JPH06294951A - 液晶素子の駆動方法 - Google Patents
液晶素子の駆動方法Info
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- JPH06294951A JPH06294951A JP3327594A JP3327594A JPH06294951A JP H06294951 A JPH06294951 A JP H06294951A JP 3327594 A JP3327594 A JP 3327594A JP 3327594 A JP3327594 A JP 3327594A JP H06294951 A JPH06294951 A JP H06294951A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度変動時においてもコントラスト比の高い
階調表示を実現できる液晶素子の駆動方法を提供するこ
とにある。 【構成】 複数の情報線と複数の走査線とを備え、一対
の基板間に配された液晶を有する液晶素子の駆動方法に
おいて、中間調の表示を行う場合には、ある画素の印加
信号と透過率との第1の関係から定められる複数の中間
調信号より選ばれた1つの中間調信号を前記情報線に印
加し、最小透過率又は最大透過率を呈する表示を行う場
合には、ある画素の印加信号と透過率との第2の関係で
あって、該第1の関係とは異なる関係から定められる信
号を前記情報線に印加する、ことを特徴とする液晶素子
の駆動方法である。
階調表示を実現できる液晶素子の駆動方法を提供するこ
とにある。 【構成】 複数の情報線と複数の走査線とを備え、一対
の基板間に配された液晶を有する液晶素子の駆動方法に
おいて、中間調の表示を行う場合には、ある画素の印加
信号と透過率との第1の関係から定められる複数の中間
調信号より選ばれた1つの中間調信号を前記情報線に印
加し、最小透過率又は最大透過率を呈する表示を行う場
合には、ある画素の印加信号と透過率との第2の関係で
あって、該第1の関係とは異なる関係から定められる信
号を前記情報線に印加する、ことを特徴とする液晶素子
の駆動方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ受像機、ビデオ
カメラのビューファインダー、コンピュータの端末用モ
ニターなどに用いられる表示素子に採用され得る液晶素
子の駆動方法に関する。
カメラのビューファインダー、コンピュータの端末用モ
ニターなどに用いられる表示素子に採用され得る液晶素
子の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的低コストで製造できるものとし
て、TN液晶を用いたパッシブマトリクス駆動方式の液
晶表示素子が知られている。この素子は、クロストーク
やコントラストの点で限界があり、TN液晶を用いたパ
ッシブマトリクス駆動方式の液晶表示素子は、高密度配
線数の表示素子、例えば液晶テレビジョンパネルなどに
適したものとは言い難い。
て、TN液晶を用いたパッシブマトリクス駆動方式の液
晶表示素子が知られている。この素子は、クロストーク
やコントラストの点で限界があり、TN液晶を用いたパ
ッシブマトリクス駆動方式の液晶表示素子は、高密度配
線数の表示素子、例えば液晶テレビジョンパネルなどに
適したものとは言い難い。
【0003】クラーク(Clark)とラガーウォル
(Lagerwall)はApplied Physi
cs Le中間調ers 第36巻、第11号(198
0年6月1日発行)P.899〜901、特開昭56−
107216号公報、米国特許第4,367,924号
明細書、米国特許第4,563,059号明細書等で、
表面安定化強誘電性液晶(Surface−stabi
lized ferroelectric liqui
d crystal)による双安定性強誘電性液晶素子
を明らかにした。この双安定性強誘電性液晶素子は、バ
ルク状態のカイラルスメクチックC相(SmC*)、H
相(SmH*)等における液晶分子のらせん配列構造の
形成を制御するのに十分に小さい間隔に設定した一対の
基板間に液晶を配置させ、かつ、複数の液晶分子で組織
された垂直分子層を一方向に配列させることによって実
現された。
(Lagerwall)はApplied Physi
cs Le中間調ers 第36巻、第11号(198
0年6月1日発行)P.899〜901、特開昭56−
107216号公報、米国特許第4,367,924号
明細書、米国特許第4,563,059号明細書等で、
表面安定化強誘電性液晶(Surface−stabi
lized ferroelectric liqui
d crystal)による双安定性強誘電性液晶素子
を明らかにした。この双安定性強誘電性液晶素子は、バ
ルク状態のカイラルスメクチックC相(SmC*)、H
相(SmH*)等における液晶分子のらせん配列構造の
形成を制御するのに十分に小さい間隔に設定した一対の
基板間に液晶を配置させ、かつ、複数の液晶分子で組織
された垂直分子層を一方向に配列させることによって実
現された。
【0004】また、このような強誘電性液晶(FLC)
を用いた表示素子に関しては、米国特許第4,639,
089号、第4,655,561号、第4,681,4
04号明細書などにも示されているように、1〜3μm
位のセルギャップを保って2枚の内面に透明電極を形成
し配向処理を施したガラス基板を向かい合わせて構成し
た液晶セルに、強誘電性液晶を注入したものが知られて
いる。
を用いた表示素子に関しては、米国特許第4,639,
089号、第4,655,561号、第4,681,4
04号明細書などにも示されているように、1〜3μm
位のセルギャップを保って2枚の内面に透明電極を形成
し配向処理を施したガラス基板を向かい合わせて構成し
た液晶セルに、強誘電性液晶を注入したものが知られて
いる。
【0005】強誘電性液晶を用いた上記表示素子の特徴
は、強誘電性液晶が自発分極を持つことにより外部電界
と自発分極の結合力をスイッチングに使えることと、強
誘電性液晶分子の長軸方向が自発分極の分極方向と1対
1に対応しているため外部電界の極性によってスイッチ
ングできることである。すなわち、前記カイラルスメク
チック相の状態において、印加された電界に応答して第
1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態とのいずれ
かをとり、かつ電界が印加されないときはその状態を維
持する性質、すなわち双安定性を有し、また電界の変化
に対する応答が速やかで、高速かつ記憶型の表示装置等
の分野における広い利用が期待されている。
は、強誘電性液晶が自発分極を持つことにより外部電界
と自発分極の結合力をスイッチングに使えることと、強
誘電性液晶分子の長軸方向が自発分極の分極方向と1対
1に対応しているため外部電界の極性によってスイッチ
ングできることである。すなわち、前記カイラルスメク
チック相の状態において、印加された電界に応答して第
1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態とのいずれ
かをとり、かつ電界が印加されないときはその状態を維
持する性質、すなわち双安定性を有し、また電界の変化
に対する応答が速やかで、高速かつ記憶型の表示装置等
の分野における広い利用が期待されている。
【0006】強誘電性液晶は、上述のように、一般にカ
イラル・スメクチック液晶(SmC*,SmH*)を用
いるので、バルク状態では液晶分子長軸がねじれた配向
を示すが、上述の1〜3μm位のセルギャップのセルに
いれることによって液晶分子長軸のねじれを解消するこ
とができる(P213−P234 N.A.CLARK
et al,MCLC,1983,Vol 94)。
イラル・スメクチック液晶(SmC*,SmH*)を用
いるので、バルク状態では液晶分子長軸がねじれた配向
を示すが、上述の1〜3μm位のセルギャップのセルに
いれることによって液晶分子長軸のねじれを解消するこ
とができる(P213−P234 N.A.CLARK
et al,MCLC,1983,Vol 94)。
【0007】かかる強誘電性液晶素子で形成した表示パ
ネルを備えた液晶表示装置は、例えば前出の神辺らの米
国特許第4,655,561号明細書などに記載された
マルチプレクシング駆動方式を用いることによって大容
量画素の表示画面に画像を形成することができる。上述
の液晶表示装置は、ワード・プロセッサ、パーソナル・
コンピュータ、マイクロ・プリンタ、テレビジョンなど
の表示画面に利用することができる。
ネルを備えた液晶表示装置は、例えば前出の神辺らの米
国特許第4,655,561号明細書などに記載された
マルチプレクシング駆動方式を用いることによって大容
量画素の表示画面に画像を形成することができる。上述
の液晶表示装置は、ワード・プロセッサ、パーソナル・
コンピュータ、マイクロ・プリンタ、テレビジョンなど
の表示画面に利用することができる。
【0008】強誘電性液晶素子は2つの安定状態を光透
過および遮断状態とし、主として2値(白・黒)の表示
素子として利用されているが、多値すなわち中間調表示
も可能である。中間調表示法の1つは画素内の双安定状
態の面積比を制御することにより中間的な光透過状態を
作るものである。以下、この方法(面積変調法)につい
て詳しく説明する。
過および遮断状態とし、主として2値(白・黒)の表示
素子として利用されているが、多値すなわち中間調表示
も可能である。中間調表示法の1つは画素内の双安定状
態の面積比を制御することにより中間的な光透過状態を
作るものである。以下、この方法(面積変調法)につい
て詳しく説明する。
【0009】図1は強誘電性液晶素子のスイッチングパ
ルス振幅と透過率の関係を模式的に示した図で、はじめ
完全な光遮断(黒)状態にあったセル(素子)に一方極
性の単発パルスを印加した後の透過光量Iを単発パルス
の振幅Vの関数としてプロットしたグラフである。パル
ス振幅が閾値Vth以下(V<Vth)のときは透過光量は
変化せず、パルス印加後の透過状態は図2(b)に示す
ように印加前の状態を示す図2(a)と変わらない。パ
ルス振幅が閾値を越えると(Vth<V<Vsat)画素内
の一部分が他方の安定状態、すなわち図2(c)に示す
光透過状態に遷移し全体として中間的な透過光量を示
す。さらにパルス振幅が大きくなり、飽和値Vsat以上
(Vsat<V)になると図2(d)に示すように画素全
部が光透過状態になるので光量は一定値に達する。すな
わち、面積変調法は電圧をパルス振幅VがVth<V<V
satとなるように制御して中間調を表示するものであ
る。
ルス振幅と透過率の関係を模式的に示した図で、はじめ
完全な光遮断(黒)状態にあったセル(素子)に一方極
性の単発パルスを印加した後の透過光量Iを単発パルス
の振幅Vの関数としてプロットしたグラフである。パル
ス振幅が閾値Vth以下(V<Vth)のときは透過光量は
変化せず、パルス印加後の透過状態は図2(b)に示す
ように印加前の状態を示す図2(a)と変わらない。パ
ルス振幅が閾値を越えると(Vth<V<Vsat)画素内
の一部分が他方の安定状態、すなわち図2(c)に示す
光透過状態に遷移し全体として中間的な透過光量を示
す。さらにパルス振幅が大きくなり、飽和値Vsat以上
(Vsat<V)になると図2(d)に示すように画素全
部が光透過状態になるので光量は一定値に達する。すな
わち、面積変調法は電圧をパルス振幅VがVth<V<V
satとなるように制御して中間調を表示するものであ
る。
【0010】しかし、このような単純な駆動方式によれ
ば、図1の電圧と透過光量の関係がセル厚と温度にも依
存するため、表示パネル内にセル厚分布や温度分布があ
ると、同じ電圧振幅の印加パルスに対して異なった階調
レベルが表示されてしまうという問題がある。
ば、図1の電圧と透過光量の関係がセル厚と温度にも依
存するため、表示パネル内にセル厚分布や温度分布があ
ると、同じ電圧振幅の印加パルスに対して異なった階調
レベルが表示されてしまうという問題がある。
【0011】図3は、このことを説明するための図で、
図1と同じく電圧振幅Vと透過光量Iの関係を示したグ
ラフであるが、異なった温度すなわち高温および低温で
の関係をそれぞれ表わす曲線Hおよび曲線Lの2本の曲
線を示してある。すなわち、表示サイズの大きいディス
プレイ(表示素子)では同一パルス(表示部)内に温度
分布が生じてくることは珍しくなく、したがって、ある
電圧Vapで中間調を表示させようとしても、図3に示す
ようにI1からI2までの範囲にわたって中間調レベルが
ばらついてしまい、均一な表示が得られないのである。
図1と同じく電圧振幅Vと透過光量Iの関係を示したグ
ラフであるが、異なった温度すなわち高温および低温で
の関係をそれぞれ表わす曲線Hおよび曲線Lの2本の曲
線を示してある。すなわち、表示サイズの大きいディス
プレイ(表示素子)では同一パルス(表示部)内に温度
分布が生じてくることは珍しくなく、したがって、ある
電圧Vapで中間調を表示させようとしても、図3に示す
ようにI1からI2までの範囲にわたって中間調レベルが
ばらついてしまい、均一な表示が得られないのである。
【0012】そこで考え出されたのが、本発明者が米国
特許出願No.681,993号として1991年4月
8日に出願した「4パルス法」である。この駆動方法
は、図4および図5に示すようにパルス内の同一走査線
上の低閾値部用と高閾値部用に複数のパルス(図5中、
A,B,C,D)を印加することにより、図4に示すよ
うに最終的には等しい反転面積を得るようにしたもので
ある(図5中、(D))。
特許出願No.681,993号として1991年4月
8日に出願した「4パルス法」である。この駆動方法
は、図4および図5に示すようにパルス内の同一走査線
上の低閾値部用と高閾値部用に複数のパルス(図5中、
A,B,C,D)を印加することにより、図4に示すよ
うに最終的には等しい反転面積を得るようにしたもので
ある(図5中、(D))。
【0013】本発明者は、さらに米国特許出願No.9
84,694号として1992年12月2日に出願した
明細書にて、書き込み時間を「4パルス法」より短縮し
た「画素シフト法」を提案している。
84,694号として1992年12月2日に出願した
明細書にて、書き込み時間を「4パルス法」より短縮し
た「画素シフト法」を提案している。
【0014】画素シフト法は複数の走査信号線に、同時
に異なる走査信号を入力して、選択することにより、複
数の走査線にまたがった、電界強度の分布を作り階調表
示をする方式である。
に異なる走査信号を入力して、選択することにより、複
数の走査線にまたがった、電界強度の分布を作り階調表
示をする方式である。
【0015】画素シフト法の概略を次に説明する。
【0016】使用できる液晶セルは、図6にその一例を
示してあるように、1画素内の閾値が分布を有するもの
である。図6に示したセルでは、電極間のFLC層55
の層厚が変化しているのでFLCのスイッチングの閾値
も分布を持つことになる。このような画素への印加電圧
を増加していくとセル厚が薄い部分から順にスイッチン
グしていくことになる。
示してあるように、1画素内の閾値が分布を有するもの
である。図6に示したセルでは、電極間のFLC層55
の層厚が変化しているのでFLCのスイッチングの閾値
も分布を持つことになる。このような画素への印加電圧
を増加していくとセル厚が薄い部分から順にスイッチン
グしていくことになる。
【0017】この様子を図7(a)に示した。図7
(a)中、T1、T2、T3はパネル内の観察している部
分の温度を示している。FLCのスイッチングの閾値電
圧は、温度が高くなるにつれ低くなるが、上記3つの温
度における印加電圧と光透過率との関係を3本の曲線で
示している。
(a)中、T1、T2、T3はパネル内の観察している部
分の温度を示している。FLCのスイッチングの閾値電
圧は、温度が高くなるにつれ低くなるが、上記3つの温
度における印加電圧と光透過率との関係を3本の曲線で
示している。
【0018】なお、閾値変動の原因は温度変化以外にも
あるが、説明の便宜上主として温度の変化を用いて本発
明の態様を説明する。
あるが、説明の便宜上主として温度の変化を用いて本発
明の態様を説明する。
【0019】図7(a)から分かるように、まず画素全
体を暗状態にリセットして温度T1でViの電圧を画素に
印加したときにはX%の透過率を得ることができるが、
温度がT2もしくはT3まで上昇すると、同じViの電圧
を画素に印加したときには透過率が100%になってし
まい、階調表示が正しく行われなくなる。図7(c)
は、上記各温度における書き込み後の画素の反転状態を
示している。このような条件では、温度変動によって書
き込んだ階調情報が失われるので、表示素子としての用
途範囲が極めて限られたものとなってしまう。
体を暗状態にリセットして温度T1でViの電圧を画素に
印加したときにはX%の透過率を得ることができるが、
温度がT2もしくはT3まで上昇すると、同じViの電圧
を画素に印加したときには透過率が100%になってし
まい、階調表示が正しく行われなくなる。図7(c)
は、上記各温度における書き込み後の画素の反転状態を
示している。このような条件では、温度変動によって書
き込んだ階調情報が失われるので、表示素子としての用
途範囲が極めて限られたものとなってしまう。
【0020】そこで、図7(d)に示したように、1画
素の情報を2つの走査信号線S1、S2にまたがって表
示することにより、温度変動に対して安定した階調表示
が可能となる。
素の情報を2つの走査信号線S1、S2にまたがって表
示することにより、温度変動に対して安定した階調表示
が可能となる。
【0021】以下、この駆動方式について詳しく説明す
る。
る。
【0022】画素内に連続的な閾値分布を持つ強誘電
性液晶セルを用意する:液晶セルの構成は、図6に示す
ような、画素内のセル厚が連続的に分布したものを用い
ることができる。また、本出願人が特開昭63−186
215号公報中で提案しているような画素内に電位の勾
配を有する構成、または容量勾配を持つ構成でも良い。
いずれにせよ、画素内の閾値を連続的に分布させること
により、明状態に対応した領域(ドメイン)と暗状態に
対応した領域(ドメイン)を画素内に混在させることが
でき、これらのドメインの面積比によって階調表示を可
能としている。
性液晶セルを用意する:液晶セルの構成は、図6に示す
ような、画素内のセル厚が連続的に分布したものを用い
ることができる。また、本出願人が特開昭63−186
215号公報中で提案しているような画素内に電位の勾
配を有する構成、または容量勾配を持つ構成でも良い。
いずれにせよ、画素内の閾値を連続的に分布させること
により、明状態に対応した領域(ドメイン)と暗状態に
対応した領域(ドメイン)を画素内に混在させることが
でき、これらのドメインの面積比によって階調表示を可
能としている。
【0023】この方法は光量をステップ的に変調する場
合(例えば16階調など)でも使用できるが、アナログ
的な階調表示のためにはできるだけ連続的な光量変化が
あったほうがより好ましい。
合(例えば16階調など)でも使用できるが、アナログ
的な階調表示のためにはできるだけ連続的な光量変化が
あったほうがより好ましい。
【0024】2つの走査信号線を同時に選択する:こ
の操作について図8を用いて説明する。図8(a)は、
2つの走査信号線上の画素をひとまとめにしたときの透
過率−印加電圧特性を示す。図8(a)中では、透過率
0%〜100%を走査線2上の画素Bの表示領域とし、
透過率100%〜200%を走査信号線1上の画素Aの
表示領域として示している。すなわち、走査信号線1本
につき1つの画素を構成するので、2本同時に走査した
場合には、画素A、画素Bの両方が全部光透過状態にな
った時の透過率を200%としている。ここでは、1つ
の階調情報に対して同時に2つの走査信号線を選択する
のだが、1つの階調情報を表示するために1画素分の面
積を持つ領域を割り当てるようにしている。これについ
て図8(b)を用いて説明する。
の操作について図8を用いて説明する。図8(a)は、
2つの走査信号線上の画素をひとまとめにしたときの透
過率−印加電圧特性を示す。図8(a)中では、透過率
0%〜100%を走査線2上の画素Bの表示領域とし、
透過率100%〜200%を走査信号線1上の画素Aの
表示領域として示している。すなわち、走査信号線1本
につき1つの画素を構成するので、2本同時に走査した
場合には、画素A、画素Bの両方が全部光透過状態にな
った時の透過率を200%としている。ここでは、1つ
の階調情報に対して同時に2つの走査信号線を選択する
のだが、1つの階調情報を表示するために1画素分の面
積を持つ領域を割り当てるようにしている。これについ
て図8(b)を用いて説明する。
【0025】温度T1では入力した階調情報は印加電圧
V0のとき0%、V100のとき100%に対応する範囲に
書き込まれる。図から分かるように温度T1では、この
範囲(画素領域)はすべて走査信号線2上にある(図8
(b)中、斜線部参照)。ところが、温度がT1からT2
に上昇すると液晶の閾値電圧が下がっているため、同じ
電圧を画素に印加した場合に画素内で、温度T1のとき
よりも大きな領域が反転してしまう。
V0のとき0%、V100のとき100%に対応する範囲に
書き込まれる。図から分かるように温度T1では、この
範囲(画素領域)はすべて走査信号線2上にある(図8
(b)中、斜線部参照)。ところが、温度がT1からT2
に上昇すると液晶の閾値電圧が下がっているため、同じ
電圧を画素に印加した場合に画素内で、温度T1のとき
よりも大きな領域が反転してしまう。
【0026】これを補正するために、温度T2のときの
画素領域を走査信号線1と走査信号線2にまたがって設
定する(図8(b)の温度T2の場合を示した斜線
部)。
画素領域を走査信号線1と走査信号線2にまたがって設
定する(図8(b)の温度T2の場合を示した斜線
部)。
【0027】次に、温度がさらに上昇してT3になった
ときには、印加電圧をV0〜V100まで変化させて描画さ
れる画素領域を、走査信号線1上のみに設定する(図8
(b)の温度T3の場合を示した斜線部)。
ときには、印加電圧をV0〜V100まで変化させて描画さ
れる画素領域を、走査信号線1上のみに設定する(図8
(b)の温度T3の場合を示した斜線部)。
【0028】以上のように温度によって階調表示をする
画素領域を、2つの走査信号線上でずらして設定するこ
とにより、T1からT3の温度範囲において正しい階調表
示を保つことができるようになる。
画素領域を、2つの走査信号線上でずらして設定するこ
とにより、T1からT3の温度範囲において正しい階調表
示を保つことができるようになる。
【0029】同時に選択した2本の走査信号線に印加
する走査信号を互いに異なるものとする:上記で説明
したように、温度変化による液晶反転の閾値変動を、2
つの走査信号線を同時に選択することによって補償する
ためには、2つの選択された走査信号線に印加される走
査信号を互いに異なるものとしなければならない。この
点について図7を用いて説明する。
する走査信号を互いに異なるものとする:上記で説明
したように、温度変化による液晶反転の閾値変動を、2
つの走査信号線を同時に選択することによって補償する
ためには、2つの選択された走査信号線に印加される走
査信号を互いに異なるものとしなければならない。この
点について図7を用いて説明する。
【0030】走査信号線1と走査信号線2に印加される
走査信号は、走査信号線2上の画素Bと走査信号線1上
の画素Aの閾値が連続的に変化するように設定する。図
7(b)において、温度がT1のときの透過率−電圧曲
線は、透過率100%までは走査信号線2上の領域で表
示されることを示し、その後200%までが走査信号線
1上の領域で表示されることを示す。このように透過率
−電圧曲線が画素Bから画素Aにかけて連続的、かつ等
しい勾配で設定する必要がある。
走査信号は、走査信号線2上の画素Bと走査信号線1上
の画素Aの閾値が連続的に変化するように設定する。図
7(b)において、温度がT1のときの透過率−電圧曲
線は、透過率100%までは走査信号線2上の領域で表
示されることを示し、その後200%までが走査信号線
1上の領域で表示されることを示す。このように透過率
−電圧曲線が画素Bから画素Aにかけて連続的、かつ等
しい勾配で設定する必要がある。
【0031】したがって図9に示すように走査信号線1
上の画素Aと走査信号線2上の画素Bのセル形状(図9
(b)参照)を等しく設定しても、実質的に画素A、画
素Bに連続的な閾値特性を与えた場合(図7(b)のセ
ル)と同様の表示が可能となる。
上の画素Aと走査信号線2上の画素Bのセル形状(図9
(b)参照)を等しく設定しても、実質的に画素A、画
素Bに連続的な閾値特性を与えた場合(図7(b)のセ
ル)と同様の表示が可能となる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上記の画素シフト法で
階調表示を行おうとする場合においては、1走査線づつ
「白」リセット(透過率を最大とするリセット)と
「黒」リセット(透過率を最小とするリセット)を交互
に行うことが1ライン選択時間を短縮することができて
望ましい。
階調表示を行おうとする場合においては、1走査線づつ
「白」リセット(透過率を最大とするリセット)と
「黒」リセット(透過率を最小とするリセット)を交互
に行うことが1ライン選択時間を短縮することができて
望ましい。
【0033】従って、黒表示には、「白」リセットした
後「黒」に書き込む場合と「黒」リセットして「白」書
き込みを行わない場合の2つの方法が存在する。
後「黒」に書き込む場合と「黒」リセットして「白」書
き込みを行わない場合の2つの方法が存在する。
【0034】しかし、FLCの応答は入力パルスに追従
して非常に高速なので、「白」リセットパルス方向に1
度リセットして直後に黒に書き込むような場合は、
「黒」方向に消去して「白」を書かないようにする場合
に比べて、最終的表示状態がいずれも黒であるとはい
え、光もれが無視できないものとなる。
して非常に高速なので、「白」リセットパルス方向に1
度リセットして直後に黒に書き込むような場合は、
「黒」方向に消去して「白」を書かないようにする場合
に比べて、最終的表示状態がいずれも黒であるとはい
え、光もれが無視できないものとなる。
【0035】「白」方向へのリセットの入ることによる
コントラスト、階調レベルの変動について考えると、
「黒」リセットのみのときのコントラスト比をRB=IW
/IBとする。ここで、IWは「白」状態での透過光量
で、IBは「黒」状態での透過光量である。
コントラスト、階調レベルの変動について考えると、
「黒」リセットのみのときのコントラスト比をRB=IW
/IBとする。ここで、IWは「白」状態での透過光量
で、IBは「黒」状態での透過光量である。
【0036】1走査ラインごとに「白」「黒」交互リセ
ットを行ったときの「白」リセットラインに着目して、
1秒内での白消去時間TWを求めると、1走査時間をH
としてフレーム周波数をfとすると、
ットを行ったときの「白」リセットラインに着目して、
1秒内での白消去時間TWを求めると、1走査時間をH
としてフレーム周波数をfとすると、
【0037】
【数1】 となる。従って、コントラスト比RWは、
【0038】
【数2】 となる。H=100μs、f=15Hzとすると次の表
のようになる。
のようになる。
【0039】
【表1】
【0040】「白」リセットが入ることによるコントラ
ストの減少は「黒」リセットのみのときと比べて約10
%であることがわかる。
ストの減少は「黒」リセットのみのときと比べて約10
%であることがわかる。
【0041】階調レベルの変動は「白」を1として、1
秒間で1.5msの白もれがある(0.15%)のであ
るが、階調レベルとして256ステップ取った場合で
も、1ステップの光量変動量は0.39%なので「白」
リセットが入っても階調レベルに変動を与える量は少な
い。
秒間で1.5msの白もれがある(0.15%)のであ
るが、階調レベルとして256ステップ取った場合で
も、1ステップの光量変動量は0.39%なので「白」
リセットが入っても階調レベルに変動を与える量は少な
い。
【0042】しかし、上述のフレーム周波数fが大きく
なったり、1走査時間Hが拡大すると階調レベルそのも
のに影響が出てくる。
なったり、1走査時間Hが拡大すると階調レベルそのも
のに影響が出てくる。
【0043】走査方式として、1走査ラインごとにリセ
ット方向を変えると同時に、1フレーム毎にもリセット
方向を変えるとしたときのコントラスト(RBW)変化を
次表に示した。
ット方向を変えると同時に、1フレーム毎にもリセット
方向を変えるとしたときのコントラスト(RBW)変化を
次表に示した。
【0044】
【表2】
【0045】コントラストの変動量が10%以下になっ
てくることがわかる。
てくることがわかる。
【0046】しかし、画素シフト法の書き込み時に温度
変化した場合(もしくは同一パネル上で温度ムラを生じ
ていた場合など)、「白」リセットが入る場合のコント
ラスト変動が無視できないものとなる。即ち、図7
(d)において、画素の温度がT1〜T3へと高くなるに
従って、「黒」リセットして、「白」をかかないはずの
画素で、高温部で「白」を書いてしまう。
変化した場合(もしくは同一パネル上で温度ムラを生じ
ていた場合など)、「白」リセットが入る場合のコント
ラスト変動が無視できないものとなる。即ち、図7
(d)において、画素の温度がT1〜T3へと高くなるに
従って、「黒」リセットして、「白」をかかないはずの
画素で、高温部で「白」を書いてしまう。
【0047】図10は、この様子を説明する為の閾値の
異なる画素の表示状態の変動の様子を示す模式図であ
る。
異なる画素の表示状態の変動の様子を示す模式図であ
る。
【0048】前の表示状態が、例えばRに示すように最
大透過率の半分、即ち50%の透過率を示していた2つ
の画素がある。
大透過率の半分、即ち50%の透過率を示していた2つ
の画素がある。
【0049】まず走査線に選択走査線上の全画素を
「黒」状態にするライン消去信号を印加し、画素を
a1,a2に示すように「黒」状態とする。この場合は情
報線がどのような電位であっても、「黒」となるように
該ライン消去信号が設定されている。
「黒」状態にするライン消去信号を印加し、画素を
a1,a2に示すように「黒」状態とする。この場合は情
報線がどのような電位であっても、「黒」となるように
該ライン消去信号が設定されている。
【0050】高閾値を基準に印加信号が設定されている
とすると、次に「黒」を書込む為に、前のステップでリ
セットされた状態を反転させないような電圧の信号Vi1
を印加する。ここで、図11は画素への印加電圧Vの対
数と透過率の関係を示すグラフである。このVi1によ
り、基準とした高閾値の画素はb1のように「黒」とな
るが、低閾値の画素はb2のように例えば70%の透過
率を示してしまう。これが前述した「白」リセットが入
る場合である。
とすると、次に「黒」を書込む為に、前のステップでリ
セットされた状態を反転させないような電圧の信号Vi1
を印加する。ここで、図11は画素への印加電圧Vの対
数と透過率の関係を示すグラフである。このVi1によ
り、基準とした高閾値の画素はb1のように「黒」とな
るが、低閾値の画素はb2のように例えば70%の透過
率を示してしまう。これが前述した「白」リセットが入
る場合である。
【0051】勿論、この方法は、このような変動を補償
する為のものであるから、次のステップで補償信号を印
加することで、c2に示すようにc1と同じ「黒」状態に
戻すことで、最終的な表示状態が得られる。
する為のものであるから、次のステップで補償信号を印
加することで、c2に示すようにc1と同じ「黒」状態に
戻すことで、最終的な表示状態が得られる。
【0052】図10の低閾値画素が更に、温度上昇等で
より低閾値になっているとすると、b2は「白」状態
(透過率最大)となる。この場合、b2の「白」状態表
示は、次のc2を表示する為のリセットと見ることもで
きる。
より低閾値になっているとすると、b2は「白」状態
(透過率最大)となる。この場合、b2の「白」状態表
示は、次のc2を表示する為のリセットと見ることもで
きる。
【0053】つまり、b1(b2)の工程とc1(c2)の
工程との間には、液晶分子配向を安定させる為に、所定
の時間インターバル(放置時間)を設けなければならな
い。例えば、該放置時間は500μsecである。
工程との間には、液晶分子配向を安定させる為に、所定
の時間インターバル(放置時間)を設けなければならな
い。例えば、該放置時間は500μsecである。
【0054】この放置時間をuとして、フレーム周波数
をfとおいたときに温度変化がなく、「黒」リセットの
み行った場合のコントラストを比較すると、高温で1ラ
インごとにさらに1フレームごとにリセット方向を変化
させた場合のコントラスト比をRuとして、
をfとおいたときに温度変化がなく、「黒」リセットの
み行った場合のコントラストを比較すると、高温で1ラ
インごとにさらに1フレームごとにリセット方向を変化
させた場合のコントラスト比をRuとして、
【0055】
【数3】 となる。f=15Hz、u=500μsとして、
【0056】
【表3】 と大きくコントラスト比を下げることがわかる。
【0057】階調レベルの変動に関しては、「白」を1
として0.0075生じる。256レベルに表示レベル
を分割するとして、1レベルは0.0039であるの
で、レベルにして2レベル程度の変動を生じてしまうこ
とがわかる。
として0.0075生じる。256レベルに表示レベル
を分割するとして、1レベルは0.0039であるの
で、レベルにして2レベル程度の変動を生じてしまうこ
とがわかる。
【0058】本発明の目的は、上述した技術課題を解決
するものであって、画素による或いは温度変化によるコ
ントラストの変動を抑制することのできる液晶素子の駆
動方法を提供することにある。
するものであって、画素による或いは温度変化によるコ
ントラストの変動を抑制することのできる液晶素子の駆
動方法を提供することにある。
【0059】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、複数
の情報線と複数の走査線とを備え、一対の基板間に配さ
れた液晶を有する液晶素子の駆動方法において、
の情報線と複数の走査線とを備え、一対の基板間に配さ
れた液晶を有する液晶素子の駆動方法において、
【0060】中間調の表示を行う場合には、ある画素の
印加信号と透過率との第1の関係から定められる複数の
中間調信号より選ばれた1つの中間調信号を前記情報線
に印加し、
印加信号と透過率との第1の関係から定められる複数の
中間調信号より選ばれた1つの中間調信号を前記情報線
に印加し、
【0061】最小透過率又は最大透過率を呈する表示を
行う場合には、ある画素の印加信号と透過率との第2の
関係であって、該第1の関係とは異なる関係から定めら
れる信号を前記情報線に印加する、ことを特徴とする液
晶素子の駆動方法に関する。
行う場合には、ある画素の印加信号と透過率との第2の
関係であって、該第1の関係とは異なる関係から定めら
れる信号を前記情報線に印加する、ことを特徴とする液
晶素子の駆動方法に関する。
【0062】更に、本発明は、対向して配置した2枚の
電極基板間に強誘電性液晶を挟持してなる液晶表示素子
の駆動方法であって、
電極基板間に強誘電性液晶を挟持してなる液晶表示素子
の駆動方法であって、
【0063】画素内に閾値分布を構成して階調表示を行
うに際して、消去パルスで形成される状態への書き込み
と、書き込み信号の極性方向で形成される状態及び中間
状態への書き込みを、情報信号の不連続な変調によって
行うことを特徴とする液晶素子の駆動方法に関する。
うに際して、消去パルスで形成される状態への書き込み
と、書き込み信号の極性方向で形成される状態及び中間
状態への書き込みを、情報信号の不連続な変調によって
行うことを特徴とする液晶素子の駆動方法に関する。
【0064】図12を用いて本発明の実施態様例を説明
する。図12は電圧変調方式で階調書き込みをする場合
を説明する為のものである。図12(a)には、縦軸を
透過率として、横軸を電圧に取ってある。横軸をログス
ケールに取った場合には温度によって透過率−印加電圧
信号特性は横軸上を平行移動する。
する。図12は電圧変調方式で階調書き込みをする場合
を説明する為のものである。図12(a)には、縦軸を
透過率として、横軸を電圧に取ってある。横軸をログス
ケールに取った場合には温度によって透過率−印加電圧
信号特性は横軸上を平行移動する。
【0065】図中、(I)が高閾値状態としての低温状
態での応答、(II)はそれより低い閾値状態としての
高温状態での応答特性であり、第1の関係及び第2の関
係に対応する。低温ではV2からV3までの間で階調を表
示し、高温ではV1からV2までの電圧範囲で階調を表示
する。
態での応答、(II)はそれより低い閾値状態としての
高温状態での応答特性であり、第1の関係及び第2の関
係に対応する。低温ではV2からV3までの間で階調を表
示し、高温ではV1からV2までの電圧範囲で階調を表示
する。
【0066】このような特性をもつ画素に、走査信号と
それに対応する情報信号を印加することによって、階調
表示を行ったときのそれぞれの信号の電圧設定の仕方を
図12(b)に示した。図12(b)は、従来の変調方
式で、情報信号はI0からI100まで連続的に電圧可変を
行う。
それに対応する情報信号を印加することによって、階調
表示を行ったときのそれぞれの信号の電圧設定の仕方を
図12(b)に示した。図12(b)は、従来の変調方
式で、情報信号はI0からI100まで連続的に電圧可変を
行う。
【0067】走査信号Sの電圧値VSを(V2+V3)/
2と設定し、情報信号としてVI0=(V3−V2)/2を
印加すれば、画素にはV2が印加され透過率は0%とな
る。
2と設定し、情報信号としてVI0=(V3−V2)/2を
印加すれば、画素にはV2が印加され透過率は0%とな
る。
【0068】一方、情報信号としてVI100=−(V3−
V2)/2を印加すれば、画素にはV3が印加され透過率
が100%となる。よって、情報信号は電圧範囲を[V
I0,VI100]で、連続的な階調表示ができる信号とな
る。
V2)/2を印加すれば、画素にはV3が印加され透過率
が100%となる。よって、情報信号は電圧範囲を[V
I0,VI100]で、連続的な階調表示ができる信号とな
る。
【0069】しかし、温度が変動したとき、前述の画素
シフト法などで駆動する場合に、第一の書き込みで高温
の画素が「白」方向に書き込まれたまま第二の書き込み
まで、500〜600μsもの間放置されて、このとき
の光もれがコントラストを著しく落とす。
シフト法などで駆動する場合に、第一の書き込みで高温
の画素が「白」方向に書き込まれたまま第二の書き込み
まで、500〜600μsもの間放置されて、このとき
の光もれがコントラストを著しく落とす。
【0070】したがって、黒(透過率0%)を表示する
ときには、画素にV2の電圧をかけるのではなく、V1の
電圧をかけるようにする。つまり、V2以上V3以下の範
囲では、連続的な信号変調が行われ、それ以外に該変調
によらないV1が用いられるのである。
ときには、画素にV2の電圧をかけるのではなく、V1の
電圧をかけるようにする。つまり、V2以上V3以下の範
囲では、連続的な信号変調が行われ、それ以外に該変調
によらないV1が用いられるのである。
【0071】このようにすれば、低温、高温部によら
ず、「黒」表示のときは画素シフト法特有の原理により
「白」に放置される時間がなくなり、コントラストを向
上させることができる。
ず、「黒」表示のときは画素シフト法特有の原理により
「白」に放置される時間がなくなり、コントラストを向
上させることができる。
【0072】このような駆動波形の例を図12(c)に
示す。
示す。
【0073】走査信号をVS=(V1+V3)/2とし
て、情報信号Viは[O,−(V3−V1)/2]の範囲
で電圧変調する。そして、その他に「黒」を表示時にV
100=(V3−V1)/2の電圧を印加する。
て、情報信号Viは[O,−(V3−V1)/2]の範囲
で電圧変調する。そして、その他に「黒」を表示時にV
100=(V3−V1)/2の電圧を印加する。
【0074】こうすることによって、前述した図10に
おける低閾値画素において、従来はb2に示すような表
示状態となっていたものも、本発明の好適な実施態様に
よればb3に示すような表示状態が得られる。
おける低閾値画素において、従来はb2に示すような表
示状態となっていたものも、本発明の好適な実施態様に
よればb3に示すような表示状態が得られる。
【0075】このように、本実施態様では、基準となる
ある状態における画素の印加信号と透過率との第1の関
係(VT特性)から決められる中間調変調信号と、該画
素が別の状態におかれたときの別の第2の関係から決め
られる「黒」信号と、を用いる。
ある状態における画素の印加信号と透過率との第1の関
係(VT特性)から決められる中間調変調信号と、該画
素が別の状態におかれたときの別の第2の関係から決め
られる「黒」信号と、を用いる。
【0076】また、最小透過率ではなくて、図10のb
4のように10%程度の透過率が現われて問題ない場合
には、該別のVT特性(図12の一点鎖線(III))
から決められる「黒」信号としてV00を用いてもよい。
4のように10%程度の透過率が現われて問題ない場合
には、該別のVT特性(図12の一点鎖線(III))
から決められる「黒」信号としてV00を用いてもよい。
【0077】一般にコントラストとは、最低透過光量と
最大透過光量の比で定義され、人間の感覚的にも「黒」
が同等であれば、中間レベルの変動はそれ程目につきに
くいものである。
最大透過光量の比で定義され、人間の感覚的にも「黒」
が同等であれば、中間レベルの変動はそれ程目につきに
くいものである。
【0078】また、フレームごとに同一ラインで消去方
向を変える方法をとると、高温部でもフレームごとに第
一、第二書き込みの間の状態が「黒」と「白」交互に発
生するので、結局、0%、50%、100%の3点は、
温度によらず同一の光量を得ることができるので、
「黒」レベルを確実に出すことで、表示品質を大巾に改
善できる。
向を変える方法をとると、高温部でもフレームごとに第
一、第二書き込みの間の状態が「黒」と「白」交互に発
生するので、結局、0%、50%、100%の3点は、
温度によらず同一の光量を得ることができるので、
「黒」レベルを確実に出すことで、表示品質を大巾に改
善できる。
【0079】本発明における階調表示を行う為の階調変
調信号としては、前述したような、電圧変調の他に電圧
を一定としてパルス巾を変調するパルス巾変調が用いら
れる。更には、これらを組み合わせてもよいし、パルス
巾変調の1つとしての位相変調を用いてもよい。
調信号としては、前述したような、電圧変調の他に電圧
を一定としてパルス巾を変調するパルス巾変調が用いら
れる。更には、これらを組み合わせてもよいし、パルス
巾変調の1つとしての位相変調を用いてもよい。
【0080】
【実施例】図13は本発明の表示装置のブロック構成図
である。図14は図13の制御系を説明する為のタイミ
ングチャートである。
である。図14は図13の制御系を説明する為のタイミ
ングチャートである。
【0081】以下、図面にしたがって動作を説明する。
グラフィックスコントローラ102は走査電極を指定す
る走査線アドレス情報とそのアドレス情報により指定さ
れる走査線上の画像情報(PD0〜PD3)を液晶表示
装置101の表示駆動回路(走査線駆動回路104と情
報線駆動回路105とによって構成)104/105に
転送する。本実施例では、走査線アドレス情報と表示情
報とを有する画像情報を同一伝送路にて転送するため、
前記2種類の情報を区別しなければならない。この識別
のための信号がAH/DLであり、このAH/DL信号
がHiレベルのときは、走査線アドレス情報であること
を示し、Loレベルのときは、表示情報であることを示
している。
グラフィックスコントローラ102は走査電極を指定す
る走査線アドレス情報とそのアドレス情報により指定さ
れる走査線上の画像情報(PD0〜PD3)を液晶表示
装置101の表示駆動回路(走査線駆動回路104と情
報線駆動回路105とによって構成)104/105に
転送する。本実施例では、走査線アドレス情報と表示情
報とを有する画像情報を同一伝送路にて転送するため、
前記2種類の情報を区別しなければならない。この識別
のための信号がAH/DLであり、このAH/DL信号
がHiレベルのときは、走査線アドレス情報であること
を示し、Loレベルのときは、表示情報であることを示
している。
【0082】走査線アドレス情報は、液晶表示装置10
1内の駆動制御回路111側で、画像情報PD0〜PD
3として転送されてくる画像情報から抽出されたのち、
指定された走査線を駆動するタイミングに合わせて走査
線駆動回路104に出力される。この走査線アドレス情
報は、走査線駆動回路104内のデコーダ106に入力
され、デコーダ106を介して、表示パネル103の指
定された走査電極が走査信号発生回路107によって駆
動される。一方、表示情報は情報線駆動回路105内の
シフトレジスタ108へ導かれ、転送クロックにて4画
素単位でシフトされる。シフトレジスタ108にて水平
方向の一走査線分のシフトが完了すると、1280画素
分の表示情報は併設されたラインメモり109に転送さ
れ、一水平走査期間の間に亘って記憶され、情報信号発
生回路110から各情報電極に表示情報信号として出力
される。
1内の駆動制御回路111側で、画像情報PD0〜PD
3として転送されてくる画像情報から抽出されたのち、
指定された走査線を駆動するタイミングに合わせて走査
線駆動回路104に出力される。この走査線アドレス情
報は、走査線駆動回路104内のデコーダ106に入力
され、デコーダ106を介して、表示パネル103の指
定された走査電極が走査信号発生回路107によって駆
動される。一方、表示情報は情報線駆動回路105内の
シフトレジスタ108へ導かれ、転送クロックにて4画
素単位でシフトされる。シフトレジスタ108にて水平
方向の一走査線分のシフトが完了すると、1280画素
分の表示情報は併設されたラインメモり109に転送さ
れ、一水平走査期間の間に亘って記憶され、情報信号発
生回路110から各情報電極に表示情報信号として出力
される。
【0083】情報信号発生回路110では、例えば、階
調表示データを含む表示情報に基づいて、あるVT特性
に基づいて変調した第1の情報信号と別のVT特性に基
づいた「黒」の第2の情報信号とを生成する回路を含ん
でいる。最も簡単な構成の具体例とすれば第1の情報信
号として複数の基準電圧レベルと第2の情報信号として
の1つの基準電圧レベルとを基準電圧発生回路で発生し
て、これを転送スイッチにて、画素に転送する構成であ
る。この時、基準電圧レベルは、用いる液晶パネルのV
T特性を予め測定しておいてこのVT特性を基に基準電
圧レベルを決定しておけばよい。
調表示データを含む表示情報に基づいて、あるVT特性
に基づいて変調した第1の情報信号と別のVT特性に基
づいた「黒」の第2の情報信号とを生成する回路を含ん
でいる。最も簡単な構成の具体例とすれば第1の情報信
号として複数の基準電圧レベルと第2の情報信号として
の1つの基準電圧レベルとを基準電圧発生回路で発生し
て、これを転送スイッチにて、画素に転送する構成であ
る。この時、基準電圧レベルは、用いる液晶パネルのV
T特性を予め測定しておいてこのVT特性を基に基準電
圧レベルを決定しておけばよい。
【0084】また、本実施例では液晶表示装置101に
おける表示パネル103の駆動とグラフィックスコント
ローラ102における走査線アドレス情報及び表示情報
の発生とが非同期で行われているため、画像情報転送時
に装置間(101/102)の同期をとる必要がある。
この同期を司る信号がSYNCであり、一水平走査期間
ごとに液晶表示装置101内の駆動制御回路111で発
生する。グラフィックスコントローラ102側は常にS
YNC信号を監視しており、SYNC信号がLoレベル
であれば画像情報の転送を行い、逆にHiレベルのとき
には一水平走査線分の画像情報の転送終了後は転送を行
わない。すなわち、図13において、グラフィックスコ
ントローラ102側はSYNC信号がLoレベルになっ
たことを検知すると、直ちにAH/DL信号をHiレベ
ルにし一水平走査線分の画像情報の転送を開始する。液
晶表示装置101内の駆動制御回路111は、SYNC
信号を画像情報転送期間中にHiレベルにする。所定の
一水平走査期間を経て表示パネル103への書き込みが
終了したのち駆動制御回路(FLCDコントローラ)1
11は、SYNC信号を再びLoレベルに戻し、次の走
査線の画素情報を受け取ることができる。
おける表示パネル103の駆動とグラフィックスコント
ローラ102における走査線アドレス情報及び表示情報
の発生とが非同期で行われているため、画像情報転送時
に装置間(101/102)の同期をとる必要がある。
この同期を司る信号がSYNCであり、一水平走査期間
ごとに液晶表示装置101内の駆動制御回路111で発
生する。グラフィックスコントローラ102側は常にS
YNC信号を監視しており、SYNC信号がLoレベル
であれば画像情報の転送を行い、逆にHiレベルのとき
には一水平走査線分の画像情報の転送終了後は転送を行
わない。すなわち、図13において、グラフィックスコ
ントローラ102側はSYNC信号がLoレベルになっ
たことを検知すると、直ちにAH/DL信号をHiレベ
ルにし一水平走査線分の画像情報の転送を開始する。液
晶表示装置101内の駆動制御回路111は、SYNC
信号を画像情報転送期間中にHiレベルにする。所定の
一水平走査期間を経て表示パネル103への書き込みが
終了したのち駆動制御回路(FLCDコントローラ)1
11は、SYNC信号を再びLoレベルに戻し、次の走
査線の画素情報を受け取ることができる。
【0085】他の実施例として図6に示したような断面
形状の液晶セルを作製した。図中、下基板ののこぎり形
状は、金型上に原型を作り、それを、アクリル系UV硬
化樹脂52でガラス基板上へ転写して作った。
形状の液晶セルを作製した。図中、下基板ののこぎり形
状は、金型上に原型を作り、それを、アクリル系UV硬
化樹脂52でガラス基板上へ転写して作った。
【0086】UV硬化樹脂52ののこぎり形状の上に、
ストライプ電極51としてITO膜をスパッタ形成し、
さらにその上層に配向膜54として日立化成社製の配向
膜LQ−1802を、約300Åに形成した。
ストライプ電極51としてITO膜をスパッタ形成し、
さらにその上層に配向膜54として日立化成社製の配向
膜LQ−1802を、約300Åに形成した。
【0087】対向側のセル基板は、ストライプ電極51
上に、同じ配向膜を形成したもので、凹凸形状はもたせ
ていない。
上に、同じ配向膜を形成したもので、凹凸形状はもたせ
ていない。
【0088】上下基板のラビング方向は、平行方向に行
い、上基板のラビング方向に対して、下基板のラビング
方向を約6°右ネジ方向にずらしてセルを構成した。セ
ル厚のコントロールは、薄い部分が約1.0μm、厚い
部分が約1.4μmになるようにした。また、のこぎり
形状の1辺を1画素になるように、下基板のストライプ
電極51をストライプ状に、畝にそってパターニングし
た。
い、上基板のラビング方向に対して、下基板のラビング
方向を約6°右ネジ方向にずらしてセルを構成した。セ
ル厚のコントロールは、薄い部分が約1.0μm、厚い
部分が約1.4μmになるようにした。また、のこぎり
形状の1辺を1画素になるように、下基板のストライプ
電極51をストライプ状に、畝にそってパターニングし
た。
【0089】ストライプ電極51の巾を、300μmと
して、画素サイズを300μm×200μmの長方形に
設定した。
して、画素サイズを300μm×200μmの長方形に
設定した。
【0090】使用した液晶材料を表4に示す。
【0091】
【表4】
【0092】本実施例で用いた駆動信号を図15に示
す。S1,S2,S3は液晶パネルの隣接する3本の走
査線に印加される走査信号波形、Iはある情報線に印加
される情報信号波形、S2−Iは走査信号S2の印加さ
れる走査線と情報信号Iの印加される情報線の交点にあ
る画素に加わる電圧を示している。
す。S1,S2,S3は液晶パネルの隣接する3本の走
査線に印加される走査信号波形、Iはある情報線に印加
される情報信号波形、S2−Iは走査信号S2の印加さ
れる走査線と情報信号Iの印加される情報線の交点にあ
る画素に加わる電圧を示している。
【0093】図15中、|Ve|=18.0V,|Vs
|=17.0V,|Vi|=5.0V,△t=40μ
s,δ=26μs,t1=7μs,t2=7μsである。
|=17.0V,|Vi|=5.0V,△t=40μ
s,δ=26μs,t1=7μs,t2=7μsである。
【0094】情報信号の変調方式は、位相変調方式であ
り、図16の(b)に情報信号の変調方法について示し
ている。
り、図16の(b)に情報信号の変調方法について示し
ている。
【0095】電圧波形はI(0%)から、I(100
%)まで(それぞれカッコ内の情報を表示するための情
報信号である)、図中Aの部分のパルス巾を可変変調し
ている。δの巾の電圧信号が書き込み情報を持つように
設定してある。Aの部分の変調は(δ側のパルス巾)と
(δと反対側のパルス巾)の比率が、1/γ:(1−1
/γ)となるように設定している。
%)まで(それぞれカッコ内の情報を表示するための情
報信号である)、図中Aの部分のパルス巾を可変変調し
ている。δの巾の電圧信号が書き込み情報を持つように
設定してある。Aの部分の変調は(δ側のパルス巾)と
(δと反対側のパルス巾)の比率が、1/γ:(1−1
/γ)となるように設定している。
【0096】このような比率に設定するのは、図15に
おける第一書き込み時の走査信号Aと第二書き込み時の
走査信号Bが印加された画素で反転の閾値を連続にする
ためである。ここでδの巾は、走査信号Aの選択時間△
Tの1/γである。この制約も、閾値の連続性を保つた
めに存するものである。ここで∂は、透過率(T)を縦
軸にとり、変調パラメーター(λ)を横軸に取ったとき
の傾き、∂T/∂λを示す。
おける第一書き込み時の走査信号Aと第二書き込み時の
走査信号Bが印加された画素で反転の閾値を連続にする
ためである。ここでδの巾は、走査信号Aの選択時間△
Tの1/γである。この制約も、閾値の連続性を保つた
めに存するものである。ここで∂は、透過率(T)を縦
軸にとり、変調パラメーター(λ)を横軸に取ったとき
の傾き、∂T/∂λを示す。
【0097】ここで変調パラメーターについて説明す
る。透過率T「%」−変調パラメーターλの関係を示す
グラフを図17に示した。図16のような変調方式をと
る場合において、横軸のスケールを1nにとるがこれ
は、温度変化による液晶の閾値の変化がグラフ上に平行
移動として表われるようにするためのものである。図1
7においては、選択電圧合成波形Aの変化は、14Vの
矩形図17の(b)−(b−1)から20Vの矩形、図
17の(b)−(b−3)までの範囲内である。
る。透過率T「%」−変調パラメーターλの関係を示す
グラフを図17に示した。図16のような変調方式をと
る場合において、横軸のスケールを1nにとるがこれ
は、温度変化による液晶の閾値の変化がグラフ上に平行
移動として表われるようにするためのものである。図1
7においては、選択電圧合成波形Aの変化は、14Vの
矩形図17の(b)−(b−1)から20Vの矩形、図
17の(b)−(b−3)までの範囲内である。
【0098】そして、変調パラメーターとして、電圧で
重みづけした時間を取ることにより図17の(a)のよ
うに、透過率−lnλ特性が直線になるとともに、温度
変化によって平行移動する。
重みづけした時間を取ることにより図17の(a)のよ
うに、透過率−lnλ特性が直線になるとともに、温度
変化によって平行移動する。
【0099】どのように重みづけをするかについて説明
すると、次のようになる。波高値V1の部分のパルス長
をt1(2つに分かれている場合には合算する)波高値
V2の部分のパルス長をt2
すると、次のようになる。波高値V1の部分のパルス長
をt1(2つに分かれている場合には合算する)波高値
V2の部分のパルス長をt2
【0100】
【数4】 ここで、t1+t2=40μs,V1=14V,V2=20
V
V
【0101】このようなλの決め方を図15、図16の
条件の下で行うと、選択電圧波形は10Vの部分が32
μs,22Vの部分が8μのL字形波形から図16のA
部分のパルス巾を長くしてゆくことによって、40μ
s,22Vの矩形波形100%の書き込みまで変調され
る。
条件の下で行うと、選択電圧波形は10Vの部分が32
μs,22Vの部分が8μのL字形波形から図16のA
部分のパルス巾を長くしてゆくことによって、40μ
s,22Vの矩形波形100%の書き込みまで変調され
る。
【0102】この範囲で、階調表示を行い、10V,4
0μsのパルスを0%の表示のときに使うようにする。
これが図16におけるI(0%)の情報信号により形成
される波形である。
0μsのパルスを0%の表示のときに使うようにする。
これが図16におけるI(0%)の情報信号により形成
される波形である。
【0103】本発明にかかる要点は図16において、情
報信号にI(−0%)が存在することである。
報信号にI(−0%)が存在することである。
【0104】I(0%)からI(100%)までは、情
報信号中Aの巾が連続的に増加しているのであるが、I
(−0%)は、これらに対して不連続な形状をしてい
る。この効果を図16の(a)によって説明すると、図
中#1は低温部の透過率(T)−パラメーター(λ)特
性線で、#2は高温部のT−λ特性線である。温度に従
って、T−λ特性線はその傾きγは変えずにln(λ)
軸上を平行移動する。このとき、λ=t1からλ=t2ま
では、情報信号I(0%)〜I(100%)を用いて書
き、前述の画素シフト法を用いて温度による変動分を補
正しながら階調表示を行う。
報信号中Aの巾が連続的に増加しているのであるが、I
(−0%)は、これらに対して不連続な形状をしてい
る。この効果を図16の(a)によって説明すると、図
中#1は低温部の透過率(T)−パラメーター(λ)特
性線で、#2は高温部のT−λ特性線である。温度に従
って、T−λ特性線はその傾きγは変えずにln(λ)
軸上を平行移動する。このとき、λ=t1からλ=t2ま
では、情報信号I(0%)〜I(100%)を用いて書
き、前述の画素シフト法を用いて温度による変動分を補
正しながら階調表示を行う。
【0105】しかしながら、その画素が「黒」(0%)
の場合にはt0,情報信号としてI(−0%)を用い
る。こうすることで、0%を表示するときは、温度によ
らず、0%を表示できる。このとき実質的には前述の画
素シフト法の原理を使っていないことになる。従って、
I(0%)というのは、0%ではなく、0%から最小階
調レベルだけ白側へ動いた階調レベルのことをさす。
の場合にはt0,情報信号としてI(−0%)を用い
る。こうすることで、0%を表示するときは、温度によ
らず、0%を表示できる。このとき実質的には前述の画
素シフト法の原理を使っていないことになる。従って、
I(0%)というのは、0%ではなく、0%から最小階
調レベルだけ白側へ動いた階調レベルのことをさす。
【0106】以上の「黒」消去「白」書き込みのライン
に関しての説明であって、その走査ラインが「白」消去
「黒」書き込みの場合には、100%の表示のときに不
連続な情報信号を印加することになる。
に関しての説明であって、その走査ラインが「白」消去
「黒」書き込みの場合には、100%の表示のときに不
連続な情報信号を印加することになる。
【0107】このように、不連続な情報信号変調方式を
用いることで、100%/0%コントラストの高い、品
質の良い階調表示を実現できた。
用いることで、100%/0%コントラストの高い、品
質の良い階調表示を実現できた。
【0108】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明を用い
ることで、温度変動時においてもコントラスト比の高い
良質な階調表示を実現できる。
ることで、温度変動時においてもコントラスト比の高い
良質な階調表示を実現できる。
【図1】従来の面積変調法における電圧と透過率の関係
を模式的に示した図である。
を模式的に示した図である。
【図2】従来の面積変調法における電圧と画素の光透過
状態を示した図である。
状態を示した図である。
【図3】図1の関係図に異なった温度での関係を示す図
である。
である。
【図4】従来の4パルス法の駆動方法の説明図である。
【図5】従来の4パルス法の駆動方法の説明図である。
【図6】本発明に適用可能な液晶セルの概略図である。
【図7】画素シフト法の説明図である。
【図8】画素シフト法の説明図である。
【図9】画素シフト法の説明図である。
【図10】液晶素子の駆動方法を説明する為の模式図で
ある。
ある。
【図11】ある液晶素子の印加電圧と透過率の関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図12】本発明に用いられる液晶素子の印加電圧と透
過率との関係を説明する為の図である。
過率との関係を説明する為の図である。
【図13】本発明に適用可能な駆動回路ブロック図であ
る。
る。
【図14】図13の駆動回路の説明のためのタイミング
チャートである。
チャートである。
【図15】本発明の一実施例に用いられる駆動信号の波
形を示す図である。
形を示す図である。
【図16】本発明の一実施例に係る情報信号波形の説明
図である。
図である。
【図17】本発明の一実施例に係る透過率と変調パラメ
ーターの関係を示すグラフである。
ーターの関係を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の情報線と複数の走査線とを備え、
一対の基板間に配された液晶を有する液晶素子の駆動方
法において、 中間調の表示を行う場合には、ある画素の印加信号と透
過率との第1の関係から定められる複数の中間調信号よ
り選ばれた1つの中間調信号を前記情報線に印加し、 最小透過率又は最大透過率を呈する表示を行う場合に
は、ある画素の印加信号と透過率との第2の関係であっ
て、該第1の関係とは異なる関係から定められる信号を
前記情報線に印加する、ことを特徴とする液晶素子の駆
動方法。 - 【請求項2】 前記走査線には、画素をリセットする為
のリセット信号が印加された後、書き込み用の選択信号
が印加され、該選択信号に同期して、前記中間調信号又
は前記信号のいずれかが前記情報線に印加されることを
特徴とする請求項1に記載の液晶素子の駆動方法。 - 【請求項3】 その後、補償用の信号が該画素に印加さ
れることを特徴とする請求項2に記載の液晶素子の駆動
方法。 - 【請求項4】 前記第1の関係は、前記第2の関係よ
り、高い閾値特性をもつことを特徴とする請求項1に記
載の液晶素子の駆動方法。 - 【請求項5】 前記第1の関係は、ある温度条件下に該
画素がおかれたときの関係であり、該第2の関係は、該
温度条件より高い温度の条件下に該画素がおかれたとき
の関係であることを特徴とする請求項1に記載の液晶素
子の駆動方法。 - 【請求項6】 対向して配置した2枚の電極基板間に強
誘電性液晶を挟持してなる液晶素子の駆動方法であっ
て、 画素内に閾値分布を構成して階調表示を行うに際して、
消去パルスで形成される状態への書き込みと、書き込み
信号の極性方向で形成される状態及び中間状態への書き
込みを、情報信号の不連続な変調によって行うことを特
徴とする液晶素子の駆動方法。 - 【請求項7】 駆動方式が、ライン消去後書き込みの線
順次走査方式であって、消去方向が「白」状態である走
査ラインが存在することを特徴とする請求項6に記載の
液晶素子の駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327594A JPH06294951A (ja) | 1993-02-10 | 1994-02-07 | 液晶素子の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-44364 | 1993-02-10 | ||
| JP4436493 | 1993-02-10 | ||
| JP3327594A JPH06294951A (ja) | 1993-02-10 | 1994-02-07 | 液晶素子の駆動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06294951A true JPH06294951A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=26371949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3327594A Withdrawn JPH06294951A (ja) | 1993-02-10 | 1994-02-07 | 液晶素子の駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06294951A (ja) |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP3327594A patent/JPH06294951A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |