JPH06314082A - 液晶パネルの駆動装置とその駆動装置に用いるデータ変換法 - Google Patents
液晶パネルの駆動装置とその駆動装置に用いるデータ変換法Info
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- JPH06314082A JPH06314082A JP5102304A JP10230493A JPH06314082A JP H06314082 A JPH06314082 A JP H06314082A JP 5102304 A JP5102304 A JP 5102304A JP 10230493 A JP10230493 A JP 10230493A JP H06314082 A JPH06314082 A JP H06314082A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単純マトリクス型液晶パネルを駆動するため
の信号処理回路の構成を簡単にし、コストを低減する。 【構成】 変換ブロック300は、画像データバッファ
メモリ1の持つN行M列の画像データ行列の列ベクトル
を、先頭から順にm個のデータからなるn個の列ベクト
ルに分割した後に、それぞれ転置してn個の行ベクトル
として、n行m列の行列aを構成し、この行列aと行列
発生ブロック200の出力するn次の直交行列との積の
算出を、画像データ行列の全列に対して行うことで、列
信号行列に変換する。列信号行列はバッファメモリ8等
を介して単純マトリクス型液晶表示装置14の信号側電
極に印加する。分配回路9はn次の直交行列の1行をN
次の直交行列の1行に拡張して走査側電圧用レジスタ1
0に格納し、走査側ドライバ11を介して液晶表示装置
14の走査電極に印加する。
の信号処理回路の構成を簡単にし、コストを低減する。 【構成】 変換ブロック300は、画像データバッファ
メモリ1の持つN行M列の画像データ行列の列ベクトル
を、先頭から順にm個のデータからなるn個の列ベクト
ルに分割した後に、それぞれ転置してn個の行ベクトル
として、n行m列の行列aを構成し、この行列aと行列
発生ブロック200の出力するn次の直交行列との積の
算出を、画像データ行列の全列に対して行うことで、列
信号行列に変換する。列信号行列はバッファメモリ8等
を介して単純マトリクス型液晶表示装置14の信号側電
極に印加する。分配回路9はn次の直交行列の1行をN
次の直交行列の1行に拡張して走査側電圧用レジスタ1
0に格納し、走査側ドライバ11を介して液晶表示装置
14の走査電極に印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単純マトリクス方式を
用いた液晶パネルの駆動装置とその駆動装置に用いるデ
ータ変換法に関するものである。
用いた液晶パネルの駆動装置とその駆動装置に用いるデ
ータ変換法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置等の表示装置はマン
・マシン・インターフェースとしては不可欠な技術であ
り、特に、最近のコンピュータ端末等において、ダウン
・サイジングの意味からも、液晶表示装置は必須となっ
てきた。そのうち単純マトリクス型液晶表示装置は、価
格等が妥当な範囲にあり、幅広く使用されつつある。
・マシン・インターフェースとしては不可欠な技術であ
り、特に、最近のコンピュータ端末等において、ダウン
・サイジングの意味からも、液晶表示装置は必須となっ
てきた。そのうち単純マトリクス型液晶表示装置は、価
格等が妥当な範囲にあり、幅広く使用されつつある。
【0003】従来、単純マトリクス型液晶表示装置の駆
動法は、電圧平均化駆動法にのっとり、走査線の線順次
走査が使われている。この方法は、数学的には、次のよ
うに考えられる。すなわち、走査線の本数をN本とし、
選択されている走査線の印加電圧を「1」、選択されて
いない走査線の印加電圧を「0」とすると、各瞬間に一
本の走査線を順に選ぶことは、液晶パネルのN個の走査
電極の並ぶ方向を行方向、時間が推移する方向を列方向
とした場合、全体としてN次の単位行列を発生させて、
各走査線を駆動することに相当する。以下、行列の行、
列の定義は数学でなされているものとし、単純マトリク
ス方式の液晶パネルにおける行と列の定義は、走査線を
行に対応させ、信号線を列に対応させるものとする。
動法は、電圧平均化駆動法にのっとり、走査線の線順次
走査が使われている。この方法は、数学的には、次のよ
うに考えられる。すなわち、走査線の本数をN本とし、
選択されている走査線の印加電圧を「1」、選択されて
いない走査線の印加電圧を「0」とすると、各瞬間に一
本の走査線を順に選ぶことは、液晶パネルのN個の走査
電極の並ぶ方向を行方向、時間が推移する方向を列方向
とした場合、全体としてN次の単位行列を発生させて、
各走査線を駆動することに相当する。以下、行列の行、
列の定義は数学でなされているものとし、単純マトリク
ス方式の液晶パネルにおける行と列の定義は、走査線を
行に対応させ、信号線を列に対応させるものとする。
【0004】この方法を、高速な液晶パネルにおいて用
いた場合、各走査線は1フレームに一度、一瞬明るくな
った後すぐ暗くなり、この結果、液晶パネルが光を通す
白状態と光を通さない黒状態の明るさの比であるコント
ラストが期待に比べて、かなり低下するようになる。ま
た通常の液晶パネルにおいて用いた場合、瞬時の大電圧
パルスにより明るくなると、この状態は1フレーム以上
保持される。このような現象を、フレームレスポンスと
いう。
いた場合、各走査線は1フレームに一度、一瞬明るくな
った後すぐ暗くなり、この結果、液晶パネルが光を通す
白状態と光を通さない黒状態の明るさの比であるコント
ラストが期待に比べて、かなり低下するようになる。ま
た通常の液晶パネルにおいて用いた場合、瞬時の大電圧
パルスにより明るくなると、この状態は1フレーム以上
保持される。このような現象を、フレームレスポンスと
いう。
【0005】そこで最近、次のような駆動法が考案され
ている。それは、「1」と「−1」とを要素とする直交
行列を用いる方法である。ここでいう直交行列とは、行
列を構成する行ベクトルの内、任意の異なる2つの行ベ
クトルの内積が必ず「0」になる行列を意味する。
ている。それは、「1」と「−1」とを要素とする直交
行列を用いる方法である。ここでいう直交行列とは、行
列を構成する行ベクトルの内、任意の異なる2つの行ベ
クトルの内積が必ず「0」になる行列を意味する。
【0006】このような直交行列の内、1フレーム分の
画像データに対応するN行M列の画像データ行列Aの大
きさに適したN次の直交行列H0を考え、この2つの行
列の乗算を行うことで、列信号の電圧波高値の時間的変
化を表わす、列信号行列Bを作成する。
画像データに対応するN行M列の画像データ行列Aの大
きさに適したN次の直交行列H0を考え、この2つの行
列の乗算を行うことで、列信号の電圧波高値の時間的変
化を表わす、列信号行列Bを作成する。
【0007】次に、電圧平均化駆動法では単位行列であ
った、液晶パネルの各走査線の駆動信号の時間的変化を
表わす行列に、直交行列H0を用い、「−1」の場合
は、「1」の場合とは極性を反転させた電圧を走査電極
に印加するものとする。すなわち線順次走査ではなく、
全走査線を一度に選択することに相当する。そして、1
フレーム期間をN等分した場合の時刻tにおいて、行列
H0のt行目の各要素の値に応じた電圧を走査電極に印
加すると同時に、列信号行列Bのt行目の各要素の値に
応じた電圧を、各信号電極に印加する。このようにする
と、列信号行列Bは、液晶パネル上で逆変換され、元の
画像データの各要素に応じた実効電圧を、各画素に加え
ることができる。
った、液晶パネルの各走査線の駆動信号の時間的変化を
表わす行列に、直交行列H0を用い、「−1」の場合
は、「1」の場合とは極性を反転させた電圧を走査電極
に印加するものとする。すなわち線順次走査ではなく、
全走査線を一度に選択することに相当する。そして、1
フレーム期間をN等分した場合の時刻tにおいて、行列
H0のt行目の各要素の値に応じた電圧を走査電極に印
加すると同時に、列信号行列Bのt行目の各要素の値に
応じた電圧を、各信号電極に印加する。このようにする
と、列信号行列Bは、液晶パネル上で逆変換され、元の
画像データの各要素に応じた実効電圧を、各画素に加え
ることができる。
【0008】このようにして選択される走査線数を増加
させ、1フレーム内で各画素にかかる実効電圧を分散さ
せることで、線順次走査の電圧平均化駆動法に比べ、電
圧波高値は下げることができる。この点から、クロスト
ークやフレームレスポンスの削減、画質の向上を実現で
きるという優位点がある。
させ、1フレーム内で各画素にかかる実効電圧を分散さ
せることで、線順次走査の電圧平均化駆動法に比べ、電
圧波高値は下げることができる。この点から、クロスト
ークやフレームレスポンスの削減、画質の向上を実現で
きるという優位点がある。
【0009】なお、この方法は、Clifton,B. etc.,"Har
dware Architectures for Video-Rate, Active Address
ed STN Displays," Proceedings of the 12th Internat
ional Display Research Conference,pp.504-506,Oc
t.1992.に詳しく、また、直交行列については、「符号
理論」,宮川洋他著,昭晃堂刊に詳しい。
dware Architectures for Video-Rate, Active Address
ed STN Displays," Proceedings of the 12th Internat
ional Display Research Conference,pp.504-506,Oc
t.1992.に詳しく、また、直交行列については、「符号
理論」,宮川洋他著,昭晃堂刊に詳しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、全走査線の同時選択の場合、列信号を計算するた
めに膨大な規模の演算回路が必要となるという問題点を
有していた。
うに、全走査線の同時選択の場合、列信号を計算するた
めに膨大な規模の演算回路が必要となるという問題点を
有していた。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、各要素が「1」と「−1」の2値からなる行列と
単位行列とから拡張される、各要素が「1」と「0」と
「−1」の3値からなる行列の演算を、「1」と「−
1」の2値からなる行列の演算だけで行うことで、列信
号を計算する演算回路の規模が削減できるデータ変換
法、及び、この変換法を用いた液晶パネルの駆動装置を
提供することを目的とする。
ので、各要素が「1」と「−1」の2値からなる行列と
単位行列とから拡張される、各要素が「1」と「0」と
「−1」の3値からなる行列の演算を、「1」と「−
1」の2値からなる行列の演算だけで行うことで、列信
号を計算する演算回路の規模が削減できるデータ変換
法、及び、この変換法を用いた液晶パネルの駆動装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、外部から入力されるN行M列の画像データ
行列Aを記憶する画像データバッファメモリと、各要素
が1と−1とからなるn次の直交行列Xを発生する行列
発生手段と、画像データ行列Aの1つの列のデータか
ら、全データ数がN個であるn行m列の行列aを構成
し、直交行列Xと行列aとの積の算出を、画像データ行
列Aの全列に対して行うことで、画像データ行列Aを列
信号行列Bに変換する変換手段と、列信号行列Bを記憶
する変換データバッファメモリと、単純マトリクス方式
を用いた液晶表示手段と、直交行列Xから拡張され、各
要素が1と0と−1からなるN次の直交行列Hと列信号
行列Bとから液晶表示手段を駆動する駆動手段の構成を
有している。
に本発明は、外部から入力されるN行M列の画像データ
行列Aを記憶する画像データバッファメモリと、各要素
が1と−1とからなるn次の直交行列Xを発生する行列
発生手段と、画像データ行列Aの1つの列のデータか
ら、全データ数がN個であるn行m列の行列aを構成
し、直交行列Xと行列aとの積の算出を、画像データ行
列Aの全列に対して行うことで、画像データ行列Aを列
信号行列Bに変換する変換手段と、列信号行列Bを記憶
する変換データバッファメモリと、単純マトリクス方式
を用いた液晶表示手段と、直交行列Xから拡張され、各
要素が1と0と−1からなるN次の直交行列Hと列信号
行列Bとから液晶表示手段を駆動する駆動手段の構成を
有している。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成によって、各要素が1と
0と−1の3値からなる行列を用いて、走査線の同時選
択線数を減らし、1と0と−1の3値からなる行列の演
算を、1と−1の2値からなる行列の演算だけで行うこ
とで、列信号を計算する演算回路の規模が削減できる。
0と−1の3値からなる行列を用いて、走査線の同時選
択線数を減らし、1と0と−1の3値からなる行列の演
算を、1と−1の2値からなる行列の演算だけで行うこ
とで、列信号を計算する演算回路の規模が削減できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
を示す液晶パネルの駆動装置のブロック図である。
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
を示す液晶パネルの駆動装置のブロック図である。
【0015】図1において、画像データバッファメモリ
1は、外部から入力される1フレーム分(N行M列)の
画像データを画像データ行列Aとして記憶し、行列メモ
リ2は、各要素が「1」と「−1」の2値を要素とする
N次の直交行列Xを記憶する。行レジスタ3は、行列メ
モリ2の記憶する行列Xの要素を、行単位で読み出すこ
とが可能で、この動作を第1行目から第n行目まで順番
に行う。セレクタ4は、画像データバッファメモリ1の
記憶する画像データ行列Aの1つの列のN個のデータ
を、先頭から順に1つずつ、シフトレジスタ群5の持
つ、n段シフトレジスタm本に分配する。すなわち、こ
れは、画像データ行列Aの1つの列のデータを、先頭か
ら順にm個のデータからなるn個の列ベクトルに分割し
た後、それぞれを転置してn個の行ベクトルとすること
で、全データ数がN個であるn行m列の行列aを構成す
ることに等しく、1つのシフトレジスタの隣り合うデー
タは、元の列ベクトルにおいては、データm個分離れて
いたものである。
1は、外部から入力される1フレーム分(N行M列)の
画像データを画像データ行列Aとして記憶し、行列メモ
リ2は、各要素が「1」と「−1」の2値を要素とする
N次の直交行列Xを記憶する。行レジスタ3は、行列メ
モリ2の記憶する行列Xの要素を、行単位で読み出すこ
とが可能で、この動作を第1行目から第n行目まで順番
に行う。セレクタ4は、画像データバッファメモリ1の
記憶する画像データ行列Aの1つの列のN個のデータ
を、先頭から順に1つずつ、シフトレジスタ群5の持
つ、n段シフトレジスタm本に分配する。すなわち、こ
れは、画像データ行列Aの1つの列のデータを、先頭か
ら順にm個のデータからなるn個の列ベクトルに分割し
た後、それぞれを転置してn個の行ベクトルとすること
で、全データ数がN個であるn行m列の行列aを構成す
ることに等しく、1つのシフトレジスタの隣り合うデー
タは、元の列ベクトルにおいては、データm個分離れて
いたものである。
【0016】セレクタ6は、行レジスタ3が1つの行ベ
クトルを保持している間に、m本のシフトレジスタの内
の1つを選択し、選択したシフトレジスタのデータを並
列に演算回路7に転送する動作をすべてのシフトレジス
タに対して行う。演算回路7は、セレクタ6が選択する
シフトレジスタを変更する度に、セレクタ6から転送さ
れてくるデータ、すなわち行列aの列ベクトルと行レジ
スタ3の行ベクトルとの内積を計算し、行列aと行列X
の積を求める。
クトルを保持している間に、m本のシフトレジスタの内
の1つを選択し、選択したシフトレジスタのデータを並
列に演算回路7に転送する動作をすべてのシフトレジス
タに対して行う。演算回路7は、セレクタ6が選択する
シフトレジスタを変更する度に、セレクタ6から転送さ
れてくるデータ、すなわち行列aの列ベクトルと行レジ
スタ3の行ベクトルとの内積を計算し、行列aと行列X
の積を求める。
【0017】この動作を、行列メモリ2の直交行列Xを
(数3)の行列とし、行列Aの列ベクトルが、(数4)
のような8個の要素からなり、シフトレジスタ群5が、
4段のシフトレジスタ2本を持つとして説明する。ただ
し(数4)の左隅のtは、転置を意味する。
(数3)の行列とし、行列Aの列ベクトルが、(数4)
のような8個の要素からなり、シフトレジスタ群5が、
4段のシフトレジスタ2本を持つとして説明する。ただ
し(数4)の左隅のtは、転置を意味する。
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】まず、行ベクトルを並べ換えて得られる4
行2列の行列は、(数5)のようになる。
行2列の行列は、(数5)のようになる。
【0021】
【数5】
【0022】ここで、(数5)の行列と行列X(数3)
との積から得られる行列は(数6)のようになるとする
と、
との積から得られる行列は(数6)のようになるとする
と、
【0023】
【数6】
【0024】この(数6)の行列は、(数3)の行列X
と(数7)の単位行列Yとのクロネッカ積(数8)から
得られる(数9)の行列Hと、(数4)の列ベクトルと
の積である列ベクトル(数10)の要素を並べ換えたも
のと等しくなることがわかる。
と(数7)の単位行列Yとのクロネッカ積(数8)から
得られる(数9)の行列Hと、(数4)の列ベクトルと
の積である列ベクトル(数10)の要素を並べ換えたも
のと等しくなることがわかる。
【0025】
【数7】
【0026】
【数8】
【0027】
【数9】
【0028】
【数10】
【0029】これら一連の動作を画像データ行列AのM
個の列すべてに対して行うと、結果的に、行列Hと画像
データ行列Aの積である、N行M列の列信号行列Bが列
単位で作成され、変換データバッファメモリ8において
記憶される。なお、このクロネッカ積については、「符
号理論」,宮川洋他著,昭晃堂刊に詳しい。
個の列すべてに対して行うと、結果的に、行列Hと画像
データ行列Aの積である、N行M列の列信号行列Bが列
単位で作成され、変換データバッファメモリ8において
記憶される。なお、このクロネッカ積については、「符
号理論」,宮川洋他著,昭晃堂刊に詳しい。
【0030】また、分配回路9は、N個のデータが格納
できる走査側電圧用レジスタ10を、m個ずつ区切って
合計n個のグループ(G0〜Gn-1)を考え、時刻tにお
いて、(数11)から求められるr、sを用いて、k番
目のグループGkにおいては、s番目の場所にn次の行
列Xのr行k列の要素のデータが、Gkの他の場所には
0が格納されるように、行レジスタのデータを分配す
る。走査側ドライバ11は、走査側電圧用レジスタ10
に格納されたデータに応じて、単純マトリクス型液晶表
示装置14の走査電極に走査電圧を印加する。これによ
って、仮想的に、時刻tにおいて、N次の行列Hのt行
目の各要素の値に応じた電圧を、単純マトリクス型液晶
表示装置14のN本の走査電極に印加することができ
る。
できる走査側電圧用レジスタ10を、m個ずつ区切って
合計n個のグループ(G0〜Gn-1)を考え、時刻tにお
いて、(数11)から求められるr、sを用いて、k番
目のグループGkにおいては、s番目の場所にn次の行
列Xのr行k列の要素のデータが、Gkの他の場所には
0が格納されるように、行レジスタのデータを分配す
る。走査側ドライバ11は、走査側電圧用レジスタ10
に格納されたデータに応じて、単純マトリクス型液晶表
示装置14の走査電極に走査電圧を印加する。これによ
って、仮想的に、時刻tにおいて、N次の行列Hのt行
目の各要素の値に応じた電圧を、単純マトリクス型液晶
表示装置14のN本の走査電極に印加することができ
る。
【0031】
【数11】
【0032】一方、変換データバッファメモリ8は、列
信号行列Bの各要素を、1行1列から1行M列まで出力
する動作をN行まで順に行なって、D/A変換器12に
送り、D/A変換器12は、送られてくるディジタル値
をアナログ値に変換して出力する。信号側ドライバ13
は、D/A変換器12によって変換された、列信号行列
Bの1行分に対応するM個のアナログ値に応じた電圧
を、単純マトリクス型液晶表示装置14のM個の信号側
電極に並列に印加する。
信号行列Bの各要素を、1行1列から1行M列まで出力
する動作をN行まで順に行なって、D/A変換器12に
送り、D/A変換器12は、送られてくるディジタル値
をアナログ値に変換して出力する。信号側ドライバ13
は、D/A変換器12によって変換された、列信号行列
Bの1行分に対応するM個のアナログ値に応じた電圧
を、単純マトリクス型液晶表示装置14のM個の信号側
電極に並列に印加する。
【0033】これらの構成要素の内、分配回路9と走査
側電圧用レジスタ10と走査側ドライバ11とD/A変
換器12と信号側ドライバ13とから、単純マトリクス
型液晶表示装置14を駆動する駆動ブロック100が構
成され、行列メモリ2と行レジスタ3とから、行列Xの
要素を1行単位で発生する行列発生ブロック200が構
成され、セレクタ4とレジスタ群5とセレクタ6と演算
回路7とから、行列Hを用いて画像データ行列Aを列信
号行列Bに変換する変換ブロック300が構成されてい
る。
側電圧用レジスタ10と走査側ドライバ11とD/A変
換器12と信号側ドライバ13とから、単純マトリクス
型液晶表示装置14を駆動する駆動ブロック100が構
成され、行列メモリ2と行レジスタ3とから、行列Xの
要素を1行単位で発生する行列発生ブロック200が構
成され、セレクタ4とレジスタ群5とセレクタ6と演算
回路7とから、行列Hを用いて画像データ行列Aを列信
号行列Bに変換する変換ブロック300が構成されてい
る。
【0034】以上のように第1の実施例によれば、外部
から入力されるN行M列の画像データ行列Aを記憶する
画像データバッファメモリ(画像データバッファメモリ
1)と、各要素が1と−1とからなるn次の直交行列X
を発生する行列発生手段(行列発生ブロック200)
と、画像データ行列Aの1つの列のデータから、全デー
タ数がN個であるn行m列の行列aを構成し、直交行列
Xと行列aとの積の算出を、画像データ行列Aの全列に
対して行なうことで、画像データ行列Aを列信号行列B
に変換する変換手段(変換ブロック300)と、列信号
行列Bを記憶する変換データバッファメモリ(変換デー
タバッファメモリ8)と、単純マトリクス方式を用いた
液晶表示手段(単純マトリクス型液晶表示装置14)
と、直交行列Xから拡張され、各要素が1と0と−1か
らなるN次の直交行列Hと列信号行列Bとから液晶表示
手段を駆動する駆動手段(駆動ブロック100)とを設
けることにより、各要素が1と0と−1の3値からなる
行列を用いて、走査線の同時選択線数を減らし、1と0
と−1の3値からなる行列の演算を、1と−1の2値か
らなる行列の演算だけで行うことで、列信号を計算する
演算回路の規模が削減できる。
から入力されるN行M列の画像データ行列Aを記憶する
画像データバッファメモリ(画像データバッファメモリ
1)と、各要素が1と−1とからなるn次の直交行列X
を発生する行列発生手段(行列発生ブロック200)
と、画像データ行列Aの1つの列のデータから、全デー
タ数がN個であるn行m列の行列aを構成し、直交行列
Xと行列aとの積の算出を、画像データ行列Aの全列に
対して行なうことで、画像データ行列Aを列信号行列B
に変換する変換手段(変換ブロック300)と、列信号
行列Bを記憶する変換データバッファメモリ(変換デー
タバッファメモリ8)と、単純マトリクス方式を用いた
液晶表示手段(単純マトリクス型液晶表示装置14)
と、直交行列Xから拡張され、各要素が1と0と−1か
らなるN次の直交行列Hと列信号行列Bとから液晶表示
手段を駆動する駆動手段(駆動ブロック100)とを設
けることにより、各要素が1と0と−1の3値からなる
行列を用いて、走査線の同時選択線数を減らし、1と0
と−1の3値からなる行列の演算を、1と−1の2値か
らなる行列の演算だけで行うことで、列信号を計算する
演算回路の規模が削減できる。
【0035】なお、画像データ行列Aの列ベクトルから
構成される行列aの行ベクトルの順序を変えることによ
って、結果的に、行列Hが、m次の単位行列の行または
列の順序を入れ換えた行列と行列Xとのクロネッカ積と
なっても、同様の効果が得られる。
構成される行列aの行ベクトルの順序を変えることによ
って、結果的に、行列Hが、m次の単位行列の行または
列の順序を入れ換えた行列と行列Xとのクロネッカ積と
なっても、同様の効果が得られる。
【0036】また、シフトレジスタ群5のm本のシフト
レジスタの内、特定のシフトレジスタのデータは必ず符
号を変えて計算することによって、行列Hが、m次の単
位行列の行または列に−1をかけた行列と、行列Xとの
クロネッカ積となっても、同様の効果が得られる。
レジスタの内、特定のシフトレジスタのデータは必ず符
号を変えて計算することによって、行列Hが、m次の単
位行列の行または列に−1をかけた行列と、行列Xとの
クロネッカ積となっても、同様の効果が得られる。
【0037】また、行列メモリ2,行レジスタ3,セレ
クタ4,シフトレジスタ群5,セレクタ6,演算回路
7,分配回路9は、マイクロコンピュータを用いても実
現可能であり、発明の効果に変わりはない。
クタ4,シフトレジスタ群5,セレクタ6,演算回路
7,分配回路9は、マイクロコンピュータを用いても実
現可能であり、発明の効果に変わりはない。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について、図
2を参照しながら説明する。図2において、図1と同じ
働きをする部分には、同じ符号を付し説明を省略する。
2を参照しながら説明する。図2において、図1と同じ
働きをする部分には、同じ符号を付し説明を省略する。
【0039】セレクタ20は、m段シフトレジスタをn
本持つシフトレジスタ群21に対して、画像データバッ
ファメモリ1の記憶する画像データ行列Aの1つの列の
N個のデータを先頭から順に、連続したm個のデータが
1本のシフトレジスタに格納されるように分配する。す
なわち、これは、画像データ行列Aの1つの列のデータ
を、先頭から順にm個のデータからなるn個の列ベクト
ルに分割した後、それぞれを転置してn個の行ベクトル
とすることで、全データ数がN個であるn行m列の行列
aを構成することに等しい。
本持つシフトレジスタ群21に対して、画像データバッ
ファメモリ1の記憶する画像データ行列Aの1つの列の
N個のデータを先頭から順に、連続したm個のデータが
1本のシフトレジスタに格納されるように分配する。す
なわち、これは、画像データ行列Aの1つの列のデータ
を、先頭から順にm個のデータからなるn個の列ベクト
ルに分割した後、それぞれを転置してn個の行ベクトル
とすることで、全データ数がN個であるn行m列の行列
aを構成することに等しい。
【0040】シフトレジスタ群21の各シフトレジスタ
は、行レジスタ3が1つの行ベクトルを保持している間
に、m−1回巡回シフトを行い、列レジスタ22は、シ
フトレジスタ群21のn本のシフトレジスタの先頭の位
置にあるデータをラッチする。つまり、行列aの列ベク
トルが、列レジスタ22にラッチされる。
は、行レジスタ3が1つの行ベクトルを保持している間
に、m−1回巡回シフトを行い、列レジスタ22は、シ
フトレジスタ群21のn本のシフトレジスタの先頭の位
置にあるデータをラッチする。つまり、行列aの列ベク
トルが、列レジスタ22にラッチされる。
【0041】演算回路7は、列レジスタ22の列ベクト
ルが更新される度に、列レジスタ22のn個のデータか
らなる列ベクトルと、行レジスタ3の行ベクトルとの内
積を計算し、行列aと行列Xとの積を求める。
ルが更新される度に、列レジスタ22のn個のデータか
らなる列ベクトルと、行レジスタ3の行ベクトルとの内
積を計算し、行列aと行列Xとの積を求める。
【0042】第2の実施例では、このような、セレクタ
20とレジスタ群21と列レジスタ22と演算回路7と
から、「1」と「0」と「−1」の3値からなる行列H
を用いて画像データ行列Aを列信号行列Bに変換する変
換ブロック400を構成し、第1の実施例の変換ブロッ
ク300の代わりに使用している。
20とレジスタ群21と列レジスタ22と演算回路7と
から、「1」と「0」と「−1」の3値からなる行列H
を用いて画像データ行列Aを列信号行列Bに変換する変
換ブロック400を構成し、第1の実施例の変換ブロッ
ク300の代わりに使用している。
【0043】なお、列レジスタ22がラッチするデータ
の位置を、n本のシフトレジスタの先頭以外の位置等と
することで、行列Hが、m次の単位行列の行または列の
順序を入れ換えた行列と行列Xとのクロネッカ積となっ
ても、同様の効果が得られる。
の位置を、n本のシフトレジスタの先頭以外の位置等と
することで、行列Hが、m次の単位行列の行または列の
順序を入れ換えた行列と行列Xとのクロネッカ積となっ
ても、同様の効果が得られる。
【0044】また、セレクタ20,シフトレジスタ群2
1,列レジスタ22は、マイクロコンピュータを用いて
も実現可能であり、発明の効果に変わりはない。
1,列レジスタ22は、マイクロコンピュータを用いて
も実現可能であり、発明の効果に変わりはない。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
によれば、各要素が「1」と「0」と「−1」の3値か
らなる行列を用いて、走査線の同時選択線数を減らし、
「1」と「0」と「−1」の3値からなる行列の演算
を、「1」と「−1」の2値からなる行列の演算だけで
行うことで、列信号を計算する演算回路の規模が削減で
きる。
によれば、各要素が「1」と「0」と「−1」の3値か
らなる行列を用いて、走査線の同時選択線数を減らし、
「1」と「0」と「−1」の3値からなる行列の演算
を、「1」と「−1」の2値からなる行列の演算だけで
行うことで、列信号を計算する演算回路の規模が削減で
きる。
【図1】本発明の第1の実施例における液晶パネルの駆
動装置の構成を示すブロック図
動装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における液晶パネルの駆
動装置の構成を示すブロック図
動装置の構成を示すブロック図
1 画像データバッファメモリ 2 行列メモリ 3 行レジスタ 4,6,22 セレクタ 5,21 シフトレジスタ群 7 演算回路 8 変換データバッファメモリ 9 分配回路 10 走査側電圧用レジスタ 11 走査側ドライバ 12 D/A変換器 13 信号側ドライバ 14 単純マトリクス型液晶表示装置 22 列レジスタ 100 駆動ブロック 200 行列発生ブロック 300,400 変換ブロック
Claims (7)
- 【請求項1】 N行M列(M,Nは自然数)の行列Aの
列ベクトルを、先頭から順にm個のデータからなるn個
の列ベクトル(m,nは自然数で、N=m×n)に分割
した後に、それぞれ転置してn個の行ベクトルとするこ
とで、全データ数がN個であるn行m列の行列aを構成
し、n次の直交行列Xと前記行列aとの積の算出を前記
行列AのM個の列に対して行なうことで、前記n次の直
交行列Xと各行及び各列に1つだけ1を持つ以外はすべ
て0からなるm次の正方行列Yとを(数1)に示される
クロネッカ積によって拡張して得られるN次の直交行列
Hと前記行列Aとの積を算出するデータ変換法。 【数1】 - 【請求項2】 m次の正方行列Yは、m次の単位行列で
ある請求項1記載のデータ変換法。 - 【請求項3】 n次の直交行列Xは、各要素の値が1と
−1の2値からなり、N次の直交行列Hは、各要素の値
が1と0と−1の3値からなる請求項1記載のデータ変
換法。 - 【請求項4】 n個のデータを格納できる1次元メモリ
をm個用いて、前記行列aを構成する請求項1記載のデ
ータ変換法。 - 【請求項5】 m個のデータを格納できる1次元メモリ
をn個用いて、前記行列aを構成する請求項1記載のデ
ータ変換法。 - 【請求項6】 外部から入力される2次元画像に対応す
るN行M列の画像データ行列Aを記憶する画像データバ
ッファメモリと、 n次の直交行列Xを発生する行列発生手段と、 前記画像データ行列Aの列ベクトルを、先頭から順にm
個のデータからなるn個の列ベクトルに分割した後に、
それぞれ転置してn個の行ベクトルとすることで、全デ
ータ数がN個であるn行m列の行列aを構成し、前記n
次の直交行列Xと前記行列aとの積の算出を前記行列A
のM個の列に対して行うことで、前記n次の直交行列X
から拡張されるN次の直交行列Hと前記画像データ行列
Aとの積である列信号行列Bを算出する変換手段と、 前記列信号行列Bを記憶する変換データバッファメモリ
と、 単純マトリクス方式を用いた液晶表示手段と、 1フレーム期間をN等分した場合の時刻t(tは0以上
N未満の整数)において前記N次の直交行列Hのt行目
の各要素の値に応じた電圧を前記液晶表示手段の走査電
極に印加すると同時に前記列信号行列Bのt行目の各要
素の値に応じた電圧を前記液晶表示手段の各信号電極に
印加して前記液晶表示手段を駆動する駆動手段と、を具
備することを特徴とする液晶パネルの駆動装置。 - 【請求項7】 駆動手段は、液晶表示手段のN個の走査
電極を、連続したm個の走査電極からなるn個のグルー
プ(G0〜Gn-1)に分割し、時刻tには(数2)から求
められるr,sを用い、k番目(kは0以上n未満の整
数)のグループGkにおいては、行列Xのr行k列の要
素の値に応じた電圧をs番目の走査電極に印加し、s番
目以外の走査電極には0に応じた電圧を印加すること
で、行列Hの各行の要素の値に応じた電圧を前記N本の
走査電極に印加する請求項6記載の液晶パネルの駆動装
置。 【数2】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5102304A JPH06314082A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 液晶パネルの駆動装置とその駆動装置に用いるデータ変換法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5102304A JPH06314082A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 液晶パネルの駆動装置とその駆動装置に用いるデータ変換法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06314082A true JPH06314082A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14323873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5102304A Pending JPH06314082A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 液晶パネルの駆動装置とその駆動装置に用いるデータ変換法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06314082A (ja) |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP5102304A patent/JPH06314082A/ja active Pending
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