JPH06293637A - パップ剤 - Google Patents

パップ剤

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JPH06293637A
JPH06293637A JP3302654A JP30265491A JPH06293637A JP H06293637 A JPH06293637 A JP H06293637A JP 3302654 A JP3302654 A JP 3302654A JP 30265491 A JP30265491 A JP 30265491A JP H06293637 A JPH06293637 A JP H06293637A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 酒粕廃棄物の利用とパップ剤の性能向上。 【構成】 ゼラチン、ポリビニ−ルアルコ−ル、ポリア
クリル酸ナトリウム等を基剤とした膏体と酒粕とを練合
してなることを特徴とするパップ剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は産業廃棄物としての酒粕
を有効利用したパップ剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酒粕は従来合成清酒の香味付与剤、焼酎
原料、酢の原料として使用されるほか、香味の面から漬
物材料(粕漬の材料)又は甘酒の材料とし、或はそのま
ま食用に供されてきた。然しながら年間35万トンも清
酒生産の副産物として生産される酒粕の有効利用にも限
度があり、産業廃棄物としての処理に苦慮しているのが
現状である。
【0003】又外用剤としてのパップ剤は、従来その基
剤として保湿性に富む水溶性高分子であるゼラチン、ポ
リビニ−ルアルコ−ル、ポリアクリル酸ナトリウム等々
を単体として、又は複数剤を使用しているが多くの栄養
を含有することは勿論のこと薬用効果、化粧効果等を有
する多種の成分に富む酒粕が外用剤特にパップ剤として
利用されることはなかった。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】酒粕は酒精酵母の細胞
体つまり酵素のかたまりともいえ、麹菌体(コウジ酸)
及びリノ−ル酸が多く含まれていると共に、ビタミンB
1、B2、B6、も含まれ、蛋白質にも富んでいる。然も酒
粕は従来の外用剤特にパップ剤の主剤であるゼラチン、
ポリビニ−ルアルコ−ル及びポリアクリル酸ナトリウム
と練合性も優れている等の性質を有するので従来のパッ
プ剤の基剤に酒粕を配合してパップ剤としての効果を一
層向上させると共に酒粕に含まれる有効成分による皮膚
疾患の治療に寄与せしめ更に産業廃棄物としての酒粕の
リサイクルにも寄与せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゼラチン、ポ
リビニ−ルアルコ−ル、ポリアクリル酸ナトリウム等を
パップ剤の基剤とし、これにカルボキシメチルセルロ−
スナトリウム、グリセリン、カオリン等を配合してなる
膏体の中に更に酒粕を添加練合することを特徴とする構
成を有するが、膏体剤料中ポリビニ−ルアルコ−ル、カ
オリン、ゼラチンを精製水で加熱溶融し、これに酒粕を
添加して混合撹拌したものに、アクリル酸ナトリウム、
カルボキシメチルセルロ−スナトリウム、グリセリンを
混合撹拌したものを加えて練合したのち支持体に圧延し
てパップ剤とする。この際膏体に対する酒粕の添加量
は、1w/w%〜5w/w%好ましくは2w/w%〜30
w/w%、より好ましくは5w/w%〜20w/w%を添
加練合し、又膏体剤料中、ゼラチンに対してポリビニ−
ルアルコ−ルを25:1量比〜1:50量比、好ましくは
15:1量比〜1:30量比、より好ましくは5:1量比
〜1:5量比の配合比からなり、又ゼラチンに対してポ
リアクリル酸ナトリウムは、25:1量比〜1:25量
比、好ましくは15:1量比〜1:15量比、より好まし
くは5:1量比〜1:5量比の配合比として混合撹拌した
膏体であると酒粕との練合がより良好である。
【0006】
【実施例】
実施例1
【0007】
【実施例】
実施例2
【0008】
【実施例】 実施例3 但し(酒粕を除く対比膏体)
【0009】上記の実施例1及び2において、ポリビニ
−ルアルコ−ルとカオリン及びゼラチンを精製水でもっ
て加熱溶解し、これに酒粕を加えて混合撹拌したもの
に、ポリアクリル酸ナトリウムとカルボキシメチルセル
ロ−スナトリウム及びグリセリンを混合撹拌したものを
加えて約10分間練合した後1000g/m2の割合で
支持体(不織布又は織布)上にロ−ルにより圧延し、一
定面積にカットしてパップ剤とする。
【0010】実施例3は従来のパップ剤における膏体配
合剤料を本願実施例と同じくして本願実施例のパップ剤
とその効果ついて対比するための例であるが、混合撹拌
等の製造手順は実施例1、2と酒粕を除いて全く同一で
ある。
【0011】
【作用と効果について】酒粕の一般成分は、揮発性成分
(水分、アルコ−ル分)と固形分とがほぼ等しく、主な
成分としてはアルコ−ル分8%、蛋白質15%、澱粉2
0%、酵母15%〜20%を占めている。蛋白質には、
アミノ酸が含まれているが、特に蛋白質としては、アル
カリ可溶区分(グリテリン)、菌体蛋白及び水溶性区分
(アルブミン、ペプチッド、アミノ酸)が主である。又
酒粕中には約20%の酵母菌体が在ることから核酸物質
及びビタミンも多く含まれ酒粕(米の未分解物と酒精酵
母の細胞体…酵素のかたまり。)は栄養価も高く蛋白質
を初めビタミンB1、B2、B6も含まれている。
【0012】又酒粕中には麹菌体(コウジ酸)及びリノ
−ル酸が含まれており、コウジ酸やリノ−ル酸は日やけ
によるシミ、ソバカスの予防に優れた効果即ち美白効果
があると報告されている。又日本酒を使った酒風呂が疲
労回復によく、肌にもよいとか、シミとり、しわの防止
には清酒が良いなどの報告もなされている。そこで出願
人は酒粕の持つこれらの性質に着目して酒粕を外用療法
に応用することを考え、外用剤の中でも特にパップ剤に
利用すべく研究した結果、酒粕はパップ剤を構成する水
溶性高分子であるゼラチン、ポリビニ−ルアルコ−ル及
びポリアクリル酸ナトリウムと極めて練合性も良く、従
来のパップ剤に比較して高い皮膚の保湿性に加えて皮膚
への高い粘着力を付与することが可能であることを発見
した。又酒粕の含有量に相関して肌の美白、皮膚保湿性
と肩こり、腰痛等の慢性疾患にも効果のあることがわか
った。
【0013】そこで実施例1、2に示す膏体基剤中ポリ
ビニ−ルアルコ−ルとカオリン、ゼラチンを同時に精製
水で加熱溶解し、これに酒粕を加えて混合撹拌し、この
混合撹拌したものに更にポリアクリル酸ナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロ−スナトリウム及びグリセリンを
混合撹拌したものを加えて練合(約10分間)すると練
合状態が極めて良好で支持体に圧延した場合でも均一な
品質のパップ剤が得られる。
【0014】
【発明の効果】次に本発明パップ剤の効果について説明
する。先ず皮膚への美白作用効果であるが前記実施例
1、2、3のパップ剤サンプルを用いて着色性皮膚疾患
に対する治驗を実施した。その結果は次の表1に示すよ
うに酒粕を含有した実施例1及び実施例2のサンプルで
は、酒サ、女子顔面黒皮症、肝斑、雀卵斑、日焦、二次
性色素沈着などに対して美白作用が認められた。
【0015】
【表1】
【0016】次に抗炎症作用効果であるが、実施例1、
2、3のパップ剤サンプルを用いてラットの炎症動物モ
デルを使用してその抗炎症作用を実験した。Wista
r系雄ラット(体重180g〜200g)の右後肢にサン
プル(2.5cm×3.0cm,0.75g)を貼付し、4
時間後に各サンプルを剥離除去した後、起炎剤1%カラ
ゲニン懸濁液0.1mlを右後肢足蹠皮下に注射した。
その後経時的に5時間までラットの足容積を測定し、起
炎剤注射前の足容積から浮腫率を算出し、無処置対照群
に対する抑制効果を求めた。なお各サンプルは前処置に
限定し、動物数は一群n=10とした。その抗炎症効果
は図1に示す通りである。
【0017】保湿能検定試験効果について述べる。上記
実施例1のサンプルについて尿素軟膏、白色ワセリンを
対照薬剤としてその保湿能の評価試験を実施した。25
才の女性被験者の前腕屈側に(5cm×5cm)cm2の被験
部位を試料の数に加え、コントロ−ルの分も設定した。
それぞれの部位の角層水分含有量を測定した。実施例1
のサンプルは(5cm×5cm)cm2にカットしたものを被
験部位に貼付し、又軟膏群(尿素軟膏、白色ワセリン)
は、1.25μl/cm2の塗布密度で均一に塗布し、
コントロ−ル部は、無処置とした。被験薬剤投与直後、
30分、60分、90分、120分後に角質水分含有を
測定した、それぞれの被験部位での角質水分含有量は5
回ずつ行いその平均をとった。結果は図2に示したよう
に実施例1、2のサンプル及び尿素クリ−ムは塗布直
後、角質水分含有量を増加させたが特に前者は後者に比
較してその増加度も高くかつ持続性が認められた。又逆
に白色ワセリンは塗布部位の角質水分含有量が塗布直後
に低下したがこれは、水を含まない白色ワセリンの皮膜
が角層の伝導性を妨げたものと考えられた。 以上の結
果から実施例1、2のサンプルは、皮膚の保湿性に優れ
た効果をもつ薬剤(パップ剤)であり、化粧用保湿パック
剤としても評価されるものと判定した。 実施例1、2
の処方によるパップ剤及び10%尿素、軟膏並びに白色
ワセリンとの保湿能比較は図2に示す通りである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パップ剤
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業廃棄物としての酒粕
を有効利用したパップ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】酒粕は従来合成清酒の香味付与剤、焼酎
原料、酢の原料として使用されるほか、香味の面から漬
物材料(粕漬の材料)又は甘酒の材料とし、或はそのま
ま食用に供されてきた。然しながら年間35万トンも清
酒生産の副産物として生産される酒粕の有効利用にも限
度があり、産業廃棄物としての処理に苦慮しているのが
現状である。
【0003】又外用剤としてのパップ剤は、従来その基
剤として保湿性に富む水溶性高分子であるゼラチン、ポ
リビニールアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム等々
を単体として、又は複数剤を使用しているが多くの栄養
を含有することは勿論のこと薬用効果、化粧効果等を有
する多種の成分に富む酒粕が外用剤特にパップ剤として
利用されることはなかった。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】酒粕は酒精酵母の細胞
体つまり酵素のかたまりともいえ、麹菌体(コウジ酸)
及びリノール酸が多く含まれていると共に、ビタミンB
1,B2、B6,も含まれ、蛋白質にも富んでいる。然
も酒粕は従来の外用剤特にパップ剤の主剤であるゼラチ
ン、ポリピニールアルコール及びポリアクリル酸ナトリ
ウムと練合性も優れている等の性質を有するので従来の
パップ剤の基剤に酒粕を配合してパップ剤としての効果
を一層向上させると共に酒粕に含まれる有効成分による
皮膚疾患の治療に寄与せしめ更に産業廃棄物としての酒
粕のリサイクルにも寄与せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゼラチン、ポ
リビニールアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム等を
パップ剤の基剤とし、これにカルボキシメチルセルロー
スナトリウム、グリセリン、カオリン等を配合してなる
膏体の中に更に酒粕を添加練合することを特徴とする構
成を有するが、膏体剤料中ポリビニールアルコール、カ
オリン、ゼラチンを精製水で加熱溶融し、これに酒粕を
添加して混合撹拌したものに、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、グリセリ
ンを混合撹拌したものを加えて練合したのち支持体に圧
延してパップ剤とする。この際膏体に対する酒粕の添加
量は、1w/w%〜50w/w%好ましくは2w/w〜
30w/w%、より好ましくは5w/w%〜20w/w
%を添加練合し、又膏体剤料中、ゼラチンに対してポリ
ビニールアルコールを25:1量比〜1:50量比、好
ましくは15:1量比〜1:30量比、より好ましくは
5:1量比〜1:5量比の配合比からなり、又ゼラチン
に対してポリアクリル酸ナトリウムは、25:1量比〜
1:25量比、好ましくは15:1量比〜1:15量
比、より好ましくは5:1量比〜1:5量比の配合比と
して混合撹拌した膏体であると酒粕との練合がより良好
である。
【0006】
【実施例】 実施例1
【0007】
【実施例】 実施例2
【0008】
【実施例】 実施例3 但し(酒粕を除く対比膏体)
【0009】上記の実施例1及び2において、ポリビニ
ールアルコールとカオリン及びゼラチンを精製水でもっ
て加熱溶解し、これに酒粕を加えて混合撹拌したもの
に、ポリアクリル酸ナトリウムとカルボキシメチルセル
ロースナトリウム及びグリセリンを混合撹拌したものを
加えて約10分間練合した後1000g/m2の割合で
支持体(不織布又は織布)上にロールにより圧延し、一
定面積にカットしてパップ剤とする。
【0010】実施例3は従来のパップ剤における膏体配
合剤料を本願実施例と同じくして本願実施例のパップ剤
とその効果ついて対比するための例であるが、混合撹拌
等の製造手順は実施例1、2と酒粕を除いて全く同一で
ある。
【0011】
【作用と効果について】酒粕の一般成分は、揮発性成分
(水分、アルコール分)と固形分とがほぼ等しく、主な
成分としてはアルコール分8%、蛋白質15%、澱粉2
0%、酵母15%〜20%を占めている。酒粕には、ア
ミノ酸が含まれているが、特に蛋白質としては、アルカ
リ可溶区分(グリテリン),菌体蛋白及び水溶性区分
(アルブミン、ペプチッド、アミノ酸)が主である。又
酒粕中には約20%の酵母菌体が在ることから核酸物質
及びビタミンも多く含まれ酒粕(米の未分解物と酒精酵
母の細胞体…酵素のかたまり。)は栄養価も高く蛋白質
を初めビタミンB1,B2、B6も含まれてる。
【0012】又酒粕中には麹菌体(コウジ酸)及びリノ
ール酸が含まれており、コウジ酸やリノール酸は日やけ
によるシミ、ソバカスの予防に優れた効果即ち美白効果
があると報告されている。又日本酒を使った酒風呂が疲
労回復によく、肌にもよいとか、シミとり、しわの防止
には清酒が良いなどの報告もなされている。そこで出願
人は酒粕の持つこれらの性質に着目して酒粕を外用療法
に応用することを考え、外用剤の中でも特にパップ剤に
利用すべく研究した結果、酒粕はパップ剤を構成する水
溶性高分子であるゼラチン、ポリビニールアルコール及
びポリアクリル酸ナトリウムと極めて練合性も良く、従
来のパップ剤に比較して高い皮膚の保湿性に加えて皮膚
への高い粘着力を付与することが可能であることを発見
した。又酒粕の含有量に相関して肌の美白、皮膚保湿性
と肩こり、腰痛等の慢性疾患にも効果のあることがわか
った。
【0013】そこで実施例1、2に示す膏体基剤中ポリ
ビニールアルコールとカオリン、ゼラチンを同時に精製
水で加熱溶解し、これに酒粕を加えて混合撹拌し、この
混合撹拌したものに更にポリアクリル酸ナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム及びグリセリンを
混合撹拌したものを加えて練合(約10分間)すると練
合状態が極めて良好で支持体に圧延した場合でも均一な
品質のパップ剤が得られる。
【0014】
【発明の効果】次に本発明パップ剤の効果について説明
する。先ず皮膚への美白作用効果であるが前記実施例
1、2、3のパップ剤サンプルを用いて着色性皮膚疾患
に対する治驗を実施した。その結果は次の表1に示すよ
うに酒粕を含有した実施例1及び実施例2のサンプルで
は、酒サ、女子顔面黒皮症、肝斑、雀卵斑、日焦、二次
性色素沈着などに対して美白作用が認められた。
【0015】
【表1】
【0016】次に抗炎症作用効果であるが、実施例1、
2、3のパップ剤サンプルを用いてラットの炎症動物モ
デルを使用してその抗炎症作用を実験した。Wista
r系雄ラット(体重180g〜200g)の右後肢にサ
ンプル(2.5cm×3.0cm,0.75g)を貼付
し、4時間後に各サンプルを剥離除去した後、起炎剤1
%カラゲニン懸濁液0.1mlを右後肢足蹠皮下に注射
した。その後経時的に5時間までラットの足容積を測定
し、起炎剤注射前の足容積から浮腫率を算出し、無処置
対照群に対する抑制効果を求めた。なお各サンプルは前
処置に限定し、動物数は一群n=10とした。その抗炎
症効果は図1に示す通りである。
【0017】保湿能検定試験効果について述べる。上記
実施例1のサンプルについて尿素軟膏、白色ワセリンを
対照薬剤としてその保湿能の評価試験を実施した。25
才の女性被験者の前腕屈側に(5cm×5cm)cm2
の被験部位を試料の数に加え、コントロールの分も設定
した。それぞれの部位の角層水分含有量を測定した。実
施例1のサンプルは(5cm×5cm)cm2にカット
したものを被験部位に貼付し、又軟膏群(尿素軟膏、白
色ワセリン)は、1.25μl/cm2の塗布密度とで
均一に塗布し、コントロール部は、無処置とした。被験
薬剤投与直後、30分、60分、120分後に角質水分
含有を測定した、それぞれの被験部位での角質水分含有
量は5回ずつ行いその平均をとった。結果は図2に示し
たように実施例1、2のサンプル及び尿素クリームは塗
布直後、角質水分含有量を増加させたが特に前者は後者
に比較してその増加度も高くかつ持続性が認められた。
又逆に白色ワセリンは塗布部位の角質水分含有量が塗布
直後に低下したがこれは、水を含まない白色ワセリンの
皮膜が角層の伝導性を妨げたものと考えられた。以上の
結果から実施例1、2のサンプルは、皮膚の保湿性に優
れた効果をもつ薬剤(パップ剤)であり、化粧用保湿パ
ック剤としても評価されるものと判定した。実施例1、
2の処方によるパップ剤及び10%尿素、軟膏並びに白
色ワセリンとの保湿能比較は図2に示す通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】酒粕使用パップ剤の抗炎症効果を示す説明図
(グラフ)
【図2】酒粕使用パップ剤の保湿能試験結果を示す説明
図(グラフ) ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】酒粕使用パップ剤と酒粕を使用しないパップ剤
との抗炎症効果の比較を線グラフで表示した図である。
【図2】酒粕使用パップ剤の保湿能試験結果を線グラフ
で表示した図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼラチン、ポリビニ−ルアルコ−ル、ポ
    リアクリル酸ナトリウム等を基剤とした膏体と酒粕とを
    練合してなることを特徴とするパップ剤。
  2. 【請求項2】 ゼラチン、ポリビニ−ルアルコ−ル、ポ
    リアクリル酸ナトリウム等水溶性高分子剤を基剤とし、
    他にカルボキシメチルセルロ−スナトリウム、グリセリ
    ン、カオリン等を適宜加えてなる膏体と酒粕とを精製水
    を媒介として練合した構成を有し、前記膏体に対する酒
    粕の添加量は、1w/w%〜5w/w%好ましくは2w/
    w〜30w/w%、より好ましくは5w/w%〜20w/
    w%を添加練合してなる前記請求項1記載のパップ剤。
  3. 【請求項3】 ゼラチンに対してポリビニ−ルアルコ−
    ルを25:1量比〜1:50量比、好ましくは15:1量
    比〜1:30量比、より好ましくは5:1量比〜1:5量
    比の配合比からなり、 又ゼラチンに対してポリアクリル酸ナトリウムは、2
    5:1量比〜1:25量比、好ましくは15:1量比〜1:
    15量比、より好ましくは5:1量比〜1:5量比の配合
    比となしたことを特徴とする前記請求項1又は2記載の
    パップ剤。 【0001】
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