JPH0632470Y2 - 自動車のリヤデフレクタ−構造 - Google Patents

自動車のリヤデフレクタ−構造

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JPH0632470Y2
JPH0632470Y2 JP1987066263U JP6626387U JPH0632470Y2 JP H0632470 Y2 JPH0632470 Y2 JP H0632470Y2 JP 1987066263 U JP1987066263 U JP 1987066263U JP 6626387 U JP6626387 U JP 6626387U JP H0632470 Y2 JPH0632470 Y2 JP H0632470Y2
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corner portion
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rear corner
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次郎 末葭
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のリヤデフレクター構造、さらに詳述す
るとバスやワゴン車などのように後部コーナ部分の形状
が略角形をした車体の後部に取り付けられて、この車体
の後部における空気の流れを整流する自動車のリヤデフ
レクター構造に関する。
(従来の技術) 最近の自動車で用途車種によっては、車内空間を増す目
的などで箱形形状をしたものが多くなってきている。こ
の種の自動車では車体の上面および側面と後面との境界
部になる後部コーナ部分の曲率が小さくなる傾向にあ
る。この曲率の減少は車体表面上に沿って流れる空気流
の剥離を早め、かつ乱気流を拡大させ燃費並びに操縦安
定性を阻害する。
この問題を解決するために、従来における自動車では第
4図に示すように、車体1の後部コーナ部分6に空気の
流れを整流する目的でリヤデフレクター2を取り付けた
ものがある。このリヤデフレクター2は、車体1の上面
3と後面4との境界部になる上後部コーナ部分6に空気
流路5を形成して取り付けられている。またリヤデフレ
クター2の外面形状は、全体として車体1の上後部コー
ナ部分6に沿った形状をなしている。そして走行時に車
体1の上面に沿って流れる空気を、リヤデフレクター2
の内側における空気流路5と、このリヤデフレクター2
の外側とに流し、車体1の上後部コーナ部分6における
空気の整流を行うようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述した従来のリヤデフレクター2は、車
体1の上後部コーナ部分6に沿った形状をしているため
十分な空気整流が行われず第4図中符号Cで示すよう
に、後面4の近傍に乱流を発生させて走行時の抵抗にな
る問題がある。また、この乱流は第4図中符号Dで示す
ように、走行時に下側から巻き上げられる塵や泥水を巻
き込んでリヤウインドガラス7に付着させ、後方視界の
妨げとなる問題などがあった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、車体
の後部コーナ部分が略角形に形成された自動車に適用す
ると、この自動車の後部における空気の整流を向上させ
ることができる自動車のリヤデフレクター構造を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の自動車におけるリヤ
デフレクター構造は、車体の後部における上後部コーナ
部分との間に空気流路を形成して配置され、その上面後
端に連続して形成された上鍔片を有する上壁部と、上壁
部の両端から車体側面と略面一状になるように延出され
車体の後部における横後部コーナ部分を覆って配置さ
れ、その後端に形成された側鍔片を有する一対の側壁部
とを有し、上壁部の、上鍔片を含む外面形状が、上後部
コーナ部分の曲率よりも大きな曲率になるように車体の
下側後方へ流れる流線型をなしているとともに両側壁部
の、側鍔片を含む外面形状が横後部コーナ部分の曲率よ
りも大きな曲率になるように車体の内側後方へ流れる流
線型をなし、空気流路から上鍔片に至るリヤデフレクタ
ーの縦断面を末広がりに形状に形成された構成としたも
のである。
(作用) 本考案によれば、車体上面を流れる空気は車体の下側後
方へ流れる流線形の上壁部に導かれて車体後面と離間す
る方向へスムースに流れる。また車体側面を流れる空気
も内側後方へ流れる流線形の側壁部に導かれて車体後面
と離間する方向へスムースに流れる。したがって車体の
後面近傍に発生する乱気流が減り、車体後部の空気抵抗
が低下すると同時に車体の下側から巻き上げられる塵や
泥水などの車体後面に巻き込まれる量も減少する。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本考案の一実施例に係る自動車におけるリヤデ
フレクター構造の外観斜視図で、第2図は第1図のA−
A線に沿う同上構造の断面図、第3図は第1図のB−B
線に沿う同上構造の断面図である。
第1図乃至第3図において、リヤデフレクター10を後
部上方に取り付けた車体11は、二点鎖線で示し、この
車体11はバスの車体を一例としているものである。そ
して車体11は車体上面12と車体後面13との境界部
になる上後部コーナ部分14と、車体側面15と車体後
面13との境界部になる横後部コーナ部分16とが各々
略角形に形成され、全体として箱形形状をしている。
一方、リヤデフレクター10は上壁部17と、この上壁
部17の両端から下方へ折り曲げられた一対の側壁部1
8とを一体に有する形状に合成樹脂材で成形されてい
る。そしてリヤデフレクター10はガーニッシュ(不図
示)などと一体化されて車体11に側壁部18を密着し
た状態で取り付けられ、車体11と一体感が持たされて
いる。また側壁部18の取り付けで、上壁部17も車体
11との間に空気流路19を形成する隙間を設けた状態
で配置される。この上壁部17は車体上面12に沿う部
分20が比較的肉薄に形成され、さらに部分20から連
続し上後部コーナ部分14を覆って後方へ伸びる部分2
1が後方へ向かうに従い序々に肉厚に形成されている。
また部分21の端末には、さらに後方下側へ延びる肉薄
状の上鍔片22が一体に形成されており、この部分21
と上鍔片22で形成された外面形状は上後部コーナ部分
14よりも十分大きな曲率で形成されている。そして部
分20,21および上鍔片22でつながった上壁部17
における全体の外面形状は車体11の下側後方へ尾を引
く状態で流れる流線形をなしている。また部分21の後
部端末には、上鍔片22の下側に点在した状態で車体1
1の幅方向に沿って取り付けられる複数のマーカーラン
プ23を配設するためのランプ取付凹部24が設けられ
ている。
一方、リヤデフレクター10の側壁部18には下側から
切り込まれた切欠部25が設けられており、車体11の
後部にリヤデフレクター10を取り付ける場合に、この
切欠部25に車体側面15の突出部分26を受け入れ車
体11に対するリヤデフレクター10の前後方向の位置
決めがなされるようになっている。またリヤデフレクタ
ー10が車体11に取り付けられた状態では、側壁部1
8の外面と突出部分26の面とがほゞ面一状になるよう
に構成されている。さらに側壁部18は横後部コーナ部
分16を覆って後方へ延びる側鍔片30の外面形状が横
後部コーナ部分16の曲率よりも十分大きな曲率で形成
されており、この側壁部18における全体の外面形状は
車体11の内側後方へ尾を引く状態で流れる流線形にな
っている。
以上のように構成したリヤデフレクター10を自動車に
取り付けて使用すると、走行時に車体上面12に沿って
流れる空気は第2図中に矢印で流路を示すように、車体
11の後部において車体11と上壁部17との間の空気
流路19内および上壁部17の上面を通って流れる。す
なわち空気流路19内を流れる空気はリヤウインドガラ
ス28上を払拭きする状態で流れ、また上壁部17の上
面に沿って流れる空気は、上壁部17の外面における流
線形状により整流されて車体11の下側後方へ流れる。
一方、車体側面15に沿って流れる空気は第3図中矢印
で流路を示すように、車体11の後部において側壁部1
8の外面における流線形状により整流されて車体11の
内側後方へ流れる。したがって上壁部17の外面と側壁
部18の外面を流れるそれぞれの空気は共に車体11の
後方へ整流されて導かれ、同時に第2図乃至第3図中の
符号Eで示すキャビテーション領域の表面流を後方へ導
くので車体後面13の近傍における乱流が少なくなる。
また下側から巻き上げられる塵や泥水なども、この後方
へ流れる空気に導かれて後方へ同時に押し出されるので
車体後面13に巻き込まれることがなくなる。この結果
空気抵抗が減少し、燃費の向上並びに安定した操縦性が
得られる。またリヤウインドガラス28の汚れも少なく
なり、後方視界を向上させることができる。さらにリヤ
デフレクター10の後部にマーカーランプ23を一体収
納させることにより外観の向上を図ることができる。
なお、実験結果によると車体11の後部における空気抵
抗は、第4図に示した従来のリヤデフレクターを取り付
けた場合の抵抗係数が(0.58)であるのに対して、本考
案に係るリヤデフレクター構造を適用した場合の抵抗係
数は(約0.52)になり10パーセント程度減少した。
また上記実施例ではバスの車体11に適用したリヤデフ
レクター構造を一例として説明をしたが、バスに限るこ
となく例えばワゴン車など後部コーナ部分の形状が略角
形をしている車体に取り付けても同様な効果が得られる
ものである。
(考案の効果) 以上説明したとおり、本考案に係る自動車のリヤデフレ
クター構造によれば、車体の後部における空気が車体後
方へ整流されてスムースに流れ、車体後部に発生する乱
流が少なくなるので空気抵抗が減少する。したがって燃
費が向上し、また操縦性も向上する。さらに車体後面へ
の空気の巻き込みも減少しリヤウインドガラスに付着す
る塵や泥水などによる汚れも少なくなるので、後方視界
が常に確保されて安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車におけるリヤデ
フレクター構造の外観斜視図、第2図は第1図のA−A
線に沿う同上構造の断面図、第3図は第1図のB−B線
に沿う同上構造の断面図、第4図は従来の自動車におけ
るリヤデフレクター構造の一例を断面して示した要部概
略構成図である。 2,10……リヤデフレクター、1,11……車体、
3,12……車体上面、4,13……車体後面、6,1
4……車体の上後部コーナ部分、15……車体側面、1
6……車体の横後部コーナ部分、17……上壁部、18
……側壁部、5,19……空気流路、22……上鍔片、
30……側鍔片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面と後面との境界部になる上後部コーナ
    部分と側面と前記後面との境界部になる横後部コーナ部
    分とが略角形をしている車体の後部に、前記上後部コー
    ナ部分との間に空気流路を形成して取り付けられる自動
    車のリヤデフレクター構造であって、前記空気流路を形
    成し前記上後部コーナ部分を覆って配置され、その上面
    後端に連続して形成された上鍔片を有する上壁部と、前
    記上壁部の両端から前記側面と略面一状になるように延
    出され前記横後部コーナ部分を覆って配置され、その後
    端に形成された側鍔片を有する一対の側壁部とを有し、
    前記上壁部の、前記上鍔片を含む外面形状が、前記上後
    部コーナ部分の曲率よりも大きな曲率になるように前記
    車体の下側後方へ流れる流線型をなしているとともに前
    記両側壁部の、前記側鍔片を含む外面形状が前記横後部
    コーナ部分の曲率よりも大きな曲率になるように前記車
    体の内側後方へ流れる流線型をなし、前記空気流路から
    前記上鍔片に至る前記リヤデフレクターの縦断面を末広
    がり形状に形成されたことを特徴とする自動車のリヤデ
    フレクター構造。
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JPWO2024202822A1 (ja) * 2023-03-29 2024-10-03

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