JPH11132236A - 軸受装置の製造方法と軸受装置及びこれを用いたモータ - Google Patents
軸受装置の製造方法と軸受装置及びこれを用いたモータInfo
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- JPH11132236A JPH11132236A JP9314937A JP31493797A JPH11132236A JP H11132236 A JPH11132236 A JP H11132236A JP 9314937 A JP9314937 A JP 9314937A JP 31493797 A JP31493797 A JP 31493797A JP H11132236 A JPH11132236 A JP H11132236A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報機器,映像・音響機器等に使用されるモ
ータの軸受装置において、機械的精度が高く、信頼性の
面でも有利な軸受装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 モータのシャフトと摺動する内径部2
と、フランジ3とを焼結合金で一体に形成した軸受装置
において、焼結合金の圧粉成型時に前記フランジ3に凹
凸部を設け、再圧加工の際に前記内径部2の成形加工と
同時に、前記フランジ3を平面状の金型により押圧し、
前記凸部を塑性変形させて概略平面状に成形加工するこ
とにより、フランジ3は塑性変形領域で加工されるの
で、精度が安定し機械的精度が高く、さらに前記塑性変
形した部分は、空孔の非常に少ない状態となるため潤滑
油の膨潤,浸透が抑制され、信頼性の優れた軸受装置を
提供することができる。
ータの軸受装置において、機械的精度が高く、信頼性の
面でも有利な軸受装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 モータのシャフトと摺動する内径部2
と、フランジ3とを焼結合金で一体に形成した軸受装置
において、焼結合金の圧粉成型時に前記フランジ3に凹
凸部を設け、再圧加工の際に前記内径部2の成形加工と
同時に、前記フランジ3を平面状の金型により押圧し、
前記凸部を塑性変形させて概略平面状に成形加工するこ
とにより、フランジ3は塑性変形領域で加工されるの
で、精度が安定し機械的精度が高く、さらに前記塑性変
形した部分は、空孔の非常に少ない状態となるため潤滑
油の膨潤,浸透が抑制され、信頼性の優れた軸受装置を
提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器,映像・
音響機器等に使用される軸受装置の製造方法に関するも
のである。
音響機器等に使用される軸受装置の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器,映像・音響機器は、D
VD(デジタルビデオディスク)に代表されるように、
機器の高密度記録化が進むに伴い、これらの機器に使用
される軸受装置についても、より高い機械的精度が要求
されるようになってきている。
VD(デジタルビデオディスク)に代表されるように、
機器の高密度記録化が進むに伴い、これらの機器に使用
される軸受装置についても、より高い機械的精度が要求
されるようになってきている。
【0003】従来の軸受装置としては、実開平7−11
883号公報に記載された、モータの軸受装置が知られ
ている。図6に従来のモータの構造を示す。図6におい
て軸受は、モータ基板5にステータコア6と共にビス7
により固定される構成となっている。
883号公報に記載された、モータの軸受装置が知られ
ている。図6に従来のモータの構造を示す。図6におい
て軸受は、モータ基板5にステータコア6と共にビス7
により固定される構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
構成では特にモータの取付面に対する軸の垂直度(以下
簡略化して軸垂)の確保が難しいという問題点を有して
いた。前記軸垂の悪化原因は、主にモータ基板5の平面
度と、軸受1の単品精度であるが、特に軸受1に焼結含
油軸受を使用した場合、焼結含油軸受は、鉄,銅等の金
属粉末を金型で圧粉成形した後、高温の炉内で焼成処理
し、さらに再圧成形加工をするという工程上、金属粉末
の密度ばらつき、焼成時の歪み等によりどうしても精度
が安定せず、精度確保が難しいという問題点を有してい
た。
構成では特にモータの取付面に対する軸の垂直度(以下
簡略化して軸垂)の確保が難しいという問題点を有して
いた。前記軸垂の悪化原因は、主にモータ基板5の平面
度と、軸受1の単品精度であるが、特に軸受1に焼結含
油軸受を使用した場合、焼結含油軸受は、鉄,銅等の金
属粉末を金型で圧粉成形した後、高温の炉内で焼成処理
し、さらに再圧成形加工をするという工程上、金属粉末
の密度ばらつき、焼成時の歪み等によりどうしても精度
が安定せず、精度確保が難しいという問題点を有してい
た。
【0005】また、焼結含油軸受は、軸受内に含浸され
た潤滑油に対して膨潤性を持つ材料(例えばプラスチッ
ク)あるいは、潤滑油を浸透する材料(例えば焼結部
品)と組み合わせて使用した場合に、潤滑油により周り
の部品が犯されたり、軸受内の潤滑油の量が減少し信頼
性が悪化する等の問題点を有していた。
た潤滑油に対して膨潤性を持つ材料(例えばプラスチッ
ク)あるいは、潤滑油を浸透する材料(例えば焼結部
品)と組み合わせて使用した場合に、潤滑油により周り
の部品が犯されたり、軸受内の潤滑油の量が減少し信頼
性が悪化する等の問題点を有していた。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり機械的精度が高く、信頼性の高い軸受装置
を提供することを目的とする。
るものであり機械的精度が高く、信頼性の高い軸受装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、シャフトと摺動する内径部と、他部品との
合わせ面あるいは組立の際治具で支持面として使用され
る平面部とを有し、前記内径部と前記平面部を焼結合金
で一体に形成した軸受装置の製造方法において、焼結合
金の圧粉成型時に前記平面部に凹凸部を設け、再圧加工
の際に前記内径部の成形加工と同時に、前記平面部を平
面状の金型により押圧し、前記凸部を塑性変形させるこ
とにより、概略平面状に成形加工したものである。
に本発明は、シャフトと摺動する内径部と、他部品との
合わせ面あるいは組立の際治具で支持面として使用され
る平面部とを有し、前記内径部と前記平面部を焼結合金
で一体に形成した軸受装置の製造方法において、焼結合
金の圧粉成型時に前記平面部に凹凸部を設け、再圧加工
の際に前記内径部の成形加工と同時に、前記平面部を平
面状の金型により押圧し、前記凸部を塑性変形させるこ
とにより、概略平面状に成形加工したものである。
【0008】これにより、平面部は塑性変形領域で加工
されるため、精度が安定し機械的精度を高くすることが
できる。さらに前記塑性変形した部分は、空孔の非常に
少ない状態となっているため、軸受内に含浸された潤滑
油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑制され、軸受の
信頼性等の面でも有利な軸受装置を提供することができ
る。
されるため、精度が安定し機械的精度を高くすることが
できる。さらに前記塑性変形した部分は、空孔の非常に
少ない状態となっているため、軸受内に含浸された潤滑
油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑制され、軸受の
信頼性等の面でも有利な軸受装置を提供することができ
る。
【0009】あるいは、シャフトと摺動する内径部と、
他部品との合わせ面あるいは組立の際治具で支持面とし
て使用される平面部とを有し、前記内径部と前記平面部
を焼結合金で一体に形成した軸受装置の製造方法におい
て、前記平面部に凹凸部を設けることにより、軸受内に
含浸された潤滑油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑
制され、信頼性の高い軸受装置を提供することができ
る。
他部品との合わせ面あるいは組立の際治具で支持面とし
て使用される平面部とを有し、前記内径部と前記平面部
を焼結合金で一体に形成した軸受装置の製造方法におい
て、前記平面部に凹凸部を設けることにより、軸受内に
含浸された潤滑油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑
制され、信頼性の高い軸受装置を提供することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、モータのシャフトと摺動する内径部と、他部品との
合わせ面あるいは組立の際治具で支持面として使用され
る平面部とを有し、前記内径部と前記平面部を焼結合金
で一体に形成した軸受装置の製造方法において、焼結合
金の圧粉成型時に前記平面部に凹凸部を設け、再圧加工
の際に前記内径部の成形加工と同時に、前記平面部を平
面状の金型により押圧し、前記凸部を塑性変形させるこ
とにより、概略平面状に成形加工したものであり、平面
部は塑性変形領域で加工されるため、精度が安定し機械
的精度が高く、さらに前記塑性変形した部分は、空孔の
非常に少ない状態となっているため、軸受内に含浸され
た潤滑油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑制され、
軸受の信頼性等の面でも有利な軸受装置を提供すること
ができる。
は、モータのシャフトと摺動する内径部と、他部品との
合わせ面あるいは組立の際治具で支持面として使用され
る平面部とを有し、前記内径部と前記平面部を焼結合金
で一体に形成した軸受装置の製造方法において、焼結合
金の圧粉成型時に前記平面部に凹凸部を設け、再圧加工
の際に前記内径部の成形加工と同時に、前記平面部を平
面状の金型により押圧し、前記凸部を塑性変形させるこ
とにより、概略平面状に成形加工したものであり、平面
部は塑性変形領域で加工されるため、精度が安定し機械
的精度が高く、さらに前記塑性変形した部分は、空孔の
非常に少ない状態となっているため、軸受内に含浸され
た潤滑油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑制され、
軸受の信頼性等の面でも有利な軸受装置を提供すること
ができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、凹凸部は、圧粉
金型の面をローレット加工することにより、軸受本体
に、複数の凹凸を成形したものであり、請求項1の実施
方法の一例を示したものである。
金型の面をローレット加工することにより、軸受本体
に、複数の凹凸を成形したものであり、請求項1の実施
方法の一例を示したものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、凹凸は、圧粉金
型の面を同心円状に刻まれた複数の溝を設けることによ
り、軸受本体に、同心円状の凹凸を成形したものであ
り、請求項1の実施方法のもう一つの例を示したもので
ある。
型の面を同心円状に刻まれた複数の溝を設けることによ
り、軸受本体に、同心円状の凹凸を成形したものであ
り、請求項1の実施方法のもう一つの例を示したもので
ある。
【0013】請求項4に記載の発明は、モータのシャフ
トと摺動する内径部と、他部品との合わせ面あるいは組
立の際治具で支持面として使用される平面部とを有し、
前記内径部と前記平面部を焼結合金で一体に形成した軸
受装置の製造方法において、圧粉金型により前記平面部
に凹凸部を設けたものであり、軸受内に含浸された潤滑
油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑制され、軸受の
信頼性の高い軸受装置の製造方法を提供することができ
る。
トと摺動する内径部と、他部品との合わせ面あるいは組
立の際治具で支持面として使用される平面部とを有し、
前記内径部と前記平面部を焼結合金で一体に形成した軸
受装置の製造方法において、圧粉金型により前記平面部
に凹凸部を設けたものであり、軸受内に含浸された潤滑
油の周りの部品に対する膨潤,浸透が抑制され、軸受の
信頼性の高い軸受装置の製造方法を提供することができ
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、凹凸部は、圧粉
金型の面をローレット加工することにより、軸受本体
に、複数の凹凸を成形したものであり、請求項4の実施
方法の一例を示したものである。
金型の面をローレット加工することにより、軸受本体
に、複数の凹凸を成形したものであり、請求項4の実施
方法の一例を示したものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、凹凸は、圧粉金
型の面を同心円状に刻まれた複数の溝を設けることによ
り、軸受本体に、同心円状の凹凸を成形したものであ
り、請求項4の実施方法のもう一つの例を示したもので
ある。
型の面を同心円状に刻まれた複数の溝を設けることによ
り、軸受本体に、同心円状の凹凸を成形したものであ
り、請求項4の実施方法のもう一つの例を示したもので
ある。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
いずれか1項に記載の軸受装置の製造方法による軸受装
置で、軸受装置の精度,信頼性を向上できる。
いずれか1項に記載の軸受装置の製造方法による軸受装
置で、軸受装置の精度,信頼性を向上できる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
軸受装置を具備したことを特徴とするモータで、モータ
の精度(特に軸垂)及び信頼性を向上できる。
軸受装置を具備したことを特徴とするモータで、モータ
の精度(特に軸垂)及び信頼性を向上できる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0019】(実施例1)図1(a)は圧粉成形後、焼
成処理された軸受1を示している。
成処理された軸受1を示している。
【0020】図1(a)において軸受1には、モータの
シャフトと摺動する内径部2と、モータに組み立てる際
モータ基板との合わせ面となるフランジ3が一体に形成
されており、さらに合わせ面の部分には、複数の突起4
が形成され、これら全体が鉄,銅等の金属粉末を金型で
圧粉成形されて構成している。ここで前記突起4は、軸
受1を圧粉成形する金型の面に縦横に鋭角の切り込みを
施したいわゆるローレット加工を施すことにより、この
形状を軸受本体に転写し形成されている。
シャフトと摺動する内径部2と、モータに組み立てる際
モータ基板との合わせ面となるフランジ3が一体に形成
されており、さらに合わせ面の部分には、複数の突起4
が形成され、これら全体が鉄,銅等の金属粉末を金型で
圧粉成形されて構成している。ここで前記突起4は、軸
受1を圧粉成形する金型の面に縦横に鋭角の切り込みを
施したいわゆるローレット加工を施すことにより、この
形状を軸受本体に転写し形成されている。
【0021】図1(b)は、再圧加工された後の軸受1
を示している。図1(b)において軸受1の内径部2
は、焼成後の内径部2の内径より一回り大きな軸を圧入
することにより内径を塑性変形させ一回り大きな内径に
加工され、同時にフランジ3は平面の金型により押圧す
ることにより、突起4を塑性変形させ概略平面状に加工
される。これにより、内径部2に対するフランジ3の垂
直度を確保する構成となっている。
を示している。図1(b)において軸受1の内径部2
は、焼成後の内径部2の内径より一回り大きな軸を圧入
することにより内径を塑性変形させ一回り大きな内径に
加工され、同時にフランジ3は平面の金型により押圧す
ることにより、突起4を塑性変形させ概略平面状に加工
される。これにより、内径部2に対するフランジ3の垂
直度を確保する構成となっている。
【0022】再圧加工された後の軸受1には、真空含浸
等で潤滑油が含浸され、モータに組立てた際、この潤滑
油が回転するシャフトとの間に供給されることにより良
好な潤滑状態が確保される。
等で潤滑油が含浸され、モータに組立てた際、この潤滑
油が回転するシャフトとの間に供給されることにより良
好な潤滑状態が確保される。
【0023】以下はこの軸受装置が機械的精度が高くな
る理由について図を用いて説明する。
る理由について図を用いて説明する。
【0024】図2(a)は圧粉成形後、焼成処理された
フランジ3の断面、図2(b)は再圧加工後のフランジ
3の断面を模式的に表した図である。
フランジ3の断面、図2(b)は再圧加工後のフランジ
3の断面を模式的に表した図である。
【0025】図2(a)において、フランジ3表面に
は、圧粉成形金型の面をローレット加工することによ
り、この形状をフランジ3表面に転写し、複数の凹凸が
形成されている。図は、材質の密度ばらつき,焼成時の
歪み等によりフランジ3が内径部2に対して若干傾いて
いる状態を示している。
は、圧粉成形金型の面をローレット加工することによ
り、この形状をフランジ3表面に転写し、複数の凹凸が
形成されている。図は、材質の密度ばらつき,焼成時の
歪み等によりフランジ3が内径部2に対して若干傾いて
いる状態を示している。
【0026】図2(b)において、フランジ3表面は凹
凸部が押しつぶされ、つぶれた面は、ほぼ平坦に加工さ
れる。平面の金型により押圧する際、凸部は点接触に近
い状態で押圧されるため、接触面付近は、きわめて高い
応力が発生し、塑性変形を起こす。また上記凸部が塑性
変形した部分は、他の部分より密度が高くなると同時
に、凹部側に逃げる形で変形する。この際フランジ3表
面の応力は、材質の降伏応力を越える部分が多いため、
スプリングバックが少なく、より金型形状に近い形状に
成形することが可能となる。従って、再圧金型の精度が
確保されてさえいれば、圧粉,焼成時のフランジ3の内
径部2に対する傾きを修正し、高い機械的精度を得るこ
とができる。
凸部が押しつぶされ、つぶれた面は、ほぼ平坦に加工さ
れる。平面の金型により押圧する際、凸部は点接触に近
い状態で押圧されるため、接触面付近は、きわめて高い
応力が発生し、塑性変形を起こす。また上記凸部が塑性
変形した部分は、他の部分より密度が高くなると同時
に、凹部側に逃げる形で変形する。この際フランジ3表
面の応力は、材質の降伏応力を越える部分が多いため、
スプリングバックが少なく、より金型形状に近い形状に
成形することが可能となる。従って、再圧金型の精度が
確保されてさえいれば、圧粉,焼成時のフランジ3の内
径部2に対する傾きを修正し、高い機械的精度を得るこ
とができる。
【0027】さらに、上記凸部が塑性変形した部分は、
材質の密度が高まり空孔の非常に少ない状態となってい
る。このため、この軸受1を潤滑油に対して膨潤性を持
つ材料(例えばプラスチック)あるいは、潤滑油を浸透
する材料(例えば焼結部品)と組み合わせて使用した場
合に、潤滑油の膨潤,浸透が抑制され、信頼性等の面で
も有利となる。
材質の密度が高まり空孔の非常に少ない状態となってい
る。このため、この軸受1を潤滑油に対して膨潤性を持
つ材料(例えばプラスチック)あるいは、潤滑油を浸透
する材料(例えば焼結部品)と組み合わせて使用した場
合に、潤滑油の膨潤,浸透が抑制され、信頼性等の面で
も有利となる。
【0028】以上の理由により、本発明によれば機械的
精度が高く、信頼性等の面でも有利な軸受装置を提供す
ることができる。
精度が高く、信頼性等の面でも有利な軸受装置を提供す
ることができる。
【0029】なお、上記の説明では、金型の面をローレ
ット加工することにより、平面部に複数の凹凸を設けた
が、図3に示すように金型に同心円状の溝を刻み、軸受
本体に、同心円状の凹凸の突起41を成形した場合につ
いても同様に実施可能である。
ット加工することにより、平面部に複数の凹凸を設けた
が、図3に示すように金型に同心円状の溝を刻み、軸受
本体に、同心円状の凹凸の突起41を成形した場合につ
いても同様に実施可能である。
【0030】図3(a)は圧粉成形後焼成処理されたフ
ランジ部であり、図3(b)は凹凸部を再圧加工後のフ
ランジ部である。
ランジ部であり、図3(b)は凹凸部を再圧加工後のフ
ランジ部である。
【0031】(実施例2)図4は本実施例の軸受1を示
している。
している。
【0032】図4において軸受1には、モータのシャフ
トと摺動する内径部2と、モータに組み立てる際モータ
基板5との合わせ面となるフランジ3が一体に形成され
ており、さらに合わせ面の部分には、複数の同心円状の
突起4が軸受1を圧粉成形する金型の面に同心円状の凹
凸を形成することにより、この形状を軸受1本体に転写
し形成されている。
トと摺動する内径部2と、モータに組み立てる際モータ
基板5との合わせ面となるフランジ3が一体に形成され
ており、さらに合わせ面の部分には、複数の同心円状の
突起4が軸受1を圧粉成形する金型の面に同心円状の凹
凸を形成することにより、この形状を軸受1本体に転写
し形成されている。
【0033】図5は、上記の軸受1をモータに組み込ん
だ状態を示している。図5において軸受1は鉄板に樹脂
製の回路基板を一体に固定したモータ基板5にカシメ固
定されている。軸受のフランジ3は、モータ基板5に直
接接した構成となっており、このときフランジ3には凹
凸が形成されているために、フランジ3を平面にした場
合よりも、接触面積が小さい状態となっている。このた
め、潤滑油がモータ基板5を膨潤しモータ基板5が変形
したり、軸受1内の潤滑油の量が減少したりするのを抑
制し、軸受の信頼性等の面で有利となる。
だ状態を示している。図5において軸受1は鉄板に樹脂
製の回路基板を一体に固定したモータ基板5にカシメ固
定されている。軸受のフランジ3は、モータ基板5に直
接接した構成となっており、このときフランジ3には凹
凸が形成されているために、フランジ3を平面にした場
合よりも、接触面積が小さい状態となっている。このた
め、潤滑油がモータ基板5を膨潤しモータ基板5が変形
したり、軸受1内の潤滑油の量が減少したりするのを抑
制し、軸受の信頼性等の面で有利となる。
【0034】上記実施例は、フランジ面には同心円状の
凹凸を形成したが、ローレット形状としても同様の効果
が得られる。
凹凸を形成したが、ローレット形状としても同様の効果
が得られる。
【0035】
【発明の効果】上記実施例の記載から明らかなように、
請求項1から請求項3記載の発明によれば、平面部は再
圧加工時に塑性変形領域で加工されるため、精度が安定
し機械的精度の高い軸受装置の製造方法を提供すること
ができる。さらに前記塑性変形した部分は、材質の密度
が高まり空孔の非常に少ない状態となっているため潤滑
油の膨潤,浸透が抑制され、軸受の信頼性等の面でも有
利な軸受装置の製造方法を提供することができる。
請求項1から請求項3記載の発明によれば、平面部は再
圧加工時に塑性変形領域で加工されるため、精度が安定
し機械的精度の高い軸受装置の製造方法を提供すること
ができる。さらに前記塑性変形した部分は、材質の密度
が高まり空孔の非常に少ない状態となっているため潤滑
油の膨潤,浸透が抑制され、軸受の信頼性等の面でも有
利な軸受装置の製造方法を提供することができる。
【0036】また、請求項4から請求項6記載の発明に
よれば、接触面積が小さくなるために潤滑油の膨潤,浸
透が抑制され、軸受の信頼性等の面で有利な軸受装置の
製造方法を提供することができる。
よれば、接触面積が小さくなるために潤滑油の膨潤,浸
透が抑制され、軸受の信頼性等の面で有利な軸受装置の
製造方法を提供することができる。
【0037】また、請求項1から請求項6記載の製造方
法による軸受装置及びこの軸受装置を組み込んだモータ
において、精度及び信頼性が向上することは言うまでも
ない。
法による軸受装置及びこの軸受装置を組み込んだモータ
において、精度及び信頼性が向上することは言うまでも
ない。
【図1】(a)本発明の実施例1による軸受装置を示す
半断面斜視図(b)本発明の実施例1による圧粉成形後
の軸受装置を示す半断面斜視図
半断面斜視図(b)本発明の実施例1による圧粉成形後
の軸受装置を示す半断面斜視図
【図2】(a)本発明の実施例1による軸受フランジ面
の断面図(b)本発明の実施例1による再圧加工後の軸
受フランジ面の断面図
の断面図(b)本発明の実施例1による再圧加工後の軸
受フランジ面の断面図
【図3】(a)本発明の実施例1による軸受装置を示す
半断面斜視図(b)本発明の実施例1による再圧加工後
の軸受装置を示す半断面斜視図
半断面斜視図(b)本発明の実施例1による再圧加工後
の軸受装置を示す半断面斜視図
【図4】本発明の実施例2による軸受装置を示す半断面
斜視図
斜視図
【図5】本発明の実施例2によるモータの断面図
【図6】従来のモータの断面図
1 軸受 2 内径部 3 フランジ 4,41 突起 5 モータ基板 6 ステータコア 7 ビス
Claims (8)
- 【請求項1】シャフトと摺動する内径部と、前記内径部
とほぼ垂直に交差する平面部とを有し、前記内径部と前
記平面部を焼結合金で一体に形成した軸受装置の製造方
法において、焼結合金の圧粉成型時に前記平面部に凹凸
部を設け、再圧加工の際に前記内径部の成形加工と同時
に、前記平面部を平面状の金型により押圧し、前記凸部
を塑性変形させることにより、概略平面状に成形加工し
た軸受装置の製造方法。 - 【請求項2】凹凸部は、圧粉金型の面をローレット加工
することにより、軸受本体に、複数の凹凸を成形した請
求項1記載の軸受装置の製造方法。 - 【請求項3】凹凸は、圧粉金型の面に同心円状に刻まれ
た複数の溝を設けることにより、軸受本体に、同心円状
の凹凸を成形した請求項1記載の軸受装置の製造方法。 - 【請求項4】シャフトと摺動する内径部と、前記内径部
とほぼ垂直に交差する平面部とを有し、前記内径部と前
記平面部を焼結合金で一体に形成した軸受装置の製造方
法において、前記平面部に圧粉金型により凹凸部を設け
た軸受装置の製造方法。 - 【請求項5】凹凸部は、圧粉金型の面をローレット加工
することにより、軸受本体に、複数の凹凸を成形した請
求項4記載の軸受装置の製造方法。 - 【請求項6】凹凸は、圧粉金型の面に同心円状に刻まれ
た複数の溝を設けることにより、軸受本体に、同心円状
の凹凸を成形した請求項4記載の軸受装置の製造方法。 - 【請求項7】請求項1から6いずれか1項に記載の軸受
装置の製造方法による軸受装置。 - 【請求項8】請求項7記載の軸受装置を具備したことを
特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9314937A JPH11132236A (ja) | 1997-08-29 | 1997-11-17 | 軸受装置の製造方法と軸受装置及びこれを用いたモータ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-234332 | 1997-08-29 | ||
| JP23433297 | 1997-08-29 | ||
| JP9314937A JPH11132236A (ja) | 1997-08-29 | 1997-11-17 | 軸受装置の製造方法と軸受装置及びこれを用いたモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11132236A true JPH11132236A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=26531507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9314937A Pending JPH11132236A (ja) | 1997-08-29 | 1997-11-17 | 軸受装置の製造方法と軸受装置及びこれを用いたモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11132236A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011502209A (ja) * | 2007-06-13 | 2011-01-20 | ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー | 金属粉末部品の公差改善 |
| KR20160092823A (ko) * | 2015-01-28 | 2016-08-05 | 동아전장주식회사 | 스텝모터의 액추에이터 |
| CN111386403A (zh) * | 2017-09-26 | 2020-07-07 | 圣戈班性能塑料帕姆普斯有限公司 | 轴承套管和铰链组件 |
| US11873861B2 (en) | 2019-12-06 | 2024-01-16 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Flanged bearing, assembly, and method of making and using the same |
| US11994163B2 (en) | 2021-07-02 | 2024-05-28 | Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh | Flanged bearing, assembly, and method of making and using the same |
| US12247618B2 (en) | 2021-12-21 | 2025-03-11 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Electrically conductive bearing with rib and method of making and using the same |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP9314937A patent/JPH11132236A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011502209A (ja) * | 2007-06-13 | 2011-01-20 | ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー | 金属粉末部品の公差改善 |
| KR20160092823A (ko) * | 2015-01-28 | 2016-08-05 | 동아전장주식회사 | 스텝모터의 액추에이터 |
| CN111386403A (zh) * | 2017-09-26 | 2020-07-07 | 圣戈班性能塑料帕姆普斯有限公司 | 轴承套管和铰链组件 |
| US11873861B2 (en) | 2019-12-06 | 2024-01-16 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Flanged bearing, assembly, and method of making and using the same |
| US11994163B2 (en) | 2021-07-02 | 2024-05-28 | Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh | Flanged bearing, assembly, and method of making and using the same |
| US12247618B2 (en) | 2021-12-21 | 2025-03-11 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Electrically conductive bearing with rib and method of making and using the same |
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