JPH06324811A - 内燃機関用a/d変換制御装置 - Google Patents

内燃機関用a/d変換制御装置

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JPH06324811A
JPH06324811A JP5279480A JP27948093A JPH06324811A JP H06324811 A JPH06324811 A JP H06324811A JP 5279480 A JP5279480 A JP 5279480A JP 27948093 A JP27948093 A JP 27948093A JP H06324811 A JPH06324811 A JP H06324811A
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の入力チャンネルを有するA/D変換器
の制御にて、制御回路に対する処理負荷を低減する。 【構成】 図2は、一実施例としてのA/D変換制御装
置10を示す構成ブロック図である。A/D変換制御装
置10は、各種アクチュエータの制御を行う制御回路1
2と複数の入力チャンネルを有するA/D変換器14と
を備えている。制御回路12とA/D変換器14とは別
のICパッケージで構成されており、ハンドシェイク方
式の通信を行う。A/D変換器14の制御は、時間同期
レジスタ32から順次送られるチャンネル起動信号に基
づいて行われるので、ソフトウエアのスケジュール制御
のような複雑な制御は必要とならない。また非同期レジ
スタ30に格納されるチャンネル起動信号は所定の非同
期のタイミングで発生する信号に基づいて送られるの
で、異なるタイミングで制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の入力チャンネル
を有するA/D変換器の制御を行う内燃機関用A/D変
換制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関の制御では、制御対
象の種々の状態を検出するための各種センサからのアナ
ログ信号を入力してディジタル信号に変換するアナログ
/ディジタル変換器(A/D変換器)を備えている。こ
のようなA/D変換において、制御装置のソフトウェア
の処理負荷を軽減させるために、ハードウェアにより複
数のアナログ信号を所定周期で順次A/D変換して所定
の記憶領域にA/D変換データを記憶するA/D変換制
御装置が提案されている(特開平2−153248号
等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内燃機
関の制御においては前述の従来装置のように所定周期で
A/D変換するだけでなく、エンジン回転数等の外部信
号に同期してA/D変換する必要がある。従って、前述
のようなA/D変換制御装置では所定周期でしかA/D
変換することができないため、内燃機関を精度よく制御
することができないという問題点があった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、制御装置のソフトウェアの処理負
荷を軽減すると共に所定周期と外部信号のそれぞれに同
期したA/D変換を実現可能な内燃機関用A/D変換制
御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の発明(以下第1発明とする)
は、図1(a)の基本構成図に例示する通り、複数の入
力チャンネルを有するA/D変換手段と、上記A/D変
換手段の入力チャンネルの内、指定する入力チャンネル
を起動する起動信号を複数個格納しており、該起動信号
を順次送り出す第1記憶手段と、上記A/D変換手段の
入力チャンネルの内、指定する入力チャンネルを起動す
る起動信号を格納しており、該起動信号を外部からの信
号に基づき送り出す第2記憶手段とを備え、上記A/D
変換手段は、上記第1記憶手段または第2記憶手段から
送られる起動信号に基づいて該当する入力チャンネルを
起動することを特徴とする内燃機関用A/D変換制御装
置である。
【0006】請求項2記載の発明(第2発明とする)
は、図1(b)の基本構成図に例示する通り、複数の入
力チャンネルを有するA/D変換手段と、上記A/D変
換手段とハンドシェイク方式のデータ通信を行う制御手
段とを備え、上記A/D変換手段は、該A/D変換手段
の各チャンネルに対する起動信号の受け取りと該A/D
変換手段による変換後データの送り出しとを、該A/D
変換手段外部からのタイミングで行なうことを特徴とす
る内燃機関用A/D変換制御装置である。
【0007】
【作用】上記構成を有する第1発明の内燃機関用A/D
変換制御装置によれば、第1記憶手段は、A/D変換手
段の入力チャンネルの内、指定する入力チャンネルを起
動する起動信号を複数個格納しており、その起動信号を
順次送り出す。第2記憶手段は同様に、指定する入力チ
ャンネルを起動する起動信号を格納しており、その起動
信号を外部からの信号に基づき送り出す。A/D変換手
段は、これら第1記憶手段または第2記憶手段から送ら
れる起動信号に基づいて該当する入力チャンネルを起動
する。
【0008】A/D変換手段の制御は、第1記憶手段か
ら順次送られる起動信号に基づいて行われると共に、第
2記憶手段に格納される起動信号が外部からの信号に基
づいて送られるので、第1記憶手段とは別のタイミング
で制御を行うことができる。内燃機関の制御では例え
ば、所定の時間同期およびエンジン回転同期等、異なる
タイミングでA/D変換手段の制御を行うことが要求さ
れる。そういった場合でも例えば、第1記憶手段に格納
される複数の起動信号を、所定の時間同期あるいはA/
D変換終了タイミング等で順次送り出す構成とし、第2
記憶手段の起動信号をエンジン回転同期等で送り出す構
成とすることができる。
【0009】一方、第2発明の内燃機関用A/D変換制
御装置によれば、複数の入力チャンネルを有するA/D
変換手段と制御手段とがハンドシェイク方式で通信を行
う。その際、A/D変換手段は、そのA/D変換手段の
各チャンネルに対する起動信号の受け取りとそのA/D
変換手段による変換後データの送り出しとを、そのA/
D変換手段外部からのタイミングで行なう。
【0010】A/D変換手段にて入力するアナログ信号
をA/D変換するために要する変換時間tはほぼ一定で
ある。すなわちA/D変換手段の各入力チャンネルに対
する起動信号が入力されて変換時間tが経過した後は、
A/D変換の終了を通知されるまでもなく、該当するア
ナログ信号のA/D変換は終了しているものとみなすこ
とができる。そのため起動信号を送ってから変換時間t
が経過すれば、A/D変換手段外部からのタイミングで
変換後データを送り出すことができる。
【0011】また制御手段とA/D変換手段とはハンド
シェイク方式で通信を行っており、例えば図9(b)に
示す通り制御手段は、制御手段側で決定した周期f(周
期f>変換時間t)で、各入力チャンネルに対する起動
信号の送り出しと変換後のディジタルデータの受け取り
とを行うことができる。制御手段は個々のA/D変換終
了するタイミングで頻繁な割込みを受けることがなくな
る。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。図2は、本発明の一実施例としてのA/D変換
制御装置10を示す構成ブロック図である。A/D変換
制御装置10は、各種アクチュエータの制御を行う制御
回路12と、複数の入力チャンネルを有するA/D変換
器14とを備えている。制御回路12とA/D変換器1
4とは別のICパッケージで構成されており、ハンドシ
ェイク方式の通信を行う。
【0013】制御回路12は、燃料噴射制御、点火時期
制御、アイドル回転速度制御、トランスミッション制御
等を行うマイクロコンピュータである。制御回路12
は、各種センサ等から送られるディジタルデータ、A/
D変換器14によりA/D変換されたディジタルデー
タ、あるいは外部の装置から送られる制御信号に基づき
所定の演算を行なう。制御回路12がセンサ類から入力
するディジタルデータとしては、クランク位置、エンジ
ン回転速度、点火モニタ、酸素センサ、車速、アイドル
信号、エアコン信号、スタータ信号等がある。
【0014】制御回路12は、内部にCPU20、RA
M(ランダムアクセスメモリ)22、ROM(リードオ
ンリメモリ)24、タイマ26、非同期レジスタ30、
時間同期レジスタ32、データ取込レジスタ34、AD
スケジュール制御回路36、シフトクロック38、シフ
トレジスタ40等を備えている。
【0015】CPU20はROM24に格納される制御
プログラムに基づき各種処理を実行し、演算結果をRA
M22等に格納したり外部に送信したりする中央処理装
置である。タイマ26は制御回路12全体を制御する同
期クロックパルスを送るタイマである。
【0016】非同期レジスタ30は、A/D変換器14
の複数の入力チャンネルの内、指定する入力チャンネル
を起動する起動信号を格納するレジスタである。非同期
レジスタ30は、クランク位置センサ入力等に同期した
非同期タイミングの信号に基づいてCPU20により起
動され、A/D変換の起動信号が読み出される。
【0017】時間同期レジスタ32は、A/D変換器1
4の複数の入力チャンネルの内、指定する入力チャンネ
ルを起動する起動信号を複数個格納するレジスタであ
る。格納される起動信号はタイマ26の同期タイミング
により順次送り出される。データ取込レジスタ34はA
/D変換器14によりA/D変換された変換後データを
格納するレジスタである。データ取込レジスタ34は、
非同期レジスタ30に格納される起動信号と時間同期レ
ジスタ32に格納される起動信号とにそれぞれ対応した
格納番地を備えている。
【0018】ADスケジュール制御回路36は、非同期
レジスタ30または時間同期レジスタ32から送られる
起動信号を選択制御して、シフトクロック38に起動信
号を送る論理回路である。またADスケジュール制御回
路36は、A/D変換器14によりA/D変換された変
換後データを受け取り、データ取込レジスタ34に書き
込む制御も同時に行っている。
【0019】シフトクロック38はADスケジュール制
御回路36が決定するタイミングでデータ長ビット分の
パルスを発生するシフトクロックである。シフトクロッ
ク38が発生するパルスにより、A/D変換器14の各
チャンネルに対する起動信号の送り出しと上記A/D変
換器14による変換後データの受け取りとのタイミング
が決定される。実施例では16ビットのデータを送受信
するので、シフトクロック38は16ビット分のパルス
を発生する。ADスケジュール制御回路36により決定
されるタイミングは、時間に同期したタイミング、クラ
ンク位置センサ信号等の外部入力に基づく非同期信号等
が考えられる。
【0020】シフトレジスタ40は、A/D変換器14
の各チャンネルに対する起動信号の送り出しと上記A/
D変換器14による変換後データの受け取りとを行うた
めのシフトレジスタである。実施例では16ビットのシ
リアルデータを送受信する。A/D変換器14は、各種
センサから送られるアナログ信号をディジタル信号に変
換して、変換後のディジタルデータを制御回路12に送
る、複数の入力チャンネルを備えたA/D変換器であ
る。A/D変換器14が入力するアナログ信号として
は、燃焼圧、ノック信号、空気流量、バッテリ電圧、ノ
ック信号、水温、吸入空気温、スロットル開度等があ
る。
【0021】A/D変換器14は、アナログマルチプロ
セッサ50、ADCコア52、ADC制御回路54、シ
フトレジスタ56等を備えている。アナログマルチプロ
セッサ50は、CH0〜CH23の24個の入力チャン
ネルを切り換えて、A/D変換器14に入力されるアナ
ログ信号を選択する電気回路である。アナログマルチプ
ロセッサ50の入力チャンネルの選択制御は、ADC制
御回路54により実行される。選択された入力チャンネ
ルに入力されるアナログ信号は、ADCコア52に送ら
れる。
【0022】ADCコア52は、アナログ信号をディジ
タル信号に変換する電気回路である。ADCコア52の
A/D変換機能を共有に用いて、アナログマルチプロセ
ッサ50が入力する複数のアナログ信号を選択してA/
D変換処理する。ADC制御回路54は、アナログマル
チプロセッサ50、ADCコア52、シフトレジスタ5
6等、A/D変換器14の制御を行う論理回路である。
ADC制御回路54は、シフトレジスタ56からのチャ
ンネル起動信号をアナログマルチプロセッサ50に送り
指定されるチャンネルを起動するとともに、ADCコア
52によりA/D変換された変換後データを受け取りシ
フトレジスタ56に送る。
【0023】シフトレジスタ56は、制御回路12から
送られる各チャンネルの起動信号を受け取り、ADCコ
ア52によりA/D変換された変換後データを制御回路
12に送るシフトレジスタである。実施例では16ビッ
トのシリアルデータを送受信する。
【0024】以上の構成にて、A/D変換器14がA/
D変換手段に該当し、CPU20が制御手段に該当す
る。さらに、時間同期レジスタ32およびADスケジュ
ール制御回路36が第1記憶手段、非同期レジスタ30
およびADスケジュール制御回路36が第2記憶手段に
該当する。
【0025】以下この構成により実現するデータ通信の
方式について2つの実施例に基づき詳細に説明する。図
3は第1実施例として、制御回路12が行うデータ通信
の方式を示している。この方式では、図3(a−1)に
示す通り、時間同期レジスタ32に8バイト分のチャン
ネル起動信号SKCR0〜SKCR7が格納されてお
り、CPU20により所定のチャンネル数が与えられる
と、順次チャンネル起動信号SKCR0〜SKCR7が
読み出されてA/D変換器14に送られる。チャンネル
起動信号SKCRの送り出しは、与えられる時間同期レ
ジスタ32の番地に基づき、一個ずつ大きい番地から小
さい番地へと順次一個ずつ読み出し、最後にチャンネル
起動信号SKCR0を送り出して停止する。
【0026】また図3(a−2)に示す通り、非同期レ
ジスタ30に1バイト分のチャンネル起動信号ASCR
が格納されている。外部から割込みが入りチャンネル起
動信号SKCRの読み出しとは同期しないタイミング
で、このチャンネル起動信号ASCRが送られる。
【0027】図3(a−3)に示す通り、データ取込レ
ジスタ34は、9バイト分の変換後データSKBF0〜
SKBF7,ASBFが格納される。これらはチャンネ
ル起動信号SKCR0〜SKCR7,ASCRにそれぞ
れ対応しており例えば、チャンネル起動信号SKCR4
により起動したチャンネルが入力したアナログ信号をA
/D変換したデータは、変換後データSKBF4に該当
する。
【0028】図3(b)は、制御回路12の各レジスタ
30〜34が、どのようなタイミングで読み出しまたは
書き込みを行っているかを示している。また制御回路1
2とA/D変換器14とはハンドシェイク方式のデータ
通信を行っており、チャンネル起動信号SKCR0〜S
KCR7,ASCRの送り出しとA/D変換器14にる
変換後データSKBF0〜SKBF7,ASBFの受け
取りとが、制御回路12の発生するパルスのタイミング
で行われる。そのなかでもチャンネル起動信号SKCR
0〜SKCR7の送り出しと変換後データSKBF0〜
SKBF7の受け取りは、A/D変換時間tが「t<f
1 」を満足する一定周期f1 間隔で行われる。
【0029】例えば、チャンネル起動信号SKCR7か
ら順に読み出すように開始信号が与えられた場合、時間
同期レジスタ32に格納されるチャンネル起動信号SK
CR7を順に周期f1 でA/D変換器14に送る。これ
と同期してA/D変換器14からA/D変換後のデータ
を変換後データSKBF7として受け取りデータ取込レ
ジスタ34に格納する。すなわち例えば、チャンネル起
動信号SKCR6を送るパルスと同じタイミングのパル
スにより変換後データSKBF7を受け取る。チャンネ
ル起動信号SKCR0に対する変換後データSKBF0
を受け取ると処理を停止する。これら変換後データSK
BF0〜SKBF7は、一括してCPU20に割込みが
かけられ、符号誤り検出および各種演算処理等が行われ
る。
【0030】また本実施例の方式では、非同期の起動信
号を入力した時点でA/D変換器14が行っているA/
D変換は中断して、非同期の起動信号に基づいて該当す
るチャンネルのA/D変換を行う。例えば図に示す通
り、チャンネル起動信号SKCR4を送った後、次のチ
ャンネル起動信号SKCR3を送る前に、非同期による
A/D変換の要求があったとする。この場合、チャンネ
ル起動信号SKCR4に対応するA/D変換は一旦中断
され、非同期要求のタイミングで非同期レジスタ30に
格納されるチャンネル起動信号ASCRがA/D変換器
14に送られる。中断されているチャンネル起動信号S
KCR3は、N=4として他のカウンタに保持されてい
る。そして周期f1 経過後、変換後データASBFがデ
ータ取込レジスタ34に格納されると同時に、N=4が
カウンタから読み出されチャンネル起動信号SKCR4
が再びA/D変換器14に送られる。
【0031】図4は、図3(b)にて制御回路12のC
PU20が、チャンネル起動信号SKCR0〜SKCR
7の送り出しを開始する際に実行するフローチャートで
ある。まず最初にA/D変換器14のモードを設定し
(S401)、CH数(チャンネル起動信号SKCR0
〜SKCR7が格納される番地)をセットする(S40
3)。これらの設定がなされるとスキャンを開始(S4
05)して、チャンネル起動信号SKCR0〜SKCR
7をA/D変換器14に送る。
【0032】以上説明した通り、第1実施例のA/D変
換制御装置10によれば、A/D変換器14の制御は、
時間同期レジスタ32から順次送られるチャンネル起動
信号SKCR0〜SKCR7に基づいて行われるので、
ソフトウエアのスケジュール制御のような複雑な制御は
必要とならない。また非同期レジスタ30に格納される
チャンネル起動信号ASCRは外部からの信号に基づい
て送られるので、別のタイミングでA/D変換器14の
制御を行うことができる。内燃機関の制御では例えば、
所定の時間同期およびエンジン回転同期等、異なるタイ
ミングでA/D変換器14の制御を行うことが要求され
る。そういった場合でも例えば、時間同期レジスタ32
に格納される複数のチャンネル起動信号SKCR0〜S
KCR7を、所定の周期f1 で順次送り出す構成として
おり、非同期レジスタ30のチャンネル起動信号ASC
Rをクランク位置センサ入力に同期したタイミングで送
り出す構成としている。
【0033】また本実施例ではA/D変換の終了を通知
されるまでもなく、該当するアナログ信号のA/D変換
は終了しているものとみなして、制御回路12からのタ
イミングで変換後データSKBF0〜SKBF7,AS
BFの送り出しを行っている。制御回路12は、変換後
データSKBF0〜7の処理を所定数のデータを受け取
った後にまとめて行うことができるため、CPU20に
対する割込みを減らすことができる。
【0034】また特に第1実施例では、非同期要求のチ
ャンネル起動信号ASCRに対して待ち時間を設けるこ
となく、該当するチャンネルのA/D変換を行っている
ことで、きわめて応答性のよい制御を可能にしてる。こ
れは特に、ノック制御の点火時期制御を行う際に有効で
ある。ノック制御は、点火時期を常に制御してエンジン
のノック限界に入らず、かつきわめて近い位置で点火さ
せる制御を行う。そしてエンジン効率を高め出力性能向
上、燃費低減の他、オクタン価の異なる燃料の混用を可
能にしている。ノック制御では、シリンダブロック等に
取り付けられたノックセンサがノックを振動として感知
し、その出力を制御回路12により演算することによ
り、点火時期を遅らせたり進めたりする。その際、点火
時期の間隔でノックセンサのアナログ信号をA/D変換
して、次の点火時期の演算を行わなくてはならないた
め、きわめて高い応答性が要求されている。例えばエン
ジン回転数が5000rpmであった場合、8気筒エン
ジンで約3ms、6気筒エンジンで約4ms、4気筒エ
ンジンで約6msの間隔で点火が行われる。また燃焼圧
等、点火時期制御に用いられるセンサ信号は、高応答性
の非同期制御が要求されており、応答性の高い第1実施
例の非同期要求に対する制御は好ましい。
【0035】次に第2実施例について説明する。図5は
第2実施例のデータ通信方式を示している。図5(a−
1)に示す通り第2実施例では、第1実施例の時間同期
レジスタ32の代わりに、シーケンシャルレジスタ32
aが備えられている。シーケンシャルレジスタ32aは
チャンネル起動信号SCDR0〜SCDR15の16バ
イト分のデータを格納している。図5(a−2)は、第
1実施例の非同期レジスタ30と同様の非同期レジスタ
30aであり、データとしてチャンネル起動信号ACD
Rを格納している。図5(a−3)は、データ取込レジ
スタ34aであるが、チャンネル起動信号SCDR0〜
SCDR15およびチャンネル起動信号ACDRに対応
して17バイト分の変換後データSCBF0〜SCBF
15,ACBFが格納される。
【0036】第2実施例では、第1実施例で周期f1 で
チャンネル起動信号SKCR0〜7を送っていたところ
を、周期f1 の2倍以上の周期f2 でチャンネル起動信
号SCDR0〜SCDR15を送っている。すなわち第
1実施例ではA/D変換時間t<f1 を満足する周期f
1 としていたのに対し、第2実施例では周期f2 >2×
f1 を満足する周期f2 としている。この場合、f2 の
半分である(f2 /2)がA/D変換時間tよりも大き
くなる。
【0037】また第2実施例では、非同期要求を受けた
場合のデータ通信方式が第1実施例とは異なり、シーケ
ンシャルレジスタ32aからチャンネル起動信号SCD
R0〜SCDR15を順次小さい番地から大きい番地に
向かって1個ずつ読み出すが、チャンネル起動信号SC
DR0から順にチャンネル起動信号SCDR15まで読
み出すと、再びチャンネル起動信号SCDR0からの読
み出しを行う。すなわち外部からの停止要求がない限
り、チャンネル起動信号SCDR0〜SCDR15は繰
り返して読み出されA/D変換器14に送られる。
【0038】図5(b)は第2実施例にて、制御回路1
2の各レジスタ30〜34がどのようなタイミングで、
読み出しまたは書き込みを行っているかを示している。
第2実施例でも第1実施例と同様に、制御回路12とA
/D変換器14とがハンドシェイク方式のデータ通信を
行っており、チャンネル起動信号SCDR0〜SCDR
15,ACDRの送り出しとA/D変換器14にる変換
後データSCBF0〜SCBF15,ACBFの受け取
りとが制御回路12から送るタイミングで行われる。
【0039】図5(b)に示す通りチャンネル起動信号
SCDR0〜SCDR15は繰り返して順次読み出され
A/D変換器14に送られる。これと同期してA/D変
換器14からA/D変換後のデータを変換後データSC
BF0〜SCBF15として受け取りデータ取込レジス
タ34aに格納する。
【0040】またチャンネル起動信号SCDR3を送っ
た後、次のチャンネル起動信号SCDR4を送る前に、
非同期によるA/D変換の要求があったとする。図5
(b)に示す例では、非同期要求がチャンネル起動信号
SCDR3を送ってから周期f2 の1/2(f2 /2)
が経過した後であったとしている。この場合チャンネル
起動信号SCDR3に対応するA/D変換を先に行い、
非同期要求は時間t1 後に処理される。まずチャンネル
起動信号SCDR3に対して、周期f2 後に変換後デー
タSCBF3を受け取りデータ取込レジスタ34aに格
納する。この変換後データSCBF3の受け取りと同時
に次のチャンネル起動信号SCDR4を送る。そして、
f2 /2が経過した後、チャンネル起動信号SCDR4
に対する変換後データSCBF4を受け取りデータ取込
レジスタ34aに格納する。周期f2 が長く設定してあ
るので1/2の時間が経過すればA/D変換が終了して
いるものとみなすことができる。
【0041】さらにこの変換後データSCBF4を受け
取ると同時に、割込みで受けていた非同期要求に対応し
て、非同期レジスタ30aからチャンネル起動信号AC
DRを読み出しA/D変換器14に送る。そして周期f
2 /2(t2 )が経過した時点で、チャンネル起動信号
ACDRに対する変換後データACBFを受け取り、次
のチャンネル起動信号SCDR5を送る。
【0042】非同期要求がチャンネル起動信号SCDR
3を送ってから周期f2 /2が経過する前であれば、次
のチャンネル起動信号SCDR4を待つことなく、チャ
ンネル起動信号SCDR3を送ってからf2 /2経過時
に変換後データSCBF3を受け取り、チャンネル起動
信号ACDRを送ることができる。そのため非同期要求
があってからチャンネル起動信号ACDRが送られるま
での時間t1 は周期f2 未満である。
【0043】このような動作を繰り返してチャンネル起
動信号SCDR15を送り出すと、自動的にチャンネル
起動信号SCDR0に戻り、停止を命令する信号が入る
まで繰り返す。また変換後データSCBF0〜SCBF
15は一括して、チャンネル起動信号SCDR0をA/
D変換器14に送るタイミングでCPU20に対する割
込みで符号誤り検出および各種演算処理等が施される。
【0044】以上説明した通り第2実施例のA/D変換
制御装置10によれば、第1実施例とほぼ同様の効果を
得ることができる。さらに第2実施例ではたとえ非同期
要求があったとしても同期タイミングをくずすことなく
処理できる余裕時間を周期f2 内に持っている。すなわ
ち同期で順次送られるチャンネル起動信号SCDR0〜
15のタイミングにずれが生じないという効果がある。
例えば同期のタイミングでセンサ入力されるスロットル
開度等では、同期にずれが生ずると操作量に対する実際
の制御量に差ができてしまい、運転者の操作フィーリン
グを損ねることにもなりかねない。このように同期タイ
ミングをくずさずにセンサ信号を入力したいような場
合、第2実施例の方式は有効である。
【0045】また第2実施例では周期f2 を長くとって
おり、非同期要求に対する処理も最大で周期f2 分の遅
れが生ずる可能性があるが、第1実施例に比較してやや
応答性が低くなる程度であり、従来に比較すれば格段の
効果を奏するものである。次に上述した第1実施例,第
2実施例にてA/D変換器14が実行する処理について
説明する。第1実施例および第2実施例ではA/D変換
器14による変換後データを制御回路12からのタイミ
ングで受け取る構成(第2発明)としている。しかし2
つの異なるタイミングでチャンネル起動信号を送る構成
(第1発明)の効果を得るためであれば、A/D変換器
14により送られるA/D変換終了フラグを制御回路1
2で検出して送り出す構成としてもよい。
【0046】図6は、A/D変換器14が送受信するデ
ータのタイミングを示している。図6(a)は、第1実
施例の通信方式によるタイミングを示している。チャン
ネル数が設定されると、制御回路12から周期f1 で、
チャンネル起動信号SKCRが順次送られる。これと同
じタイミングで変換後データSCBFが送られる。最初
のチャンネル起動信号SKCR3に対しては変換後デー
タがないのでダミーデータが送られる。非同期要求に対
しては非同期割込みが入るタイミングでチャンネル起動
信号SKCR3に基づくA/D変換が行われる。
【0047】図6(b)は、第2実施例の通信方式によ
るタイミングを示している。制御回路12から送られる
周期f2 で、チャンネル起動信号SCDR0〜15が順
次送られる。非同期要求については周期f2 未満の時間
t1 後に行われる。これらの詳細については既に説明し
た通りである。
【0048】図6(c)は、A/D変換器14が「ノー
マルモード」に設定された場合を示している。A/D変
換器14によるA/D変換が完了する時間tで立ち上が
るフラグにより制御回路12に変換後データを送ってい
る。この構成ではA/D変換器14側のタイミングでデ
ータを送ることになるが、第1発明の効果を得ることが
できる。
【0049】図6(d)は、A/D変換器14が「外部
トリガモード」に設定された場合を示している。外部か
らのトリガに応じてA/D変換を開始する構成としてい
る。この構成でも、A/D変換器14側のタイミングで
制御回路12に変換後データを送っている。
【0050】次に第3実施例について説明する。図7は
第3実施例における制御回路112を示すブロック図、
図8は第3実施例の特徴部分のみを抽出したブロック図
である。なお、上記第1,2実施例と同一構成部分につ
いては同一符号を付して説明は省略する。
【0051】本第3実施例の制御回路112は、CPU
20、RAM22、ROM24、タイマ26、ADスケ
ジュール制御回路36、シフトクロック38、シフトレ
ジスタ40という図2に示した第1実施例と同様の構成
を備えると共に、上記第1,2実施例とは異なる構成と
してPIC128(プログラマブルインタラクションコ
ントローラ)、非同期レジスタ130、時間同期レジス
タ132、データ取込レジスタ134、ADスケジュー
ル制御回路136、DMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)out 142、DMAin144を備えている。
【0052】PIC128は、外部からの信号を割込み
により受ける回路であり、例えばエンジン回転速度が高
い場合等、タイマ26の同期とは異なる非同期タイミン
グで信号が入力される。非同期レジスタ130は、A/
D変換器14(図2参照)の複数の入力チャンネルの
内、時間同期でA/D変換される入力チャンネルを起動
する起動コマンドが格納されるレジスタと非同期起動コ
マンドに対応したA/Dデータが格納されるレジスタと
の2つのレジスタを備える。
【0053】時間同期レジスタ132は起動コマンドが
格納されるレジスタである。また、DMAout 142は
RAM24の第1の所定領域に格納された起動コマンド
0〜nを所定周期で順次読み出して時間同期レジスタ1
32に格納する回路である。一方、データ取込レジスタ
134は、時間同期レジスタ132に格納された起動コ
マンドに対応したA/Dデータが格納されるレジスタで
ある。DMAin144はデータ取込レジスタ134に格
納されているA/DデータをRAM24の所定領域に格
納する回路である。
【0054】ADスケジュール制御回路136、非同期
レジスタ130または時間同期レジスタ132から送ら
れてくる起動コマンドを選択制御してシフトレジスタ4
0に起動コマンドを送信する論理回路である。また、A
/D変換器14によりA/D変換された後のA/Dデー
タをシフトレジスタ40より受信する。さらに、受信し
たA/Dデータが非同期レジスタ130からの起動コマ
ンドによるものか、時間同期レジスタ132からの起動
コマンドによるものなのかを判断してデータ取込レジス
タ134または非同期レジスタ130にA/Dデータを
格納する。
【0055】以上のような構成を有する本第3実施例の
制御回路112によれば、DMAout 142によりRA
M24の第1の所定領域に格納された起動コマンド0〜
nを所定周期で順次読み出して時間同期レジスタ132
に格納する。この時間同期レジスタ132に格納された
起動コマンドはADスケジュール制御回路36に送信さ
れ、一方、PIC128に入力される非同期タイミング
の信号に基づいて非同期レジスタ130から起動コマン
ドがADスケジュール制御回路36に送信される。
【0056】ADスケジュール制御回路136では、非
同期レジスタ130または時間同期レジスタ132から
送られてくる起動コマンドを選択制御してシフトレジス
タ40に送信する。シフトレジスタ40に送信された起
動コマンドに従ってA/D変換器14によりA/D変換
された後のA/Dデータがシフトレジスタ40に格納さ
れ、ADスケジュール制御回路136に送信されるまで
の処理は第1,2実施例と同一である。
【0057】ADスケジュール制御回路136では、受
信したA/Dデータが非同期レジスタ130から送信さ
れた起動コマンドによるものか、時間同期レジスタ13
2から送信された起動コマンドによるものなのかを判断
する。そして、非同期レジスタ130から送信された起
動コマンドによるものである場合には、A/Dデータを
非同期レジスタ130のA/Dデータレジスタに格納す
る。一方、時間同期レジスタ132から送信された起動
コマンドによるものである場合は、A/Dデータをデー
タ取込レジスタ134に格納する。このデータ取込レジ
スタ134に格納されたA/Dデータは、DMAin14
4によりRAM24の第2の所定領域に格納される。
【0058】この第3実施例によれば、A/D変換器1
4の入力チャンネル数によって時間同期レジスタ132
とデータ取込レジスタ134の数を設定する必要がなく
なるため、制御回路の汎用性が向上する。図9は、A/
D変換器14が「4CHスキャンモード」に設定された
場合を示している。図9(a)に示す通りこのモードで
は、チャンネルが1つ設定されると自動的に4チャンネ
ル分のA/D変換を実行する。この構成は、第1実施例
にも第2実施例にも適応できる。またこのモードを実現
する際は、時間同期レジスタ32またはシーケンシャル
レジスタ32aをA/D変換器14側のICパッケージ
に備えることも考えられる。図9(b)では、A/D変
換器14側のタイミングで制御回路12に変換後データ
を送る場合のタイミングを示している。この場合4チャ
ンネル分のA/D変換が終了したことを示すフラグが必
要となる。
【0059】また時間同期レジスタ32およびシーケン
シャルレジスタ32aの位置だけでなく、非同期レジス
タ30,30aについても制御回路12の外部に備えら
れていても構わない。上記実施例では、起動信号の送り
出しと変換後データの受け取りを同タイミングとするこ
とで容易な制御を可能にしていることで好ましい。しか
し起動信号を送り出してからA/D変換時間tが経過し
た後であれば、A/D変換は終了しているものとみなす
ことができ、必ずしも変換後データの受け取りが同タイ
ミングである必要もない。また制御回路12またはA/
D変換器14以外の外部からのタイミングで起動信号の
送り出しと変換後データの受け取りを制御してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明した通り本発明の内燃機関用A
/D変換制御装置により、複数の入力チャンネルを有す
るA/D変換器の制御にて、制御回路に対する処理負荷
を低減することが可能となった。
【0061】第1発明の内燃機関用A/D変換制御装置
によれば、A/D変換手段の制御は、第1記憶手段から
順次送られる起動信号に基づいて行われると共に、第2
記憶手段に格納される起動信号は外部からの信号に基づ
いて送られるので、第1記憶手段とは異なるタイミング
の制御を可能としている。
【0062】第2発明の内燃機関用A/D変換制御装置
によれば、A/D変換手段は外部からのタイミングで変
換後データの送り出しを行っているため、制御手段がA
/D変換手段から変換後データの頻繁な割込みを受ける
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成例示図である。(a)は第1
発明、(b)は第2発明を例示している。
【図2】 本発明実施例の内燃機関用A/D変換制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 第1実施例のデータ通信方式を示す説明図
である。(a−1)は同期レジスタ、(a−2)は非同
期レジスタ、(a−3)はデータ取込みレジスタを示し
ており、(b)は動作のタイミングを示している。
【図4】 CPUが同期レジスタを起動する際に実行
するフロー図である。
【図5】 第2実施例のデータ通信方式を示す説明図
である。(a−1)はシケンシャルレジスタ、(a−
2)は非同期レジスタ、(a−3)はデータ取込みレジ
スタを示しており、(b)は動作のタイミングを示して
いる。
【図6】 A/D変換器の動作を示すタイミング図で
ある。(a)は第1実施例、(b)は第2実施例、
(c)はノーマルスキャンモード、(d)は外部トリガ
モードのタイミング図である。
【図7】 第3実施例における制御回路を示すブロッ
ク図である。
【図8】 第3実施例の特徴部分のみを抽出したブロ
ック図である。
【図9】 A/D変換器の一機能を示す説明図であ
る。(a)は4チャンネルスキャンモードのチャンネル
設定の対応を示し、(b)は4チャンネルスキャンモー
ドのタイミング図を示している。
【符号の説明】
10…A/D変換制御装置、 120,112…制御
回路、14…A/D変換器、 20…CP
U、30,30a,130…非同期レジスタ、 32,
132…時間同期レジスタ、32a…シーケンシャルレ
ジスタ、34,34a,134…データ取込レジスタ、
36,136…ADスケジュール制御回路、50…アナ
ログマルチプロセッサ、 52…ADCコア、54…A
DC制御回路、 142…DMAout 、 144…DM
Ain

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力チャンネルを有するA/D変
    換手段と、 上記A/D変換手段の入力チャンネルの内、指定する入
    力チャンネルを起動する起動信号を複数個格納してお
    り、該起動信号を順次送り出す第1記憶手段と、 上記A/D変換手段の入力チャンネルの内、指定する入
    力チャンネルを起動する起動信号を格納しており、該起
    動信号を外部からの信号に基づき送り出す第2記憶手段
    とを備え、 上記A/D変換手段は、上記第1記憶手段または第2記
    憶手段から送られる起動信号に基づいて該当する入力チ
    ャンネルを起動することを特徴とする内燃機関用A/D
    変換制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の入力チャンネルを有するA/D変
    換手段と、 上記A/D変換手段とハンドシェイク方式のデータ通信
    を行う制御手段とを備え、 上記A/D変換手段は、該A/D変換手段の各チャンネ
    ルに対する起動信号の受け取りと該A/D変換手段によ
    る変換後データの送り出しとを、該A/D変換手段外部
    からのタイミングで行なうことを特徴とする内燃機関用
    A/D変換制御装置。
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