JPH0630128U - 粉末冶金用成形金型における成形パンチ - Google Patents
粉末冶金用成形金型における成形パンチInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストを高めることなしに耐久性を向上
させることができる粉末冶金用成形金型における成形パ
ンチの提供。 【構成】 ダイ1に摺接する内外両周面3a,3b,4
a,4bに対して略直角な先端部の押圧面3c,4cを
備え、該押圧面3c,4cの内外両周縁部に面取り部形
成用環状凸部3d,3e,4d,4eが形成されてなる
粉末冶金用成形金型における成形パンチ3,4におい
て、前記環状凸部3d,3e,4d,4eに前記内外両
周面3a,3b,4a,4bに交わる傾斜面aを形成
し、該傾斜面aと前記内外両周面3a,3b,4a,4
bとのなす隅肉角θが60°よりも大きい角度に設定し
た。
させることができる粉末冶金用成形金型における成形パ
ンチの提供。 【構成】 ダイ1に摺接する内外両周面3a,3b,4
a,4bに対して略直角な先端部の押圧面3c,4cを
備え、該押圧面3c,4cの内外両周縁部に面取り部形
成用環状凸部3d,3e,4d,4eが形成されてなる
粉末冶金用成形金型における成形パンチ3,4におい
て、前記環状凸部3d,3e,4d,4eに前記内外両
周面3a,3b,4a,4bに交わる傾斜面aを形成
し、該傾斜面aと前記内外両周面3a,3b,4a,4
bとのなす隅肉角θが60°よりも大きい角度に設定し
た。
Description
【0001】
本考案は、粉末冶金用成形金型における成形パンチに関し、特に、面取り部形 成部分の改良技術に関する。
【0002】
従来、このような粉末冶金用成形金型における成形パンチとしては、燒結機械 部品−その設計と製造(昭和62年10月20日,日本粉末冶金工業会編著)の 第178ページ第4.39図における(C−3)に記載のものが知られている。
【0003】 即ち、この文献には、図4の(イ) に示すように、ダイ1に摺接する外周面3b に対して略直角な先端部の押圧面3cを備え、該押圧面3cの外周に面取り部形 成用環状凸部3eが形成されてなる成形パンチ30であって、前記環状凸部3e に前記外周面3bに交わる傾斜面aを形成し、該傾斜面aと前記外周面3bとの なす隅肉角θを45°〜60°に形成すると共に、面取り部形成用環状凸部3e の外周先端部に平坦部(ランド)cを設けた構造の粉末冶金用成形金型における 成形パンチ30と、図4の(ロ) に示すように、隅肉角θを45°〜60°に形成 し、面取り部形成用環状凸部3eの外周先端部に平坦部(ランド)cを設けると 共に、さらに、傾斜面aにアールを形成した粉末冶金用成形金型における成形パ ンチ31とが示されている。
【0004】
しかしながら、上述のような従来の粉末冶金用成形金型における成形パンチ構 造にあっては、面取り部形成用環状凸部の先端部に平坦部を形成することで、該 先端部の破損は防止できるようになるが、平坦部を有する分だけ成形パンチの形 状が複雑になって製造コストが高くつくと共に、パンチの面取り部形成用環状凸 部の隅肉角が60°以下では環状凸部の剛性強度が弱くなり、このため、圧粉密 度が高密度となると、粉体側からの加圧反力で面取り部形成用環状凸部に破損を 生じさせ易いという問題点があった。
【0005】 本考案は、上述のような従来の問題点に着目してなされたもので、製造コスト を高めることなしに耐久性を向上させることができる粉末冶金用成形金型におけ る成形パンチを提供することを目的とするものである。
【0006】
上述のような目的を達成するために、本考案の粉末冶金用成形金型における成 形パンチでは、ダイに摺接する周面に対して略直角な先端部の押圧面を備え、該 押圧面の周縁部に面取り部形成用環状凸部が形成されてなる粉末冶金用成形金型 における成形パンチにおいて、前記環状凸部に前記周面に交わる傾斜面を形成し 、該傾斜面と前記周面とのなす隅肉角が60°よりも大きい角度に設定した構成 とした。
【0007】
本考案の粉末冶金用成形金型における成形パンチでは、上述のように、ダイに 摺接する周面と成形パンチにおける面取り部形成用環状凸部の傾斜面とのなす隅 肉角を60°よりも大きな角度に形成することで、環状凸部の剛性強度を高める ことができると共に、加圧圧縮される粉末側からの加圧反力のうち、環状凸部を 水平方向に押し広げる方向の反力を小さく抑えることができるようになり、これ により、成形パンチの耐久性を向上させることができる。
【0008】 また、以上のように、環状凸部の剛性強度を高めることができるため、従来例 のような平坦部の形成を必要とせず、これにより、製造コストを高めることもな い。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。 まず、第1実施例の構成を説明する。
【0010】 図2は、本考案第1実施例の成形パンチを適用した粉末冶金用成形金型を示す 断面図であり、この図に示すように、この実施例適用の金型は、ダイ1と、コア 2と、上パンチ3と、下パンチ4とで構成されている。
【0011】 即ち、前記ダイ1は、環状に形成され、その軸心部には前記コア2が設けられ ている。そして、このコア2は、その下部側に設けられた図外のアクチュエータ により、その軸線方向に昇降自在に設けられていて、その外周面と前記ダイ1の 内周面との間に環状の粉末成形空間fを形成している。
【0012】 この粉末成形空間fには、その上端開口部側から環状の上パンチ3が挿入され 、また、その下端開口部側には環状の下パンチ4が挿入されている。そして、下 パンチ4側は固定ベースに固定状態に設けられ、上パンチ3側は図外のアクチュ エータにより昇降自在に設けられている。
【0013】 次に、図1は図2の要部を示す拡大断面図であり、この図に示すように、前記 粉末成形空間fに挿入された上下両パンチ3,4の対向する先端側には、ダイ1 の内周面とコア2の外周面に摺接する内外両周面3a,3b,4a,4bに対し て直角な平面の押圧面3c,4cが形成されると共に、該押圧面3c,4cの内 周縁部及び外周縁部には、面取り部形成用の環状凸部3d,3e,4d,4eが 形成されている。そして、この各環状凸部3d,3e,4d,4eは、内外両周 面3a,3b,4a,4bに交わる傾斜面aが形成されていて、この傾斜面aと 内外両周面3a,3b,4a,4bとのなす隅肉角θが、60°<θ≦85°の 範囲内で任意の角度に設定されている。
【0014】 尚、図において、5は粉末成形体を示す。
【0015】 次に、実施例の作用について説明する。
【0016】 この実施例適用の成形金型では、上述のように構成されるので、コア2の外周 面とダイ1の内周面との間に形成される環状の粉末成形空間f内に収容された燒 結粉末を、上下両パンチ3,4間で加圧圧縮することにより、その内外周上下両 コーナ部にそれぞれ面取り部5aが形成された所定形状の粉末成形体5を成形す ることができる。
【0017】 そして、上下両パンチ3,4による加圧成形が行なわれる際には、加圧圧縮さ れる粉末側からの加圧反力により、面取り部形成用の環状凸部3d,3e,4d ,4eを水平方向に押し広げる方向の反力が作用するが、隅肉角θが大きいこと から、この水平方向の反力が小さく抑えられ、これにより、環状凸部3d,3e ,4d,4eの破損を防止することができるようになる。
【0018】 以上説明してきたように、この実施例の粉末冶金用成形金型における成形パン チにあっては、環状凸部3d,3e,4d,4eに大きな隅肉角θを付けること で、同部分の剛性強度を高めることができる共に、環状凸部3d,3e,4d, 4eを水平方向に押し広げる方向の反力を小さく抑えることができるため、成形 パンチの耐久性を向上させることができるという特徴を有している。
【0019】 また、従来例のような平坦部の形成を要しないため、形状の簡素化により製造 コストを低減することができるようになるという特徴を有している。
【0020】 次に、図3に示す本考案の第2実施例について説明する。尚、この実施例では 前記第1実施例と同様の構成部分には同一の符号を付けてその説明を省略し、第 1実施例との相違点についてのみ説明する。
【0021】 即ち、この実施例の粉末冶金用成形金型における成形パンチ3は、環状凸部3 eの傾斜面aと押圧面3cとの間に段部を形成し、この段部の押圧面3cからの 立ち上がり面bに、垂直面hに対して12°以上の傾斜角度θ0 を設けたもので ある。
【0022】 この実施例の成形パンチ3にあっては、環状凸部3eに大きな隅肉角θを確保 して剛性強度を高めつつ、面取り部5aの深さを十分に取ることができるように なるという特徴を有している。
【0023】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等 があっても本考案に含まれる。
【0024】
以上説明したように、本考案の粉末冶金用成形金型における成形パンチにあっ ては、ダイに摺接する外周面に対して略直角な先端部の押圧面を備え、該押圧面 の外周に面取り部形成用環状凸部が形成されてなる粉末冶金用成形金型における 成形パンチにおいて、前記環状凸部に前記外周面に交わる傾斜面を形成し、該傾 斜面と前記外周面とのなす隅肉角を60°よりも大きい角度に設定した構成とす ることで、環状凸部の剛性強度を高めることができる共に、環状凸部を水平方向 に押し広げる方向の反力を小さく抑えることができるため、成形パンチの耐久性 を向上させることができるようになるという効果が得られる。
【0025】 また、以上のように剛性強度が高まることから、従来例のような平坦部の形成 を必要とせず、これにより、製造コストを高めることもない。
【図1】本考案第1実施例の成形パンチを適用した粉末
冶金用成形金型の要部を示す拡大断面図である。
冶金用成形金型の要部を示す拡大断面図である。
【図2】本考案第1実施例の成形パンチを適用した粉末
冶金用成形金型を示す断面図である。
冶金用成形金型を示す断面図である。
【図3】本考案第2実施例の成形パンチを適用した粉末
冶金用成形金型の要部を示す拡大断面図である。
冶金用成形金型の要部を示す拡大断面図である。
【図4】従来例の粉末冶金用成形金型の要部を示す拡大
断面図である。
断面図である。
1 ダイ 2 コア 3 上パンチ 4 下パンチ 3a 内周面 3b 外周面 3c 押圧面 3d 環状凸部 3e 環状凸部 4a 内周面 4b 外周面 4c 押圧面 4d 環状凸部 4e 環状凸部 a 傾斜面 θ 隅肉角
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイに摺接する周面に対して略直角な先
端部の押圧面を備え、該押圧面の周縁部に面取り部形成
用環状凸部が形成されてなる粉末冶金用成形金型におけ
る成形パンチにおいて、 前記環状凸部に前記周面に交わる傾斜面を形成し、該傾
斜面と前記周面とのなす隅肉角が60°よりも大きい角
度に設定したことを特徴とする粉末冶金用成形金型にお
ける成形パンチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066873U JP2605766Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粉末冶金用成形金型における成形パンチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066873U JP2605766Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粉末冶金用成形金型における成形パンチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630128U true JPH0630128U (ja) | 1994-04-19 |
| JP2605766Y2 JP2605766Y2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=13328426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992066873U Expired - Fee Related JP2605766Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粉末冶金用成形金型における成形パンチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605766Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009148813A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd | 粉末成形金型とそれで成形した焼結部品 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP1992066873U patent/JP2605766Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2009148813A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd | 粉末成形金型とそれで成形した焼結部品 |
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|---|---|
| JP2605766Y2 (ja) | 2000-08-07 |
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