JPH06297314A - 電解インプロセスドレッシング研削装置 - Google Patents

電解インプロセスドレッシング研削装置

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JPH06297314A
JPH06297314A JP5107341A JP10734193A JPH06297314A JP H06297314 A JPH06297314 A JP H06297314A JP 5107341 A JP5107341 A JP 5107341A JP 10734193 A JP10734193 A JP 10734193A JP H06297314 A JPH06297314 A JP H06297314A
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conductive
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研削工具の加工面全面を均一に電解ドレッシ
ングする。 【構成】 直流電源29の陽極に導電性研削工具21に
接続する。導電性研削工具21の加工面21aに対向し
て設けた電極28に直流電源29の陰極を接続し、加工
面21aの電解ドレッシングを行う。導電性研削工具2
1の外周全面に銅合金層35を設け、電解ドレッシング
時の電解作用を集中させる。これにより、導電性研削工
具21のエッジ部に電解作用が集中しなくなり、加工面
21a全面の電解ドレッシングが均一に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ等の被加工物の
倣い研削加工等において、研削工具のドレッシングのム
ラを防止できる電解インプロセスドレッシング研削装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レンズ等の被加工物の研削加工
は、研削工具を回転するとともに、被加工物を研削工具
で揺動して行っている。しかし、研削工具が目詰まりを
起こして研削能力が低下し、研削に長時間を要する問題
があった。そこで、上記問題を解決するため、研削工具
の加工面を電解インプロセスドレッシングしつつ研削加
工を行う方法が案出され、かかる研削方法を実施するた
めの装置としては、例えば特開平5−16064号公報
に開示されている。
【0003】図7は、上記研削装置を示す概略構成図
で、不図示の駆動装置と連結した回転軸1の先端に導電
性を有する研削工具2が一体的に形成されている。研削
工具2はダイヤモンド粉末等の砥粒を導電性のボンドで
結合構成したもので、その先端は半球形状の加工面3に
形成されており、加工面3には対応する形状の被加工面
を有した被加工部材(ワーク)4が当接されている。被
加工部材4は保持皿4は保持皿5により保持されてい
る。
【0004】保持皿5の上面中央部には凹部が形成さ
れ、凹部には略棒形状でその先端が球形をした球心6a
を有するカンザシ6が係合している。カンザシ6の上端
は加圧装置7に接続されており、加圧装置7は揺動駆動
装置8に連結保持されている。保持皿5の外周壁には被
加工部材4を囲繞するリング形状の電極9が垂設されて
おり、電極9の電解面9aは研削工具2の加工面3と僅
かな隙間lを有するように設けられている。
【0005】保持皿5の近傍には放電加工用のパルス電
圧を発生する電流電源10が設置されている。直流電源
10の(+)極は回転軸1の外周面と接触するブラシ1
1を介して研削工具2に接続されている。また、直流電
源10の(−)極はカンザシ6、保持皿5を介して電極
9に接続されている。この直流電源10と前記揺動駆動
装置8は制御装置12に接続されて制御される。
【0006】電極9の近傍には不図示の給水装置と連結
したパイプ13が設けられており、電極9と研削工具2
との隙間lにクーラント(冷却媒体)14を供給できる
ように構成されている。
【0007】以上の構成からなる研削装置を用いて被加
工部材4を研削加工する際、保持皿4の揺動駆動(揺動
中心O)と研削工具2の回転駆動と同時に、研削工具2
の加工面3と電極9の電解面9aとの隙間lにクーラン
ト14を供給する。そして、直流電源10により研削工
具2と電極9とに印加した電圧によって、研削工具2の
加工面(砥粒面)3に電解を生じさせ、研削工具2の加
工面全面をドレッシングする。なお、研削工具中の揺動
は制御装置12によって行われ、直流電源10による電
圧の印加のタイミングも制御装置12によって行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の研
削装置においては、研削工具2のエッジ部に電解作用が
集中し、他の部分よりもボンド突出が促進される問題が
あった。すなわち、図8のリング形状の電極9と研削工
具2の部分断面図に示すように、研削工具2の外周面2
aの延長上における電極面9aのP点より外側部におい
てもクーラント14が介在するため、電解面9aと最短
距離にある研削工具2のエッチング部2bとの間で電解
が集中的に発生し、電解量に応じてエッジ部2bのドレ
ッシングが他の部分よりも多く行われる。そのため、エ
ッジ部2bにおいて必要以上にボンド溶出が起こり、研
削工具2の外周から形状が崩れ、それにならって被加工
部材4の形状精度が低下する問題があった。また、ボン
ド溶出により砥粒の脱落も促進されるので、研削工具2
と被加工部材4との隙間に介在する脱落した砥粒の量が
増加し、被加工部材4にキズが入るという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、研削工具のエッジ部に電解が集中する
ことを防止し、研削工具の形状を維持するとともに、脱
落した砥粒の転動による被加工部材のキズを生じさせる
ことなく研削加工を行うことができる電解インプロセス
ドレッシング研削装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、直流電源の陽極に接続した導電性研削工
具を回転自在に設け、直流電源の陰極に接続したリング
形状の電極を前記導電性研削工具の加工面に対向自在に
設けるとともに、前記導電性研削工具と電極との間にク
ーラントを供給する手段を設けた電解インプロセスドレ
ッシング研削装置において、前記導電性研削工具の周面
に金属あるいは樹脂に金属粉を混入したペーストからな
る導電層を設けて構成した。
【0011】
【作用】上記構成によれば、導電性研削工具の加工面に
沿って被加工部材を相対的に揺動させるとともに、導電
性研削工具の加工面と電極(電解面)との間にクーラン
トを供給しつつ被加工部材を研削加工する。そして、電
解面と上記加工面の中央とが重なっているときに、電極
と導電性研削工具との間に電圧を印加しつつ導電性研削
工具を少なくとも1回転させ、上記加工面の電解ドレッ
シングを行う。このとき、導電性研削工具の周面に設け
た導電層に電解が集中、導電層の溶出が他の部分(加工
面)より促進され、導電性研削工具のエッジ部に集中せ
ずに加工面全面の電解ドレッシングが行われる。
【0012】
【実施例1】図1は、本発明の実施例1の電解インプロ
セスドレッシング研削装置(以下、研削装置という)を
一部断面にして示す概略構成図、図2は、図1のA矢視
図である。本実施例の研削装置には、導電性を有し、そ
の上面、すなわち加工面21aを球面形状に形成した研
削工具21が、図示を省略した駆動源装置と連結した回
転軸22の先端に一体的に設けられている。回転軸22
は、加工面21aの曲率中心O1 を支点に球心揺動運動
自在に設けられ、ベアリング23を介して下軸べース2
4により軸心回りに回転自在に保持されている。
【0013】研削工具21の加工面21aの上方には、
加工面21aと対応した形状の被加工面25aを有する
被加工部材25を、加工面21aと被加工面25aとを
当接させた状態で保持する保持具26が設けられてい
る。保持具26の保持部である下面は、被加工面25a
の反対側面と同形状に形成され、この反対側面を保持す
るようなっている。この保持具26は、その上面中心に
形成した球形状の凹部内に、棒形状のカンザシ27の先
端球形部を係合した状態でカンザシ27により保持され
ている。カンザシ27は、図示を省略した加圧装置に接
続されている。これにより、被加工部材21は、保持具
26を介してカンザシ27によって加圧されるととも
に、保持具26の上面中心を支点として加工面21a上
で揺動されるようになっている。
【0014】保持具26の外周面には、リング状の電極
28が固定され、その電解面28aが研削工具21の加
工面21aと所定の隙間を介して非接触で対向配置され
るように設けられている。上記カンザシ27には、直流
電流29の陰極が接続され、電極28は、保持具26を
介して直流電流29の陰極と電気的に接続されている。
【0015】直流電源29の陽極は、回転軸22の外周
面と接触する給電ブラシ30、端子31およびガイド3
2に配設した導電部32aを介して研削工具21と電気
的に接続されている。端子31は、回転軸22と平行な
位置で下軸ベース24上に固定され、かつ回転軸22と
連動して球心揺動自在なアーム33の先端に固定されて
いる。
【0016】ガイド26は、端子31と対向するように
して装置本体のガイド保持部34に固定されている。こ
のガイド32には、直流電源29の陽極に接続した導電
部32aと絶縁部32bとが設けられ、導電部32a
は、研削工具21の回転中心における加工面21a上の
位置と電極28の電解面28aが一致、あるいはその近
傍に位置したときに端子31と接触するように配設され
ている。
【0017】研削工具21の外周面には、銅合金層35
が形成され、研削工具21を介して直流電源29の陽極
と電気的に接続されている。図中、36は、研削工具2
1の加工面21aと電極28の電解面28aとの隙間に
クーラント37を供給するクーラントノズルである。
【0018】上記構成における研削装置にあっては、ク
ーラントノズル36からクーラント37を供給するとと
もに、研削工具21を回転かつ球心揺動運動することに
より、保持具26で保持した被加工部材25の被加工面
25aが研削工具21の加工面21aにより研削加工さ
れる。そして、回転軸22の球心揺動に連動して、アー
ム33の先端に固定した端子31が加工面21aの曲率
中心O1 を支点に球心揺動する。この揺動中に、端子3
1がガイドの導電部32aと接触したときのみ電流が流
れ、電極28と研削工具21、銅合金層35との間で電
解作用が発生する。端子31と導電部32aとが接触す
るときは、加工面21aの回転中心と電解面28aとが
一致あるいは近接した場合であるので、加工面21aの
全面が電解ドレッシングされる。
【0019】このとき、研削工具21の外周面は銅合金
層35で覆われているので、電解作用は銅合金層35の
エッジ部35aに集中する。このため、銅合金層35の
溶出は促進されるが、研削工具21の端面におけるボン
ド溶出は、他の加工面21a部分と同レベルになり、加
工面21aの全面の電解が均等に行われる。
【0020】本実施例によれば、研削工具21の端面に
電解作用が集中せず、加工面21aの全面の電解ドレッ
シングを均等に行うことができるので、加工面21aの
形状を維持できるため、被加工部材25を高精度に加工
できるとともに、砥粒の脱落量が減少するので砥粒転動
によって被加工部材25にキズが生じるのを防ぐことが
できる。また、銅合金層35に被加工部材21が接触し
ても、酸化物がクッションの役目をしてキズが入ること
はない。
【0021】また、銅合金に代えて、アルミ合金を使用
しても同様な効果が得られる。さらに、被加工部材21
の接触時の摩擦を減少させるために、潤滑剤として微細
な砥粒(ダイヤモンド、酸化セリウム、アルミナ)を合
金に混入してもよい。
【0022】
【実施例2】図3は、本発明の実施例2を一部断面にし
て示す概略構成図である。本実施例は、前記実施例1に
おける銅合金35に代えて、研削工具21の外周面に低
融点金属層40を配設した点と、被加工部材25を凹形
状から凸形状に変更し、それに合わせて研削工具21の
加工面21aを凸形状から凹形状に変更した点が異な
り、その他の構成は同一の構成部分から成るもので同一
構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。低
融点金属層40を形成する低融点金属としては、例え
ば、Bi−Sn系金属、Zn系金属を用いることができ
る。
【0023】本実施例にあっては、研削工具21の凹形
状の加工面21aに被加工部材25の凸形状の被加工面
25aに当接し、加工面21aの曲率中心O2 を支点に
球心揺動して実施例1と同様に被加工部材25に研削加
工を施す。この研削加工に際し、電極28には実施例1
と同様の位置にて通電し、被加工面25aの電解ドレッ
シングが行われ、このとき、実施例1と同様に低融点金
属層40のエッジ部40aに電解作用が集中する。
【0024】本実施例によれば、実施例1と同様に研削
工具21の形状崩れを防止することができる。また、低
融点金属層40は、研削工具21のメタルボンド(鉄
系、ブロンズ系、ニッケル系)と比較して柔らかいの
で、被加工部材25との摩擦によるキズの発生防止に大
きな効果がある。また、低融点金属は研削工具の焼結
後、低温で焼結するこどができるので、製法上容易にな
る。なお、被加工部材25の接触時の摩擦を減少させる
ための潤滑剤として、微細な砥粒(ダイヤモンド、酸化
セリウム、アルミナ)を低融点金属に混入してもよい。
【0025】図4は、実施例2における研削工具の変形
例を示す断面図である。変形例の研削工具21は、研削
工具22の中心に孔41を設け、この孔41からクーラ
ントを供給しつつ研削加工を行う場合に用いられるもの
で、外周面と同様に孔41の内周面にも低融点金属層4
0が設けられている。このため、外周面と同様に加工面
21aの中心部の形状崩れを防止でき、砥粒による被加
工部材のキズ発生を防ぐことができる。
【0026】
【実施例3】図5は、本発明の実施例3を一部断面にし
て示す概略構成図である。本実施例は、前記実施例1に
おける被加工部材25を1個貼りから他数個貼りに変更
し、それに伴い、電極28、保持具26に代えて、他数
個保持具51を配設した点と、銅合金層35に代えて研
削工具21の外周面に銀ペースト50を配設した点とが
異なり、その他の構成は同一の構成部分から成るもので
同一構成部分には同一番号を付し、その説明を省略す
る。
【0027】研削工具21の外周面に設けた銀ペースト
50は、エポキシ樹脂に銀粉末を導電性が得られる程度
混入して形成されている。また、他数個の被加工部材2
5を保持する他数個保持具51は、カンザシ27を介し
て通流電源29の陰極と電気的に接続され、実施例1の
電極28の役目を兼ねるように構成されている。
【0028】本実施例にあっては、銀ペースト50のエ
ッジ部50aに電解作用が集中する。その他の作用は実
施例1と同様である。
【0029】本実施例によれば、銀ペースト50の強度
は樹脂強度にほぼ等しいので、非常に柔らかく、脆いの
で、被加工部材25との摩擦によるキズの発生防止に大
きな効果がある。また、通常のメタルボンドの研削工具
の完成品に塗り、150度程度で接着することができ
る。なお、被加工部材25の接触時の摩擦を減少させる
ための潤滑剤として、微細な砥粒(ダイヤモンド、酸化
セリウム、アルミナ)を銀ペースト50に混入してもよ
い。
【0030】
【実施例4】図6は、本発明の実施例4を一部断面にし
て示す概略構成図である。本実施例では、前記実施例1
における研削工具21に代えて、多数個のペレット研削
工具61を貼付け治具60に貼付けて構成し、ペレット
研削工具61のそれぞれの外周面に銅合金層62を配設
した点が異なり、他の構成は同一の構成部分から成るも
ので同一構成部分には同一番号を付し、その説明を省略
する。
【0031】本実施例にあっては、貼付け治具60を介
して回転軸に保持された多数個のペレット研削工具61
を揺動中心O1 を支点に球心揺動させて被加工部材25
の研削加工が行われる。そして、貼付け治具60の表面
における回転中心に電極28が一致、あるいはその近傍
に位置したときに端子31と導電部32aが接触し、各
ペレット研削工具61の加工面が実施例1と同様に電解
ドレッシングされる。このとき、銅合金層62のエッジ
部62aに電解作用が集中し、実施例1の1個の研削工
具21と同様に電解ドレッシングが行われる。
【0032】本実施例によれば、研削工具に多数個貼り
のペレット研削工具61を用いて、実施例1と同様な効
果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の電解インプロセ
スドレッシング研削装置によれば、研削工具の周面に導
電層を設け、研削工具の加工面の電解ドレッシング時に
導電層上に電解作用を集中させることができるため、研
削工具のエッジ部に電解が集中するのを防止し、加工面
全面の均一な電解ドレッシングを施すことができる。こ
れにより、研削工具の形状を維持し、かつ余分な砥粒の
脱落を防いで脱落した砥粒の転動によって被加工部材が
キズ付くのを防止しつつ研削加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を一部断面にして示す概略構
成図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本発明の実施例2を一部断面にして示す概略構
成図である。
【図4】本発明の実施例2における研削工具の変形例を
示す断面図である。
【図5】本発明の実施例3を一部断面にして示す概略構
成図である。
【図6】本発明の実施例4を一部断面にして示す概略構
成図である。
【図7】従来の電解インプロセスドレッシング研削装置
を示す概略構成図である。
【図8】従来の電解インプロセスドレッシング研削装置
の問題点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
21 研削工具 25 被加工部材 28 電極 29 直流電源 35,62 銅合金層 40 低融点金属層 50 銀ペースト 61 ペレット研削工具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の陽極に接続した導電性研削工
    具を回転自在に設け、直流電源の陰極に接続したリング
    形状の電極を前記導電性研削工具の加工面に対向自在に
    設けるとともに、前記導電性研削工具と電極との間にク
    ーラントを供給する手段を設けた電解インプロセスドレ
    ッシング研削装置において、前記導電性研削工具の周面
    に金属あるいは樹脂に金属粉を混入したペーストからな
    る導電層を設けたことを特徴する電解インプロセスドレ
    ッシング研削装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015068500A1 (ja) * 2013-11-11 2017-03-09 オリンパス株式会社 研磨工具、研磨方法および研磨装置
CN115284176A (zh) * 2022-05-30 2022-11-04 南京茂莱光学科技股份有限公司 一种透镜抛光模面型精度的快速修整方法

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