JPH06313268A - 炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維の製造方法 - Google Patents

炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維の製造方法

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JPH06313268A
JPH06313268A JP12538893A JP12538893A JPH06313268A JP H06313268 A JPH06313268 A JP H06313268A JP 12538893 A JP12538893 A JP 12538893A JP 12538893 A JP12538893 A JP 12538893A JP H06313268 A JPH06313268 A JP H06313268A
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polysilane
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密着性の良い炭化ケイ素によって被覆された
炭素繊維が得られ、炭化ケイ素皮膜の膜厚のコントロー
ルが容易で、その薄膜化も可能であり、製造工程も簡単
で、原料の利用効率も高い炭素繊維の製造方法を提供す
る。 【構成】 Si−H基を有するポリシラン類を原料と
し、そのポリシラン類を炭素繊維の実質的全表面に被着
させた後、不活性雰囲気下で熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、全表面が炭化ケイ素
(SiC)によって被覆され、耐酸化性を備えるととも
に各種の表面処理が可能である改質された炭素繊維を製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭素繊維は、高強度で、かつ、高温にお
いても強度の低下がない、といった優れた性質を有して
いるが、大気下(酸化雰囲気下)において高温で使用す
ると、酸化されて以後使用に耐え得なくなる、といった
欠点を有している。そこで、高温での耐酸化性を改善す
るために、炭素繊維の表面を炭化ケイ素で被覆して炭素
繊維の表面に耐酸化保護膜を被着形成することが行なわ
れている。
【0003】炭素繊維の表面に炭化ケイ素を被着させる
方法としては、炭素繊維を通電加熱して、その表面に炭
化ケイ素を化学気相蒸着法(CVD法)で析出させるよ
うにする方法が行なわれている。また、例えば特公昭6
2−62188号公報等には、炭素繊維上で有機ケイ素
化合物を気相熱分解させて、炭素繊維表面に炭化ケイ素
の皮膜を形成させるようにする方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、炭素繊維の表面に被着させる炭化ケ
イ素皮膜の膜厚のコントロールが難しいといった問題点
がある。また、炭化ケイ素は、炭素繊維の表面に積層し
た状態で被着するので、両者の密着が不十分になるとい
った問題点がある。さらに、炭化ケイ素の原料が気体で
供給されるので、原料中炭化ケイ素として炭素繊維の表
面上に固定することができる割合が小さく、原料の利用
効率が低いといった問題点がある。また、炭素繊維を通
電加熱して炭化ケイ素をCVD法で炭素繊維表面に析出
させる方法では、炭素繊維の繊維径が10μm程度以下
であると、通電時の熱によって炭素繊維の切断が生じる
などの理由で、そのような炭素繊維の表面に炭化ケイ素
皮膜を被着させることはできないといった問題点があ
る。
【0005】そこで、まず、炭素繊維の表面にポリシラ
ン類を所望の厚みに被着させ、その後にそれを焼成する
ことによりポリシラン類から炭化ケイ素を生成させ、炭
素繊維表面に炭化ケイ素の皮膜を形成させる方法が考え
られる。ところが、一般に使用されているポリシラン
は、300〜400℃の温度での不融化時に蒸発及び分
解が生じるため、炭素繊維の表面に被着させたポリシラ
ンが上記した焼成過程で消失してしまう。そこで、焼成
工程に先立ってポリシラン皮膜の表面を酸化処理し、そ
の皮膜表面に二酸化ケイ素(SiO2)の保護膜を形成
させることにより、その保護膜で被覆されたポリシラン
皮膜の消失を防ぐようにする。このように焼成工程の前
に酸化工程が必要となるため、製造工程が複雑になると
いった問題点がある。また、二酸化ケイ素の保護膜を形
成するため、炭素繊維表面の皮膜全体の厚みが厚くなっ
てしまい、一方、炭素繊維表面に被着させるポリシラン
皮膜の厚みを薄くすると、酸化処理によってポリシラン
が全て二酸化ケイ素になってしまう。従って、ポリシラ
ンを使用した上記方法では、炭化ケイ素皮膜の薄膜化は
不可能であった。
【0006】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、密着性の良い炭化ケイ素によって被
覆された炭素繊維を得ることができ、炭化ケイ素皮膜の
膜厚のコントロールが容易で、その薄膜化も可能であ
り、また製造工程も簡単で、原料の利用効率も高く、さ
らに繊維径の小さい炭素繊維の表面への炭化ケイ素の被
着も可能であるような炭素繊維の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る方法で
は、Si−H基を有するポリシラン類を原料とし、その
ポリシラン類を炭素繊維の実質的全表面に被着させた
後、不活性雰囲気下で熱処理するようにして、炭化ケイ
素によって被覆された炭素繊維を製造するようにした。
原料とされるポリシラン類としては、例えばポリメチル
シランやポリ(メチルシラン−ジメチルシラン)などが
使用される。
【0008】原料とされるポリシラン類として、常温下
で液状物又は溶媒に可溶であるものを使用し、そのポリ
シラン類の液状物又は溶液中に炭素繊維を浸漬させた
後、その炭素繊維を液状物又は溶液中から引き上げて乾
燥させ、炭素繊維の表面にポリシラン類を被着させるよ
うにするようにするとよい。また、炭素繊維の表面にポ
リシラン類を被着させる工程において超臨界流体を使用
するようにしてもよい。
【0009】
【作用】この発明に係る炭素繊維の製造方法では、原料
とされるポリシラン類が分子中にSi−H基を有してい
るので、ポリシラン類の蒸発や分解が生じる前に低温で
ポリシラン類が不融化し、その後のポリシラン類の蒸発
減少も殆んど無い。従って、炭素繊維の表面に被着させ
たポリシラン類の酸化処理は不要であり、ポリシラン類
を炭素繊維の実質的全表面に被着させた後不活性雰囲気
下で加熱するだけで、炭化ケイ素によって被覆された炭
素繊維が得られ、炭化ケイ素の薄膜化も可能になる。そ
して、ポリシラン類として液状物を使用することがで
き、また、溶媒に対する溶解性に富む低分子のポリシラ
ン類を使用することができるため、ポリシラン類を炭素
繊維の表面にコーティングするのに適し、ポリシラン類
皮膜の膜厚、従って炭化ケイ素皮膜の膜厚を容易にコン
トロールすることができる。
【0010】また、炭素繊維の表面にポリシラン類を被
着させる工程で超臨界流体を使用するようにしたとき
は、炭素繊維のクラック内部までポリシラン類を浸透さ
せることができるため、炭素繊維表面に緻密な炭化ケイ
素皮膜が被着形成される。また、繊維が重なった部分に
も均一にポリシラン類を被着させることができるため、
単繊維以下の炭素繊維からなるヤーンやクロスなどの表
面にも炭化ケイ素皮膜の被着形成が可能である。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例について説明
する。
【0012】この発明に係る、炭化ケイ素によって被覆
された炭素繊維の製造方法は、Si−H基を有するポリ
シラン類を原料とし、そのポリシラン類を炭素繊維の実
質的全表面に被着させた後、不活性雰囲気下で熱処理す
るようにする。原料とされるポリシラン類としては、化
1で示される一般式で表されるような化合物が使用され
る。尚、式中、nは4以上の整数、mは0又は1以上の
整数であって、m+n≧4であることが望ましい。ま
た、R1、R2及びR3は、−CH3、−C25、−C37
等のアルキル基、−C65で代表されるアロマティック
基などである。具体的には、ポリシラン類として、例え
ばポリメチルシランやポリ(メチルシラン−ジメチルシ
ラン)などが使用される。
【0013】
【化1】
【0014】ポリシランの合成方法としては、ジャーナ
ル・オブ・アメリカン・ケミストリー・ソサイアティ、
71、963(1914)などに開示されているように、ジクロ
ロシラン化合物を金属ナトリウム又は金属リチウムに接
触させることにより得る方法が最も一般的である。ポリ
メチルシラン及びポリ(メチルシラン−ジメチルシラ
ン)の具体的な合成方法を以下に例示する。尚、他のポ
リシランについても、同様の方法で合成し得る。
【0015】〔ポリメチルシランの合成例〕500mlの
三つ口フラスコに300mlの脱水THF及び1モルの金
属リチウムを入れ、それを窒素雰囲気下で0℃に保ち、
その三つ口フラスコ内にジクロロメチルシラン0.5モ
ルを滴下ロートで徐々に滴下し、18時間反応させるこ
とにより、ポリメチルシラン約20gを得た。ポリシラ
ンの分子量は、GPCによる分子量測定の結果、数平均
分子量280(ポリスチレン換算)であった。
【0016】〔ポリ(メチルシラン−ジメチルシラン)
の合成例〕ジクロロメチルシランに代えてジクロロメチ
ルシラン及びジクロロジメチルシランの混合物を用いる
以外は、上記の「ポリメチルシランの合成例」と同様の
方法によって合成した。得られたポリ(メチルシラン−
ジメチルシラン)は数平均分子量320(ポリスチレン
換算)であった。
【0017】上記したようにして製造されたポリシラン
類を使用し、そのポリシラン類を炭素繊維の実質的全表
面に被着させた後、不活性雰囲気下で熱処理することに
より、炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維が得られ
る。ここで、ポリシラン類を炭素繊維表面に被着させる
には、ポリシラン類が常温下で液状物又は溶媒に可溶で
あるときは、例えば浸漬、塗布、スプレイ等の方法によ
って炭素繊維表面にポリシラン類を付着させた後、乾燥
処理するようにする。この場合、炭素繊維表面にコーテ
ィングするポリシラン類の膜厚は、炭素繊維の太さによ
るが、実質的に0.1〜10μm程度にされる。1例を
示すと、炭素繊維の繊維径が10μmであれば、ポリシ
ラン類の膜厚は0.1〜1.5μm程度が実用的であ
る。一方、ポリシラン類の膜厚を薄くし過ぎると、形成
された炭化ケイ素皮膜に欠陥が生じ、反対に膜厚を厚く
し過ぎると、形成された炭化ケイ素皮膜にクラックが生
じ易く、また、液垂れなどが生じて、皮膜の均一性が損
なわれ易くなる。ポリシラン類の膜厚のコントロール
は、例えば浸漬法によって炭素繊維表面にポリシラン類
を被着させる場合、溶液中のポリシラン類の濃度や溶液
中からの炭素繊維の引上げ速度を調節することによって
行なわれる。ポリシラン類の濃度は、溶媒の種類によっ
ても異なり、特に制限されないが、一般的には10〜
0.1%が適当である。この程度の濃度であれば、炭素
繊維の引上げ速度によるポリシラン類の膜厚のコントロ
ールも行ない易い。尚、溶媒としては、トルエン、キシ
レン等の非極性化合物や、例えばTHFのようにポリシ
ラン類の溶解性が高い揮発性化合物などが使用される。
また、炭素繊維の引上げ速度は、特に制限は無いが、溶
液の塗布むらが少ないといった観点から、60〜5cm
/分程度が適当である。乾燥処理する際の温度は、使用
した溶媒の種類によって異なるが、20〜150℃程度
にすればよい。
【0018】また、炭素繊維表面にポリシラン類を被着
させるのに、超臨界流体を使用するようにしてもよい。
この場合には、ポリシラン類が炭素繊維の内部まで浸透
するため、炭素繊維の表面に緻密な炭化ケイ素皮膜を被
着形成することができる。超臨界流体としては、二酸化
炭素(CO2)、エタン(C26)、トリフルオルメタ
ン(CF3H)、ジフルオルメタン(CF22)などが
使用される。また、温度は、臨界温度以上で、例えば2
50℃以下に設定されるが、ポリシラン類の転位温度以
下にするのが望ましく、好ましくは200℃までの温度
にする。圧力は、臨界圧以上で、上限は特に無いが、実
質上500気圧までにするのが取扱い易い。
【0019】炭素繊維の表面にポリシラン類をコーティ
ングした後の熱処理は、まず予備焼成した後本焼成して
行なう。この場合、予備焼成から連続して本焼成を行な
うようにしてもよい。予備焼成は、ポリシラン類の皮膜
に残存している溶媒を完全に除去するとともに、ポリシ
ラン類中に数%程度含有されている低沸点物質を除去す
るために行なわれる。また、予備焼成を行なうことによ
り、ポリカルボシランへの転位重合が起こり、皮膜の不
融化が生じる。さらに、予備焼成により高分子量化し、
本焼成での重量減少が抑制されるといった効果もある。
この予備焼成は、例えば、真空中或いは不活性雰囲気下
において、200〜500℃の温度で1〜48時間程度
被焼成物を加熱することにより行なわれる。この加熱に
際しては、低温から徐々に昇温、例えば0.1〜5℃/
分の昇温速度で温度を上昇させていくのが好ましい。そ
して、特に、250〜350℃の温度で1〜5時間程度
被焼成物を保持した後、400〜500℃の温度まで昇
温させるとよい。また、本焼成は、例えば、不活性雰囲
気下において800〜1,400℃の温度で1〜5時間
被焼成物を加熱することにより行なわれる。この場合、
800℃程度の温度で熱処理しても炭化ケイ素は生成さ
れるが、1,300〜1,400℃の温度まで加熱する
のが好ましい。
【0020】次に、炭化ケイ素によって被覆された炭素
繊維の具体的製法例について説明する。
【0021】〔SiCコーティング炭素繊維の製法例
1〕上記方法で合成されたポリメチルシラン10gをト
ルエン500mlに十分に溶解させ、その溶液中に繊維径
が10μmである炭素繊維を浸漬させ、80℃の温度で
1時間保持した後、その炭素繊維を溶液中から引き上
げ、窒素ガス雰囲気下において乾燥させた。次に、その
炭素繊維を400kg/cm2の圧力、450℃の温度で窒
素ガス雰囲気下において加圧・熱処理し、その後、常圧
でアルゴンガス雰囲気下において5℃/分の昇温速度に
より1,300℃まで温度を上昇させ、その温度で3時
間保持した後、放冷した。これにより、約1μmの膜厚
の炭化ケイ素皮膜で表面被覆された炭素繊維が得られ
た。
【0022】以上のような操作で得られたSiCコーテ
ィング炭素繊維を空気中において10℃/分の昇温速度
で800℃まで温度を上昇させた後、その温度で1時間
保持した。このようにして処理されたSiCコーティン
グ炭素繊維の重量減少率を調べたところ、重量減少率は
1.28%であり、殆んど重量変化が無く、上記操作で
得られたSiCコーティング炭素繊維は、十分な耐酸化
性を有していることが分かった。
【0023】〔SiCコーティング炭素繊維の製法例
2〕上記と同様の炭素繊維10gと上記方法で合成され
たポリメチルシラン0.5gとを内容積200mlの耐圧
容器に入れ、密閉した後、その耐圧容器を液体窒素中に
浸した。この状態で、耐圧容器内へCF3H100mlを
注入した後、耐圧容器を液体窒素中から取り出し、50
℃の温度になるまで加温した。このとき、耐圧容器内部
の圧力は臨界圧を超えており、耐圧容器内部が超臨界状
態であることが確認された。この状態から、耐圧容器の
圧力バルブを開放し、CF3Hをパージした。これによ
り、ポリメチルシランが表面に均一にコーティングされ
た炭素繊維が得られた。このようにして得られたポリメ
チルシランコーティング炭素繊維を、上記製法例1と同
様の方法によって熱処理した。これにより、約0.5μ
mの膜厚の炭化ケイ素皮膜で表面被覆された炭素繊維が
得られた。
【0024】以上のような操作で得られたSiCコーテ
ィング炭素繊維について、上記と同様の方法で耐酸化テ
ストを行なった。その結果、SiCコーティング炭素繊
維の重量減少率は0.85%であり、得られたSiCコ
ーティング炭素繊維は、十分な耐酸化性を有しているこ
とが分かった。
【0025】〔SiCコーティング炭素繊維の製法例
3〕CF3Hに代えてCO2ガスを用い、加温温度を10
0℃とする以外は、上記製法例2と同様の方法によって
SiCコーティング炭素繊維を製造し、上記と同様の方
法により耐酸化テストを行なった。その結果、約0.5
μmの膜厚の炭化ケイ素皮膜で表面被覆された炭素繊維
が得られ、それの耐酸化テストにおける重量減少率は
1.05%であり、得られたSiCコーティング炭素繊
維は、十分な耐酸化性を有していることが分かった。
【0026】〔比較例〕比較のために、SiCをコーテ
ィングしない未処理の炭素繊維について、上記と同様の
方法により耐酸化テストを行なった。その結果、耐酸化
テストにおける重量減少率は100%であった。
【0027】〔SiCコーティング炭素繊維の製法例
4〕ポリメチルシランに代えて、上記方法で合成された
ポリ(メチルシラン−ジメチルシラン)を用いる以外
は、上記製法例1と同様の方法によってSiCコーティ
ング炭素繊維を製造し、得られたSiCコーティング炭
素繊維について、上記と同様の方法により耐酸化テスト
を行なった。その結果、約0.8μmの膜厚の炭化ケイ
素皮膜で表面被覆された炭素繊維が得られ、それの耐酸
化テストにおける重量減少率は2.35%であり、得ら
れたSiCコーティング炭素繊維は、十分な耐酸化性を
有していることが分かった。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
かつ作用するので、この発明に係る炭素繊維の製造方法
によれば、密着性の良い炭化ケイ素によって被覆された
炭素繊維が得られ、炭化ケイ素皮膜の膜厚のコントロー
ルが容易で、その薄膜化も可能であり、製造工程も簡単
になり、原料の利用効率も向上し、さらに繊維径の小さ
い炭素繊維の表面に炭化ケイ素皮膜を被着させることも
可能である。
【0029】また、炭素繊維の表面にポリシラン類を被
着させる工程で超臨界流体を使用するようにしたとき
は、緻密な炭化ケイ素皮膜で表面被覆された炭素繊維を
得ることができる。また、単繊維以下の炭素繊維からな
るヤーンやクロスなどの表面にも炭化ケイ素皮膜の被着
形成が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si−H基を有するポリシラン類を原料
    とし、そのポリシラン類を炭素繊維の実質的全表面に被
    着させた後、不活性雰囲気下で熱処理するようにする、
    炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリシラン類がポリメチルシラン又はポ
    リ(メチルシラン−ジメチルシラン)である請求項1記
    載の、炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 ポリシラン類が常温下で液状物又は溶媒
    に可溶であり、そのポリシラン類の液状物又は溶液中に
    炭素繊維を浸漬させた後、その炭素繊維を液状物又は溶
    液中から引き上げて乾燥させ、炭素繊維の表面にポリシ
    ラン類を被着させるようにする請求項1又は請求項2記
    載の、炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 炭素繊維の表面にポリシラン類を被着さ
    せる工程において超臨界流体を使用する請求項1又は請
    求項2記載の、炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維
    の製造方法。
JP12538893A 1993-04-26 1993-04-26 炭化ケイ素によって被覆された炭素繊維の製造方法 Pending JPH06313268A (ja)

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