JPH0631475B2 - カチオン電着塗装用ガルバニール鋼板の製法 - Google Patents

カチオン電着塗装用ガルバニール鋼板の製法

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JPH0631475B2
JPH0631475B2 JP62265953A JP26595387A JPH0631475B2 JP H0631475 B2 JPH0631475 B2 JP H0631475B2 JP 62265953 A JP62265953 A JP 62265953A JP 26595387 A JP26595387 A JP 26595387A JP H0631475 B2 JPH0631475 B2 JP H0631475B2
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JP
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steel sheet
electrodeposition coating
cationic electrodeposition
galvannealed steel
plating
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茂 若野
敦久 矢川
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カチオン電着塗装用ガルバニール鋼板の製
法、特に自動車車体を構成するカチオン電着塗装用ガル
バニール鋼板の製法に関する。
(従来の技術) 従来より、自動車車体の防錆性向上のため、塗膜性能の
よいカチオン電着塗料がプライマーとして採用されてい
る。また、近年では外面錆対策が求められ、車体外面に
も各種防錆鋼板が適用されてきている。しかし、カチオ
ン電着塗装時に急激に高電圧が表面に印加されるとクレ
ータと呼ばれる塗膜欠陥が発生することが多い。そこ
で、かかるクレータの発生を防止すべく上層に鉄濃度の
高いFe-Zn合金を電気めっきにより形成させる2層めっ
き鋼板が開発されている。例えば、特公昭58-15554号参
照。また、特開昭61-252397号において、p含有量0.000
3〜15重量%のFe-p合金めっき層を上層に3g/m2以上
施すことが提案されている。
しかしながら、これらの方法をガルバニール鋼板に適用
した場合、クレータ防止には多大の目付量を要する。こ
れは表面粗度が大きいことによる。
その他、かかるクレータ発生防止には、特開昭61-29195
7号には、表層を電解して表面から0.2〜0.3μmの深さ
まで脱亜鉛を行って表層濃度を55〜92%とする方法が提
案されているが、厚膜化は避けられない。
したがって、少ない目付量にて表面を被覆しクレータ発
生防止および塗膜密着性に優れた化成被膜を析出させる
新規な上層めっき法の開発が望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) かくして、本発明の目的は、少ない目付量にて表面を被
覆しクレータ発生防止および耐食性に優れた化成被膜が
析出する新規な上層めっき法を提供することである。
本発明者らは、かある目的を達成すべく種々検討を重ね
たところ、ガルバニール鋼板の製造工程において、溶融
亜鉛めっき層の合金化処理後、Fe-Zn合金の電気めっき
前に合金化溶融亜鉛めっき層の表面層を一部溶解させる
ことにより、少ない目付量にて表面を被覆しても、カチ
オン電着塗装性および耐食性に優れたガルバニール鋼板
を製造できることを見出し、本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) ここに、本発明の要旨とするところは、合金化溶融亜鉛
めっき鋼板の少なくとも一方の表面層を一部溶解した
後、その上にFe60重量%以上含有するめっき層を電気め
っきにより施すことを特徴とするカチオン電着塗装用ガ
ルバニール鋼板の製法である。
(作用) ここで、本発明にかかる方法は、その具体的構成を示せ
ば、(溶融亜鉛めっき)→(合金化)→(表面層の一部
溶解)→(Fe高濃度合金層の電気めっき)の各処理工程
から成る。ここに示す合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造
工程の(溶融亜鉛めっき)→(合金化)の各処理工程は
すでに当業者に周知であり、またそれにより得られた合
金化溶融亜鉛めっき鋼板もガルバニール鋼板としてよく
知られており、また、本発明にあってガルバニール鋼板
であればその製法は特に制限されないため、これ以上の
言及は省略する。
ガルバニール鋼板の表面層の一部溶解とは、ガルバニー
ル鋼板の製造時に形成される酸化膜のみの溶解でもよ
く、まためっき層を含んでもよい。しかし、めっき層の
溶解は少ない方が好ましい。表面層の溶解は、例えば塩
酸、硫酸などの酸液や苛性ソーダなどのアルカリ液に好
ましくは0.5〜5秒浸漬し、場合によっては電解条件下
で浸漬することによって行う。また、そのような溶解液
は電気めっき液に同じであってもよく、その場合には電
気めっきに先立って無通電状態であるいは陽極処理を行
いながらその電気めっき液に浸漬するだけでもよい。い
ずれにしても表面層の一部溶解という同じ作用効果が得
られるものであれば、特に制限はなく、いずれの方法に
よって表面層の一部溶解を行ってもよい。
このような浸漬処理により合金化溶融亜鉛めっき層の表
面層の一部が溶解され、その上に施される電気めっきの
被覆率が著しく増大し、従来の認識に反して、極薄目付
量でも高いP値を得ることが出来るのである。ここに、
P値は、後述するホーパイトに対するホスホヒライト比
率を「%」で示す値であって、塗装後耐食性良否の指標
となるものであり、P値が大であれば塗装後耐食性は良
好となる。
次いで、Fe濃度60%以上のめっきを行う。代表例として
は、Fe-Zn合金電気めっきを行うが、その他、Fe濃度60
%以上が確保される限り、Fe-Mn、Fe-Ni、Fe-P、Fe-B系の
合金電気めっきを行ってもよい。このような合金電気め
っきそれ自体はすでに当業者に周知であって、本発明に
あっても特定の操業条件に制限されるものではない。
このようにして得たカチオン電着塗装用鋼板は、一般に
はリン酸塩化成処理そしてカチオン電着塗装を行って自
動車車体用として使用される。このように引き続き行う
リン酸塩化成処理、そしてカチオン電着塗装についても
すでに公知の操作を繰り返せばよく、特定のものに制限
されるものではない。
次に、具体的例によって本発明の作用効果をさらに詳述
する。なお、本明細書において、「%」は特にことわり
がないかぎり、「重量%」である。
比較例 常法により製造したガルバニール鋼板に、表面層の溶解
を何ら行うことなく、従来法に従って、第1表に示す条
件にてFe-Zn合金めっきを施こし、化成処理性と耐クレ
ータ性を調査した。
上層であるFe-Zn合金めっき層のFe%はめっき液中のFeS
O4・7H2O濃度で、目付量は通電時間によってそれぞれ調
整した。
次いで、通常に自動車用リン酸亜鉛処理を行い、Zn2Fe
(PO4)・4H2O(ホスホヒライト)とZn3(PO4)2・4H2O(ホー
パイト)とのX線回折強度比率でP値を求めて化成処理
性の指標とした。
耐クレータ性は、慣用の自動車用カチオン電着塗料を用
いて300V×2分の条件で通常の電着塗装を行い、焼付
後の表面欠陥の発生状況で評価した。
第1図にはP値で示す化成処理性を上層めっきの目付量
に対しグラフで示す。Fe-Zn合金めっきのFe%のP値に
対する影響は小さく、目付量の影響が大きい。目付量が
1g/m2ではP値はゼロで、目付量7g/m2でもP値は
80%以下と低い。
また耐クレータ性は第2表にまとめて示すように、若干
P値とは異なる傾向であるが、高Fe%で厚目付量でない
とクレータが発生することが分かる。
以上から、従来法によれば、薄目付量にては化成処理性
および耐クレータ性を改善することができないことが分
かる。
実施例1 室温の10%塩酸浴に慣用のアルバニール鋼板を浸漬して
表面層を一部溶解して、第1表と同一条件で80%Fe-Zn
合金めっきを3g/m2施し、前述の比較例の手順にした
がって、P値と耐クレータ性を評価した。結果を第2図
にグラフにまとめて示す。
第2図に示す結果からも分かるように、本発明によれ
ば、上記塩酸浴に0.5秒浸漬するだけで上層めっきの目
付量3g/m2でP値が100%となり、しかもクレータ
の発生がみられなくなる。
かかる効果は、塩酸浸漬のみならず、陽極電解でも同じ
であり、また硫酸など他の酸を用いても同様の効果が発
揮される。電気めっきに先立って電気を通ぜずに、めっ
き液によって表面溶解を行っても同様の効果が見られ
た。
さらに、苛性ソーダのようなアルカリ液を用いても同様
の効果が得られる。
Fe-Zn合金めっき前の表面溶解が塗装後耐食性ならびに
耐クレータ性向上に寄与する機構については明確ではな
いが、以下のごとく推定される。ガルバニール鋼板の製
造時に表面に形成されるAl、Znを含む酸化膜は電気抵抗
が高く電気めっき時にめっきされにくく、めっき層の不
均一化をもたらすためその解消には大きな目付量が必要
となる。従って、めっき前にそのような表面層を溶解す
ることにより電気めっきが均一に行われ表面被覆率が上
がるため特性が向上すると考えられる。あるいは、ガル
バニール鋼板の表面からの亜鉛の優先溶解により部分的
に表面層のFe濃度が高くなる部分ができ、薄目付量でも
Fe-Znめっきの表面被覆率を上げることとなり塗装後耐
食性と耐クレータ性が向上するとも考えられる。
実施例2 慣用のガルバニール鋼板を50℃の5%硫酸浴に1秒間浸
漬したのち、各種めっき条件にてFe-Zn電気めっきを施
し、次いで慣用の自動車用リン酸亜鉛処理を行ってから
同じく慣用の自動車用カチオン電着塗装処理を行い、耐
クレータ性および化成処理性を評価した。
結果を第3表にまとめて示す。本発明にかかる方法によ
れば、0.5g/m2以上の薄目付量にて良好な塗装性が得
られることは明らかである。
以上のように、本発明によりガルバニール鋼板の表面を
わずかに溶解したのち60%以上とFe濃度の高いFe-Zn合
金めっきを0.5g/m2以上施すことにより良好な耐クレ
ータ性および化成性を有するようになる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、合金電気めっき
に先立って単に表面層を溶解するという簡便な操作でも
って、従来問題であって厚目付を避けて薄目付でもって
十分に耐クレータ性および化成処理性を確保できるので
あり、実用上の観点からその意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、比較例におけるP値で示す化成処理性のグラ
フ;および 第2図は、本発明におけるクレータの発生およびP値を
浸漬時間に対して示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合金化溶融亜鉛めっき鋼板の少なくとも一
    方の表面層を一部溶解した後、その上にFe60重量%以上
    含有するめっき層を電気めっきにより施すことを特徴と
    するカチオン電着塗装用ガルバニール鋼板の製法。
JP62265953A 1987-10-21 1987-10-21 カチオン電着塗装用ガルバニール鋼板の製法 Expired - Lifetime JPH0631475B2 (ja)

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