JPH06304604A - 幅方向の均質性に優れた鋼板の制御圧延法 - Google Patents
幅方向の均質性に優れた鋼板の制御圧延法Info
- Publication number
- JPH06304604A JPH06304604A JP9458193A JP9458193A JPH06304604A JP H06304604 A JPH06304604 A JP H06304604A JP 9458193 A JP9458193 A JP 9458193A JP 9458193 A JP9458193 A JP 9458193A JP H06304604 A JPH06304604 A JP H06304604A
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- steel sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚板の圧延中の幅両端部の過冷却による鋼板
幅両端部の板厚偏差、材質偏差を改善するものである。 【構成】 圧延材を幅出し圧延パスを含む鋼板の熱間で
の制御圧延において、幅出し圧延完了パスにて、鋼板幅
両端部の板厚を鋼板中央部より厚く残して圧延すること
により、鋼板幅両端部に生じる板厚偏差並びに材質偏差
を低減することを特徴とする鋼板の圧延法。
幅両端部の板厚偏差、材質偏差を改善するものである。 【構成】 圧延材を幅出し圧延パスを含む鋼板の熱間で
の制御圧延において、幅出し圧延完了パスにて、鋼板幅
両端部の板厚を鋼板中央部より厚く残して圧延すること
により、鋼板幅両端部に生じる板厚偏差並びに材質偏差
を低減することを特徴とする鋼板の圧延法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幅出し圧延を含む厚板
の制御圧延法に関するものである。
の制御圧延法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の厚板における熱間での制御圧延の
フローを図4に示す。圧延材を幅出し圧延開始厚まで、
長手方向に圧延する調厚圧延後、90°回転して、幅方
向に圧延する幅出しを行い、さらに90°回転して、制
御圧延開始厚まで、長手方向に圧延する移送圧延を行
う。制御圧延においては、制御圧延開始温度まで温度待
ちをした後、製品板厚まで制御圧延を行う。
フローを図4に示す。圧延材を幅出し圧延開始厚まで、
長手方向に圧延する調厚圧延後、90°回転して、幅方
向に圧延する幅出しを行い、さらに90°回転して、制
御圧延開始厚まで、長手方向に圧延する移送圧延を行
う。制御圧延においては、制御圧延開始温度まで温度待
ちをした後、製品板厚まで制御圧延を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】幅出し圧延終了後、制
御圧延開始直前パスにて鋼板の幅方向板厚を一様とする
と、制御圧延に際して、必要な温度待ち中に鋼板幅両端
部に過冷却が生じる。鋼板幅両端の過冷却は、制御(仕
上)圧延段階において、鋼板幅両端に生じる板厚偏差、
材質偏差及び幅方向応力、横曲がり量の原因となるとい
う問題がある。
御圧延開始直前パスにて鋼板の幅方向板厚を一様とする
と、制御圧延に際して、必要な温度待ち中に鋼板幅両端
部に過冷却が生じる。鋼板幅両端の過冷却は、制御(仕
上)圧延段階において、鋼板幅両端に生じる板厚偏差、
材質偏差及び幅方向応力、横曲がり量の原因となるとい
う問題がある。
【0004】板厚偏差の改善策としては、特開昭61−
33703号公報に開示されているような、圧延機にロ
ードセルと圧延材の移動量検出器を設け、かみ込みから
かみ放しまでの圧延荷重を一定時間毎に検出し、その値
から板厚偏差を算出し、その結果を次の圧延のロール開
度に反映する厚板圧延方法がある。しかし、この方法に
よっても、板厚偏差の改善はなされたにしても、材質偏
差の問題は、何ら解決されない。
33703号公報に開示されているような、圧延機にロ
ードセルと圧延材の移動量検出器を設け、かみ込みから
かみ放しまでの圧延荷重を一定時間毎に検出し、その値
から板厚偏差を算出し、その結果を次の圧延のロール開
度に反映する厚板圧延方法がある。しかし、この方法に
よっても、板厚偏差の改善はなされたにしても、材質偏
差の問題は、何ら解決されない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明法は、前記問題点
を有利に解決するものであり、その主旨は、幅出し圧延
を含む鋼板の熱間での制御圧延において、幅出し圧延完
了パスにて、鋼板幅両端部の板厚を鋼板中央部より厚く
残して圧延することにより、制御圧延に際して必要な温
度待ち中に生じる鋼板幅両端部の過冷却を低減し、鋼板
幅両端部に生じる板厚偏差、材質偏差並びに、幅方向応
力(横曲がり量)を低減することを特徴とする鋼板の制
御圧延法である。
を有利に解決するものであり、その主旨は、幅出し圧延
を含む鋼板の熱間での制御圧延において、幅出し圧延完
了パスにて、鋼板幅両端部の板厚を鋼板中央部より厚く
残して圧延することにより、制御圧延に際して必要な温
度待ち中に生じる鋼板幅両端部の過冷却を低減し、鋼板
幅両端部に生じる板厚偏差、材質偏差並びに、幅方向応
力(横曲がり量)を低減することを特徴とする鋼板の制
御圧延法である。
【0006】本発明法における、厚板材の熱間での制御
圧延のフローを図1に示す。圧延材を幅出し圧延開始厚
まで長手方向に圧延する調厚圧延後、90°回転して、
幅方向に圧延する幅出し圧延を行い、さらに90°回転
する。
圧延のフローを図1に示す。圧延材を幅出し圧延開始厚
まで長手方向に圧延する調厚圧延後、90°回転して、
幅方向に圧延する幅出し圧延を行い、さらに90°回転
する。
【0007】幅出し圧延完了パスにおいて、鋼板幅両端
部の板厚を鋼板中央部より厚く残して圧延を行った後の
鋼板形状を図2(A)に示す。図2(A)において、鋼
板幅両端部の板厚をH1 、鋼板中央部の板厚をH2 、鋼
板幅両端部の板厚を厚く残した部位の幅をW1 ,W2 と
する。制御(圧延)終了後の鋼板形状を図2(B)に示
す。図2(B)において、鋼板幅両端の鋼板温度が鋼板
中央部より著しく低下した部位の幅をW1 ′,W2 ′と
する。
部の板厚を鋼板中央部より厚く残して圧延を行った後の
鋼板形状を図2(A)に示す。図2(A)において、鋼
板幅両端部の板厚をH1 、鋼板中央部の板厚をH2 、鋼
板幅両端部の板厚を厚く残した部位の幅をW1 ,W2 と
する。制御(圧延)終了後の鋼板形状を図2(B)に示
す。図2(B)において、鋼板幅両端の鋼板温度が鋼板
中央部より著しく低下した部位の幅をW1 ′,W2 ′と
する。
【0008】ここで、W1 及びW2 は、鋼板サイズ及び
前工程までの温度履歴から経験的に決定する。あるいは
同一サイズ、同一工程の鋼板が連続して圧延される場合
には、先行して圧延された鋼板の長手方向温度分布実績
により、以降の鋼板のW1 ,W2 を決定する。
前工程までの温度履歴から経験的に決定する。あるいは
同一サイズ、同一工程の鋼板が連続して圧延される場合
には、先行して圧延された鋼板の長手方向温度分布実績
により、以降の鋼板のW1 ,W2 を決定する。
【0009】このとき、図2(A)におけるW1 ,W2
を(1)式に従って決定する。 W1 =W1 ′×α W2 =W2 ′×α W1 ,W2 制御(仕上)圧延開始直前幅両端板厚大
の部位幅 W1 ′,W2 ′制御(仕上)圧延終了後幅両端鋼板温度
落ち部位幅 α 制御(仕上)圧延時幅拡がり量補正係数 図2における鋼板先尾端板厚H1 と鋼板中央部板厚H2
の差を△Hとする。 △H=H1 −H2 …………………………………………(2)
を(1)式に従って決定する。 W1 =W1 ′×α W2 =W2 ′×α W1 ,W2 制御(仕上)圧延開始直前幅両端板厚大
の部位幅 W1 ′,W2 ′制御(仕上)圧延終了後幅両端鋼板温度
落ち部位幅 α 制御(仕上)圧延時幅拡がり量補正係数 図2における鋼板先尾端板厚H1 と鋼板中央部板厚H2
の差を△Hとする。 △H=H1 −H2 …………………………………………(2)
【0010】図3に板厚差△Hと、図2(A)の形状に
圧延してから、制御圧延開始するまでの空冷において、
鋼板両端部の板厚を厚く残した部位と、鋼板中央部の温
度降下低減量の関係を示す。図3より△Hが大きい程、
鋼板幅両端部の温度降下低減の効果が大きことがわか
る。又、H<5mmの場合、温度降下の低減量は10℃以
下となり、十分な温度降下低減効果が期待できない。
圧延してから、制御圧延開始するまでの空冷において、
鋼板両端部の板厚を厚く残した部位と、鋼板中央部の温
度降下低減量の関係を示す。図3より△Hが大きい程、
鋼板幅両端部の温度降下低減の効果が大きことがわか
る。又、H<5mmの場合、温度降下の低減量は10℃以
下となり、十分な温度降下低減効果が期待できない。
【0011】又、圧延工程能力から決定される最大可能
圧下量から△H≦40mmとなる。以上のことより△Hの
範囲は、 5≦△H≦40mm である。
圧下量から△H≦40mmとなる。以上のことより△Hの
範囲は、 5≦△H≦40mm である。
【0012】
【実施例】下記表1に示す圧延材を用いて、本発明法に
より圧延を行った結果を図5、図6および図7に示す。
より圧延を行った結果を図5、図6および図7に示す。
【0013】
【表1】
【0014】図5に鋼板幅両端過冷却の低減効果を示
す。従来圧延法では、鋼板両端と鋼板中央部には、約3
0℃の温度差が生じていたが、本発明法では、温度差は
約10℃に低減された。
す。従来圧延法では、鋼板両端と鋼板中央部には、約3
0℃の温度差が生じていたが、本発明法では、温度差は
約10℃に低減された。
【0015】図6に鋼板幅両端材質偏差の低減効果を示
す。従来圧延法では、鋼板幅両端と鋼板中央部にはY.
P.で約7〜8kgf/mmの強度差が生じたが、本発明法で
は、強度差は約2〜3kgf/mmに低減された。
す。従来圧延法では、鋼板幅両端と鋼板中央部にはY.
P.で約7〜8kgf/mmの強度差が生じたが、本発明法で
は、強度差は約2〜3kgf/mmに低減された。
【0016】図7に鋼板横曲がり量の低減効果を示す。
従来圧延法では、圧延総数に対して約10%の鋼板に単
位長さ当り±7mm超の横曲がりが発生していたが、本発
明法では、単位長さ当り±7mm超の横曲がりの発生は、
圧延総数の1%以下に低減された。
従来圧延法では、圧延総数に対して約10%の鋼板に単
位長さ当り±7mm超の横曲がりが発生していたが、本発
明法では、単位長さ当り±7mm超の横曲がりの発生は、
圧延総数の1%以下に低減された。
【0017】
【発明の効果】幅出し圧延を含む、鋼板の熱間での制御
圧延において、幅出し圧延完了パスにて、鋼板幅両端部
の板厚を鋼板中央部より厚く残して圧延することによ
り、制御圧延に際して必要な温度待ち中に生じる鋼板幅
両端部の過冷却を低減し、鋼板の幅両端に生じる温度偏
差、材質偏差並びに鋼板横曲がり量(幅方向応力)を低
減できた。
圧延において、幅出し圧延完了パスにて、鋼板幅両端部
の板厚を鋼板中央部より厚く残して圧延することによ
り、制御圧延に際して必要な温度待ち中に生じる鋼板幅
両端部の過冷却を低減し、鋼板の幅両端に生じる温度偏
差、材質偏差並びに鋼板横曲がり量(幅方向応力)を低
減できた。
【図1】本発明における厚板材制御圧延のフロー図。
【図2】(A)が本発明の幅両端部を厚く残した鋼板の
図、(B)が(A)の鋼板を圧延した後の鋼板の図。
図、(B)が(A)の鋼板を圧延した後の鋼板の図。
【図3】鋼板の中央部と幅両端部との板厚差と幅両端部
の温度降下低減量を表した図。
の温度降下低減量を表した図。
【図4】従来の厚板材制御圧延のフロー図。
【図5】本発明と従来法における、鋼板の幅方向の温度
の分布を表した図である。
の分布を表した図である。
【図6】本発明と従来法における、鋼板の幅方向の強度
の分布を表した図である。
の分布を表した図である。
【図7】本発明と従来法における、鋼板の幅方向横曲が
り量のスラブ本数分布を表した図である。
り量のスラブ本数分布を表した図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 幅出し圧延を含む、鋼板の熱間での制御
圧延において、幅出し圧延完了パスにて、鋼板幅両端部
の板厚を鋼板中央部より厚く残して圧延することによ
り、制御圧延に際して必要な温度待ち中に生じる鋼板幅
両端部に生じる板厚偏差、材質偏差並びに横曲がり量
(幅方向応力)を低減することを特徴とする鋼板の制御
圧延法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9458193A JPH06304604A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 幅方向の均質性に優れた鋼板の制御圧延法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9458193A JPH06304604A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 幅方向の均質性に優れた鋼板の制御圧延法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304604A true JPH06304604A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14114249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9458193A Withdrawn JPH06304604A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 幅方向の均質性に優れた鋼板の制御圧延法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06304604A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103302094A (zh) * | 2013-06-08 | 2013-09-18 | 东北大学 | 一种横向楔形轧制变厚度钢板的生产方法 |
| CN113020264A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-06-25 | 太原理工大学 | 一种形成交织结合界面的金属复合板轧制方法 |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP9458193A patent/JPH06304604A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103302094A (zh) * | 2013-06-08 | 2013-09-18 | 东北大学 | 一种横向楔形轧制变厚度钢板的生产方法 |
| CN103302094B (zh) * | 2013-06-08 | 2015-04-15 | 东北大学 | 一种横向楔形轧制变厚度钢板的生产方法 |
| CN113020264A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-06-25 | 太原理工大学 | 一种形成交织结合界面的金属复合板轧制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |