JPH07120936A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH07120936A
JPH07120936A JP5264655A JP26465593A JPH07120936A JP H07120936 A JPH07120936 A JP H07120936A JP 5264655 A JP5264655 A JP 5264655A JP 26465593 A JP26465593 A JP 26465593A JP H07120936 A JPH07120936 A JP H07120936A
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JP
Japan
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image
manufactured
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photosensitive layer
image forming
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JP5264655A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Mizushima
克彦 水嶋
Ryosuke Otomo
良介 大友
Yasuharu Iida
保春 飯田
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Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は,印刷物と近似しているが,縦方向と
横方向とで光沢値の異なる画像を得ることができる画像
形成方法の提供を目的とする。 【構成】支持体上に着色剤,相溶しない2種以上の樹脂
および光重合性化合物を含有する感光性層を形成し,更
に感光性層の上に保護フィルムを有してなる画像形成材
料に,画像露光し,感光性層における露光部および未露
光部の転写における粘着性の差により,紙等の画像受容
体に画像を転写する画像形成方法。 【効果】本発明により得られた画像は,縦方向と横方向
とで光沢が異なるため,見る角度により印象の異なる印
刷物の作成,偽造防止のための特殊印刷等の用途に好適
に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,画像の形成方法に関す
る。更に詳しくは,感光性層の露光部および未露光部の
粘着性の差を利用した単色または多色の重ね合わせによ
る画像形成方法であり,印刷物と近似しているが,縦方
向と横方向とで光沢値の異なる画像を得ることができる
画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,印刷工業分野において最終的
に印刷された印刷物の仕上がり,色調等を印刷する前に
確認する手段としてプリプレスプルーフを利用すること
が公知である。このプリプレスプルーフには,オーバー
レイ方式とサープリント方式とがあり,最終的に得られ
る画像品質や製版および印刷工程上の利用目的に応じて
使いわけがなされている。
【0003】オ−バ−レイ方式は,透明ベ−スフィルム
上に色分解マスクに応じた色材を含む感光性層を設けた
フィルムとマスクとを密着,露光,現像を行い,それぞ
れのフィルムを重ね合わせて校正を行う。サ−プリント
方式は,オ−バ−レイ方式と異なり,例えば米国特許第
3060023号,3060024号,3060025号公報に記載されるよう
な,単一の支持体上に数層からなるフォトポリマ−感光
性層を積層し各分色画像を順次形成してゆくものであ
る。
【0004】また,特開昭59-97410号公報,特開昭61-1
885377号公報に記されるような,オ−バ−レイ方式とサ
−プリント方式の両方に使用できるようなプリプレスプ
ル−フも存在する。この方法は,使用目的に応じて,単
なる文字等のチェックを行いたい場合はオ−バ−レイだ
けで確認し,絵柄など微妙な色彩部分などのチェックに
ハ−ドコピ−を得たい場合はこれを被転写体に転写すれ
ばよいという点では,汎用性は大きい。しかしながら,
有機溶剤による現像工程が必要なために作業環境が悪く
なる欠点がある。
【0005】一方,本発明者らは,透明支持体上に着色
剤を含有する感光性層を形成してなる画像形成材料に画
像露光し,感光性層における露光部および未露光部の転
写における粘着性の差を生じせしめ,ロ−ルニップ間で
感光性層の凝集破壊により紙等の画像受容体へ画像を転
写して得られたプリプレスプル−フが,実際の印刷物と
非常に酷似した画像および質感を再現することを既に見
出している。
【0006】これらの画像形成材料は通常,透明支持
体,染料およびもしくは顔料を含む感光性層,保護フィ
ルムの3層で構成されるものである。画像形成材料の使
用に際しては,透明支持体とマスク原版等の画像面とを
密着させ,マスク側から画像露光を行い,マスク原版,
次いで保護フィルムを外し,感光性層と画像受容体とを
ニップロ−ル間で熱,圧力をかけながら転写する。
【0007】さらに,近年,印刷物と類似したような画
像を比較的容易に得ることが複写機等において行われて
いるが,画像の特徴,再現性等付加的性能も要求される
ことがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は,感光性
層を,相溶しない2種以上の樹脂の組合せおよび光重合
性化合物より構成することで,転写方向により光沢の異
なる画像が形成されることを見出し,本発明に至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は,支持体上に着
色剤,相溶しない2種以上の樹脂および光重合性化合物
を含有する感光性層を形成し,更に感光性層の上に保護
フィルムを有してなる画像形成材料に,画像露光し,感
光性層における露光部および未露光部の転写における粘
着性の差により,紙等の画像受容体に画像を転写する画
像形成方法を提供する。
【0010】支持体としては,熱,化学薬品,光等に安
定であり,しかも活性光線を充分透過するような材料が
好適である。例えば,セルロースアセテート,ポリスチ
レン,ポリ塩化ビニル,ポリエチレンテレフタレート,
ポリカーボネート,ポリプロピレン等のフィルムまたは
シートが挙げられるが,特に,ポリエチレンテレフタレ
ートが透明性,熱安定性および寸法安定性等の面から好
ましい。
【0011】感光性層は,相溶しない2種以上の樹脂,
光重合性化合物,着色剤,光開始剤等で構成される1〜
5μの厚さの層であるが,添加剤として光増感剤,熱重
合禁止剤,樹脂可塑剤,顔料分散剤,シリコーン化合物
等を併用してもよい。本発明において,相溶しないと
は,2種以上の樹脂の混合溶解液から形成される乾燥塗
膜が,単独の樹脂溶解液から形成される乾燥塗膜に較べ
て,透明性を損なうような状態である。具体的には,す
べての混合割合において相溶しない2種以上の樹脂や,
透明性を損なう特定の混合割合の2種以上の樹脂が,組
合せて用いられる。
【0012】相溶しない2種以上の樹脂としては,光重
合性化合物との相溶性には優れた樹脂が使用できる。例
えば,ポリ塩化ビニル,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂,ポリ(メタ)アクリル酸エステル,ポリウレタン
樹脂,セルロース誘導体(例えば、エチルセルロース,
酢酸セルロース,ニトロセルロース),ポリアマイド樹
脂,ジアリルフタレート樹脂,ポリビニルアセタール樹
脂,ブタジエンーアクリルニトリル共重合体のような合
成ゴム等が挙げられ,必要な物性およ非相溶性になるよ
うに組み合わせて用いる。
【0013】非相溶性になる組合せとしては,ジアリル
フタレート樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂と
の組合せを例示できる。ジアリルフタレート樹脂は,顔
料の分散性,発色性,画像形成時の転写性,解像性にお
いて良好な特性を示し,紫外線に対する感度の上でも優
れている。塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂は,塗工
面の密着性,塗膜の形成性に優れ,感光性層の塗工面の
ピンホールの発生を抑制,経時での安定性を向上させ
る。なお,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂として
は,平均分子量2000〜30000 のものが使用できる。画像
の形成性においては,平均分子量5000〜20000 ものが更
に好ましい。これを越える分子量では,粘度の上昇が著
しく,塗工時の適性を保持するのが困難となり,これ未
満の分子量では,ピンホールの抑制,経時での安定性を
保つことが低下する。
【0014】また,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂
は,ジアリルフタレート樹脂に対して,20〜70重量%の
範囲で用いる。20重量%未満の量では,ピンホールの抑
制,経時での安定性を十分得られない。また,70重量%
を越えると,画像露光時の露光感度の低下が大きくなる
と同時に,紙への転写性が低下する。なお,塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合樹脂の数パーセントのエポキシ樹脂
の添加は,樹脂の安定性の上から有効であり,好まし
い。
【0015】光重合性化合物としては,エチレン性不飽
和二重結合を有するモノマー,プレポリマー等を用いる
ことができるが,上記樹脂を常温で可塑化できるものが
好ましい。代表的な化合物としては,2-ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート,エチレングリコールジアクリ
レート,ジエチレングリコールジアクリレート,1,6-ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート,トリメチロー
ルプロパントリアクリレート,ペンタエリスリトールト
リアクリレート,ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート等が挙げられ,これらの光重合性化合物を一種,
または必要に応じて二種以上用いてもよい。
【0016】光重合開始剤としては,主に可視光部にお
ける吸収が少ないもの,光重合性化合物との相溶性がよ
いものが好ましく,例えば,ベンゾフェノン,ベンゾイ
ンエチルエーテル,ベンジルジメチルケタール,アゾビ
スイソブチロニトリル,2-クロロチオザンゾン,2-メチ
ルチオザンゾン,2-エチルチオザンゾン,2-イソプロピ
ルチオザンゾン,4'- イソプロピル -2-ヒドロキシ -2-
メチルプロピオフェノン等が挙げられる。また,光重合
開始効率を高めるために,光増感剤を組み合わせて使用
してもよい。光増感剤としては,芳香族−脂肪酸三級ア
ミン等を用いることができ,例えば 4,4'-ビスジエチル
アミノベンゾフェノンが挙げられる。光増感剤は、もの
によっては、黄変することもあるので,促進効率と黄変
性,開始剤との相溶性,更には利用する活性光線のエネ
ルギー,波長域を勘案して選択される。
【0017】さらに,光重合のためのラジカルを抑制す
るために,熱重合禁止剤を用いてもよい。熱重合禁止剤
を用いる場合に重要なことは,添加量および相溶性であ
り,光重合のためのラジカル発生を妨害しない程度の量
で,しかも熱的にはラジカルを抑制しなければならな
い。一般には,ハイドロキノン,p-メトキシフェノー
ル,t-ブチルカテコール,ピロガロール等の芳香族誘導
体が用いられるが,芳香族以外の化合物を併用しても差
し支えない。
【0018】感光性層に適用される着色剤としては,有
機顔料,染料,カーボンブラック等の従来より使用され
ている染料及び顔料が使用できる。必要な色相を得るた
めに数種の染顔料を混合することもできる。感光性層中
に添加される顔料もしくは染料は,全固形分の 5〜50重
量%が適当であり,更には 9〜20重量%が好ましい。ま
た,感光性層に体質顔料等を加え,予め転写画像の光沢
を下げるような処理を行ってもよい。
【0019】また,保護フィルムと感光性層との剥離を
行う際の転着を防止するために,シリコン系の添加剤を
用いることが好ましい。シリコン系の添加剤としては,
両末端エポキシ変性のシリコン,両末端アルコール変性
のシリコン,メタクリロイル基含有シリコンおよびアク
リル系オリゴマーの混合物等のシリコン化合物が挙げら
れ,固形分として着色剤の0.01〜5 重量%用いる。上記
シリコン化合物の含有量が着色剤の0.01重量%より少な
いと, 転着を十分防ぐことができない。また,5重量%
を越えると, 保護フィルムとの適度な密着力が得られ
ず,画像の転写後に光沢が高くなりすぎる恐れもある。
【0020】メタクリロイル基含有シリコンおよびアク
リル系オリゴマーの混合物は,メタクリロイル基を2個
以上有するシリコン1重量部に対し,メタクリロイル基
を1個有するシリコンおよびアクリル系オリゴマーをそ
れぞれ 0.1〜10重量部の範囲で含有していることが好ま
しい。アクリル系オリゴマーとしては,分子量が 500〜
2000のペンタエリスリトールトリアクリレートオリゴマ
ー,エチレングリコールジアクリレートオリゴマー,ジ
エチレングリコールジアクリレートオリゴマー,トリメ
チロールプロパントリアクリレートオリゴマー等の1種
または2種以上が用いられる。上記混合物は,光重合性
化合物との相溶性がよく,感光性層の塗工面を均一に形
成する。また,上記混合物は,感光性層の表面張力を低
下させる働きがあるが,光により硬化した場合は熱によ
っても感光性層表面に移行しない特徴を有している。
【0021】保護フィルムは,単一あるいは複数層から
なっていても差し支えないが,感光性層に接触する面
は,フィッシュアイが少なく,かつ感光性層との剥離性
が良く,さらに不必要な可塑剤が析出してこないものが
好ましい。また,保護フィルムには,ガスバリア性を有
する層を設けてもよい。ガスバリア性を有する層は,感
光性層に直に接触してもしていなくとも構わない。ガス
バリア性を有する層に用いられる化合物としては,例え
ばポリビニルアルコール(PVA) やエチレンビニルアルコ
ール(EvOH)等の高分子化合物が挙げられる。さらに,保
護フィルムには,画像形成材料の剛性の確保を目的とし
て,感光性層と直に接触しない面に別の剛性の強い材料
を裏打ちしても構わない。この時に裏打ちする材料とし
ては,特に制限するものではないがポリエステルフィル
ムが使用できる。
【0022】保護フィルムとしては,ポリエチレンテレ
フタレート,二軸延伸ポリプロピレン,高密度ポリエチ
レン等の剛性のあるシートあるいはフィルム,これらの
1種ないし2種以上を接着剤で貼り合わせたもの,ある
いは極力薄い高密度ポリエチレン,中密度ポリエチレ
ン,ポリスチレン,ポリプロピレン,セルロースアセテ
ート,二軸延伸ポリプロピレン等にガスバリア性,剛性
のあるシート,例えばポリエチレンテレフタレート等を
接着剤で貼り合わせたもの等が挙げられる。
【0023】画像を形成するには,上記画像形成材料
に,明室プリンター等で各色に応じたポジマスクを用
い,支持体側から画像露光する。露光は,保護フィルム
側からも行うことができるが,解像度および画像の反転
があり好ましくない。画像露光した画像形成材料は,転
写機の画像形成材料を巻き付けるロール(以下,ブラン
ケットロールと省略する)に取りつけた後,保護フィル
ムを剥離する。一方,転写機の紙等の受容体を巻き付け
たロール(以下,転写ロールと省略する)は,90〜130
℃に加温する。上記2つのロールを 4〜18Kgf に加圧,
回転させ,10〜100cm/分の速さにて画像を転写させる。
転写した画像には,紫外線を露光し,紙等の受容体に固
着させる。
【0024】上記方法により,ロールニップ間での進行
方向の転写状態と進行方向と直角の転写状態とが微妙に
異なるため,角度によって光沢の異なる画像が形成され
る。本発明により得られた画像は,さらに別の色の画像
形成材料を用いて得られた画像と組合せ,多色の画像を
形成することもできる。本発明により得られた画像は,
方向により光沢に差があるので,見る角度により印象の
異なる印刷物の作製,偽造防止のための特殊印刷等の用
途がある。
【0025】
【実施例】以下,本発明を実施例により更に詳述する
が,本発明はこれによって限定されるものではない。例
中,部とは重量部を表す。
【0026】〔実施例1〕下記の組成の分散液をサンド
ミルにて2時間分散させた後,1ミクロンのフィルター
にて濾過して感光性層用塗工液を調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 6.00部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VYHH) 5.40部 カヤラッド DPHA(日本化薬社製) 7.10部 カヤラッド TPGDA(日本化薬社製) 0.90部 イルガキュア907(日本チバ・ガイギー社製) 1.20部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.60部 イルガキュア369(日本チバ・ガイギー社製) 0.20部 ソルスパーズ24000(アイ・シー・アイ・ジャパン社製) 0.10部 メタクリロイル基含有シリコンとアクリル系オリゴマーの混合溶液 0.20部 (メタクリロイル基を2個有するシリコン/メタクリロイル基を1個 有するシリコン/ペンタエリスリトールトリアクリレートオリゴマー (分子量800)=1部/1部/2部の混合物のトルエン・キシレン溶液,NV10%) MA−7(三菱化成社製) 2.50部 R−51(ヘキストジャパン社製) 0.80部 P−メトキシフェノール(東京化成工業社製) 0.18部 メチルエチルケトン 75.00部
【0027】12μの透明支持体(東レ社製 Q-21)上に,
上記塗工液を塗布・乾燥して2μの感光性層を形成し,
更に保護フィルム(100μ OPPフィルム)を感光性層と接
触するようにラミネーターで貼合わせ,画像形成材料
(墨シート)を得た。画像形成材料の透明支持体側と原
版ポジマスクの銀塩面とを密着し,UVプリンター(オ
ーク製作所社製 HMW-201KB)で50mj/cm2の活性光線を与
えた。次に,画像形成材料と原版ポジマスクとを剥し,
更に保護フィルムを剥離し,コート紙(三菱製紙社製
特菱アート)と画像形成材料とを密着させ,画像転写装
置(東洋インキ製造社製 インキプルーフ) を用いて圧
力11kg/cm2,通過速度35cm/min,ローラー表面温度90℃
の条件でローラー間のニップにより転写したところ,未
露光部の感光層(厚さ 2.0μ)が転写し,通常の印刷物
と質感の変わらない転写物を得ることができた。転写物
の縦方向の60度光沢値は54%,横方向の60度光沢値は34
%であった。また,画像形成材料を25℃の恒温器中で1
月間保存し,同様の露光条件で画像露光を行ない転写し
たところ,保護フィルムを剥離するときブロッキングを
全く起こさず,1月前と変わらない転写物を得ることが
できた。
【0028】〔実施例2〕下記の組成のシアン色感光性
層用塗工液を実施例1と同様にして調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 7.07部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VYHH) 5.34部 エピコート828(油化シェルエポキシ社製) 0.02部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギー社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.57部 イルカギュア369(チバガイギー社製) 0.04部 リオノールブルーFG7330(東洋インキ製造社製) 3.12部 メタクリロイル基含有シリコンとアクリル系オリゴマーの混合溶液 0.22部 (メタクリロイル基を2個有するシリコン/メタクリロイル基を1個 有するシリコン/ペンタエリスリトールトリアクリレートオリゴマー (分子量1000)= 1部/2部/1部の混合物のトルエン・キシレン溶液,NV10%) メチルエチルケトン 75.00部
【0029】下記の組成のイエロー色感光性層用塗工液
を実施例1と同様にして調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 8.62部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VYLF) 2.88部 エピコート828(油化シェルエポキシ社製) 0.02部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギー社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.54部 イルカギュア369(チバガイギー社製) 0.04部 リオノールエローFG1310(東洋インキ製造社製) 3.12部 メタクリロイル基含有シリコンとアクリル系オリゴマーの混合溶液 0.39部 (メタクリロイル基を2個有するシリコン/メタクリロイル基を1個 有するシリコン/ペンタエリスリトールトリアクリレートオリゴマー (分子量800)=2部/1部/2部の混合物のトルエン・キシレン溶液,NV10%) メチルエチルケトン 75.00部
【0030】下記の組成のマゼンタ色感光性層用塗工液
を実施例1と同様にして調整した。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 6.67部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VYHD) 4.83部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギー社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.57部 イルカギュア369(チバガイギー社製) 0.04部 リオノールレッドカーミン6BFG4200(東洋インキ製造社製) 3.10部 メタクリロイル基含有シリコンとアクリル系オリゴマーの混合溶液 0.24部 (メタクリロイル基を2個有するシリコン/メタクリロイル基を1個 有するシリコン/ペンタエリスリトールトリアクリレートオリゴマー (分子量1200)=2部/1部/2部の混合物のトルエン・キシレン溶液,NV10%) メチルエチルケトン 75.00部
【0031】12μmの支持体(ポリエチレンテレフタレ
ートシート)上に,感光性層用塗工液を乾燥塗膜が 1.8
μmとなるよう塗布し,乾燥により溶剤成分を揮発させ
た。次いで, 8μmポリプロピレンと 100μmポリエチ
レンテレフタレート(東レ社製 T-60)を厚さ5μmの接
着剤(東洋モートン社製 アドコート329A/329B=1/1)で
積層してなる保護フィルムをラミネートし,画像形成材
料(シアンシート,イエローシートおよびマゼンタシー
ト)を得た。
【0032】実施例1で得られた墨シートの転写物に後
露光を行い,その上に,実施例1と同様にしてエローシ
ート,マゼンタシート,シアンシートを順次転写,後露
光を繰り返し画像を形成した。各色のシートにおいて,
保護フィルムの剥離を行っても,感光性層の保護フィル
ムへのブロッキングは認められなかった。また,各色の
重ね転写を行っても,はじきは見られず,良好な画像を
得ることができた。さらに,保護フィルムをラミネート
直後の剥離性が, 3月後も保持されていた。転写物の縦
方向の60度光沢値は平均61%,横方向は平均40%であっ
た。
【0033】〔実施例3〕墨色感光性層用塗工液の組成
を下記のものに変えた以外は,実施例1と同様にして画
像形成材料(墨シート)を得た。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 7.80部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VYLF)3.70部 エピコート828(油化シェルエポキシ社製) 0.02部 カヤラッド DPHA(日本化薬社製) 7.10部 カヤラッド TPGDA(日本化薬社製) 0.90部 イルガキュア907(日本チバ・ガイギー社製) 1.20部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.60部 イルガキュア369(日本チバ・ガイギー社製) 0.20部 MA−7(三菱化成社製) 2.50部 ピグメントブルー57 0.30部 X−22−169AS(信越化学社製) 0.20部 P−メトキシフェノール(東京化成工業社製) 0.20部 メチルエチルケトン 5.00部
【0034】得られた画像形成材料を用い,ローラー表
面温度を 110℃に変えた以外は,実施例1と同様にして
コート紙(三菱製紙社製 パールコート)に転写したと
ころ,未露光部の感光層(厚さ 2.0μ)が転写し,通常
の印刷物と質感の変わらない転写物を得ることができ
た。転写物の縦方向の60度光沢値は55%,横方向の60度
光沢値は30%であった。また,原版ポジマスクを90°回
転させて密着させた以外は,上記と同様にして転写物を
作成したところ,縦方向と横方向の光沢値が逆転してい
た。得られた2種の転写物は, 目視では区別がつかなか
ったが,光沢計により識別できた。
【0035】さらに,画像形成材料を25℃の恒温器中で
1月間保存し,同様の露光条件で画像露光を行ない転写
したところ,保護フィルムを剥離するときブロッキング
を全く起こさず,1月前と変わらない転写物を得ること
ができた。また,画像形成材料を30℃の恒温器中で1月
間保存し,塗工面のピンホールおよび感光性層のよりを
塗工直後と比較したが, ピンホールの増加もなく感光性
層のよりもなかった。転写した画像も1月前と変わらな
かった。
【0036】〔実施例4〕感光性層用塗工液の組成を下
記のものに変え,乾燥塗膜が 2.3μmとなるように塗布
した以外は,実施例2と同様にして画像形成材料(墨シ
ート)を得た。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 6.01部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VYHH)5.10部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギー社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.57部 イルカギュア369(チバガイギー社製) 0.04部 ソルスパーズ24000GR アイシーアイ社製) 0.07部 MA−7(三菱化成社製) 2.50部 ピグメントブルー57 0.30部 X−22−169B(信越化学社製) 0.22部 エロジル300 (日本エアロジル社製) 2.10部 メチルエチルケトン 75.00部 得られた画像形成材料を用い,実施例3と同様にして転
写を行ったところ,転写物の縦方向の60度光沢値は60
%,横方向の60度光沢値は35%であった。
【0037】〔実施例5〕感光性層用塗工液の組成を下
記のものに変えた以外は,実施例4と同様にして画像形
成材料(墨シート)を得た。 ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー社製) 6.81部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VYLF)5.10部 カヤラッドDPHA(日本化薬社製) 7.49部 カヤラッドTPGDA(日本化薬社製) 0.78部 イルカギュア907(チバガイギー社製) 1.19部 カヤキュアDETX−S(日本化薬社製) 0.54部 イルカギュア369(チバガイギー社製) 0.04部 ソルスパーズ244GR (アイシーアイ社製) 0.04部 MA−7(三菱化成社製) 2.50部 ピグメントブルー57 0.30部 KF−105(信越化学社製) 0.25部 エロジル300(日本エアロジル社製) 2.10部 メチルエチルケトン 75.00部
【0038】得られた画像形成材料を用い,実施例3と
同様にして転写を行ったところ,転写物の縦方向の60度
光沢値は40%,横方向の60度光沢値は16%であった。ま
た,画像形成材料を40℃の恒温器中で1月間保存し,塗
工面のピンホールおよび感光性層のよりを塗工直後と比
較したが, ピンホールの増加もなく感光性層のよりもな
かった。転写した画像も1月前と変わらなかったさら
に,保護フィルムの剥離を行っても感光性層の保護フィ
ルムへのブロッキングは認められず,ラミネート直後の
剥離性が3月後も十分保持されていた。
【0039】
【発明の効果】本発明の画像形成方法では,非相溶性の
樹脂を含有する感光性層を設けた画像形成材料を用いて
いるため,画像転写装置による転写方向の微妙な差を反
映し,縦方向と横方向とで光沢の異なる画像が形成でき
る。また,感光性層の非相溶性の樹脂の組合せのはたら
きにより,塗工面が安定して形成される。また,塗工面
を形成する際ピンホールが発生しにくくなる。さらに
は,該画像形成材料は保存したときの経時変化がおこり
にくく,ピンホールの増加,感光性層のより等の現象が
少なくなる。したがって,通常の印刷物と質感が変わら
ず高品質な画像でありながら,見る角度により微妙な光
沢の差のある特異な画像を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/11 501

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に着色剤,相溶しない2種以上の
    樹脂および光重合性化合物を含有する感光性層を形成
    し,更に感光性層の上に保護フィルムを有してなる画像
    形成材料に,画像露光し,感光性層における露光部およ
    び未露光部の転写における粘着性の差により,紙等の画
    像受容体に画像を転写する画像形成方法。
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