JPH0629706U - 引抜用挾持部形成装置 - Google Patents

引抜用挾持部形成装置

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JPH0629706U
JPH0629706U JP7147792U JP7147792U JPH0629706U JP H0629706 U JPH0629706 U JP H0629706U JP 7147792 U JP7147792 U JP 7147792U JP 7147792 U JP7147792 U JP 7147792U JP H0629706 U JPH0629706 U JP H0629706U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱あるいは切り落し工程や、叩き工程
など、多大の手数を必要とする作業が不要となって能率
良く口付部願書形成されるようにした引抜用挾持部形成
装置を提供する。 【構成】 長方形状断面の長尺素材Wの幅方向側縁
部分Waに嵌合して長尺素材Wの幅Hを縮減させる幅縮
減溝S1、S2、S3、…を外周部に凹設した一対の幅縮
減ロ−ル2と、長尺素材Wの厚さTを縮減させる一対の
厚さ縮減ロ−ル4とを有し、幅縮減溝S1、S2、S3
…の溝底径部9は幅縮減ロ−ル2の回転軸3に対して偏
芯して形成され、厚さ縮減ロ−ル4の外径部10は厚さ
縮減ロ−ル4の回転軸5に対して偏芯して形成されて、
幅縮減ロ−ル2と厚さ縮減ロ−ル4とが直列状に配置さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、長方形状断面の長尺素材の長手方向端部の幅と厚さを、能率良く 圧延により縮減加工するように工夫した引抜用挾持部形成装置を提供するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
長方形状断面の長尺素材を引き抜き加工する際、引抜装置のキャリッジのチャ ツクに挾持させるため、長尺素材の長手方向端部の幅と厚さを縮減加工して引き 抜き用挾持部、すななわち、口付部を予め形成している。 従来、この口付部の形成は、長尺素材の先端部を加熱してハンマあるいはプレ スによって叩いて断面を細くする方法や、長尺素材の先端部を斜めに切り落して ハンマあるいはプレスによって叩いて断面を細くする方法が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらの従来の方法は、加熱あるいは切り落しした上でハンマなどによる叩き 工程が必要であるため、加熱あるいは切り落し工程と、ハンマなどによる叩き工 程の際の長尺素材の移送や、これらの加工工程の際、長尺素材を人手によって保 持する作業などが極めて面倒となつている。 この考案は、従来の技術のかかる問題に鑑みて提案されたもので、加熱あるい は切り落し工程や、叩き工程など、多大の手数を必要とする作業が不要となって 能率良く口付部願書形成されるように工夫した引抜用挾持部形成装置を提供する ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためこの考案は、長方形状断面の長尺素材Wの幅方向側縁 部分Waに嵌合してこの長尺素材Wの幅Hを縮減させる幅縮減溝S1、S2、S3 、…を外周部に凹設した一対の幅縮減ロ−ル2と、長尺素材Wの厚さTを縮減さ せる一対の厚さ縮減ロ−ル4とを有し、幅縮減溝S1、S2、S3、…の溝底径部 9は幅縮減ロ−ル2の回転軸3に対して偏芯して形成され、厚さ縮減ロ−ル4の 外径部10は厚さ縮減ロ−ル4の回転軸5に対して偏芯して形成されて、幅縮減 ロ−ル2と厚さ縮減ロ−ル4とが直列状に配置されていることを特徴とする引抜 用挾持部形成装置である。
【0005】 そして、幅縮減ロ−ル2と幅縮減ロ−ル4の大略半回転動作によって長尺素材 Wの幅Hと厚さTとが縮減されるように、これらのロ−ル2、4の回転角度を調 整制御する回転制御装置12を有している。
【0006】
【作用】
長尺素材Wの幅方向側縁部分Waは、幅縮減ロ−ル2の幅縮減溝S1、S2、S 3 、…に嵌合して幅縮減ロ−ル2の回転により、幅縮減ロ−ル2の回転軸3に対 して溝底径部9が偏芯して形成されているこの幅縮減溝S1、S2、S3、…によ って長尺素材Wの幅Hは縮減され、この長尺素材Wの厚さTは、外径部10がそ の回転軸5に対して偏芯して形成されて厚さ縮減ロ−ル4の回転によって縮減さ れる。
【0007】 これらの幅縮減ロ−ル2と厚さ縮減ロ−ル4との上記作用によって長尺素材W の長手方向端部の幅Hと厚さTは、適正に縮減されて口付部11が形成され、口 付部形成のための従来の技術のような、加熱あるいは切り落し工程や、叩き工程 など、多大の手数を必要とする作業は不要となった。
【0008】 回転制御装置12により、幅縮減ロ−ル2と厚さ縮減ロ−ル4の回転角度が調 整制御されて、長尺素材Wに形成される口付部11の長さと断面寸法を所望のも のに容易に調整することができる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。引抜用挾持部形成装置の 正面図を図3に、平面図を図4に、それぞれ例示した。 幅縮減ロ−ルフレ−ム1の図3、4の左部には一対の幅縮減ロ−ル2、2が回 転軸3によって軸支され、幅縮減ロ−ル2、2の右側には、上下一対の厚さ縮減 ロ−ル4、4が回転軸5によって厚さ縮減ロ−ルフレ−ム6に軸支され、厚さ縮 減ロ−ルフレ−ム5の右側には、長尺素材Wを把持して走行ベッド7上を右方向 に移動できるキャレッジ8が設けられている。
【0010】 幅縮減ロ−ル2は、図1に斜視図で示すように、長方形状断面の長尺素材Wの 幅方向側縁部分Waに嵌合してこの長尺素材Wの幅Hを縮減させる複数の幅縮減 溝S1、S2、S3、…を、外周部に凹設していて、図5に正面図で、図6に図5 のA−A矢視断面図で示すように、回転軸3の軸心C1対して溝底径部9は適宜 な偏心量e1だけ偏心した中心点O1を中心とする円形に形成されている。
【0011】 厚さ縮減ロ−ル5は、図1に斜視図で示すように、長方形状断面の長尺素材W の厚さ方向側面部分Wbに当接してこの長尺素材Wの厚さTを縮減させるべく、 図7に側面図で示すように、回転軸5の軸心C2対して外径部10は適宜な偏心 量e2だけ偏心した中心点O2を中心とする円形に形成されている。 長尺素材Wの長手方向端部を縮減して口付部11に形成するには、幅縮減ロ− ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4を、大略、半回転だけ回転することによって行 う。
【0012】 すなわち、幅縮減ロ−ル2、2の溝底径部9の回転軸3の軸心C1より最も近 い部分9aを幅方向側縁部分Waに当接させてこの幅縮減ロ−ル2を軸心C1よ り最も遠い部分9bに向かって回転することにより、幅方向側縁部分Waは次第 に強く圧延される。 また、厚さ縮減ロ−ル4、4の外径部10の回転軸5の軸心C2より最も近い 部分10aを厚さ方向側面部分Wbに当接させてこの厚さ縮減ロ−ル4を軸心C 2 より最も遠い部分10bに向かって回転することにより、厚さ方向側面部分W bは次第に強く圧延される。 幅縮減ロ−ル2、2と幅縮減ロ−ル4、4の回転角度をこの大略、半回転に制御 する回転制御装置12を、ロ−ル駆動フレ−ム13に設けている。
【0013】 幅縮減ロ−ル2、2の回転軸3、3は、図示を省略した軸受に軸支されて、こ の軸受は、幅縮減ロ−ルフレ−ム1へ、図3では紙面の表裏方向に、図4では上 下方向にスライド移動可能に設けられ、ロ−ル移動モ−タ14と例えばウオ−ム ギヤ機構からなるギヤ機構15とによって図示しないねじ機構が駆動されて幅縮 減ロ−ル2、2のこれらの軸受を幅縮減ロ−ルフレ−ム1に対してスライド移動 して、これにより幅縮減ロ−ル2、2相互の間隙を調整する構造としている。
【0014】 厚さ縮減ロ−ル4、4の回転軸5、5は、図示を省略した軸受に軸支されて、 この軸受は、厚さ縮減ロ−ルフレ−ム6へ、図3では上下方向に、図4では紙面 の表裏方向に、スライド移動可能に設けられ、ロ−ル移動モ−タ16と例えばウ オ−ムギヤ機構からなるギヤ機構17とによって図示しないねじ機構が駆動され て厚さ縮減ロ−ル4、4のこれらの軸受を厚さ縮減ロ−ルフレ−ム6に対してス ライド移動して、これにより厚さ縮減ロ−ル4、4相互の間隙を調整する構造と している。
【0015】 上記の構成により、幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4の間に長尺素 材Wを位置させてロ−ル移動モ−タ14、14を駆動すると、ギヤ機構15と図 示しないねじ機構が駆動されて軸受と共に幅縮減ロ−ル2、2はスライド移動し て互いに接近し、長尺素材Wの幅方向側縁部分Wa、Waに幅縮減ロ−ル2、2 の幅縮減溝S1、S2、S3の一つが嵌合して幅方向側縁部分Wa、Waを圧接す ることになり、ロ−ル移動モ−タ16、16を駆動すると、ギヤ機構17と図示 しないねじ機構が駆動されて軸受と共に厚さ縮減ロ−ル4、4の外径部10、1 0は長尺素材Wの厚さ方向側面部分Wb、Wbに圧接されることになる。
【0016】 図示例の回転制御装置12は、ロ−ル駆動フレ−ム18に設けた駆動モ−タ1 9とその減速機構20と、減速機構20の出力を幅縮減ロ−ル2、2に伝導する 幅縮減ロ−ル用クラッチ21と、減速機構20の出力を厚さ縮減ロ−ル4、4に 伝導する厚さ縮減ロ−ル用クラッチ22とを有している。 幅縮減ロ−ル2にはロ−ル側ギヤ23が設けてあり、ロ−ル側ギヤ23に噛み 合い、かつ、相互に噛み合う駆動側ギヤ24、24が幅縮減ロ−ルフレ−ム1に 軸支され、幅縮減ロ−ル用クラッチ22の出力側は、一方の駆動側ギヤ24に適 宜なギヤ機構を介して連結されている。
【0017】 厚さ縮減ロ−ル4にはロ−ル側ギヤ25が設けてあり、ロ−ル側ギヤ25に噛 み合い、かつ、相互に噛み合う駆動側ギヤ26、26が厚さ縮減ロ−ルフレ−ム 6に軸支され、厚さ縮減ロ−ル用クラッチ22の出力側は、一方の駆動側ギヤ2 6に適宜なギヤ機構を介して連結されている。
【0018】 上記の構成により、駆動モ−タ19を駆動すると減速機構20を介して幅縮減 ロ−ル用クラッチ21と厚さ縮減ロ−ル用クラッチ22の入力側が駆動される。 ロ−ル移動モ−タ14、14が駆動されて幅縮減ロ−ル2、2が移動したとき も、ロ−ル側ギヤ23と駆動側ギヤ24とは噛み合ったままとなり、ロ−ル移動 モ−タ16、16が駆動されて厚さ縮減ロ−ル4、4が移動したときも、ロ−ル 側ギヤ25と駆動側ギヤ26とは噛み合ったままとなるように、設定されている 。
【0019】 従って、幅縮減ロ−ル用クラッチ21が接続されるとギヤ機構を介して一方の 駆動側ギヤ24とこれに噛み合う他方の駆動側ギヤ24と、ロ−ル側ギヤ23、 23が駆動され、ロ−ル側ギヤ23、23によって幅縮減ロ−ル2、2は圧延方 向に回転して、幅方向側縁部分Wa、Waを圧接しながら、長尺素材Wを図3の 右方(厚さ縮減ロ−ル4、4の方向)へ移動させる。
【0020】 厚さ縮減ロ−ル用クラッチ22が接続されるとギヤ機構を介して一方の駆動側 ギヤ26とこれに噛み合う他方の駆動側ギヤ26と、ロ−ル側ギヤ25、25が 駆動され、ロ−ル側ギヤ25、25によって厚さ縮減ロ−ル4、4は圧延方向に 回転して、厚さ方向側面部分Wb、Wbを圧接しながら、長尺素材Wを右方へ移 動させる。
【0021】 キャレッジ8には、ハンドル27と共に回転するねじ28によって長尺素材W に接近する一方のクランプ爪29と、シリンダ30の動作によって長尺素材Wに 接近する他方のクランプ爪31とが設けられていて、キャレッジ8は走行ベッド 7に形成されているレ−ル32、32に案内されて、長尺素材Wが右方へ移動す るとき、共に右方向に移動する。
【0022】 走行ベッド7には、図示しないロ−ラ駆動機構によって回転される複数の素材 移動ロ−ラ33が設けてあり、口付部11が形成し終わって厚さ縮減ロ−ル4、 4から長尺素材Wが外れた以後にこれらの素材移動ロ−ラ33の図3での右回り 回転によって長尺素材Wは右方へ送出される。 また、口付部11の形成作業開始に際して、素材移動ロ−ラ33の図3での左 回り回転によって長尺素材Wは左方へ移送されて幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減 ロ−ル4、4の間に長尺素材Wが供給される。
【0023】 幅縮減ロ−ル用クラッチ21、厚さ縮減ロ−ル用クラッチ22のそれぞれを接 続動作させ、あるいは切り動作させるために、図8ないし図14に示すように、 例えば近接スイッチからなる制御用スイッチSW1、SW2、SW3を、走行ベッ ド7に配置している。
【0024】 制御用スイッチSW2、SW3は、キャレッジ8の左方からの接近によってスイ ッチ動作するように構成され、制御用スイッチSW1は、素材移動ロ−ラ33の 図8での左回り回転により幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4の間に長 尺素材Wを左方へ移送中、幅縮減ロ−ル2、2、厚さ縮減ロ−ル4、4に対して 所定の位置に到達した長尺素材Wの左先端部を検知してオン動作するように構成 されている。
【0025】 すなわち、制御用スイッチSW1がオン動作すると、ロ−ラ駆動機構と素材移 動ロ−ラ33は停止し、わずかな時間の経過後にロ−ル移動モ−タ14、14が 駆動されてギヤ機構15と図示しないねじ機構の駆動により、幅縮減ロ−ル2、 2は互いに接近移動し、長尺素材Wの幅方向側縁部分Wa、Waに幅縮減ロ−ル 2、2の幅縮減溝S1、S2、S3の一つが嵌合して幅縮減ロ−ル2、2の溝底径 部9、9の回転軸3軸心C1より最も近い部分9a、9aが幅方向側縁部分Wa 、Waに当接することになり、このときの幅縮減ロ−ル2、2の接近位置を検知 する図示しないスイッチの動作によって幅縮減ロ−ル用クラッチ21が接続され るように、回路構成されている。
【0026】 また、制御用スイッチSW2がオン動作すると、幅縮減ロ−ル用クラッチ21 は切り動作され、わずかな時間の経過後にロ−ル移動モ−タ16、16が駆動さ れてギヤ機構17と図示しないねじ機構の駆動により、厚さ縮減ロ−ル4、4は 互いに接近移動し、厚さ縮減ロ−ル4、4の外径部10、10の回転軸5軸心C 2 より最も近い部分10a、10aが長尺素材Wの厚さ方向側面部分Wb、Wb に当接することになり、このときの厚さ縮減ロ−ル4、4の接近位置を検知する 図示しないスイッチの動作によって厚さ縮減ロ−ル用クラッチ22が接続される ように、回路構成されている。
【0027】 そして、制御用スイッチSW3がオン動作すると、厚さ縮減ロ−ル用クラッチ 22は切り動作されて、ロ−ラ駆動機構が駆動して素材移動ロ−ラ33は図14 で右回りに回転して長尺素材Wが右方へ送出されるように構成されている。
【0028】 幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4は、約180°だけ回転したとき に口付部11が形成されるように、幅縮減ロ−ル2の幅縮減溝S1、S2、S3、 …の溝底径部9と、厚さ縮減ロ−ル4の外径部10の直径が設定されている。 そこで、幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4の回転角度を調整すれば 、口付部11の長さと断面寸法を調整することができる。
【0029】 次に上記実施例の動作を、図8ないし図14に基づいて説明する。図8ないし 図10は、図4における幅縮減ロ−ル2、2を示し、図11ないし図14は、図 3における厚さ縮減ロ−ル4、4を示している。
【0030】 キャレッジ8のハンドル27とシリンダ30を操作して長尺素材Wを一方のク ランプ爪29と他方のクランプ爪31とで挾持し、図示しない起動スイッチを投 入してロ−ラ駆動機構により素材移動ロ−ラ33を図3での左回りに回転して長 尺素材Wを左方へ移送し、幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4の間に長 尺素材Wを送りこむ。
【0031】 図8のように幅縮減ロ−ル2、2、厚さ縮減ロ−ル4、4に対して長尺素材W が所定の位置に到達したとき、長尺素材Wの左先端部が検知されて制御用スイッ チSW1が動作してロ−ラ駆動機構が停止し、素材移動ロ−ラ33も停止する。 そして、わずかな時間の経過後にロ−ル移動モ−タ14、14が駆動されて幅 縮減ロ−ル2、2は互いに接近移動し、長尺素材Wの幅方向側縁部分Wa、Wa に幅縮減ロ−ル2、2の例えば幅縮減溝S1が嵌合して溝底径部9、9の軸心C1 より最も近い部分9a、9aが幅方向側縁部分Wa、Waに当接することになり 、このときの幅縮減ロ−ル2、2の接近位置を検知する図示しないスイッチの動 作によって幅縮減ロ−ル用クラッチ21は接続される。
【0032】 幅縮減ロ−ル用クラッチ21が接続するとギヤ機構を介して駆動側ギヤ24、 24が駆動され、ロ−ル側ギヤ23、23によって幅縮減ロ−ル2、2は圧延方 向に回転して、図9のように幅方向側縁部分Wa、Waを圧接しながら、長尺素 材Wを図3の右方へ移動させる。 幅縮減ロ−ル2、2は、その溝底径部9、9の軸心C1より最も近い部分9a 、9aから軸心C1より最も遠い部分9b、9bに向かって回動するので、溝底 径部9、9間の間隙は次第に狭くなって幅方向側縁部分Wa、Waは次第に強く 圧延される。
【0033】 そして、長尺素材Wの左先端部が幅縮減ロ−ル2、2(溝底径部9、9の軸心 C1より最も遠い部分9b、9b付近)から外れる図10の位置に到達すると、キ ャレッジ8により制御用スイッチSW2が動作して幅縮減ロ−ル用クラッチ21 は切り動作し、幅縮減ロ−ル2、2は停止する。 圧延された長尺素材Wのこの部分の断面は、図10の点線で例示するように、 巾方向中央部が凹んだひょうたん形に形成されている。このとき、厚さ縮減ロ− ル4、4は図11のように、長尺素材Wの厚さ方向側面部分Wb、Wbから離れ ている。
【0034】 そして、わずかな時間の経過後にロ−ル移動モ−タ16、16が駆動されて厚 さ縮減ロ−ル4、4は互いに接近移動し、厚さ縮減ロ−ル4、4の外径部10、 10の回転軸5の軸心C2より最も近い部分10a、10aが長尺素材Wの厚さ 方向側面部分Wb、Wbに当接することになり、このときの厚さ縮減ロ−ル4、 4の接近位置を検知する図示しないスイッチの動作によって厚さ縮減ロ−ル用ク ラッチ22は接続される。
【0035】 厚さ縮減ロ−ル用クラッチ22が接続するとギヤ機構を介して駆動側ギヤ26 、26が駆動され、ロ−ル側ギヤ25、25によって厚さ縮減ロ−ル4、4は圧 延方向に回転して、図12のように厚さ方向側面部分Wb、Wbを圧接しながら 、長尺素材Wを図12の右方へ移動させる。 厚さ縮減ロ−ル4、4は、その外径部10、10の軸心C2より最も近い部分 10a、10aから軸心C2より最も遠い部分10b、10bに向かって回動す るので、外径部10、10間の間隙は次第に狭くなって厚さ方向側面部分Wb、 Wbは次第に強く圧延される(図13)。
【0036】 そして、長尺素材Wの左先端部が厚さ縮減ロ−ル4、4(外径部10、10の 軸心C2より最も遠い部分10b、10b付近)から外れる図14の位置に到達す ると、キャレッジ8により制御用スイッチSW3が動作して幅縮減ロ−ル用クラ ッチ21は切り動作し、幅縮減ロ−ル2、2は停止する。 圧延された長尺素材Wのこの部分の断面は、図14の点線で例示するように、 長方形に縮減されて所望の口付部11が形成される。 また、ロ−ラ駆動機構が駆動して素材移動ロ−ラ33は図14で右回りに回転 して長尺素材Wは右方へ送出され、このようにして口付部11の形成工程は完了 する。
【0037】 上記のように軸芯C1、C2に対して偏芯して形成されている幅縮減ロ−ル2、 2と厚さ縮減ロ−ル4、4との圧延作用によって長尺素材Wの長手方向端部の幅 と厚さは、長手方向端部に近づくにつれて次第に細くなる先細形状に適正に縮減 されて口付部11が能率良く形成され、口付部形成のための従来の技術のような 、加熱あるいは切り落し工程や、叩き工程など、多大の手数を必要とする作業は 不要となって、口付部11の形成作業は低コストとなった。
【0038】 回転制御装置12により、幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4の回転 角度を調整すれば、口付部11の長さと断面寸法を調整することができる。
【0039】 なお、この考案は上述した実施例に限られるものでなく、適宜な変更を行うこ とにより他の態様によっても実施できるものである。 例えば、幅縮減ロ−ル2、、厚さ縮減ロ−ル4の移動機構や、駆動機構は、図 示しない種々の公知構造におき換えることができる。
【0040】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4 との圧延作用によって長尺素材Wの長手方向端部の幅と厚さは、適正に縮減され て口付部11が能率良く形成され、口付部形成のための従来の技術のような、加 熱あるいは切り落し工程や、叩き工程など、多大の手数を必要とする作業は不要 となって、口付部11の形成作業は低コストとなった。
【0041】 回転制御装置12により、幅縮減ロ−ル2、2と厚さ縮減ロ−ル4、4の回転 角度を調整すれば、口付部11の長さと断面寸法を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例における動作開始状態を示
す要部斜視図である。
【図2】図1の実施例における動作途中状態を示す要部
斜視図である。
【図3】この考案の引抜用挾持部形成装置の一実施例の
正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1の実施例に使用する幅縮減ロ−ルの正面図
である。
【図6】図5のA−A矢視断面図である。
【図7】図1の実施例に使用する厚さ縮減ロ−ルの側面
図である。
【図8】図1の実施例における動作を示す説明図であ
る。
【図9】図8の次の動作を示す説明図である。
【図10】図9の次の動作を示す説明図である。
【図11】図10の次の動作を示す説明図である。
【図12】図11の次の動作を示す説明図である。
【図13】図12の次の動作を示す説明図である。
【図14】図13の次の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
2 幅縮減ロ−ル 3、5 回転軸 4 厚さ縮減ロ−ル 9 溝底径部 10 外径部 12 回転制御装置 Wa 幅方向側縁部分 W 長尺素材 H 幅 S1、S2、S3、… 幅縮減溝 T 厚さ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状断面の長尺素材Wの幅方向側
    縁部分Waに嵌合してこの長尺素材Wの幅Hを縮減させ
    る幅縮減溝S1、S2、S3、…を外周部に凹設した一対
    の幅縮減ロ−ル2と、長尺素材Wの厚さTを縮減させる
    一対の厚さ縮減ロ−ル4とを有し、幅縮減溝S1、S2
    3、…の溝底径部9は幅縮減ロ−ル2の回転軸3に対
    して偏芯して形成され、厚さ縮減ロ−ル4の外径部10
    は厚さ縮減ロ−ル4の回転軸5に対して偏芯して形成さ
    れて、幅縮減ロ−ル2と厚さ縮減ロ−ル4とが直列状に
    配置されていることを特徴とする引抜用挾持部形成装
    置。
  2. 【請求項2】 幅縮減ロ−ル2と幅縮減ロ−ル4の大
    略半回転動作によって長尺素材Wの幅Hと厚さTとが縮
    減されるように、これらのロ−ル2、4の回転角度を調
    整制御する回転制御装置12を有していることを特徴と
    する請求項1の引抜用挾持部形成装置。
JP7147792U 1992-09-19 1992-09-19 引抜用挾持部形成装置 Expired - Lifetime JP2502586Y2 (ja)

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