JPH06320896A - プロッタのx―y方向の直角度調整方法とそれに用いるプロッタ - Google Patents

プロッタのx―y方向の直角度調整方法とそれに用いるプロッタ

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JPH06320896A
JPH06320896A JP13650693A JP13650693A JPH06320896A JP H06320896 A JPH06320896 A JP H06320896A JP 13650693 A JP13650693 A JP 13650693A JP 13650693 A JP13650693 A JP 13650693A JP H06320896 A JPH06320896 A JP H06320896A
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squareness
carriage
sheet
deviation
shaped side
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JP13650693A
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English (en)
Inventor
Shinichi Uehara
慎一 上原
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Mimaki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mimaki Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度
調整方法を得る。 【構成】 キャリッジに把持したペンでシート10上に
作画したX―Y方向を向くL字辺A1、A2、A3をシ
ート10と共に90度回転させる。次いで、そのL字辺
のX方向を向く辺を一辺とするX―Y方向を向くL字辺
A1、A2、A4であって、Y方向を向く辺の長さが上
記回転させたL字辺のY方向を向く辺の長さに一致する
L字辺A1、A2、A4をキャリッジに把持したペンで
シート10上に重ね書きした場合を想定して、その想定
したL字辺のY方向を向く辺の先端点A4と上記回転さ
せたL字辺のY方向を向く辺の先端点A3とを結ぶ辺の
中央位置A5とその辺の端点A3又はA4とのずれ量か
らキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比
率を求め、その直角度ずれの比率に基づいてキャリッジ
をX―Y方向に直角度ずれを相殺するように相対的に移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロッタのキャリッジ
のX―Y方向の移動経路の直角度調整方法とそれに用い
るプロッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート上をX―Y方向に相対的に
移動させるキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度
調整は、キャリッジに把持したペンでシート上にX方向
とY方向とを向く辺を持つ正方形又は長方形を作画し、
その正方形又は長方形を作画したシート上にセクション
フィルム(X―Y方向の罫線が正確に直角に交差するよ
うに記入された透明な方眼紙状フィルム)をあてがっ
て、セクションフィルムの罫線とそれに対応する上記正
方形又は長方形のY方向を向く辺に対するX方向を向く
辺の角度ずれを測定している。そして、その測定結果に
基づき、キャリッジをX方向に移動自在に支持するガイ
ドレールのプロッタ本体に対する固定位置を機械的に微
調整して、キャリッジのX方向の移動経路がキャリッジ
のY方向の移動経路に対して直角になるように調整して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして、キャリッジのX―Y方向の移動経路の直角
度調整を行った場合には、その直角度調整の精度を上げ
るために、シート上に大きな正方形又は長方形を作画
し、その大きな正方形又は長方形の辺の角度ずれを大き
なセクションフィルムを用いて測定する必要があって、
プロッタを納入した客先等でキャリッジのX―Y方向の
直角度調整を行う場合には、大きなセクションフィルム
を持参しなければならず、煩わしかった。
【0004】また、図11に示した、ペーパームービン
グタイプのプロッタの場合には、上記のようにして、キ
ャリッジ86のX―Y方向の移動経路の直角度調整を行
った際に、キャリッジ86に把持したペン88のX方向
の移動経路が、ペン88の移動経路直下に備えられたシ
ンクロローラー(図示せず)の軸芯方向と必ずしも平行
とならずに、シンクロローラーの軸芯方向に対して斜め
に傾斜した状態となって、シンクロローラー周囲面に搭
載したシート10上に押接させるペン先88aの筆圧が
不均一となり、シート10上に作画する図形、記号又は
文字の線がかすれる等してその画質が劣化した。ここ
で、ペーパームービングタイプのプロッタとは、キャリ
ッジ86をシート10上をX方向に移動させると共に、
シート10を記録面84上をX方向と直角なY方向に移
動させるタイプのプロッタをいう。また、シンクロロー
ラーとは、ペーパームービングタイプのプロッタのキャ
リッジ86に把持したペン88の移動経路直下に備える
ローラーであって、その周囲面速度を記録面84上をY
方向に移動させるシート10の移動速度にほぼ一致する
ように回転させるローラーをいい、このシンクロローラ
ーをペン88の移動経路直下に備えれば、ペン先88a
を押接させるシート10部分をペン先88aに引っ掛け
て停滞させずに、そのシート10部分を淀みなく他のシ
ート10部分と同一速度で記録面84上をY方向に移動
させることができる。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、セクションフィルムを持参したり、ペーパー
ムービングタイプのプロッタのシンクロローラーの軸芯
と平行に移動可能にセッティングされる等したキャリッ
ジに把持したペンの移動経路を狂わせたりせずに、キャ
リッジのX―Y方向の移動経路の直角度調整を行うこと
のできる、プロッタのX―Y方向の直角度調整方法(以
下、直角度調整方法という)とそれに用いるプロッタを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の直角度調整方法は、次の工程を含む
ことを特徴としている。 a.キャリッジに把持したペンでシート上に作画したX
―Y方向を向くL字辺をシートと共に90度回転させる
工程。 b.a工程で回転させたL字辺のX方向を向く辺の左右
端点の位置を計測する工程。 c.b工程で計測した計測値に基づき、a工程で回転さ
せたL字辺のX方向を向く辺を一辺とするX―Y方向を
向くL字辺であって、Y方向を向く辺の長さが前記回転
させたL字辺のY方向を向く辺の長さに一致するL字辺
をキャリッジに把持したペンでシート上に重ね書きした
場合を想定する工程。 d.c工程で想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点
とa工程で回転させたL字辺のY方向を向く辺の先端点
とを結ぶ辺の中央位置とその辺の端点とのずれ量からキ
ャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を
求める工程。 e.d工程で求めた直角度ずれの比率に基づいてキャリ
ッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺するように相対的
に移動させる工程。
【0007】本発明の第1のプロッタは、キャリッジに
把持したペンでシート上に作画したX―Y方向を向くL
字辺をシートと共に90度回転させたL字辺のX方向を
向く辺の左右端点の位置を計測する計測手段と、その計
測手段で計測した計測値に基づき、前記回転させたL字
辺のX方向を向く辺を一辺とするX―Y方向を向くL字
辺であって、Y方向を向く辺の長さが前記回転させたL
字辺のY方向を向く辺の長さに一致するL字辺をキャリ
ッジに把持したペンでシート上に重ね書きした場合を想
定して、その想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点
と前記回転させたL字辺のY方向を向く辺の先端点とを
結ぶ辺の中央位置とその辺の端点とのずれ量からキャリ
ッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を求め
る算出手段と、その算出手段で求めた直角度ずれの比率
を記憶させる記憶手段と、その記憶手段に記憶させた直
角度ずれの比率に基づいてキャリッジをX―Y方向に直
角度ずれを相殺するように相対的に移動させる移動手段
とを備えたことを特徴としている。
【0008】本発明の第2の直角度調整方法は、次の工
程を含むことを特徴としている。 a.キャリッジに把持したペンでシート上に作画したX
―Y方向を向くL字辺をシートと共に裏返す工程。 b.a工程で裏返したL字辺のX方向を向く辺の左右端
点の位置を計測する工程。 c.b工程で計測した計測値に基づき、a工程で裏返し
たL字辺のX方向を向く辺を一辺とするX―Y方向を向
くL字辺であって、Y方向を向く辺の長さが前記裏返し
たL字辺のY方向を向く辺の長さに一致するL字辺をキ
ャリッジに把持したペンでシート上に重ね書きした場合
を想定する工程。 d.c工程で想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点
とa工程で裏返したL字辺のY方向を向く辺の先端点と
を結ぶ辺の中央位置とその辺の端点とのずれ量からキャ
リッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を求
める工程。 e.d工程で求めた直角度ずれの比率に基づいてキャリ
ッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺するように相対的
に移動させる工程。
【0009】本発明の第2のプロッタは、キャリッジに
把持したペンでシート上に作画したX―Y方向を向くL
字辺をシートと共に裏返したL字辺のX方向を向く辺の
左右端点の位置を計測する計測手段と、その計測手段で
計測した計測値に基づき、前記裏返したL字辺のX方向
を向く辺を一辺とするX―Y方向を向くL字辺であっ
て、Y方向を向く辺の長さが前記裏返したL字辺のY方
向を向く辺の長さに一致するL字辺をキャリッジに把持
したペンでシート上に重ね書きした場合を想定して、そ
の想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点と前記裏返
したL字辺のY方向を向く辺の先端点とを結ぶ辺の中央
位置とその辺の端点とのずれ量からキャリッジのX―Y
方向の移動経路の直角度ずれの比率を求める算出手段
と、その算出手段で求めた直角度ずれの比率を記憶させ
る記憶手段と、その記憶手段に記憶させた直角度ずれの
比率に基づいてキャリッジをX―Y方向に直角度ずれを
相殺するように相対的に移動させる移動手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0010】本発明の第1又は第2の直角度調整方法に
おいては、本発明の第1又は第2の直角度調整方法のa
ないしd工程をシート上の右側部分と左側部分とでそれ
ぞれ行い、それらのaないしd工程から求めた直角度ず
れの比率の平均値をキャリッジのX―Y方向の移動経路
の直角度ずれの比率とし、その直角度ずれの比率に基づ
いてキャリッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺するよ
うに相対的に移動させることを好適としている。
【0011】又は、本発明の第1又は第2の直角度調整
方法のaないしd工程をシート上の中央部分で行い、そ
のaないしd工程から求めた直角度ずれの比率をキャリ
ッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率とし、
その直角度ずれの比率に基づいてキャリッジをX―Y方
向に直角度ずれを相殺するように相対的に移動させるこ
とを好適としている。
【0012】本発明の第1又は第2の直角度調整方法に
おいては、サイズの異なるシートごとに本発明の第1又
は第2の直角度調整方法記載の工程を行うことを好適と
している。
【0013】
【作用】本発明の第1の直角度調整方法においては、a
ないしd工程を行った際に、c工程で想定したL字辺の
Y方向を向く辺の先端点とa工程で90度回転させたL
字辺のY方向を向く辺の先端点とを結ぶ辺の中央位置と
a工程で90度回転させたL字辺のX方向を向く辺の一
方の端点又はc工程で想定したL字辺のX方向を向く辺
の一方の端点とを結ぶ辺は、a工程で90度回転させた
L字辺のX方向を向く辺又はc工程で想定したL字辺の
X方向を向く辺及びa工程で90度回転させたL字辺の
Y方向を向く辺の先端点とc工程で想定したL字辺のY
方向を向く辺の先端点とを結ぶ辺に対してそれぞれ直角
な方向となる。
【0014】その理由は、a工程で90度回転させたL
字辺のY方向を向く辺とc工程で想定したL字辺のY方
向を向く辺とそれらのY方向を向く辺の先端点を結ぶ辺
とからなる三角形は二等辺三角形となり、その二等辺三
角形の底辺に当たる上記先端点を結ぶ辺の中央位置とそ
の二等辺三角形の頂点に当たるa工程で90度回転させ
たL字辺のX方向を向く辺の一方の端点又はc工程で想
定したL字辺のX方向を向く辺の一方の端点とを結ぶY
方向を向く辺は、その二等辺三角形の頂点の内角を二等
分する二等分線であって、その二等辺三角形の底辺に対
して直角な方向を向く辺となる。それと共に、a工程で
90度回転させたL字辺の内角とc工程で想定したL字
辺の内角との和は二直角となる。なぜならば、キャリッ
ジに把持したペンでシート上にその対向する二辺がそれ
ぞれX方向とY方向とを向く正方形又は長方形を描いた
場合に、その正方形又は長方形は平行四辺形となって、
その平行四辺形の隣合う内角の和は二直角となり、それ
らの内角に対応するa工程で90度回転させたL字辺の
内角とc工程で想定したL字辺の内角との和は二直角と
なるからである。その結果、上記二等辺三角形の二等分
線に当たる上記中央位置と二等辺三角形の頂点とを結ぶ
Y方向を向く辺は、a工程で90度回転させたL字辺の
X方向を向く辺又はc工程で想定したL字辺のX方向を
向く辺及びa工程で90度回転させたL字辺のY方向を
向く辺の先端点とc工程で想定したL字辺のY方向を向
く辺の先端点とを結ぶ辺に対してそれぞれ直角な方向を
向くこととなるからである。
【0015】従って、c工程で想定したL字辺のY方向
を向く辺の先端点とa工程で回転させたL字辺のY方向
を向く辺の先端点とを結ぶ辺の中央位置からその辺の端
点までのずれ量をa工程で90度回転させたL字辺のX
方向を向く辺の一方の端点又はc工程で想定したL字辺
のX方向を向く一方の端点からa工程で90度回転させ
たL字辺のY方向を向く辺の先端点とc工程で想定した
L字辺のY方向を向く辺の先端点とを結ぶ辺の中央位置
までの距離で割った値は、キャリッジのX―Y方向の移
動経路の直角度ずれの比率となる。
【0016】そのため、e工程記載のように、d工程で
求めた直角度ずれの比率に基づいてキャリッジをX―Y
方向に直角度ずれを相殺するように相対的に移動させる
ことにより、キャリッジをX―Y方向に直角度ずれなく
相対的に移動させることができる。
【0017】本発明の第1のプロッタにおいては、計測
手段を用いて本発明の第1の直角度調整方法における
a、b工程を行い、算出手段を用いて本発明の第1の直
角度調整方法におけるc、d工程を行って、キャリッジ
のX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を求め、そ
の直角度ずれの比率を記憶手段に記憶させることができ
る。そして、その記憶手段に記憶させた直角度ずれの比
率に基づいて移動手段を用いてキャリッジをX―Y方向
に直角度ずれを相殺するように相対的に移動させること
により、キャリッジをX―Y方向に直角度ずれなく相対
的に移動させることができる。
【0018】本発明の第2の直角度調整方法において
は、aないしd工程を行った際に、c工程で想定したL
字辺のY方向を向く辺の先端点とa工程で裏返したL字
辺のY方向を向く辺の先端点とを結ぶ辺の中央位置とa
工程で裏返したL字辺のX方向を向く辺の一方の端点又
はc工程で想定したL字辺のX方向を向く辺の一方の端
点とを結ぶ辺は、a工程で裏返したL字辺のX方向を向
く辺又はc工程で想定したL字辺のX方向を向く辺及び
a工程で裏返したL字辺のY方向を向く辺の先端点とc
工程で想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点とを結
ぶ辺に対してそれぞれ直角な方向となる。
【0019】その理由は、a工程で裏返したL字辺のY
方向を向く辺とc工程で想定したL字辺のY方向を向く
辺とそれらのY方向を向く辺の先端点を結ぶ辺とからな
る三角形は二等辺三角形となり、その二等辺三角形の底
辺に当たる上記先端点を結ぶ辺の中央位置とその二等辺
三角形の頂点に当たるa工程で裏返したL字辺のX方向
を向く辺の一方の端点又はc工程で想定したL字辺のX
方向を向く辺の一方の端点とを結ぶY方向を向く辺は、
その二等辺三角形の頂点の内角を二等分する二等分線で
あって、その二等辺三角形の底辺に対して直角な方向を
向く辺となる。それと共に、a工程で裏返したL字辺の
内角とc工程で想定したL字辺の内角との和は二直角と
なる。なぜならば、キャリッジに把持したペンでシート
上にその対向する二辺がそれぞれX方向とY方向とを向
く正方形又は長方形を描いた場合に、その正方形又は長
方形は平行四辺形となって、その平行四辺形の隣合う内
角の和は二直角となり、それらの内角に対応するa工程
で裏返したL字辺の内角とc工程で想定したL字辺の内
角との和は二直角となるからである。その結果、上記二
等辺三角形の二等分線に当たる上記中央位置と二等辺三
角形の頂点とを結ぶY方向を向く辺は、a工程で裏返し
たL字辺のX方向を向く辺又はc工程で想定したL字辺
のX方向を向く辺及びa工程で裏返したL字辺のY方向
を向く辺の先端点とc工程で想定したL字辺のY方向を
向く辺の先端点とを結ぶ辺に対してそれぞれ直角な方向
を向くこととなるからである。
【0020】従って、c工程で想定したL字辺のY方向
を向く辺の先端点とa工程で裏返したL字辺のY方向を
向く辺の先端点とを結ぶ辺の中央位置からその辺の端点
までのずれ量をa工程で裏返したL字辺のX方向を向く
辺の一方の端点又はc工程で想定したL字辺のX方向を
向く一方の端点からa工程で裏返したL字辺のY方向を
向く辺の先端点とc工程で想定したL字辺のY方向を向
く辺の先端点とを結ぶ辺の中央位置までの距離で割った
値は、キャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれ
の比率となる。
【0021】そのため、e工程記載のように、d工程で
求めた直角度ずれの比率に基づいてキャリッジをX―Y
方向に直角度ずれを相殺するように相対的に移動させる
ことにより、キャリッジをX―Y方向に直角度ずれなく
相対的に移動させることができる。
【0022】本発明の第2のプロッタにおいては、計測
手段を用いて本発明の第2の直角度調整方法における
a、b工程を行い、算出手段を用いて本発明の第2の直
角度調整方法におけるc、d工程を行って、キャリッジ
のX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を求め、そ
の直角度ずれの比率を記憶手段に記憶させることができ
る。そして、その記憶手段に記憶させた直角度ずれの比
率に基づいて移動手段を用いてキャリッジをX―Y方向
に直角度ずれを相殺するように相対的に移動させること
により、キャリッジをX―Y方向に直角度ずれなく相対
的に移動させることができる。
【0023】例えば、一対のピンチローラと長尺の駆動
ローラとの間にシートの左右側部をそれぞれ挟持して、
駆動ローラを回転させることにより、シートを記録面上
をY方向に移動させるペーパームービングタイプのプロ
ッタにおいては、記録面上を移動するシートの左右側部
の移動速度がそれぞれ微妙に異なっている。これは、長
尺の駆動ローラがその全長に亙ってその外径が正確に同
一径に形成されておらずに、シートの左右側部をそれぞ
れ挟持している長尺の駆動ローラ部分の外径がそれぞれ
微妙に異なっていることに起因している。このようなプ
ロッタにおいては、そのシート上をX―Y方向に相対的
に移動させるキャリッジのシート上の右側部分と左側部
分とにおけるX―Y方向の移動経路の直角度ずれがそれ
ぞれ微妙に異なってくる。
【0024】そのため、本発明の請求項5記載の直角度
調整方法によれば、本発明の第1又は第2の直角度調整
方法のaないしd工程をシート上の右側部分と左側部分
とでそれぞれ行い、それらのaないしd工程から求めた
直角度ずれの比率の平均値をキャリッジのX―Y方向の
移動経路の直角度ずれの比率とし、その直角度ずれの比
率に基づいてキャリッジをX―Y方向に直角度ずれを相
殺するように相対的に移動させることにより、キャリッ
ジをシート上の各所でX―Y方向に直角度ずれ少なく相
対的に移動させることができる。
【0025】同様に、本発明の請求項6記載の直角度調
整方法によれば、本発明の第1又は第2の直角度調整方
法のaないしd工程をシート上の中央部分で行い、その
aないしd工程から求めた直角度ずれの比率をキャリッ
ジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率とし、そ
の直角度ずれの比率に基づいてキャリッジをX―Y方向
に直角度ずれを相殺するように相対的に移動させること
により、キャリッジをシート上の各所でX―Y方向に直
角度ずれ少なく相対的に移動させることができる。
【0026】例えば、一対のピンチローラと長尺の駆動
ローラとの間にシートの左右側部をそれぞれ挟持して、
駆動ローラを回転させることにより、シートを記録面上
をY方向に移動させるペーパームービングタイプのプロ
ッタにおいては、記録面上を移動させるシートのサイズ
が異なると、駆動ローラを同一速度で回転させても、そ
の記録面上を移動するシートの左右側部の移動速度がそ
れぞれ微妙に異なってくる。これは、シートを記録面上
にセットする場合には、サイズの異なるシートの幅に合
わせて一対のピンチローラ間の距離を大小に調整し、そ
の一対のピンチローラとその直下の長尺の駆動ローラ部
分との間にシートの左右側部をそれぞれ挟持する必要が
あって、そうした際に、そのサイズの異なるシートの左
右側部を挟持する長尺の駆動ローラ部分の外径がそれぞ
れ微妙に異なってくることに起因している。
【0027】そのため、本発明の請求項7記載の直角度
調整方法によれば、サイズの異なるシートごとに本発明
の第1又は第2の直角度調整方法のaないしd工程をそ
れぞれ行い、それらのaないしd工程から求めた直角度
ずれの比率を、それらのサイズの異なるシートごとのキ
ャリッジのX―Y方向の移動経路のそれぞれの直角度ず
れの比率とすることができる。そして、それらの直角度
ずれの比率に基づいてサイズの異なるシートごとにキャ
リッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺するようにそれ
ぞれ相対的に移動させることにより、サイズの異なるシ
ートごとにキャリッジをX―Y方向に直角度ずれ少なく
それぞれ相対的に移動させることができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1は本発明の第1のプロッタの好適な実施例を示
し、詳しくはそのブロック図を示している。以下に、こ
のプロッタを説明する。
【0029】図のプロッタでは、キャリッジに把持した
ペンでシート10上に作画したX―Y方向を向く図2に
示したL字辺A1、A2、A3をシート10と共に90
度回転させた図3に示したL字辺A1、A2、A3のX
方向を向く辺の左右端点A1、A2の位置を計測する計
測手段20を備えている。計測手段20には、プロッタ
のキャリッジをX―Y方向に移動させるジョグキーとヴ
ュア(その直下のシート上の端点をその上面に写し出す
部品をいう)とを用いていて、ヴュアを把持したキャリ
ッジをジョグキーを操作してシート10上をX―Y方向
に移動させて、ヴュア直下にシート10上の上記端点A
1、A2をそれぞれ位置させ、それらの端点A1、A2
をヴュア上面に写し出すことにより、それらの端点A
1、A2の位置をそれぞれ正確に計測できるようにして
いる。
【0030】それと共に、上記回転させたL字辺のX方
向を向く辺A1、A2を一辺とするX―Y方向を向くL
字辺A1、A2、A4であって、Y方向を向く辺A2、
A4の長さが上記回転させたL字辺のY方向を向く辺A
2、A3の長さに一致するL字辺A1、A2、A4をシ
ート10上に重ね書きした場合を想定して、その想定し
たL字辺のY方向を向く辺の先端点A4と上記回転させ
たL字辺のY方向を向く辺の先端点A3とを結ぶ辺A
3、A4の中央位置A5とその辺の端点A3又はA4と
のずれ量からキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角
度ずれの比率を求める算出手段30を備えている。算出
手段30は、プロッタ内蔵の電子機器を用いて構成して
いて、プロッタの制御キーを操作することにより駆動制
御できるようにしている。
【0031】さらに、算出手段30で求めた直角度ずれ
の比率を記憶させる記憶手段40を備えている。記憶手
段40には、EEPROM等の不揮発性メモリを用いて
いて、プロッタの電源をオフとした場合にも記憶手段4
0に記憶させた直角度ずれの比率が消去されないように
している。
【0032】加えて、記憶手段40に記憶させた直角度
ずれの比率に基づいてキャリッジをX―Y方向に直角度
ずれを相殺するように相対的に移動させる移動手段50
を備えている。移動手段50は、キャリッジをシート1
0に対してX―Y方向に相対的に移動させる電子機器を
用いて構成していて、移動手段50によりキャリッジを
シート10上をX―Y方向に相対的に移動させるX方向
駆動手段60及びY方向駆動手段70を駆動制御できる
ようにしている。
【0033】図1に示した第1のプロッタは、以上のよ
うに構成している。
【0034】次に、この第1のプロッタを用いて本発明
の第1の直角度調整方法によりキャリッジのX―Y方向
の移動経路の直角度調整を行う方法を説明する。
【0035】図2に示したように、キャリッジに把持し
たペンでシート10上にX―Y方向を向くL字辺A1、
A2、A3を作画する。次いで、そのL字辺A1、A
2、A3をシート10と共に90度回転させる。
【0036】次いで、その回転させたL字辺のX方向を
向く辺の左右端点A1、A2の位置を計測手段20を用
いて計測する。
【0037】次いで、図3に示したように、上記回転さ
せたL字辺のX方向を向く辺A1、A2を一辺とするX
―Y方向を向くL字辺A1、A2、A4であって、Y方
向を向く辺A2、A4の長さが上記回転させたL字辺の
Y方向を向く辺A2、A3の長さに一致するL字辺A
1、A2、A4をキャリッジに把持したペンでシート1
0上に重ね書きした場合を算出手段30を用いて想定す
る。
【0038】次いで、その想定したL字辺のY方向を向
く辺の先端点A4と上記回転させたL字辺のY方向を向
く辺の先端点A3とを結ぶ辺の中央位置A5とその辺の
端点A3又はA4とのずれ量からキャリッジのX―Y方
向の移動経路の直角度ずれの比率を算出手段30を用い
て求める。具体的には、上記ずれ量を上記回転させたL
字辺のX方向を向く一方の端点A2又は上記想定したL
字辺のX方向を向く辺の一方の端点A2から上記中央位
置A5までの距離で割って、キャリッジのX―Y方向の
移動経路の直角度ずれの比率を求める。
【0039】すると、その算出手段30で求めた直角度
ずれの比率は、キャリッジのX―Y方向の移動経路の直
角度ずれの比率となる。
【0040】その理由は、上記回転させたL字辺のY方
向を向く辺A2、A3と上記想定したL字辺のY方向を
向く辺A2、A4とそれらのY方向を向く辺の先端点A
3、A4を結ぶ辺とからなる三角形は二等辺三角形とな
り、その二等辺三角形の底辺に当たる上記辺A3、A4
の中央位置A5とその二等辺三角形の頂点に当たる上記
回転させたL字辺のX方向を向く辺の一方の端点A2又
は上記想定したL字辺のX方向を向く辺の一方の端点A
2とを結ぶY方向を向く辺A2、A5は、その二等辺三
角形の頂点の内角を二等分する二等分線であって、その
二等辺三角形の底辺に対して直角な方向を向く辺とな
る。それと共に、上記回転させたL字辺の内角の∠A
1、A2、A3と上記想定したL字辺の内角の∠A1、
A2、A4との和は二直角となる。なぜならば、キャリ
ッジに把持したペンでシート10上に、図4に示したよ
うな、その対向する二辺がそれぞれX方向とY方向とを
向く正方形又は長方形(図では正方形C1、C2、C
3、C4としている)を描いた場合に、その正方形又は
長方形は平行四辺形となって、その平行四辺形の隣合う
内角の∠C4、C1、C2と∠C1、C4、C3との和
は二直角となり、それらの内角に対応する上記回転させ
たL字辺の内角の∠A1、A2、A3と上記想定したL
字辺の内角の∠A1、A2、A4との和は二直角となる
からである。その結果、上記二等辺三角形の二等分線に
当たる上記中央位置と二等辺三角形の頂点とを結ぶY方
向を向く辺A2、A5は、上記回転させたL字辺のX方
向を向く辺A1、A2又は上記想定したL字辺のX方向
を向く辺A1、A2及び上記回転させたL字辺のY方向
を向く辺の先端点と上記想定したL字辺のY方向を向く
辺の先端点とを結ぶ辺A3、A4に対してそれぞれ直角
な方向を向くこととなるからである。そして、上記想定
したL字辺のY方向を向く辺の先端点A4と上記回転さ
せたL字辺のY方向を向く辺の先端点A3とを結ぶ辺の
中央位置A5からその辺の端点A3又はA4までの距離
は、上記回転させたL字辺のX方向を向く辺の一方の端
点A2又は上記想定したL字辺のX方向を向く一方の端
点A2から上記回転させたL字辺のY方向を向く辺の先
端点A3と上記想定したL字辺のY方向を向く辺の先端
点A4とを結ぶ辺の中央位置A5までキャリッジをY方
向に移動させた場合におけるキャリッジのX―Y方向の
移動経路の直角度のずれ量となって、そのずれ量を上記
一方の端点A2から中央位置A5までの距離で割った値
は、キャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの
比率となるからである。
【0041】次いで、その算出手段30を用いて求めた
直角度ずれの比率を記憶手段40に記憶させる。
【0042】次いで、その記憶手段40に記憶させた直
角度ずれの比率に基づいて移動手段50を用いてキャリ
ッジをシート10上をX―Y方向に直角度ずれを相殺す
るように相対的に移動させる。
【0043】すると、キャリッジをシート10上をX―
Y方向に直角度ずれなく相対的に移動させることができ
る。
【0044】図2と図3に示した本発明の第1の直角度
調整方法は、以上の工程からなる。
【0045】図5は本発明の第2のプロッタの好適な実
施例を示し、詳しくはそのブロック図を示している。以
下に、このプロッタを説明する。
【0046】図のプロッタでは、キャリッジに把持した
ペンでシート10上に作画したX―Y方向を向く図6に
示したL字辺B1、B2、B3をシート10と共に裏返
した図7に示したL字辺B1、B2、B3のX方向を向
く辺の左右端点B1、B2の位置を計測する計測手段2
0を備えている。計測手段20には、前述と同様な、プ
ロッタのジョグキーとヴュアとを用いていて、ヴュアを
把持したキャリッジをジョグキーを操作してシート10
上をX―Y方向に移動させて、ヴュア直下にシート10
上の上記端点B1、B2をそれぞれ位置させ、それらの
端点B1、B2をヴュア上面に写し出すことにより、そ
れらの端点B1、B2の位置をそれぞれ正確に計測でき
るようにしている。
【0047】それと共に、上記裏返したL字辺のX方向
を向く辺B1、B2を一辺とするX―Y方向を向くL字
辺B1、B2、B4であって、Y方向を向く辺B2、B
4の長さが上記裏返したL字辺のY方向を向く辺B2、
B3の長さに一致するL字辺をシート10上に重ね書き
した場合を想定して、その想定したL字辺のY方向を向
く辺の先端点B4と上記裏返したL字辺のY方向を向く
辺の先端点B3とを結ぶ辺B3、B4の中央位置B5と
その辺の端点B3又はB4とのずれ量からキャリッジの
X―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を求める算出
手段30を備えている。算出手段30は、プロッタ内蔵
の電子機器を用いて構成していて、プロッタの制御キー
を操作することにより駆動制御できるようにしている。
【0048】さらに、算出手段30で求めた直角度ずれ
の比率を記憶させる記憶手段40を備えている。記憶手
段40には、EEPROM等の不揮発性メモリを用いて
いて、プロッタの電源をオフとした場合にも記憶手段4
0に記憶させた直角度ずれの比率が消去されないように
している。
【0049】加えて、記憶手段40に記憶させた直角度
ずれの比率に基づいてキャリッジをX―Y方向に直角度
ずれを相殺するように相対的に移動させる移動手段50
を備えている。移動手段50は、キャリッジをシート1
0上をX―Y方向に相対的に移動させる電子機器を用い
て構成していて、移動手段50によりキャリッジをシー
ト10上をX―Y方向に相対的に移動させるX方向駆動
手段60及びY方向駆動手段70を駆動制御できるよう
にしている。
【0050】図5に示した第2のプロッタは、以上のよ
うに構成している。
【0051】次に、この第2のプロッタを用いて本発明
の第2の直角度調整方法によりキャリッジのX―Y方向
の移動経路の直角度調整を行う方法を説明する。
【0052】図6に示したように、キャリッジに把持し
たペンでシート10上にX―Y方向を向くL字辺B1、
B2、B3を作画する。次いで、そのL字辺B1、B
2、B3をシート10と共に裏返す。この第2の直角度
調整方法に用いるシート10には、透明又は透明に近い
シートを用いて、シート10を裏返した際に、シート1
0裏面に作画したL字辺が明瞭に確認できるようにする
のが良い。
【0053】次いで、その裏返したL字辺のX方向を向
く辺の左右端点B1、B2の位置を計測手段20を用い
て計測する。
【0054】次いで、上記裏返したL字辺のX方向を向
く辺B1、B2を一辺とするX―Y方向を向くL字辺B
1、B2、B4であって、Y方向を向く辺B2、B4の
長さが上記裏返したL字辺のY方向を向く辺B2、B3
の長さに一致するL字辺B1、B2、B4をキャリッジ
に把持したペンでシート10上に重ね書きした場合を算
出手段30を用いて想定する。
【0055】次いで、その想定したL字辺のY方向を向
く辺の先端点B4と上記裏返したL字辺のY方向を向く
辺の先端点B3とを結ぶ辺の中央位置B5とその辺の端
点B3又はB4とのずれ量からキャリッジのX―Y方向
の移動経路の直角度ずれの比率を算出手段30を用いて
求める。具体的には、上記ずれ量を上記裏返したL字辺
のX方向を向く一方の端点B2又は上記想定したL字辺
のX方向を向く辺の一方の端点B2から上記中央位置B
5までの距離で割って、キャリッジのX―Y方向の移動
経路の直角度ずれの比率を求める。
【0056】すると、その算出手段30で求めた直角度
ずれの比率は、キャリッジのX―Y方向の移動経路の直
角度ずれの比率となる。
【0057】その理由は、上記裏返したL字辺のY方向
を向く辺B2、B3と上記想定したL字辺のY方向を向
く辺B2、B4とそれらのY方向を向く辺の先端点B
3、B4を結ぶ辺とからなる三角形は二等辺三角形とな
り、その二等辺三角形の底辺に当たる上記辺B3、B4
の中央位置B5とその二等辺三角形の頂点に当たる上記
裏返したL字辺のX方向を向く辺の一方の端点B2又は
上記想定したL字辺のX方向を向く辺の一方の端点B2
とを結ぶY方向を向く辺B2、B5は、その二等辺三角
形の頂点の内角を二等分する二等分線であって、その二
等辺三角形の底辺に対して直角な方向を向く辺となる。
それと共に、上記裏返したL字辺の内角の∠B1、B
2、B3と上記想定したL字辺の内角の∠B1、B2、
B4との和は二直角となる。なぜならば、キャリッジに
把持したペンでシート10上に、図8に示したような、
その対向する二辺がそれぞれX方向とY方向とを向く正
方形又は長方形(図では正方形D1、D2、D3、D4
としている)を描いた場合に、その正方形又は長方形は
平行四辺形となって、その平行四辺形の隣合う内角の∠
D1、D2、D3と∠D2、D1、D4との和は二直角
となり、それらの内角に対応する上記裏返したL字辺の
内角の∠B1、B2、B3と上記想定したL字辺の内角
の∠B1、B2、B4との和は二直角となるからであ
る。その結果、上記二等辺三角形の二等分線に当たる上
記中央位置と二等辺三角形の頂点とを結ぶY方向を向く
辺B2、B5は、上記裏返したL字辺のX方向を向く辺
B1、B2又は上記想定したL字辺のX方向を向く辺B
1、B2及び上記裏返したL字辺のY方向を向く辺の先
端点と上記想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点と
を結ぶ辺B3、B4に対してそれぞれ直角な方向を向く
こととなるからである。そして、上記想定したL字辺の
Y方向を向く辺の先端点B4と上記裏返したL字辺のY
方向を向く辺の先端点B3とを結ぶ辺の中央位置B5か
らその辺の端点B3又はB4までの距離は、上記裏返し
たL字辺のX方向を向く辺の一方の端点B2又は上記想
定したL字辺のX方向を向く一方の端点B2から上記中
央位置B5までキャリッジをY方向に移動させた場合に
おけるキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度のず
れ量となって、そのずれ量を上記一方の端点B2から中
央位置B5までの距離で割った値は、キャリッジのX―
Y方向の移動経路の直角度ずれの比率となるからであ
る。
【0058】次いで、その算出手段30を用いて求めた
直角度ずれの比率を記憶手段40に記憶させる。
【0059】次いで、その記憶手段40に記憶させた直
角度ずれの比率に基づいて移動手段50を用いてキャリ
ッジをシート10上をX―Y方向に直角度ずれを相殺す
るように相対的に移動させる。
【0060】すると、キャリッジをシート10上をX―
Y方向に直角度ずれなく相対的に移動させることができ
る。
【0061】図6と図7に示した本発明の第2の直角度
調整方法は、以上の工程からなる。
【0062】図9又は図10は上述本発明の第1又は第
2のプロッタを用いて本発明の第1又は第2の直角度調
整方法によりキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角
度調整を行う他の好適な方法を示している。以下に、こ
の直角度調整方法を説明する。
【0063】図9に示したように、上述本発明の第1又
は第2のプロッタを用いて上述本発明の第1又は第2の
直角度調整方法(図では本発明の第1の直角度調整方法
としている)によりシート10上の右側部分と左側部分
とでキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの
比率をそれぞれ求める。そして、それらの直角度ずれの
比率の平均値をキャリッジのX―Y方向の移動経路の直
角度ずれの比率とする。
【0064】又は図10に示したように、上述本発明の
第1又は第2のプロッタを用いて上述本発明の第1又は
第2の直角度調整方法(図では本発明の第1の直角度調
整方法としている)によりシート10上の中央部分でキ
ャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を
求める。そして、その直角度ずれの比率をキャリッジの
X―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率とする。
【0065】次いで、その直角度ずれの比率に基づいて
移動手段50を用いてキャリッジをX―Y方向に直角度
ずれを相殺するように相対的に移動させる。
【0066】すると、キャリッジをシート10上の各所
でX―Y方向に直角度ずれ少なく相対的に移動させるこ
とができる。
【0067】その理由は、例えば図11に示したよう
な、一対のピンチローラ82と長尺の駆動ローラ80と
の間にシート10の左右側部をそれぞれ挟持して、駆動
ローラ80を回転させることにより、シート10を記録
面84上をY方向に移動させるペーパームービングタイ
プのプロッタにおいては、記録面84上を移動するシー
ト10の左右側部の移動速度がそれぞれ微妙に異なって
いる。これは、長尺の駆動ローラ80がその全長に亙っ
てその外径が正確に同一径に形成されておらずに、シー
ト10の左右側部をそれぞれ挟持している長尺の駆動ロ
ーラ80部分の外径がそれぞれ微妙に異なっていること
に起因している。このようなプロッタにおいては、その
シート10上をX―Y方向に相対的に移動させるキャリ
ッジ86のシート10上の右側部分と左側部分とにおけ
るX―Y方向の移動経路の直角度ずれがそれぞれ微妙に
異なってくる。
【0068】そのため、上記のようにして、上述本発明
の第1又は第2のプロッタを用いて上述本発明の第1又
は第2の直角度調整方法により、シート10上の右側部
分と左側部分とでそれぞれ求めた直角度ずれの比率の平
均値をキャリッジ86のX―Y方向の移動経路の直角度
ずれの比率としたり、シート10上の中央部分で求めた
直角度ずれの比率をキャリッジ86のX―Y方向の移動
経路の直角度のずれの比率としたりして、その直角度ず
れの比率に基づいてキャリッジ86をX―Y方向に直角
度ずれを相殺するように相対的に移動させることによ
り、キャリッジ86をシート10上の各所でX―Y方向
に直角度ずれ少なく相対的に移動させることができるか
らである。
【0069】なお、図1と図5に示した上述本発明の第
1又は第2のプロッタを用いて図2と図3、図6と図
7、図9又は図10に示した上述本発明の第1又は第2
の直角度調整方法によりキャリッジのX―Y方向の移動
経路の直角度調整を行う際には、サイズの異なるシート
10ごとに上述本発明の第1又は第2の直角度調整方法
記載の工程を行って、サイズの異なるシート10ごとに
キャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度調整をそれ
ぞれ行うのが良い。またその際には、上述本発明の第1
又は第2の直角度調整方法記載の工程を行って求めたサ
イズの異なるシート10ごとの直角度ずれの比率を上述
本発明の第1又は第2のプロッタの記憶手段40にそれ
ぞれ記憶させておき、それらの記憶手段40に記憶させ
た直角度ずれの比率から使用するシート10のサイズに
合った直角度ずれの比率を選択して、その直角度ずれの
比率に基づいて使用するシート10のサイズに合わせて
キャリッジ86をX―Y方向に直角度ずれを相殺するよ
うに相対的に移動させるのが良い。
【0070】その理由は、例えば図11に示したよう
な、ペーパームービングタイプのプロッタにおいては、
シート10のサイズが異なると、駆動ローラ80を同一
速度で回転させても、記録面84上を移動するシート1
0の左右側部の移動速度がそれぞれ微妙に異なってく
る。これは、シート10を記録面84上にセットする場
合には、サイズの異なるシート10ごとにそのシート1
0の幅に合わせて一対のピンチローラ82間の距離を大
小に調整し、その一対のピンチローラ82とその直下の
長尺の駆動ローラ80部分との間にシート10の左右側
部をそれぞれ挟持する必要があって、そうした際に、そ
のサイズの異なるシート10の左右側部を挟持する長尺
の駆動ローラ80部分の外径がそれぞれ微妙に異なって
くることに起因している。
【0071】そのため、サイズの異なるシート10ごと
に本発明の第1又は第2の直角度調整方法のaないしd
工程をそれぞれ行い、それらのaないしd工程から求め
た直角度ずれの比率を、それらのサイズの異なるシート
10ごとのキャリッジ86のX―Y方向の移動経路のそ
れぞれの直角度ずれの比率として、それらの直角度ずれ
の比率に基づいてサイズの異なるシート10ごとにキャ
リッジ86をX―Y方向に直角度ずれを相殺するように
それぞれ相対的に移動させることにより、サイズの異な
るシート10ごとにキャリッジ86をX―Y方向に直角
度ずれ少なくそれぞれ相対的に移動させることができる
からである。
【0072】また、本発明の第1又は第2のプロッタを
用いた本発明の第1又は第2の直角度調整方法は、キャ
リッジにペンを把持したプロッタのみでなく、キャリッ
ジにカッターを把持したカッティングプロッタにも利用
可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1又は
第2のプロッタを用いて本発明の第1又は第2の直角度
調整方法によりキャリッジのX―Y方向の移動経路の直
角度ずれ調整を行えば、客先等に大型のセクションフィ
ルムを持参して、キャリッジをX方向に移動自在に支持
するガイドレールの固定位置をプロッタ本体に対して多
大な手数と時間をかけて機械的に微調整する必要がなく
なり、キャリッジのX―Y方向の直角度ずれ調整をプロ
ッタ内蔵の電子機器等を用いて容易かつ迅速に行うこと
ができる。
【0074】それと共に、ペーパームービングタイプの
プロッタ等においては、シンクロローラーの軸芯等と平
行となるようにセッティングされたキャリッジに把持し
たペンの移動経路を狂わせずに、キャリッジのX―Y方
向の移動経路の直角度ずれ調整を行うことができ、キャ
リッジのX―Y方向の移動経路の直角度調整を行ったた
めに、キャリッジに把持したペンの移動経路がシンクロ
ローラーの軸芯等に対して傾斜した状態となって、シー
ト上に押接させるペンの筆圧が不均一となり、キャリッ
ジに把持したペンでシート上に作画する図形、記号又は
文字の画質が劣化するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のプロッタのブロック図である。
【図2】本発明の第1の直角度調整方法の説明図であ
る。
【図3】本発明の第1の直角度調整方法の説明図であ
る。
【図4】本発明の第1の直角度調整方法の説明図であ
る。
【図5】本発明の第2のプロッタのブロック図である。
【図6】本発明の第2の直角度調整方法の説明図であ
る。
【図7】本発明の第2の直角度調整方法の説明図であ
る。
【図8】本発明の第2の直角度調整方法の説明図であ
る。
【図9】本発明の第1又は第2の直角度調整方法の説明
図である。
【図10】本発明の第1又は第2の直角度調整方法の説
明図である。
【図11】ペーパームービングタイプのプロッタの斜視
図である。
【符号の説明】
10 シート 20 計測手段 30 算出手段 40 記憶手段 50 移動手段 60 X方向駆動手段 70 Y方向駆動手段 80 駆動ローラ 82 ピンチローラ 84 記録面 86 キャリッジ 88 ペン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程を含むことを特徴とするプロッ
    タのX―Y方向の直角度調整方法。 a.キャリッジに把持したペンでシート上に作画したX
    ―Y方向を向くL字辺をシートと共に90度回転させる
    工程。 b.a工程で回転させたL字辺のX方向を向く辺の左右
    端点の位置を計測する工程。 c.b工程で計測した計測値に基づき、a工程で回転さ
    せたL字辺のX方向を向く辺を一辺とするX―Y方向を
    向くL字辺であって、Y方向を向く辺の長さが前記回転
    させたL字辺のY方向を向く辺の長さに一致するL字辺
    をキャリッジに把持したペンでシート上に重ね書きした
    場合を想定する工程。 d.c工程で想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点
    とa工程で回転させたL字辺のY方向を向く辺の先端点
    とを結ぶ辺の中央位置とその辺の端点とのずれ量からキ
    ャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を
    求める工程。 e.d工程で求めた直角度ずれの比率に基づいてキャリ
    ッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺するように相対的
    に移動させる工程。
  2. 【請求項2】 キャリッジに把持したペンでシート上に
    作画したX―Y方向を向くL字辺をシートと共に90度
    回転させたL字辺のX方向を向く辺の左右端点の位置を
    計測する計測手段と、その計測手段で計測した計測値に
    基づき、前記回転させたL字辺のX方向を向く辺を一辺
    とするX―Y方向を向くL字辺であって、Y方向を向く
    辺の長さが前記回転させたL字辺のY方向を向く辺の長
    さに一致するL字辺をキャリッジに把持したペンでシー
    ト上に重ね書きした場合を想定して、その想定したL字
    辺のY方向を向く辺の先端点と前記回転させたL字辺の
    Y方向を向く辺の先端点とを結ぶ辺の中央位置とその辺
    の端点とのずれ量からキャリッジのX―Y方向の移動経
    路の直角度ずれの比率を求める算出手段と、その算出手
    段で求めた直角度ずれの比率を記憶させる記憶手段と、
    その記憶手段に記憶させた直角度ずれの比率に基づいて
    キャリッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺するように
    相対的に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とす
    るプロッタ。
  3. 【請求項3】 次の工程を含むことを特徴とするプロッ
    タのX―Y方向の直角度調整方法。 a.キャリッジに把持したペンでシート上に作画したX
    ―Y方向を向くL字辺をシートと共に裏返す工程。 b.a工程で裏返したL字辺のX方向を向く辺の左右端
    点の位置を計測する工程。 c.b工程で計測した計測値に基づき、a工程で裏返し
    たL字辺のX方向を向く辺を一辺とするX―Y方向を向
    くL字辺であって、Y方向を向く辺の長さが前記裏返し
    たL字辺のY方向を向く辺の長さに一致するL字辺をキ
    ャリッジに把持したペンでシート上に重ね書きした場合
    を想定する工程。 d.c工程で想定したL字辺のY方向を向く辺の先端点
    とa工程で裏返したL字辺のY方向を向く辺の先端点と
    を結ぶ辺の中央位置とその辺の端点とのずれ量からキャ
    リッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの比率を求
    める工程。 e.d工程で求めた直角度ずれの比率に基づいてキャリ
    ッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺するように相対的
    に移動させる工程。
  4. 【請求項4】 キャリッジに把持したペンでシート上に
    作画したX―Y方向を向くL字辺をシートと共に裏返し
    たL字辺のX方向を向く辺の左右端点の位置を計測する
    計測手段と、その計測手段で計測した計測値に基づき、
    前記裏返したL字辺のX方向を向く辺を一辺とするX―
    Y方向を向くL字辺であって、Y方向を向く辺の長さが
    前記裏返したL字辺のY方向を向く辺の長さに一致する
    L字辺をキャリッジに把持したペンでシート上に重ね書
    きした場合を想定して、その想定したL字辺のY方向を
    向く辺の先端点と前記裏返したL字辺のY方向を向く辺
    の先端点とを結ぶ辺の中央位置とその辺の端点とのずれ
    量からキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれ
    の比率を求める算出手段と、その算出手段で求めた直角
    度ずれの比率を記憶させる記憶手段と、その記憶手段に
    記憶させた直角度ずれの比率に基づいてキャリッジをX
    ―Y方向に直角度ずれを相殺するように相対的に移動さ
    せる移動手段とを備えたことを特徴とするプロッタ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載のaないしd工程を
    シート上の右側部分と左側部分とでそれぞれ行い、それ
    らのaないしd工程から求めた直角度ずれの比率の平均
    値をキャリッジのX―Y方向の移動経路の直角度ずれの
    比率とし、その直角度ずれの比率に基づいてキャリッジ
    をX―Y方向に直角度ずれを相殺するように相対的に移
    動させることを特徴とするプロッタのX―Y方向の直角
    度調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3記載のaないしd工程を
    シート上の中央部分で行い、そのaないしd工程から求
    めた直角度ずれの比率をキャリッジのX―Y方向の移動
    経路の直角度ずれの比率とし、その直角度ずれの比率に
    基づいてキャリッジをX―Y方向に直角度ずれを相殺す
    るように相対的に移動させることを特徴とするプロッタ
    のX―Y方向の直角度調整方法。
  7. 【請求項7】 サイズの異なるシートごとに請求項1、
    3、5又は6記載の工程を行うことを特徴とするプロッ
    タのX―Y方向の直角度調整方法。
JP13650693A 1993-05-14 1993-05-14 プロッタのx―y方向の直角度調整方法とそれに用いるプロッタ Pending JPH06320896A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5607780A (en) * 1993-07-30 1997-03-04 Hitachi Metals, Ltd. Target for magneto-optical recording medium and process for production thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5607780A (en) * 1993-07-30 1997-03-04 Hitachi Metals, Ltd. Target for magneto-optical recording medium and process for production thereof

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