JPH06324016A - 酸素センサの電極及びその製造方法 - Google Patents

酸素センサの電極及びその製造方法

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JPH06324016A
JPH06324016A JP5136923A JP13692393A JPH06324016A JP H06324016 A JPH06324016 A JP H06324016A JP 5136923 A JP5136923 A JP 5136923A JP 13692393 A JP13692393 A JP 13692393A JP H06324016 A JPH06324016 A JP H06324016A
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JP
Japan
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platinum
sintered body
electrode
solid electrolyte
oxygen sensor
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Pending
Application number
JP5136923A
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English (en)
Inventor
Kazuya Sasaki
一哉 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温下で長時間使用しても、電気化学的特性
及び固体電解質焼結体との密着性を良好に保持し、又、
初期特性における応答を速く、かつ抵抗値を小さくする
ようにする。 【構成】 固体電解質焼結体上に酸素イオン伝導性を有
するセラミックスによって三次元的な網目状のマトリッ
クスが形成され、このマトリックスに白金が充填されて
いることにより、上記セラミックスが白金同士の粒成長
による粗大化を阻害し、かつセラミックス、白金及びガ
スの三層界面出生じた酸素イオンも固体電解質焼結体ま
で移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質焼結体上に
形成される酸素センサの電極及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の酸素センサの電極は、イ
ットリア(Y2 3)8mol 改質ジルコニア(ZrO2)等
の固体電解質焼結体上に形成された厚さ1〜3μmの多
孔質白金(Pt)からなる。この酸素センサの電極は、
固体電解質焼結体又は固体電解質焼結用グリーンシート
上に、白金粉末、有機白金化合物若しくは有機白金錯
体、樹脂及び必要に応じて添加される溶剤からなるペー
ストを、印刷、浸漬、刷毛塗り等の一般的方法により、
焼成後の電極厚さが1〜3μm程度となるように塗布
し、 100〜 250℃の温度で乾燥し、又は乾燥せずに熱分
解することによって製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
酸素センサの電極及びその製造方法では、高温下、長時
間使用した場合、電極材である白金が粒成長するので、
固体電解質焼結体上で白金が粗大化し、白金、固体電解
質焼結体及びガスよりなる三層界面の量が減少し、この
結果、酸素センサとしての電気化学的特性が劣化した
り、あるいは固体電解質焼結体と電極との密着力が低下
するといった事態が生ずる不具合がある。又、電極作製
直後の初期特性においても、上記三層界面の量が多くな
いので、レスポンス(応答)が遅い、あるいは抵抗値が
大きいといった不具合がある。そこで、本発明は、高温
下で長時間使用しても、電気化学的特性及び固体電解質
焼結体との密着性を良好に保持し、又、初期特性におけ
る応答を速く、かつ抵抗値を小さくし得る酸素センサの
電極及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の酸素センサの電極は、固体電解質焼結体上
に形成される酸素センサの電極であって、固体電解質焼
結体上に酸素イオン伝導性を有するセラミックスによっ
て三次元的な網目状のマトリックスが形成され、このマ
トリックスに白金が白金同士も互いに接する様に充填さ
れていることを特徴とする。又、酸素センサの電極の製
造方法は、固体電解質焼結体又は固体電解質焼結用グリ
ーンシート上に、白金粉末、有機白金化合物若しくは有
機白金錯体、樹脂及び必要に応じて添加される溶剤から
なるペーストを塗布し、乾燥後又は乾燥せずに熱分解す
る酸素センサの電極の製造に際し、前記ペーストに3価
の酸化物粉末と4価の金属イオン溶液又は4価の酸化物
粉末と3価の金属イオン溶液を添加することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】上記手段においては、酸素イオン伝導性を有す
るセラミックスが白金同士の粒成長による粗大化を阻害
し、かつ上記セラミックス、白金及びガスの三層界面で
生じた酸素イオンも固体電解質焼結体まで移動可能とな
る。白金の重量は、全電極重量の60重量%以上であるこ
とが好ましい。白金の重量が60%未満であると電極の電
気的導通が無くなる。又、電極の厚さ( 電極重量÷( 面
積×平均比重) として計算する) は、1〜3μmである
ことが好ましい。厚さが、1μm未満であると電極の電
気的導通(片面における電極部分の任意の2点間の電気
的導通)が無くなり、3μmを超えると剥離を生ずる。
3価の金属粉末と4価の金属イオン溶液としては、Sm
2 3 粉末とCe4+溶液、Y2 3 粉末とZr4+溶液、
その他の組み合わせが用いられ、又、4価の金属粉末と
3価の金属イオン溶液としては、CeO2 粉末とSm3+
溶液、ZrO2粉末とY3+溶液、その他の組み合わせが
用いられる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 実施例1〜6、比較例1〜3、従来例1 Y2 3 8mol 改質ZrO2 からなる直径6mm、厚さ5
mmの円板状の固体電解質焼結体の上下両面に、表1、表
2に示す組成のペーストを焼成後の電極の厚さが表1、
表2に示す厚さとなるように、印刷、浸漬、版毛塗り等
の一般的な方法により塗布し 200℃の温度で乾燥した
後、1200℃の温度で60分間保持してペーストを熱分解
し、それぞれの電極を有する酸素センサを得た。得られ
た酸素センサのうち、実施例1〜6のものの電極は、固
体電解質焼結体上に酸素イオン伝導性を有するセラミッ
クスによって三次元的な網目状のマトリックスが形成さ
れ、このマトリックスに白金が充填されている構造を有
していた。又、得られた各酸素センサの電極の全電極重
量に占める白金の重量並びに剥離の有無及び電気的導通
の有無は、それぞれ表1、表2に示すようになった。更
に、得られた各酸素センサの電極に1Vの電圧を印加し
ながら、 400℃、500℃及び 600℃の温度において1×1
07 〜1×10-3Hzの範囲内で交流インピーダンスを測定
したところ、図1、図2及び図3に示すようになった。
【0007】
【表1】
【0008】
【表2】
【0009】したがって、全電極重量に占める白金の重
量は、60重量%未満であると電極の電気的導通が無くな
るため、60重量%以上有ることが必要であることが、表
1、表2からわかる。又、電極の厚さは、1μm未満で
あると電気的導通が無くなり、かつ3μmを超えると剥
離を生ずるため、1〜3μmの範囲が好ましいことが、
表1、表2からわかる。更に、3価の金属と4価の金属
を、一方を粉末、他方をイオンとして、ペーストに添加
して熱分解することによって、初期特性が白金のみの電
極より優れていることが、図1〜図3からわかる。
【0010】実施例7、従来例2 Y2 3 8mol 改質ZrO2 からなる直径7.1mm 、厚さ
6mmの円板状の固体電解質焼結用グリーンシート(焼成
時線収縮率22%) の上下両面に、表3に示す組成のペー
ストを焼成後の電極の厚さが表2に示す厚さとなるよう
に、一般的な方法により塗布し 200℃の温度で乾燥した
後、1500℃の温度で60分間保持してグリーンシート焼成
を兼ねたペーストの熱分解を行ってそれぞれの電極を有
する酸素センサを得た。実施例7の電極は、実施例1〜
6のものと同様に、固体電解質焼結体上に酸素イオン伝
導性を有するセラミックスによって三次元的な網目状の
マトリックスが形成され、このマトリックスに白金が充
填されている構造を有していた。得られた両酸素センサ
の電極に1Vの電圧を印加しながら、 400℃、 500℃及
び 600℃の温度において1×107 〜1×10-3Hzの範囲内
で交流インピーダンスの測定をしたところ、図4に示す
ようになった。又、両酸素センサを1200℃の温度の電気
炉中に保持し、耐久性の評価を行ったところ、従来例2
のものは、50時間保持後に電極の電気的導通がとれなく
なったのに対し、実施例7のものは、 100時間保持後に
おいても電気的導通が保たれた。更に、実施例7のもの
の耐久試験後に、電極に1Vの電圧を印加しながら、40
0℃、 500℃及び 600℃の温度において1×107 〜1×1
0-3Hzの範囲内で交流インピーダンスの測定をしたとこ
ろ、図5に示すようになった。
【0011】
【表3】
【0012】したがって、1500℃の温度でペーストを熱
分解した場合にも、本発明に係る電極は、従来の電極と
同等の初期特性を示すことが、図4からわかる。又、12
00℃の温度で耐久試験を行った場合、従来の電極は、50
時間で電気的導通が無くなって使用できなくなったのに
対し、本発明に係る電極は、 100時間経過後も電気的導
通を保ち得、かつ耐久試験後も特性の劣化がほとんど無
いことが、図5からわかる。このことから、本発明に係
る電極は、耐久性に富んでいるといえる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の酸素セン
サの電極及びその製造方法によれば、酸素イオン導通性
を有するセラミックスが白金同士の粒成長による粗大化
を阻害するので、固体電解質焼結体との密着力の低下を
防止することができると共に、高温で長時間使用する場
合に起こる固体電解質焼結体、白金及びガスよりなる三
層界面の量が減少すること、すなわち酸素センサとして
の電気化学的特性の劣化を防止することができる。又、
酸素イオン伝導性を有するセラミックス、白金及びガス
の三層界面で生じた酸素イオンも固体電解質焼結体まで
移動可能となるので、有効三層界面を実質的に増加する
ことができ、初期特性における応答時間を短く、かつ抵
抗値を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る酸素センサの電極の 400℃での初
期特性の説明図である。
【図2】本発明に係る酸素センサの電極の 500℃での初
期特性の説明図である。
【図3】本発明に係る酸素センサの電極の 600℃での初
期特性の説明図である。
【図4】本発明に係る酸素センサの電極と従来の酸素セ
ンサの電極との初期特性の比較説明図である。
【図5】本発明に係る酸素センサの電極の耐久試験前後
における特性の比較説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質焼結体上に形成される酸素セ
    ンサの電極であって、固体電解質焼結体上に酸素イオン
    伝導性を有するセラミックスによって三次元的な網目状
    のマトリックスが形成され、このマトリックスに白金が
    白金同士も互いに接する様に充填されていることを特徴
    とする酸素センサの電極。
  2. 【請求項2】 固体電解質焼結体又は固体電解質焼結用
    グリーンシート上に、白金粉末、有機白金化合物若しく
    は有機白金錯体、樹脂及び必要に応じて添加される溶剤
    からなるペーストを塗布し、乾燥後又は乾燥せずに熱分
    解する酸素センサの電極の製造に際し、前記ペーストに
    3価の酸化物粉末と4価の金属イオン溶液又は4価の酸
    化物粉末と3価の金属イオン溶液を添加することを特徴
    とする酸素センサの電極の製造方法。
JP5136923A 1993-05-14 1993-05-14 酸素センサの電極及びその製造方法 Pending JPH06324016A (ja)

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