50gおよび2,4−ジフルオロアニリン27.8
gを酢酸エチル300mに懸濁させ、加熱還流下で2時
間反応させる。析出結晶を取し、酢酸エチル200m
で2回洗浄すれば、融点196〜197℃を示すN−(2,4−
ジフルオロフエニル)アミジノ酢酸エチルエステルの塩
酸塩47g(収率82.2%)を得る。
IR(KBr)cm-1νc=o 1730 NMR(DMSO−d6)δ値; 1.26(3H,t,J=7Hz),4.07(2H,s),4.19
(2H,q,J=7Hz),7.02〜7,78(3H,m),9.
11(1H,bs),10.26(1H,bs),12.28(1
H,bs) 同様にして、つぎの化合物を得る。
N−(2,4−ジフルオロフエニル)アミジノ酢酸メチ
ルエステルの塩酸塩 融点;192〜193℃ IR(KBr)cm-1νc=o 1735 NMR(DMSO−d6)δ値; 3.74(3H,s),4.09(2H,s),6.91〜7.73(3
H,m),9.15(1H,bs),10.31(1H,b
s),12.29(1H,bs) N−(4−フルオロフエニル)アミジノ酢酸メチルエ
ステルの塩酸塩 融点;134〜135℃ IR(KBr)cm-1νc=o 1730 NMR(DMSO−d6)δ値; 3.74(3H,s),4.05(2H,s),7.01〜7.59(4
H,m),8.96(1H,bs),10.06(1H,b
s),12.26(1H,bs) 参考例2 6−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−2−
(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニ
コチン酸0.93gを無水テトラヒドロフラン37mに懸
濁させ、氷冷下でカルボニルジイミダゾール0.76gを添
加し、室温で12時間反応させる。ついで、エトキシカ
ルボニル酢酸のマグネシウム塩0.67gを添加し、60℃
で2時間反応させる。反応液を酢酸エチル100mおよ
び水50mの混合液に加え、2N−塩酸でpH2.0に調
整し、有機層を分取する。有機層に水50mを加え、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH7.0に調整する。有
機層を分取し、水50mおよび飽和食塩水50mで
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフイー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶媒;クロ
ロホルム:エタノール(容量比200:1)〕で精製す
れば、融点182〜184℃を示す6−(3−アセチルアミノ
−1−ピロリジニル)−2−(2,4−ジフルオロフエニ
ルアミノ)−5−フルオロニコチノイル酢酸エチルエス
テル0.61g(収率55.7%)を得る。
融点;184〜185℃(再結溶媒;酢酸エチル:エタノール
=1:1) IR(KBr)cm-1νc=o 1735,1670 NMR(CDCl)δ値; 1.27(3H,t,J=7Hz), 8.00〜8.38(1H,m),11.25(1H,bs) 参考例3 6−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−2−
(2,4−ジフルオロフエニルアミノ)−5−フルオロニ
コチノイル酢酸エチルエステル0.20gをベンゼン2m
に懸濁させ、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルア
セタール0.10gを加え、加熱還流下で7時間反応させ
る。ついで、析出結晶を取し、ジエチルエーテル2m
で洗浄すれば、融点233〜236℃を示す7−(3−アセ
チルアミノ−1−ピロリジニル)−1−(2,4−ジフル
オロフエニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−1.8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエ
ステル0.18g(収率88.1%)を得る。
融点;234〜236℃(再結溶媒;アセトン:メタノール=
1:1) IR(KBr)cm-1νc=o 1725,1700,1670 NMR(CDCl)δ値; 1.33(3H,t,J=7Hz), 3.13〜4.02(4H,m), 6.78〜7.70(4H,m),8.10(1H,d,J=8H
z),8.31(1H,s) 参考例4 7−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−1−
(2,4−ジフルオロフエニル)−6−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−1.8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル0.50gを6N−塩酸5mに溶解さ
せ、加熱還流下で4時間反応させる。ついで、析出結晶
を取し、水1mで洗浄すれば、融点247〜250℃(分
解)を示す7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1
−(2,4−ジフルオロフエニル)−6−フルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カル
ボン酸の塩酸塩0.39g(収率84.0%)を得る。
融点;247〜250℃(分解)(再結溶媒;濃塩酸:エタノ
ール=1:3) IR(KBr)cm-1νc=o 1730 NMR(TFA−d1)δ値; 2.23〜2.95(2H,m),3.38〜4.83(5H,m),6.
95〜7.90(3H,m),8.22(1H,d,J=11H
z),9.18(1H,s) 参考例5 参考例2〜4と同様にして、1−(2,4−ジフルオロフ
エニル)−6−フルオロ−7−(1−ピペラジニル)−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−
カルボン酸の塩酸塩を得る。
融点;249〜252℃(分解)(再結溶媒;濃塩酸:メタノ
ール=1:2) IR(KBr)cm-1νc=o 1730 NMR(TFA−d1)δ値; 3.33〜3.92(4H,m),3.92〜4.50(4H,m),6.
90〜7.90(3H,m),8.30(1H,d,J=12H
z),9.18(1H,s)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 義憲 富山県高岡市佐加野(佐加野新町)1000― 72 (72)発明者 成田 弘和 富山県富山市奥田本町6―40 (72)発明者 高野 俊太郎 富山県富山市稲荷元町3丁目8―44 (72)発明者 才川 勇 富山県富山市大泉中町7―52 審査官 赤坂 信一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 で表わされる5−フルオロニコチン酸誘導体およびその
    塩。
JP60009191A 1985-01-23 1985-01-23 5−フルオロニコチン酸誘導体およびその塩 Expired - Lifetime JPH0629247B2 (ja)

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