JPH06324482A - 画像形成材料 - Google Patents

画像形成材料

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JPH06324482A
JPH06324482A JP5113053A JP11305393A JPH06324482A JP H06324482 A JPH06324482 A JP H06324482A JP 5113053 A JP5113053 A JP 5113053A JP 11305393 A JP11305393 A JP 11305393A JP H06324482 A JPH06324482 A JP H06324482A
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JP5113053A
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Yuki Matsuhashi
由記 松橋
Yasuhiro Tanaka
康裕 田中
Ryosuke Otomo
良介 大友
Yasuharu Iida
保春 飯田
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Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は,色校正用プリプレスプルーフとし
て,印刷物と近似した転写物を得ることができる画像形
成材料の提供を目的とする。 【構成】支持体上に着色剤を含有する感光性層を形成
し,更に感光性層の上に保護フィルムを有してなり,画
像露光し,感光性層における露光部および未露光部の転
写における粘着性の差により,紙等の画像受容体に画像
を転写する画像形成材料において,支持体が,表面に最
大長が平均 2〜3.5 μの突起を 130個/ 200μ× 200μ
以下有し,水溶解性の帯電防止剤を含有する厚さ 6〜25
μの透明ポリエステルであることを特徴とする画像形成
材料。 【効果】本発明の画像形成材料は,感光性層の塗工面が
均一であり, フィルム状としての巻取り性も備えてい
る。従って,本発明の画像形成材料を用いれば,通常の
印刷物と材質感の全く変わらない高品質な転写物を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,画像の形成材料に関す
る。更に詳しくは,感光性層の露光部および未露光部の
粘着性の差を利用した単色または多色の重ね合わせによ
る画像形成材料であり,色校正用プリプレスプルーフと
して印刷物と近似した転写物を得ることができる画像形
成材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,印刷工業分野において最終的
に印刷された印刷物の仕上がり,色調等を印刷する前に
確認する手段としてプリプレスプルーフを利用すること
が公知である。このプリプレスプルーフには,オーバー
レイ方式とサープリント方式とがあり,最終的に得られ
る画像品質や製版および印刷工程上の利用目的に応じて
使いわけがなされている。オ−バ−レイ方式は,透明ベ
−スフィルム上に色分解マスクに応じた色材を含む感光
性層を設けたフィルムとマスクとを密着,露光,現像を
行い,それぞれのフィルムを重ね合わせて校正を行う。
【0003】サ−プリント方式は,オ−バ−レイ方式と
異なりハ−ドコピ−が得られるためその利用価値は高
く,例えば米国特許第 3060023号,3060024号,3060025号
公報に記載されるような,単一の支持体上に数層からな
るフォトポリマ−感光性層を積層し各分色画像を順次形
成してゆくものである。また,特開昭59-97410号公報,
特開昭61-1885377号公報に記されるような,オ−バ−レ
イ方式とサ−プリント方式の両方に使用できるようなプ
リプレスプル−フも存在する。この方法は,使用目的に
応じて,単なる文字等のチェックを行いたい場合はオ−
バ−レイだけで確認し,絵柄など微妙な色彩部分などの
チェックにハ−ドコピ−を得たい場合はこれを被転写体
に転写すればよいという点では,汎用性は大きい。しか
しながら,有機溶剤による現像工程が必要なために作業
環境が悪くなる欠点がある。
【0004】一方,本発明者らは,透明支持体上に染料
およびもしくは顔料を含有する感光性層を形成してな
り,画像露光し感光性層における露光部および未露光部
の転写における粘着性の差を生じせしめ,紙等の画像受
容体に画像を転写する画像形成材料を用い,ロ−ルニッ
プ間で感光性層の凝集破壊により画像受容体へ画像を転
写して得られたプリプレスプル−フが,従来のプリプレ
スプル−フと全く異なり,被印刷体と画像形成材料との
間に接着層等のような層が介在しないため実際の印刷物
と非常に酷似した画像および質感を再現することを既に
見出している。
【0005】これらの画像形成材料は通常,透明支持
体,染料およびもしくは顔料を含む感光性層,保護フィ
ルムの3層で構成されるものである。画像形成材料の使
用に際しては,透明支持体とマスク原版等の画像面とを
密着させ,マスク側から画像露光を行い,マスク原版,
次いで保護フィルムを外し,感光性層と画像受容体とを
ニップロ−ル間で熱,圧力をかけながら転写する。しか
しながら,これらの画像形成体は薄い支持体にさらに薄
い感光性層を形成し,しかるのち保護フィルムを積層す
るものであるため,支持体ないし保護フィルムの表面の
微細な凹凸により塗工面に穴があく,いわゆるピンホー
ルを生じやすい。また,塗工面を均一に形成するため支
持体に張力をかけて塗工面を平滑に保つことが行われる
が, 保護フィルムとの厚さが異なるため支持体との張力
に差が生じ,積層後張力の緩和によるずれが保護フィル
ムと感光層とで起きる。
【0006】感光性層を均一に形成するためには,支持
体の表面が平滑であるほど塗工面への出っ張りが生じに
くく好ましいが,支持体は塗工時および塗工後に巻き取
られるものであり,表面が平滑過ぎると巻取りに際しい
わゆるタケノコ状という巻取り不良が生じる。また,支
持体は塗工時の搬送等に伴う摩擦により静電気の発生が
生じやすく,この帯電は,塗工時に塗工液の静電気によ
るはじきを生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者等は,
上記問題を解決すべく鋭意検討した結果, 表面に特定の
大きさの突起を適度に有する 6〜25μのポリエステルを
支持体として用いた場合には,感光性層のピンホールを
減少させ,濃度ムラがなく均一な感光性層を形成でき,
感光性層のよりとそれにともなう濃度の低下を防止する
ことを見出し,本発明に至った。また,上記特定のポリ
エステルは,実際の塗工機による塗工に際し,十分な巻
出し,巻取りの作業性を備えていることを見出した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,支持体上に着
色剤を含有する感光性層を形成し,更に感光性層の上に
保護フィルムを有してなり,画像露光し,感光性層にお
ける露光部および未露光部の転写における粘着性の差に
より,紙等の画像受容体に画像を転写する画像形成材料
において,支持体が,表面に最大長が平均 2〜3.5 μの
突起を 130個/200μ× 200μ以下有し,水溶解性の帯
電防止剤を含有する厚さ 6〜25μの透明ポリエステルで
ある画像形成材料を提供する。
【0009】支持体として用いられる厚さ 6〜25μの透
明ポリエステルは,巻取り・巻出しの際のいわゆる竹の
子状の巻取り不良を防ぐために,表面に微小な突起を有
している。また,熱,化学薬品,光等に安定であり,し
かも活性光線を充分透過し,熱安定性および寸法安定性
等に優れる。ポリエステル表面の突起の最大長は, 平均
2〜3.5 μであり, 200μ× 200μの面積中の突起は 1
30個以下,好ましくは, 50〜90個の範囲である。最大長
の平均が 3.5μよりも大きくなると, 感光性層の膜厚よ
りも大きいので塗工面の不良が生じ易くなり,2μより
も小さく平滑すぎると, 巻取り不良の恐れが生じる。ま
た,突起が 130個を越えると, 突起の最大長の平均が上
記範囲内にあっても,塗工面の経時での不良が生じ易く
なる。
【0010】また,フィルム状に巻き取られた支持体は
静電気の帯電を受けやすいので,予めポリエステル中に
水溶解性の帯電防止剤を含有させることが必要である。
このような帯電防止剤としては,水に可溶性の界面活性
剤が好ましく,フィルムの表面に常に帯電防止剤の染み
だしが生じるものが好ましい。例えば,アルキル硫酸エ
ステル,アルキルアリールスルホン酸,アルキルリン酸
エステル,イミダゾリン,第1級アミン塩,第4級アン
モニウム塩,ベタイン,ノニオン系の活性剤としてソル
ビタン系,アミド系,アルキルアミン系,エステル系,
エーテル系等を使用できる。具体的には,アルキルイミ
ダゾリン型両性活性剤カルシウム塩,第4級アンモニウ
ム化合物として Triton-K60(R&H社製),Catanac SN
(A.C.C.社製)が例示できる。
【0011】感光性層は,光重合性化合物,熱可塑性樹
脂,着色剤等で構成され,支持体上に 1.3〜3.5 μの厚
さで設けられるが,添加剤として光重合開始剤,熱重合
禁止剤,樹脂可塑剤,顔料分散剤,シリコーン化合物等
を併用してもよい。着色剤としては,有機顔料,染料,
カーボンブラック等の従来より使用されている染料及び
顔料が使用できる。必要な色相を得るために数種の染顔
料を混合することもできる。感光性層中に添加される顔
料もしくは染料は,全固形分の 5〜50重量%が適当であ
り,更には 9〜20重量%がより好ましい。
【0012】光重合性化合物としては,エチレン性不飽
和二重結合を有するモノマー,プレポリマー等を用いる
ことができるが,熱可塑性樹脂を常温で可塑化できるも
のが好ましい。代表的な化合物としては,2-ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート,エチレングリコールジア
クリレート,ジエチレングリコールジアクリレート,1,
6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート,トリメチ
ロールプロパントリアクリレート,ペンタエリスリトー
ルトリアクリレート,ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート等が挙げられ,これらの光重合性化合物を一
種,または必要に応じて二種以上用いてもよい。
【0013】熱可塑性樹脂としては,熱可塑性で,光重
合性化合物との相溶性に優れた光重合性を有しない樹脂
が使用できる。例えば,ポリ塩化ビニル,ポリ(メタ)
アクリル酸エステル,エポキシ樹脂,ポリウレタン樹
脂,セルロース誘導体(例えば、エチルセルロース,酢
酸セルロース,ニトロセルロース),塩ビ−酢ビ共重合
体,ポリアマイド樹脂,ポリビニルアセタール樹脂,ジ
アリルフタレート樹脂,ブタジエンーアクリルニトリル
共重合体のような合成ゴム等が挙げられ,必要な物性に
応じてこれらの熱可塑性樹脂を一種,もしくは二種以上
用いる。
【0014】光重合開始剤としては,主に可視光部にお
ける吸収が少ないもの,光重合性化合物との相溶性がよ
いものが好ましく,例えば,ベンゾフェノン,ベンゾイ
ンエチルエーテル,ベンジルジメチルケタール,アゾビ
スイソブチロニトリル,2-クロロチオザンゾン,2-メチ
ルチオザンゾン,2-エチルチオザンゾン,2-イソプロピ
ルチオザンゾン,4'- イソプロピル -2-ヒドロキシ -2-
メチルプロピオフェノン等が挙げられる。また,光重合
開始効率を高めるために,光増感剤を組み合わせて使用
してもよい。光増感剤としては, 4,4'-ビスジエチルア
ミノベンゾフェノン等の芳香族−脂肪族三級アミン等を
用いることができる。光増感剤は黄変することもあるの
で,促進効率と黄変性,開始剤との相溶性,更には利用
する活性光線のエネルギー,波長域を勘案して選択され
る。
【0015】さらに,光重合のためのラジカルを抑制す
るために,熱重合禁止剤を用いてもよい。熱重合禁止剤
を用いる場合に重要なことは,添加量および相溶性であ
り,光重合のためのラジカル発生を妨害しない程度の量
で,しかも熱的にはラジカルを抑制しなければならな
い。一般には,ハイドロキノン,p-メトキシフェノー
ル,t-ブチルカテコール,ピロガロール等の芳香族誘導
体が用いられるが,芳香族以外の化合物を併用しても差
し支えない。
【0016】感光性層には,必要に応じて,両末端エポ
キシ変性のシリコーン化合物,メタクリロイル基を有す
るシリコーン等のシリコーン類を固形分として着色剤の
0.01〜30重量%用いることができる。上記シリコーン化
合物は,光重合性化合物との相溶性がよく,塗工時の感
光性層の塗工面を均一に形成する。また,上記シリコー
ン化合物は,感光性層の表面張力を低下させる働きがあ
るが,樹脂との親和性が強く,40℃保存でも経時で保護
フィルムに移行する現象がない。そのため,経時のブロ
ッキングや熱時のブロッキングを防止するという特徴を
有している。上記シリコーン化合物は, 着色剤の0.01重
量%より少ないと, ブロッキングを防止できない。ま
た,30重量%を越えると塗工面にはじきが生じたり,次
の色の感光性層が形成できないという問題が生じる。
【0017】保護フィルムは,単一あるいは複数層から
なっていても差し支えないが,感光性層に接触する面
は,フィッシュアイが少なく,かつ感光性層との剥離性
が良く,さらに不必要な可塑剤が析出してこないものが
好ましい。保護フィルムには,ガスバリア性を有する層
を設けてもよい。ガスバリア性を有する層は,感光性層
に直に接触してもしていなくとも構わない。ガスバリア
性を有する層に用いられる化合物としては,例えばポリ
ビニルアルコール(PVA) やエチレンビニルアルコール(E
vOH)等の高分子化合物が挙げられる。さらに,保護フィ
ルムには,画像形成材料の剛性の確保を目的として,感
光性層と直に接触しない面に別の剛性の強い材料を裏打
ちしても構わない。この時に裏打ちする材料としては,
特に制限するものではない。
【0018】このような保護フィルムとしては,ポリエ
チレンテレフタレート,二軸延伸ポリプロピレン,高密
度ポリエチレン等の剛性のあるシートあるいはフィル
ム,これらの1種ないし2種以上を接着剤で貼り合わせ
たもの,あるいは極力薄い高密度ポリエチレン,中密度
ポリエチレン,ポリスチレン,ポリプロピレン,セルロ
ースアセテート等にガスバリア性,剛性のあるシ─ト,
例えばポリエチレンテレフタレート等を接着剤で貼り合
わせたもの等が挙げられる。
【0019】
【実施例】以下,本発明を実施例により更に詳述する
が,本発明はこれによって限定されるものではない。例
中,部とは重量部を示す。 〔実施例1〕下記の組成の分散液をサンドミルにて2時
間分散させた後,1ミクロンのフィルターにて濾過して
感光性層用塗工液を調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 11.40部 カヤラッド DPHA(日本化薬社製) 7.10部 カヤラッド TPGDA(日本化薬社製) 0.90部 イルガキュア907(日本チバ・ガイギー社製) 1.20部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.60部 イルガキュア369(日本チバ・ガイギー社製) 0.20部 ソルスパーズ24000(アイ・シー・アイ・ジャパン社製) 0.10部 X−22−169AS(信越化学社製) 0.20部 MA−7(三菱化成社製) 2.50部 R−54(ヘキストジャパン社製) 0.30部 P−メトキシフェノール(東京化成工業社製) 0.20部 メチルエチルケトン 75.00部 12μの透明支持体(ポリエチレンテレフタレートフィル
ム, 第4級アンモニウム化合物の帯電防止剤入り, 突起
物76個/200μX200μ, 突起最大長の平均3.28μ)上に,
上記感光性層用塗工液を塗布・乾燥して2μの感光性層
を形成し,更に保護フィルム(100μOPPフィルム)を
感光性層と接触するようにラミネーターで貼合わせて,
画像形成材料(墨シート)を得た。
【0020】画像形成材料の透明支持体側と原版ポジマ
スクの銀塩面とを密着し,UVプリンター(オーク製作
所社製 HMW-201KB)で50mj/cm2の活性光線を与えた。次
に,画像形成材料と原版ポジマスクとを剥し,更に保護
フィルムを剥離し,コート紙(三菱製紙社製 パールコ
ート)と画像形成材料とを密着させ,ファーストラミネ
−タ(大成ラミネータ社製 8B-700特殊型)を用いて圧
力4kg/cm2,通過速度35cm/min,ローラー表面温度90℃
の条件でローラー間のニップにより転写したところ,未
露光部の感光性層(厚さ 2.0μ)が転写し,通常の印刷
物と質感が全く変わらない転写物を得ることができた。
また,画像形成材料を40℃の恒温器中で1月間保存し,
塗工面のピンホールおよび感光性層のよりを塗工直後と
比較したが, ピンホールの増加もなく感光性層のよりも
なかった。転写した画像も1月前と変わらなかった。
【0021】〔実施例2〕下記の組成のエロー色感光性
層用塗工液を実施例1と同様にして調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 11.81部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギ─社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.54部 イルカギュア369(チバガイギ─社製) 0.04部 リオノールエローFG1310(東洋インキ製造社製) 3.12部 X−22−169B(信越化学社製) 0.22部 メチルエチルケトン 75.00部
【0022】下記の組成のシアン色感光性層用塗工液を
実施例1と同様にして調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 11.81部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギ─社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.54部 イルカギュア369(チバガイギ─社製) 0.04部 リオノールブルーFG7330(東洋インキ製造社製) 3.12部 KF−105(信越化学社製) 0.25部 メチルエチルケトン 75.00部
【0023】下記の組成のマゼンタ色感光性層用塗工液
を実施例1と同様にして調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 11.81部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギ─社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.54部 イルカギュア369(チバガイギ─社製) 0.04部 リオノ─ルレッドカーミン6BFG4200(東洋インキ製造社製) 3.10部 KF−105(信越化学社製) 0.25部 メチルエチルケトン 75.00部
【0024】実施例1と同様の透明支持体上に,感光性
層用塗工液を塗布・乾燥して感光性層を2μに形成し,
更に 8μmポリプロピレンと 100μmポリエチレンテレ
フタレート(東レ社製 T-60)を厚さ5μmの接着剤(東
洋モ─トン社製 アドコ─ト329A/329B=1/1)で積層して
なる保護フィルムをラミネ─トし,画像形成材料(エロ
ーシート,シアンシートおよびマゼンタシート)を得
た。
【0025】それぞれの画像形成材料の透明支持体側と
原版ポジマスクの銀塩面とを密着し,UVプリンター
(オーク製作所社製 HMW-201KB)で50mj/cm2の活性光線
を与えた。次いで,画像形成材料と原版ポジマスクとを
剥し,更に保護フィルムを剥離し,コート紙(三菱製紙
社製 パールコート)と画像形成材料とを密着させ,フ
ァーストラミネ−タ(大成ラミネータ社製 8B-700特殊
型)を用いて圧力4kg/cm2 ,通過速度35cm/min,ロー
ラー表面温度90℃の条件でローラー間のニップにより転
写したところ,未露光部の感光層(厚さ 2.0μ)が転写
し,通常の印刷物と材質感が全く変わらない転写物を得
ることができた。また, 保護フィルムの剥離を行う際
に,感光性層の保護フィルムへのブロッキングは認めら
れず,ラミネート直後の剥離性が3月後も十分保持され
ていた。
【0026】また,実施例1の墨感光性層(墨シート)
の転写物に後露光を行い,エローシート,マゼンタシー
ト,シアンシートを順次転写,後露光して画像を形成し
たところ,各色の重合わせ部においても画像のはじきは
認められず,良好な転写画像が得られた。さらに,画像
形成材料を40℃の恒温器中で1月間保存し,塗工面のピ
ンホールおよび感光性層のよりを塗工直後と比較したが
ピンホールの増加もなく感光性層のよりもなかった。ま
た,転写した画像も1月前と変わらなかった。
【0027】〔比較例1〕実施例1の支持体の代わりに
12μ透明支持体(ポリエチレンテレフタレートフィル
ム, 帯電防止剤なし, 突起物18個/200μX200μ, 突起最
大長の平均3.88μ)を用い,実施例1と同様にして画像
形成材料(墨シート)を得た。この墨シートは,塗工時
にハジキを生じやすく,感光性層に濃度ムラが生じた。
また,40℃の環境にて1月保存すると塗工面がより, シ
ートエッジ周辺部で透過濃度が0.08低下した。また,ピ
ンホールが増加した。 〔比較例2〕実施例1の支持体の代わりに12μ透明支持
体(ポリエチレンテレフタレートフィルム,帯電防止剤
なし,突起物98個/200μX200μ, 突起最大長の平均1.80
μ)を用い,実施例1と同様にして画像形成材料(墨シ
ート)を得た。この墨シートは,塗工時にハジキを生じ
やすく, 塗工面にピンホールを生じていた。また,40℃
の環境にて1月保存すると塗工面にピンホールが増加し
た。
【0028】〔比較例3〕実施例1の支持体の代わりに
12μ透明支持体(ポリエチレンテレフタレートフィル
ム,帯電防止剤なし,突起物20個/200μX200μ, 突起最
大長の平均1.80μ)を用い,実施例1と同様にして画像
形成材料(墨シート)を得た。この墨シートは,塗工時
にハジキを生じやすく, 塗工面にピンホールを生じてい
た。また,40℃の環境にて1月保存すると塗工面にピン
ホールが増加した。また,巻取り時に竹の子状になっ
た。 〔比較例4〕実施例1の支持体の代わりに16μ透明支持
体(ポリエステルフィルム 第4級アンモニウム化合物
の帯電防止剤入り,突起物 529個/200μX200μ, 突起最
大長の平均1.08μ)を用い,実施例1と同様にして画像
形成材料(墨シート)を得た。この墨シートは塗工面に
ピンホールが多く,均一な塗膜にならなかった。
【0029】〔比較例5〕実施例1の支持体の代わりに
50μ透明支持体(ポリエチレンテレフタレートフィルム
第4級アンモニウム化合物の帯電防止剤入り, 突起物
19個/200μX200μ, 突起最大長の平均1.48μ)を用い,
実施例1と同様にして画像形成材料(墨シート)を得
た。この墨シートの感光性層は均一な塗工面であった
が,支持体が厚いため,転写画像の解像度が著しく低下
した。 〔比較例6〕実施例1の支持体の代わりに12μ透明支持
体(ポリエチレンテレフタレートフィルム, 第4級アン
モニウム化合物の帯電防止剤入り, 突起物19個/200μX2
00μ, 突起最大長の平均4.46μ)を用い,実施例1と同
様にして画像形成材料(墨シート)を得た。この墨シー
トは感光性層にピンホールが認められ,経時でピンホー
ルが成長した。
【0030】〔実施例3〕実施例2の保護フィルムの代
わりに,25μRPP(日石合樹社製)と 100μルミラー
#100 Tタイプ(東レ社製)とを接着剤を介してラミネー
トしてなる保護フィルムを用いて3色の画像形成材料を
製造し,実施例2と同様にして転写画像を形成した。な
お,RPPは,ガスバリアー性を確保するために共押し
出し法にてEvOH層を両側のポリプロピレン層の間に
形成したものであり,酸素透過度は1.44cc/m3・24時間
であった。各色のシートにおいて,保護フィルムの剥離
を行っても,感光性層の保護フィルムへのブロッキング
は発生しなかった。また,各色の重合わせ部においても
画像のはじきは認められず,良好な画像の転写が認めら
れた。また,25℃で3月保存後でもブロッキングは発生
しなかった。さらに,各色のシートを40℃の恒温器中で
1月間保存し,塗工面のピンホールおよび感光性層のよ
りを塗工直後と比較したが, ピンホールの増加もなく感
光性層のよりもなかった。また,転写した画像も1月前
と変わらなかった。
【0031】保護フィルム剥離時の感光性層のブロッキ
ングの有無の評価は,専用転写機の画像形成材料取り付
けロ─ル(40℃)に画像形成材料を取り付け,保護フィ
ルムを剥離した際に,感光性層のブロッキングの有無を
目視で判断した。
【0032】
【発明の効果】本発明の画像形成材料は,支持体とし
て, 適度な大きさの突起を適当数表面に有する厚さ 6〜
25μの透明ポリエステルを使用するため, 感光性層が均
一に塗工できピンホールの発生を少なくできる。さらに
は,ピンホールの成長や増加という経時での変化も抑え
ることができる。また,適度な微小突起が支持体表面に
あるため, フィルム状としての巻取り性もそなえてい
る。また,支持体が水溶解性の帯電防止剤を含有するた
め,静電気の帯電を防ぎ,塗工面の均一塗工面を可能と
する。したがって,本発明の画像形成材料を用いれば,
通常の印刷物と材質感の全く変わらない高品質な転写物
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 保春 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に着色剤を含有する感光性層を
    形成し,更に感光性層の上に保護フィルムを有してな
    り,画像露光し,感光性層における露光部および未露光
    部の転写における粘着性の差により,紙等の画像受容体
    に画像を転写する画像形成材料において,支持体が,表
    面に最大長が平均 2〜3.5 μの突起を 130個/ 200μ×
    200μ以下有し,水溶解性の帯電防止剤を含有する厚さ
    6〜25μの透明ポリエステルであることを特徴とする画
    像形成材料。
JP5113053A 1993-05-14 1993-05-14 画像形成材料 Pending JPH06324482A (ja)

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