JPH0631390Y2 - デイジタル温度計 - Google Patents

デイジタル温度計

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JPH0631390Y2
JPH0631390Y2 JP16806685U JP16806685U JPH0631390Y2 JP H0631390 Y2 JPH0631390 Y2 JP H0631390Y2 JP 16806685 U JP16806685 U JP 16806685U JP 16806685 U JP16806685 U JP 16806685U JP H0631390 Y2 JPH0631390 Y2 JP H0631390Y2
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thermocouple
temperature
temperature sensor
electromotive force
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秀明 南
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、熱電対を用いたディジタル温度計に関する
ものである。
[考案の技術的な背景] 熱電対は、よく知られているようにゼーベック効果を利
用して2点間の温度差を電圧に変える熱電変換素子の1
つであり、その基本回路の1例が第6図に示されてい
る。同図によると、種類の異なる2つの導体PとQの各
一端が点Sにおいて接続され、他端T,T′は開放状態
又は高インピーダンスの状態にされており、上記接続点
Sは一般に測温接点と呼ばれ、開放端T,T′は基準接
点と呼ばれている。この測温接点と基準接点間に温度差
を与えると、基準接点の両端子TとT′の間には熱起電
力Vが発生し、上記導体PとQの組合せ種類が決まれ
ば、この熱起電力Vの大きさはその温度差に応じて定ま
るようになっている。
この場合、基準接点T,T′の温度は通常0℃が基準に
されており、上記起電力Vの大きさは基準接点温度0℃
と測温接点温度との差によって与えられるようになって
いる。したがって、例えば基準接点T,T′の温度が2
0℃で測温接点Sの温度が50℃の場合には、基準接点
T,T′の温度20℃に対応する電圧を別の手段で形成
し、この電圧を上記50℃と20℃の温度差による熱起
電力に付加する必要があり、その一般的な従来装置の例
が第7図に示されている。
すなわち、熱電対の出力は例えば増幅器A1を介して加算
器に入力されるとともに、基準接点T,T′の温度は温
度センサにより電圧に変換され、増幅器A2を介して上記
同様に加算器に入力される。この加算器においては増幅
器A1の出力に増幅器A2の出力が加え合わされ、その加算
出力は次段においてA/D変換された後、デコーダ等を
有する表示器により温度表示がなされる。この場合、熱
電対の温度:熱起電力特性には一般に非直線ひずみがあ
り、上記ディジタル変換値をマイクロコンピュータなど
で忠実に温度データに変換しようとすると、その演算式
が極めて複雑になって好ましくない。そこで、これを避
けるため、通常はディジタル変換値を折れ線からなる直
線特性に近似させて温度データの演算を行わせるように
しているが、場合によってはアナログの折れ線近似回路
を介して直線特性に補正してからA/D変換することも
ある。
しかしながら、この従来装置は上記いずれの場合におい
ても誤差の点については問題があり、高確度測定を必要
とする場合には必ずしも適当ではなかった。その大要を
第8図により説明する。同図は、ディジタル温度計が最
も頻繁に使用される0℃から100℃程度までの一般常
用温度範囲における例であり、この温度範囲において多
用されている熱電対の起電力特性の一例が曲線Aに示さ
れている。同図の曲線A′は、上記曲線Aに示される起
電力を増幅器A1により所定の電圧増幅度で増幅した値で
ある。曲線Bは例えば基準接点の温度を検出する温度セ
ンサの出力特性を示し、曲線B′は、その出力電圧を増
幅器A2により所定の電圧増幅度で増幅した値である。曲
線Cは、加算器により上記熱電対の増幅電圧A′に温度
センサの増幅電圧B′を加えた実際の出力であり、点線
で示される曲線C′は、温度センサの出力Bを直線特性
とみなし、その仮想の増幅電圧B″を上記熱電対の増幅
電圧A′に加えた場合の加算器の仮想出力電圧である。
上記第7図のような従来装置においては、一般に、この
加算器の仮想出力電圧C′に対して例えば一点鎖線Dに
示されるような近似直線が設定されている。したがっ
て、測定電圧がたまたまVt1とすると、得られる温度値
t1はほぼ正確な値となるが、例えば測温接点温度がt2′
の場合には比較的大きな誤差が発生する。すなわち、測
定電圧が例えばVt2′であったとすると、この電圧V
t2′は、基準接点温度t0′に対応する温度センサからの
出力電圧Vt0′に熱電対の起電力V(02)′を加えたもの
であって、実際の出力曲線Cによれば温度t2′が表示さ
れなければならないのであるが、従来装置においては近
似直線Dを介して温度t2が表示され、(t2-t2′)の誤
差が生じる。
[考案の目的] この考案は上記の点に鑑みなされたもので、その目的
は、マイクロコンピュータを利用して温度センサの出力
を熱電対の出力特性と相似な折れ線特性に補正すること
により、高確度の温度測定を可能としたディジタル温度
計を提供することにある。
[測定原理] まず、第1図によりこの考案に係るディジタル温度計の
測定原理を説明する。
同図において、曲線A,A′およびB,B′は、それぞ
れ上記第8図に示されている熱電対および温度センサと
同一特性の出力を表わす曲線であり、したがって同じ参
照符号が付されている。
折れ線Bは従来装置における仮想の直線出力B″とは
異なり、温度センサの増幅出力B′が熱電対の起電力特
性Aと相似な特性を有するように近似直線で補正された
ものである。この折れ線Bで表わされる電圧を所定レ
ベルに増幅して熱電対起電力の増幅出力曲線A′で表わ
される電圧に加算すると、熱電対の起電力を表わす原曲
線Aに対して比較的正確に相似した実際の出力曲線C″
が得られる。よって、この曲線C″を折れ線からなる近
似直線D′に置き換え、上記電熱対と温度センサの加算
出力電圧をこの近似直線D′に沿って温度値に変換する
と測定誤差を大幅に減少させることができる。
[実施例] 以下、この考案を添付図面に示されている実施例により
詳細に説明する。
第2図の機能ブロック図を参照すると、このディジタル
温度計は、例えば熱電対を利用した被測定温度の検出手
段1とその検出出力の増幅手段2、および温度センサに
よる熱電対の基準接点温度検出手段3とその検出出力の
増幅手段4とを有し、これらの増幅手段2,4からの増
幅出力は、切換手段5を介してA/D変換手段6へ交互
に入力されるようになっている。また、A/D変換手段
6から変換タイミング信号を受けてそれを分周し、上記
切換手段5の駆動用信号を形成する分周手段7が設けら
れている。このA/D変換手段6から出力されるディジ
タル変換信号は例えばデータ入出力制御手段8に送ら
れ、所定の演算処理が施された後、温度表示手段9に転
送されて被測定温度の表示がなされるようになってい
る。
上記所定の演算処理を行わせるため、この実施例におい
ては例えば温度センサの出力特性を熱電対の出力特性に
直線近似させる温度センサ出力補正手段10と、この補
正した出力を熱電対の出力に加える加算手段11、およ
びこの加算された値を直線特性に置き換える直線近似手
段12とを備えている。
上記温度センサ出力補正手段10には、例えば基準接点
温度検出手段3から与えられる温度センサの出力データ
を保持する温度センサ出力記憶手段13と、被測定温度
検出手段1に用いられている熱電対の起電力特性に対す
る温度センサの出力特性の差を補正用データとしてあら
かじめ保持している補正用データ記憶手段14とが付設
されている。使用する熱電対と温度センサの種類が決ま
ればそれらの特性は既知となるから、補正用データを事
前に用意しておくことができる。
補正出力記憶手段15は、温度センサ出力補正手段10
により熱電対の特性の合わせられた温度センサの出力デ
ータを保持するとともに、その保持データを上記加算手
段11に供給する。
上記加算手段11には、例えば送られてきた上記熱電対
の起電力を記憶する熱電対出力記憶手段16が付設され
ており、この記憶された熱電対の出力データは、上記し
たように加算手段11において補正済みの温度センサの
出力データに加算される。
加算出力記憶手段17は、上記加算手段11において形
成された加算出力データを保持するとともに、その保持
データを上記直線近似手段12に供給する。
上記直線近似手段12には、例えば上記加算出力記憶手
段17からの加算出力データを、誤差の少ない何本かの
折れ線で熱電対の起電力特性に置き換えるための補正用
データがあらかじめ保持された直線近似用データ記憶手
段18が付設されている。上記加算出力記憶手段17か
ら取り出されたデータは、直線近似手段12においてこ
の直線近似用データ記憶手段18の補正用データにより
直線特性に補正される。
この補正されたデータは直線近似出力記憶手段19に保
持されるとともに所定のタイミングで取り出され、上記
データ入出力制御手段8を介して温度表示手段9へ転送
される。
次に、第3図を参照しながら上記の機能を備えた回路の
実施例について説明する。なお、第3図中、第2図に示
された機能を有する回路には同一の参照符所がカッコ書
きで付されている。
第3図において、熱電対21の測温接点Sと基準接点
T,T′間との温度差による起電力は、基準接点T,
T′に接続された増幅器A1により増幅され、その増幅出
力は例えば所定のタイミングで交互に切り換えられるア
ナログスイッチSWの一方の端子Aを介して積分形のA
/Dコンバータ22に加えられる。また、上記熱電対2
1の基準接点T,T′の温度を検出するため、例えば白
金線を用いた温度センサ23が備えられており、この温
度センサ23の検出出力は増幅器A2により増幅され、上
記アナログスイッチSWの他方の端子Bを介して上記A
/Dコンバータ22に加えられるようになっている。
このA/Dコンバータにおいては、上記アナログスイッ
チSWの端子AとBを介して入力される2つの電圧がそ
れぞれ所定のタイミングでディジタル変換され、その変
換データは例えばマイクロコンピュータ24により演算
処理が施された後、表示部25に転送されて測定温度の
表示がなされるようになっている。
この実施例においては、上記A/Dコンバータ22から
そのA/D変換タイミング信号を受け、それを例えば1
/2に分周する分周器26が設けられており、上記アナ
ログスイッチSWの切換タイミングはこの分周器26の
分周出力によって同期制御されるようになっている。こ
れにより、上記マイクロコンピュータ24においては、
A/Dコンバータ22から入力されるデータ類の演算処
理に対して十分な時間的余裕を持つことができる。
上記マイクロコンピュータ24には、例えば8ビットの
はん用マイクロコンピュータが用いられ、図示のように
マイクロプロセッサ27とI/Oポート28,28′お
よびROM29,RAM30等からなり、ROM29に
は、上記データ類の演算処理プログラムと、温度センサ
出力(B′)の補正用データ、および上記加算出力
(C″)に対する直線近似用データ等が格納されてい
る。
次に、第4図を併せて参照しながらこのディジタル温度
計の動作を説明する。
熱電対21の基準接点T,T′間には例えば第4図の
(イ)に示されるような熱起電力Aが現われ、温度センサ
23からは(ロ)に示されるような基準接点温度の検出出
力Bが送出される。これらの電圧はそれぞれ増幅器A1お
よびA2により増幅され、(ニ)に示されるタイミングで切
換え駆動されるアナログスイッチSWを介してA/Dコ
ンバータ22へ交互に入力される。
A/Dコンバータ22においては、上記2つの入力信号
が(ハ)に示されるタイミングでA/D変換され、それぞ
れ(ホ)と(ト)に示されるディジタル信号となってマイクロ
コンピュータ24へ送出される。
これらの信号は、マイクロコンピュータ24内のRAM
30へ(ヘ)と(チ)に示されるように記憶されるとともに、
上記センサ23からの出力記憶データ(チ)は、ROM2
9に格納されている補正用データにより、(リ)に示され
るように熱電対21の出力特性に合わせられ補正データ
Bとなる。この補正データBは上記熱電対21の出
力記憶データ(ヘ)に加えられて(ヌ)に示される加算データ
C″となり、更に、上記ROM29に格納されている直
線近似用データにより、(ル)に示されるように折れ線状
の直線近似データD′に置き換えられ、上記RAM30
内に記憶される。この記憶された(ル)の直線近似データ
D′は表示部25に転送され、(オ)に示される表示用信
号に変換されて図示しない表示器により温度表示がなさ
れる。この場合、上記表示用信号の繰り返し周期は、表
示器のちらつきが眼に感じないように例えば毎秒100
サイクル程度にされる。
なお、第5図には、上記データ類の演算処理手順の一例
がフローチャートとして示されている。
[効果] 以上、詳細に説明したように、この考案においては、熱
電対の基準接点温度の検出出力をあらかじめ熱電対の起
電力特性に合わせる補正手段を備えており、この補正手
段を介して形成された電圧を熱電対の超電力に加算して
上記超電力の原特性に相似した加算出力を得るようにさ
れている。
したがって、この加算出力に沿った近似直線を基準にし
て熱電対の起電力を温度に変換すると、極めて高確度の
温度測定ができる。また、回路構成が簡単なため従来装
置への適用が容易であり、その性能向上に役立てること
ができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図ないし第5図はこの考案によるディジ
タル温度計の実施例に係り、第1図はその測定原理説明
図、第2図は機能ブロック図、第3図は回路ブロック線
図、第4図は信号タイミング図、第5図はフローチャー
トである。なお第6図は熱電対の一般基本回路図、第7
図は従来装置のブロック線図、第8図はその測定原理説
明図である。 図中、21は熱電対、22はA/Dコンバータ、23は
温度センサ、24はマイクロコンピュータ、25は表示
部、26は分周器、27はマイクロプロセッサ、29は
ROM、SWはスイッチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定温度に対応して発生する熱電対の起
    電力と、該熱電対の基準接点温度を検出する温度センサ
    からの出力とをA/Dコンバータによりディジタル変換
    し、該変換データを直線特性に補正して測定温度の表示
    を行なうディジタル温度計において、 上記熱電対の起電力と温度センサの検出出力を上記A/
    Dコンバータへ所定のタイミングで切り換え入力する切
    換器と、 上記A/Dコンバータから送出される温度センサ出力の
    ディジタル変換値を上記熱電対の起電力と相似の折れ線
    からなる直線特性に置換する第1の補正手段と、 該第1の補正手段の出力を上記熱電対起電力のディジタ
    ル変換値に加える加算手段と、 該加算手段からの出力を該出力と近似の折れ線からなる
    直線特性に置換する第2の補正手段とを備え、該第2の
    補正手段からの出力により上記被測定温度の表示を行う
    ことを特徴とするディジタル温度計。
JP16806685U 1985-10-31 1985-10-31 デイジタル温度計 Expired - Lifetime JPH0631390Y2 (ja)

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JPS6276630U JPS6276630U (ja) 1987-05-16
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