JPH06322086A - 液晶性ポリエステル - Google Patents
液晶性ポリエステルInfo
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- JPH06322086A JPH06322086A JP5139765A JP13976593A JPH06322086A JP H06322086 A JPH06322086 A JP H06322086A JP 5139765 A JP5139765 A JP 5139765A JP 13976593 A JP13976593 A JP 13976593A JP H06322086 A JPH06322086 A JP H06322086A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 大きくかつ長期にわたり安定な2次の非線形
光学効果を示す液晶性ポリエステルを提供する。 【構成】 構造単位(A)40〜50モル%、(B)1
0〜40モル%、(C)0〜20モル%、(D)0〜4
0モル%および(E)0〜40モル%からなり、ポリマ
ー1分子中に存在する(A),(B),(C),(D)
および(E)合計の残基数は5〜50であり、(A),
(B),(C),(D)および(E)それぞれの組成比
が特定の条件を満たし、かつ分子鎖の末端は実質的に
(E)で占められれている。 (D) −O−R1−O− (R1は、2−メチル−1,4−ブタンジイル基等) (E) −OR2 (R2は、アルキル基)
光学効果を示す液晶性ポリエステルを提供する。 【構成】 構造単位(A)40〜50モル%、(B)1
0〜40モル%、(C)0〜20モル%、(D)0〜4
0モル%および(E)0〜40モル%からなり、ポリマ
ー1分子中に存在する(A),(B),(C),(D)
および(E)合計の残基数は5〜50であり、(A),
(B),(C),(D)および(E)それぞれの組成比
が特定の条件を満たし、かつ分子鎖の末端は実質的に
(E)で占められれている。 (D) −O−R1−O− (R1は、2−メチル−1,4−ブタンジイル基等) (E) −OR2 (R2は、アルキル基)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な液晶性ポリエステ
ルに関する。さらに詳しくは本発明は光情報記録装置、
光情報通信装置などで好適に用いることができる、大き
くかつ長期にわたり安定な2次の非線形光学効果を示す
新規な液晶性ポリエステルに関する。
ルに関する。さらに詳しくは本発明は光情報記録装置、
光情報通信装置などで好適に用いることができる、大き
くかつ長期にわたり安定な2次の非線形光学効果を示す
新規な液晶性ポリエステルに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、処理される情報量が飛躍的に増大する中で、光通
信、光演算が次世代技術として注目を集めている。これ
らの目的のためには、非線形光学素子が中心的な役割を
果たすと考えられており、非線形光学は実用、応用両方
面から多くの研究が行われている。非線形光学材料とし
てすでに実用化されているのは無機物であるが、有機物
は非線形光学定数が大きい、光損傷に強いなど多くの利
点を有するものと考えられており、これまでに多くの材
料探索が行われてきた。
年、処理される情報量が飛躍的に増大する中で、光通
信、光演算が次世代技術として注目を集めている。これ
らの目的のためには、非線形光学素子が中心的な役割を
果たすと考えられており、非線形光学は実用、応用両方
面から多くの研究が行われている。非線形光学材料とし
てすでに実用化されているのは無機物であるが、有機物
は非線形光学定数が大きい、光損傷に強いなど多くの利
点を有するものと考えられており、これまでに多くの材
料探索が行われてきた。
【0003】非線形光学効果には多くの種類が知られて
いるが、現在盛んに研究されている効果は二次の効果と
三次の効果に分けられる。二次の非線形分子感受率
(β)を大きくするためには、長く延びたπ電子共役系
に電子供与基と電子吸引基を有する構造が好ましいこと
が理論的に予想されまた材料探索の実験結果もこれを支
持している。しかし実際の材料として用いるためにはβ
ではなく、分子集合体の2次の非線形光学定数(x
(2))を大きくすることが必要であり、このためには
大きなβを持つ化合物を反転対称を持たない構造に配列
させることが要求される。このためにこれまで様々な方
法が提案されてきた。それらとして、有機物の単結晶を
用いる方法、等方性のポリマーマトリックス中に大きな
βを持つ材料を分散させそれに外部から電界を加えて分
子を配向させる方法、ポリマー側鎖に大きなβを持つ官
能基を化学的に結合しておき外部から電界を加えて配向
させる方法、強誘電性液晶が反転対称性を欠く構造をと
ることを利用する方法などを挙げることができる。
いるが、現在盛んに研究されている効果は二次の効果と
三次の効果に分けられる。二次の非線形分子感受率
(β)を大きくするためには、長く延びたπ電子共役系
に電子供与基と電子吸引基を有する構造が好ましいこと
が理論的に予想されまた材料探索の実験結果もこれを支
持している。しかし実際の材料として用いるためにはβ
ではなく、分子集合体の2次の非線形光学定数(x
(2))を大きくすることが必要であり、このためには
大きなβを持つ化合物を反転対称を持たない構造に配列
させることが要求される。このためにこれまで様々な方
法が提案されてきた。それらとして、有機物の単結晶を
用いる方法、等方性のポリマーマトリックス中に大きな
βを持つ材料を分散させそれに外部から電界を加えて分
子を配向させる方法、ポリマー側鎖に大きなβを持つ官
能基を化学的に結合しておき外部から電界を加えて配向
させる方法、強誘電性液晶が反転対称性を欠く構造をと
ることを利用する方法などを挙げることができる。
【0004】これらの方法のなかで有機物の単結晶を利
用する方法は、例えば、特開平3−294827号、特
開平4−1616号に示されているように第2高周波
(SHG)素子用に研究がすすんでいる。しかし光導波
路に必要な薄膜を容易に作製するためには溶媒に可溶な
高分子材料の開発が待たれている。このため、大きな二
次の非線形分子感受率βを持つ分子をポリマー中に分散
させ、あるいは大きな二次の非線形分子感受率βを持つ
官能基をポリマーに結合させ、ポリマーのガラス転移点
以上の温度で大きな静電場を印加することにより反転中
心を欠く構造を発現させようとする試みがある。この方
法は1982年に液晶性高分子化合物中でアゾ色素が電
場配向することが示されて以来(Meredith e
t al.,Macromolecules,15,1
385(1982))盛んに研究されるようになった。
用する方法は、例えば、特開平3−294827号、特
開平4−1616号に示されているように第2高周波
(SHG)素子用に研究がすすんでいる。しかし光導波
路に必要な薄膜を容易に作製するためには溶媒に可溶な
高分子材料の開発が待たれている。このため、大きな二
次の非線形分子感受率βを持つ分子をポリマー中に分散
させ、あるいは大きな二次の非線形分子感受率βを持つ
官能基をポリマーに結合させ、ポリマーのガラス転移点
以上の温度で大きな静電場を印加することにより反転中
心を欠く構造を発現させようとする試みがある。この方
法は1982年に液晶性高分子化合物中でアゾ色素が電
場配向することが示されて以来(Meredith e
t al.,Macromolecules,15,1
385(1982))盛んに研究されるようになった。
【0005】しかし、これら方法では次のような重大な
問題点があることが明らかになった。すなわち二次に非
線形光学効果を示す分子あるいは官能基を電場で配向さ
せても、長時間経過とともに配向は緩和し、活性が失わ
れてしまうという欠点があった。これらの欠点を解決す
るために、マトリックスポリマーを最適化する試み(特
開平4−29221)あるいは、ポーリング後に架橋を
行う方法(Makromol.Chem.Rapid
Commun.12 607(1991))などが提案
されているが、いずれも十分な長期安定性を確保するに
至っておらず、さらなる改良が望まれていた。
問題点があることが明らかになった。すなわち二次に非
線形光学効果を示す分子あるいは官能基を電場で配向さ
せても、長時間経過とともに配向は緩和し、活性が失わ
れてしまうという欠点があった。これらの欠点を解決す
るために、マトリックスポリマーを最適化する試み(特
開平4−29221)あるいは、ポーリング後に架橋を
行う方法(Makromol.Chem.Rapid
Commun.12 607(1991))などが提案
されているが、いずれも十分な長期安定性を確保するに
至っておらず、さらなる改良が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これら従
来技術の欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、新規
な液晶性ポリエステルを見出し、しかも、かかる新規な
液晶性ポリエステルが従来技術の欠点を解決し、すなわ
ち、大きな二次の非線形分子感受率βをもつ分子を高濃
度で含み、かつ配向が長期に亘って安定であり、しかも
薄膜化が容易であるなど優れた高分子非線形光学材料と
なり、上記課題を達成できることを見出した。すなわ
ち、本発明は、下記一般式で表される構造単位(A)4
0〜50モル%、(B)10〜40モル%、(C)0〜
20モル%、(D)0〜40モル%および(E)0〜4
0モル%からなり、ポリマー1分子中に存在する構造単
位(A),(B),(C),(D)および(E)合計の
残基数は5〜50であり、構造単位(A),(B),
(C),(D)および(E)それぞれの組成比が以下の
からの条件を満たし、かつ分子鎖の末端は実質的に
構造単位(E)で占められていることを特徴とする液晶
性ポリエステルに関する。
来技術の欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、新規
な液晶性ポリエステルを見出し、しかも、かかる新規な
液晶性ポリエステルが従来技術の欠点を解決し、すなわ
ち、大きな二次の非線形分子感受率βをもつ分子を高濃
度で含み、かつ配向が長期に亘って安定であり、しかも
薄膜化が容易であるなど優れた高分子非線形光学材料と
なり、上記課題を達成できることを見出した。すなわ
ち、本発明は、下記一般式で表される構造単位(A)4
0〜50モル%、(B)10〜40モル%、(C)0〜
20モル%、(D)0〜40モル%および(E)0〜4
0モル%からなり、ポリマー1分子中に存在する構造単
位(A),(B),(C),(D)および(E)合計の
残基数は5〜50であり、構造単位(A),(B),
(C),(D)および(E)それぞれの組成比が以下の
からの条件を満たし、かつ分子鎖の末端は実質的に
構造単位(E)で占められていることを特徴とする液晶
性ポリエステルに関する。
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1は、(S)−2−メチル−
1,4−ブタンジイル基、(R)−2−メチル−1,4
−ブタンジイル基、(S)−1,4−ペンタンジイル基
および(R)−1,4−ペンタンジイル基からなる群よ
り選ばれ、かつ光学純度が30%以上である炭化水素基
を示す) (E) −OR2 (式中、R2は、炭素数1〜8のアルキル基を示す) (A)と(B)と(C)の組成比の合計 40モル%以上49モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(A)の組成比の割合 50モル%以上90モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(B)の組成比の割合 5モル%以上30モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(C)の組成比の割合 5モル%以上30モル%以下 (D)の組成比 20モル%以上47モル%以下 (E)4モル%以上40モル%以下
1,4−ブタンジイル基、(R)−2−メチル−1,4
−ブタンジイル基、(S)−1,4−ペンタンジイル基
および(R)−1,4−ペンタンジイル基からなる群よ
り選ばれ、かつ光学純度が30%以上である炭化水素基
を示す) (E) −OR2 (式中、R2は、炭素数1〜8のアルキル基を示す) (A)と(B)と(C)の組成比の合計 40モル%以上49モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(A)の組成比の割合 50モル%以上90モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(B)の組成比の割合 5モル%以上30モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(C)の組成比の割合 5モル%以上30モル%以下 (D)の組成比 20モル%以上47モル%以下 (E)4モル%以上40モル%以下
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の液晶性ポリエステルは、前述の通り一般式で表さ
れる構造単位(A)、(B)、(C)、(D)および
(E)なる必須構成単位からなることを特徴とする。構
造単位(D)としては、式中のR1が(S)−2−メチ
ル−1,4−ブタンジイル基、(R)−2−メチル−
1,4−ブタンジイル基、(S)−1,4−ペンタンジ
イル基および(R)−1,4−ペンタンジイル基からな
る群より選ばれる炭化水素基のものである。また、本発
明の液晶性ポリエステルの2次の非線形光学係数を十分
大きくする観点からみると、かかる炭化水素基の光学純
度は、通常30%以上、好ましくは40%以上、さらに
好ましくは50%のものが望ましい。光学純度が30%
未満では、2次の非線形光学係数を十分に大きくならな
いという問題点がある。
発明の液晶性ポリエステルは、前述の通り一般式で表さ
れる構造単位(A)、(B)、(C)、(D)および
(E)なる必須構成単位からなることを特徴とする。構
造単位(D)としては、式中のR1が(S)−2−メチ
ル−1,4−ブタンジイル基、(R)−2−メチル−
1,4−ブタンジイル基、(S)−1,4−ペンタンジ
イル基および(R)−1,4−ペンタンジイル基からな
る群より選ばれる炭化水素基のものである。また、本発
明の液晶性ポリエステルの2次の非線形光学係数を十分
大きくする観点からみると、かかる炭化水素基の光学純
度は、通常30%以上、好ましくは40%以上、さらに
好ましくは50%のものが望ましい。光学純度が30%
未満では、2次の非線形光学係数を十分に大きくならな
いという問題点がある。
【0010】構造単位(E)としては、式中のR2が、
炭素数1〜8、好ましくは1〜6のアルキル基であり、
かかるアルキル基としては、1級、2級、3級のいずれ
のものも用いることができ、また内部に分岐を有するも
のも用いることができる。かかる炭化水素基としては、
具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、イソプロピル基、イソブチル基、s−ブチル基、t
−ブチル基、ネオペンチル基等を挙げることができる。
なお、式中R2の炭素数が8を越えると液晶形成時の配
向性が低下することがあり好ましくない。また本発明の
液晶性ポリエステルの重合度、すなわちポリマー1分子
中に存在する構造単位(A)、(B)、(C)、(D)
および(E)合計の残基数は5〜50であり、好ましく
は10〜30である。合計の残基数が5未満では液晶形
成が不十分であり、50を越えるとポリマーの粘性が高
くなりすぎ好ましくない。分子鎖末端は構造単位(E)
で占められていることが必要であり、(E)以外の構造
単位が分子鎖末端を占めると、液晶の粘性が高くなる、
液晶の安定性が低下する、スメクチック相が出現しにく
くなる等の問題を生じることがあり、好ましくない。
炭素数1〜8、好ましくは1〜6のアルキル基であり、
かかるアルキル基としては、1級、2級、3級のいずれ
のものも用いることができ、また内部に分岐を有するも
のも用いることができる。かかる炭化水素基としては、
具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、イソプロピル基、イソブチル基、s−ブチル基、t
−ブチル基、ネオペンチル基等を挙げることができる。
なお、式中R2の炭素数が8を越えると液晶形成時の配
向性が低下することがあり好ましくない。また本発明の
液晶性ポリエステルの重合度、すなわちポリマー1分子
中に存在する構造単位(A)、(B)、(C)、(D)
および(E)合計の残基数は5〜50であり、好ましく
は10〜30である。合計の残基数が5未満では液晶形
成が不十分であり、50を越えるとポリマーの粘性が高
くなりすぎ好ましくない。分子鎖末端は構造単位(E)
で占められていることが必要であり、(E)以外の構造
単位が分子鎖末端を占めると、液晶の粘性が高くなる、
液晶の安定性が低下する、スメクチック相が出現しにく
くなる等の問題を生じることがあり、好ましくない。
【0011】構造単位(A)、(B)、(C)、(D)
および(E)それぞれの組成比は以下のからの条件
を満たすものである。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計は、40モル
%〜49モル%、好ましくは45モル%〜48.3モル
%である。この値が40モル%未満ではポリマー鎮長が
十分に長くないため、発現する液晶の安定性が悪いとい
う欠点がある。またこの値が49モル%を越えて50モ
ル%に近づくとポリマー鎖長が長くなり過ぎ、粘性が高
くなるため好ましくない。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(A)の組成比の割合は、50モル%〜90モル%、好
ましくは60モル%〜80モル%である。この値が50
モル%未満では液晶の安定性が悪いという欠点があり、
90モル%を越えると結晶化が起こり易くなったり、溶
媒への溶解性が低下したりするため好ましくない。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(B)の組成比の割合は、5モル%〜30モル%、好ま
しくは8モル%〜20モル%である。この値が5モル%
未満では溶媒への溶解性が悪く加工が困難であるという
欠点があり、30モル%を越えると液晶の安定性が低下
するので好ましくない。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(C)の組成比の割合は、5モル%〜30モル%、好ま
しくは8モル%〜20モル%である。この値が5モル%
未満では結晶化が起こり易いという欠点があり30モル
%を越えると液晶の安定性が低下したり、非線形光学定
数が低下するので好ましくない。 (D)の組成比は、20モル%〜47モル%、好まし
くは35モル%〜45モル%である。この値が20モル
%未満ではポリマー鎖長が十分に長くないため、液晶の
安定性が悪いという欠点がある。またこの値が47モル
%を越えて50モル%に近づくとポリマー鎖長が長くな
り過ぎ、粘性が高くなるため好ましくない。 (E)の組成比は、4モル%〜40モル%、好ましく
は6.67モル%〜20モル%である。この値が4モル
%未満ではポリマー鎖長が長くなり過ぎ、粘性が高くな
るため好ましくない。またこの値が40モル%を越える
とポリマー鎖長が十分に長くないため、液晶の安定性が
悪いという欠点がある。
および(E)それぞれの組成比は以下のからの条件
を満たすものである。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計は、40モル
%〜49モル%、好ましくは45モル%〜48.3モル
%である。この値が40モル%未満ではポリマー鎮長が
十分に長くないため、発現する液晶の安定性が悪いとい
う欠点がある。またこの値が49モル%を越えて50モ
ル%に近づくとポリマー鎖長が長くなり過ぎ、粘性が高
くなるため好ましくない。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(A)の組成比の割合は、50モル%〜90モル%、好
ましくは60モル%〜80モル%である。この値が50
モル%未満では液晶の安定性が悪いという欠点があり、
90モル%を越えると結晶化が起こり易くなったり、溶
媒への溶解性が低下したりするため好ましくない。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(B)の組成比の割合は、5モル%〜30モル%、好ま
しくは8モル%〜20モル%である。この値が5モル%
未満では溶媒への溶解性が悪く加工が困難であるという
欠点があり、30モル%を越えると液晶の安定性が低下
するので好ましくない。 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(C)の組成比の割合は、5モル%〜30モル%、好ま
しくは8モル%〜20モル%である。この値が5モル%
未満では結晶化が起こり易いという欠点があり30モル
%を越えると液晶の安定性が低下したり、非線形光学定
数が低下するので好ましくない。 (D)の組成比は、20モル%〜47モル%、好まし
くは35モル%〜45モル%である。この値が20モル
%未満ではポリマー鎖長が十分に長くないため、液晶の
安定性が悪いという欠点がある。またこの値が47モル
%を越えて50モル%に近づくとポリマー鎖長が長くな
り過ぎ、粘性が高くなるため好ましくない。 (E)の組成比は、4モル%〜40モル%、好ましく
は6.67モル%〜20モル%である。この値が4モル
%未満ではポリマー鎖長が長くなり過ぎ、粘性が高くな
るため好ましくない。またこの値が40モル%を越える
とポリマー鎖長が十分に長くないため、液晶の安定性が
悪いという欠点がある。
【0012】上記一般式(I)中の構造単位(A)およ
び(B)は大きな2次の非線形分子感受率βを有してお
り、このため本発明のポリエステルは非線形光学材料と
して好適に用いることができる。また本発明のポリエス
テルは液晶性を示すため、非線形光学材料として用いる
のに必要な分子配向を容易に達成できる。本発明のポリ
エステルは構造単位(A)〜(E)の組み合わせや組成
比を適宜選択することにより、種々の液晶を示すが、ス
メクチック液晶が好適に用いられ、さらに好適にはキラ
ルスメクチックC相、キラルスメクチックI相、キラル
スメクチックJ相など、反転中心を欠く相が用いられ
る。
び(B)は大きな2次の非線形分子感受率βを有してお
り、このため本発明のポリエステルは非線形光学材料と
して好適に用いることができる。また本発明のポリエス
テルは液晶性を示すため、非線形光学材料として用いる
のに必要な分子配向を容易に達成できる。本発明のポリ
エステルは構造単位(A)〜(E)の組み合わせや組成
比を適宜選択することにより、種々の液晶を示すが、ス
メクチック液晶が好適に用いられ、さらに好適にはキラ
ルスメクチックC相、キラルスメクチックI相、キラル
スメクチックJ相など、反転中心を欠く相が用いられ
る。
【0013】次に、本発明の液晶性ポリエステルの製造
方法について説明する。本発明のポリエステルは様々な
方法で合成することができる。合成法は特に限定されな
いが、例えば以下のからを例示することができる。 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸、2,
2’−ジメチルアゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボ
ン酸および4,4’−ビフェニルジカルボン酸を塩化チ
オニル、五塩化リン等と無触媒下でもしくはピリジン、
N,N−ジメチルホルムアミド等の触媒存在下で、通常
0〜150℃、好ましくは10〜130℃において、通
常30分〜1日程度、好ましくは1時間〜12時間反応
させることによりジ酸クロリドに変換した後、本発明の
ポリエステルの前記構造単位(D)〜(E)に相当する
ジオールやアルコールと−50℃から200℃、好まし
くは0〜150℃において、ピリジン、ルチジン、1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン
(DBU)等の中和剤存在下、溶媒としてオルトジクロ
ロベンゼン、1,1,2,2−テトラクロロエタン等を
用い、1秒から1日、好ましくは1分〜12時間反応さ
せてポリエステルを得る方法。 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸のジエス
テル、2,2’−ジメチルアゾキシベンゼン−4,4’
−ジカルボン酸のジエステルおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸のジエステルをオルトチタン酸エステ
ル、ハロゲン化亜鉛等のルイス酸触媒存在下に本発明の
ポリエステルの前記構造単位(D)〜(E)に相当する
ジオールやアルコールと、通常100℃から250℃、
好ましくは120〜180℃において、3分から10時
間、好ましくは10分〜5時間、エステル交換させ、ポ
リエステルを得る方法。 脂肪族ハロゲン化炭化水素もしくは、(S)−2−メ
チル−1,4−ブタンジオールジトシラート、トリエチ
レングリコールジメシラート等に例示される、脂肪族ア
ルコールのスルホン酸エステルを、アゾキシベンゼン−
4,4’−ジカルボン酸の塩、2,2’−ジメチルアゾ
キシベンゼン−4,4,−ジカルボン酸の塩および4,
4’−ビフェニルジカルボン酸の塩(例えばナトリウム
塩、カリウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩)
と、通常0〜200℃、好ましくは10〜150℃にお
いて、溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド等を用
い、1時間から10日間、好ましくは2時間〜2日のウ
イリアムソン反応させることによりポリエステルを得る
方法。
方法について説明する。本発明のポリエステルは様々な
方法で合成することができる。合成法は特に限定されな
いが、例えば以下のからを例示することができる。 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸、2,
2’−ジメチルアゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボ
ン酸および4,4’−ビフェニルジカルボン酸を塩化チ
オニル、五塩化リン等と無触媒下でもしくはピリジン、
N,N−ジメチルホルムアミド等の触媒存在下で、通常
0〜150℃、好ましくは10〜130℃において、通
常30分〜1日程度、好ましくは1時間〜12時間反応
させることによりジ酸クロリドに変換した後、本発明の
ポリエステルの前記構造単位(D)〜(E)に相当する
ジオールやアルコールと−50℃から200℃、好まし
くは0〜150℃において、ピリジン、ルチジン、1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン
(DBU)等の中和剤存在下、溶媒としてオルトジクロ
ロベンゼン、1,1,2,2−テトラクロロエタン等を
用い、1秒から1日、好ましくは1分〜12時間反応さ
せてポリエステルを得る方法。 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸のジエス
テル、2,2’−ジメチルアゾキシベンゼン−4,4’
−ジカルボン酸のジエステルおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸のジエステルをオルトチタン酸エステ
ル、ハロゲン化亜鉛等のルイス酸触媒存在下に本発明の
ポリエステルの前記構造単位(D)〜(E)に相当する
ジオールやアルコールと、通常100℃から250℃、
好ましくは120〜180℃において、3分から10時
間、好ましくは10分〜5時間、エステル交換させ、ポ
リエステルを得る方法。 脂肪族ハロゲン化炭化水素もしくは、(S)−2−メ
チル−1,4−ブタンジオールジトシラート、トリエチ
レングリコールジメシラート等に例示される、脂肪族ア
ルコールのスルホン酸エステルを、アゾキシベンゼン−
4,4’−ジカルボン酸の塩、2,2’−ジメチルアゾ
キシベンゼン−4,4,−ジカルボン酸の塩および4,
4’−ビフェニルジカルボン酸の塩(例えばナトリウム
塩、カリウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩)
と、通常0〜200℃、好ましくは10〜150℃にお
いて、溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド等を用
い、1時間から10日間、好ましくは2時間〜2日のウ
イリアムソン反応させることによりポリエステルを得る
方法。
【0014】本発明の液晶性ポリエステルを配向させる
方法は特に限定されるものではなく、溶媒を用いても用
いなくてもよいが、本発明の液晶性ポリエステルはサー
モトロピック液晶性を示すため、配向させるときに溶媒
を用いなくても十分な配向が可能である。すなわち、ポ
リエステルを液晶性を示す温度(ポリマー構造単位の構
成等により異なるが、通常150〜250℃)で、所定
時間(通常、10分〜10時間)加熱し、ガラス転移点
以下に冷却することにより、容易に液晶の配向を固定化
することができる。本発明の液晶性ポリエステルは、外
部から電場、磁場を加えてなくても、十分な配向性を有
するが、加熱配向時に必要に応じて電場または磁場の存
在下に加熱しても何ら支障がない。本発明のポリエステ
ルは、2次の非線形光学の効果の発現に必要である分子
の配列が、液晶性によって実現されるため、外部から電
場を加えて配向させる必要がない。さらに、電場により
配向を行う従来の高分子非線形光学材料と異なり配向緩
和が起きないため、優れた経時安定性が望める。
方法は特に限定されるものではなく、溶媒を用いても用
いなくてもよいが、本発明の液晶性ポリエステルはサー
モトロピック液晶性を示すため、配向させるときに溶媒
を用いなくても十分な配向が可能である。すなわち、ポ
リエステルを液晶性を示す温度(ポリマー構造単位の構
成等により異なるが、通常150〜250℃)で、所定
時間(通常、10分〜10時間)加熱し、ガラス転移点
以下に冷却することにより、容易に液晶の配向を固定化
することができる。本発明の液晶性ポリエステルは、外
部から電場、磁場を加えてなくても、十分な配向性を有
するが、加熱配向時に必要に応じて電場または磁場の存
在下に加熱しても何ら支障がない。本発明のポリエステ
ルは、2次の非線形光学の効果の発現に必要である分子
の配列が、液晶性によって実現されるため、外部から電
場を加えて配向させる必要がない。さらに、電場により
配向を行う従来の高分子非線形光学材料と異なり配向緩
和が起きないため、優れた経時安定性が望める。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。実施例中、1
H−NMRスペクトルは重水素化トリフルオロ酢酸を溶
媒に用い、400MHzにおいて測定した。ポリマー組
成はNMRスペクトルから求め、重合度はNMRスペク
トルから末端基(E)を定量することにより求めた。末
端に構造単位(A)、(B)、(C)、(D)が存在し
ないことは、赤外線吸収スペクトルから推定した。DS
Cは、10℃/分の冷却速度で、降温時に測定した。相
転移温度はDSCから求めた。相の同定は偏光顕微鏡観
察から行った。SHG活性は、Sc*相をガラス固定化
したポリドメイン状のサンプルに、QスイッチしたNd
−YAGレーザーを照射し、発生した第2高調波強度を
尿素と比較して算出した。
発明はこれらに限定されるものではない。実施例中、1
H−NMRスペクトルは重水素化トリフルオロ酢酸を溶
媒に用い、400MHzにおいて測定した。ポリマー組
成はNMRスペクトルから求め、重合度はNMRスペク
トルから末端基(E)を定量することにより求めた。末
端に構造単位(A)、(B)、(C)、(D)が存在し
ないことは、赤外線吸収スペクトルから推定した。DS
Cは、10℃/分の冷却速度で、降温時に測定した。相
転移温度はDSCから求めた。相の同定は偏光顕微鏡観
察から行った。SHG活性は、Sc*相をガラス固定化
したポリドメイン状のサンプルに、QスイッチしたNd
−YAGレーザーを照射し、発生した第2高調波強度を
尿素と比較して算出した。
【0016】実施例1 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸20mmo
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸14mmolおよび4,4’−ビフェニル
ジカルボン酸10mmolを塩化チオニル50ml、
N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還流
後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホルム
アミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500m
lを加えて溶解した。これに、(S)−2−メチル−
1,4−ブタンジオール30mmolをピリジン30m
lに溶解して加え、120℃で2時間反応させたのち、
メタノール100mmolを加えて反応を停止させた。
反応液を5リットルのメタノールに投じてポリマーを回
収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再びメタノ
ール中に投じてポリマーを回収した。減圧下70℃でポ
リマーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRス
ペクトルを図1に、DSCサーモグラムを図2に示し
た。また、1H−NMRから求めた重合度および構造単
位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から
決定した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表
2に示した。
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸14mmolおよび4,4’−ビフェニル
ジカルボン酸10mmolを塩化チオニル50ml、
N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還流
後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホルム
アミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500m
lを加えて溶解した。これに、(S)−2−メチル−
1,4−ブタンジオール30mmolをピリジン30m
lに溶解して加え、120℃で2時間反応させたのち、
メタノール100mmolを加えて反応を停止させた。
反応液を5リットルのメタノールに投じてポリマーを回
収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再びメタノ
ール中に投じてポリマーを回収した。減圧下70℃でポ
リマーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRス
ペクトルを図1に、DSCサーモグラムを図2に示し
た。また、1H−NMRから求めた重合度および構造単
位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から
決定した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表
2に示した。
【0017】実施例2 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸28mmo
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸6mmolおよび4,4,−ビフェニルジ
カルボン酸12mmolを塩化チオニル50ml、N,
N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還流後、減
圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホルムアミド
を除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500mlを加
えて溶解した。これに、(R)−1,4−ペンタンジオ
ール39mmolをピリジン80mlに溶解して加え、
120℃で2時間反応させたのち、エタノール100m
molを加えて反応を停止させた。反応液を5リットル
のメタノールに投じてポリマーを回収後、オルトジクロ
ロベンゼンに加熱溶解し再びメタノール中に投じてポリ
マーを回収した。減圧下70℃でポリマーを乾燥した。
得られたポリマーの1H−NMRスペクトルを図3に、
DSCサーモグラムを図4に示した。また、1H−NM
Rから求めた重合度および構造単位の組成比を表1に、
DSCおよび偏光顕微鏡観察から決定した相挙動と、粉
末法により求めたSHG活性を表2に示した。
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸6mmolおよび4,4,−ビフェニルジ
カルボン酸12mmolを塩化チオニル50ml、N,
N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還流後、減
圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホルムアミド
を除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500mlを加
えて溶解した。これに、(R)−1,4−ペンタンジオ
ール39mmolをピリジン80mlに溶解して加え、
120℃で2時間反応させたのち、エタノール100m
molを加えて反応を停止させた。反応液を5リットル
のメタノールに投じてポリマーを回収後、オルトジクロ
ロベンゼンに加熱溶解し再びメタノール中に投じてポリ
マーを回収した。減圧下70℃でポリマーを乾燥した。
得られたポリマーの1H−NMRスペクトルを図3に、
DSCサーモグラムを図4に示した。また、1H−NM
Rから求めた重合度および構造単位の組成比を表1に、
DSCおよび偏光顕微鏡観察から決定した相挙動と、粉
末法により求めたSHG活性を表2に示した。
【0018】実施例3 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸30mmo
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸3.5mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸12.5mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(R)−2−メチル−
1,4−ブタンジオール35mmolをルチジン50m
lに溶解して加え、120℃で2時間反応させたのち、
エタノール100mmolを加えて反応を停止させた。
反応液を5リットルのメタノールに投じてポリマーを回
収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再びメタノ
ール中に投じてポリマーを回収した。減圧下70℃でポ
リマーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRス
ペクトルを図5に、DSCサーモグラムを図6に示し
た。また、1H−NMRから求めた重合度および構造単
位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から
決定した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表
2に示した。
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸3.5mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸12.5mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(R)−2−メチル−
1,4−ブタンジオール35mmolをルチジン50m
lに溶解して加え、120℃で2時間反応させたのち、
エタノール100mmolを加えて反応を停止させた。
反応液を5リットルのメタノールに投じてポリマーを回
収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再びメタノ
ール中に投じてポリマーを回収した。減圧下70℃でポ
リマーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRス
ペクトルを図5に、DSCサーモグラムを図6に示し
た。また、1H−NMRから求めた重合度および構造単
位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から
決定した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表
2に示した。
【0019】実施例4 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸25mmo
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸7.5mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸7.0mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(R)−1,4−ペン
タンジオール24mmolをピリジン50mlに溶解し
て加え、120℃で2時間反応させたのち、ノルマルブ
タノール100mmolを加えて反応を停止させた。反
応液を5リットルのメタノールに投じてポリマーを回収
後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再びメタノー
ル中に投じてポリマーを回収した。減圧下70℃でポリ
マーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRスペ
クトルを図7に、DSCサーモグラムを図8に示した。
また、1H−NMRから求めた重合度および構造単位の
組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から決定
した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表2に
示した。
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸7.5mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸7.0mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(R)−1,4−ペン
タンジオール24mmolをピリジン50mlに溶解し
て加え、120℃で2時間反応させたのち、ノルマルブ
タノール100mmolを加えて反応を停止させた。反
応液を5リットルのメタノールに投じてポリマーを回収
後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再びメタノー
ル中に投じてポリマーを回収した。減圧下70℃でポリ
マーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRスペ
クトルを図7に、DSCサーモグラムを図8に示した。
また、1H−NMRから求めた重合度および構造単位の
組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から決定
した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表2に
示した。
【0020】実施例5 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸32mmo
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸7.2mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸6.0mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(S)−2−メチル−
1,4−ブタンジオール34mmolをピリジン34m
lに溶解して加え、120℃で2時間反応させたのち、
イソプロピルアルコール100mmolを加えて反応を
停止させた。反応液を5リットルのメタノールに投じて
ポリマーを回収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解
し再びメタノール中に投じてポリマーを回収した。減圧
下70℃でポリマーを乾燥した。得られたポリマーの1
H−NMRスペクトルを図9に、DSCサーモグラムを
図10に示した。また、1H−NMRから求めた重合度
および構造単位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕
微鏡観察から決定した相挙動と、粉末法により求めたS
HG活性を表2に示した。
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸7.2mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸6.0mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(S)−2−メチル−
1,4−ブタンジオール34mmolをピリジン34m
lに溶解して加え、120℃で2時間反応させたのち、
イソプロピルアルコール100mmolを加えて反応を
停止させた。反応液を5リットルのメタノールに投じて
ポリマーを回収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解
し再びメタノール中に投じてポリマーを回収した。減圧
下70℃でポリマーを乾燥した。得られたポリマーの1
H−NMRスペクトルを図9に、DSCサーモグラムを
図10に示した。また、1H−NMRから求めた重合度
および構造単位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕
微鏡観察から決定した相挙動と、粉末法により求めたS
HG活性を表2に示した。
【0021】実施例6 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸37mmo
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸7.9mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸2.5mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(S)−1,4−ペン
タンジオール40mmolをピリジン40mlに溶解し
て加え、120℃で2時間反応させたのち、ターシャリ
ーブチルアルコール100mmolを加えて反応を停止
させた。反応液を5リットルのメタノールに投じてポリ
マーを回収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再
びメタノール中に投じてポリマーを回収した。減圧下7
0℃でポリマーを乾燥した。得られたポリマーの1H−
NMRスペクトルを図11に、DSCサーモグラムを図
12に示した。また、1H−NMRから求めた重合度お
よび構造単位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微
鏡観察から決定した相挙動と、粉末法により求めたSH
G活性を表2に示した。
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸7.9mmolおよび4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸2.5mmolを塩化チオニル50m
l、N,N−ジメチルホルムアミド2滴と5時間加熱還
流後、減圧下塩化チオニルおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドを除き、残渣にオルトジクロロベンゼン500
mlを加えて溶解した。これに、(S)−1,4−ペン
タンジオール40mmolをピリジン40mlに溶解し
て加え、120℃で2時間反応させたのち、ターシャリ
ーブチルアルコール100mmolを加えて反応を停止
させた。反応液を5リットルのメタノールに投じてポリ
マーを回収後、オルトジクロロベンゼンに加熱溶解し再
びメタノール中に投じてポリマーを回収した。減圧下7
0℃でポリマーを乾燥した。得られたポリマーの1H−
NMRスペクトルを図11に、DSCサーモグラムを図
12に示した。また、1H−NMRから求めた重合度お
よび構造単位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微
鏡観察から決定した相挙動と、粉末法により求めたSH
G活性を表2に示した。
【0022】実施例7 アゾキシベンゼン−4,4’−ジカルボン酸ジエチルエ
ステル43mmol、2,2’−ジメチル−4,4’−
アゾキシベンゼンジカルボン酸ジエチルエステル2.8
mmol、4,4’−ビフェニルジカルボン酸ジエチル
エステル3.5mmol、(R)−2−メチル−1,4
−ブタンジオール47mmolおよびテトラブトキシチ
タン2mmolの混合物を窒素雰囲気下で190℃、1
時間かくはんした後、減圧下190℃で10分かくはん
した。反応終了後、生成物をテトラクロロエタン500
mlに加熱溶解し、溶液をメタノール5リットル中に投
じてポリマーを回収し、減圧下70℃でポリマーを乾燥
した。得られたポリマーの1H−NMRスペクトルを図
13に、DSCサーモグラムを図14に示した。また、
1H−NMRから求めた重合度および構造単位の組成比
を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から決定した相
挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表2に示し
た。
ステル43mmol、2,2’−ジメチル−4,4’−
アゾキシベンゼンジカルボン酸ジエチルエステル2.8
mmol、4,4’−ビフェニルジカルボン酸ジエチル
エステル3.5mmol、(R)−2−メチル−1,4
−ブタンジオール47mmolおよびテトラブトキシチ
タン2mmolの混合物を窒素雰囲気下で190℃、1
時間かくはんした後、減圧下190℃で10分かくはん
した。反応終了後、生成物をテトラクロロエタン500
mlに加熱溶解し、溶液をメタノール5リットル中に投
じてポリマーを回収し、減圧下70℃でポリマーを乾燥
した。得られたポリマーの1H−NMRスペクトルを図
13に、DSCサーモグラムを図14に示した。また、
1H−NMRから求めた重合度および構造単位の組成比
を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から決定した相
挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表2に示し
た。
【0023】実施例8 4,4’−アゾキシベンゼンジカルボン酸40mmo
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸4.5mmol、4,4’−ビフェニルジ
カルボン酸7mmol、(R)−1,4−ペンタンジオ
ールジトシラート45mmol、および水酸化ナトリウ
ム120mmo1をヘキサメチルホスホルアミド300
mlに溶解し、120℃で2日間反応させた後、臭化オ
クチル10mmolを加えさらに1日120℃で反応さ
せた後、反応液を3リットルのメタノールに投じてポリ
マーを単離し、メタノール洗浄後、オルトジクロロベン
ゼン500mlに加熱溶解し、再びメタノール5リット
ルに投入してポリマーを回収した。減圧下70℃でポリ
マーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRスぺ
クトルを図15に、DSCサーモグラムを図16に示し
た。また、1H−NMRから求めた重合度および構造単
位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から
決定した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表
2に示した。
l、2,2’−ジメチル−4,4’−アゾキシベンゼン
ジカルボン酸4.5mmol、4,4’−ビフェニルジ
カルボン酸7mmol、(R)−1,4−ペンタンジオ
ールジトシラート45mmol、および水酸化ナトリウ
ム120mmo1をヘキサメチルホスホルアミド300
mlに溶解し、120℃で2日間反応させた後、臭化オ
クチル10mmolを加えさらに1日120℃で反応さ
せた後、反応液を3リットルのメタノールに投じてポリ
マーを単離し、メタノール洗浄後、オルトジクロロベン
ゼン500mlに加熱溶解し、再びメタノール5リット
ルに投入してポリマーを回収した。減圧下70℃でポリ
マーを乾燥した。得られたポリマーの1H−NMRスぺ
クトルを図15に、DSCサーモグラムを図16に示し
た。また、1H−NMRから求めた重合度および構造単
位の組成比を表1に、DSCおよび偏光顕微鏡観察から
決定した相挙動と、粉末法により求めたSHG活性を表
2に示した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【図1】実施例1のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図2】実施例1のポリマーのDSCサーモグラム。
【図3】実施例2のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図4】実施例2のポリマーのDSCサーモグラム。
【図5】実施例3のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図6】実施例3のポリマーのDSCサーモグラム。
【図7】実施例4のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図8】実施例4のポリマーのDSCサーモグラム。
【図9】実施例5のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図10】実施例5のポリマーのDSCサーモグラム。
【図11】実施例6のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図12】実施例6のポリマーのDSCサーモグラム。
【図13】実施例7のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図14】実施例7のポリマーのDSCサーモグラム。
【図15】実施例8のポリマーの1H−NMRスペクト
ル。
ル。
【図16】実施例8のポリマーのDSCサーモグラム。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式で表される構造単位(A)4
0〜50モル%、(B)10〜40モル%、(C)0〜
20モル%、(D)0〜40モル%および(E)0〜4
0モル%からなり、ポリマー1分子中に存在する構造単
位(A),(B),(C),(D)および(E)合計の
残基数は5〜50であり、構造単位(A),(B),
(C),(D)および(E)それぞれの組成比が以下の
からの条件を満たし、かつ分子鎖の末端は実質的に
構造単位(E)で占められれていることを特徴とする液
晶性ポリエステル。 【化1】 (式中、R1は、(S)−2−メチル−1,4−ブタン
ジイル基、(R)−2−メチル−1,4−ブタンジイル
基、(S)−1,4−ペンタンジイル基および(R)−
1,4−ペンタンジイル基からなる群より選ばれ、かつ
光学純度が30%以上である炭化水素基を示す) (E) −OR2 (式中、R2は、炭素数1〜8のアルキル基を示す) (A)と(B)と(C)の組成比の合計 40モル%以上49モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(A)の組成比の割合 50モル%以上90モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(B)の組成比の割合 5モル%以上30モル%以下 (A)と(B)と(C)の組成比の合計に対する
(C)の組成比の割合 5モル%以上30モル%以下 (D)の組成比 20モル%以上47モル%以下 (E)4モル%以上40モル%以下
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139765A JPH06322086A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 液晶性ポリエステル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139765A JPH06322086A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 液晶性ポリエステル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322086A true JPH06322086A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15252878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5139765A Pending JPH06322086A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 液晶性ポリエステル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322086A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007129208A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-05-24 | Sumitomo Chemical Co Ltd | フレキシブルプリント配線板用基板及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5139765A patent/JPH06322086A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007129208A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-05-24 | Sumitomo Chemical Co Ltd | フレキシブルプリント配線板用基板及びその製造方法 |
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