JPH06293896A - 金属材料のろう付前処理剤 - Google Patents

金属材料のろう付前処理剤

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JPH06293896A
JPH06293896A JP34078693A JP34078693A JPH06293896A JP H06293896 A JPH06293896 A JP H06293896A JP 34078693 A JP34078693 A JP 34078693A JP 34078693 A JP34078693 A JP 34078693A JP H06293896 A JPH06293896 A JP H06293896A
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quaternary ammonium
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Keita Yanagawa
敬太 柳川
Shinkichi Obayashi
伸吉 大林
Yasuhiko Suzuki
靖彦 鈴木
Kuniyasu Muto
邦康 武藤
Mitsuhide Murayama
光英 村山
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Chuo Kagaku Co Ltd
Denso Corp
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Chuo Kagaku Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水処理が容易で,かつ優れた洗浄力を維持
することができる,金属材料のろう付前処理剤を提供す
ること。 【構成】 ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド等のアルキル第四級アンモニウム塩0.01〜1
%と,ジメチルラウリルアミンオキシド等のアルキルア
ミンオキシド0.1〜5%と,メタ珪酸ナトリウム等の
一般式mNa2 O・nSiO2 (式中n/m≧1)で示
される珪酸ナトリウム0.1〜1%と,水残部とよりな
る。ろう付前処理剤は,錯化剤を0.001%以上添加
することが好ましい。このろう付前処理剤は,例えば,
アルミニウム製熱交換器の真空ろう付けに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,金属材料のろう付前処
理に使用され,排水処理が容易で,かつ優れた洗浄力を
維持することができる,金属材料のろう付前処理剤に関
する。
【0002】
【従来技術】アルミニウム熱交換器をろう付けする際に
は,複数のアルミニウム部材の表面にろう材を塗布し,
これらを接触,固定した状態で,高温,真空下の真空炉
内で加熱することにより行う。これにより,ろう材が溶
け,ろう付アルミニウム部材が互いに接合する。ところ
で,アルミニウム部材の表面には,加工油等が付着して
いる。そのため,ろう材を塗布する前に,アルミニウム
部材の表面を前処理(洗浄)することが必要である。そ
のろう付前処理剤としては,従来,トリクロロエチレ
ン,トリクロロエタン等の塩素系有機溶剤が用いられて
きた。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,近年地下水汚
染,オゾン層の破壊等から,塩素系有機溶剤の使用に問
題が生じてきている。そこで,その代替処理法として,
酸洗浄,アルカリ洗浄が行われている(特開昭61─1
08466号,62─54091号)。しかし,アルミ
ニウム製熱交換器のように,形状が複雑な部材をろう付
する場合,上記ろう付前処理剤を用いた洗浄前処理方法
では,洗浄不充分のため,細部のろう付が不充分となる
おそれがある。
【0004】また,表面の加工油を完全に除去し,酸化
皮膜等の生成を抑制する方法も提案されている(特開平
4−305364)。この方法では,弱アルカリ性の水
溶性洗浄剤が用いられる。しかし,該洗浄剤には,化学
的酸素要求量の増加,またリン化合物が混入しているた
めの富栄養化等の問題がある。また,洗浄力の持続性が
長いとは言えない。本発明はかかる従来の問題点に鑑
み,排水処理が容易で,かつ優れた洗浄力を維持するこ
とができる,金属材料のろう付前処理剤を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題の解決手段】本願に係る第1発明は,下記の「化
1」の一般式で示されるアルキル第四級アンモニウム塩
0.01〜1%(wt%を意味する。以下同様。)と,
下記の「化2」の一般式で示されるアルキルアミンオキ
シド0.1〜5%と,一般式mNa2 O・nSiO2
(式中n/m≧1)で示される珪酸ナトリウム0.1〜
1%と,水残部とよりなることを特徴とする金属材料の
ろう付前処理剤にある。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】(「化1」の一般式中,R1 は,炭素原子
数8〜22のアルキル基を示す。R2,R3 ,R4 は,
メチル基,ヒドロキシエチル基,ベンジル基の内のいず
れかから選ばれたものを示す。) (「化2」の一般式中,R5 は,炭素原子数8〜22の
アルキル基を示す。R6,R7 は,メチル基,ヒドロキ
シエチル基,ベンジル基の内のいずれかから選ばれたも
のを示す。)
【0009】上記アルキル第四級アンモニウム塩は,ろ
う付前処理剤中に0.01〜1%含まれる。0.01%
未満の場合には,ろう付前処理剤に油分が可溶化,乳化
するおそれがある。一方,1%をこえる場合には,洗浄
力の低下,コストアップ,化学的酸素要求量の増加のお
それがある。
【0010】上記アルキル第四級アンモニウム塩として
は,例えば,ラウリルジメチルベンジルアンモニウムク
ロライド,ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド,ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド,2
─ヒドロキシエチルジメチルヘキサデシルアンモニウム
クロライド,及びミリスチルピリジニウムクロライドの
グループから選ばれた1種以上を用いる。
【0011】上記アルキルアミンオキシドは,界面活性
剤であり,ろう付前処理剤中に0.1〜5%含まれる。
0.1%未満の場合には,各種油脂類に対する溶解性,
浸透性又は湿潤性が劣るおそれがある。一方,5%をこ
える場合には,発泡による洗浄作業性の低下,コストア
ップ,化学的酸素要求量の増加のおそれがある。
【0012】上記アルキルアミンオキシドとしては,例
えば,ジメチルラウリルアミンオキシド,ジメチルミリ
スチルアミンオキシド,N−オレオイルアミドプロピル
N’ジメチルアミンオキシド,及びジ─2─ヒドロキシ
エチルパルミルアミンオキシドのグループから選ばれた
1種以上を用いる。
【0013】上記珪酸ナトリウムは,アルカリビルダー
であり,一般式mNa2 O・nSiO2 (式中n/m≧
1)で示される。珪酸ナトリウムは,水に通常含まれる
CaやMg等のアルカリ土類金属と反応して,水の硬度
を下げることによりろう付前処理剤の洗浄力を増大させ
る。更に,Na2 Oはアルミニウム合金等の金属材料に
対して腐食作用を有するが,その一方でSiO2 はその
腐食作用を抑制することができる。そのため,Na2
に対するSiO2 の比は1以上である。1未満の場合に
は,ろう付前処理剤による前処理中に金属材料が腐食す
るおそれがある。
【0014】上記珪酸ナトリウムは,ろう付前処理剤中
に0.1〜1%含まれ,通常の珪酸塩系洗浄剤に比べ少
量である。0.1%未満の場合には,水の硬度が下がら
ず,ろう付前処理剤の洗浄力が劣るおそれがある。一
方,1%をこえる場合には,すすぎ不足等により珪酸成
分が金属材料表面に残留し,ろう付性を阻害するおそれ
がある。上記珪酸ナトリウムとしては,例えば,珪酸ナ
トリウムJIS1号,珪酸ナトリウムJIS2号,珪酸
ナトリウムJIS3号,メタ珪酸ナトリウム等の内から
1種以上を用いる。
【0015】本発明のろう付前処理剤には,錯化剤を
0.001%以上添加することが好ましい。錯化剤は,
水に通常含まれているCaやMg等のアルカリ土類金属
に配位して,ろう付前処理剤中に金属コロイドや金属酸
化物等の浮遊物が生成するのを防止するという効果を発
揮する。尚,0.001%未満の場合には,上記錯化剤
の効果を十分に発揮させることが困難になる。一方,錯
化剤の添加濃度の上限については格別の制限はなく,そ
の値は経済性及び排水性との相関から定めることができ
る。
【0016】上記錯化剤としては,例えば,ニトリロト
リ酢酸,ニトリロトリ酢酸の塩類,エチレンジアミン四
酢酸,エチレンジアミン四酢酸の塩類,N−2−ヒドロ
キシエチルエチレンジアミンN,N’−トリ酢酸,又は
N−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンN,N’−
トリ酢酸の塩類等の内から選ばれた1種以上を用いる。
【0017】次に,本願に係る第2発明は,アルキル第
四級アンモニウムとカルボン酸との塩からなり,下記の
「化3」の一般式で示されるアルキル第四級アンモニウ
ム塩0.1〜5%と,下記の「化4」の一般式で示され
るアルキルアミンオキシド0.1〜5%と,アルカリビ
ルダー0.1〜1%と,水残部とよりなることを特徴と
する金属材料のろう付前処理剤にある。
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】
【0020】(「化3」の一般式中,R8 は,炭素原子
数8〜22のアルキル基を示す。R9,R10は,メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ヒドロキシエチ
ル基,ベンジル基の内のいずれかから選ばれたものを示
す。R11は,水素,炭素原子数1〜12のアルキル基,
フェニル基,ベンジル基の内のいずれかから選ばれたも
のを示す。X- は,カルボン酸イオンを示す。) (「化4」の一般式中,R12は,炭素原子数8〜22の
アルキル基を示す。R13,R14は,炭素原子数1〜4の
低級アルキル基を示す。)
【0021】上記アルキル第四級アンモニウム塩は,ろ
う付前処理剤中に0.1〜5%含まれる。0.1%未満
の場合には,ろう付前処理剤に油分が可溶化,乳化する
おそれがある。一方,5%を越える場合には,他成分と
の平衡が崩れ,洗浄力が低下する他,コストアップ及び
化学的酸素要求量(COD)の増加のおそれがある。
【0022】上記アルキル第四級アンモニウム塩は,ア
ルキル第四級アンモニウムとカルボン酸との塩からな
る。上記アルキル第四級アンモニウム塩のアルキル第四
級アンモニウムとしては,例えば,ステアリルジメチル
−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム,パルミ
チルジメチル−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル
アンモニウム,ミリスチルジメチル−2−ヒドロキシ−
3−エトキシプロピルアンモニウム,ラウリルジメチル
−2−ヒドロキシ−3−プロポキシプロピルアンモニウ
ム,ラウリルジメチル−2−ヒドロキシ−3−ブトキシ
プロピルアンモニウム,ラウリルジメチル−2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピルアンモニウム,ラウリル
ジヒドロキシエチル−2−ヒドロキシ−3−デシルオキ
シプロシルアンモニウム,3,3′−(エチレンジオキ
シ)−ジ−2−ヒドロキシプロピルジメチルラウリルア
ンモニウム,及び3,3′−(ポリオキシエチレンジオ
キシ)−ジ−2−ヒドロキシプロピルジメチルラウリル
アンモニウムのグループから選ばれた1種又は2種以上
である。
【0023】上記アルキル第四級アンモニウム塩のカル
ボン酸としては,例えば,ぎ酸,酢酸,プロピオン酸,
酪酸,グルコール酸,乳酸,リンゴ酸,酒石酸,クエン
酸,及び安息香酸のカルボン酸イオンのグループから選
ばれた1種又は2種以上を用いる。
【0024】上記アルキルアミンオキシドは,界面活性
剤であり,ろう付前処理剤中に0.1〜5%含まれる。
0.1%未満の場合には,各種油脂類に対する溶解性,
浸透性又は湿潤性が劣るおそれがある。一方,5%を越
える場合には,発泡により洗浄作業性の低下,コストア
ップ,化学的酸素要求量の増加のおそれがある。
【0025】上記アルキルアミンオキシドとしては,例
えば,ジメチルラウリルアミンオキシド,ジメチルミリ
スリルアミンオキシド,N−オレオイルアミドプロピル
N′ジメチルアミンオキシド,及びジ−2−ヒドロキシ
エチルパルミチルアミンオキシドのグループから選ばれ
た1種又は2種以上を用いる。
【0026】上記アルカリビルダーは,水に通常含まれ
るCaやMg等のアルカリ土類金属と反応して,水の硬
度を下げることでろう付前処理剤の洗浄力を増大させ
る。更に,アルカリビルダーは,アルミニウム合金等の
金属材料の腐食を抑制する。
【0027】上記アルカリビルダーは,ろう付前処理剤
中に0.1〜1%含まれ,通常の珪酸塩系洗浄剤に比べ
少量である。0.1%未満の場合には,水の硬度が下が
らず,ろう付前処理剤の洗浄力が劣る。一方,1%をこ
える場合には,すすぎ不足等によりアルカリビルダー中
の成分が金属材料表面に残留し,ろう付性を阻害するお
それがある。
【0028】上記アルカリビルダーとしては,例えば,
前記した珪酸ナトリウム,即ち一般式mNa2 O・nS
iO2 (式中n/m≧1)で示される珪酸ナトリウムを
用いる。上記珪酸ナトリウムとしては,例えば,珪酸ナ
トリウムJIS1号,珪酸ナトリウムJIS2号,珪酸
ナトリウムJIS3号,及びメタ珪酸ナトリウムのグル
ープから選ばれる1種又は2種以上を用いる。
【0029】また,本発明のろう付前処理剤には,前記
した錯化剤を同様に添加することが好ましい。
【0030】本願の第1,第2発明に係るろう付前処理
剤は,アルミニウム,アルミニウム合金を始め,銅,
鉄,セラミック等の金属材料,更には,アルミニウム製
熱交換器,銅製熱交換器,パイプ類を始め,熱処理部
品,一般加工部品などの洗浄に適している。
【0031】上記ろう付前処理剤の使用にあたっては,
該ろう付前処理剤を50℃以上に加温して用いたり,或
いはろう付前処理剤を2回以上変えて洗浄する多段階洗
浄法を行い,その後水洗又は湯洗等を多数回で行うこと
が好ましい。これにより,洗浄性,すすぎ性が向上す
る。尚,上記ろう付前処理剤は,取引,運搬の便宜のた
め,通常濃縮液の状態で保存し,使用時に上記配合量に
なるように希釈するのが好ましい。
【0032】
【作用及び効果】本願の第1発明において,ろう付前処
理剤中の上記アルキル第四級アンモニウム塩は,ろう付
前処理剤に油分が可溶化,乳化するのを防止する。ま
た,上記アルキル第四級アンモニウム塩は,油分が可溶
化,乳化した場合にも,その油分をろう付前処理剤から
分離する。そのため,ろう付前処理剤の洗浄力は,長期
間持続する。
【0033】上記アルキルアミンオキシドは,界面活性
剤であり,一般に洗剤または化粧品用原料として市販さ
れている。アルキルアミンオキシドは,各種油脂類に対
し優れた溶解性,浸透性及び湿潤性を有する。また,上
記アルキルアミンオキシドは,COD値(化学的酸素要
求量)が30ppm(0.1%)と低く,自然環境下で
分解されやすく,低公害のものである。
【0034】上記珪酸ナトリウムは,アルカリビルダー
であり,水に通常含まれるCaやMg等のアルカリ土類
金属と反応して水の硬度を下げる。そのため,ろう付前
処理剤の水中に含まれるアルカリ土類金属と反応して,
水の硬度を下げる。それ故,ろう付前処理剤の洗浄力が
向上する。珪酸ナトリウム中のSiO2 は,金属材料,
特にアルミニウム合金の腐食を抑制する。そのため,ろ
う付前処理剤は,腐食を抑制する効果を有する。
【0035】上記のごとく,第1発明に係るろう付前処
理剤は,優れた効果を有する各種成分からなる。そのた
め,金属材料に付着した加工油等の不純物を完全に除去
することができ,洗浄性に優れている。また,金属材料
の形状が複雑であっても,その細部まで充分に洗浄する
ことができる。また,上記ろう付前処理剤によれば,金
属材料を腐食させることなく,充分に洗浄することがで
きる。従って,本発明のろう付前処理剤によれば,金属
材料の水濡性を良くし,ノコロックろう付の場合,フラ
ックスを均一に付着させることができる。
【0036】また,油分の可溶化,乳化を抑制すること
ができるため,長期間に渡って優れた洗浄力を発揮する
ことができる。また,上記ろう付前処理剤は,リン化合
物を含有しておらず,低公害成分よりなる。そのため,
排水処理が容易である。また,上記ろう付前処理剤は,
真空ろう付の他,例えば,ノコロックろう付等の前処理
剤としても,用いることができる。また,一般の金属部
品の脱脂剤としても適応可能である。
【0037】次に,本願の第2発明に係るろう付前処理
剤において,アルキル第四級アンモニウム塩は,油分の
可溶化,乳化を抑制することができる。また,たとえ油
分が可溶化,乳化した場合にも,その油分をろう付前処
理剤から分離させるため,ろう付前処理剤の洗浄力を長
時間持続させることができる。
【0038】上記アルキルアミンオキシドは,前記第1
発明に係るアルキルアミンオキシドと同様に,各種油脂
類に対し優れた溶解性,浸透性及び湿潤性を有し,かつ
低公害性である。上記アルカリビルダーは,水の硬度を
下げることで,ろう付前処理剤の洗浄力を増加させる。
また,ろう付前処理剤のアルミニウム合金に対する腐食
性も防止する。
【0039】以上のごとく,第2発明に係るろう付前処
理剤は,優れた効果を有する各種成分からなるため,優
れた洗浄力を発揮することができる。更に,上記ろう付
前処理剤は,金属材料を腐食させる成分を含んでいない
こと,及びアルカリビルダーが金属材料の腐食を抑制す
る効果を有することから,上記第1発明よりも金属材料
の腐食防止効果が高い。
【0040】その他,第2発明のろう付前処理剤は,上
記第1発明と同様の優れた効果を発揮することができ
る。以上のごとく,本願に係る第1発明,又は第2発明
によれば,排水処理が容易で,かつ優れた洗浄力を維持
することができる,金属材料のろう付前処理剤を提供す
ることができる。
【0041】
【実施例】
実施例1 本例のろう付前処理剤は,金属材料としてアルミニウム
合金を用いたアルミニウム製熱交換器(図1)をろう付
する際の前処理(洗浄)に用いられるものである。上記
ろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム塩とし
てのミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド1%
(重量比,以下同じ)と,アルキルアミンオキシドとし
てのジメチルミリスリルアミンオキシド5%と,珪酸ナ
トリウムとしてのメタ珪酸ナトリウム1%と,水残部と
よりなる。
【0042】上記アルキルアミンオキシドは,界面活性
剤である。上記珪酸ナトリウムは,アルカリビルダーで
あり,一般式mNa2 O・nSiO2 で示される。mN
2 Oに対するnSiO2 の比(n/m)は,1であ
る。
【0043】上記アルミニウム製熱交換器3は,図1に
示すごとく,共にアルミニウム合金よりなるコアプレー
ト1及びフィン2からなるユニットを予め上記ろう付前
処理剤で洗浄し,その後交互に組み合わせ,ろう付けす
ることにより,作製される。
【0044】即ち,上記ろう付前処理剤を,例えば50
℃〜70℃に加温して,上記コアプレート1及びフィン
2の表面を洗浄する。その後水洗又は湯洗を多段階で行
う。次に,これらを交互に組合わせた状態で固定し,高
温,真空下の真空炉内で加熱する。これにより,ろう材
が溶け,コアプレート1及びフィン2が接合し,アルミ
ニウム製熱交換器3が作製される。
【0045】次に,本例の作用効果について説明する。
本例のろう付前処理剤において,上記アルキル第四級ア
ンモニウム塩は,ろう付前処理剤に油分を可溶化,乳化
するのを防止して,ろう付前処理剤の洗浄力を長時間持
続させる。また,上記アルキルアミンオキシドは,界面
活性剤であり,各種油脂類に対し優れた溶解性,浸透性
及び湿潤性を有し,また分解性が良く低公害性である。
【0046】また,上記珪酸ナトリウムは,アルカリビ
ルダーであり,水に通常含まれるアルカリ土類金属と反
応して,水の硬度を下げて,ろう付前処理剤の洗浄力を
向上させている。更に,珪酸ナトリウム中のSiO
2 は,金属材料,特にアルミニウム合金の腐食を抑制す
ることができる。
【0047】従って,上記各種の優れた成分を有するろ
う付前処理剤によれば,コアプレート1及びフィン2に
付着した加工油等の不純物を完全に除去することがで
き,洗浄性に優れている。また,図1に示すごとく,コ
アプレート1及びフィン2は複雑な形状をしているが,
本例のろう付前処理剤によれば,その細部まで充分に洗
浄することができる。
【0048】上記ろう付前処理剤によれば,コアプレー
ト1及びフィン2を腐食させることなく,充分に洗浄す
ることができる。従って,両者の接合性の良いアルミニ
ウム製熱交換器3を作製することができる。また,本例
のろう付前処理剤は,油分の可溶化,乳化を抑制するこ
とができるため,長期間に渡って優れた洗浄力を発揮す
ることができる。
【0049】実施例2 本例のろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム
塩としてのミリスチルピリジニウムクロライド0.7%
と,アルキルアミンオキシドとしてのジ─2─ヒドロキ
シエチルパルミチルアミンオキシド2.5%と,珪酸ナ
トリウムとしての珪酸ナトリウムJIS1号1.0%
と,水残部とよりなる。上記珪酸ナトリウムJIS1号
は,一般式Na2 O・2SiO2 で示される。mNa2
Oに対するnSiO2 の比(n/m)は,2である。そ
の他は,実施例1と同様である。本例においても,実施
例1と同様の効果を得ることができる。
【0050】実施例3 本例のろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム
塩としての2─ヒドロキシエチルジメチルヘキサデシル
アンモニウムクロライド0.4%と,アルキルアミンオ
キシドとしてのN−オレオイルアミドプロピルN’ジメ
チルアミンオキシド0.7%と,珪酸ナトリウムとして
の珪酸ナトリウムJIS1号1.0%と,水残部とより
なる。上記珪酸ナトリウムJIS1号は,一般式Na2
O・2SiO2 で示される。mNa2 Oに対するnSi
2 の比(n/m)は,2である。その他は,実施例1
と同様である。本例においても,実施例1と同様の効果
を得ることができる。
【0051】実施例4 本例のろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム
塩としてのラウリルトリメチルアンモニウムクロライド
1.0%と,アルキルアミンオキシドとしてのジメチル
ラウリルアミンオキシド0.2%及びジ─2─ヒドロキ
シエチルパルミチルアミンオキシド0.5%と,珪酸ナ
トリウムとしての珪酸ナトリウムJIS3号1.0%
と,水残部とよりなる。上記珪酸ナトリウムJIS3号
は,一般式Na2 O・3SiO2 で示される。mNa2
Oに対するnSiO2 の比(n/m)は,3である。そ
の他は,実施例1と同様である。本例においても,実施
例1と同様の効果を得ることができる。
【0052】実施例5 本例のろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム
塩としてのラウリルジメチル−2−ヒドロキシ−3−プ
ロポキシプロピルアンモニウムのプロピオン酸塩0.5
%と,アルキルアミンオキシドとしてのジメチルミリス
チルアミンオキシド5.0%と,珪酸ナトリウムとして
のメタ珪酸ナトリウム1.0%と,水残部とよりなる。
その他は実施例1と同様である。本例のろう付前処理剤
は,上記の成分であるため,金属材料を腐食させること
なく,金属材料を充分に洗浄することができる。また,
上記ろう付前処理剤は,低公害で,かつ優れた洗浄力を
維持することができる。その他,本例においても実施例
1と同様の効果を得ることができる。
【0053】実施例6 本例のろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム
塩としてのミリスチルジメチル−2−ヒドロキシ−3−
エトキシプロピルアンモニウムの乳酸塩2.0%と,ア
ルキルアミンオキシドとしてのジ−2−ヒドロキシエチ
ルパルミチルアミンオキシド3.0%と,珪酸ナトリウ
ムとしての珪酸ナトリウムJIS1号1.0%と,水残
部とよりなる。その他は,実施例5と同様である。本例
においても,実施例5と同様の効果を得ることができ
る。
【0054】実施例7 本例のろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム
塩としてのラウリルジメチル−2−ヒドロキシ−3−ブ
トキシプロピルアンモニウムのグリコール酸塩1.0%
と,アルキルアミンオキシドとしてのN−オレオイルア
ミドプロピルN′ジメチルアミンオキシド0.7%と,
珪酸ナトリウムとしての珪酸ナトリウムJIS1号1.
0%と,水残部とよりなる。その他は,実施例5と同様
である。本例においても,実施例5と同様の効果を得る
ことができる。
【0055】実施例8 本例のろう付前処理剤は,アルキル第四級アンモニウム
塩としてのラウリルジメチル−2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロピルアンモニウムの安息香酸1.5%と,
アルキルアミンオキシドとしてのジメチルラウリルアミ
ンオキシド0.2%及びジ−2−ヒドロキシエチルパル
ミチルアミンオキシド0.5%と,珪酸ナトリウムとし
ての珪酸ナトリウムJIS3号1.0%と,水残部とよ
りなる。その他は,実施例5と同様である。本例におい
ても,実施例5と同様の効果を得ることができる。
【0056】実施例9 本例においては,下記のろう付前処理剤(試料1,2)
の洗浄性について評価した。 試料1 ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド 0.04% ジメチルラウリルアミンオキシド 2.4 % メタ珪酸ナトリウム 0.6 % 水 残 部
【0057】 試料2 3,3′−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ヒドロキシプロピルジメチルラウ リルアンモニウムアセテート 0.1% ジメチルラウリルアミンオキシド 2.4% メタ珪酸ナトリウム 0.6% 水 残部
【0058】次に,評価方法について説明する。まず,
上記ろう付前処理剤に10%の加工油を添加し,ホモジ
ナイザー(200W)で回転数6000r.p.m.,
温度70℃の温度で1分間攪拌した。その後,1日放置
し,油分可溶化量を測定した。ここに,「油分可溶化
量」とは,ろう付前処理剤中の油分濃度を意味し,これ
が大きい程ろう付前処理剤に多量の油分が可溶化,乳化
していることになる。
【0059】また,上記とは別に,60℃のろう付前処
理剤に種々の量の加工油を添加し(表1),ホモジナイ
ザーにより回転数6000r.p.m.で1分間攪拌し
た。次に,コアプレート及びフィン(実施例1参照)を
100秒間洗浄した。その後,水洗し,コアプレート及
びフィンの水濡面積(%)を目視観察した。
【0060】また,これらを乾燥して,表面に残存する
油分の付着量を測定した。即ち,1組のコアプレート及
びフィンを1ユニットとし,油分付着量(mg/ユニッ
ト)をIR(非分散型赤外線吸収法)にて定量評価し
た。これらの測定評価結果を表1に示す。
【0061】比較のために,従来汎用されていたろう付
前処理剤を,上記と同様に評価して表1に併示した。比
較例としてのろう付前処理剤は,アルカリ洗浄剤であ
り,ノニルフェノールエチレンオキサイド10モル付加
物0.5%と,ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
0.2%と,メタ珪酸ナトリウム4.0%と,トリポリ
リン酸ナトリウム0.1%と,水残部とよりなる。ま
た,表1には,上記各ろう付前処理剤について,その化
学的酸素要求量(COD),リン(P)の含有量,ろう
付性も併示した。
【0062】同表より知られるように,本発明にかかる
試料1のろう付前処理剤の油分可溶化量は0.3%であ
り,油分がわずかに溶けているにすぎなかった。また,
上記ろう付前処理剤により処理したコアプレート及びフ
ィンは,付着油分が僅かで,水濡性も良好であった。ま
た,ろう付前処理剤には,リン化合物は含まれておら
ず,CODも微量値であった。また,本発明にかかる試
料2のろう付前処理剤は,上記試料1とほぼ同様の結果
を示した。
【0063】これに比して,比較例のろう付前処理剤の
油分可溶化量は4.4%であり,油分が比較的多く溶解
した。また,ろう付前処理剤にはリンが含まれており,
CODも高かった。また,コアプレート及びフィンの水
濡面積は,加工油添加量が2.0%(20000pp
m)以上になると急激に低下した。
【0064】また,油分付着量は,加工油添加量が2.
5%以上になると,急激に増加した。また,加工油添加
量が4%以上では脱脂不能となった。また,上記に示さ
れた試料1及び2に係るろう付前処理剤の効果は,実際
の生産設備でも確認されており,比較例のろう付前処理
剤に比較し5倍以上の洗浄力持続性を示した。
【0065】
【表1】
【0066】実施例10 本例においては,成分,濃度を種々に変えた下記のアル
キル第四級アンモニウム塩の溶液(A)中に試験片を浸
漬した。そして,浸漬後の試験片の腐食性について目視
観察した。上記アルキル第四級アンモニウム塩の溶液
(A)の成分比,pH,及び塩素イオン濃度を,表2に
示した。
【0067】 試料11,12,13 ジエタノールアミン 0〜1% ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド 5% 水 残部
【0068】 試料21,22,23 ジエタノールアミン 0〜1% ラウリルジメチル−2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアンモニウムベ ンゾエート 5% 水 残部
【0069】上記ラウリルジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド及びラウリルジメチル−2−ヒドロキシ−
3−フェノキシプロピルアンモニウムベンゾエートは,
いずれもアルキル第四級アンモニウム塩であり,前者は
塩素を含有しているが,後者は塩素を含有していない。
【0070】上記ジエタノールアミンは,上記アルキル
第四級アンモニウム塩の溶液のpH調整剤として添加し
た。上記試験片は,60℃に加温した各種アルキル第四
級アンモニウム塩の溶液(A)中に3時間浸漬すること
により行なった。上記試験片としては,磨き鉄板(SS
−41,100×67×0.3mm)を用いた。上記の
結果を表2に示した。
【0071】同表より,試料11〜13のアルキル第四
級アンモニウム塩の溶液中に浸漬した試験片には,腐食
した部分が観察された。一方,試料21〜23のアルキ
ル第四級アンモニウム塩の溶液中に浸漬した試験片には
腐食部分が観察されなかった。このことから,アルキル
第四級アンモニウム塩中に塩素が含まれている場合に
は,金属材料としての試験片を腐食させる傾向にあるこ
とがわかる。
【0072】次に,上記各種アルキル第四級アンモニウ
ム塩に下記の成分を加えてろう付前処理剤(B)とし,
該ろう付前処理剤を用いて上記試験片を洗浄した。即
ち,上記ろう付前処理剤は,上記各種アルキル第四級ア
ンモニウム塩0.1〜5%と,ジメチルラウリルアミン
オキシド0.1〜5%と,メタ珪酸ナトリウム0.1〜
1%と,水残部とよりなる。
【0073】その結果,表2に示すごとく,上記試料1
1〜13,及び21〜23のアルキル第四級アンモニウ
ム塩を用いたろう付前処理剤は,すべて試験片を腐食さ
せることなく,優れた洗浄性を示した。このことから,
アルキル第四級アンモニウム塩に塩素が含まれていて
も,アルキルアミンオキシド及び珪酸ナトリウムととも
に用いることにより,金属材料としての試験片を腐食さ
せることなく,十分に洗浄することができることがわか
る。
【0074】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる,アルミニウム部材のろう付
方法を示す説明図。
【符号の説明】 1...コアプレート, 2...フィン, 3...アルミニウム製熱交換器,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C11D 1/835 1:75 1:62) (72)発明者 鈴木 靖彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 武藤 邦康 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 村山 光英 大阪府東大阪市水走5丁目3番11号 中央 化学株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の「化1」の一般式で示されるアル
    キル第四級アンモニウム塩0.01〜1%(重量%を意
    味する。以下同様。)と,下記の「化2」の一般式で示
    されるアルキルアミンオキシド0.1〜5%と,一般式
    mNa2 O・nSiO2 (式中n/m≧1)で示される
    珪酸ナトリウム0.1〜1%と,水残部とよりなること
    を特徴とする金属材料のろう付前処理剤。 【化1】 【化2】 (「化1」の一般式中,R1 は,炭素原子数8〜22の
    アルキル基を示す。R2,R3 ,R4 は,メチル基,ヒ
    ドロキシエチル基,ベンジル基の内のいずれかから選ば
    れたものを示す。) (「化2」の一般式中,R5 は,炭素原子数8〜22の
    アルキル基を示す。R6,R7 は,メチル基,ヒドロキ
    シエチル基,ベンジル基の内のいずれかから選ばれたも
    のを示す。)
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記アルキル第四級
    アンモニウム塩は,ラウリルジメチルベンジルアンモニ
    ウムクロライド,ラウリルトリメチルアンモニウムクロ
    ライド,ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライ
    ド,2─ヒドロキシエチルジメチルヘキサデシルアンモ
    ニウムクロライド,及びミリスチルピリジニウムクロラ
    イドのグループから選ばれた1種又は2種以上であるこ
    とを特徴とする金属材料のろう付前処理剤。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記アルキルアミン
    オキシドは,ジメチルラウリルアミンオキシド,ジメチ
    ルミリスチルアミンオキシド,N−オレオイルアミドプ
    ロピルN’ジメチルアミンオキシド,及びジ─2─ヒド
    ロキシエチルパルミチルアミンオキシドのグループから
    選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする金属
    材料のろう付前処理剤。
  4. 【請求項4】 アルキル第四級アンモニウムとカルボン
    酸との塩からなり,下記の「化3」の一般式で示される
    アルキル第四級アンモニウム塩0.1〜5%と,下記の
    「化4」の一般式で示されるアルキルアミンオキシド
    0.1〜5%と,アルカリビルダー0.1〜1%と,水
    残部とよりなることを特徴とする金属材料のろう付前処
    理剤。 【化3】 【化4】 (「化3」の一般式中,R8 は,炭素原子数8〜22の
    アルキル基を示す。R9,R10は,メチル基,エチル
    基,プロピル基,ブチル基,ヒドロキシエチル基,ベン
    ジル基の内のいずれかから選ばれたものを示す。R
    11は,水素,炭素原子数1〜12のアルキル基,フェニ
    ル基,ベンジル基の内のいずれかから選ばれたものを示
    す。X- は,カルボン酸イオンを示す。) (「化4」の一般式中,R12は,炭素原子数8〜22の
    アルキル基を示す。R13,R14は,炭素原子数1〜4の
    低級アルキル基を示す。)
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記アルキル第四級
    アンモニウム塩のアルキル第四級アンモニウムは,ステ
    アリルジメチル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモ
    ニウム,パルミチルジメチル−2−ヒドロキシ−3−メ
    トキシプロピルアンモニウム,ミリスチルジメチル−2
    −ヒドロキシ−3−エトキシプロピルアンモニウム,ラ
    ウリルジメチル−2−ヒドロキシ−3−プロポキシプロ
    ピルアンモニウム,ラウリルジメチル−2−ヒドロキシ
    −3−ブトキシプロピルアンモニウム,ラウリルジメチ
    ル−2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアンモニ
    ウム,ラウリルジヒドロキシエチル−2−ヒドロキシ−
    3−デシルオキシプロシルアンモニウム,3,3′−
    (エチレンジオキシ)−ジ−2−ヒドロキシプロピルジ
    メチルラウリルアンモニウム,及び3,3′−(ポリオ
    キシエチレンジオキシ)−ジ−2−ヒドロキシプロピル
    ジメチルラウリルアンモニウムのグループから選ばれた
    1種又は2種以上であることを特徴とする金属材料のろ
    う付前処理剤。
  6. 【請求項6】 請求項4において,上記アルキル第四級
    アンモニウム塩のカルボン酸イオンは,ぎ酸,酢酸,プ
    ロピオン酸,酪酸,グリコール酸,乳酸,リンゴ酸,酒
    石酸,クエン酸,及び安息香酸のグループから選ばれた
    1種又は2種以上のカルボン酸イオンであることを特徴
    とする金属材料のろう付前処理剤。
  7. 【請求項7】 請求項4において,上記アルキルアミン
    オキシドは,ジメチルラウリルアミンオキシド,ジメチ
    ルミリスチルアミンオキシド,N−オレオイルアミドプ
    ロピルN′ジメチルアミンオキシド,及びジ−2−ヒド
    ロキシエチルパルミチルアミンオキシドのグループから
    選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする金属
    材料のろう付前処理剤。
  8. 【請求項8】 請求項4において,上記アルカリビルダ
    ーは,一般式mNa2O・nSiO2 (式中n/m≧
    1)で示される珪酸ナトリウムであることを特徴とする
    金属材料のろう付前処理剤。
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