JPH06293782A - コーティング組成物 - Google Patents
コーティング組成物Info
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- JPH06293782A JPH06293782A JP5080764A JP8076493A JPH06293782A JP H06293782 A JPH06293782 A JP H06293782A JP 5080764 A JP5080764 A JP 5080764A JP 8076493 A JP8076493 A JP 8076493A JP H06293782 A JPH06293782 A JP H06293782A
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- JP
- Japan
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- silicate
- perfluoroalkyl
- carbon atoms
- group
- coating composition
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】離型性、撥水性に優れ、硬度の高い塗膜を生成
するコーティング組成物を得る。 【構成】下記一般式(I) (式中、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は炭素
数3〜25のパーフルオロアルキル基、R3は炭素数1
〜4のアルキル基、mは1〜3、nは0〜2の整数を示
し、m+n≦3である)で示される炭素数が3以上のパ
ーフルオロアルキル基を含有するパーフルオロアルキル
シリケートと炭素数が1〜4のアルキル基を含有するテ
トラアルキルシリケート又はそれの部分加水分解オリゴ
マーとを共加水分解して得られる縮合物を含有すること
を特徴とするコーティング組成物。
するコーティング組成物を得る。 【構成】下記一般式(I) (式中、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は炭素
数3〜25のパーフルオロアルキル基、R3は炭素数1
〜4のアルキル基、mは1〜3、nは0〜2の整数を示
し、m+n≦3である)で示される炭素数が3以上のパ
ーフルオロアルキル基を含有するパーフルオロアルキル
シリケートと炭素数が1〜4のアルキル基を含有するテ
トラアルキルシリケート又はそれの部分加水分解オリゴ
マーとを共加水分解して得られる縮合物を含有すること
を特徴とするコーティング組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーフルオロアルキル基
を有するシリケートオリゴマーを含有するコーティング
組成物に関するものである。より詳細には、表面エネル
ギーが低く離型性や撥水性を有し、かつ硬度の高い塗膜
が得られるコーティング組成物に関するものである。
を有するシリケートオリゴマーを含有するコーティング
組成物に関するものである。より詳細には、表面エネル
ギーが低く離型性や撥水性を有し、かつ硬度の高い塗膜
が得られるコーティング組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、基材の表面に被膜を形成し
て、離型性や撥水性等の性質を付与するコーティング組
成物が種々、実用化されている。例えば、フッ素樹脂等
が代表的なものであるが、欠点として、基材との接着性
が低いことが指摘されている。その欠点を解消するもの
として、特にパーフルオロアルキル基含有ポリシロキサ
ンを含有するものが、金属、ガラス等の無機材料や合成
樹脂等の有機材料にも接着性が大きいため注目されてい
る。例えばパーフルオロアルキルアルコールとアルキル
シリケートから合成される下記式の化合物 (Rf−Ca H2a−O)n −Si−(OR)4-n (Rf
はパーフルオロアルキル基、a,nはそれぞれ1〜10
及び1〜4の整数) 等が提案されている(特開平2−22372号公報)。
て、離型性や撥水性等の性質を付与するコーティング組
成物が種々、実用化されている。例えば、フッ素樹脂等
が代表的なものであるが、欠点として、基材との接着性
が低いことが指摘されている。その欠点を解消するもの
として、特にパーフルオロアルキル基含有ポリシロキサ
ンを含有するものが、金属、ガラス等の無機材料や合成
樹脂等の有機材料にも接着性が大きいため注目されてい
る。例えばパーフルオロアルキルアルコールとアルキル
シリケートから合成される下記式の化合物 (Rf−Ca H2a−O)n −Si−(OR)4-n (Rf
はパーフルオロアルキル基、a,nはそれぞれ1〜10
及び1〜4の整数) 等が提案されている(特開平2−22372号公報)。
【0003】しかし、このようなパーフルオロアルキル
シリケートを単独使用して被膜を形成した場合にはパー
フルオロアルキル基が膜の表面に集まる傾向がある。そ
のため硬い表面の塗膜を形成することが難しい。また、
硬化させた場合の基材との接着が充分でなく耐久性が問
題になることがある。また、高分子量のパーフルオロア
ルキル基含有ポリシロキサンの製造方法として、液状オ
ルガノポリシロキサンの末端をシラノール化して、パー
フルオロアルキルシリケートと反応させる方法(特開平
2−97529号公報)等もある。しかし、このような
高分子量のものでは、接着性の高いコーティングには不
向きである。
シリケートを単独使用して被膜を形成した場合にはパー
フルオロアルキル基が膜の表面に集まる傾向がある。そ
のため硬い表面の塗膜を形成することが難しい。また、
硬化させた場合の基材との接着が充分でなく耐久性が問
題になることがある。また、高分子量のパーフルオロア
ルキル基含有ポリシロキサンの製造方法として、液状オ
ルガノポリシロキサンの末端をシラノール化して、パー
フルオロアルキルシリケートと反応させる方法(特開平
2−97529号公報)等もある。しかし、このような
高分子量のものでは、接着性の高いコーティングには不
向きである。
【0004】更にパーフルオロアルキルシリケートとテ
トラアルキルシリケートオリゴマーを、単に混合しよう
とした場合、これらは相互に溶解しないため均一な皮膜
を得ることが難しかった。
トラアルキルシリケートオリゴマーを、単に混合しよう
とした場合、これらは相互に溶解しないため均一な皮膜
を得ることが難しかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は表面エ
ネルギーが低く離型性や撥水性を有し、かつ硬度、基材
との接着性が高い塗膜が得られるコーティング組成物を
提供するものである。
ネルギーが低く離型性や撥水性を有し、かつ硬度、基材
との接着性が高い塗膜が得られるコーティング組成物を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的のために鋭意検
討した結果、特定のパーフルオロアルキルシリケートと
アルキルシリケートを使用して、共加水分解させること
により、目的が達成できることを見出し、本発明に到達
した。即ち、本発明の要旨は、炭素数が3以上のパーフ
ルオロアルキル基を含有するパーフルオロアルキルシリ
ケートと炭素数が1〜4のアルキル基を含有するテトラ
アルキルシリケート又はそれの部分加水分解オリゴマー
とを共加水分解して得られる縮合物を含有することを特
徴とするコーティング組成物に存する。
討した結果、特定のパーフルオロアルキルシリケートと
アルキルシリケートを使用して、共加水分解させること
により、目的が達成できることを見出し、本発明に到達
した。即ち、本発明の要旨は、炭素数が3以上のパーフ
ルオロアルキル基を含有するパーフルオロアルキルシリ
ケートと炭素数が1〜4のアルキル基を含有するテトラ
アルキルシリケート又はそれの部分加水分解オリゴマー
とを共加水分解して得られる縮合物を含有することを特
徴とするコーティング組成物に存する。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用する炭素数が3以上のパーフルオロアルキル基を含
有するパーフルオロアルキルシリケートとしては特に限
定されず、加水分解性のアルコキシ基を含有していれば
よい。より好適なものとして、下記一般式(I)で表さ
れるものが使用できる。
使用する炭素数が3以上のパーフルオロアルキル基を含
有するパーフルオロアルキルシリケートとしては特に限
定されず、加水分解性のアルコキシ基を含有していれば
よい。より好適なものとして、下記一般式(I)で表さ
れるものが使用できる。
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル
基、R2 は炭素数3〜25のパーフルオロアルキル基、
R3 は炭素数1〜4のアルキル基、mは1〜3、nは0
〜2の整数を示し、m+n≦3である)この一般式
(I)に示される化合物の具体例としては次のような化
合物が挙げられる。
基、R2 は炭素数3〜25のパーフルオロアルキル基、
R3 は炭素数1〜4のアルキル基、mは1〜3、nは0
〜2の整数を示し、m+n≦3である)この一般式
(I)に示される化合物の具体例としては次のような化
合物が挙げられる。
【0010】トリフルオロプロピルトリメトキシシラ
ン、テトラフルオロブチルトリメトキシシラン、ヘプタ
フルオロペンチルトリメトキシシラン、ノナフルオロヘ
キシルトリメトキシシラン、ウンデカフルオロヘプチル
トリメトキシラン、トリデカフルオロオクチルトリメト
キシシラン、ペンタデカフルオロノニルトリメトキシシ
ラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、
ノナデカフルオロウンデシルトリメトキシシラン等のト
リメトキシシラン類、トリフルオロプロピルトリエトキ
シシラン、テトラフルオロブチルトリエトキシシラン、
ヘプタフルオロペンチルトリエトキシシラン、ノナフル
オロヘキシルトリエトキシシラン、ウンデカフルオロヘ
プチルトリエトキシラン、トリデカフルオロオクチルト
リエトキシシラン、ペンタデカフルオロノニルトリエト
キシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシ
ラン、ノナデカフルオロウンデシルトリエトキシシラン
等のトリエトキシシラン類、トリフルオロプロピルメチ
ルジメトキシシラン、テトラフルオロブチルメチルジメ
トキシシラン、ヘプタフルオロペンチルメチルジメトキ
シシラン、ノナフルオロヘキシルメチルジメトキシシラ
ン、ウンデカフルオロヘプチルメチルジメトキシラン、
トリデカフルオロオクチルメチルジメトキシシラン、ペ
ンタデカフルオロノニルメチルジメトキシシラン、ヘプ
タデカフルオロデシルメチルジメトキシシラン、ノナデ
カフルオロウンデシルメチルジメトキシシラン等のメト
キシシラン類等が挙げられる。
ン、テトラフルオロブチルトリメトキシシラン、ヘプタ
フルオロペンチルトリメトキシシラン、ノナフルオロヘ
キシルトリメトキシシラン、ウンデカフルオロヘプチル
トリメトキシラン、トリデカフルオロオクチルトリメト
キシシラン、ペンタデカフルオロノニルトリメトキシシ
ラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、
ノナデカフルオロウンデシルトリメトキシシラン等のト
リメトキシシラン類、トリフルオロプロピルトリエトキ
シシラン、テトラフルオロブチルトリエトキシシラン、
ヘプタフルオロペンチルトリエトキシシラン、ノナフル
オロヘキシルトリエトキシシラン、ウンデカフルオロヘ
プチルトリエトキシラン、トリデカフルオロオクチルト
リエトキシシラン、ペンタデカフルオロノニルトリエト
キシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシ
ラン、ノナデカフルオロウンデシルトリエトキシシラン
等のトリエトキシシラン類、トリフルオロプロピルメチ
ルジメトキシシラン、テトラフルオロブチルメチルジメ
トキシシラン、ヘプタフルオロペンチルメチルジメトキ
シシラン、ノナフルオロヘキシルメチルジメトキシシラ
ン、ウンデカフルオロヘプチルメチルジメトキシラン、
トリデカフルオロオクチルメチルジメトキシシラン、ペ
ンタデカフルオロノニルメチルジメトキシシラン、ヘプ
タデカフルオロデシルメチルジメトキシシラン、ノナデ
カフルオロウンデシルメチルジメトキシシラン等のメト
キシシラン類等が挙げられる。
【0011】本発明で使用されるテトラアルキルシリケ
ートは下記一般式(II)で示される化合物であり、
ートは下記一般式(II)で示される化合物であり、
【化3】Si(OR4 )4 ………(II) (式中、Rは炭素数が1〜4のアルキル基である)、よ
り具体的にはテトラメチルシリケート、テトラエチルシ
リケート、テトラプロピルシリケート、テトラブチルシ
リケート等が挙げられる。
り具体的にはテトラメチルシリケート、テトラエチルシ
リケート、テトラプロピルシリケート、テトラブチルシ
リケート等が挙げられる。
【0012】部分加水分解アルキルシリケートオリゴマ
ーとしては上記のテトラアルキルシリケートを、公知の
加水分解の方法によって製造することができ、全アルコ
キシ基の30〜80%、好ましくは40〜60%、更に
好ましくは50%前後を水と反応させ縮合して得られる
オリゴマーが使用される。本発明における共加水分解と
しては、テトラアルキルシリケート又はその部分加水分
解物とパーフルオロアルキルシリケートを溶剤中に共存
させて両者の加水分解を同時に行う方法と、パーフルオ
ロアルキルシリケートをまず加水分解し末端をシラノー
ル基にし、その後、テトラアルキルシリケート又はその
部分加水分解物を添加し、加熱脱アルコール反応によ
り、縮合させ高分子量化する方法が挙げられる。
ーとしては上記のテトラアルキルシリケートを、公知の
加水分解の方法によって製造することができ、全アルコ
キシ基の30〜80%、好ましくは40〜60%、更に
好ましくは50%前後を水と反応させ縮合して得られる
オリゴマーが使用される。本発明における共加水分解と
しては、テトラアルキルシリケート又はその部分加水分
解物とパーフルオロアルキルシリケートを溶剤中に共存
させて両者の加水分解を同時に行う方法と、パーフルオ
ロアルキルシリケートをまず加水分解し末端をシラノー
ル基にし、その後、テトラアルキルシリケート又はその
部分加水分解物を添加し、加熱脱アルコール反応によ
り、縮合させ高分子量化する方法が挙げられる。
【0013】後者の場合パーフルオロアルキルシリケー
トに対して少なくとも等モル以上の水を用いないと未反
応パーフルオロアルキルシリケートが残留する。又逆に
パーフルオロアルキルシリケートのアルコキシ基当量数
の2倍以上の水を用いると、後から添加するテトラアル
キルシリケート又はその部分加水分解物を更に加水分解
することになり、全体がゲル化する可能性もあるので好
ましくない。即ち、パーフルオロアルキルシリケートの
モル数以上で、パーフルオロアルキルシリケートのアル
コキシ基当量数の2倍より少ない量の水を用いるのが好
ましい。
トに対して少なくとも等モル以上の水を用いないと未反
応パーフルオロアルキルシリケートが残留する。又逆に
パーフルオロアルキルシリケートのアルコキシ基当量数
の2倍以上の水を用いると、後から添加するテトラアル
キルシリケート又はその部分加水分解物を更に加水分解
することになり、全体がゲル化する可能性もあるので好
ましくない。即ち、パーフルオロアルキルシリケートの
モル数以上で、パーフルオロアルキルシリケートのアル
コキシ基当量数の2倍より少ない量の水を用いるのが好
ましい。
【0014】また、後段で加えるテトラアルキルシリケ
ート又はその部分加水分解物を多量に用いれば、反応時
にゲル化する可能性が少ないため、求められる物性に必
要最小限のパーフルオロアルキルシリケートを使用する
のが好ましい。この結果、高価なパーフルオロアルキル
シリケートを少なくできる利点もある。パーフルオロア
ルキルシリケートとテトラアルキルシリケート又はその
部分加水分解物との使用割合は特に限定されない。しか
し、通常は上記理由より、テトラアルキルシリケート又
はその部分加水分解物に対してパーフルオロアルキルシ
リケートの量は0.1〜20倍モル、特に2〜5モル倍
の範囲から選択するのが好ましい。この範囲より少なけ
れば、離型性や撥水性が低く、多ければ接着性、硬度に
問題が生じるおそれがある。
ート又はその部分加水分解物を多量に用いれば、反応時
にゲル化する可能性が少ないため、求められる物性に必
要最小限のパーフルオロアルキルシリケートを使用する
のが好ましい。この結果、高価なパーフルオロアルキル
シリケートを少なくできる利点もある。パーフルオロア
ルキルシリケートとテトラアルキルシリケート又はその
部分加水分解物との使用割合は特に限定されない。しか
し、通常は上記理由より、テトラアルキルシリケート又
はその部分加水分解物に対してパーフルオロアルキルシ
リケートの量は0.1〜20倍モル、特に2〜5モル倍
の範囲から選択するのが好ましい。この範囲より少なけ
れば、離型性や撥水性が低く、多ければ接着性、硬度に
問題が生じるおそれがある。
【0015】この加水分解は通常、溶剤の存在下で行な
われる。該溶剤としては水及びパーフルオロアルキルシ
リケート、テトラアルキルシリケート又はその部分加水
分解物を溶解する溶剤であれば、特に限定されないが、
該溶剤の具体例を挙げるとテトラヒドロフラン、アセト
ン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、ブタノール等がある。
われる。該溶剤としては水及びパーフルオロアルキルシ
リケート、テトラアルキルシリケート又はその部分加水
分解物を溶解する溶剤であれば、特に限定されないが、
該溶剤の具体例を挙げるとテトラヒドロフラン、アセト
ン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、ブタノール等がある。
【0016】上記溶剤としてアルコールを用いた場合テ
トラアルキルシリケート又はその部分加水分解物の末端
基、パーフルオロアルキルシリケートの末端基等が溶剤
に用いたアルコール成分のアルキル基と置換することが
ある。この様な方法で本願のコーティング組成物の物性
を制御することも可能である。溶剤の添加量は一般に反
応系中の不揮発性成分濃度が2〜90重量%となる範囲
から選択することができる。反応系中の不揮発性成分濃
度があまり高いと加水分解時に系中に不溶の成分が生じ
ることがあるため、好ましくない。この様な場合、得ら
れるコーティング組成物も二相に分離することもあるの
で、溶剤は比較的多く用い、不揮発成分をできるだけ少
なくするのが好ましい。
トラアルキルシリケート又はその部分加水分解物の末端
基、パーフルオロアルキルシリケートの末端基等が溶剤
に用いたアルコール成分のアルキル基と置換することが
ある。この様な方法で本願のコーティング組成物の物性
を制御することも可能である。溶剤の添加量は一般に反
応系中の不揮発性成分濃度が2〜90重量%となる範囲
から選択することができる。反応系中の不揮発性成分濃
度があまり高いと加水分解時に系中に不溶の成分が生じ
ることがあるため、好ましくない。この様な場合、得ら
れるコーティング組成物も二相に分離することもあるの
で、溶剤は比較的多く用い、不揮発成分をできるだけ少
なくするのが好ましい。
【0017】反応は、触媒がなくても可能であるが、反
応時間、重合度を考慮した場合、使用することが好まし
い。該触媒としては塩酸、燐酸、硫酸、硝酸、パラトル
エンスルホン酸、酢酸等の酸が線状ポリシロキサン化し
やすく、そのため、比較的低粘度のコーティング組成物
が得られ、又、反応中ゲル化等が起こりにくいので好適
に使用される。
応時間、重合度を考慮した場合、使用することが好まし
い。該触媒としては塩酸、燐酸、硫酸、硝酸、パラトル
エンスルホン酸、酢酸等の酸が線状ポリシロキサン化し
やすく、そのため、比較的低粘度のコーティング組成物
が得られ、又、反応中ゲル化等が起こりにくいので好適
に使用される。
【0018】コーティング組成物の保存安定性を良くす
る場合や、反応速度を広範囲に制御する場合には、組成
物中に触媒が残留しない方が好ましいので塩酸、硝酸が
特に好ましい。加水分解温度及び時間はシリケート化合
物のアルコキシ基の種類によって異なるために一概には
規定できない。例えば、アルコキシ基がメトキシ基の場
合加水分解時間は20℃で2〜60分程度であるが、エ
トキシ基、ブトキシ基等の場合はこれよりも、長時間あ
るいは高温度で加水分解を行なう必要がある。
る場合や、反応速度を広範囲に制御する場合には、組成
物中に触媒が残留しない方が好ましいので塩酸、硝酸が
特に好ましい。加水分解温度及び時間はシリケート化合
物のアルコキシ基の種類によって異なるために一概には
規定できない。例えば、アルコキシ基がメトキシ基の場
合加水分解時間は20℃で2〜60分程度であるが、エ
トキシ基、ブトキシ基等の場合はこれよりも、長時間あ
るいは高温度で加水分解を行なう必要がある。
【0019】該加水分解終了後、テトラアルコキシシリ
ケート又はその部分加水分解物を追加し、脱溶剤を行な
う。脱溶剤の過程でシラノール基とアルコキシ基が反応
することにより高分子量のオリゴマーを生成する。テト
ラアルコキシシリケートではなく、該シリケートを予め
部分加水分解し、分子量を増大させたもの、即ち一分子
中にガラス、石材等の鉱物質の基材との反応性を有する
アルコキシ基の密度を増大させた部分加水分解アルコキ
シシリケートオリゴマーを使用した場合は、パーフルオ
ロアルキル基は皮膜表面に集中するため離型性や撥水性
の性能は変化せずに皮膜の架橋密度を高くさせることが
でき、その結果、硬度が高く、耐久性、基材との接着性
に優れた皮膜となるため、特に好ましい。
ケート又はその部分加水分解物を追加し、脱溶剤を行な
う。脱溶剤の過程でシラノール基とアルコキシ基が反応
することにより高分子量のオリゴマーを生成する。テト
ラアルコキシシリケートではなく、該シリケートを予め
部分加水分解し、分子量を増大させたもの、即ち一分子
中にガラス、石材等の鉱物質の基材との反応性を有する
アルコキシ基の密度を増大させた部分加水分解アルコキ
シシリケートオリゴマーを使用した場合は、パーフルオ
ロアルキル基は皮膜表面に集中するため離型性や撥水性
の性能は変化せずに皮膜の架橋密度を高くさせることが
でき、その結果、硬度が高く、耐久性、基材との接着性
に優れた皮膜となるため、特に好ましい。
【0020】
【実施例】次に、本発明をより具体的に実施例に基づい
て説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。ここで、分子量
とはGPCで測定し、ポリスチレンサイズに換算した分
子量である。
て説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。ここで、分子量
とはGPCで測定し、ポリスチレンサイズに換算した分
子量である。
【0021】[実施例1]3,3,3−トリフルオロプ
ロピルトリメトキシシラン21.8g(0.1モル、
0.3当量)を、メタノール20.0gに溶解し、得ら
れた溶液に0.35重量%塩酸水溶液3.6gを添加
し、20℃で10分放置し、加水分解を行なった。
ロピルトリメトキシシラン21.8g(0.1モル、
0.3当量)を、メタノール20.0gに溶解し、得ら
れた溶液に0.35重量%塩酸水溶液3.6gを添加
し、20℃で10分放置し、加水分解を行なった。
【0022】次いで、上記反応液にテトラメトキシシラ
ンの部分加水分解物(三菱化成製「M−51」:50%
加水分解品で、分子量250〜3000のオリゴマー混
合物)を45.0g添加し、2時間還流を行なった後、
130℃まで温度を上げ、メタノールを流出させると、
無色透明のシリケートオリゴマーが得られた。該オリゴ
マーの分子量をGPCで測定すると、分子量約300〜
4000のオリゴマー混合物であり、各ピークは原料と
異なりそのピーク面積分布も異なり、3,3,3−トリ
フルオロプロピルトリメトキシシランとテトラメトキシ
シランの部分加水分解物が反応していることが確認でき
た。
ンの部分加水分解物(三菱化成製「M−51」:50%
加水分解品で、分子量250〜3000のオリゴマー混
合物)を45.0g添加し、2時間還流を行なった後、
130℃まで温度を上げ、メタノールを流出させると、
無色透明のシリケートオリゴマーが得られた。該オリゴ
マーの分子量をGPCで測定すると、分子量約300〜
4000のオリゴマー混合物であり、各ピークは原料と
異なりそのピーク面積分布も異なり、3,3,3−トリ
フルオロプロピルトリメトキシシランとテトラメトキシ
シランの部分加水分解物が反応していることが確認でき
た。
【0023】[実施例2]ヘプタデカフルオロデシルト
リメトキシシラン56.8g(0.1モル、0.3当
量)をメタノール200gに溶解し、得られた溶液に
0.35重量%塩酸水溶液5.4gを添加し、20℃に
10分放置し、加水分解を行なった。次いで、上記反応
液にテトラメトキシシランの部分加水分解物(「M−5
1」)を200g添加し、2時間還流を行なった後、1
30℃まで温度を上げ、メタノールを流出させると、無
色透明のシリケートオリゴマーが得られた。
リメトキシシラン56.8g(0.1モル、0.3当
量)をメタノール200gに溶解し、得られた溶液に
0.35重量%塩酸水溶液5.4gを添加し、20℃に
10分放置し、加水分解を行なった。次いで、上記反応
液にテトラメトキシシランの部分加水分解物(「M−5
1」)を200g添加し、2時間還流を行なった後、1
30℃まで温度を上げ、メタノールを流出させると、無
色透明のシリケートオリゴマーが得られた。
【0024】該オリゴマーの分子量をGPCで測定する
と分子量約300〜10000のオリゴマー混合物であ
り、ヘプタデカフルオロデシルトリトリメトキシシラン
とテトラメトキシシランの部分加水分解物が反応してい
ることが確認できた。
と分子量約300〜10000のオリゴマー混合物であ
り、ヘプタデカフルオロデシルトリトリメトキシシラン
とテトラメトキシシランの部分加水分解物が反応してい
ることが確認できた。
【0025】[実施例3]ヘプタデカフルオロデシルト
リメトキシシラン56.8g(0.1モル,0.3当
量)をメタノール200gに溶解し得られた溶液に純水
5.4gを添加し20℃に30分放置し加水分解を行な
った。次いで上記反応液にテトラメトキシシランの部分
加水分解物(「M−51」)を200g添加し2時間還
流を行なった後130℃まで温度を上げメタノールを流
出すると無色透明のシリケートオリゴマーが得られた。
リメトキシシラン56.8g(0.1モル,0.3当
量)をメタノール200gに溶解し得られた溶液に純水
5.4gを添加し20℃に30分放置し加水分解を行な
った。次いで上記反応液にテトラメトキシシランの部分
加水分解物(「M−51」)を200g添加し2時間還
流を行なった後130℃まで温度を上げメタノールを流
出すると無色透明のシリケートオリゴマーが得られた。
【0026】得られたオリゴマーの分子量をGPCで測
定すると分子量約300〜10000のオリゴマー混合
物でありヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン
と部分加水分解物が反応していることが確認出来た。
定すると分子量約300〜10000のオリゴマー混合
物でありヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン
と部分加水分解物が反応していることが確認出来た。
【0027】[実施例4]実施例2で得られた弗素含有
シリケートオリゴマー2gとジブチル錫ジラウレート
0.2gを10gのメタノールに溶解する。この液をガ
ラス板上に塗布し乾燥すると透明な硬い被膜が得られ
た。一方原料のヘプタデカフルオロデシルトリメトキシ
シラン2gとジブチル錫ジラウレート0.2gを10g
のメタノールに溶かした液を同様にガラス板上に塗布乾
燥すると多孔質の柔らかい被膜が得られた。
シリケートオリゴマー2gとジブチル錫ジラウレート
0.2gを10gのメタノールに溶解する。この液をガ
ラス板上に塗布し乾燥すると透明な硬い被膜が得られ
た。一方原料のヘプタデカフルオロデシルトリメトキシ
シラン2gとジブチル錫ジラウレート0.2gを10g
のメタノールに溶かした液を同様にガラス板上に塗布乾
燥すると多孔質の柔らかい被膜が得られた。
【0028】[実施例5]実施例2で得られた弗素含有
シリケートオリゴマー2gとジブチル錫ジラウレート
0.2gを100gのメタノールに溶解する。この液を
ガラス板上に浸漬法で塗布し乾燥した試料を製作する
(A)。一方、原料のヘプタデカフルオロデシルトリメ
トキシシラン2gとジブチル錫ジラウレート0.2gを
100gのメタノールに溶かした液を用い同様に浸漬法
でガラス板上に塗布乾燥する(B)。これらの試料を協
和界面科学社製自動接触角測定装置を用い蒸留水との接
触角を測定すると次のような結果が得られた。
シリケートオリゴマー2gとジブチル錫ジラウレート
0.2gを100gのメタノールに溶解する。この液を
ガラス板上に浸漬法で塗布し乾燥した試料を製作する
(A)。一方、原料のヘプタデカフルオロデシルトリメ
トキシシラン2gとジブチル錫ジラウレート0.2gを
100gのメタノールに溶かした液を用い同様に浸漬法
でガラス板上に塗布乾燥する(B)。これらの試料を協
和界面科学社製自動接触角測定装置を用い蒸留水との接
触角を測定すると次のような結果が得られた。
【0029】
【表1】 未塗装ガラス板 43.3° オリゴマー塗装ガラス板(A) 95.4° ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン塗装板(B) 93.5° これらの結果からオリゴマー化することにより弗素含有
量が減少するにもかかわらず性能上の差が殆どないこと
が確認出来た。
量が減少するにもかかわらず性能上の差が殆どないこと
が確認出来た。
【0030】
【発明の効果】本発明により、離型性、撥水性に優れ、
硬度の高い塗膜を生成するコーティング組成物を得るこ
とができる。
硬度の高い塗膜を生成するコーティング組成物を得るこ
とができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/18 104 8318−4H C10M 105/76 9159−4H // C10N 40:36
Claims (3)
- 【請求項1】 炭素数が3以上のパーフルオロアルキル
基を含有するパーフルオロアルキルシリケートと炭素数
が1〜4のアルキル基を含有するテトラアルキルシリケ
ート又はそれの部分加水分解オリゴマーとを共加水分解
して得られる縮合物を含有することを特徴とするコーテ
ィング組成物。 - 【請求項2】 パーフルオロアルキルシリケートが下記
一般式(I)で示される化合物であることを特徴とする
請求項1記載のコーティング組成物。 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基、R2 は炭素
数3〜25のパーフルオロアルキル基、R3 は炭素数1
〜4のアルキル基、mは1〜3、nは0〜2の整数を示
し、m+n≦3である) - 【請求項3】 一般式(I)で示されるパーフルオロア
ルキルシリケートを溶剤中で加水分解をして、末端基を
シラノールに変え、次にアルキル基の炭素数が1〜4の
テトラアルキルシリケート又はそれの部分加水分解物と
共加水分解することを特徴とする請求項1又は2記載の
コーティング組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5080764A JPH06293782A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | コーティング組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5080764A JPH06293782A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | コーティング組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06293782A true JPH06293782A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13727497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5080764A Pending JPH06293782A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | コーティング組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06293782A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08239653A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-09-17 | Ppg Ind Inc | 一体的下塗りを用いた撥水性表面処理 |
| JPH08333545A (ja) * | 1995-06-05 | 1996-12-17 | Ppg Ind Inc | 下塗り一体化撥水性表面処理 |
| JPH08337772A (ja) * | 1995-06-01 | 1996-12-24 | Ppg Ind Inc | 自動的撥水性化表面処理 |
| WO2007102514A1 (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-13 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | 被膜形成用塗布液、その製造方法、その被膜、及び反射防止材 |
| JP2016537484A (ja) * | 2013-09-16 | 2016-12-01 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | ポリフッ素含有シロキサン被覆 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5080764A patent/JPH06293782A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08239653A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-09-17 | Ppg Ind Inc | 一体的下塗りを用いた撥水性表面処理 |
| JPH08337772A (ja) * | 1995-06-01 | 1996-12-24 | Ppg Ind Inc | 自動的撥水性化表面処理 |
| JPH08333545A (ja) * | 1995-06-05 | 1996-12-17 | Ppg Ind Inc | 下塗り一体化撥水性表面処理 |
| WO2007102514A1 (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-13 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | 被膜形成用塗布液、その製造方法、その被膜、及び反射防止材 |
| JP5382310B2 (ja) * | 2006-03-07 | 2014-01-08 | 日産化学工業株式会社 | 被膜形成用塗布液、その製造方法、その被膜、及び反射防止材 |
| JP2016537484A (ja) * | 2013-09-16 | 2016-12-01 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | ポリフッ素含有シロキサン被覆 |
| US10150889B2 (en) | 2013-09-16 | 2018-12-11 | Honeywell International Inc. | Poly fluorine-containing siloxane coatings |
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