JPH06328739A - 印字ヘッドの温度制御方法 - Google Patents

印字ヘッドの温度制御方法

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JPH06328739A
JPH06328739A JP14260793A JP14260793A JPH06328739A JP H06328739 A JPH06328739 A JP H06328739A JP 14260793 A JP14260793 A JP 14260793A JP 14260793 A JP14260793 A JP 14260793A JP H06328739 A JPH06328739 A JP H06328739A
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JP
Japan
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temperature
printing
print head
coil
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JP14260793A
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Inventor
Toshiyuki Asaka
俊行 浅香
Koichi Ando
紘一 安藤
Hideaki Iwami
英昭 石水
Noboru Oishi
登 大石
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搭載電気素子の限界温度近傍で安定した印字
制御を行うことができる印字ヘッドの温度制御方法を提
供する。 【構成】 搭載された電気素子の温度に応じた出力デー
タが得られる温度検知素子を有する印字ヘッドを備えた
プリンタにおいて、前記出力データにより前記電気素子
の予想温度TFを演算し、その予想温度TFがアラーム
温度T2よりも高い時に印字を制限するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器の出力装置で
あるプリンタの印字ヘッドの温度制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は従来におけるプリンタの要部構成
ブロック図である。図7において、このプリンタはワイ
ヤドットインパクトプリンタであり、印字データをこの
プリンタに入力するためのインターフェイス(I/F)
1と、このプリンタ全体の動作を制御するための制御手
段としての制御回路2等を備え、また制御回路2はイン
ターフェイスLSI2aとインターフェイスLSI2b
とCPU(中央演算処理装置)2cと読み書き兼用メモ
リであるRAM2d及び読み出し専用メモリであるRO
M2eとで構成されている。
【0003】加えて、制御回路2には、改行モータドラ
イバ3と、改行モータ4と、スペースモータドライバ5
と、スペースモータ6と、ヘッドドライバ7と、印字ヘ
ッド8と、この印字ヘッド8内に設けられた温度検知素
子8aと、操作スイッチ9と、温度検知素子8aの検知
温度が設定された温度に達したか否かを検出するアラー
ム検出回路10が接続されている。
【0004】図8は、上記印字ヘッド8の一例を示す概
略断面図である。この印字ヘッド8はバネチャージ型の
ワイヤドット印字ヘッドで、ガイドフレーム22とキャ
ップ23との間に、裏面にスペーサ24を介して基板2
5が取り付けられたベース26と、このベース26上に
重ねられる状態で永久磁石27,台座28,スペーサ2
9,バイアス用板バネ30及びアーマチュアヨーク31
が順次積層配置され、これらがクランプ32で一体に固
定されている。
【0005】さらに、詳述するとバイアス用板バネ30
は、リング状をした平板として作られているとともに、
リング状をした本体部分から中心に向かって突出された
複数の可撓部30bを円周方向に略等間隔で一体に有
し、この各可撓部30bにそれぞれ印字ワイヤ33が固
定された金属製のアーマチュア34が取り付けられてい
る。また、ベース26には、バイアス用板バネ30の各
可撓部30bと対応した位置に、コイル35が巻装され
たコア36が各々取り付けられており、この各コイル3
5のリード端子が基板25上のヘッドドライバ7等の回
路に接続された状態になっている。加えて、基板25上
には温度検出用のサーミスタ等でなる上記温度検知素子
8aが実装され、この温度検知素子8aがコイル35と
共に熱伝導の良いエポキシ系樹脂等の充填剤38で覆わ
れている。
【0006】次に、このワイヤドット印字ヘッド8の動
作について説明する。まず、このワイヤドット印字ヘッ
ド8では、永久磁石27の磁束が、台座28,スペーサ
29,バイアス用板バネ30,アーマチュアヨーク3
1,コア36およびベース26を通って再び永久磁石2
7に戻るルートで流れる。
【0007】そして、コイル35への非通電時には、ア
ーマチュア34がバイアス用板バネ30の可撓部30b
を偏倚しながらコア36に吸引され、バイアス用板バネ
30に歪エネルギーが蓄積されて偏倚状態におかれ、印
字ワイヤ33はガイドフレーム22のノーズ部22a内
に引き込まれている。図8は、この状態を示している。
【0008】これに対して、コイル35に電流を流して
励磁させると、励磁回路と反対方向の磁束が発生する。
すると、アーマチュア34を吸引する力が減少し、バイ
アス用板バネ30に蓄積されていた歪エネルギーが開放
されてバイアス用板バネ30が復帰する。また、この復
帰で、アーマチュア34の先端に固着して取り付けられ
ている印字ワイヤ33がガイドフレーム22のノーズ部
22aより突出し、図示せぬインクリボンと印字媒体を
プラテンに押し付ける。これにより、文字やグラフィッ
クパターン等を印字することができる。
【0009】こうして、アーマチュア34を一度開放し
た後は、再びコイル35への通電が断たれる。すると、
印字媒体をインパクトして戻ってきた印字ワイヤ33と
共にアーマチュア34がコア36に再び吸着保持され
る。
【0010】そして、この印字ヘッド8の構造では、印
字時に多数のコイル35に同時に通電させると、隣接す
るコア36間に磁気干渉が発生して発熱する。この発生
した熱は充填剤38によって温度検知素子8aに伝わ
り、これがアラーム検出回路10を介して制御回路2内
に入力される。また、制御回路2では、この温度データ
をもとにコイル35への通電を制御することによって印
字を制限し、電気素子(コイル35)の温度を限界温度
以下に維持するようにしている。
【0011】図9は、温度検知素子8aで得られた温度
データをもとに制御回路2側で印字ヘッド8の動作、す
なわちコイル35への通電等を制御して印字を制限する
手順を示したものである。この図9に示す制御手順で
は、温度検知素子8aから温度データがアラーム検出回
路10に入力されると、アラーム検出回路10では検知
された印字ヘッド8内の温度(以下、これを「検知温
度」と言う)が予め設定されているアラーム温度を超え
ているか否かを判定し(ステップS1)、これをインタ
ーフェイスLSI2bを介してCPU2cに入力する。
すると、CPU2cではこれを演算処理し、アラーム検
出回路10が検知温度をアラーム温度よりも低いと判定
した場合は通常印字を指定し(ステップS2)、反対に
高いと判定した場合は印字停止を指定すると言う処理を
行う(ステップS3)。したがって、この処理を繰り返
すことによって印字ヘッド8の温度上昇を防止してい
る。
【0012】しかし、温度検知素子8aは印字ヘッド8
内の決められた一箇所(本例では基板25上で複数のコ
ア36で囲まれた中心)に設けられているので、この温
度検知素子8aが検知する温度Tdと複数のコイル(発
熱電気素子)35の中で最も高温となるコイルの温度T
cとの間では温度差が生じているのが一般的である。ま
た、この温度差は低密度印字時と高密度印字時でも異な
るのが普通である。
【0013】図10は低密度印字時に温度検知素子8a
で検出された検知温度Tdとコイル35の実際の温度T
cの特性曲線を示し、図11は高密度印字時に温度検知
素子8aで検出された検知温度Tdとコイル35の実際
の温度Tcを示す特性曲線をそれぞれ示している。図1
0及び図11より判るように、低密度印字(図10)で
は発熱が少ないのでコイル温度Tcと温度検知素子8a
の検知温度Tdとの温度差が小さく、高密度印字(図1
1)では急な発熱のためにコイル温度Tcと温度検知素
子8aの検知温度Tdとの温度差が大きい。また、この
温度差は数十度になるときもある。そして、低密度印字
時及高密度印字時の何れにおいても、アラーム温度T1
に検知温度Tdがかかると印字を停止させるようにして
いる。なお、図10及び図11において、Y軸は温度、
X軸は時間をそれぞれ表し、また符号T3はコイル35
等の発熱電気素子の限界温度を表している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、低密
度印字では発熱が少ないのでコイル温度Tcと温度検知
素子8aの検知温度Tdとの温度差が小さいが、高密度
印字では急な発熱のためにコイル温度Tcと温度検知素
子8aの検知温度Tdとの温度差が大きくなる。このよ
うに、印字密度によってコイル温度Tcと検知温度Td
との温度差が違うため、高密度印字時ではアラーム温度
T1をオーバーシュートして発熱電気素子の限界温度を
超過し焼けて破損する虞があり、逆にアラーム温度T1
を低く設定すると、限界温度のオーバーシュートは防げ
るが、低密度印字での印字速度上がらず印字速度の高速
化が図れない。また、今後、印字速度の高速化を図る上
ではさらなる温度の上昇が予想されるが、電気素子の温
度特性に応じた印字制御ができないと言う問題点があっ
た。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は搭載電気素子の限界温度近傍で安
定した印字制御を行うことができる印字ヘッドの温度制
御方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る印字ヘッドの温度制御方法は、搭載さ
れている電気素子の温度に応じた出力データが得られる
温度検知素子を有する印字ヘッドを備えたプリンタにお
いて、前記出力データにより前記電気素子の予想温度T
Fを演算し、その予想温度TFがアラーム温度T2より
も高い条件の時に印字を制限するようにしたものであ
る。また、予想温度TFがアラーム温度T2よりも高い
時に印字を制限する条件に加え、前回に得られた検知温
度Td0 と今回に得られた検知温度Tdの比で求められ
る温度勾配Kの高さが基準となる温度勾配KSよりも高
い時に印字を制限するようにしても良い。さらに、前記
電気素子の予想温度TFを求める方法として、前回求め
られた予想温度TF0 と、前記温度勾配Kと、検知温度
Tdと、定数c,eと、前回の検知から今回の検知まで
に経過した時間tとにより、次式で演算するようにして
もよい。 TF=TF0 ×c+Td×(1−c)+K×t×e 但し0<c<1,e>c。
【0017】
【作用】この方法によれば、搭載されている電気素子の
予想温度を算出し、予想温度が電気素子の限界温度以下
となる状態の下で印字制御を行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図2は本発明の一実施例を適用したプ
リンタの要部構成を示すブロック図である。図2におい
て図7及び図8の構成に対応するものは図7及び図8と
同一符号を付して説明する。なお、ここで図7に示した
構成と図2に示す本実施例の構成との間で大きく異なる
点は、本実施例では図7に示したアラーム検出回路10
の替わりにA/Dコンバータ11を設けた点にある。
【0019】すなわち、図2におけるプリンタでは、印
字データをこのプリンタに入力するためのインターフェ
イス1と、このプリンタ全体の動作を制御するための制
御手段としての制御回路2等を備え、また制御回路2は
インターフェイスLSI2aとインターフェイスLSI
2bとCPU2cとRAM2d及びROM2eとで構成
され、さらに制御回路2に、改行モータドライバ3と、
改行モータ4と、スペースモータドライバ5と、スペー
スモータ6と、ヘッドドライバ7と、印字ヘッド8と、
この印字ヘッド8内に設けられた温度検知素子8aと、
操作スイッチ9と、温度検知素子8aの温度データをA
/D変換して制御回路2に入力するためのA/Dコンバ
ータ11が接続された構成になっている。
【0020】そして、温度検知素子8aにより検知され
た温度データはA/Dコンバータ11によりA/D変換
されて制御回路2に入力される。また、制御回路2で
は、このデータをCPU2cにより演算し、コイル35
への通電を制御することによって制限し、電気素子(コ
イル35)の温度を限界温度以下に維持する。
【0021】図1は、本発明に係る印字ヘッド8の温度
制御方法の一実施例としてCPU2c内における処理手
順の一例を示すフローチャートである。そこで、この処
理手順を次に説明する。まず、温度検知素子8aから温
度データがA/Dコンバータ11及びインターフェイス
LSI2bを介してCPU2cに入力されると、温度検
知素子8aでの検知温度Tdの認識と、この検知温度T
dをもとに温度勾配Kの計算及びコイル35等の搭載さ
れている電気素子の予想温度TFの計算が行われる。
【0022】ここで、温度勾配KはRAM2dに記憶さ
れた前回の検知温度Td0 と今回の検知温度Tdの比か
ら求められるとともに、予想温度TFは次式(1)より
求められる。
【0023】
【数1】 TF=TF0 ×c+Td×(1−c)+K×t×e …(1) 但し、0<c<1,e>cであり、またTF0 は前回予
想温度(初期値は今回検知温度Tdと同じにする)、
c,eは定数、tは前回の検知から今回の検知までに経
過した時間である。
【0024】すなわち、上式(1)では、定数c,eを
印字ヘッド8に搭載される電気素子に応じて設定するこ
とにより、予想温度TFは温度上昇時は定数c,eに応
じた上昇カーブを示し、温度安定時には検知温度Tdに
近づき、下降時には定数c,eに応じたカーブを示すよ
うになる。したがって、上式(1)を使用することによ
り、疑似的に搭載している電気素子の予想温度を知るこ
とができる。なお、各検知温度Tdは温度換算せずに、
A/Dコンバータ11を通った出力のまま、同等の定数
を設定して処理しても良いものである。
【0025】また、コイル35等の電気素子の限界温度
をT3としたとき、この限界温度T3より数℃〜数十℃
程度低い温度になるようにアラーム温度T2を設定する
とともに、基準となる温度勾配KSを設定して予めRO
M2e等に記憶しておく。
【0026】そして、ステップS11でこれら検知温度
Tdの認識と、温度勾配Kの計算及予想温度TFの計算
が行われると、次にステップS12では検知温度Tdと
アラーム温度T2との比較が行われ、検知温度Tdがア
ラーム温度T2を上回った場合はステップS16に移行
して印字停止指定を行う。これに対して、検知温度Td
がアラーム温度T2を上回っていない場合はステップS
13に移行する。
【0027】ステップS13では、検出温度勾配Kと基
準温度勾配KSとの比較が行われ、検出温度勾配Kが基
準温度勾配KSの一定値を超えている場合はステップS
16に移行して印字停止指定を行い、印字を停止させ
る。これに対して、検出温度勾配Kが基準温度勾配KS
の一定値を超えていない場合はステップS14に移行す
る。
【0028】ステップS14では、予想温度TFとアラ
ーム温度T2との比較が行われ、予想温度TFがアラー
ム温度T2を上回った場合はステップS16に移行して
印字停止指定を行う。これに対して、予想温度TFがア
ラーム温度T2を上回っていない場合はステップS15
に移行して通常印字を指定する。これを繰り返すことに
よって印字ヘッド8の温度上昇を搭載電気素子の限界温
度以下に抑えることができる。
【0029】図3は低密度印字時に温度検知素子8aで
検出された検知温度Tdとコイル35の実際の温度Tc
とコイル35の予想温度TFの特性曲線を示し、図4は
高密度印字時に温度検知素子8aで検出された検知温度
Tdとコイル35の実際の温度Tcとコイル35の予想
温度TFを示す特性曲線をそれぞれ示しているもので、
本実施例では予想温度TFでコイル35への通電を制御
することにより、低密度印字(図3)では限界温度T3
に近い高温まで印字動作を続けることにより印字の高速
化を図ることができ、高密度印字(図4)では搭載して
いるコイル35等の電気素子の限界温度T3のオーバー
シュートを防止させることができる。なお、図3及び図
4において、Y軸は温度、X軸は時間をそれぞれ表して
いる。
【0030】したがって、この実施例による温度制御方
法によれば、温度検知素子8aによる検知された温度デ
ータより温度勾配K、コイル35等の搭載電気素子の予
想温度TFを算出し、その予想温度TFにより印字の制
御を行うようにしているので、搭載電気素子の温度特性
等に応じた温度アラーム制御を搭載電気素子の上限(限
界温度)近傍で安定した状態で行うことができることに
なる。また、今後印字品位の向上や印字の高速化を図る
上で、上限値の厳しいセンサ等の電子部品等を印字ヘッ
ドに搭載することも予想されるが、これらの電子部品を
搭載した場合でも、この電気部品の限界温度以下となる
状態の下で印字制御を行うことが可能になる。
【0031】図5は、本発明に係る印字ヘッドの温度制
御方法の他の実施例としてCPU2c内における処理制
御手順を示すフローチャートである。この処理手順で
は、温度検知素子8aから温度データがA/Dコンバー
タ11及びインターフェイスLSI2bを介してCPU
2cに入力されると、ステップS21で図1に示した処
理手順の場合と同様に温度検知素子8aでの検知温度T
dの認識と、この検知温度Tdをもとに温度勾配Kの計
算及びコイル35等の搭載電気素子の予想温度TFの計
算が行われる。
【0032】なお、ここでの温度勾配K,予想温度TF
は、それぞれ図1に示した処理手順と同様にして求めら
れる。また、この処理の場合でも、電気素子の限界温度
をT3としたとき、この限界温度T3よりも数℃〜数十
℃程度低い温度になるようにアラーム温度T2を設定す
るとともに、さらに標準的な温度勾配の下限を示すKS
aと上限を示すKSbを設定してROM2e等にそれぞ
れ記憶しておく。加えて、限界温度T3とアラーム温度
T2との間に注意温度T4を設定してROM2e等に予
め記憶しておく。
【0033】そして、ステップS21でこれら検知温度
Tdの認識と、温度勾配Kの計算及予想温度TFの計算
が行われると、次にステップS23では検知温度Tdと
限界温度T3との比較が行われ、検知温度Tdが限界温
度T3を上回った場合はステップS30に移行して印字
停止指定を行い、印字を停止させる。これに対して、検
知温度Tdが限界温度T3を上回っていない場合はステ
ップS24に移行する。
【0034】ステップS24では、予想温度TFとアラ
ーム温度T2との比較が行われ、予想温度TFがアラー
ム温度T2を上回った場合はステップS25に移行し、
このステップS25で予想温度TFと注意温度T4との
比較が行われる。そして、ステップS25で予想温度T
Fが注意温度T4を上回っている場合はステップS30
に移行して印字停止指定を行う。これに対して、予想温
度TFが注意温度T4を上回っていない場合はステップ
S29に移行して、制限印字を指定する。なお、この制
限印字指定が行われる場合では、通常印字よりも単位時
間当りの印字数を減少させる制御がなされ、これにより
コイル35の温度上昇も緩やかになる。
【0035】ステップS24で予想温度TFがアラーム
温度T2を上回っていない場合はステップS26に移行
する。このステップS26では、検出温度勾配Kと基準
温度の下限勾配KSaとの比較が行われ、検出温度勾配
Kが下限温度勾配KSa一定値を超えている場合はステ
ップS27に移行し、このステップS27で検出温度勾
配Kと基準温度の上限勾配KSbとの比較が行われる。
そして、ステップS27で検出勾配Kが上限勾配KSb
を上回っている場合はステップS30に移行して印字停
止指定を行う。これに対して、検出勾配Kが上限勾配K
Sbを上回っていない場合はステップS29に移行し
て、上記制限印字を指定する。
【0036】これに対して、ステップS26で検出温度
勾配Kが下限温度勾配KSaを超えていない場合はステ
ップS28に移行して通常印字を指定する。これを繰り
返すことによって印字ヘッド8の温度上昇を防止する。
【0037】図6は高密度印字時に温度検知素子8aで
検出された検知温度Tdとコイル35の実際の温度Tc
とコイル35の予想温度TFを示す特性曲線をそれぞれ
示している。なお、図6において、Y軸は温度、X軸は
時間をそれぞれ表している。
【0038】したがって、この図5に示した手順に従う
制御では、制限印字指定の領域を設けたことにより、電
気素子(コイル35)の限界温度T3をオーバーシュー
トせずに、さらに限界温度に近づけることができ、印字
の高速化が可能になる。また、温度勾配によっても制限
印字指定及び印字停止指定を制御するようにしているの
で確実にオーバーシュートを防止することができる。
【0039】なお、上記各実施例では、ワイヤドット印
字ヘッドに適用した場合について説明したが、ワイヤド
ット印字ヘッドに限ることなく他のタイプにおける印字
ヘッドにも同様にして適用できるものである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る印字
ヘッドの温度制御方法によれば、搭載されている電気素
子の予想温度を算出し、その予想温度が電気素子の限界
温度以下となる状態の下で印字制御を行うことができ
る。よって、今後、印字品位の向上や印字の高速化を図
る上で、上限値の厳しいセンサ等の電子部品を印字ヘッ
ドに搭載することも予想されるが、このセンサ等を搭載
した場合でも同様に適用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示すフローチャートで
ある。
【図2】本発明を適用したプリンタの要部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】低密度印字時における温度特性を示す図であ
る。
【図4】高密度印字時における温度特性を示す図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例として示すフローチャート
である。
【図6】高密度印字時における温度特性を示す図であ
る。
【図7】従来プリンタの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図8】印字ヘッドの一例を示す概略断面図である。
【図9】従来の印字ヘッド温度制御方法を示すフローチ
ャートである。
【図10】低密度印字時における温度特性を示す図であ
る。
【図11】高密度印字時における温度特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 制御回路 8 印字ヘッド 8a 温度検知素子 35 コイル(発熱電気素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 登 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載されている電気素子の温度に応じた
    出力データが得られる温度検知素子を有する印字ヘッド
    を備えたプリンタにおいて、 前記出力データにより前記電気素子の予想温度TFを演
    算し、その予想温度TFがアラーム温度T2よりも高い
    時に印字を制限するようにしたことを特徴とする印字ヘ
    ッドの温度制御方法。
  2. 【請求項2】 前記印字制限の条件に加え、前回得られ
    た検知温度Td0 と今回得られた検知温度Tdの比で求
    められる温度勾配Kの高さが基準となる温度勾配KSよ
    りも高い条件の時にも印字を制限するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の印字ヘッドの温度制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記電気素子の予想温度TFを、前回求
    められた予想温度TF0 と、前記温度勾配Kと、検知温
    度Tdと、定数c,eと、前回の検知から今回の検知ま
    でに経過した時間tをもとにして、次式にて求めるよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2に記載の印字
    ヘッドの温度制御方法。 TF=TF0 ×c+Td×(1−c)+K×t×e 但し0<c<1,e>c。
JP14260793A 1993-05-21 1993-05-21 印字ヘッドの温度制御方法 Pending JPH06328739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014088023A (ja) * 2012-10-17 2014-05-15 Printronix Inc ラインプリンタハンマバンクにおけるコイルのオーバーヒート回避

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014088023A (ja) * 2012-10-17 2014-05-15 Printronix Inc ラインプリンタハンマバンクにおけるコイルのオーバーヒート回避

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