JPH06306035A - アフィディコラン誘導体 - Google Patents

アフィディコラン誘導体

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JPH06306035A
JPH06306035A JP5119147A JP11914793A JPH06306035A JP H06306035 A JPH06306035 A JP H06306035A JP 5119147 A JP5119147 A JP 5119147A JP 11914793 A JP11914793 A JP 11914793A JP H06306035 A JPH06306035 A JP H06306035A
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JP
Japan
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ethoxy
chloroform
methanol
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Application number
JP5119147A
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English (en)
Inventor
Tokiyuki Hiramitsu
時幸 平光
Isanori Suzuki
功徳 鈴木
Atsushi Mori
敦史 毛利
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 3α,18-ジヒドロキシ-16β,17-エポキシアフ
ィディコランに2-クロロエタノールを反応させて、16β
-(2-クロロエトキシ)誘導体とし、これに2,2-ジメトキ
シプロパンを反応させた後、フタルイミドカリウムおよ
びヒドラジン・1水和物を順次反応させて16β-(2-アミ
ノエトキシ)基とし、安息香酸、2-メルカプト安息香
酸、ニコチン酸、トランス-けい皮酸などを反応させた
後保護基を脱離させ、一般式 (ここで、Rはアリール基、ピリジル基またはアリール
置換アルケニル基である)で表わされる16β-[2-(アシ
ルアミノ)エトキシ]-3α,17,18-トリヒドロキシアフィ
ディコランを得る。 【効果】 抗腫瘍作用を有しており、その作用は化学構
造にも依存するが、一般には濃度0.78〜3.13μg/mlの範
囲内で、試験管内でのマウス腫瘍細胞YAC−1の増殖
を完全に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アフィディコラン誘導
体に関する。更に詳しくは、抗腫瘍作用を有する新規な
アフィディコラン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】代表的なアフィディコラン誘導体である
アフィディコリンは、かびの一種である Verticillium
lecanii より得られる抗ウィルス剤として発見され、テ
トラサイクリックジテルペンテトラオールの構造を有す
る水難溶性物質であり、真核細胞由来DNAポリメラーゼ
αおよびδ型に高い特異的阻害作用を示すことから、こ
の酵素の型の判別に用いられており、特殊なウィルスを
除き、原核細胞由来のDNAポリメラーゼには無効であ
り、主としてDNAの複製、修復機序の解析などに利用さ
れている。また、抗腫瘍作用、抗ウィルス作用、植物種
子生長抑制作用を有することも知られており、こうした
用途への利用も図られている。
【0003】また、近年では、アフィディコリンの抗腫
瘍活性に注目し、種々の誘導体も合成されている(特開
昭59-88438号公報、同61-83138号公報、同62-155232号
公報、同62-155239号公報、Nucleic Acid Research 第1
7巻第6339〜6348頁、1989年、J.Chem.Soc.,Perkin T
rans.I 第41〜46頁、1992年など)。特に、プロドラッ
グとして合成された水溶性のエステル誘導体であるアフ
ィディコリン-17-グリシネートについては、臨床試験が
進められており、血中でアフィディコリンを生成して、
抗腫瘍活性を示すことが期待され、最近では最適な臨床
試験方法についても提案されている(J.of Pharm.Sc
i.第78巻第5号第399〜401頁、1989年およびJ.of the
National Cancer Institute 第83巻、第16号、1991年8
月21日)。
【0004】ところで、アフィディコリンのDNAポリメ
ラーゼα阻害作用に関する構造活性を論じた報告があ
り、アフィディコリンに含まれる4個の水酸基の必要性
ならびに立体配置的意義についても種々論ぜられてお
り、16β-位の水酸基はDNAポリメラーゼα阻害作用発現
に対する寄与は小さいと推測されている(Chem.Pharm.
Bull.第35巻第4号第1641〜1644頁、1987年)。
【0005】しかるに、16β-位水酸基のみを他の官能
基で置換したアフィディコラン誘導体は殆んど報告され
ておらず、水酸基の保護を目的として導入された16β-
メトキシメトキシ誘導体が知られているだけであり、16
β-位置換基の役割については明確ではない。このよう
に、16β-位に水酸基以外の官能基を有するアフィディ
コラン誘導体ならびにその生物活性に関しては、未開発
の分野ということができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、16β
-位にアミド結合を有するアフィディコラン誘導体を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により、次の一般
式で表わされる16β-[2-(アシルアミノ)エトキシ]-3α,
17,18-トリヒドロキシアフィディコランが提供される。
【化2】 (ここで、Rはアリール基、ピリジル基またはアリール置
換アルケニル基である)
【0008】かかる新規化合物は、3α,18-ジヒドロキ
シ-16β,17-エポキシアフィディコランを出発原料とし
て、次のような一連の工程を経て製造される。
【0009】(1)3α,18-ジヒドロキシ-16β,17-エポキ
シアフィディコランに2-ハロゲノエタノールを反応させ
て、16β-(2-ハロゲノエトキシ)-3α,17,18-トリヒドロ
キシアフィディコラン
【化3】 (X:ハロゲン原子)を得る これら両者間の反応は、溶媒を兼ねて2-クロロエタノー
ル、2-ブロモエタノールなどを大過剰に用い、触媒量の
酸性物質の存在下で約0〜100℃、好ましくは約10〜30℃
の反応温度で行われる。この際、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどの反応条件下では前者のエポキシ基と反
応しない溶媒で希釈させて反応させることもできる。触
媒として用いられる酸性物質としては、例えばp-トルエ
ンスルホン酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸、塩酸、
硫酸などの無機酸、テトラシアノエチレンなどのπ酸な
どが挙げられる。
【0010】(2)16β-(2-ハロゲノエトキシ)-3α,17,18
-トリヒドロキシアフィディコランに2,2-ジメトキシプ
ロパンを反応させ、16β-(2-ハロゲノエトキシ)-17-ヒ
ドロキシ-3α,18-イソプロピリデンジオキシアフィディ
コラン
【化4】 (ここで、R1=H,R2=ハロゲン)を得る これら両者間の反応は、原料アフィディコラン化合物を
アセトンなどの反応を妨害しない溶媒中にけん濁または
溶解させ、そこに原料化合物に対して約2〜100倍モル量
の2,2-ジメトキシプロパンおよび触媒量の前記(1)で用
いられたような酸性物質触媒を添加し、約-5〜40℃、好
ましくは約0〜20℃で反応させることにより行われる。
【0011】(3)16β-(2-ハロゲノエトキシ)-17-ヒドロ
キシ-3α,18-イソプロピリデンジオキシアフィディコラ
ンに、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン、フタルイミドカリウム
を順次反応させて、3α,18-イソプロピリデンジオキシ-
16β-[2-(フタルイミド)エトキシ]-17-(テトラヒドロピ
ラン-2-イルオキシ)アフィディコラン
【化5】 (ここで、R1=テトラヒドロピラン-2-イル基,R2=フタ
ルイミド基)を得た後、ヒドラジン・1水和物と反応さ
せて、16β-(2-アミノエトキシ)-3α,18-イソプロピリ
デンジオキシ-17-(テトラヒドロピラン-2-イルオキシ)
アフィディコラン
【化6】 (ここで、R1=テトラヒドロピラン-2-イル基,R2=NH2)
を得る
【0012】3,4-ジヒドロ-2H-ピランとの反応は、原料
アフィディコラン化合物をジクロロメタン、クロロホル
ムなどの反応に不活性な溶媒中に溶解し、そこに原料化
合物に対して約2〜10倍モル量の3,4-ジヒドロ-2H-ピラ
ンおよび触媒量の前記(1)で用いられたような酸性物質
触媒を添加し、約-5〜40℃、好ましくは約0〜20℃で反
応させることにより行われる。この反応生成物とフタル
イミドカリウムとの反応は、N,N-ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシドなどの非プロトン性極性溶媒
中で、約1〜10倍モル量のフタルイミドカリウムと約20
〜140℃、好ましくは約70〜100℃で反応させることによ
り行われる。この後のヒドラジン・1水和物との反応
は、メタノール、エタノールなどの有機溶媒中に得られ
たアフィディコラン化合物を溶解またはけん濁させ、そ
こに約1〜10倍モル量のヒドラジン・1水和物を添加
し、約20〜100℃、好ましくは約30〜50℃で反応させる
ことにより行われる。
【0013】(4)16β-(2-アミノエトキシ)-3α,18-イソ
プロピリデンジオキシ-17-(テトラヒドロピラン-2-イル
オキシ)アフィディコランに、一般式RCOY(R:アリール
基、ピリジル基またはアリール置換アルケニル基、Y:O
H基またはハロゲン基)で表わされるカルボン酸(ハライ
ド)を反応させて、16β-[2-(アシルアミノ)エトキシ]-3
α,18-イソプロピリデンジオキシ-17-(テトラヒドロピ
ラン-2-イルオキシ)アフィディコラン
【化7】 (ここで、R1=テトラヒドロピラン-2-イル基,R2=NHCO
R)を得、これの保護基を脱離して、目的物
【化8】 を得る
【0014】カルボン酸(ハライド)としては、安息香
酸、2-メルカプト安息香酸、2-メチル安息香酸、3-メト
キシ安息香酸、3-クロロ安息香酸、3-シアノ安息香酸、
4-ニトロ安息香酸、4-フルオロ安息香酸、ニコチン酸、
イソニコチン酸、ピコリン酸、トランス-けい皮酸また
はこれらの酸ハライドなどが用いられる。従って、これ
らを反応させて置換される16β-位のR基は、非置換また
は置換基を有し得るアリール基、ピリジル基、アリール
置換アルケニル基である。
【0015】カルボン酸が用いられた場合には、アミノ
基との間の脱水縮合反応の脱水剤として、N,N´-ジシク
ロヘキシルカルボジイミドがアフィディコラン化合物に
対して約1〜5倍モル量用いられ、ジメチルホルムアミド
などの溶媒中で、アフィディコラン化合物に対して約1
〜5倍モル量のカルボン酸との縮合反応が約10〜40℃の
反応温度で行われる。また、カルボン酸ハライドが用い
られた場合には、アミノ基との間の脱ハロゲン化水素縮
合反応は、ピリジンが溶媒を兼ねて用いられるなどの塩
基性条件下で行われ、アフィディコラン化合物に対して
約2〜10倍モル量のカルボン酸ハライドとの縮合反応が
約0〜80℃、好ましくは約20〜50℃の反応温度で行われ
る。
【0016】その後、メタノール、エタノールなどの有
機溶媒またはこれらの含水有機溶媒中で、前記(1)で用
いられたような酸性物質触媒の存在下に、約0〜40℃で
撹拌することにより、保護基である3α,18-イソプロピ
リデン基および17-(テトラヒドロピラン-2-イル)基の脱
離が行われる。
【0017】なお、17-(テトラヒドロピラン-2-イル)基
を有する上記4種類の中間体は、2種のジアステレオマ
ーの混合物であるが、薄層クロマトグラフィーでは1点
を示しており、いずれも各工程での分離は行われずに次
工程の原料アフィディコラン化合物として用いられた。
【0018】
【発明の効果】本発明により、16β-位にアミド結合を
有する新規なアフィディコリン誘導体が提供される。ま
た、その合成中間体として有用な16β-(2-ハロゲノエト
キシ)-17-ヒドロキシ-3α,18-イソプロピリデンジオキ
シアフィディコランが提供される。
【0019】本発明に係る16β-[2-(アシルアミノ)エト
キシ]アフィディコラン誘導体は、抗腫瘍作用を有して
おり、その作用は化学構造にも依存するが、一般には濃
度0.78〜3.13μg/mlの範囲内で、試験管内でのマウス腫
瘍細胞YAC−1の増殖を完全に抑制する。
【0020】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0021】参考例 3α,18-ジヒドロキシ-16β,17-エポキシアフィディコラ
ン650mgを2-クロロエタノール5mlに溶解させた溶液中
に、p-トルエンスルホン酸1水和物3mgを加え、室温下
で1時間撹拌した。反応混合物を氷水100ml中に注入
し、析出物をロ取、減圧下で乾燥して730mgの粉末を得
た。この粉末を、フラッシュクロマトグラフィー(粒径1
5〜40μmのメルク社製シリカゲル60 40g、溶離液:メタ
ノール/クロロホルム=1/49)で精製後、ジエチルエーテ
ル-シクロヘキサン混合溶媒で再結晶し、16β-(2-クロ
ロエトキシ)-3α,17,18-トリヒドロキシアフィディコラ
ン196mgを無色の針状晶として得た。 融点:136〜140℃1 H NMR(pyridine-d5、TMS)(270MHz)δ:0.80(3H,s),1.
03(3H,s),2.49(1H,dd J=3.6,13.2Hz),2.59(1H,t J=6.
9Hz),2.85(1H,dd J=3.5,12.2Hz),3.61〜3.85(6H,m),
3.91(2H,t J=5.6Hz),3.93(1H,b)13 C NMR(pyridine-d5、TMS)(68MHz)δ:80.0,76.4,7
1.9,64.1,62.5,49.3,45.1,40.98,40.55,40.1,3
9.8,34.1,32.9,31.7,27.4,27.24,27.15,25.31,
25.26,23.5,18.1,15.4
【0022】実施例1 参考例で得られた16β-(2-クロロエトキシ)-3α,17,18-
トリヒドロキシアフィディコラン3.71gを、アセトン18m
l中にけん濁して氷冷した。このけん濁液に、2,2-ジメ
トキシプロパン4.5mlおよび触媒量のp-トルエンスルホ
ン酸・1水和物を加え、氷冷下に30分間撹拌した。反応
混合物を、2%炭酸水素ナトリウム水溶液200ml中に注入
した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し
た後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。残
渣を、カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC-300 500
g、溶離液:クロロホルム)で精製し、16β-(2-クロロエ
トキシ)-17-ヒドロキシ-3α,18-イソプロピリデンジオ
キシアフィディコラン2.37gを無色の粉末として得た。1 H NMR(CDCl3、TMS)(270MHz)δ:0.73(3H,s),0.99(3H,
s),1.41(6H,s),1.62(2H,s),3.21〜3.67(9H,m)13 C NMR(CDCl3、TMS)(68MHz)δ:15.5,17.4,19.1,2
2.6,24.3,24.6,25.0,26.7,26.9,30.0,31.2,32.
7,33.4,35.2,39.4,39.6,40.4,44.4,48.8,61.
3,62.5,68.8,73.5,79.9,98.0
【0023】実施例2 実施例1で得られた16β-(2-クロロエトキシ)-17-ヒド
ロキシ-3α,18-イソプロピリデンジオキシアフィディコ
ラン2.37gを、クロロホルム12ml中に溶解した。この溶
液に、3,4-ジヒドロ-2H-ピラン1.5mlおよび触媒量のp-
トルエンスルホン酸・1水和物を加え、室温下で10分間
撹拌した。反応混合物を、氷冷した2%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液150ml中に注入した後、クロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層を水洗した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、濃縮乾固した。残渣を、カラムクロマトグラ
フィー(粒径40〜63μmのメルク社製シリカゲル60 400
g、溶離液:クロロホルム)に付し、薄層クロマトグラフ
ィー(メルク社製シリカゲル60 Art.5715、展開溶媒:ベ
ンゼン/酢酸エチル=2/1)でRf値0.82を示す画分を集
め、16β-(2-クロロエトキシ)-3α,18-イソプロピリデ
ンジオキシ-17-(テトラヒドロピラン-2-イルオキシ)ア
フィディコラン1.49gを無色のアメ状物質として得た。
【0024】この無色アメ状物質1.49gを、N,N-ジメチ
ルホルムアミド15ml中に溶解した後、フタルイミドカリ
ウム3.69gを加え、90〜100℃で10時間撹拌した。反応混
合物を、氷水150ml中に注入した後、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層を水洗した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、濃縮乾固した。残渣にクロロホルム30mlを加
え、不溶物をロ去し、ロ液を濃縮乾固して、3α,18-イ
ソプロピリデンジオキシ-16β-[2-(フタルイミド)エト
キシ]-17-(テトラヒドロピラン-2-イルオキシ)アフィデ
ィコラン3.24gを無色のアメ状残渣として得た。この物
質は、薄層クロマトグラフィー(メルク社製シリカゲル6
0 Art.5715、展開溶媒:ベンゼン/酢酸エチル=2/1)でR
f値0.67を示す。
【0025】このようにして得られた3α,18-イソプロ
ピリデンジオキシ-16β-[2-(フタルイミド)エトキシ]-1
7-(テトラヒドロピラン-2-イルオキシ)アフィディコラ
ン3.24gを、エタノール35ml中に溶解した後、ヒドラジ
ン・1水和物3.7mlを加え、室温下で2時間撹拌した。反
応混合物をロ過した後、ロ液を濃縮乾固した。残渣に、
水50mlおよびクロロホルム50mlを加えて分液後、クロロ
ホルム層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、濃
縮乾固した。残渣をエーテルで処理して、16β-(2-アミ
ノエトキシ)-3α,18-イソプロピリデンジオキシ-17-(テ
トラヒドロピラン-2-イルオキシ)アフィディコラン1.33
gを無色の粉末として得た。この物質は、薄層クロマト
グラフィー(メルク社製シリカゲル60 Art.5715、展開溶
媒:メタノール/クロロホルム=1/9)でRf値0.14を示
す。
【0026】実施例3 ニコチン酸436mgを、N,N-ジメチルホルムアミド7ml中に
溶解した後、N,N´-ジシクロヘキシルカルボジイミド73
0mgを加え、室温下で3時間撹拌した。析出物をロ去し、
ロ液に実施例2で得られた16β-(2-アミノエトキシ)-3
α,18-イソプロピリデンジオキシ-17-(テトラヒドロピ
ラン-2-イルオキシ)アフィディコラン300mgを加え、室
温下で1時間撹拌した。反応混合物を氷水100ml中に注入
し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮乾固した。残渣
に、メタノール5mlおよび触媒量のp-トルエンスルホン
酸・1水和物を加え、室温下で13時間撹拌した。反応混
合物を、炭酸水素ナトリウムで中和した後、濃縮乾固し
た。得られた残渣に水および酢酸エチルを加えて分液
後、酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
して、濃縮乾固した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(粒径40〜63μmのメルク社製シリカゲル60 10g、溶離
液:メタノール/クロロホルム=7/100)で精製した後、
更にHPLC(イナートシルPREP-ODS、溶離液:メタノール/
水=7/3)で精製して、3α,17,18-トリヒドロキシ-16β-
[2-(ニコチノイルアミノ)エトキシ]アフィディコラン3
2.4mgを無色の粉末として得た。1 H NMR(pyridine-d5、TMS)(270MHz)δ:0.77(3H,s),0.
99(3H,s),3.63〜3.93(11H,m),7.27(1H,dd J=5.0Hz),
8.50(1H,d J=7.6Hz),8.63(1H,d J=4.9Hz),9.66(1H,b)13 C NMR(pyridine-d5、TMS)(68MHz)δ:15.4,18.1,2
3.5,25.3,26.0,27.2,27.4,33.1,34.0,34.3,39.
9,40.0,40.5,41.0,41.7,49.2,59.9,62.5,71.
9,76.3,79.5,131.3,135.4,152.1,166.0
【0027】実施例4 実施例2で得られた16β-(2-アミノエトキシ)-3α,18-
イソプロピリデンジオキシ-17-(テトラヒドロピラン-2-
イルオキシ)アフィディコラン200mgを、ピリジン2ml中
に溶解した後、塩化ベンゾイル326μlを加え、室温下で
10分間撹拌した。反応混合物を氷水20ml中に注入した
後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、濃縮乾固した。残
渣を、カラムクロマトグラフィー(粒径40〜63μmのメル
ク社製シリカゲル60 15g、溶離液:メタノール/クロロ
ホルム=1/100)に付し、薄層クロマトグラフィー(メル
ク社製シリカゲル60 Art.5715、展開溶媒:メタノール/
クロロホルム=1/9)でRf値0.87を示す画分を集めた後、
濃縮乾固した。得られた残渣に、メタノール4mlおよび
触媒量のp-トルエンスルホン酸・1水和物を加え、室温
下で3時間撹拌した。反応混合物を炭酸水素ナトリウム
で中和した後、濃縮乾固した。残渣に水および酢酸エチ
ルを加えて分液した後、酢酸エチル層を水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥して、濃縮乾固した。残渣を、カラ
ムクロマトグラフィー(粒径40〜63μmのメルク社製シリ
カゲル60 10g、溶離液:メタノール/クロロホルム=1/2
5)で精製した後、メタノールで再結晶し、16β-[2-(ベ
ンゾイルアミノ)エトキシ]-3α,17,18-トリヒドロキシ
アフィディコラン36mgを無色の粉末として得た。1 H NMR(pyridine-d5、TMS)(270MHz)δ:0.79(3H,s),0.
99(3H,s),3.62〜3.93(10H,m),7.43〜7.46(3H,m),8.3
1〜8.34(2H,m)13 C NMR(pyridine-d5、TMS)(68MHz)δ:15.5,18.2,2
3.6,25.6,25.9,27.29,27.34,27.5,31.7,33.3,3
4.2,40.0,40.2,40.7,41.1,41.7,49.3,60.2,62.
9,72.0,76.4,79.5,128.1,128.7,131.3,135.9,1
67.7
【0028】実施例5 チオサリチル酸432mgを、N,N-ジメチルホルムアミド4ml
中に溶解した後、N,N´-ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド572mgを加え、室温下で2時間撹拌した。析出物をロ去
し、ロ液に実施例2で得られた16β-(2-アミノエトキ
シ)-3α,18-イソプロピリデンジオキシ-17-(テトラヒド
ロピラン-2-イルオキシ)アフィディコラン200mgを加
え、室温下で4時間撹拌した。反応混合物を氷水40ml中
に注入し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮乾固した。
残渣を、カラムクロマトグラフィー(粒径40〜63μmのメ
ルク社製シリカゲル60 15g、溶離液:メタノール/クロ
ロホルム=1/100)に付し、薄層クロマトグラフィー(メ
ルク社製シリカゲル60 Art.5715、展開溶媒:メタノー
ル/クロロホルム=1/9)でRf値0.81を示す画分を集めた
後、濃縮乾固した。得られた残渣に、メタノール4mlお
よび触媒量のp-トルエンスルホン酸・1水和物を加え、
室温下で5時間撹拌した。反応混合物を炭酸水素ナトリ
ウムで中和した後、濃縮乾固した。残渣に水および酢酸
エチルを加えて分液した後、酢酸エチル層を水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥して、濃縮乾固した。残渣を、
カラムクロマトグラフィー(粒径40〜63μmのメルク社製
シリカゲル60 10g、溶離液:メタノール/クロロホルム
=1/20)で精製した後、更にプレパラティブ薄層クロマ
トグラフィー(メルク社製シリカゲル60 Art.13895、展
開溶媒:メタノール/クロロホルム=1/9)で精製し、3
α,17,18-トリヒドロキシ-16β-[2-(2-メルカプトベン
ゾイルアミノ)エトキシ]アフィディコラン30mgを無色の
粉末として得た。1 H NMR(pyridine-d5、TMS)(270MHz)δ:0.79(3H,s),1.
01(3H,s),3.63〜3.94(10H,m),7.09〜7.17(2H,m),8.02
〜8.05(2H,m)13 C NMR(pyridine-d5、TMS)(68MHz)δ:15.4,18.1,1
9.2,23.5,25.5,25.9,27.2,27.5,31.6,33.2,34.
1,39.9,40.1,40.6,41.0,41.6,49.2,60.1,62.
8,71.9,76.3,79.5,125.9,126.7,128.4,131.2,1
34.9,138.8,168.3
【0029】実施例6 トランス-けい皮酸411mgを、N,N-ジメチルホルムアミド
4ml中に溶解した後、N,N´-ジシクロヘキシルカルボジ
イミド572mgを加え、室温下で2時間撹拌した。析出物を
ロ去し、ロ液に実施例2で得られた16β-(2-アミノエト
キシ)-3α,18-イソプロピリデンジオキシ-17-(テトラヒ
ドロピラン-2-イルオキシ)アフィディコラン200mgを加
えて、室温下で2時間撹拌した。反応混合物を氷水40ml
中に注入した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、濃縮乾
固した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(粒径40〜6
3μmのメルク社製シリカゲル60 20g、溶離液:メタノー
ル/クロロホルム=1/100)に付し、薄層クロマトグラフ
ィー(メルク社製シリカゲル60 Art.5715、展開溶媒:メ
タノール/クロロホルム=1/9)でRf値0.73を示す画分を
集めた後、濃縮乾固した。得られた残渣に、メタノール
4mlおよび触媒量のp-トルエンスルホン酸・1水和物を
加え、室温下で15時間撹拌した。反応混合物を炭酸水素
ナトリウムで中和した後、濃縮乾固した。残渣に水およ
び酢酸エチルを加えて分液した後、酢酸エチル層を水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、濃縮乾固した。残
渣を、カラムクロマトグラフィー(粒径40〜63μmのメル
ク社製シリカゲル60 10g、溶離液:メタノール/クロロ
ホルム=1/25)で精製した後、更にHPLC(イナートシルPR
EP-ODS、溶離液:メタノール/水=4/1)で精製し、16β-
[2-(シンナモイルアミノ)エトキシ]-3α,17,18-トリヒ
ドロキシアフィディコラン75mgを無色の粉末として得
た。1 H NMR(pyridine-d5、TMS)(270MHz)δ:0.78(3H,s),0.
99(3H,s),3.62〜3.92(11H,m),6.94(1H,d J=15.8Hz),
7.26〜7.29(3H,m),7.47〜7.51(2H,m),8.03(1H,d J=15.5
Hz)13 C NMR(pyridine-d5、TMS)(68MHz)δ:15.3,18.0,2
3.4,25.4,25.8,27.2,27.3,31.6,33.1,34.0,39.
7,40.0,40.5,40.9,41.1,49.2,60.2,63.0,71.
8,76.2,79.6,123.0,127.9,129.1,129.5,135.8,
139.6,166.2
【0030】[腫瘍細胞増殖抑制試験]マウス腫瘍細胞YA
C-1 106cells/mlを含むRPMI 1640培地(10%のFCS、100U/
mlのペニシリンおよび100μg/mlのストレプトマイシン
添加)100μlを、96穴マイクロプレート各ウェルに分注
し、更に各種濃度の前記各実施例で得られた16β-アシ
ルアミノエトキシ-3α,17,18-トリヒドロキシアフィデ
ィコラン(0.5%ジメチルスルホキシド溶液を前述のRPMI
1640培地で希釈し、各種濃度に調製したもの)100μlを
各ウェルに加えて、37℃、5% CO2のインキュベータ内
で、72時間培養した。培地の色の変化をコントロールと
比較して、腫瘍細胞の増殖の有無を判定した結果、腫瘍
細胞の増殖を完全に抑制する濃度として、次のような結
果が得られた。 16β-アシルアミノエトキシ誘導体 濃度(μg/ml) 実施例3 3.13 〃 4 0.78 〃 5 1.56 〃 6 1.56

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (ここで、Rはアリール基、ピリジル基またはアリール置
    換アルケニル基である)で表わされる16β-[2-(アシルア
    ミノ)エトキシ]-3α,17,18-トリヒドロキシアフィディ
    コラン。
  2. 【請求項2】 16β-(2-ハロゲノエトキシ)-17-ヒドロ
    キシ-3α,18-イソプロピリデンジオキシアフィディコラ
    ン。
  3. 【請求項3】 16β-(2-ハロゲノエトキシ)-3α,17,18-
    トリヒドロキシアフィディコランを2,2-ジメトキシプロ
    パンと反応させることを特徴とする16β-(2-ハロゲノエ
    トキシ)-17-ヒドロキシ-3α,18-イソプロピリデンジオ
    キシアフィディコランの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108947790A (zh) * 2017-12-01 2018-12-07 厦门恩成制药有限公司 二萜类化合物及其在制备抗肿瘤药物中的应用
CN108947790B (zh) * 2017-12-01 2021-07-06 厦门恩成制药有限公司 二萜类化合物及其在制备抗肿瘤药物中的应用

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