JPH06307966A - 回転つりあいを取る方法及び回転つりあい装置 - Google Patents

回転つりあいを取る方法及び回転つりあい装置

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JPH06307966A
JPH06307966A JP11643193A JP11643193A JPH06307966A JP H06307966 A JPH06307966 A JP H06307966A JP 11643193 A JP11643193 A JP 11643193A JP 11643193 A JP11643193 A JP 11643193A JP H06307966 A JPH06307966 A JP H06307966A
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bearing
vibration
unbalance
balance
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JP11643193A
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Masahiro Nezu
正宏 根津
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SHIYOUUN KOSAKUSHO KK
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SHIYOUUN KOSAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 不つりあい重量を検出後にこの不つりあい重
量を取り去る方法及び不つりあい重量を除去することが
可能な加工手段を備えた回転つりあい装置を提供する。 【構成】 加工物主軸5、心押台軸32を回転自在に支
持する軸受27,27aを振動又は力を測定する場合に
可動とし、切削又は研削加工を行う場合に固定するよう
にした。つりあい試験時は振動又は力検出器29,29
aの出力をつりあい演算回路10に入力して不つりあい
のベクトルを求める。9はエンコーダ。そして切削又は
研削時はCNC制御装置3でZ軸サーボモータ21及び
高応答サーボモータ11を制御し偏心カム板13を制御
して、カムフォロア17でバイト40を進退して、加工
物1を偏心するように加工し加工物1の不つりあい重量
を除去した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転つりあいを取る方法
及び回転つりあい装置に関し、特に不つりあい重量を検
出後にこの不つりあい重量を取り去る方法及び不つりあ
い重量を除去することが可能な加工手段を備えた回転つ
りあい装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転機械の回転体では通常、旋盤にて円
筒形又は非円筒形に切削し、あるいはその後研削盤によ
り研削が行われるが、この切削又は更には研削後に特に
不つりあいを修正するためには旋盤又は研削盤から回転
体(以下加工物という)を外してつりあい試験機にこの
加工物を装着し、加工物を回転駆動して加工物を支持す
る軸受の加工物の不つりあい重量による振動又は軸受に
加わる力を検出器で検出して不つりあい重量とその位相
を計測し、加工物をつりあい試験機から取外して、穴明
け加工によって不つりあいを除去し加工物のつりあいを
とっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つりあい試験を行うた
め、例えば旋盤から加工物を取外してつりあい試験機に
運び、この加工物をつりあい試験機に装着してつりあい
試験を行ない、つりあい試験後にボール盤まで運んで不
つりあい重量を穴明け加工で除去している。そのため
(1)取付取外しが多く工数工程が増加する。取付取外
しも加えると総加工時間は大きなものとなる。(2)ボ
ール盤とつりあい試験機を設置すると設置床面積が大で
ある。(3)ドリル加工により加工物外周部に穴があい
た状態のため、見た目が悪く、回転中他の物を巻き込む
きっかけとなるおそれがあり、安全上問題となる場合が
ある。
【0004】上記の内(1)工数工程の増加、(2)床
面積が大である点はドリルヘッドをつりあい試験機に装
着することにより解決できるものの、上記(3)不つり
あい重量を取り去ったドリル穴が残り、見た目も悪く、
回転中他のものを巻き込むきっかけとなるおそれもあ
り、安全上問題となる場合がある点は解決できない。
【0005】本発明は工数、工程、設置面積が小さく、
加工物の外観がよく、加工物を回転しても安全上の問題
の少ないつりあい試験機能と非円形加工機能を備えた回
転つりあいを取る方法及び回転つりあい装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は円
筒形又は非円筒形に旋削又は研削で加工する加工個所を
有する加工物の回転つりあいを取る方法において、加工
後の加工物を回転つりあい試験機にかけて不つりあい重
量のベクトル値を求め、次にこの加工物を非円形加工可
能な旋盤又は研削盤等に取付けて、前記加工物の加工個
所を偏心円形もしくは非円形に加工し、この加工により
前記不つりあい重量を除去することを特徴とする回転つ
りあいを取る方法である。
【0007】本発明の第2の発明は第1の発明による回
転つりあいをとる方法を繰り返し行い、各回の不つりあ
い重量の除去する周方向の位置を異なる周方向の位置と
したことを特徴とする回転つりあいを取る方法である。
【0008】本発明の第3の発明は加工物主軸の回転角
に応じて工具台を加工物の半径方向に進退する量を制御
可能な制御手段を備えた非円形加工可能な旋削加工機械
において、加工物主軸を回転自在に支持する加工物主軸
台の加工物の不つりあいに基づく振動を検出する振動検
出手段及び加工物の回転角検出手段を設け、該、振動検
出手段の検出した信号と、加工物回転角検出手段の検出
した信号を入力して、前記加工物の不つりあい重量のベ
クトル値を計算して、加工物の不つりあい重量部を偏心
円形もしくは非円形に加工して除去するように工具台を
加工物の半径方向に進退する制御手段を設けたことを特
徴とする回転つりあい装置である。
【0009】本発明の第4の発明は円筒形又は非円筒形
の加工物の両端を支持する加工物主軸と心押台軸を備
え、加工物主軸を回転自在に支持する主軸軸受と、主軸
軸受を加工物の加工時において固定し、且つ、つりあい
試験時にこの固定を解いてこの軸受に加わる加工物の不
つりあいに基づく振動又は力を検出するように可動に支
持する主軸台軸受支持手段と、加工物主軸の駆動装置
と、心押台主軸を回転自在に支持する心押台軸受と、心
押台軸受を加工物の加工時において固定し、且つつりあ
い試験時にこの固定を解いて心押台軸受に加わる加工物
の不つりあいに基づく振動又は力を検出するように可動
に支持する心押台軸受支持手段と、主軸台及び心押台各
軸受支持手段に各々配設した振動又は力検出器と、偏心
加工手段と、前記振動検出器又は力検出器により加工物
の不つりあい時重量を求めるつりあい演算回路と、この
演算回路で求めた不つりあい重量を偏心加工により除去
する制御手段を有し、加工物の不つりあいを修正するこ
とを特徴とする回転つりあい装置である。
【0010】本発明の第5の発明は円筒形加工物の片側
の端部を把握する把握手段を備えて、この加工物を支持
する加工物主軸を備え、加工物主軸を回転自在に支持す
る主軸軸受と、主軸軸受を加工物の加工時において固定
し、且つ、つりあい試験時にこの固定を解いてこの軸受
に加わる加工物の不つりあいに基づく振動又は力を検出
するように可動に支持する主軸台軸受支持手段と、加工
物主軸の駆動装置と、主軸軸受支持手段に各々配設した
振動または力検出器と、偏心加工手段と、前記振動検出
器又は力検出器により加工物の不つりあい重量を求める
つりあい演算回路と、この演算回路で求めた不つりあい
重量を偏心加工により除去する制御手段を有し、加工物
の不つりあいを修正することを特徴とする回転つりあい
装置である。
【0011】本発明の第6の発明は加工物の円形加工手
段を備えたことを特徴とする第3又は第4もしくは第5
の発明に記載の回転つりあい装置である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0013】「実施例1」図1はフローシートである。
加工物1とカム軸2を数値制御装置例えば高速演算CN
C制御装置3で以下のように関係づけて回転するように
なっている。加工物1は主軸台4に軸架された加工物主
軸5の主軸頭に固定した工具把握駆動手段例えばチャッ
ク6に一端が固定され、心押台7に設けた心押台センタ
8に支持されている。主軸5の回転角を検出するエンコ
ーダ9が主軸5の回転角を検出するように配設され、エ
ンコーダ9が検出したパルス信号は高速演算CNC制御
装置3及びつりあい演算回路10に入力されるようにな
っている。
【0014】高速演算CNC制御装置3は所要の加工物
1の輪郭を形成するように加工物1の検出された回転角
に応じた信号予測制御により、高応答サーボモータ11
に送るようになっている。このサーボモータ11は前後
スライド12に設けた軸受に軸承されたカム軸2に連結
されている。カム軸2には偏心量rの偏心カム板13が
取付けてある。
【0015】偏心カム板13にばね14のばね力により
圧接追従するように加工物1の半径方向に移動するアッ
パースライド16に円板形のカムフォロア17が回転自
在に取り付けられている。該アッパースライド16はサ
ドル18に加工物1の半径方向(X方向)に移動自在に
滑合している。前述のばね14は一端がサドル18に他
端がアッパースライド16に係止され、図においてカム
フォロア17を偏心カム板13に向う方向にアッパース
ライド16を付勢している。
【0016】サドル18は加工物1の軸方向と同方向
(Z方向)の案内を設けた左右スライドベース19に移
動自在に係合している。サドル18はこのベース19に
取り付けられたサーボモータ21とサーボモータ21に
連結されたねじ送り装置22によりこのベース19上を
進退する。サーボモータ21は高速演算CNC制御装置
3により制御される。
【0017】図2は偏心カム板13によるカムフォロア
17のリフトXを示す線図である。横軸にカム軸2の回
転角θ、縦軸にカムフォロア17のリフトXを示す。図
において23は偏心カム板13によるリフトを示す曲線
である。偏心カム板13の偏心量をr、カムフォロア1
7のリフトをXとすればX≒r sinθとなるがθが
小さければX≒rθであるから、実施例では偏心カム板
13の偏心量rの場合に、カム軸2の回転角が小さな回
転角0〜θ1の間の回転角θとアッパースライド16の
移動量Xの関係は線形として扱える。線形からはずれる
部分は回転角θの補正により加工可能であるが、目的と
する加工の要求精度と移動量によって偏心量rを変えた
偏心カム板13を用いることで余分な補正は不要とな
る。
【0018】前後スライド12上には左右スライドベー
ス19が固定されている。前後スライド12は加工物1
の半径方向の前後スライドベース24に滑合しており、
前後スライドベース24の後端に固定したサーボモータ
25によりねじ送り装置26を介して進退する。サーボ
モータ25は高速演算CNC制御装置3によって制御さ
れる。
【0019】加工物主軸5は自在継手35を介して駆動
軸36に連結されており、駆動軸36は図示されない不
動の軸受に回転自在に支持されている。駆動軸36に固
定したプーリ37は図示されないモータから動力伝導装
置を介して駆動されるようになっている。
【0020】加工物主軸5は主軸軸受27に支持されて
いる。主軸軸受27は図3に示すように上端が加工物主
軸台4に固定されたエデンばね28に懸吊されている。
この主軸軸受27の振動を検出するように振動検出器2
9が設けてある。切削加工時に主軸軸受27を加工物主
軸台4に固定するためラム30をこの軸受27に向って
推進するねじ送り装置或は油圧シリンダ等の押圧装置3
1が加工物主軸台4に固定されている。回転センタ8は
心押台軸32先端に固定されている。心押台軸32は主
軸台4側の加工物主軸5と同一中心線上において同様に
支持されており、心押台軸軸受27aにより、心押台軸
32を支持し、心押台軸軸受27aは図4に示すように
エデンばね33でもって心押台本体34に支持されてい
る。又、加工物主軸台5におけると同様に心押台本体3
4には振動検出器29a、ラム30a、押圧装置31a
を備える。
【0021】主軸台、心押台側の軸受27,27aの振
動を検出する振動検出器29,29aの出力信号はつり
あい演算回路10に入力されるようになっている。つり
あい演算回路10は振動検出器29,29aの信号を入
力して主軸台及び心押台側の軸受27,27aの振動よ
り加工物1の両端における不つりあい重量のベクトルU
1,U2を求め、高速演算CNC制御装置3に送るよう
になっている。高速演算CNC制御装置3はこのベクト
ルU1,U2に基づいてサドル18をZ方向に送り乍
ら、逐次不つりあいを消去するように高応答サーボモー
タ11で偏心カム板13を制御するようになっている。
【0022】次に上記構成の作用を説明する。本実施例
では加工物1を旋削加工して軸方向各断面において円形
又は非円形となる加工が先ず行われるが円形加工が行わ
れる例についてのべる。この加工が行われる際は押圧装
置31,31aでラム30,30aを前進して主軸台側
及び心押台側の軸受27,27aを固定する。高応答サ
ーボモータ11は偏心カム板13が回転角とリフトの関
係が線形として用い得る範囲のリフト0の位置で停止し
ており、高速演算CNC制御装置3は高応答サーボモー
タ11をロックしている。
【0023】加工物1をチャック6で把握し、心押台セ
ンタ8で支持し、図示されないモータから動力伝導装置
を介してプーリ37に回転を伝えられ、加工物主軸5、
チャック6、加工物1、心押台センタ8、心押台軸32
は回転する。予めプログラムしてある加工物1の所望の
形状に加工するためCNC制御装置3はZ軸サーボモー
タ21とX軸サーボモータ25を駆動して、Z軸サーボ
モータ21でねじ送り装置22を介してサドル18をZ
軸方向に送り、このZ軸送りと関連づけて、X軸サーボ
モータ25はねじ送り装置26を介して前後スライド1
2を前後進する。高応答サーボモータ11は偏心カム板
13が基準リフトの位置(リフト0とする位置)で停止
したままである。アッパースライド16は前後スライド
12と共に進退し、アッパースライド16に固定したバ
イト40は加工物1を所望の形状に旋削する。加工物1
の各断面は円である。この加工終了後にバイト40を後
退し加工物1のつりあいをとる。加工物1の回転つりあ
いをとる場合は上記加工終了と共にバイト40を後退
し、その後押圧装置31,31aはラム30,30aを
後退させる。本例はソフト形つりあい試験であるので加
工物1の両端に試験おもりγ,δを付して、前記加工時
とは異なるつりあい試験に適する回転速度で加工物1を
高速回転する。加工物1に不つりあいがあるとその不つ
りあいに応じて振動し、その振動速度は振動検出器2
9,29aで検出される。この検出値はつりあい演算回
路10へ入力される。同時にエンコーダ9は加工物1の
回転位置を検出してつりあい演算回路10へ入力する。
【0024】つりあい演算回路10はこの測定系の常数
を求め、演算回路を設定し、次に試験おもりを取外して
同様に加工物1を回転することによりつりあい演算回路
10は U1=γ1(XA−δ1・XB) U2=γ2(−δ2・XA+XB) ただし、γ1,γ2,δ1,δ2 試験おもりを付加し
て求めた常数 XA 振動検出器29が検出した振動速度 XB 振動検出器29aが検出した振動速度 U1,U2は不つりあい重量のベクトル値 を演算し、その値を高速演算CNC制御装置3に入力す
る。次にこの高速演算CNC制御装置3はZ軸サーボモ
ータ21とX軸サーボモータ25を駆動して不つりあい
重量U1を取り去るべき加工物1の主軸台4側の位置へ
バイト40を移動する。ここで加工物1は非円形加工に
適する回転速度に速度変更され、加工物1が回転すると
その回転角はエンコーダ9により検出され高速演算CN
C制御装置3に入力される。高速演算CNC制御装置3
は加工物1の1回転に対してサーボモータ11を回転角
θ1(図2参照)の範囲で一回揺動させる。これによっ
て偏心カム板13も同角度θ1正逆回転し、カムフォロ
ア17をばね14及び切削力等に抗して前進させ、ばね
14のばね力で後退してアッパースライド16を往復動
させる。これによってアッパースライド16上の刃物台
に固定したバイト40は加工物1の外周を切削する。こ
こで高速演算CNC制御装置3がエンコーダ9からの入
力に比例してサーボモータ11を回転させると加工物1
には図5に誇張して示すように半径がその回転角に対し
て直線状に変化するバイト40の移動量Xに従って、2
分円宛がらせん状の非円形の断面Qが出来上る。即ち、
真円38から斜線を施した不つりあい重量に相当する部
分39を除去できる。
【0025】上記において、高速演算CNC制御装置3
によるサーボモータ11の制御を加工物1の回転角に対
して、比例させずに回転方向に位相を進退するように補
正して出力することにより、あらゆる形状の楕円、放物
線等の連続した輪郭あるいはその一部を加工することが
可能となる。
【0026】上記の加工物1の回転に対して、高速演算
CNC数値制御装置3はZ軸サーボモータ21を一定量
宛駆動してねじ送り装置22を介してサドル18をZ方
向に送ると共に、サーボモータ11の回転角θ1の範囲
を順次変化させると例えば加工物1は太鼓形状あるいは
鼓形状のように任意に長手方向に順次断面を変化させる
ことができる。
【0027】このような非円形偏心加工を行うに当って
高速演算CNC制御装置3は不つりあい重量U1を打消
すように不つりあい重量U1の側の半径が小さく、その
180度反対側の半径が大きくなるように(切削しない
場合も含む)加工する。又、Z軸サーボモータ21の送
り長さに比例して既に加工してある加工物1の円形外周
に次第に近づけることにより段差を生じないで不つりあ
いを除去できる。同様にして不つりあい重量U2を除去
する。
【0028】「実施例2」実施例1では振動検出器で加
工物の不つりあい重量を検出しているが、図6に示すよ
うに振動検出器に代えて圧電素子を組み込んだ力検出器
41を用いてもよい。この場合もラム30,30a及び
押圧装置31,31aは不つりあいを検出する場合切削
除去する場合とを必ずしも変換しないでも、不つりあい
除去量がわずかな場合は対応可能である。
【0029】「実施例3」この実施例は例えばフライホ
イルのような平円板状の加工物のつりあいをとるのに適
する。図7に示すように心押台を備えないほかは、図1
とほぼ同様であり、図1と同機能部分は同一符号を付し
て説明を省略する。
【0030】サドル18には加工物1の端面及び外周を
切削する刃物台43を備えバイト44を斜設してある。
加工物1の切削加工時CNC制御装置3でもってZ軸サ
ーボモータ21、X軸サーボモータ25を関連づけて行
なう。この切削終了後につりあい試験を行った後にバイ
ト40を加工物1の外周の位置へ移動し、加工物1の非
円形偏心加工を行って加工物1のつりあいを取る。
【0031】「実施例4」前各実施例は加工物の円筒加
工を可能としている。しかし乍ら、クランク軸、カム軸
は別に専用の加工機でクランク軸のジャーナル部、ピン
部、カム軸のカム部、ジャーナル部を切削した方が効率
がよい。このような場合つりあい試験機は前述した実施
例と同様で、X軸サーボモータ25の容量を小さくし、
或はねじ送り装置26を手動のものとしてもよい。
【0032】実施例は非円形偏心加工手段として偏心カ
ムとCNC制御装置の組合せ、ばねに抗してカムフォロ
アを加工物に向って変位させるようにし、カムは数値制
御により回転角を加工物と関係づけて回転できるので加
工された加工物の断面形状に対する修正がカムの運動特
性からの偏位についての大きさであるから、その値が小
さく高速度の加工に適する。加工形状の変更に対しても
NCプログラムの変更により容易に適応できる。又、カ
ムを偏心カムとすることにより、カムの製作が容易であ
り、実用上高精度が確保される。
【0033】然し乍ら、偏心加工手段は実施例に限られ
るものではなく、エンコーダ9で加工物1の回転角を検
出し、カムを用いることなく、上記実施例において、ス
ライド16を固定の工具台とし、X軸サーボモータ25
を加工物1の回転角に応じて駆動し、ねじ送り装置26
を介して前後スライド12を前後して非円形加工を行っ
てもよい。
【0034】実施例は非円形偏心加工により不つりあい
重量を除去したが円形偏心加工により不つりあい重量を
除去してもよいことはもちろんである。
【0035】「実施例5」図8はフローシートである。
加工物1は主軸台4に軸架された加工物主軸5の主軸頭
に固定した工具把握駆動手段例えばチャック6に一端が
固定されている。主軸5の回転角を検出するエンコーダ
9が主軸5の回転角を検出するように配設され、エンコ
ーダ9が検出したパルス信号は高速演算CNC制御装置
3及びつりあい演算回路10に入力されるようになって
いる。
【0036】高速演算CNC制御装置3は所要の加工物
1の輪郭を形成するように加工物1の検出された回転角
に応じた信号予測制御により、高応答サーボモータ25
に送るようになっている。
【0037】サドル18は加工物1の軸方向と同方向
(Z方向)の案内を設けた左右スライドベース19に移
動自在に係合している。サドル18はこのベース19に
取り付けられたサーボモータ21とサーボモータ21に
連結されたねじ送り装置22によりこのベース19上を
進退する。サーボモータ21は高速演算CNC制御装置
3により制御される。前後スライド12上には左右スラ
イドベース19が固定されている。前後スライド12は
加工物1の半径方向の前後スライドベース24に滑合し
ており、前後スライドベース24の後端に固定したサー
ボモータ25によりねじ送り装置26を介して進退す
る。サーボモータ25は高速演算CNC制御装置3によ
って制御される。加工物主軸5に固定したプーリ37は
図示されないモータから動力伝導装置を介して駆動され
るようになっている。
【0038】加工物主軸5は主軸軸受27に支持されて
いる。主軸軸受27は加工物主軸台4に固定されてい
る。この加工物主軸台の振動を検出するように振動検出
器29が設けてある。
【0039】主軸台5の振動を検出する振動検出器29
の出力信号はつりあい演算回路10に入力されるように
なっている。つりあい演算回路10は振動検出器29の
信号を入力して主軸台5の振動より加工物1の回転不つ
りあい重量のベクトルUを求め、高速演算CNC制御装
置3に送るようになっている。高速演算CNC制御装置
3はこのベクトルUに基づいてサドル18をZ方向に送
り乍ら、逐次不つりあいを消去するように高応答サーボ
モータ25で前後スライド12を制御するようになって
いる。
【0040】次に上記構成の作用を説明する。本実施例
では加工物1を旋削加工して軸方向各断面において円形
又は非円形となる加工が先ず行われる。
【0041】加工物1をチャック6で把握して支持し、
図示されないモータから動力伝導装置を介してプーリ3
7に回転を伝えられ、加工物主軸5、チャック6、加工
物1は回転する。予めプログラムしてある加工物1の所
望の形状に加工するためCNC制御装置3はZ軸サーボ
モータ21とX軸サーボモータ25を駆動して、Z軸サ
ーボモータ21でねじ送り装置22を介してサドル18
をZ軸方向に送り、このZ軸送りと関連づけて、X軸サ
ーボモータ25はねじ送り装置26を介して前後スライ
ド12を前後進する。サドル18に固定された工具台1
6Aは前後スライド12の進退と共に進退し、工具台1
6Aに固定したバイト40は加工物1を所望の形状に旋
削する。加工物1の各断面は円又は非円形である。この
加工終了後にバイト40を後退し加工物1のつりあいを
とる。加工物1の回転つりあいをとる場合は上記加工終
了と共にバイト40を後退し、後退させる。前記加工時
とは異なるつりあい試験に適する回転速度で加工物1を
高速回転する。加工物1に不つりあいがあるとその不つ
りあいに応じて振動し、その振動速度は振動検出器29
で検出される。この検出値はつりあい演算回路10へ入
力される。同時にエンコーダ9は加工物1の回転位置を
検出してつりあい演算回路10へ入力する。
【0042】つりあい演算回路10は加工物1の回転不
つりあい重量のベルト値を求め、この回転不つりあい重
量をとる加工物1の形状を演算し、その値を高速演算C
NC制御装置3に入力する。次に高速演算CNC制御装
置3はZ軸サーボモータ21とX軸サーボモータ25を
駆動して不つりあい重量Uを取り去るべき加工物1の主
軸台4側の位置へバイト40を移動する。ここで加工物
1は非円形偏心加工に適する回転速度に速度変更され、
加工物1が回転するとその回転角はエンコーダ9により
検出された高速演算CNC制御装置3に入力される。高
速演算CNC制御装置3は加工物1の1回転に対してX
軸サーボモータ25を正逆回転し、前後スライド12を
往復動させる。これによって工具台16Aに固定したバ
イト40は加工物1の外周を切削する。ここで高速演算
CNC制御装置3がエンコーダ9からの入力に関連して
X軸サーボモータ25を回転させると加工物1には半径
がその回転角に対して変化するバイト40の移動量Xに
従って、非円形の断面が出来上る。
【0043】かくして加工物1の回転不つりあい重量を
取り去ることが出来る。更に回転不つりあいの精度を上
げるには同様のことを繰り返す。この2回目の不つりあ
い重量の取り去る位置は加工物の周方向の異なる位置と
なる。例えば加工物の直径をわたる位置の両側、即ち、
エンコーダが捕捉した加工物1の180度異なる位置で
すればよい。
【0044】「実施例6」前述した各実施例は、つりあ
い試験機と旋盤を複合した形式の回転つりあい装置を提
供している。この実施例は公知のつりあい試験機、偏心
加工機を夫々用いて新たな回転つりあいを取る方法を提
供する。
【0045】旋盤、研削盤等で円形加工された部分を有
する加工物は回転つりあい試験機にかける。この回転つ
りあい試験機は加工物の重量、不つりあい検出限度によ
って選択すればよく、非回転の静的重力式、ソフト軸受
形、或はハード軸受形の遠心力式等の何れかを用いる。
このつりあい試験機により求められた不つりあいのベク
トルは図8の高速演算CNC制御装置3に入力される。
図9は既に各実施例で示した非円形偏心又は円形偏心加
工可能な旋削加工機である。既に各実施例で各部の説明
とその作用は説明してあるので、同一符号を付して説明
を省略する。高速演算CNC制御装置3は前記入力され
た不つりあいのベクトルに対応して高速度サーボモータ
11を制御するプログラムが自動演算されるようになっ
ている。
【0046】実施例は工具としてバイトを用いている
が、円筒砥石を用いた砥石台又はフライスを用いたユニ
ットをアッパースライドに設けて研削又はフライス加工
してもよいことは勿論である。
【0047】上記において、高速演算CNC制御装置3
によるサーボモータ11の制御を加工物1の回転角に対
して、比例させずに回転方向に位相を進退するように補
正して出力することにより、あらゆる形状の楕円、放物
線等の連続した輪郭あるいはその一部を加工することが
可能となる。
【0048】上記の加工物1の回転に対して、高速演算
CNC制御装置3はZ軸サーボモータ21を一定量宛駆
動してねじ送り装置22を介してサドル18をZ方向に
送ると共に、サーボモータ11の回転角θ1の範囲を順
次変化させると例えば加工物1は太鼓形状あるいは鼓形
状のように任意に長手方向に順次断面を変化させること
ができる。
【0049】このような非円形偏心加工を行うに当って
高速演算CNC制御装置3は不つりあい重量U1を打消
すように不つりあい重量U1の側の半径が小さく、その
180度反対側の半径が大きくなるように(切削しない
場合も含む)加工する。又、Z軸サーボモータ21の送
り長さに比例して既に加工してある加工物1の円形外周
に次第に近づけることにより段差を生じないで不つりあ
いを除去できる。同様にして不つりあい重量U2を除去
する。
【0050】
【発明の効果】本発明の第1の発明はつりあい試験機で
不つりあい重量を求めて、偏心加工可能な機械で不つり
あいを修正するので、修正後の不つりあい重量を除去し
た跡が分らず、見た目もよく、又、不つりあい修正跡に
回転中に他の物が巻き付いたりするおそれが少ない。
【0051】本発明の第2の発明は第1の発明の回転つ
りあいをとる方法を繰り返し実行するので回転つりあい
精度が向上する。
【0052】本発明の第3の発明によれば、加工物主軸
台の加工物の不つりあいに基づく振動を検出する振動検
出手段と、加工物の回転角検出手段を設けて、これらに
よって加工物の不つりあい重量のベクトル値を設けて、
この不つりあい重量を除去するように加工物を非円形加
工する制御手段を設けたため、装置本体は非円形加工可
能な工作機械をそのまま用いることが可能と成る。
【0053】本発明の第4の発明は加工物の両端を支持
する各軸の軸受を、振動或は力を測定出来るように可動
にすると共に切削又は研削力に耐えるように固定可能と
し、偏心加工手段例えば偏心加工可能な外周を旋削又は
研削する装置を設け、振動或は力を検出して不つりあい
重量のベクトルを求めるつりあい演算回路を備え、この
演算回路の計算した結果を偏心加工手段に入力して不つ
りあいを修正するようにしたので、両端を支持する加工
物の場合に、同一取付状態でつりあい試験、不つりあい
の修正が可能となり、且つ修正後の加工物の面が美し
く、他の物が巻き付くおそれが少ない。
【0054】本発明の第5の発明は加工物の片側の端部
を把握する把握手段を備えて、この把握手段を設けた主
軸を支持する軸受を、振動或は力を測定出来るように可
動にすると共に切削又は研削力に耐えるように固定可能
とし、偏心加工手段を設け、振動或は力を検出して不つ
りあい重量のベクトルを求めるつりあい演算回路を備
え、この演算回路の計算した結果を偏心加工手段に入力
して不つりあいを修正するようにしたので、チャッキン
グのみで片持ちで支持する加工物の場合に、同一取付状
態でつりあい試験、不つりあいの修正が可能となり、且
つ、修正後の加工物の面が美しく、他の物が巻き付くお
それが少ない。
【0055】本発明の第6の発明は第3又は第4もしく
は第5の発明において、加工物を円形に加工する加工手
段を備えたから、円筒形又は円筒端面を旋削又は研削し
た上、加工物を取り付けたまま、つりあい試験を行な
い、不つりあいを修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のフローシートである。
【図2】図1におけるカム線図である。
【図3】図1の加工物主軸軸受部の縦断面図である。
【図4】図1の心押台軸受部の縦断面図である。
【図5】偏心加工された加工物の軸直角断面図である。
【図6】図1において加工物主軸軸受部及び心押台軸受
部にハード形力検出器を備えた実施例2の縦断面図であ
る。
【図7】本発明の実施例3のフローシートである。
【図8】本発明の実施例5のフローシートである。
【図9】本発明の実施例6のフローシートである。
【符号の説明】
1 加工物 2 カム軸 3 高速演算CNC制御装置 4 主軸台 5 主軸 7 心押台 9 エンコーダ 10 つりあい演算回路 11 サーボモータ 13 偏心カム板 17 カムフォロア 27,27a 軸受 28 エデンばね 29 振動検出器 41 力検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形又は非円筒形に旋削又は研削で加
    工する加工個所を有する加工物の回転つりあいを取る方
    法において、加工後の加工物を回転つりあい試験機にか
    けて不つりあい重量のベクトル値を求め、次にこの加工
    物を非円形加工可能な旋盤又は研削盤等に取付けて、前
    記加工物の加工個所を偏心円形もしくは非円形に加工
    し、この加工により前記不つりあい重量を除去すること
    を特徴とする回転つりあいを取る方法。
  2. 【請求項2】 請求項1による回転つりあいをとる方法
    を繰り返し行い、各回の不つりあい重量の除去する周方
    向の位置を異なる周方向の位置としたことを特徴とする
    回転つりあいを取る方法。
  3. 【請求項3】 加工物主軸の回転角に応じて工具台を加
    工物の半径方向に進退する量を制御可能な制御手段を備
    えた非円形加工可能な旋削加工機械において、加工物主
    軸を回転自在に支持する加工物主軸台の加工物の不つり
    あいに基づく振動を検出する振動検出手段及び加工物の
    回転角検出手段を設け、該、振動検出手段の検出した信
    号と、加工物回転角検出手段の検出した信号を入力し
    て、前記加工物の不つりあい重量のベクトル値を計算し
    て、加工物の不つりあい重量部を偏心円形もしくは非円
    形に加工して除去するように工具台を加工物の半径方向
    に進退する制御手段を設けたことを特徴とする回転つり
    あい装置。
  4. 【請求項4】 円筒形又は非円筒形の加工物の両端を支
    持する加工物主軸と心押台軸を備え、加工物主軸を回転
    自在に支持する主軸軸受と、主軸軸受を加工物の加工時
    において固定し且つ、つりあい試験時にこの固定を解い
    てこの軸受に加わる加工物の不つりあいに基づく振動又
    は力を検出するように可動に支持する主軸台軸受支持手
    段と、加工物主軸の駆動装置と、心押台主軸を回転自在
    に支持する心押台軸受と、心押台軸受を加工物の加工時
    において固定し、且つつりあい試験時にこの固定を解い
    て心押台軸受に加わる加工物の不つりあいに基づく振動
    又は力を検出するように可動に支持する心押台軸受支持
    手段と、主軸台及び心押台各軸受支持手段に各々配設し
    た振動又は力検出器と、偏心加工手段と、前記振動検出
    器又は力検出器により加工物の不つりあい時重量を求め
    るつりあい演算回路と、この演算回路で求めた不つりあ
    い重量を偏心加工により除去する制御手段を有し、加工
    物の不つりあいを修正することを特徴とする回転つりあ
    い装置。
  5. 【請求項5】 加工物の片側の端部を把握する把握手段
    を備えて、この加工物を支持する加工物主軸を備え、加
    工物主軸を回転自在に支持する主軸軸受と、主軸軸受を
    加工物の加工時において固定し、且つ、つりあい試験時
    にこの固定を解いてこの軸受に加わる加工物の不つりあ
    いに基づく振動又は力を検出するように可動に支持する
    主軸台軸受支持手段と、加工物主軸の駆動装置と、主軸
    軸受支持手段に各々配設した振動又は力検出器と、偏心
    加工手段と、前記振動検出器又は力検出器により加工物
    の不つりあい重量を求めるつりあい演算回路と、この演
    算回路で求めた不つりあい重量を偏心加工により除去す
    る制御手段を有し、加工物の不つりあいを修正すること
    を特徴とする回転つりあい装置。
  6. 【請求項6】 加工物の円形加工手段を備えたことを特
    徴とする請求項3又は4もしくは5に記載の回転つりあ
    い装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06335801A (ja) * 1993-05-24 1994-12-06 Okuma Mach Works Ltd バランス修正機能付数値制御旋盤
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CN118162639A (zh) * 2024-05-14 2024-06-11 沛县汉方机械制造股份有限公司 一种用于配重块销轴的加工设备

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