JPH06299024A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH06299024A JPH06299024A JP11544493A JP11544493A JPH06299024A JP H06299024 A JPH06299024 A JP H06299024A JP 11544493 A JP11544493 A JP 11544493A JP 11544493 A JP11544493 A JP 11544493A JP H06299024 A JPH06299024 A JP H06299024A
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- maleic anhydride
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- polyamide resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ポリアミド樹脂より低い吸水率を有し、かつ、
耐熱性や耐衝撃性、剛性のバランスの取れた熱可塑性樹
脂組成物を提供する。 【構成】α−メチルスチレン単位が10〜40mol
%、メタクリル酸メチル単位が30〜89.9mol
%、無水マレイン酸単位が0.1〜30mol%であ
る、重量平均分子量が3万〜20万のメタクリル酸メチ
ル−α−メチルスチレン−無水マレイン酸共重合体1〜
99重量%と、ポリアミド樹脂1〜99重量%と、エチ
レンを主成分とするエチレン−プロピレンランダム共重
合体に無水マレイン酸を0.01〜10重量%含有量し
た、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
10〜40重量%とを混合してなる熱可塑性樹脂組成物
である。
耐熱性や耐衝撃性、剛性のバランスの取れた熱可塑性樹
脂組成物を提供する。 【構成】α−メチルスチレン単位が10〜40mol
%、メタクリル酸メチル単位が30〜89.9mol
%、無水マレイン酸単位が0.1〜30mol%であ
る、重量平均分子量が3万〜20万のメタクリル酸メチ
ル−α−メチルスチレン−無水マレイン酸共重合体1〜
99重量%と、ポリアミド樹脂1〜99重量%と、エチ
レンを主成分とするエチレン−プロピレンランダム共重
合体に無水マレイン酸を0.01〜10重量%含有量し
た、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
10〜40重量%とを混合してなる熱可塑性樹脂組成物
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタクリル酸メチル系
共重合体とポリアミド樹脂から得られる、耐熱性と耐衝
撃性に優れる熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
共重合体とポリアミド樹脂から得られる、耐熱性と耐衝
撃性に優れる熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ナイロン6、ナイロン66等に代表され
るポリアミド樹脂は、その機械的物性、耐熱性、耐溶剤
性、耐摩耗性が良好なことから、従来より汎用エンジニ
アリングプラスチックとして知られ、自動車部品、電気
機器部品、機械部品等の成形材料として利用されてき
た。
るポリアミド樹脂は、その機械的物性、耐熱性、耐溶剤
性、耐摩耗性が良好なことから、従来より汎用エンジニ
アリングプラスチックとして知られ、自動車部品、電気
機器部品、機械部品等の成形材料として利用されてき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリア
ミド樹脂は、他の樹脂と比較すると、吸水性が高く、成
形加工後に吸水が原因で成型品にソリやヒケを生じる等
の寸法安定性に劣るという欠点を有している。このため
ポリアミド樹脂は、寸法精度の要求される大型成型品の
成形材料としては不適当であった。
ミド樹脂は、他の樹脂と比較すると、吸水性が高く、成
形加工後に吸水が原因で成型品にソリやヒケを生じる等
の寸法安定性に劣るという欠点を有している。このため
ポリアミド樹脂は、寸法精度の要求される大型成型品の
成形材料としては不適当であった。
【0004】このポリアミド樹脂の吸水性を低下する目
的で、ポリアミド樹脂とポリスチレン系樹脂とを溶融混
練する方法が提案されている(特公昭40−7380号
公報)。しかし、この樹脂混合物では、ポリアミド樹脂
の吸水性は改善されるものの、両樹脂間の混和性が悪
く、耐熱性、機械的強度等において優れた性能を有する
樹脂混合物が得られなかった。
的で、ポリアミド樹脂とポリスチレン系樹脂とを溶融混
練する方法が提案されている(特公昭40−7380号
公報)。しかし、この樹脂混合物では、ポリアミド樹脂
の吸水性は改善されるものの、両樹脂間の混和性が悪
く、耐熱性、機械的強度等において優れた性能を有する
樹脂混合物が得られなかった。
【0005】特願平3−47302号明細書では、ポリ
アミド樹脂との混和性を改善し、かつ耐熱性を保持する
目的で、メタクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無
水マレイン酸共重合体とポリアミド樹脂との溶融混練に
よる熱可塑性樹脂組成物を提案している。この明細書に
記載されている熱可塑性樹脂は吸水性、耐熱性や引張強
度、引張弾性率等の機械的物性に関しては、従来のポリ
アミド樹脂とポリスチレン系樹脂との組成物よりも優れ
ていた。しかし、この熱可塑性樹脂組成物は、ポリアミ
ド樹脂とポリスチレン系樹脂との樹脂組成物と同様、ポ
リアミド樹脂の靭性や耐衝撃性を損なうものであった。
アミド樹脂との混和性を改善し、かつ耐熱性を保持する
目的で、メタクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無
水マレイン酸共重合体とポリアミド樹脂との溶融混練に
よる熱可塑性樹脂組成物を提案している。この明細書に
記載されている熱可塑性樹脂は吸水性、耐熱性や引張強
度、引張弾性率等の機械的物性に関しては、従来のポリ
アミド樹脂とポリスチレン系樹脂との組成物よりも優れ
ていた。しかし、この熱可塑性樹脂組成物は、ポリアミ
ド樹脂とポリスチレン系樹脂との樹脂組成物と同様、ポ
リアミド樹脂の靭性や耐衝撃性を損なうものであった。
【0006】一方、ポリアミド樹脂のアイゾット衝撃強
度に代表される耐衝撃性を向上するために、エラストマ
ー成分を配合する方法が提案されている。例えば、ポリ
アミドと、酢酸ビニル単位の含有量が42重量%である
エチレン−酢酸ビニル共重合体とをスクリュ式押出機等
を用いて溶融混練すると、得られる樹脂組成物のアイゾ
ット衝撃強度はポリアミド樹脂単体の約2倍になること
が既に報告されている(L.D'ORAZIO, C.MANCARELLA, E.
MARTUSCELLI, JOURNAL OF MATERIALS SCIENCE, 22(198
7)) 。また、特公平4−14138号公報では、ポリア
ミド樹脂と不飽和カルボン酸またはその誘導体成分をグ
ラフト共重合したエチレン−α−オレフィン−ジエン共
重合体と、極性ビニルモノマー含有エチレン系ランダム
共重合体とからなるポリアミド組成物を提案している。
さらに、特公平4−14139号公報では、ポリアミド
樹脂と、不飽和カルボン酸またはその誘導体成分をグラ
フト共重合したエチレン−α−オレフィン−ジエン共重
合体と、エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるポリア
ミド樹脂組成物を提案している。
度に代表される耐衝撃性を向上するために、エラストマ
ー成分を配合する方法が提案されている。例えば、ポリ
アミドと、酢酸ビニル単位の含有量が42重量%である
エチレン−酢酸ビニル共重合体とをスクリュ式押出機等
を用いて溶融混練すると、得られる樹脂組成物のアイゾ
ット衝撃強度はポリアミド樹脂単体の約2倍になること
が既に報告されている(L.D'ORAZIO, C.MANCARELLA, E.
MARTUSCELLI, JOURNAL OF MATERIALS SCIENCE, 22(198
7)) 。また、特公平4−14138号公報では、ポリア
ミド樹脂と不飽和カルボン酸またはその誘導体成分をグ
ラフト共重合したエチレン−α−オレフィン−ジエン共
重合体と、極性ビニルモノマー含有エチレン系ランダム
共重合体とからなるポリアミド組成物を提案している。
さらに、特公平4−14139号公報では、ポリアミド
樹脂と、不飽和カルボン酸またはその誘導体成分をグラ
フト共重合したエチレン−α−オレフィン−ジエン共重
合体と、エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるポリア
ミド樹脂組成物を提案している。
【0007】これらの先行技術文献に提案された組成物
は、いずれも耐衝撃性は改良されるものの、弾性率が低
下し、高剛性でかつ高耐衝撃性を有する成形品は得られ
ないといった欠点を有している。さらに、ポリアミドに
配合するエチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−α
−オレフィン−ジエン共重合体などのエラストマー成分
は、いずれも常温以下においてもゴム状弾性を示すた
め、ポリアミド樹脂に配合した場合に得られる樹脂組成
物の耐熱性は、ポリアミド樹脂単体に比較して著しく低
下するなど、成形物に好ましくない物性の変化を与える
ものであった。
は、いずれも耐衝撃性は改良されるものの、弾性率が低
下し、高剛性でかつ高耐衝撃性を有する成形品は得られ
ないといった欠点を有している。さらに、ポリアミドに
配合するエチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−α
−オレフィン−ジエン共重合体などのエラストマー成分
は、いずれも常温以下においてもゴム状弾性を示すた
め、ポリアミド樹脂に配合した場合に得られる樹脂組成
物の耐熱性は、ポリアミド樹脂単体に比較して著しく低
下するなど、成形物に好ましくない物性の変化を与える
ものであった。
【0008】そこで、本発明者らは、このような問題が
なく、優れた特性を有する熱可塑性樹脂組成物を開発す
るために検討した結果、メタクリル酸メチル−α−メチ
ルスチレン−無水マレイン酸共重合体と、ポリアミド樹
脂と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合
体の溶融混練物が、ポリアミドの優れた耐熱性を損なう
ことなく、低吸水率でかつ耐衝撃性と剛性のバランスの
取れた樹脂であることを見出し、本発明を完成した。従
って、本発明の目的は、ポリアミド樹脂より低い吸水率
を有し、かつ、耐熱性や耐衝撃性、剛性のバランスの取
れた熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。
なく、優れた特性を有する熱可塑性樹脂組成物を開発す
るために検討した結果、メタクリル酸メチル−α−メチ
ルスチレン−無水マレイン酸共重合体と、ポリアミド樹
脂と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合
体の溶融混練物が、ポリアミドの優れた耐熱性を損なう
ことなく、低吸水率でかつ耐衝撃性と剛性のバランスの
取れた樹脂であることを見出し、本発明を完成した。従
って、本発明の目的は、ポリアミド樹脂より低い吸水率
を有し、かつ、耐熱性や耐衝撃性、剛性のバランスの取
れた熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、メタ
クリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マレイン酸
共重合体1〜89重量%と、ポリアミド樹脂1〜89重
量%と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重
合体10〜40重量%とを混合してなる熱可塑性樹脂組
成物である。
クリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マレイン酸
共重合体1〜89重量%と、ポリアミド樹脂1〜89重
量%と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重
合体10〜40重量%とを混合してなる熱可塑性樹脂組
成物である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明で用いられるメタクリル酸メチル−
α−メチルスチレン−無水マレイン酸共重合体(A)
(以下に、単に「共重合体(A)」という。)は、塊状
重合、溶液重合、乳化重合あるいは懸濁重合のいずれの
方法で重合したものでもよく、また、重合時に有機過酸
化物、アゾ化合物等を重合開始剤として使用する開始剤
重合、あるいは開始剤を用いない熱重合のいずれで重合
したものでもよい。好ましくは、共重合体中に不純物が
混入しない塊状重合が用いられる。また、共重合体の粘
度が高い場合には、粘度を低下させるために少量の溶媒
を添加して重合を行うことも可能である。この場合、溶
媒としては通常のラジカル重合で使用されている不活性
溶媒が好ましく、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン
等が用いられる。
α−メチルスチレン−無水マレイン酸共重合体(A)
(以下に、単に「共重合体(A)」という。)は、塊状
重合、溶液重合、乳化重合あるいは懸濁重合のいずれの
方法で重合したものでもよく、また、重合時に有機過酸
化物、アゾ化合物等を重合開始剤として使用する開始剤
重合、あるいは開始剤を用いない熱重合のいずれで重合
したものでもよい。好ましくは、共重合体中に不純物が
混入しない塊状重合が用いられる。また、共重合体の粘
度が高い場合には、粘度を低下させるために少量の溶媒
を添加して重合を行うことも可能である。この場合、溶
媒としては通常のラジカル重合で使用されている不活性
溶媒が好ましく、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン
等が用いられる。
【0012】上記共重合体(A)としては、重量平均分
子量が3万〜20万のものを使用することができるが、
好ましくは5万〜15万、より好ましくは7万〜13万
のものを使用する。このとき重量平均分子量が3万より
小さいと、機械的強度が発現せず、また、20万を越え
ると成形加工時に熱分解をおこし、生じたモノマー成分
により耐熱性が低下してしまう。
子量が3万〜20万のものを使用することができるが、
好ましくは5万〜15万、より好ましくは7万〜13万
のものを使用する。このとき重量平均分子量が3万より
小さいと、機械的強度が発現せず、また、20万を越え
ると成形加工時に熱分解をおこし、生じたモノマー成分
により耐熱性が低下してしまう。
【0013】また、この共重合体(A)の組成は、α−
メチルスチレン単位が10〜40mol%、メタクリル
酸メチル単位が30〜89.9mol%、及び無水マレ
イン酸単位が0.1〜30mol%であるのが好まし
く、より好ましくはα−メチルスチレン単位が10〜2
5mol%、メタクリル酸メチル単位が60〜89mo
l%、無水マレイン酸単位が1〜30mol%がよい。
α−メチルスチレン単位が10mol%より小さいと耐
熱性が損なわれ、40mol%を超えると成形加工時に
熱分解を起こしやすくなる。熱分解を起こすとモノマー
が生じるため、前述したとおり耐熱性が低下する。ま
た、無水マレイン酸単位が0.1mol%より小さいと
共重合体とポリアミド樹脂との混和性が劣り、30mo
l%を超えると成形加工時の着色が著しくなる。
メチルスチレン単位が10〜40mol%、メタクリル
酸メチル単位が30〜89.9mol%、及び無水マレ
イン酸単位が0.1〜30mol%であるのが好まし
く、より好ましくはα−メチルスチレン単位が10〜2
5mol%、メタクリル酸メチル単位が60〜89mo
l%、無水マレイン酸単位が1〜30mol%がよい。
α−メチルスチレン単位が10mol%より小さいと耐
熱性が損なわれ、40mol%を超えると成形加工時に
熱分解を起こしやすくなる。熱分解を起こすとモノマー
が生じるため、前述したとおり耐熱性が低下する。ま
た、無水マレイン酸単位が0.1mol%より小さいと
共重合体とポリアミド樹脂との混和性が劣り、30mo
l%を超えると成形加工時の着色が著しくなる。
【0014】なお、共重合体(A)には、その性質を保
持する限り、その構成単位として10mol%以下の少
量の第四成分(例えば、スチレン、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、N−フェニルマレイミド、N−フ
ェニルメタクリルアミド、メタクリル酸、アクリル酸、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸ベンジル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
t−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベ
ンジル等のアクリル酸エステル類など。)が入ってもよ
い。
持する限り、その構成単位として10mol%以下の少
量の第四成分(例えば、スチレン、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、N−フェニルマレイミド、N−フ
ェニルメタクリルアミド、メタクリル酸、アクリル酸、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸ベンジル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
t−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベ
ンジル等のアクリル酸エステル類など。)が入ってもよ
い。
【0015】これらのうち、スチレンを第四成分とする
メタクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マレイ
ン酸−スチレン共重合体は、メタクリル酸メチル単位
と、α−メチルスチレン単位と、無水マレイン酸単位と
の三成分からなる共重合体よりも流動性に優れるため、
重合装置や混練機にかかる負荷が小さくなる。また、メ
タクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マレイン
酸−スチレン共重合体は、スチレン以外の第四成分を含
有する共重合体に比較すると好ましくない着色が少ない
ため、樹脂組成物とした場合色調に優れるものとなる。
そのためスチレンが第四成分として最も好ましいもので
ある。
メタクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マレイ
ン酸−スチレン共重合体は、メタクリル酸メチル単位
と、α−メチルスチレン単位と、無水マレイン酸単位と
の三成分からなる共重合体よりも流動性に優れるため、
重合装置や混練機にかかる負荷が小さくなる。また、メ
タクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マレイン
酸−スチレン共重合体は、スチレン以外の第四成分を含
有する共重合体に比較すると好ましくない着色が少ない
ため、樹脂組成物とした場合色調に優れるものとなる。
そのためスチレンが第四成分として最も好ましいもので
ある。
【0016】本発明で使用するポリアミド樹脂(B)と
しては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、
ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12、メタキシ
レンジアミン系ナイロン等が用いられる。その中でもナ
イロン6が、比較的低温での溶融混練が可能であり、他
の共重合体の熱劣化を起こし難いため好ましい。
しては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、
ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12、メタキシ
レンジアミン系ナイロン等が用いられる。その中でもナ
イロン6が、比較的低温での溶融混練が可能であり、他
の共重合体の熱劣化を起こし難いため好ましい。
【0017】本発明で使用する無水マレイン酸変性エチ
レン−プロピレン共重合体(C)は、エチレンを主成分
とするエチレン−プロピレンランダム共重合体である。
無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体中の
無水マレイン酸の含有量は、0.01〜10重量%が望
ましい。より好ましくは、0.1〜2.0重量%であ
る。無水マレイン酸の含有量が0.01重量%より小さ
いと無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
のポリアミド樹脂相への混和性が乏しくなり、相分離が
激しくなるため得られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性
は乏しいものとなる。
レン−プロピレン共重合体(C)は、エチレンを主成分
とするエチレン−プロピレンランダム共重合体である。
無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体中の
無水マレイン酸の含有量は、0.01〜10重量%が望
ましい。より好ましくは、0.1〜2.0重量%であ
る。無水マレイン酸の含有量が0.01重量%より小さ
いと無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
のポリアミド樹脂相への混和性が乏しくなり、相分離が
激しくなるため得られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性
は乏しいものとなる。
【0018】また、無水マレイン酸変性エチレン−プロ
ピレン共重合体は、試験温度230℃、試験荷重2.1
6kgfにおけるメルトフローレートが0.05〜50
g/minであるものが使用される。無水マレイン酸変
性エチレン−プロピレン共重合体のメルトフローレート
が0.05g/minより小さいと、溶融混練時に流動
性が低下し成形加工性に劣ってしまう。また、成形品の
耐衝撃性が低下してしまうなどの好ましくない結果をも
生じる。一方、メルトフローレートが50g/minよ
り大きい場合も耐衝撃性は低下してしまい好ましくな
い。
ピレン共重合体は、試験温度230℃、試験荷重2.1
6kgfにおけるメルトフローレートが0.05〜50
g/minであるものが使用される。無水マレイン酸変
性エチレン−プロピレン共重合体のメルトフローレート
が0.05g/minより小さいと、溶融混練時に流動
性が低下し成形加工性に劣ってしまう。また、成形品の
耐衝撃性が低下してしまうなどの好ましくない結果をも
生じる。一方、メルトフローレートが50g/minよ
り大きい場合も耐衝撃性は低下してしまい好ましくな
い。
【0019】共重合体(A)と、ポリアミド樹脂(B)
と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)との混合方法は、公知の種々の方法が適用できる
が溶融混練が好ましい。溶融混練に使用する混練機は、
ロール、バンバリミキサ等の各種インターナルミキサ、
各種スクリュ式押出機、その他のミキサである。
と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)との混合方法は、公知の種々の方法が適用できる
が溶融混練が好ましい。溶融混練に使用する混練機は、
ロール、バンバリミキサ等の各種インターナルミキサ、
各種スクリュ式押出機、その他のミキサである。
【0020】溶融混練法によりブレンドを行う場合、混
練温度は両樹脂のブレンド比率や共重合体の共重合組成
により異なるが、210〜280℃で行われ、好ましく
は220〜270℃、さらに好ましくは220〜250
℃で行われる。混練温度が210℃より低いと、ポリア
ミド(B)がナイロン6である場合、該ナイロン6は溶
融せず、280℃を越えると共重合体の熱分解、又は着
色が生じる。また、ポリアミド樹脂としてナイロン66
を用いる場合には、溶融温度は260〜280℃が好ま
しい。その他のポリアミド樹脂を用いる場合には、用い
るポリアミド樹脂の融点以上で溶融混練を行う必要があ
る。溶融混練時間は0.5〜20分で行われるが、好ま
しくは1〜10分、さらに好ましくは3〜5分である。
この時間が0.5分より短いと混練が十分でなく、20
分を越えると熱分解や着色が顕著になる。
練温度は両樹脂のブレンド比率や共重合体の共重合組成
により異なるが、210〜280℃で行われ、好ましく
は220〜270℃、さらに好ましくは220〜250
℃で行われる。混練温度が210℃より低いと、ポリア
ミド(B)がナイロン6である場合、該ナイロン6は溶
融せず、280℃を越えると共重合体の熱分解、又は着
色が生じる。また、ポリアミド樹脂としてナイロン66
を用いる場合には、溶融温度は260〜280℃が好ま
しい。その他のポリアミド樹脂を用いる場合には、用い
るポリアミド樹脂の融点以上で溶融混練を行う必要があ
る。溶融混練時間は0.5〜20分で行われるが、好ま
しくは1〜10分、さらに好ましくは3〜5分である。
この時間が0.5分より短いと混練が十分でなく、20
分を越えると熱分解や着色が顕著になる。
【0021】この溶融混練を行うと、ポリアミド樹脂
(B)と共重合体(A)とは、溶融混練中に、それらの
一部が反応し、ポリアミド樹脂(B)と共重合体(A)
とのグラフト共重合体が生成する。また、溶融混練中に
は、ポリアミド樹脂(B)と無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体(C)もそれらの一部が反応
し、ポリアミド樹脂(B)と無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体(C)とのグラフト共重合体が
生成する。よって、溶融混練により得られる熱可塑性樹
脂組成物は、ポリアミド樹脂(B)、共重合体(A)、
無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)、ポリアミド樹脂(B)と共重合体(A)とのグ
ラフト共重合体、及びポリアミド樹脂(B)と無水マレ
イン酸変性エチレン−プロピレン共重合体(C)とのグ
ラフト共重合体の混合物である。
(B)と共重合体(A)とは、溶融混練中に、それらの
一部が反応し、ポリアミド樹脂(B)と共重合体(A)
とのグラフト共重合体が生成する。また、溶融混練中に
は、ポリアミド樹脂(B)と無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体(C)もそれらの一部が反応
し、ポリアミド樹脂(B)と無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体(C)とのグラフト共重合体が
生成する。よって、溶融混練により得られる熱可塑性樹
脂組成物は、ポリアミド樹脂(B)、共重合体(A)、
無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)、ポリアミド樹脂(B)と共重合体(A)とのグ
ラフト共重合体、及びポリアミド樹脂(B)と無水マレ
イン酸変性エチレン−プロピレン共重合体(C)とのグ
ラフト共重合体の混合物である。
【0022】共重合体(A)と、ポリアミド樹脂(B)
と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)との混合割合は、(A)=1〜89重量%、
(B)=1〜89重量%、(C)=10〜40重量%で
あるが、共重合体(A)が30〜70重量%、ポリアミ
ド(B)が30〜70重量%、無水マレイン酸変性エチ
レン−プロピレン共重合体(C)が10〜40重量%で
あることが好ましく、さらに好ましくは共重合体(A)
が40〜60重量%であるか、またはポリアミド(B)
が40〜60重量%であり、無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体(C)が20〜30重量%であ
る。これらの範囲を選択すると得られる熱可塑性樹脂組
成物は耐熱性と機械的物性のバランスの取れたものとな
る。
と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)との混合割合は、(A)=1〜89重量%、
(B)=1〜89重量%、(C)=10〜40重量%で
あるが、共重合体(A)が30〜70重量%、ポリアミ
ド(B)が30〜70重量%、無水マレイン酸変性エチ
レン−プロピレン共重合体(C)が10〜40重量%で
あることが好ましく、さらに好ましくは共重合体(A)
が40〜60重量%であるか、またはポリアミド(B)
が40〜60重量%であり、無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体(C)が20〜30重量%であ
る。これらの範囲を選択すると得られる熱可塑性樹脂組
成物は耐熱性と機械的物性のバランスの取れたものとな
る。
【0023】共重合体(A)と、ポリアミド樹脂(B)
と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)とを溶融混練する際、それらの混合比を上記の如
き混合比の範囲内で任意に選ぶことによって、特性の異
なる熱可塑性樹脂組成物となる。つまり、混合比が異な
ると溶融混練によって得られる樹脂組成物の耐熱性や機
械的物性が異なるので、樹脂組成物から得られる成形品
に要求される物性によって混合比を選択する必要があ
る。
と、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体
(C)とを溶融混練する際、それらの混合比を上記の如
き混合比の範囲内で任意に選ぶことによって、特性の異
なる熱可塑性樹脂組成物となる。つまり、混合比が異な
ると溶融混練によって得られる樹脂組成物の耐熱性や機
械的物性が異なるので、樹脂組成物から得られる成形品
に要求される物性によって混合比を選択する必要があ
る。
【0024】例えば、樹脂組成物に耐衝撃性を要求する
場合は無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合
体の混合比が10〜40重量%であることが望ましい。
また耐熱性が要求される場合にはポリアミド樹脂の混合
比が40重量%以上必要でり、より好ましくは50重量
%以上であり、かつ無水マレイン酸変性エチレン−プロ
ピレン共重合体の混合比を30重量%以下にすることが
望ましい。また剛性が要求される場合には、共重合体の
混合比が30重量%以上であることが必要である。
場合は無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合
体の混合比が10〜40重量%であることが望ましい。
また耐熱性が要求される場合にはポリアミド樹脂の混合
比が40重量%以上必要でり、より好ましくは50重量
%以上であり、かつ無水マレイン酸変性エチレン−プロ
ピレン共重合体の混合比を30重量%以下にすることが
望ましい。また剛性が要求される場合には、共重合体の
混合比が30重量%以上であることが必要である。
【0025】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物には、
種々の目的で種々の添加剤を添加することもできる。こ
のような添加剤としては、例えば、加工安定剤としてス
ミライザーGS[住友化学工業(株)製]、抗酸化剤と
してn−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−ter
t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート]等のヒンダードフェノール系化合物や、ト
リス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフ
ァイト等のホスファイト系化合物や、テトラキス[メチ
レン−3−(ドデシルチオ)プロピオネート]メタン等
のチオエーテル系化合物を挙げることができ、難燃剤と
してテトラブロモビスフェノールA、デカブロモジフェ
ニルオキサイド等の臭素系化合物を挙げることができ、
帯電防止剤としてエレクトロストッパシリーズ[花王
(株)製]、ダスパーシリーズ[ミヨシ油脂(株)
製]、TB−123、TB−128[松本油脂製薬
(株)製]等を挙げることができる。さらには、ベンゾ
トリアゾール系化合物のような紫外線吸収剤、ヒンダー
ドアミン系化合物のような光安定剤も必要に応じて用い
ることができる。また、各種改良剤、離型剤、及び染料
や顏料等も添加可能である。
種々の目的で種々の添加剤を添加することもできる。こ
のような添加剤としては、例えば、加工安定剤としてス
ミライザーGS[住友化学工業(株)製]、抗酸化剤と
してn−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−ter
t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート]等のヒンダードフェノール系化合物や、ト
リス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフ
ァイト等のホスファイト系化合物や、テトラキス[メチ
レン−3−(ドデシルチオ)プロピオネート]メタン等
のチオエーテル系化合物を挙げることができ、難燃剤と
してテトラブロモビスフェノールA、デカブロモジフェ
ニルオキサイド等の臭素系化合物を挙げることができ、
帯電防止剤としてエレクトロストッパシリーズ[花王
(株)製]、ダスパーシリーズ[ミヨシ油脂(株)
製]、TB−123、TB−128[松本油脂製薬
(株)製]等を挙げることができる。さらには、ベンゾ
トリアゾール系化合物のような紫外線吸収剤、ヒンダー
ドアミン系化合物のような光安定剤も必要に応じて用い
ることができる。また、各種改良剤、離型剤、及び染料
や顏料等も添加可能である。
【0026】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
具体的に説明する。なお、本発明は実施例、比較例によ
り限定されるものではない。
具体的に説明する。なお、本発明は実施例、比較例によ
り限定されるものではない。
【0027】以下の実施例及び比較例において、ポリア
ミド樹脂としてはナイロン6[宇部興産(株)製UBE
1011FB]を用いた。無水マレイン酸変性エチレン
−プロピレン共重合体としては日本合成ゴム(株)T7
711SPを用いた。共重合体とナイロン6と酸変性エ
チレン−プロピレン共重合体との溶融混練と射出成形
は、ミニマックス射出成形機[カスタムサイエンティフ
ィックエンストルメント社製]を用いて行った。また、
共重合体(A)は、次のようにして製造した。
ミド樹脂としてはナイロン6[宇部興産(株)製UBE
1011FB]を用いた。無水マレイン酸変性エチレン
−プロピレン共重合体としては日本合成ゴム(株)T7
711SPを用いた。共重合体とナイロン6と酸変性エ
チレン−プロピレン共重合体との溶融混練と射出成形
は、ミニマックス射出成形機[カスタムサイエンティフ
ィックエンストルメント社製]を用いて行った。また、
共重合体(A)は、次のようにして製造した。
【0028】共重合体(A)の製造 反応容器中に、α−メチルスチレン(αMSt)、メタ
クリル酸メチル(MMA)及び無水マレイン酸(MA
H)を、それぞれ25mol%、65mol%、10m
ol%仕込み、重合開始剤としてパーカドックス12
[化薬アクゾ(株)製]を6000ppm ずつ添加し
た。反応溶液を120℃で16時間反応させ、得られた
反応生成物と未反応モノマー混合液をクロロホルムで希
釈した後、メタノール中に投入し、未反応モノマーを除
去した。モノマーを除去したものをろ過し、乾燥するこ
とで粉末状の共重合体を得た。得られた共重合体100
重量部に対し、抗酸化剤としてn−オクタデシル−3−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネートを0.5 重量部添加し
た。以下、このようにして製造され、抗酸化剤が添加さ
れたメタクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マ
レイン酸共重合体を共重合体(A)という。
クリル酸メチル(MMA)及び無水マレイン酸(MA
H)を、それぞれ25mol%、65mol%、10m
ol%仕込み、重合開始剤としてパーカドックス12
[化薬アクゾ(株)製]を6000ppm ずつ添加し
た。反応溶液を120℃で16時間反応させ、得られた
反応生成物と未反応モノマー混合液をクロロホルムで希
釈した後、メタノール中に投入し、未反応モノマーを除
去した。モノマーを除去したものをろ過し、乾燥するこ
とで粉末状の共重合体を得た。得られた共重合体100
重量部に対し、抗酸化剤としてn−オクタデシル−3−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネートを0.5 重量部添加し
た。以下、このようにして製造され、抗酸化剤が添加さ
れたメタクリル酸メチル−α−メチルスチレン−無水マ
レイン酸共重合体を共重合体(A)という。
【0029】なお、実施例及び比較例における成形品の
物性評価は以下のように行った。
物性評価は以下のように行った。
【0030】(1)吸水率 直径16mm、厚さ2mmの円盤状の試験片を射出成形
により製造し、この試験片を110℃で1時間乾燥させ
た後、23℃の蒸留水中に24時間浸漬し、下記の式に
従って吸水率を求めた。吸水率(%)=〔(蒸留水浸漬
後の重量−乾燥時の重量)/乾燥時の重量〕×100
により製造し、この試験片を110℃で1時間乾燥させ
た後、23℃の蒸留水中に24時間浸漬し、下記の式に
従って吸水率を求めた。吸水率(%)=〔(蒸留水浸漬
後の重量−乾燥時の重量)/乾燥時の重量〕×100
【0031】(2)引張弾性率 直径1.6mm、長さ7.5mmのロッド状試験片を射
出成形により製造し、引張試験機として島津製作所
(株)製オートグラフを使用した。
出成形により製造し、引張試験機として島津製作所
(株)製オートグラフを使用した。
【0032】(3)ビカット軟化温度 射出成形によりASTM規格D1525に従って成形品
を製造し、ビカット軟化温度を測定した。
を製造し、ビカット軟化温度を測定した。
【0033】(4)アイゾット衝撃試験 ASTM規格D256に従ってアイゾット衝撃試験を行
なった。
なった。
【0034】実施例1〜4 共重合体(A)と、ナイロン6と、無水マレイン酸変性
エチレン−プロピレン共重合体とを表1に示す配合比で
溶融混練し、試験片を成形し、吸水率とビカット軟化温
度と引張試験とアイゾット衝撃試験を行った。
エチレン−プロピレン共重合体とを表1に示す配合比で
溶融混練し、試験片を成形し、吸水率とビカット軟化温
度と引張試験とアイゾット衝撃試験を行った。
【0035】比較例1 ナイロン6単体を240℃で溶融混練し、その射出成形
品の吸水率と引張弾性強度とビカット軟化温度とアイゾ
ット衝撃強度とを測定した。
品の吸水率と引張弾性強度とビカット軟化温度とアイゾ
ット衝撃強度とを測定した。
【0036】比較例2〜3 ナイロン6と無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン
共重合体とを、表1に示す配合比で溶融混練し、試験片
を成形し、吸水率とビカット軟化温度と引張試験とアイ
ゾット衝撃試験を行った。
共重合体とを、表1に示す配合比で溶融混練し、試験片
を成形し、吸水率とビカット軟化温度と引張試験とアイ
ゾット衝撃試験を行った。
【0037】尚、各実施例及び比較例の結果を表2に示
す。
す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ポリア
ミド単体よりも吸水性を大幅に低減し、かつ耐熱性、耐
衝撃性、剛性に優れたものである。そのため、電気機器
部品やハウジング、自動車部品等の工業製品の成形材料
として好適に用いることができる。
ミド単体よりも吸水性を大幅に低減し、かつ耐熱性、耐
衝撃性、剛性に優れたものである。そのため、電気機器
部品やハウジング、自動車部品等の工業製品の成形材料
として好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 育郎 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内 (72)発明者 木村 正生 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】メタクリル酸メチル−α−メチルスチレン
−無水マレイン酸共重合体(A)1〜89重量%と、ポ
リアミド樹脂(B)1〜89重量%と、無水マレイン酸
変性エチレン−プロピレン共重合体(C)10〜40重
量%とを混合してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組
成物。 - 【請求項2】ポリアミド樹脂がナイロン6である請求項
1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン
共重合体の無水マレイン酸変性率が0.01〜10重量
%で、かつ230℃、2.16kg荷重下のメルトフロ
ーレートが0.05〜50である請求項1、又は2記載
の熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11544493A JPH06299024A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11544493A JPH06299024A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06299024A true JPH06299024A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14662711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11544493A Withdrawn JPH06299024A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06299024A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011001527A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ガラス繊維強化メタクリル系樹脂組成物 |
| JP2011006582A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 透明樹脂組成物、及びその成形体 |
| JP2011026563A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-02-10 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 耐熱アクリル系樹脂組成物、及びその成形体 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP11544493A patent/JPH06299024A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011001527A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ガラス繊維強化メタクリル系樹脂組成物 |
| JP2011026563A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-02-10 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 耐熱アクリル系樹脂組成物、及びその成形体 |
| JP2011006582A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 透明樹脂組成物、及びその成形体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |