JPH0629941U - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH0629941U
JPH0629941U JP7303492U JP7303492U JPH0629941U JP H0629941 U JPH0629941 U JP H0629941U JP 7303492 U JP7303492 U JP 7303492U JP 7303492 U JP7303492 U JP 7303492U JP H0629941 U JPH0629941 U JP H0629941U
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忠彦 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗客の乗降の際にはプラットホームを階段状
とし、車椅子等の場合にはプラットホームを平板状の展
開状態として車椅子等を円滑に乗降させることができ、
プラットホームを階段状としたときの美観や安全性を改
善する。 【構成】 連結板と踏み板とを順次連結したプラットホ
ーム18と、プラットホーム18における前記踏み板と
連結板とを階段状とした格納状態から平板状の展開状態
とするための格納展開用リンク機構20と、プラットホ
ーム18の先端側の踏み板17Bに連結された車止め兼
用先端プレート19と、前記踏み板17Bの先端側に取
り付けられて前記車止め兼用先端プーレート19の回動
に伴って回動自在なカバー板80とを備えており、踏み
板17Bと車止め兼用先端プレート19との連結部分を
カバー板80で覆うようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バス等の乗用車両の乗降口に装着されて、プラットホームの昇降動 作により車椅子等の乗降の便宜を図るための昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、バス等の乗用車両に、車椅子昇降装置を設ける場合には、車両に乗客が 乗降するための乗降口とは別に開口部を設け、この開口部に車椅子昇降装置を設 けるようにしていた。これは、従来の車椅子昇降装置が、単に平板状のプラット ホームを昇降させるものであるため、通常の乗客の乗降には利用できない構造の ものであったからである。
【0003】 このため、車椅子昇降装置を格納したときに車両室内の空間容積がせまくなり 、また開口部に通路を必要とするために、室内の通路、座席が機能上不便な配置 となっていた。
【0004】 本考案は、上記の点に鑑み、乗客の乗降の際にはプラットホームを階段状とし 、車椅子等の場合にはプラットホームを平板状の展開状態として車椅子等を円滑 に乗降させることができ、特別の開口部を別途設ける必要がなく、従って室内の 通路、座席を輸送機能を低下させることなく有効に配置でき、しかもプラットホ ームを階段状としたときの美観や安全性を改善した昇降装置を提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の昇降装置は、 (イ) 車両の乗降口側に固定される本体フレームと、 (ロ) 該本体フレームに対して垂直に立設固定された一対の固定ポストと、 (ハ) 前記一対の固定ポストにそれぞれ昇降自在に設けられていて昇降駆動手 段により作動される昇降ランナと、 (ニ) 前記一対の昇降ランナ下端部側間を連結するクロスメンバーと、 (ホ) 連結板と踏み板とを順次連結しかつ前記クロスメンバー側に後端が枢着 されたプラットホームと、 (ヘ) 該プラットホームの先端側の踏み板に連結された車止め兼用先端プレー トと、 (ト) 前記プラットホームにおける前記踏み板と連結板とを階段状とした格納 状態から平板状の展開状態とするための格納展開用機構と、 (チ) 前記車止め兼用先端プレートの先端が下がった状態から前記車止め兼用 先端プレートが裏返って前記先端側の踏み板に重なる状態に当該車止め兼用先端 プレートを回動させる車止め回動機構と、 (リ) 前記先端側踏み板と裏返し状態の前記車止め兼用先端プレートとの連結 部分を覆う如く前記先端側踏み板の先端側に取り付けられて前記車止め兼用先端 プーレートの回動に伴って回動自在なカバー板とを備えた構成としている。
【0006】
【作用】
本考案の昇降装置においては、プラットホームが連結板と踏み板とを順次連結 した構成となっている。そして、通常の乗客の乗降のときは、プラットホームを 階段状(格納状態)とし、車椅子等の場合には連結板及び踏み板を平板状(展開 状態)としてプラットホームを昇降させるようにしている。従って、通常の乗降 口に装着可能である。また、平板状となったプラットホームの昇降は、固定ポス トに対し上下方向(垂直方向)に移動自在な昇降ランナを、昇降用シリンダ等を含 む昇降駆動手段で駆動することで実行でき、プラットホーム昇降時に横方向の動 きを伴わず、狭い場所での車椅子等の乗降が可能である。また、プラットホーム の先端側には充分長い車止め兼用先端プレートが起伏自在かつ回動自在に連結さ れており、プラットホーム下降時にこの車止め兼用先端プレートの先端を着地さ せることで車椅子等の乗降を円滑に行うことができ、通常の乗客の乗降のときは 該車止め兼用先端プレートを裏返して第2の踏み板に重ねて使用できる。さらに 、前記先端側踏み板にカバー板を取り付けて前記先端側踏み板と裏返し状態の前 記車止め兼用先端プレートとの連結部分を覆うようにしたので、当該連結部分を 露出させないで美観を向上させるとともに安全性を改善できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る昇降装置の実施例を図面に従って説明する。
【0008】 図1乃至図13は昇降装置の構成を示し、図14は昇降装置の装着される車両 としての乗合バスの1例を示す。
【0009】 図14のように、乗合バス1の側面には、乗降口2,3が設けられており、本 考案の昇降装置5は、例えば一方の乗降口2に装着される。
【0010】 図1乃至図13のように、昇降装置5は、バスの乗降口2(乗降口の上床面は 2Aで示す)の下部位置に固定される本体フレーム10と、乗降口2の両側に位 置する如く本体フレーム10の水平部分に対して垂直にそれぞれ立設固定された 一対の固定ポスト11と、該固定ポスト11の中空角パイプ状ガイド部12内に 摺動自在にそれぞれ設けられた昇降ランナ13と、一方の昇降ランナ13の下端 部に固着されて前記固定ポスト11の外部に突出した外部連結部材14Aと、他 方の昇降ランナ13の下端部に固着されて前記固定ポスト11の外部に突出した シリンダボックス兼用外部連結部材14Bと、それらの外部連結部材14A,1 4B間を連結一体化するクロスメンバー15と、第1の連結板16A、第1の踏 み板17A、第2の連結板16B及び第2の踏み板17Bをヒンジを介し順次連 結してなり、かつ前記クロスメンバー側に後端が枢着されたプラットホーム18 と、該プラットホーム先端に起伏自在かつ回動自在に連結された車止め兼用先端 プレート19と、前記プラットホーム18を階段状とした折り曲げ状態(格納状 態)から平板状の展開状態とするための格納展開用平行リンク機構20とを具備 している。
【0011】 図4乃至図6に示す如く、固定ポスト11の内側上部には第1のシーブ23A がブラケット25で枢支され、昇降ランナ13を昇降駆動するための昇降用油圧 シリンダ21のシリンダ本体部は、固定ポスト11下部にピン29にて枢着され 、当該油圧シリンダ21のピストンロッド24の先端部に第2のシーブ23Bが 枢支されている。前記昇降ランナ13にはナイロン等の樹脂製ローラー28が枢 着され、この結果固定ポスト11の中空角パイプ状ガイド部12の内面を前記ロ ーラー28が接触しながら回転し、昇降ランナ13は円滑に昇降できるようにな っている。そして、止め具26を介し固定ポスト11上端に一端が固定されたワ イヤロープ27が第2のシーブ23B、第1のシーブ23Aの順に巻き掛けられ 、当該ワイヤロープ他端が昇降ランナ13に固定されている。従って、図5のよ うに昇降用油圧シリンダ21のピストンロッド24が縮動時には第1及び第2の シーブ23A,23B間の間隔が長く、昇降ランナ13は上昇位置となり、逆に 図6のように伸動時には第1及び第2のシーブ23A,23B間の間隔が短く、 昇降ランナ13は下降位置となる。
【0012】 図4に示す如く、中空角パイプ状ガイド部12の一側面には縦方向スリット溝 30が形成されており、昇降ランナ13の一側縁は前記スリット溝30を通して 前記中空角パイプ状ガイド部12の外部に突出しており、ここに図2の如く外部 連結部材14A,14Bが固着されている。
【0013】 図1乃至図3の如く一対のインナーポスト下端部間、すなわち外部連結部材1 4A,14B間に溶接で固着されたクロスメンバー15上には上板32が固着さ れ、該上板32に前記プラットホーム18の後端がヒンジを介して枢着されてい る。また、前記一対の外部連結部材14A,14Bにより前記クロスメンバー1 5の下方位置にメインシャフト33が枢支され、該メインシャフト33に展開用 平行リンク機構20の一方のリンクを成すメインアーム34が固着されるととも に小アーム35が固着される。展開用平行リンク機構20の他方のリンクを成す サブアーム36の一端部は前記外部連結部材14のブラケット部37にピン38 で枢着される。
【0014】 格納展開用平行リンク機構20は、メインアーム34と、サブアーム36と、 ローアーレーム40と、補助リンク45と、開閉補助部材46とを具備しており 、メインアーム34及びサブアーム36他端はそれぞれピン47,48でローア ーフレーム40に枢着されている。そして、前記プラットホーム18の第2の踏 み板17Bが該ローアーフレーム40上に取り付け固定されている。前記開閉補 助部材46は第1の踏み板17Aの折り曲げ及び展開を補助するためのもので、 メインアーム34の中間位置に枢着され、また該開閉補助部材46とローアーフ レーム40間に前記補助リンク45が連結されている。該補助リンク45はメイ ンアーム34に平行なリンクを構成している。
【0015】 一方のシリンダボックス兼用外部連結部材14Bのシリンダボックス部分にて 展開用油圧シリンダ41の本体部が枢支され、ピストンロッド先端部が前記小ア ーム35先端部に連結(枢着)される。この結果、展開用油圧シリンダ41の伸動 時にメインアーム34及びサブアーム36が垂下状態で、縮動時に90度回動し てメインアーム34及びサブアーム36が水平状態となる。従って、展開用油圧 シリンダ41の縮動、伸動に伴い、ローアーフレーム40は水平な状態を維持し つつ上昇もしくは下降する。
【0016】 前記プラットホーム18の階段状に折り曲げた状態から平板状の展開状態への 動作、及びその逆の格納動作を確実に実行するために、図1の如くメインアーム 34の片面にバー状カム50が固定され、第1の連結板16Aの裏面に固着され たブラケット51に前記カム50に当接自在なカムフォロアとしてのローラー5 2が取り付けられている。この結果、第1の連結板16Aはメインアーム34の 回動に伴い強制的に回動されることになる。
【0017】 図7乃至図9に車止め兼用先端プレート19の取り付け構造及びこれを回動さ せる車止め回動機構等を示す。これらの図のように、前記プラットホーム18の 先端縁には2個のヒンジを連結してなる2重ヒンジ機構を介して車止め兼用先端 プレート19が起伏自在かつ回動自在に連結されている。2個のヒンジの軸53 A,53Bの両側には三角形状側板54が嵌め込み固定され、軸53Bの中間部 には起伏用小アーム55が固着されている。この結果、三角形状側板54は軸5 3Aを回転支点として回動でき、車止め兼用先端プレート19は軸53Bを回転 支点として回動できるようになっている。ローアーフレーム40の内側にはシリ ンダ取付用ブラケット60が固定され、車止め兼用先端プレート19を起伏させ るための起伏用複動油圧シリンダ62がそのシリンダ取付用ブラケット60にピ ン61にて枢着されている。また、小アーム63がピン64でブラケット60に 枢着され、この小アーム63の先端部に対して、起伏用複動油圧シリンダ62の ピストンロッドの先端部と起伏用リンク65の一端とがピン66で枢着される。 また、第2の連結板16Bの裏面に固着されたブラケット67の端部と前記三角 形状側板54の端部とは回動用リンク68で連結されている。この結果、車止め 兼用先端プレート19は、図7のように起伏用複動油圧シリンダ62が縮動状態 でかつプラットホーム18が階段状に折れ曲がった状態では裏返し状態で第2の 踏み板17B上に重なる。また、図8のようにプラットホーム18が平板状に展 開した状態となると回動用リンク68で三角形状側板54が軸53Aを支点とし て約90度回動させられる。このため、起伏用複動油圧シリンダ62の伸縮動作 に伴い車止め兼用先端プレート19は先端が下がった実線状態から車止めとして 起立した仮想線状態までの約100度の回動動作を軸53Bを支点として行うこ とができる。
【0018】 図10乃至図12は、前記第2の踏み板17Bと前記車止め兼用先端プレート 19との連結部分を覆うためのカバー板80及びこれに付随する機構部分を示す 。これらの図に示すように、第2の踏み板17Bの先端側、すなわち踏み板17 Bが固定されているローアーフレーム40の先端面にコ字状取付金具81が固定 され、該取付金具81にヒンジ82を介しカバー板80が取り付けられている。 該ヒンジ82に設けられたコイルばね86により、前記第2の踏み板17Bと前 記車止め兼用先端プレート19との連結部分(2重ヒンジ機構)を覆う向きに前 記カバー板80が付勢されている。前記カバー板80の先端部80Aは内側に小 さな角度で折り曲げられており、図10のように車止め兼用先端プレート19が 裏返し状態(プラットホームを格納した階段状態)では当該プレート19の裏面 の縁部分を構成する縁板83の取付金具84に当接している。また、カバー板8 0の両端部裏側には当接用バー85が固着され、車止め兼用先端プレート19の 回動時に取付金具84に当接して、図10仮想線及び図11の如く車止め兼用先 端プレート19の回動に伴うカバー板80の回動を円滑化している。
【0019】 このように、カバー板80は、車止め兼用先端プレート19の回動を妨げない ようにその動きに伴って回動し、車止め兼用先端プレート19が第2の踏み板1 7Bに裏返し状態で重なった図10の時(プラットホームを階段状とした時)は 、前記第2の踏み板17Bと前記車止め兼用先端プレート19との連結部分(2 重ヒンジ機構)を覆い、階段状に折れ曲がったプラットホーム18を乗客の昇降 階段として使用した際の美観の改善(目障りなヒンジや隙間をカバー板80で隠 すこと)ができ、同時に安全性も改善される。
【0020】 車両側の乗降口2の底面は、昇降装置5のローアーフレーム40の着地が可能 なように完全に切り欠いてあるため、何等かの対策を施さないと車両走行時に昇 降装置5の隙間からほこりや雨水のはねかえり等が侵入する恐れがある。このた め、図3のように、内側にスポンジ等の弾性シール材を貼り付けたシール板70 が本体フレーム10の水平部分の左右にヒンジ71を介して取り付けられている 。このシール板70は図示しないばねにより乗降口2の底面を遮蔽する向きに付 勢されている。従って、車両走行時のように昇降ランナ13が上昇限位置で固定 ポスト内に格納されている場合には図3の実線の如く階段状となっているプラッ トホーム18と横フレーム10間の隙間を閉塞する。また、昇降ランナ13の下 降時は自動的にシール板70は開くから、昇降ランナ13等の下降は妨げない。
【0021】 以上の実施例の構成において、昇降装置5が第1図及び第13図の実線状態の とき、図5のように昇降用油圧シリンダ21のロッドは最も縮動した状態で昇降 ランナ13は上昇限位置であり、クロスメンバー15上に固定した上板32の上 面は、乗降口2の上床面2Aと略一致している。また、展開用油圧シリンダ41 は伸動状態、起伏用複動油圧シリンダ62は縮動状態で、プラットホーム18は 階段状に折れ曲がり、第1の踏み板17Aの下面が開閉補助部材46で支えられ 、第2の踏み板17B下面はローアーフレーム40上に固着されることで支持さ れている。また、車止め兼用先端プレート19は裏返し状態で第2の踏み板17 Bに重なり略水平となって踏み板として機能している。この状態では、プラット フォーム18の第1の踏み板17A及び車止め兼用先端プレート19裏面を利用 して通常の乗客の乗降ができる。
【0022】 車椅子等の昇降を実行する場合、プラットホーム18を階段状の折れ曲がった 状態から図13の仮想線Jの如く平板状の展開状態に駆動する。すなわち、展開 用油圧シリンダ41を作動させ、展開用平行リンク機構20によりローアーフレ ーム40を上昇させて行く。このとき、メインアーム34及びサブアーム36は 右回りに回動し、それらの上昇限位置ではロアーフレーム上のプラットホーム1 8は1枚の平板のごとく展開する。プラットホーム18を展開させた時、車止め 兼用先端プレート19は回動用リンク68及び三角形状側板54の作用で約90 度回動して図13の仮想線Hのように起立状態となる。
【0023】 展開したプラットホーム18は図6の如き昇降用油圧シリンダ21の伸動動作 により図13仮想線Lのローアーフレーム40の着地位置にまで下降させること ができる。
【0024】 車椅子等を地表に着地したプラットホーム18上に乗せるには、車止め兼用先 端プレート19が伏した状態となっている必要があるため、車止め用複動油圧シ リンダ62を伸動させて車止め兼用先端プレート19の先端を図8実線の如く下 げておく。この状態で車椅子等をプラットホーム18上に移動させることができ る。その際、車止め兼用先端プレート19は第2の踏み板17Bと同程度の充分 な長さを持つため、車止め兼用先端プレート19の先端が着地したときの当該車 止め兼用先端プレート19上面の傾斜は約8度以下にすることができ、円滑に車 椅子等を車止め兼用先端プレート19を介してプラットホーム18上に乗せるこ とができる。なお、第2の踏み板17Bも約3度程度傾斜している。
【0025】 車椅子等を載せた状態でのプラットホーム18の上昇は、起伏用複動油圧シリ ンダ62を縮動させて車止め兼用先端プレート19を図8及び図13の仮想線M のように起立させ、プラットホーム18の展開状態及び車止め兼用先端プレート 19の起立状態を維持して昇降用油圧シリンダ21を縮動させることにより行う 。この結果、昇降ランナ13は固定ポスト11内を上昇限位置にまで上昇し、プ ラットホーム18上と車両側の乗降口上床面2Aとが同一高さになり、プラット ホーム18から上床面2A上に車椅子等を移動させることができる。
【0026】 逆に、上昇限位置のプラットホーム18上に車両側から車椅子等を載せ、プラ ットホーム18を下降させることにより、地上に車椅子等を移すことができる。 そのプラットホーム18の下降動作の際、車止め兼用先端プレート19は起立し て車椅子等の転落を防止する。プラットホーム18の着地後、車止め兼用先端プ レート19の先端は図8実線のように下がり、車椅子等を地上側に移行させるこ とができる。
【0027】 車椅子等の昇降を終了した後、昇降ランナ13を上昇限位置に復帰させて展開 用油圧シリンダ41を伸動させれば、図1及び図13の実線の如く再びプラット ホーム18は階段状となる。このとき、カバー板80は裏返し状態の車止め兼用 先端プレート19と第2の踏み板17Bとの連結部分を覆っている。
【0028】 上記実施例の構造は、以下の通りの特長を具備している。 (1) 通常の乗客の乗降のときは、プラットホーム18を階段状とし、車椅子等 の場合には連結板及び踏み板を平板状としてプラットホーム18を昇降させるよ うにしている。従って、通常の乗降口に装着可能である。また、平板状となった プラットホームの昇降は、固定ポスト11内を昇降自在な昇降ランナ13を昇降 用油圧シリンダ21で上下方向(垂直方向)に駆動することで実行でき、プラッ トホーム昇降時に横方向の動きを伴わず、狭い場所での車椅子等の乗降が可能で ある。 (2) プラットホーム18の先端側の車止め兼用先端プレート19は、プラット ホーム18の第2の踏み板17Bに裏返しに重ね合わせて踏み板として利用する ので、プラットホーム18の有効長さを充分大きくでき、かつ車止め兼用先端プ レート19の長さも充分大きくでき、プラットホーム18を下降位置とし、かつ 車止め兼用先端プレート19の先端を下げて着地状態とした時の車止め兼用先端 プレート19上面の傾斜を少なくすることができる。このため、車椅子等のプラ ットホームへの移載を円滑に実施できる。 (3) 車止め兼用先端プレート19と第2の踏み板17Bとの連結部分をカバー 板80で覆うことができ、プラットホーム18を乗降用階段として利用したとき の美観を良好に維持でき、同時に安全性を改善できる。 (4) 固定ポスト11側の第1のシーブ23Aと昇降用油圧シリンダ21側の第 2のシーブ23B間に、一端が固定ポスト側に固定のワイヤーロープ27を巻き 掛け、当該ワイヤーロープ27の他端を昇降ランナ13に接続しているので、昇 降用油圧シリンダ21のストロークを拡大して昇降ランナ13の昇降ストローク を充分大きくすることができる。このため、昇降用油圧シリンダ21が収納され た固定ポスト11の高さを低くすることができ、乗合バスの運転手の視界を妨げ ることがない。 (5) 展開用平行リンク機構20のメインアーム34をメインシャフト33に固 着し、かつ該メインシャフト33に小アーム35を固着し、該小アーム35を展 開用油圧シリンダ41で回動させることによりプラットホーム18の展開を実行 する機構であり、プラットホーム18の後端側に連結される上板32の幅Wは、 メインアーム34とほぼ同じ幅で良く、乗降口奥行き寸法が狭い場合にも充分対 応できる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、乗客の乗降の際にはプラットホームを 階段状とし、車椅子等の場合にはプラットホームを平板状の展開状態として使用 でき、しかもプラットホームを乗降用階段として使用したときの美観及び安全性 が良好で、プラットホームに対する車椅子等の乗降を円滑に実行できるようにし た昇降装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る昇降装置の実施例であってプラッ
トホームが階段状のときの側断面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】実施例における固定ポスト部分の平断面図であ
る。
【図5】昇降ランナが上昇状態の固定ポスト部分の側断
面図である。
【図6】昇降ランナが下降状態の固定ポスト部分の側断
面図である。
【図7】実施例における車止め回動機構であって車止め
兼用先端プレートが裏返しでプラットホームに重なった
状態を示す側断面図である。
【図8】同じく車止め兼用先端プレートが伏せた状態乃
至起立した状態を示す側面図である。
【図9】車止め回動機構の平面図である。
【図10】カバー板の取付構造であって車止め兼用先端
プレートが裏返し状態のときを示す拡大側面図である。
【図11】カバー板の取付構造であって車止め兼用先端
プレートが伏せた状態のときを示す拡大側面図である。
【図12】カバー板の取付構造を示す拡大正面図であ
る。
【図13】実施例の動作を説明するための側断面図であ
る。
【図14】昇降装置を装着する乗降車両の一例としての
乗合バスを示す側面図である。
【符号の説明】
1 バス 2,3 乗降口 10 本体フレーム 11 固定ポスト 13 昇降ランナ 14A,14B 外部連結部材 15 クロスメンバー 18 プラットホーム 19 車止め兼用先端プレート 20 展開用平行リンク機構 21 昇降用油圧シリンダ 23A,23B シーブ 27 ワイヤロープ 33 メインシャフト 34 メインアーム 36 サブアーム 40 ロアーフレーム 41 展開用油圧シリンダ 53A,53B 軸 54 三角形状側板 62 起伏用複動油圧シリンダ 70 シール板 80 カバー板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の乗降口側に固定される本体フレー
    ムと、 該本体フレームに対して垂直に立設固定された一対の固
    定ポストと、 前記一対の固定ポストにそれぞれ昇降自在に設けられて
    いて昇降駆動手段により作動される昇降ランナと、 前記一対の昇降ランナ下端部側間を連結するクロスメン
    バーと、 連結板と踏み板とを順次連結しかつ前記クロスメンバー
    側に後端が枢着されたプラットホームと、 該プラットホームの先端側の踏み板に連結された車止め
    兼用先端プレートと、 前記プラットホームにおける前記踏み板と連結板とを階
    段状とした格納状態から平板状の展開状態とするための
    格納展開用機構と、 前記車止め兼用先端プレートの先端が下がった状態から
    前記車止め兼用先端プレートが裏返って前記先端側の踏
    み板に重なる状態に当該車止め兼用先端プレートを回動
    させる車止め回動機構と、 前記先端側踏み板と裏返し状態の前記車止め兼用先端プ
    レートとの連結部分を覆う如く前記先端側踏み板の先端
    側に取り付けられて前記車止め兼用先端プレートの回動
    に伴って回動自在なカバー板とを備えたことを特徴とす
    る昇降装置。
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JP7303492U Expired - Lifetime JPH0642913Y2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 昇降装置

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JP (1) JPH0642913Y2 (ja)

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JPH0642913Y2 (ja) 1994-11-09

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