JPH06314594A - 複数のキャリヤー注入層を有する有機薄膜el素子 - Google Patents
複数のキャリヤー注入層を有する有機薄膜el素子Info
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- JPH06314594A JPH06314594A JP5344084A JP34408493A JPH06314594A JP H06314594 A JPH06314594 A JP H06314594A JP 5344084 A JP5344084 A JP 5344084A JP 34408493 A JP34408493 A JP 34408493A JP H06314594 A JPH06314594 A JP H06314594A
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Abstract
る。 【構成】 陽極/ホール注入輸送層/発光層/電子注入
輸送層/陰極から構成される有機薄膜EL素子におい
て、ホール注入輸送層と電子注入輸送層の少なくとも一
方が2層以上の層からなり、複数層の電子注入輸送層の
各々の電子親和力の値Eae1,Eae2,・・・Eaen(こ
こでnは電子注入輸送層がn層から構成されていること
を意味し、1,2,・・・nは陰極側からの順番を意味
する。)が陰極の仕事関数の値(Ipc)と下記式(I)
の関係を満足し、かつ複数層のホール注入輸送層の各々
のイオン化ポテンシャルの値Iph1,Iph2・・・Iphm
(ここでmはホール注入輸送層がm層から構成されてい
ることを意味し、1,2,・・・mは陽極側からの順番
を意味する。)が陽極の仕事関数の値(Ipa)と下記式
(II)の関係を満足することを特徴とする有機薄膜EL
素子。 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II)
Description
なる発光層を有し、電界印加により発光層に注入された
荷電キャリヤー(電子とホール)の再結合により電気エ
ネルギーを直接光エネルギーに変換できる有機薄膜EL
素子に関する。
化に伴い、CRTよりも低消費電力で空間占有面積の少
ない平面表示素子へのニーズが高まっている。この様な
平面表示素子としては液晶、プラズマディスプレイなど
があるが、特に最近は自己発光型で表示が鮮明な、また
直流低電圧駆動が可能な有機薄膜EL素子への期待が高
まっている。
までKodakのC.W.Tangらによって提案された2層構造
(陽極と陰極の間に、ホール輸送層と電子輸送性発光層
が形成された構造(SH−A構造)(特開昭59−19
4393号,Appl.Phys.Lett.51,913(1987))、九州大
学のグループによって提案された陽極と陰極の間にホー
ル輸送性発光層と電子輸送層とが形成された構造(SH
−B)(USP No.5,085947、特開平2−25092号,A
ppl.Phys.Lett.55,1489(1989))、或は3層構造(陽極
と陰極との間にホール輸送層と発光層と電子輸送層とが
形成された構造(DH構造)(Appl.Phys.Lett.57,531
(1990))がある。これらの3種類の素子構造を用いるこ
とで、初期的には1000cd/m2以上の青色から赤
色に渡る高輝度なEL発光が得られている。
造の素子は、ホール輸送層にトリフェニルジアミン誘導
体、発光層にトリス(8−キノリノール)アルミニウム
を用いることで優れた耐久性を示すことが報告されてい
るが、この素子構造の場合ホールブロック能を有する電
子輸送層を有しないため、長時間連続駆動を行なった場
合に微妙な注入バランスが崩れ発光サイト(キャリヤー
再結合サイト)が広がり、そのため本質的に劣化が生じ
るという問題点を抱えている。SH−B構造の場合も、
電子ブロック能を有するホール輸送層が存在しないため
に、SH−A構造の場合と同様な発光サイトの拡大、更
に重大な問題として特に電子輸送層の結晶化が連続駆動
により発生し、素子の劣化が生じるという問題点があ
る。DH構造においては、ホール輸送層と電子輸送層に
より発光サイトが制限されているために発光サイトの拡
大は発生せず本質的に経時の劣化は生じないはずである
が、現在のところ、電子輸送層の結晶化が引き起こすさ
まざまな要因(空間電荷の形成等)により、素子の耐久
性に大きな問題を抱えている。
らはSH−A構造にホール注入層を挿入した3層構造に
より(特開昭63−295695号)、陽極からホール
輸送層および発光層へのホール注入障壁を低下させるこ
とで耐久性の向上が可能なことを報告している。この様
に素子の耐久性向上のためには、ホールおよび電子注入
過程に対する詳細な材料設計が必要であることが判って
きた。ホール注入過程に対する検討は前述のように若干
開始されてきたが、構成材料の電子的な設計指針は未だ
十分に明確にはなっていない。一方、電子注入過程に関
してはこれまで詳細な検討はまったくなされていない。
層の界面および陰極と発光層の界面の何れかもしくは両
方に複数層のキャリヤー注入層を挿入することにより、
素子駆動電圧を低下させると共に特に耐久性に優れた有
機薄膜EL素子を提供することである。
ホール注入輸送層/発光層/電子注入輸送層/陰極から
構成される有機薄膜EL素子において、ホール注入輸送
層と電子注入輸送層の少なくとも一方が2層以上の層か
らなり、複数層の電子注入輸送層の各々の電子親和力の
値Eae1,Eae2,・・・Eaen(ここでnは電子注入輸
送層がn層から構成されていることを意味し、1,2,
・・・nは陰極側からの順番を意味する。)が陰極の仕
事関数の値(Ipc)と下記式(I)の関係を満足し、か
つ複数層のホール注入輸送層の各々のイオン化ポテンシ
ャルの値Iph1,Iph2・・・Iphm(ここでmはホール
注入輸送層がm層から構成されていることを意味し、
1,2,・・・mは陽極側からの順番を意味する。)が
陽極の仕事関数の値(Ipa)と下記式(II)の関係を満
足することを特徴とする有機薄膜EL素子が提供され、 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) また、陽極/ホール注入輸送層/発光層/陰極から構成
される有機薄膜EL素子において、ホール注入輸送層が
少なくとも2層以上の層からなり、複数層の電子注入輸
送層の各々の電子親和力の値Eae1,Eae2,・・・Eae
n(ここでnは電子注入輸送層がn層から構成されてい
ることを意味し、1,2,・・・nは陰極側からの順番
を意味する。)が陰極の仕事関数の値(Ipc)と下記式
(I)の関係を満足し、かつ複数層のホール注入輸送層
の各々のイオン化ポテンシャルの値Iph1,Iph2・・・
Iphm(ここでmはホール注入輸送層がm層から構成さ
れていることを意味し、1,2,・・・mは陽極側から
の順番を意味する。)が陽極の仕事関数の値(Ipa)と
下記式(II)の関係を満足することを特徴とする有機薄
膜EL素子が提供され、 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) 更に、複数層の電子注入輸送層の各々の電子親和力の値
Eae1,Eae2,・・・Eaen(ここでnは電子注入輸送
層がn層から構成されていることを意味し、1,2,・
・・nは陰極側からの順番を意味する。)が陰極の仕事
関数の値(Ipc)と下記式(I)の関係を満足し、かつ
複数層のホール注入輸送層の各々のイオン化ポテンシャ
ルの値Iph1,Iph2・・・Iphm(ここでmはホール注
入輸送層がm層から構成されていることを意味し、1,
2,・・・mは陽極側からの順番を意味する。)が陽極
の仕事関数の値(Ipa)と下記式(II)の関係を満足す
ることを特徴とする有機薄膜EL素子が提供され、 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) 更には、1層もしくは、複数の層から形成されるホール
注入輸送層及び/又は電子注入輸送層の各層の厚みが1
000Å以下であることを特徴とする上部の有機薄膜E
L素子が提供される。
入過程に関して鋭意検討を重ねた結果、陽極と発光層の
界面および陰極と発光層の界面の何れかもしくは両方に
複数層のキャリヤー注入層を挿入することにより、耐久
性に優れた有機薄膜EL素子が達成されることを見出
し、本発明を完成するに至った。従来のEL素子の場
合、陽極から発光層へのホール注入障壁および陰極から
発光層への電子注入障壁が大きく、ジュール熱による有
機層の結晶化を引き起こし、耐久性に問題があった。特
に電子注入過程に関しては、従来の電子輸送層を1層挿
入したものでは電子注入障壁が大きく問題があった。本
発明では、複数のキャリヤー注入輸送層、即ち複数のホ
ール注入輸送層(陽極から発光層へホールを注入輸送す
る層)及び/又は複数の電子注入輸送層(陰極から発光
層へ電子を注入輸送する層)を挿入することによりキャ
リヤー注入障壁を著しく低下することができ、駆動電圧
の低下および耐久性の向上を図ることが可能になる。さ
らには、耐久性向上のためには、各キャリヤー注入輸送
層、即ち複数層の電子注入輸送層及び複数層のホール注
入輸送層が前記式(I)及び式(II)で示される電子的
状態を満足することがより望ましい。
料について記す。発光層材料としては、固体において強
い螢光を有し500Å以下の薄膜において緻密な膜を形
成する物質が好ましい。これまで有機EL素子の発光層
に用いられてきた従来公知の材料はすべて本発明のEL
素子に適用することができる。金属キレート化オキシノ
イド化合物(8−ヒドロキシキノリン金属錯体)(特開
昭59−194393号、特開昭63−295695
号)、1,4−ジフェニルブタジエンおよびテトラフェ
ニルブタジエンのようなブタジエン誘導体、クマリン誘
導体、ベンズオキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘
導体、オキサゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ス
チリルアミン誘導体、ビススチリルベンゼン誘導体(特
開平2−247277号)、トリススチリルベンゼン誘
導体(特開平3−296595号)、ビススチリルアン
トラセン誘導体(特開平3−163186号)、ペリノ
ン誘導体、アミノピレン誘導体等(USP5,151,
629記載及びUSP5,150,006記載のビス型
金属キレート化オキシノイド化合物は優れた発光層材料
である。以下表1に有用な発光層材料の具体例について
示す。
ホール輸送層材料として従来公知の材料をすべて利用す
ることができるが、好ましくは、少なくとも2つの芳香
族3級アミンを含み、好ましくは、芳香族3級アミンが
モノアリールアミン、ジアリールアミン、トリアリール
アミンである。代表的な有用な芳香族3級アミンして、
USP No.4,175,960、USP No.
4,539,507、特開昭63−264692号、特
開平4−308688号によって開示されている化合物
を利用することができる。また、USP No.4,7
20,432に開示されているポリフィリン誘導体(フ
タロシアニン類)も有用な化合物である。以下表2に有
用なホール注入輸送層材料の具体例を示す。また、ホー
ル注入輸送層を複数の層から構成する場合、前記式(I
I)を満足する積層順が耐久性向上に好ましい。
子輸送層材料として使用されてきた従来公知の材料をす
べて利用することができる。1つの好ましい電子注入輸
送材料は、電子輸送能の発現ユニットであるオキサジア
ゾール環を少なくとも1つ以上含む化合物である。さら
に、耐久性を向上させるには、オキサジアゾール環を2
個以上含む化合物が好ましい。代表的な有用なオキサジ
アゾール化合物は、Appl.Phys.Lett55,1489(1989)およ
び日本化学会誌1540(1991)に開示されている。以下表3
に有用なオキサジアゾール化合物の具体例を示す。
輸送層に使用するために特に好ましい有機物質は8−ヒ
ドロキシキノリンのキレートを含めた金属キレート化オ
キシノイド化合物である。具体例として以下表4のもの
を挙げることができる。
アルミニウムオキサイド ETL33 インジウムトリスオキシン ETL34 アルミニウムトリス(5−メチルオキシ
ン) ETL35 リチウムオキシン ETL36 ガリウムトリスオキシン ETL37 カルシウムビス(5−クロロオキシン) ETL38 ポリ(亜鉛(II)−ビス(8−ヒドロキ
シ−5−キノリノニル)メタン) ETL39 ジリチウムエピンドリジオン
P5,150,006記載のビス型金属キレート化オキ
シノイド化合物も電子注入輸送層材料として好ましい。
さらに、他の好ましい電子注入輸送層材料としては、
1,4ジフェニルブタジエンおよびテトラフェニルブタ
ジエンのようなブタジエン誘導体、クマリン誘導体、ビ
ススチリルベンゼン誘導体、ビススチリルアントラセン
誘導体、ベンズオキサゾール誘導体、オキサジアゾール
誘導体、オキサゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、
ナフタルイミド誘導体、ペリレンテトラカルボン酸ジイ
ミド誘導体、キナクリドン誘導体等を挙げることができ
る。以下表5に具体的化合物を挙げる。
示してきたが、電子注入輸送層を複数の層から構成する
場合、前記式(I)を満足する積層順が耐久性向上の観
点から好ましい。
で説明した有機化合物を真空蒸着法、溶液塗布法等によ
り、有機化合物層全体で0.5μmより薄い厚み、好ま
しくは1000Å以下、さらに好ましくは、各有機層を
100Å〜1000Åの厚みに薄膜化することにより有
機化合物多層を形成し、陽極及び陰極で狭持することに
より構成される。また、構成有機化合物が著しく薄膜形
成能に富む場合、100Å以下の膜厚において層を形成
することも可能である。また、本発明の有機薄層EL素
子は、各隣接する有機層間および電極と有機層間が明確
な界面を持たず、混合した混合領域を形成した構造のも
のであってもよい。
説明する。図1は、陽極/ホール注入輸送層/発光層/
電子注入輸送層/陰極を順次設けたものである。(但、
ホール注入輸送層と電子注入輸送層の両層が少なくとも
2層以上の層からなる。) 図2は、陽極/ホール注入輸送層/発光層/陰極を順次
設けたものである。(但、ホール注入輸送層が少なくと
も2層以上の層からなる。) 図3は、陽極/発光層/電子注入輸送層/陰極を順次設
けたものである。(但、電子注入輸送層が少なくとも2
層以上の層からなる。)
気的に電圧を印加し発光させるものであるが、わずかな
ピンホールによって短絡をおこし、素子として機能しな
くなる場合もあるので、有機層の形成には薄膜形成性に
優れた化合物を併用することが望ましい。さらにこのよ
うな薄膜形成性に優れた化合物とポリマー結合剤を組み
合わせて発光層を形成することもできる。この場合に使
用できるポリマー結合剤としては、ポリスチレン、ポリ
ビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ
メチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げるこ
とができる。
パラジウムやこれらの合金あるいは酸化スズ(Sn
O2)、酸化スズ−インジウム(ITO)、ヨウ化銅な
どの仕事関数の大きな金属やそれらの合金、化合物、更
にはポリ(3−メチルチオフェン)、ポリピロール、ポ
リアリーレンビニレン等の導電性ポリマーなどを用いる
ことができる。一方、陰極材料としては、仕事関数の小
さな銀、スズ、鉛、マグネシウム、マンガン、アルミニ
ウム、或はこれらの合金が用いられる。陽極および陰極
として用いる材料のうち少なくとも一方は、素子の発光
波長領域において十分透明であることが望ましい。具体
的には80%以上の光透過率を有することが望ましい。
に形成し、図1〜図3のような構成とすることが望まし
いが、場合によっては、その逆構成をとっても良い。ま
た、透明基板としては、ガラス、プラスチックフィルム
等が使用できる。また、本発明においては、このように
して得られたEL素子の安定性の向上、特に大気中の水
分に対する保護のために、別に保護層を設けたり、素子
全体をセル中にいれ、シリコンオイル等を封入するよう
にしてもよい。
に説明する。
れる場合) ITO(インジウム錫酸化物:シート抵抗20Ω/□)
基板を順次、中性洗剤、アセトン、イソプロピルアルコ
ールで超音波洗浄した。そして煮沸したイソプロピルア
ルコールにITO基板を5分間浸漬し、加熱乾燥した。
ホール注入輸送層材料HTL1を10-6torrの真空
下でアルミナるつぼを加熱することにより400Å蒸着
した。次に、発光層材料EML1を150Å蒸着した。
次に、第2電子注入輸送層ETL1を200Å、さらに
第1電子注入輸送層ETL29を300Å蒸着し、最後
に10:1の原子比のMgAg電極を2000Å蒸着し
た。このようにして作成したEL素子は電圧印加直後、
30mA/cm2の電流密度において駆動電圧8.9
V、発光輝度620cd/m2を示した。その後、60
分経過後、668cd/m2、10時間経過後でも43
0cd/m2の高輝度を維持した。発光スペクトルは4
75nmを中心とした青色発光であった。このとき、第
2電子注入輸送層の電子親和力は2.14eV、第1電
子注入輸送層の電子親和力は3.0eV、陰極の仕事関
数は3.50eVであり、請求項1記載の関係式を満足
する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.14eV) (III)
される場合) 第1電子注入輸送層ETL29を省略した以外、実施例
1と同様にEL素子を作成した。ただし、第2電子注入
輸送層の膜厚を500Åとした。この場合、電圧印加直
後、30mA/cm2の定電流下で520cd/m2の発
光輝度、駆動電圧10Vが観測された。ところが、1時
間経過後では270cd/m2、10時間経過後では発
光輝度43cd/m2と第2電子注入輸送層を省略した
場合、耐久性が著しく劣っていた。また、初期駆動電圧
も実施例1に比べ1.1V高い値を示した。このことか
ら、複数の電子注入輸送層が存在する場合、耐久性の向
上及び駆動電圧の低下に効果があることがわかる。
輸送層がそれぞれ2層から形成される場合) 第1ホール注入輸送層として膜厚250Åの銅フタロシ
アニン(HTL18)(CuPc)を陽極と、第2ホー
ル注入輸送層(HTL1)の界面に挿入した以外は実施
例1と同様にEL素子を作成した。ただし、第2ホール
注入輸送層の膜厚を200Åとした。この場合、電圧印
加直後、定電流下において、発光輝度492cd/
m2、駆動電圧5.3Vが観測され、10時間経過後に
おいても260cd/m2の高輝度が観測され、耐久性
に富むEL素子であった。このことより、ホール注入輸
送層と電子注入輸送層を複数層から形成することによ
り、著しく駆動電圧を低下させることが可能となること
がわかる。この構成において、陽極であるITO電極の
イオン化ポテンシャルはlpa=4.53eV、第1ホ
ール注入輸送層のイオン化ポテンシャルはlph1=
4.97eV、第2ホール注入輸送層のイオン化ポテン
シャルはlph2=5.08eVであり、請求項1記載
の関係式を満足する。 Ipa(4.53eV)<lph1(4.97eV)<lph2
(5.08eV) (III)
ドンを用いた場合) ホール注入輸送層にトリフェニルアミン誘導体HTL
2、第1電子注入輸送層にキナクリドン誘導体ETL4
7を用いた以外は実施例1と同様にEL素子を作成し
た。この場合、電圧印加直後、30mA/cm2の定電
流下で、250cd/m2の発光輝度、駆動電圧11V
が観測され、10時間経過後においても100cd/m
2の発光輝度が観測された。キナクリドン化合物の電子
親和力は2.60eVと見積もられ、請求項1記載の関
係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.60eV)>Eae2(2.14eV) (V)
イミド誘導体を用いた場合) ホール注入輸送層にトリフェニルアミン誘導体HTL
3、第1電子注入輸送層にナフタルイミド誘導体ETL
45を用いた以外は実施例1と同様にEL素子を作成し
た。この場合、電圧印加直後、30mA/cm2の定電
流下で、328cd/m2の発光輝度、駆動電圧9Vが
観測された。1時間経過後においては528cd/m2
の発光輝度が観測され、10時間経過後でも100cd
/m2以上の発光輝度が観測された。このナフタルイミ
ド化合物の電子親和力は2.70eVと見積もられ、請
求項1記載の関係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.70eV)>Eae2(2.14eV) (VI)
子注入輸送層に下記ペリレン誘導体(PV)を用いた。
この場合、印加電圧20Vにおいても微弱なEL発光し
か観察されず、極めて発光効率の悪い素子であった。ま
た、この素子を30mA/cm2の定電流下で耐久試験
を行なったところ、1時間以内に輝度が半減してしま
い、極めて耐久性に劣る素子であった。この場合、第
1、第2電子注入輸送層の電子親和力と陰極の仕事関数
の関係は Ipc(3.50eV)>Eae1(4.30eV)>Eae2(2.14eV) (V) であり、請求項1記載の関係式を満足せず、(I)の関
係式を満足する陰極と電子注入輸送層の電子的性質の関
係が耐久性の向上に重要であることを示している。
構成材料及び耐久特性について示す。
電子注入輸送層との間に請求項1記載の関係式を満足す
る。
の膜厚を以下のように設定した。 第1ホール注入輸送層 HTL1 400Å 発光層 EML1 150Å 第2電子注入輸送層 ETL6 200Å 第1電子注入輸送層 ETL29 300Å このようにして作成したEL素子をピーク電流値30m
A/cm2、周波数100Hzの矩形波で駆動したとこ
ろ、初期輝度85cd/m2、駆動電圧6.2Vを示し
た。その後、201時間経過後においても97cd/m
2の発光輝度(駆動電圧8.6V)を維持しており、極
めて耐久性に富むEL素子であった。
子注入輸送層にETL6を用いた。この場合、電圧印加
直後、30mA/cm2の定電流下において発光輝度6
0cd/m2、駆動電圧6.2Vを示し、170時間経
過後においても初期輝度を維持しており、極めて耐久性
に富む結果が得られた。この場合もETL20層の電子
親和力は2.5eVと見積もられ、請求項1記載の関係
式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.50eV)>Eae2(2.14eV) (VIII)
成される場合) ITO(インジウム錫酸化物:シート抵抗20Ω/□)
基板を順次、中性洗剤、アセトン、イソプロピルアルコ
ールで超音波洗浄した。そして、煮沸したイソプロピル
アルコールにITO基板を5分間浸漬し、加熱乾燥し
た。ホール注入輸送層材料HTL1を10-6torrの
真空下でアルミナるつぼを加熱することにより400Å
蒸着した。次に発光層材料EML1を150Å蒸着し
た。次に、第3電子注入輸送層ETL1を150Å、第
2電子注入輸送層ETL6を150Å、さらに第1電子
注入輸送層ETL29を250Å蒸着し、最後に10:
1の原子比のMgAg電極を2000Å蒸着した。この
ようにして作成したEL素子は電圧印加直後、30mA
/cm2の電流密度において、駆動電圧7.6V、発光
輝度510cd/m2、を示した。その後、60分経過
後610cd/m2、10時間経過後でも420cd/
m2の高輝度を維持した。このとき、第3電子注入輸送
層の電子親和力は2.14eV、第2電子注入輸送層の
電子親和力は2.50eV、第1電子注入輸送層の電子
親和力は3.0eV、陰極の仕事関数は3.50eVで
あり、請求項1記載の関係式を満足する。Ipc(3.50e
V)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.50eV)>Eae3(2.14eV)
(IX)
c)(HTL18)を200Å、第2ホール注入輸送層
としてHTL1を200Å用いた以外は実施例11と同
様にEL素子を作成した。このようにして作成したEL
素子は電圧印加直後、30mA/cm2の電流密度にお
いて、駆動電圧6.6V、発光輝度490cd/m2、
を示した。その後、10時間経過後でも400cd/m
2以上の高輝度を維持した。この場合、銅フタロシアニ
ンを挿入することにより、実施例11に比べ駆動電圧の
低下を図ることができた。
注入輸送層として銅フタロシアニン(CuPc)(HT
L18)を200Å、第2ホール注入輸送層としてHT
L1を150Å、第3ホール注入輸送層HTL2を15
0Å、発光層EML1を150Å、第2電子注入輸送層
ETL1を200Å、第1電子注入輸送層ETL29を
300Å蒸着し、最後にMgAg合金電極を形成した。
このようにして作成したEL素子は電圧印加直後、30
mA/cm2の電流密度において、駆動電圧6.4V、
発光輝度530cd/m2、を示した。その後、60分
経過後560cd/m2、10時間経過後でも460c
d/m2の高輝度を維持した。この素子において、第2
電子注入輸送層の電子親和力は2.14eV、第1電子
注入輸送層の電子親和力は3.0eV、陰極の仕事関数
は3.5eVであり、請求項1記載の関係式を満足す
る。 Ipc(3.50eV)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.14eV) (X) また、第1ホール注入輸送層のイオン化ポテンシャルは
4.97eV、第2ホール注入輸送層のイオン化ポテン
シャルは5.08eV、第3ホール注入輸送層のイオン
化ポテンシャルは5.32eVであり、請求項2記載の
関係式を満足する。 lpa(4.53eV)<lph1(4.97eV)<lph2(5.08eV)<lph3(5.32eV) (XI)
第1電子注入輸送層にETL1(200Å)を第2電子
注入輸送層にETL29(300Å)を用い、積層順を
変えた。このようにして作成したEL素子は電圧印加直
後、30mA/cm2の電流密度において、駆動電圧
8.4V、発光輝度517cd/m2、を示したが、1
0時間経過後も100cd/m2以下の発光輝度しか得
られず耐久性に劣る結果であった。さらに、実施例13
においては475nmを中心とした青色のEL発光であ
ったが、積層順を逆にした場合は、第2電子注入輸送層
からのEL発光も観察され、515nmを中心とした緑
色発光であった。この素子において、第1電子注入輸送
層の電子親和力は2.14eV、第2電子注入輸送層の
電子親和力は3.0eV、陰極の仕事関数は3.5eV
であり、請求項1記載の関係式を満足しない。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.14eV)>Eae2(3.0eV) (XII)
注入輸送層として銅フタロシアニン(CuPc)(HT
L18)を10-6torrの真空下でアルミナるつぼを
加熱することにより200Å蒸着した。さらに、第2ホ
ール注入輸送層としてHTL1を150Å、第3ホール
注入輸送層としてHTL2を150Å蒸着した。次に、
発光層材料EML1を150Å蒸着した。第3電子注入
輸送層ETL1を150Å、第2電子注入輸送層ETL
6を150Å、さらに第1電子注入輸送層ETL29を
250Å蒸着し、最後に10:1の原子比のMgAg電
極を2000Å蒸着した。このようにして作成したEL
素子は電圧印加直後、30mA/cm2の電流密度にお
いて、駆動電圧7.1V、発光輝度523cd/m2を
示した。その後、10時間経過後でも480cd/m2
の高輝度を維持した。この場合、第3電子注入輸送層の
電子親和力は2.14eV、第2電子注入輸送層の電子
親和力は3.0eV、陰極の仕事関数は3.50eVで
あり、請求項1記載の関係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.50eV)>Eae3(2.14eV) (XIII) また、第1ホール注入輸送層のイオン化ポテンシャルは
4.97eV、第2ホール注入輸送層のイオン化ポテン
シャルは5.08eV、第3ホール注入輸送層のイオン
化ポテンシャルは5.32eVであり、請求項2記載の
関係式を満足する。 Ipa(4.53eV)<lph1(4.97)eV)<lph2(5.08eV)<lph3(5.32eV) (XIV)
に層構成材料及び耐久特性について示す。なお、これら
の素子は、陰極と第1及び第2電子注入輸送層との間に
は請求項1記載の関係式を満足する。
により発光層に注入された荷電キャリヤー(電子とホー
ル)の再結合により電気エネルギーを直接光エネルギー
に変換でき、従来の白熱灯、蛍光灯、あるいは無機化合
物のEL等と異なり、また無機化合物の発光ダイオード
では実現困難であった青色発光の実現を可能にしたもの
であり、有機薄膜EL素子において発光層と電極間のホ
ール注入輸送層と電子注入輸送層の両方もしくは何れか
を複数層とすることにより、耐久性の向上を図ることが
可能となる。
である。
面図である。
式断面図である。
示す整数。 n・・・複数層の電子注入輸送層の陰極側からの順番を示
す整数。
薄膜EL素子
なる発光層を有し、電界印加により発光層に注入された
荷電キャリヤー(電子とホール)の再結合により電気エ
ネルギーを直接光エネルギーに変換できる有機薄膜EL
素子に関する。
化に伴い、CRTよりも低消費電力で空間占有面積の少
ない平面表示素子へのニーズが高まっている。この様な
平面表示素子としては液晶、プラズマディスプレイなど
があるが、特に最近は自己発光型で表示が鮮明な、また
直流低電圧駆動が可能な有機薄膜EL素子への期待が高
まっている。
までKodakのC.W.Tangらによって提案された2層構造
(陽極と陰極の間に、ホール輸送層と電子輸送性発光層
が形成された構造(SH−A構造)(特開昭59−19
4393号,Appl.Phys.Lett.51,913(1987))、九州大
学のグループによって提案された陽極と陰極の間にホー
ル輸送性発光層と電子輸送層とが形成された構造(SH
−B)(USP No.5,085947、特開平2−25092号,A
ppl.Phys.Lett.55,1489(1989))、或は3層構造(陽極
と陰極との間にホール輸送層と発光層と電子輸送層とが
形成された構造(DH構造)(Appl.Phys.Lett.57,531
(1990))がある。これらの3種類の素子構造を用いるこ
とで、初期的には1000cd/m2以上の青色から赤
色に渡る高輝度なEL発光が得られている。
造の素子は、ホール輸送層にトリフェニルジアミン誘導
体、発光層にトリス(8−キノリノール)アルミニウム
を用いることで優れた耐久性を示すことが報告されてい
るが、この素子構造の場合ホールブロック能を有する電
子輸送層を有しないため、長時間連続駆動を行なった場
合に微妙な注入バランスが崩れ発光サイト(キャリヤー
再結合サイト)が広がり、そのため本質的に劣化が生じ
るという問題点を抱えている。SH−B構造の場合も、
電子ブロック能を有するホール輸送層が存在しないため
に、SH−A構造の場合と同様な発光サイトの拡大、更
に重大な問題として特に電子輸送層の結晶化が連続駆動
により発生し、素子の劣化が生じるという問題点があ
る。DH構造においては、ホール輸送層と電子輸送層に
より発光サイトが制限されているために発光サイトの拡
大は発生せず本質的に経時の劣化は生じないはずである
が、現在のところ、電子輸送層の結晶化が引き起こすさ
まざまな要因(空間電荷の形成等)により、素子の耐久
性に大きな問題を抱えている。
らはSH−A構造にホール注入層を挿入した3層構造に
より(特開昭63−295695号)、陽極からホール
輸送層および発光層へのホール注入障壁を低下させるこ
とで耐久性の向上が可能なことを報告している。この様
に素子の耐久性向上のためには、ホールおよび電子注入
過程に対する詳細な材料設計が必要であることが判って
きた。ホール注入過程に対する検討は前述のように若干
開始されてきたが、構成材料の電子的な設計指針は未だ
十分に明確にはなっていない。一方、電子注入過程に関
してはこれまで詳細な検討はまったくなされていない。
層の界面および陰極と発光層の界面の何れかもしくは両
方に複数層のキャリヤー注入層を挿入することにより、
素子駆動電圧を低下させると共に特に耐久性に優れた有
機薄膜EL素子を提供することである。
ホール注入輸送層/発光層/電子注入輸送層/陰極から
構成される有機薄膜EL素子において、ホール注入輸送
層と電子注入輸送層の少なくとも一方が2層以上の層か
らなり、複数層の電子注入輸送層の各々の電子親和力の
値Eae1,Eae2,・・・Eaen(ここでnは電子注入輸
送層がn層から構成されていることを意味し、1,2,
・・・nは陰極側からの順番を意味する。)が陰極の仕
事関数の値(Ipc)と下記式(I)の関係を満足し、か
つ複数層のホール注入輸送層の各々のイオン化ポテンシ
ャルの値Iph1,Iph2・・・Iphm(ここでmはホール
注入輸送層がm層から構成されていることを意味し、
1,2,・・・mは陽極側からの順番を意味する。)が
陽極の仕事関数の値(Ipa)と下記式(II)の関係を満
足することを特徴とする有機薄膜EL素子が提供され、 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) また、陽極/ホール注入輸送層/発光層/陰極から構成
される有機薄膜EL素子において、ホール注入輸送層が
少なくとも2層以上の層からなり、複数層のホール注入
輸送層の各々のイオン化ポテンシャルの値Iph1,Iph2
・・・Iphm(ここでmはホール注入輸送層がm層から
構成されていることを意味し、1,2,・・・mは陽極
側からの順番を意味する。)が陽極の仕事関数の値(I
pa)と下記式(II)の関係を満足することを特徴とする
有機薄膜EL素子が提供され、 Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) 更に、陽極/発光層/電子注入輸送層/陰極から構成さ
れる有機薄膜EL素子において、電子注入輸送層が少な
くとも2層以上の層からなり、複数層の電子注入輸送層
の各々の電子親和力の値Eae1,Eae2,・・・Eaen
(ここでnは電子注入輸送層がn層から構成されている
ことを意味し、1,2,・・・nは陰極側からの順番を
意味する。)が陰極の仕事関数の値(Ipc)と下記式
(I)の関係を満足することを特徴とする有機薄膜EL
素子が提供され、 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) 更には、1層もしくは、複数の層から形成されるホール
注入輸送層及び/又は電子注入輸送層の各層の厚みが1
000Å以下であることを特徴とする上部の有機薄膜E
L素子が提供される。
入過程に関して鋭意検討を重ねた結果、陽極と発光層の
界面および陰極と発光層の界面の何れかもしくは両方に
複数層のキャリヤー注入層を挿入することにより、耐久
性に優れた有機薄膜EL素子が達成されることを見出
し、本発明を完成するに至った。従来のEL素子の場
合、陽極から発光層へのホール注入障壁および陰極から
発光層への電子注入障壁が大きく、ジュール熱による有
機層の結晶化を引き起こし、耐久性に問題があった。特
に電子注入過程に関しては、従来の電子輸送層を1層挿
入したものでは電子注入障壁が大きく問題があった。本
発明では、複数のキャリヤー注入輸送層、即ち複数のホ
ール注入輸送層(陽極から発光層へホールを注入輸送す
る層)及び/又は複数の電子注入輸送層(陰極から発光
層へ電子を注入輸送する層)を挿入することによりキャ
リヤー注入障壁を著しく低下することができ、駆動電圧
の低下および耐久性の向上を図ることが可能になる。さ
らには、耐久性向上のためには、各キャリヤー注入輸送
層、即ち複数層の電子注入輸送層及び複数層のホール注
入輸送層が前記式(I)及び式(II)で示される電子的
状態を満足することがより望ましい。
料について記す。発光層材料としては、固体において強
い螢光を有し500Å以下の薄膜において緻密な膜を形
成する物質が好ましい。これまで有機EL素子の発光層
に用いられてきた従来公知の材料はすべて本発明のEL
素子に適用することができる。金属キレート化オキシノ
イド化合物(8−ヒドロキシキノリン金属錯体)(特開
昭59−194393号、特開昭63−295695
号)、1,4−ジフェニルブタジエンおよびテトラフェ
ニルブタジエンのようなブタジエン誘導体、クマリン誘
導体、ベンズオキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘
導体、オキサゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ス
チリルアミン誘導体、ビススチリルベンゼン誘導体(特
開平2−247277号)、トリススチリルベンゼン誘
導体(特開平3−296595号)、ビススチリルアン
トラセン誘導体(特開平3−163186号)、ペリノ
ン誘導体、アミノピレン誘導体等、及びUSP5,15
1,629記載及びUSP5,150,006記載のビ
ス型金属キレート化オキシノイド化合物は優れた発光層
材料である。以下表1に有用な発光層材料の具体例につ
いて示す。
ホール輸送層材料として従来公知の材料をすべて利用す
ることができるが、好ましくは、少なくとも2つの芳香
族3級アミンを含み、好ましくは、芳香族3級アミンが
モノアリールアミン、ジアリールアミン、トリアリール
アミンである。代表的な有用な芳香族3級アミンして、
USP No.4,175,960、USP No.
4,539,507、特開昭63−264692号、特
開平4−308688号によって開示されている化合物
を利用することができる。また、USP No.4,7
20,432に開示されているポリフィリン誘導体(フ
タロシアニン類)も有用な化合物である。以下表2に有
用なホール注入輸送層材料の具体例を示す。また、ホー
ル注入輸送層を複数の層から構成する場合、前記式(I
I)を満足する積層順が耐久性向上に好ましい。
子輸送層材料として使用されてきた従来公知の材料をす
べて利用することができる。1つの好ましい電子注入輸
送材料は、電子輸送能の発現ユニットであるオキサジア
ゾール環を少なくとも1つ以上含む化合物である。さら
に、耐久性を向上させるには、オキサジアゾール環を2
個以上含む化合物が好ましい。代表的な有用なオキサジ
アゾール化合物は、Appl.Phys.Lett55,1489(1989)およ
び日本化学会誌1540(1991)に開示されている。以下表3
に有用なオキサジアゾール化合物の具体例を示す。
輸送層に使用するために特に好ましい有機物質は8−ヒ
ドロキシキノリンのキレートを含めた金属キレート化オ
キシノイド化合物である。具体例として以下表4のもの
を挙げることができる。
アルミニウムオキサイド ETL33 インジウムトリスオキシン ETL34 アルミニウムトリス(5−メチルオキシ
ン) ETL35 リチウムオキシン ETL36 ガリウムトリスオキシン ETL37 カルシウムビス(5−クロロオキシン) ETL38 ポリ(亜鉛(II)−ビス(8−ヒドロキ
シ−5−キノリノニル)メタン) ETL39 ジリチウムエピンドリジオン
P5,150,006記載のビス型金属キレート化オキ
シノイド化合物も電子注入輸送層材料として好ましい。
さらに、他の好ましい電子注入輸送層材料としては、
1,4ジフェニルブタジエンおよびテトラフェニルブタ
ジエンのようなブタジエン誘導体、クマリン誘導体、ビ
ススチリルベンゼン誘導体、ビススチリルアントラセン
誘導体、ベンズオキサゾール誘導体、オキサジアゾール
誘導体、オキサゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、
ナフタルイミド誘導体、ペリレンテトラカルボン酸ジイ
ミド誘導体、キナクリドン誘導体等を挙げることができ
る。以下表5に具体的化合物を挙げる。
示してきたが、電子注入輸送層を複数の層から構成する
場合、前記式(I)を満足する積層順が耐久性向上の観
点から好ましい。
で説明した有機化合物を真空蒸着法、溶液塗布法等によ
り、有機化合物層全体で0.5μmより薄い厚み、好ま
しくは1000Å以下、さらに好ましくは、各有機層を
100Å〜1000Åの厚みに薄膜化することにより有
機化合物多層を形成し、陽極及び陰極で狭持することに
より構成される。また、構成有機化合物が著しく薄膜形
成能に富む場合、100Å以下の膜厚において層を形成
することも可能である。また、本発明の有機薄層EL素
子は、各隣接する有機層間および電極と有機層間が明確
な界面を持たず、混合した混合領域を形成した構造のも
のであってもよい。
説明する。図1は、陽極/ホール注入輸送層/発光層/
電子注入輸送層/陰極を順次設けたものである。(但、
ホール注入輸送層と電子注入輸送層の少なくとも一方が
2層以上の層からなる。) 図2は、陽極/ホール注入輸送層/発光層/陰極を順次
設けたものである。(但、ホール注入輸送層が少なくと
も2層以上の層からなる。) 図3は、陽極/発光層/電子注入輸送層/陰極を順次設
けたものである。(但、電子注入輸送層が少なくとも2
層以上の層からなる。)
気的に電圧を印加し発光させるものであるが、わずかな
ピンホールによって短絡をおこし、素子として機能しな
くなる場合もあるので、有機層の形成には薄膜形成性に
優れた化合物を併用することが望ましい。さらにこのよ
うな薄膜形成性に優れた化合物とポリマー結合剤を組み
合わせて発光層を形成することもできる。この場合に使
用できるポリマー結合剤としては、ポリスチレン、ポリ
ビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ
メチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げるこ
とができる。
パラジウムやこれらの合金あるいは酸化スズ(Sn
O2)、酸化スズ−インジウム(ITO)、ヨウ化銅な
どの仕事関数の大きな金属やそれらの合金、化合物、更
にはポリ(3−メチルチオフェン)、ポリピロール、ポ
リアリーレンビニレン等の導電性ポリマーなどを用いる
ことができる。一方、陰極材料としては、仕事関数の小
さな銀、スズ、鉛、マグネシウム、マンガン、アルミニ
ウム、或はこれらの合金が用いられる。陽極および陰極
として用いる材料のうち少なくとも一方は、素子の発光
波長領域において十分透明であることが望ましい。具体
的には80%以上の光透過率を有することが望ましい。
に形成し、図1〜図3のような構成とすることが望まし
いが、場合によっては、その逆構成をとっても良い。ま
た、透明基板としては、ガラス、プラスチックフィルム
等が使用できる。また、本発明においては、このように
して得られたEL素子の安定性の向上、特に大気中の水
分に対する保護のために、別に保護層を設けたり、素子
全体をセル中にいれ、シリコンオイル等を封入するよう
にしてもよい。
に説明する。
れる場合) ITO(インジウム錫酸化物:シート抵抗20Ω/□)
基板を順次、中性洗剤、アセトン、イソプロピルアルコ
ールで超音波洗浄した。そして煮沸したイソプロピルア
ルコールにITO基板を5分間浸漬し、加熱乾燥した。
ホール注入輸送層材料HTL1を10-6torrの真空
下でアルミナるつぼを加熱することにより400Å蒸着
した。次に、発光層材料EML1を150Å蒸着した。
次に、第2電子注入輸送層ETL1を200Å、さらに
第1電子注入輸送層ETL29を300Å蒸着し、最後
に10:1の原子比のMgAg電極を2000Å蒸着し
た。このようにして作成したEL素子は電圧印加直後、
30mA/cm2の電流密度において駆動電圧8.9
V、発光輝度620cd/m2を示した。その後、60
分経過後、668cd/m2、10時間経過後でも43
0cd/m2の高輝度を維持した。発光スペクトルは4
75nmを中心とした青色発光であった。このとき、第
2電子注入輸送層の電子親和力は2.14eV、第1電
子注入輸送層の電子親和力は3.0eV、陰極の仕事関
数は3.50eVであり、請求項1記載の関係式を満足
する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.14eV) (III)
される場合) 第1電子注入輸送層ETL29を省略した以外、実施例
1と同様にEL素子を作成した。ただし、第2電子注入
輸送層の膜厚を500Åとした。この場合、電圧印加直
後、30mA/cm2の定電流下で520cd/m2の発
光輝度、駆動電圧10Vが観測された。ところが、1時
間経過後では270cd/m2、10時間経過後では発
光輝度43cd/m2と第2電子注入輸送層を省略した
場合、耐久性が著しく劣っていた。また、初期駆動電圧
も実施例1に比べ1.1V高い値を示した。このことか
ら、複数の電子注入輸送層が存在する場合、耐久性の向
上及び駆動電圧の低下に効果があることがわかる。
輸送層がそれぞれ2層から形成される場合) 第1ホール注入輸送層として膜厚250Åの銅フタロシ
アニン(HTL18)(CuPc)を陽極と、第2ホー
ル注入輸送層(HTL1)の界面に挿入した以外は実施
例1と同様にEL素子を作成した。ただし、第2ホール
注入輸送層の膜厚を200Åとした。この場合、電圧印
加直後、定電流下において、発光輝度492cd/
m2、駆動電圧5.3Vが観測され、10時間経過後に
おいても260cd/m2の高輝度が観測され、耐久性
に富むEL素子であった。このことより、ホール注入輸
送層と電子注入輸送層を複数層から形成することによ
り、著しく駆動電圧を低下させることが可能となること
がわかる。この構成において、陽極であるITO電極の
イオン化ポテンシャルはlpa=4.53eV、第1ホ
ール注入輸送層のイオン化ポテンシャルはlph1=
4.97eV、第2ホール注入輸送層のイオン化ポテン
シャルはlph2=5.08eVであり、請求項1記載
の関係式を満足する。 Ipa(4.53eV)<lph1(4.97eV)<lph2(5.08eV) (III )
ドンを用いた場合) ホール注入輸送層にトリフェニルアミン誘導体HTL
2、第1電子注入輸送層にキナクリドン誘導体ETL4
7を用いた以外は実施例1と同様にEL素子を作成し
た。この場合、電圧印加直後、30mA/cm2の定電
流下で、250cd/m2の発光輝度、駆動電圧11V
が観測され、10時間経過後においても100cd/m
2の発光輝度が観測された。キナクリドン化合物の電子
親和力は2.60eVと見積もられ、請求項1記載の関
係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.60eV)>Eae2(2.14eV) (V)
イミド誘導体を用いた場合) ホール注入輸送層にトリフェニルアミン誘導体HTL
3、第1電子注入輸送層にナフタルイミド誘導体ETL
45を用いた以外は実施例1と同様にEL素子を作成し
た。この場合、電圧印加直後、30mA/cm2の定電
流下で、328cd/m2の発光輝度、駆動電圧9Vが
観測された。1時間経過後においては528cd/m2
の発光輝度が観測され、10時間経過後でも100cd
/m2以上の発光輝度が観測された。このナフタルイミ
ド化合物の電子親和力は2.70eVと見積もられ、請
求項1記載の関係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.70eV)>Eae2(2.14eV) (VI)
子注入輸送層に下記ペリレン誘導体(PV)を用いた。
この場合、印加電圧20Vにおいても微弱なEL発光し
か観察されず、極めて発光効率の悪い素子であった。ま
た、この素子を30mA/cm2の定電流下で耐久試験
を行なったところ、1時間以内に輝度が半減してしま
い、極めて耐久性に劣る素子であった。この場合、第
1、第2電子注入輸送層の電子親和力と陰極の仕事関数
の関係は Ipc(3.50eV)>Eae1(4.30eV)>Eae2(2.14eV) (V) であり、請求項1記載の関係式を満足せず、(I)の関
係式を満足する陰極と電子注入輸送層の電子的性質の関
係が耐久性の向上に重要であることを示している。
構成材料及び耐久特性について示す。
電子注入輸送層との間に請求項1記載の関係式を満足す
る。
の膜厚を以下のように設定した。 第1ホール注入輸送層 HTL1 400Å 発光層 EML1 150Å 第2電子注入輸送層 ETL6 200Å 第1電子注入輸送層 ETL29 300Å このようにして作成したEL素子をピーク電流値30m
A/cm2、周波数100Hzの矩形波で駆動したとこ
ろ、初期輝度85cd/m2、駆動電圧6.2Vを示し
た。その後、201時間経過後においても97cd/m
2の発光輝度(駆動電圧8.6V)を維持しており、極
めて耐久性に富むEL素子であった。
子注入輸送層にETL20を用いた。この場合、電圧印
加直後、30mA/cm2の定電流下において発光輝度
60cd/m2、駆動電圧6.2Vを示し、170時間
経過後においても初期輝度を維持しており、極めて耐久
性に富む結果が得られた。この場合もETL20層の電
子親和力は2.5eVと見積もられ、請求項1記載の関
係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.50eV)>Eae2(2.14eV) (VIII)
成される場合) ITO(インジウム錫酸化物:シート抵抗20Ω/□)
基板を順次、中性洗剤、アセトン、イソプロピルアルコ
ールで超音波洗浄した。そして、煮沸したイソプロピル
アルコールにITO基板を5分間浸漬し、加熱乾燥し
た。ホール注入輸送層材料HTL1を10-6torrの
真空下でアルミナるつぼを加熱することにより400Å
蒸着した。次に発光層材料EML1を150Å蒸着し
た。次に、第3電子注入輸送層ETL1を150Å、第
2電子注入輸送層ETL6を150Å、さらに第1電子
注入輸送層ETL29を250Å蒸着し、最後に10:
1の原子比のMgAg電極を2000Å蒸着した。この
ようにして作成したEL素子は電圧印加直後、30mA
/cm2の電流密度において、駆動電圧7.6V、発光
輝度510cd/m2、を示した。その後、60分経過
後610cd/m2、10時間経過後でも420cd/
m2の高輝度を維持した。このとき、第3電子注入輸送
層の電子親和力は2.14eV、第2電子注入輸送層の
電子親和力は2.50eV、第1電子注入輸送層の電子
親和力は3.0eV、陰極の仕事関数は3.50eVで
あり、請求項1記載の関係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.50eV)>Eae3(2.14eV) (IX)
c)(HTL18)を200Å、第2ホール注入輸送層
としてHTL1を200Å用いた以外は実施例11と同
様にEL素子を作成した。このようにして作成したEL
素子は電圧印加直後、30mA/cm2の電流密度にお
いて、駆動電圧6.6V、発光輝度490cd/m2、
を示した。その後、10時間経過後でも400cd/m
2以上の高輝度を維持した。この場合、銅フタロシアニ
ンを挿入することにより、実施例11に比べ駆動電圧の
低下を図ることができた。
注入輸送層として銅フタロシアニン(CuPc)(HT
L18)を200Å、第2ホール注入輸送層としてHT
L1を150Å、第3ホール注入輸送層HTL2を15
0Å、発光層EML1を150Å、第2電子注入輸送層
ETL1を200Å、第1電子注入輸送層ETL29を
300Å蒸着し、最後にMgAg合金電極を形成した。
このようにして作成したEL素子は電圧印加直後、30
mA/cm2の電流密度において、駆動電圧6.4V、
発光輝度530cd/m2、を示した。その後、60分
経過後560cd/m2、10時間経過後でも460c
d/m2の高輝度を維持した。この素子において、第2
電子注入輸送層の電子親和力は2.14eV、第1電子
注入輸送層の電子親和力は3.0eV、陰極の仕事関数
は3.5eVであり、請求項1記載の関係式を満足す
る。 Ipc(3.50eV)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.14eV) (X) また、第1ホール注入輸送層のイオン化ポテンシャルは
4.97eV、第2ホール注入輸送層のイオン化ポテン
シャルは5.08eV、第3ホール注入輸送層のイオン
化ポテンシャルは5.32eVであり、請求項2記載の
関係式を満足する。 lpa(4.53eV)<lph1(4.97eV)<lph2(5.08eV)<lph3(5.32eV) (XI)
第1電子注入輸送層にETL1(200Å)を第2電子
注入輸送層にETL29(300Å)を用い、積層順を
変えた。このようにして作成したEL素子は電圧印加直
後、30mA/cm2の電流密度において、駆動電圧
8.4V、発光輝度517cd/m2、を示したが、1
0時間経過後も100cd/m2以下の発光輝度しか得
られず耐久性に劣る結果であった。さらに、実施例13
においては475nmを中心とした青色のEL発光であ
ったが、積層順を逆にした場合は、第2電子注入輸送層
からのEL発光も観察され、515nmを中心とした緑
色発光であった。この素子において、第1電子注入輸送
層の電子親和力は2.14eV、第2電子注入輸送層の
電子親和力は3.0eV、陰極の仕事関数は3.5eV
であり、請求項1記載の関係式を満足しない。 Ipc(3.50eV)>Eae1(2.14eV)>Eae2(3.0eV) (XII)
注入輸送層として銅フタロシアニン(CuPc)(HT
L18)を10-6torrの真空下でアルミナるつぼを
加熱することにより200Å蒸着した。さらに、第2ホ
ール注入輸送層としてHTL1を150Å、第3ホール
注入輸送層としてHTL2を150Å蒸着した。次に、
発光層材料EML1を150Å蒸着した。第3電子注入
輸送層ETL1を150Å、第2電子注入輸送層ETL
6を150Å、さらに第1電子注入輸送層ETL29を
250Å蒸着し、最後に10:1の原子比のMgAg電
極を2000Å蒸着した。このようにして作成したEL
素子は電圧印加直後、30mA/cm2の電流密度にお
いて、駆動電圧7.1V、発光輝度523cd/m2を
示した。その後、10時間経過後でも480cd/m2
の高輝度を維持した。この場合、第3電子注入輸送層の
電子親和力は2.14eV、第2電子注入輸送層の電子
親和力は3.0eV、陰極の仕事関数は3.50eVで
あり、請求項1記載の関係式を満足する。 Ipc(3.50eV)>Eae1(3.0eV)>Eae2(2.50eV)>Eae3(2.14eV) (XIII) また、第1ホール注入輸送層のイオン化ポテンシャルは
4.97eV、第2ホール注入輸送層のイオン化ポテン
シャルは5.08eV、第3ホール注入輸送層のイオン
化ポテンシャルは5.32eVであり、請求項2記載の
関係式を満足する。 Ipa(4.53eV)<lph1(4.97)eV)<lph2(5.08eV)<lph3(5.32eV) (XIV)
に層構成材料及び耐久特性について示す。なお、これら
の素子は、陰極と第1及び第2電子注入輸送層との間に
は請求項1記載の関係式を満足する。
により発光層に注入された荷電キャリヤー(電子とホー
ル)の再結合により電気エネルギーを直接光エネルギー
に変換でき、従来の白熱灯、蛍光灯、あるいは無機化合
物のEL等と異なり、また無機化合物の発光ダイオード
では実現困難であった青色発光の実現を可能にしたもの
であり、有機薄膜EL素子において発光層と電極間のホ
ール注入輸送層と電子注入輸送層の両方もしくは何れか
を複数層とすることにより、耐久性の向上を図ることが
可能となる。
である。
面図である。
式断面図である。
示す整数。 n・・・複数層の電子注入輸送層の陰極側からの順番を示
す整数。
Claims (4)
- 【請求項1】 陽極/ホール注入輸送層/発光層/電子
注入輸送層/陰極から構成される有機薄膜EL素子にお
いて、ホール注入輸送層と電子注入輸送層の少なくとも
一方が2層以上の層からなり、 複数層の電子注入輸送層の各々の電子親和力の値Eae
1,Eae2,・・・Eaen(ここでnは電子注入輸送層が
n層から構成されていることを意味し、1,2,・・・
nは陰極側からの順番を意味する。)が陰極の仕事関数
の値(Ipc)と下記式(I)の関係を満足し、 かつ複数層のホール注入輸送層の各々のイオン化ポテン
シャルの値Iph1,Iph2・・・Iphm(ここでmはホー
ル注入輸送層がm層から構成されていることを意味し、
1,2,・・・mは陽極側からの順番を意味する。)が
陽極の仕事関数の値(Ipa)と下記式(II)の関係を満
足することを特徴とする有機薄膜EL素子。 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) - 【請求項2】 陽極/ホール注入輸送層/発光層/陰極
から構成される有機薄膜EL素子において、ホール注入
輸送層が少なくとも2層以上の層からなり、 複数層の電子注入輸送層の各々の電子親和力の値Eae
1,Eae2,・・・Eaen(ここでnは電子注入輸送層が
n層から構成されていることを意味し、1,2,・・・
nは陰極側からの順番を意味する。)が陰極の仕事関数
の値(Ipc)と下記式(I)の関係を満足し、 かつ複数層のホール注入輸送層の各々のイオン化ポテン
シャルの値Iph1,Iph2・・・Iphm(ここでmはホー
ル注入輸送層がm層から構成されていることを意味し、
1,2,・・・mは陽極側からの順番を意味する。)が
陽極の仕事関数の値(Ipa)と下記式(II)の関係を満
足することを特徴とする有機薄膜EL素子。 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) - 【請求項3】 複数層の電子注入輸送層の各々の電子親
和力の値Eae1,Eae2,・・・Eaen(ここでnは電子
注入輸送層がn層から構成されていることを意味し、
1,2,・・・nは陰極側からの順番を意味する。)が
陰極の仕事関数の値(Ipc)と下記式(I)の関係を満
足し、 かつ複数層のホール注入輸送層の各々のイオン化ポテン
シャルの値Iph1,Iph2・・・Iphm(ここでmはホー
ル注入輸送層がm層から構成されていることを意味し、
1,2,・・・mは陽極側からの順番を意味する。)が
陽極の仕事関数の値(Ipa)と下記式(II)の関係を満
足することを特徴とする有機薄膜EL素子。 Ipc≧Eae1≧Eae2≧・・・≧Eaen (I) Ipa≦Iph1≦Iph2≦・・・≦Iphm (II) - 【請求項4】 1層もしくは、複数の層から形成される
ホール注入輸送層及び/又は電子注入輸送層の各層の厚
みが1000Å以下であることを特徴とする請求項1,
2又は3記載の有機薄膜EL素子。
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