JPH0631314B2 - 新規なゴナドリベリン誘導体 - Google Patents

新規なゴナドリベリン誘導体

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JPH0631314B2
JPH0631314B2 JP61309288A JP30928886A JPH0631314B2 JP H0631314 B2 JPH0631314 B2 JP H0631314B2 JP 61309288 A JP61309288 A JP 61309288A JP 30928886 A JP30928886 A JP 30928886A JP H0631314 B2 JPH0631314 B2 JP H0631314B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、下記一般式、 Clp-His-Trp-Ser-Tyr-X1-X2-X3-Pro-X4 (I) (但し、Xは、2−アミノ安息香酸基又は3−アミノ
安息香酸基;Xは、ロイシル基、トリプトフィル基又
はフェニルアラニル基;Xは、アルギニル基、ロイシ
ル基、グルタミニル基;Xは、グリシルアミド基又は
エチルアミド基) からなるゴナドリベリンノナペプチドエチルアミド又は
デカペプチドアミド誘導体、およびその酸付加塩に関す
る。
(従来の技術) 本明細書中で用いられる略号は、次のごとき意味を有す
るものであるが、これは、ペプチド化学(例えばジャー
ナル・オブ・バイオロジ−・アンド・ケミストリー
(J.Biol.Chem.)241,527(196
6)参照)における命名法に準じている。
Xとして (−X−として) Glp:ピログルタミン酸 (ピログルタミル) His:ヒスチジン (ヒスチジル) Trp:トリプトファン (トリプトフィル) Ser:セリン (セリル) Tyr:チロシン (チロシル) Gly:グリシン (グリシル) Phe:フェニルアラニン (フェニルアラニル) Leu:ロイシン (ロイシル) Pro:プロリン (プロリル) Glu:グルタミン酸 (グルタミル) Gln:グルタミン (グルタミニル) Arg:アルギニン (アルギニル) Mab:3−アミノ安息香酸 Aa:アントラニル酸 Boc:第3ブチルオキシカルボニル Bzl:ベンジル DCC:ジシクロヘキシルカルボジイミド DCU:ジシクロヘキシル尿素 DIC:ジイソプロピルカルボジイミド DMF:ジメチルホルムアミド DNP:ジニトロフェニル EA:エチルアミド Et:エチル HPLC:高性能液体クロマトグラフィ Me:メチル ONP:4−ニトロフェニル OPCP:ペンタクロロフェニル OPFP:ペンタフルオロフェニル TEA:トリエチルアミン TFA:トリフルオロ酢酸 THF:テトラヒドロフラン TLC:薄層クロマトグラフィ Tos:トシル UV;紫外線 Z:ベンジルオキシカルボニル ゴナドリベリン(文献上、ゴナドトロピン解放ホルモ
ン、GnRH、黄体化および卵胞刺激ホルモン放出ホル
モン(LH/FSH−RH)とも呼ばれ、化学一般式、
Glp−His−Trp−Sen−Tyr−Gly−L
eu−Arg−Pro−Gly−NHからなるも
の)、およびその公知の誘導体は、黄体化および卵胞刺
激ホルモン(LHおよびFSH)を解放又は放出する能
力を有することが一般的特徴となっている。
1980年代の初めにおいて、魚類および鳥類中のゴナ
ドリベリンの構造は、哺乳動物中のゴナドリベリンのも
のと異なっていることが知られた〔ジェイ・エイ・キン
ク(J.A.King)およびアール・ピ−・ミラー
(R.P.Millar):ジャーナル・オブ・バイオ
ロジー・アンド・ケミストリー(J.Biol.Che
m.)257,10722(1982);サウスアフリ
カン・ジャーナル・オブ・サイエンス(South−A
frican J.of Science)78.12
4(1982);エヌ・シャーウッド(N.Sherw
ood)等:プロシーデングス・イン・ナショナルアカ
デミー・オブ・サイエンス(Proc.Natl.Ac
ad.Sci.80,2794(1983)参照〕。
これらの差異は、鳥類の場合は8位のアミノ酸に、また
魚類の場合は、7又は8位のアミノ酸に影響がある。
さらに、6位にグリシンが存在する代りに、疎水性脂肪
族又は芳香族側鎖を有するD−アミノ酸を含むゴナドリ
ベリン誘導体は、ゴナドリベリンよりも優れた効果を有
することも文献上知られている〔ジェイ・サンドウ
(J.Sandow)等:「排卵の制御」、エド・パタ
ーワース(Ed.Butterworth)、ロンド
ン、1978,49−70頁;エイ・ヴイ・シャリー
(A.V.Shally)等:アニュアル・オブ・リビ
ュー・オブ・バイオケミストリー(Ann.Rev.B
iochem.),47.89(1978)〕。
さらに、ゴナドリベリンの生物学的活性が、、10位の
グリシンアミド基を脂肪族鎖を含むアミド基で置換する
ことにより高められることを知られている〔エム・ジュ
ジノ(M.Jujino)等:ジャーナル・オブ・メデ
シナルケミストリー(J.Med. Chem.16
1144(1973)〕。
エフ・エイ・モナニー(F.A.Momany)は、そ
のデカペプチドの可能なあらゆるコンホメーションのエ
ネルギー量を調査し、6位のグリシン又はD−アラニン
でU字形(β−回転)に折曲した分子の空間配列の場合
に、エネルギー量が最小となることを見出した〔ジャー
ナル・オブ・アメリカンケミストリー・オブ・ソサイア
ティ(J.Amer.Chem.Soc.)98.29
90(1976);およびibidem 98,299
6(1976)〕。
アール・エム・フレイジンジャー (R.M.Freidiger)等は、下記一般式(I
V)のGnRH誘導体を製造した。
ここで、その空間構造は6位のグリシンを、γ−ラクタ
ムで置換することにより固定される。この化合物の生物
学的活性は、天然のゴナドリベリンのものより増大して
いる。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、公知のものより生物学的活性がより大き
く、哺乳類のみならず、魚類、両生類の繁殖に有効な新
規なゴナドリベリン誘導体を提供することである。
この発明の他の目的は、6位のグリシンの代りに、生物
学的活性を促進する芳香環を含む新規な形のアミノ酸を
組み込む方法、さらに最も好ましい空間配列に固定する
と同時に、ラセミ化のおそれを回避する方法を提供する
ことである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ゴナドリベリンの6位のグリシン基の代り
に、下記一般式(V)の2−アミノ安息香酸基(アント
ラニル酸)、 又は下記一般式(VI)の3−アミノ安息香酸基、 を組み込むことにより、上記目的を達成し得ることを見
出し、完成するに至った。
さらに、本発明は、10位のグリシンアミド基を炭素原
子数1〜4のアルキルアミド基で置換することにより、
ゴナドリベリン誘導体の生物学的効果が増大することを
見出したことに基づくものである。
さらに、本発明は、ゴナドリベリンの8位または7およ
び8位のアミノ酸を、ある種のアミノ酸で置換すること
により、哺乳動物のみならず、他の種の動物の繁殖に有
効なゴナドリベリンを生成し得ることを見出したことに
基づくものである。
本発明は、上記事実に基づいて、上記一般式(I)のノ
ナペプチドエチルアミド又はデカペプチドアミド化合
物、およびその塩を製造する方法を提供するものであっ
て、その方法は、以下の工程からなることを特徴とす
る。すなわち、 (a)適宜保護されたアミノ酸を、段階的又は断片的縮
合により縮合し、適宜保護基を除去する工程、又は (b)固相ペプチド合成法により、上記の適宜保護され
たアミノ酸を固相担体に対し、適当な順序で段階的に縮
合し、さらに最終生成物を酸性、又はアルカリ性分裂に
より上記固相担体から分離し、上記分裂の前後におい
て、同時に上記保護基を適宜除去する工程 からなる。
上記方法において、好ましい上記工程(a)は、下記一
般式(II)、 Glp-His-Trp-Ser-Tyr-N3 (II) のペンタペプチドアジドを、下記一般式(III)、 X1-X2-X3-Pro-X4 (III) (但し、X、X、X、Xは前記同様) のテトラペプチド又はペンタペプチドと縮合させること
からなるものである。
上記工程(b)において、固相担体として、ベンズヒド
リルアミン樹脂又はクロロメチル化ポリスチレン樹脂を
用いることが好ましい。
また、保護基を有する最終生成物の分離は、フッ化水素
により、又はエチルアンモニア添加分解(ethyla
mmonolysis)によって行なうことが好まし
い。
このようにして得られたノナ−又はデカペプチドアミド
は、所望により、、薬剤として使用可能な酸と反応させ
て酸付加塩に変形させること、あるいは所望により、酸
付加塩を塩基と反応させて遊離塩基を解放させることも
できる。
また、本発明は、上記一般式(I)の化合物又はその酸
付加塩を有効成分として含む治療用又は生物学的生殖用
の薬剤組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、上記薬剤組成物の製法として、上記
一般式(I)の化合物又はその酸付加塩を一般に用いら
れている賦形剤、又は担体と混合する方法を提供するも
のである。
牛の場合、一般式(I)のゴナドリベリン誘導体は筋肉
内、皮下、静脈投与として5ないし200μgの投与量
を用い、魚類の場合は、筋肉内又は皮下投与により、、
0.1〜100μgの投与量を用いることが好ましい。
本発明における一般式(I)の新規なゴナドリベリン誘
導体、およびその製法の重要な利点は、以下の通りであ
る。
(a)牛および魚類に対する生殖実験によれば、、公知
のゴナドリベリン誘導体よりも、作用効果がよりすぐれ
ている。
(b)6位に組み込まれた新しい置換基は、不整中心を
含まないからラセミ化が生ずるおそれがなく、最終製品
の製造が容易かつ安価となる。
(c)2−および3−アミノ安息香酸基の製造コスト
は、公知のGnRH誘導体で同様の役割をするD−アミ
ノ酸のものより安価となる。
(d)上記工程(a)で出発物質として用いられる一般
式(II)のペンタペプチド成分は、各最終生成物の共
通する中間体である。
以下、本発明の実施例について説明するが、、薄層クロ
マトグラフィ(TLC)のR値は、記号“R”の上
方の数字で表わした下記溶媒系を用い、キーゼルゲルシ
ート(DCアルフォリエン(Alufolien)、メ
ルク(Merck)により判定したものである。
1.酢酸エチル/ピリジン/酢酸/水=30:20:
6:11 2.酢酸エチル/ピリジン/酢酸/水=60:20:
6:11 3.酢酸エチル/ピリジン/酢酸/水=120:20:
6:11 4.酢酸エチル/ピリジン/酢酸/水=240:20:
6:11 5.n−ブタノール/酢酸/水/酢酸エチル=1:1:
1:1 6.n−ブタノール/酢酸/水=4:1:1 7.イソプロパノール/1M酢酸=2:1 8.酢酸エチル/ピリジン/酢酸/水=5:5:1:3 9.アセトン/トルエン=1:1 10.クロロホルム/酢酸=24:2 11.ブタノン/ピリジン/水=65:15:20 12.クロロホルム/メタノール/酢酸=85:10:
5 13.n−ブタノール/酢酸/アンモニア(濃水酸化ア
ンモニウム1容量部と水4容量部とからなるもの)=
6:1:1:2 実施例1 (Aa、Gln、desGly10)−ゴナドリベ
リンエチルアミドの製造例 工程(a):Boc−His(DNP)−Trp−OM
e(分子量:622.62)の製造。
Boc−His(DNP)−OH 21.12g(50
ミリモル)をDMF100ml中に溶かし、これを0℃
に冷却し、次にDCC10.32g(50ミリモル)お
よびN−ヒドロキシベンゾトリアゾール7.66g(5
0ミリモル)をこれに撹拌下で添加した。これを、0℃
で10分間、撹拌したのち、析出したDCUを濾別し
た。
DMF 70ml中に溶かしたH−Trp−OMe.H
Cl 12.74g(50ミリモル)の溶液荷を、0℃
に冷却したのち、これにTEA 6.94ml(50ミ
リモル)を加え、5分間撹拌してから、析出したトルエ
チルアミン塩酸塩を濾別した。
上記の得られた2つの溶液を一緒にし、0℃で一晩撹拌
し、析出慎したDCUを濾別し、溶液を蒸発乾燥させ
た。
得られた油状残渣を酢酸エチル500ml中に溶解し、
次に氷冷した1M硫酸水素ナトリウム溶液100mlを
用いて、これを3回、次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液
100mlを用いて、これを5回、最後に塩化ナトリウ
ムの10%溶液100mlを用いて、これを2回、の抽
出をおこなった。
得られた有機質相を、無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥し、濾過したのち蒸発乾燥させた。この油状残渣を、
石油エーテルを用いて完全に粉砕し、得られた粉体を濾
過、乾燥させた。
得られた結晶性生成物を、石油エーテルを用いて酢酸エ
チルから再結晶させ、目的製品を得た。収量は27.7
0g(89%)、融点(以下、m.p.と略称する)は
119〜122℃であった。
〔α▲〕22 ▼=+14.1゜(C=1、DMF) R =0.62;R =0.41. 工程(b):H−His(DNP)−Trp−OMe.
2HCl〔分子量:522.49(遊離塩基;595.
41(ジヒドロクロリド)〕の製造。
4N塩化水素メタノール溶液100mlを、メタノール
100mlに24.9g(40ミリモル9のBoc−H
is−(DNP)−Trp−OMeジペプチドを溶かし
た溶液中に添加した。この混合物を室温下で30分間放
置した。
その結果、ジペプチドエステル塩酸塩が析出した。この
析出物を濾別し、エーテルで洗い乾燥させた結果、目的
化合物が21.91g(92%収率)が得られた。m.
p.=198〜202℃。
〔α▲〕22 ▼=0.49(C=1、DMF) R =0.46;R =0.18. 工程(c):Glp−His−(DNP)−Trp−O
Me(分子量:633.60)の製造。
L−ピログルタミン酸4.85g(36.8ミリモ
ル)、DCC7.58gおよびN−ヒドロキシベンゾト
リアゾール5.63gを、DMF100mlに溶かした
混合物を、温度5〜10℃で10分間撹拌し、ついでD
CU析出物を濾別した。
他方、TEA 9.72ml(70ミリモル)を、H−
His(DNP)−Trp−OMe.2HCl 20.
84g(35ミリモル)(DMF 100mlに溶かし
たもの)の溶液中に添加した。次に5分間撹拌したの
ち、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別した。
上記の2つの溶液を一緒にし、室温で一晩撹拌した。翌
日、アセトン90mlを加え、不溶性の析出物を濾別し
た。蒸発ののち得られた油状残渣を酢酸エチルを用い
て、完全に粉砕し、ついで乾燥させた。
この乾燥した結晶を25mlの水で3回洗ったのち、再
び乾燥させた。この得られた生成物を、加熱酢酸エチル
を用いて再結晶させて目的化合物を得た。収量は18.
42g(83.1%)%あり、m.p.=148〜15
1℃であった。
〔α▲〕22 ▼=+5.2゜(C=1、DMF) R =0.53;R =0.38. 工程(d):Glp−His−Trp−OMe(分子
量:466.50)の製造。
DMF 100mlおよび水100ml中に溶かしたG
lp−His(DNP)−Trp−OMe保護トリペプ
チド15.84g(25ミリモル)の溶液に、メルカプ
トエタノール4mlを加え、ついで、TEAを添加して
pH=8に調整した。この溶液を室温にて30分間放置
したのち、減圧下に蒸発乾燥した。
得られた油状残渣を、エーテルで完全に粉砕し、ついで
濾過、乾燥させた。得られた生成物をメタノールの少量
に溶かし、エーテルを加えて結晶化した。
析出した結晶を濾過、乾燥させ、目的化合物10.92
g(93.6%の収率)を得た。
m.p.=228〜232℃。
〔α▲〕22 ▼=+4.04゜(C=0.42、DM
F) R =0.30. 工程(e):Glp−His−Trp−N(分子
量:466.51)の製造。
98%ヒドラジン水和物20mlを、Glp−His−
Trp−OMeトリペプチド9.33g(20ミリモ
ル)をメタノール250mlに溶かした溶液中に添加し
た。この混合物を40℃で3時間、撹拌したのち、室温
で一晩撹拌した。翌日、析出物を濾別し、冷エタノール
で洗い、ついで乾燥して目的化合物を7.58g(8
1.2%の収率;m.p.=166〜169℃)を得
た。
〔α▲〕22 ▼=−22.3゜(C=0.5、MF) R =0.50;R =0.14. 工程(f):Glp−His−Trp−Ser−Tr−
OMe(分子量:716.81)の製造。
DMF 60mlに溶かしたGlp−His−Trp−
(上記工程(e)で製造したもの)7.0g
(15ミリモル)を含む溶液を0℃に冷却し、これに、
6N塩酸溶液7.5ml(45ミリモル)を撹拌下で加
えた。次に亜硝酸ナトリウム1.035g(15ミリモ
ル)の濃水溶液を上記混合物中に徐々に滴下し、ついで
0℃で15分間撹拌した。さらにDMF 15ml中に
4.78g(15ミリモル)のH−Ser−Tyr−O
Me.HClを溶かした溶液を加え、ついでTEA6.
25ml(45ミリモル)を加えてpHを中性に調整し
た。この混合物を0〜4℃で一晩撹拌し、ついで減圧下
で蒸発乾燥した。得られた油状残渣をエーテルを用いて
完全に粉砕し、乾燥させて、目的化合物12.1g(1
00%の収率)を得た。このものはTLCにおいて2つ
の小さい汚染スポットが見られたが、これは精製するこ
となしにヒドラジドに変換され、これをメタノールから
再結晶化した。この目的化合物はm.p.=188〜1
90℃を示した。
〔α▲〕22 ▼=−348゜(C=1、DMF) R =0.58;R =0.26 工程(g):Glp−His−Trp−Ser−Tyr
−N(分子量:716.8)の製造。
200mlのメタノールに粉状粗Glp−His−Tr
p−Ser−Tyr−OMeペンタペプチドエステル1
2gを溶かした溶液に、98%ヒドラジン水和物10m
lを添加し、この混合物を3時間、40℃にて撹拌し
た。ついで、室温で1晩撹拌したのち、析出物を濾過
し、さらに濃硫酸を用い乾燥器中で乾燥した。乾燥した
結晶を0.5N塩酸250ml中に溶かし、飽和炭酸ナ
トリウム溶液を加えてpH=8に調整し、これを2時
間、0℃にて放置した。生成した結晶質析出物を濾過
し、氷冷水で洗い、乾燥させて目的化合物6.12g
(2工程のものを一緒に計算して56.9%の収率)を
得た。m.p.=205〜206℃。
〔α▲〕22 ▼=21.51(C=1、DMF) R =0.39;R =0.14. このヒドラジン窒素の分析の結果、3.79%および
3.76%(計算値は3.91%)を示した。
工程(h):H−Gln−Pro−NHEt.TFA
(分子量:367.3(Boc:370.49))の製
造。
プロリンエチルアミド10g(70ミリモル)(Z−P
ro−NHEt 72ミリモルを水素化して得られたも
の)をDMF 100mlに溶かし、TEAを添加して
pH=8に調整した。次に、DMF 100mlにBo
c−Gln−ONP 32g(87ミリモル)を溶かし
た溶液を撹拌下でさらに添加した。
得られた油状残渣を30% TFAを50ml含むジク
ロロメタン溶液中に溶かし、これを室温にて20分間放
置した。のちに減圧下で上記溶液を蒸発させ、得られた
油状残渣をエーテルを用いて完全に粉砕した。その固体
生成物をエーテルで洗い、減圧下に乾燥して目的化合物
15.9g(62%の収率)を得た。このものの融点は
その著しい吸湿性から測定することができなかった。
〔α▲〕20 ▼=−44.4(C=1、メタノー
ル) R =0.32;R =0.37;R 13=0.
21. 工程(i):Z−Leu−Gln−Pro−NHEt
(分子量:518.57)の製造 H−Gln−Pro−NHEt7g(26ミリモル)を
DMF 50ml中に溶かし、これを0℃に冷却したの
ち、TEAを加えてpH=8に調整した。次にDMF
40mlにZ−Leu−ペンタクロロフェニルエステル
14g(27.3ミリモル)を溶かした溶液をさらに加
え4℃にて一晩撹拌した。翌日、この混合物を減圧下で
蒸発し、残渣を酢酸エチル70mlに溶かした。この有
機質溶液を15mlの0.01N水酸化ナトリウムの冷
水溶液で3回抽出し、15mlの水で3回洗った。この
水酸化ナトリウムおよび水での抽出液を一緒にし、酢酸
エチル10mlで2回洗った。この酢酸エチル抽出溶液
を一緒し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧下
で蒸発させた。残渣をエーテルで完全に粉砕し、得られ
た固相物を濾過し、エーテルを洗い、減圧下で乾燥させ
て目的化合物を10.4g(収率77%、m.p.=8
4〜88℃)を得た。
〔α▲〕20 ▼=−32.8DO(C=1、メタノー
ル) R =0.90 工程(j):H−Leu−Gln−Pro−NHEt.
HBr(分子量:465.5)の製造。
氷酢酸に溶かした臭化水素の4N溶液70mlを、氷酢
酸50mlにZ−Leu−Gln−Pro−NHEt
7.6g(14.6ミリモル)を含む溶液中に加え、こ
の混合物を室温にて90分間放置した。次にこの混合物
を撹拌下で氷冷エーテル800ml中に徐々に注入し
た。30分後、撹拌を止め、沈積した析出物を濾過し、
五酸化りんを用いて乾燥させ、目的化合物7.9g
(m.p.=147℃)を得た。
〔α▲〕20 ▼=−72.8(C=1、2N酢酸) R =0.30;R 11=0.82. 工程(k):Boc−アントラニル酸(分子量237.
27)の製造。
DMF 20mlにアントラニル酸4g(30ミリモ
ル)を溶かした溶液にTEAを加えてpH=8に調整し
た。これに第3ブチルオキシ炭酸塩9gを加えたのち、
この反応混合物を室温にて一晩撹拌した。これを蒸発乾
燥させ、得られた濃い油状残渣を酢酸エチル50ml中
に溶解した。その有機質相を氷冷した0.01N硫酸2
0mlで3回洗い、ついで水20mlで3回洗った。次
に上記酢酸エチル溶液を無水硫酸ナトリウムを用いて乾
燥し、減圧下で蒸発させた。この油状残渣は冷凍室内に
て保持させたところ結晶化した。得られた目的化合物は
5.7g(収率80%)でm.p.は91〜93℃であ
った。
=0.87;R 10=0.79. 工程(1):Boc−Aa−Leu−Gln−Pro−
NHEt(分子量:603.85)の製造。
DMF 10mlにH−Leu−Gln−Pro−NH
Et臭酸塩2.3g(5ミリモル)を溶かした溶液を0
℃に冷却し、ついでTEAを添加したpH=8に調整し
た。次にN−ヒドロキシベンゾトリアゾール750mg
(5.5ミリモル)およびDCC 1.1g(5.5ミ
リモル)を加えたのち、DMF 5mlにBoc−アン
トラニル酸1.3g(5.5ミリモル)を溶かした溶液
を、これに徐々に滴下し、次に、この反応混合物を室温
にて48時間撹拌した。その結果析出したDCUを濾過
し、溶液を減圧下に蒸発した。得られた残渣を酢酸エチ
ル50mlに溶かし、10%クエン酸20mlで3回洗
い、ついで水20mlで3回、飽和炭酸水素ナトリウム
20mlで3回、最後に飽和塩化ナトリウム溶液20m
lで1回、それぞれ洗った。上記酢酸エチル相を無水硫
酸ナトリウムを用いて乾燥し、ついで減圧下に蒸発し
た。得られた油状残渣をエーテルで粉砕した結果、青黄
色の粉状析出物が得られ、これを濾過し、エーテルで洗
い目的化合物2.4g(収率80%)を得た。
m.p.=119〜121℃.R =0.91. アミノ酸の分析の結果、以下の値を得た。
Gln 0.97;Pro 1.03;Leu 1.0
0;Aa 0.92. 工程(m):H−Aa−Leu−Gln−Pro−NH
Et.TFA(分子量:599.63)製造。
ジクロロメタンに溶かしたトリフルオロ酢酸の30%溶
液10mlにBoc−Aa−Leu−Gln−Pro−
NHEt 603mg(1ミリモル)を溶かし、この溶
液を室温にて20分間撹拌した。ついで、減圧下で、T
FAを急速に除去し、残渣をエーテルの添加により粉砕
し、乾燥させて、目的化合物を5.15mg(収率86
%)を得た。
=0.52 工程(n):Glp−His−Trp−Ser−Tyr
−Aa−Leu−Gln−Pro−NHEt(分子量:
1188.48)の製造。
DMF 10mlにGlp−His−Trp−Ser−
Tyr−Nペンタペプチド(工程(g)で得られ
たもの)358mg(0.5ミリモル)を加え、これを
0℃に冷却したのち、6N塩酸0.34ml、さらに亜
硝酸ナトリウム37.7mgを含む濃水溶液を撹拌下で
滴下した。5分後、H−Aa−Leu−Gln−Pro
−NHEt.TFAテトラペプチド230mg(0.5
ミリモル)(DMF 1mlに溶かしたもの)およびT
EA 0.34mlを0℃で添加した。必要に応じ、反
応混合物にTEAを加えて中和し、0℃で2時間撹拌し
たのち、室温まで暖めた。次に減圧下で上記DMFを除
去し、残渣を0.2N酢酸溶液とし、セファデックスG
−25カラム(2×95cm)を用いクロマトグラフィ
により分離した。この分離ののち、UV吸収(280n
m)およびTLCを用いて測定した。適当な分画を集
め、凍結乾燥して目的化合物を得た(315mg.収率
52%)。
=0.58;R =0.83;R =0.7
2 アミノ酸分析の結果は以下の通りである。
Ser 0.91;Gln 2.03;Pro 0.9
5;Len 1.00;Tyr 1.10;His
1.02;Trp 0.81;Aa 0.95. 実施例2 (Aa,des Gly10)−ゴナドリベリンエチ
ルアミドの製造。
工程(a);Z−Arg(NO)−Pro−NHEt
(分子量:465.47)の製造。
Z−Arg(NO)−OH 7.33g(29.7ミ
リモル)およよびN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール
1.034gを、THF70mlにプロリンエチルアミ
ド3.24g(22.8ミリモル)を溶かした溶液に加
えた。この反応混合物を氷水バス中にて冷却し、次に、
THF 50mlにDCC 5.34g(25.8ミリ
モル)を溶かした溶液をこれに撹拌下で滴下した。この
混合物を氷冷下で5時間撹拌し、室温で20時間撹拌
し、ついで濾過したのちTHFで洗った。濾液を減圧下
で蒸発し、残渣をクロロホルムに溶かし、水酸化アンモ
ニウム/水(1:5)混合液35mlで3回、水20m
lで2回、1N塩酸35mlで3回、最後に水20ml
で3回、連続的に洗った。上記クロロホルムによる溶液
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過したのちクロロホ
ルムで洗い、ついで濾液を蒸発した。残渣をTHF 3
5mlと酢酸エチル50mlとからなる混合液中に溶か
し、濾過し、THFと酢酸エチルとからなる混合物
(1:2)30mlで洗った。この溶液を蒸発させたの
ち、エチルエーテル100mlを、この固相の気泡質残
渣に加えた。得られた生成物を濾過し、エーテルで洗
い、減圧下で乾燥して目的化合物9.69g(98%の
収率)を得た。m.p.=125℃。
〔α▲〕20 ▼=−42.5(C=1、メタノー
ル) R =0.5;R 12=0.72. 工程(b):Z−Leu−Arg(NO)−Pro−
NHEt(分子量:578.65)の製造。
氷酢酸30ml中にZ−Arg(NO)−Pro−N
HEt5.6g(11.73ミリモル)を溶かした溶液
に、氷酢酸に臭化水素を溶かした4N溶液55mlを加
えた。この反応混合物を室温にて90分間放置したの
ち、absエーテル250mlを加え、これを1時間放
置した。次に上澄液を分離したのち、エーテル100m
lを残渣に加えた。これを15分間放置したのち、この
混合物を濾過し、さらにエーテルを完全に洗った。得ら
れた固相の吸湿性物質を五酸化リンおよび水酸化ナトリ
ウムを用い減圧下で乾燥させた。その結果、やや吸湿性
の生成物6.44gを得た。
上記のジペプチドエチルアミド臭酸塩6.04g(1
1.0ミリモル)をクロロホルム150ml中に懸濁さ
せ、ついでTEAを5.5ml加えた。この懸濁物は徐
々に溶解したが、これにTEAをさらに2.5ml加え
て完全な溶液とした。次に、クロロホルム65mlにZ
−Leu−OPCP6.4gを加えた溶液を上記反応溶
液に滴下し、それを一晩撹拌し、翌日、この混合液を1
N塩酸で、次に飽和塩化ナトリウム溶液および2N水酸
化アンモニウム溶液で、最後に再び飽和塩化ナトリウム
溶液で抽出をおこなった。その有機質相を無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下で蒸発させた。得られた残渣を
エーテルで完全に粉砕し、その固形分を濾別し、エーテ
ルで洗い、減圧下で乾燥した結果、粗生成物5.5g
(84.6%の収率9を得た。
この得られた保護されたトリペプチドエチルアミドを若
干温めつつ酢酸エチル30ml中に溶かし、活性炭を用
いて透明化し、酢酸エチル10mlで2回洗った。この
濾液にエチルエーテル75mlを滴下した。生成した油
状の沈積物は急速に固化した。約2時間放置したのち、
この混合物を濾過し、酢酸エチル/エーテル(2:3)
混合液で洗い、さらにエーテルで洗ったのち、減圧下で
乾燥して目的化合物4.7g(収率74.3%)を得
た。
m.p.=116〜118℃。
〔α▲〕20 ▼=57.0(C=1、メタノール) R =0.74;R =0.49. 工程(c):H−Leu−Arg(NO)−Pro−
NHEt.HBr(分子量:537.4)の製造。
氷酢酸に臭化水素を溶かした溶液10mlにZ−Leu
−Arg(NO)−Pro−NHEtトリペプチド
1.18g(2ミリモル)を含む溶液を室温にて1時間
撹拌した。これに無水エーテル100mlを加えたの
ち、得られた粉状析出物を濾別し、得られた青黄色粉体
を乾燥して吸湿性の目的化合物1.30gを得た。R
f2=0.14. 工程(d):Boc−Aa−OPEP(分子量:40
3.32)の製造。
THF20mlにBoc−アントラニル酸2.4g(1
0ミリモル)を溶かした溶液を0℃に冷却し、ついでD
CC2.2g(11ミリモル)およよびペンタフルオロ
フェノール2.0g(THF10mlに溶かしたもの)
を撹拌下で添加した。この混合物を0℃にて3時間、さ
らに室温にて一晩撹拌した。この溶液を濾過し、析出物
を酢酸エチル30mlに溶かし、ついで氷冷の10%ク
エン酸10mlで3回、冷水10mlで3回、飽和炭酸
水素ナトリウム10mlで3回、最後に水10mlで3
回、連続的に洗った。上記酢酸エチル相を無水硫酸ナト
リウムを用いて乾燥したのち、濾過し、ついで減圧下で
蒸発した。これを4℃に保ったところ、油質残渣は結晶
化した。この得られた目的化合物は収量が3.06g
(収率76%)であった。
=0.90;R 10=0.85. 工程(e):Boc−Aa−Leu−Arg(NO
−Pro−NHEt(分子量:675.75)の製造 DMF 5mlにH−Leu−Arg(NO)−Pr
o−NHEt.HBrトリペプチド塩1.07g(2ミ
リモル)を溶かした溶液を0℃に冷却し、ついでDMF
5mlにTEA0.28ml(2ミリモル)およびB
oc−Aa−OPEP 806mg(2ミリモル)を溶
かした溶液を加えた。この溶液をTEAの添加によりp
H=8に調整し、昇温させ、TEA添加によりpH=8
に保ちながら20℃にて48時間撹拌し続けた。ついで
減圧下でDMFを除去し、残渣を酢酸エチル50ml中
に溶かし、ついで10%クエン酸で3回、水20mlで
3回、飽和炭酸水素ナトリウム20mlで3回、最後に
飽和塩化ナトリウム20mlで1回、連続的に洗った。
上記酢酸エチル溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた
のち、濾過し、さらに減圧下で蒸発させた。得られた油
状残渣をエーテルで粉砕化し、その固相分を濾過して目
的化合物1.05g(42率77.8%)を得た。
=0.90;R =0.91R; 10=0.
96. 工程(f):Boc−Aa−Leu−Arg−Pro−
NHEt(分子量:630.74)の製造。
50%酢酸50mlにBoc−Aa−Leu−Arg
(NO)−Pro−NHEtテトラペプチド1.0g
(1.5ミリモル)を溶かした溶液を4時間にわたり1
0%パラジウム担持チャーコール触媒400mgの大在
下で水素添加処理した。ついで、この触媒を濾別したの
ち溶液を蒸発させて、残渣をエーテルで完全に粉砕し、
目的化合物を777mg(収率82.5%)得た。
=0.45. 工程(g):H−Aa−Leu−Arg−Pro−NH
Et.(TFA)(分子量:724.67)の製造。
TFA 5mlにBoc−Aa−Leu−Arg−Pr
o−NHEtテトラペプチド630mg(1ミリモル)
を溶かした溶液を室温にて20分間撹拌した。このTF
Aをついで急速に減圧下にて急速に除去したのち、残渣
をエーテルで粉砕し、ついで濾過、乾燥して目的化合物
を648.5mg(収率89.5%)を得た。
=0.34:R =0.76 工程(h):Glp−His−Trp−Ser−Tyr
−Aa−Leu−Arg−Pro−NHEt.CH
H(分子量:1276.54)の製造: DMF 10mlにGlp−His−Trp−Ser−
Tyr−Nペンタペプチド(上記実施例1の工程
(g)で得たもの)358mg(0.5ミリモル)を溶
かした溶液を−10℃に冷却し、最初に6N塩酸0.3
4ml、次に亜硝酸ナトリウムを37.7mg含む濃縮
した水溶液をそれぞれ撹拌下にて滴下した。5分後、D
MF 1mlにH−Aa−Leu−Arg−Pro−N
HEt.(TFA)テトラペプチド362.3mg
(0.5ミリモル)を溶かした溶液およびTEA 0.
3mlを−10℃で添加した。この混合物を−5℃にて
1時間撹拌し、さらに0℃で1時間撹拌し、ついで放置
して室温迄加熱した。次に、DMFを減圧下で急速に除
去し、残渣を0.2N酢酸に溶かし、セファデックスG
−25カラム(2×95cm)にてクロマトグラフィー
により精製した。適当な分画を集め、凍結乾燥して目的
化合物を365.7mg(収率57.3%)を得た。
=0.65;R =0.49;R =0.6
9. 又、アミノ酸分析結果は以下の通りであった。
Ser 0.87;Glu 0.99;Rro 1.0
2;Leu 1.00;Tyr 0.97;His
1.03;Trp 0.82;Aa 0.91;Arg
1.01. 実施例3 (Mab)−ゴナドリベリンの製造 工程(a):Boc−3−アミノ−安息香酸(Boc−
Mab)(分子量:237.25)の製造。
DMF 10mlに3−アミノ−安息香酸1.0g
(7.5ミリモル)を溶かし、これにTEAを添加して
pH=8に調整した。ついで第3ブチルオキシ炭酸塩
2.5gを加え、この混合物を1日撹拌した。ついでこ
の反応混合物を実施例1の工程(k)と同様に処理し、
目的化合物1.4g(収率80.9%)を得た。
m.p.=92℃. R 10=0.88;R 10=0.84. 工程(b):Boc−Mab−Leu−Arg(N
)−Pro−Gly−NH(分子量:704.7
8)の製造。
DMF 10mlにH−Leu−Arg(NO)−P
ro−Gly−NH.TFA塩〔エム・ヤナイハラ
(M.Yanaihara)等:ジャャナル・オブ・メ
ディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)
16,373(1973)〕1.5g(2.5ミリモ
ル)を含有する溶液を0℃に冷却し、これにTEAを加
えてpH=8に調整した。ついでN−ヒドロキシ−ベン
ゾトリアゾール383mg(2.5ミリモル)およびD
CC 515mg(2.5ミリモル)をこの溶液に加
え、さらにこれに、DMF 3mlにBoc−Mab
593mg(2.5ミリモル)を溶かした溶液を滴下し
た。この反応溶液を室温にて撹拌しながら48時間保っ
た。ついで、析出したDCUを濾過し、溶液を減圧下で
蒸発させた。油状残渣は酢酸エチル30mlに溶かし、
10%クエン酸10mlで3回、水10mlで3回、飽
和炭酸水素ナトリウム溶液10mlで3回、最後に飽和
塩化ナトリウム10mlで1回、連続的に洗った。この
酢酸エチル相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下
で蒸発させた。エーテルを用いて油状残渣を完全に粉砕
したのち、白色の結晶質析出物を濾別し、エーテルで洗
って目的化合物1.2g(収率68%)を得た。
m.p.=132〜133℃;R =0.43 工程(c):Boc−Mab−Leu−Ars−Pro
−Gly−NH(分子量:159.78)の製造。
実施例2の工程(f)と同様に処理して、Boc−Ma
b−Leu−Arg(NO)−Pro−Gly−NH
ペンタペプチド1.0g(1.5ミリモル)から保護
基を除去し、目的化合物を775mg(収率:78.3
%)得た。
=0.52 工程(d):H−Mab−Leu−Arg−Pro−G
ly−NH.(TFA)(分子量:753.72)
の製造。
TFA 5mlにBoc−Mab−Leu−Arg−P
ro−Gly−NHペンタペプチドアミド670mg
(1ミリモル)を加え、この溶液を室温にて20分間撹
拌した。ついでTFAを減圧下で急速に除去し、油状残
渣をエーテルを用いて粉砕し、粉状物を濾過、乾燥して
目的化合物を689mg(収率91.5%)得た。
=0.50;R =0.53;R =0.4
2. 工程(e):Glp−His−Trp−Ser−Tyr
−Mab−Leu−Arg−Pro−Gly−NH
(分子量:1244.39)の製造。
DMF 10mlにGlp−His−Trp−Ser−
Tyr−Nペンタペプチド(実施例1の工程
(g)で得たもの)358mg(0.5ミリモル)を加
え、この溶液を−10℃に冷却した。次にこれに、6N
塩酸0.34ml、さらに亜硝酸ナトリウム37.7m
gを含む濃水溶液を加えた。5分後、DMF 1mlに
H−Mab−Leu−Arg−Pro−Gly−NH
(TFA)ペンタペプチド377mg(0.5ミリモ
ル)を溶かした溶液を−10℃で添加した。この反応混
合液を0℃で2時間撹拌したのち、放置して室温まで加
熱した。翌日、この混合液を減圧下で蒸発させた。さら
に、この粗デカペプチド残渣を、ブタノール/プロパノ
ール/酢酸/水(15:1:4:20)混合液を用いて
セファデックスG−25カラム(2×95cm)により
クロマトグラフィによる精製を行なった。さらにその分
画を用い、TLCおよびUV吸収による測定をおこなっ
た。デカペプチドを含む分画を凍結乾燥し、ついで希酢
酸を用いて、この操作を繰り返した。その結果、目的化
合物323mg(収率52%)を得た。
=0.31;R =0.49;R =0.6
2. アミノ酸の分析結果は以下の通りであった。
Ser 0.91;Glu 1.03;Pro 0.9
7;Gly 1.10;Leu 1.00;Tyr
0.97;His 1.05;Trp 0.87;Ma
b 0.90;Arg 1.11. 実施例4 (Aa)−ゴナドリベリン(分子量:1244.3
9)の製造 (a) 合成 この化合物は公知の固相ペプチド合成法により合成した
〔メリフィールド、アール・ビ−(Merrifiel
d,R.B.):ジャーナル・オブ・アメリカンケミス
トリ・オブ・ソサイアティ(J.Am. Chem.S
oc.)85,2149(1963)参照〕。
ベンズヒドリルアミン、HCl樹脂(0.4ミリモル/
g,Pierce)を0.75g(0.3ミリモル)を
ジクロロメタン中にて2時間、膨潤させた。ついで、ア
ミノ酸を用いたアシル化の工程において、以下のサイク
ルを繰り返した。
各段階ののちにニンヒドリンテストをおこなった〔イー
・カイザー(E.Kaiser)等:アナリテカルバイ
オケミストリー(Anal.Biochem.34,5
95(1970)〕。上記サイクルは遊離アミノ基が検
出されたときは段階5から始めて繰り返した。最後の段
階を終えたのちのGlp−His(Tos)−Trp−
Ser(oBzl)−Tyr(oBzl)−Aa−Le
u−Arg(Tos)−Pro−Glyペプチド樹脂の
重量から、目的化合物の収量は344mg(△wとして
65%)であることを示した(保護されたペプチドの分
子量は1764.92である。
効(p) フッ化水素を用いた分裂 保護基を除去すると同時にペプチドを液体無水フッ化水
素を用いる単一工程により樹脂から分裂させた〔エス・
サカイバラ(S・Sakaibara)他:Bull.
Soc.Japan 40,2164(1967)〕。
前の工程(a)でで得たペプチド樹脂に対し、アニソー
ル5mlおよびジチオトレイトール100mgを加え
た。ついでフッ化水素20mlをこの混合物に加え、1
時間撹拌を続けた。その後、窒素流を用いて上記のフッ
化水素を除去し、残渣をabs.エーテル中に懸濁さ
せ、ついで濾過した。この固相残渣を50%酢酸で洗っ
たのち、この濾液を温度37℃で蒸発した。このように
して得られたデカペプチドHF塩(371mg)を直
接、ゲルクロマトグラフィーにかけた。
工程(c) ゲルクロマトグラフィー 前の工程(b)で得られた生成物を20%酢酸を溶出液
としてセファデックスG−25カラム(2.5×100
cm)を用い精製した。この精製ののち、さらにUV吸
収(280nm)およびTLCに上る測定をおこなっ
た。デカペプチドを含む分画を集め、凍結乾燥させて目
的生成物を202mg(54%収率)を得た。
工程(d) 製剤用HPLC C18−シリカゲルLRP−1(13−24μm、Wh
atman)型製剤用HPLCカラム(2.5×45c
m)を用いた。平衡は15%のメタノールおよび85%
の20%酢酸溶液からなる混合溶液を用いておこなっ
た。平衡に達したのち、ゲルクロマトグラフィーにより
精製した生成物202mgを上記混合物に溶かして適用
した。溶出はメタノール15%と20%酢酸80%とか
らなる混合物から始まって、メタノール25%と20%
酢酸75%からなる混合物、メタノール40%と20%
酢酸60%とからなる混合物、最後にメタノール80%
と20%酢酸20%とからなる混合物を用いた直線的勾
配系によりおこなった。これらの操作は3.5×10
paの圧力下で、流速2ml/分で行なった。また分画
を280nmの吸収により検査し、その含量はTLCを
用いてコントロールした。このようにして得られた純粋
な(Aa)−ゴナドリベリン最終製品は凍結乾燥後1
23mg(収率61.0%)であった。
m.p.=185〜192℃。
〔α〕▲20 ▼=−63.2゜(C=1、0.1N
酢酸) R =0.17. アミノ酸分析の結果は以下の通りであった。
Ser 0.92;Glu 1.03;Pro 1.
1;Gly 0.97;Leu 1.00;Tyr
0.95;His 1.08;Wrp 0.83;Aa
0.90;Arg 1.05. 実施例5,6 下記のような化合物を実施例4の方法を用いて製造し
た。
実施例5および6の化合物のアミノ酸分析の結果は以下
の通りである。
実施例7 筋肉内、皮下又は静脈内投与用の注射液の製剤。
(a)一般式(I)のゴナドリベリン誘導体を蒸留水、
生理食塩水又は緩衝液に濃度、1〜10mg/mlとな
るように溶解した。この濾過により除菌し、ついでゴナ
ドリベリン誘導体が50〜500μg含まれるようにし
てアンプル内に充填し、凍結乾燥したのち最後にアンプ
ルを封止した。
投与する前にアンプル内に1〜10mlの蒸留水を加え
溶液とした。これにより所望投与量を注射することがで
きた。
(b)一般式(1)のゴナドリベリン誘導体を生理食塩
水又はベンジルアルコールにそれぞれ20〜500μg
/mlの濃度に溶かし、アンプルに充填し、密封した。
この溶液は直接投与するのに適したものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タマーシュ グリアーシュ ハンガリー国 セクサールド 7100 ベー リ ベー アー ウッツァ 71 (72)発明者 イシュトバーン テプラーン ハンガリー国 ブダペスト 1028 ヘルマ ンオ ウッツァ 43 (72)発明者 シャーンドル ヴィグ ハンガリー国 ペーチュ 7624 ユリシチ ュエム ウッツァ 30 (72)発明者 ヂョルヂィ ボオェコオェニィ ネーエマ ヨル ハンガリー国 ブダペスト 1031 カザル ウッツァ 23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I) Clp-His-Trp-Ser-Tyr-X1-X2-X3-Pro-X4 (I) (但し、Xは、2アミノ安息香酸基又は3−アミノ安
    息香酸基;Xは、ロイシル基、トリプトフィル基又は
    フェニルアラニル基;Xは、アルギニル基、ロイシル
    基、グルタミニル基;Xは、グリシルアミド基又はエ
    チルアミド基である)のゴナドリベリンナペプチドエチ
    ルアミド又はデカペプチドアミド誘導体及びその酸付加
    塩。
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