JPH06330210A - 銅合金線 - Google Patents

銅合金線

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JPH06330210A
JPH06330210A JP14577393A JP14577393A JPH06330210A JP H06330210 A JPH06330210 A JP H06330210A JP 14577393 A JP14577393 A JP 14577393A JP 14577393 A JP14577393 A JP 14577393A JP H06330210 A JPH06330210 A JP H06330210A
Authority
JP
Japan
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copper alloy
wire
ppm
alloy wire
copper
Prior art date
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Pending
Application number
JP14577393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Aoyama
正義 青山
Koichi Tamura
幸一 田村
Takao Ichikawa
貴朗 市川
Takashi Nemoto
孝 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、抗張力と導電性が高く、且つ、断
線し難く、連続鋳造法により容易に製造可能な銅合金線
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の銅合金線は、Pを2〜40ppm含
有したCuに、SnとMgをSn/Mgの重量比にして
2±0.2の重量比で、且つ、Snが100〜400p
pmとなるように含有された構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は極細銅線として使用され
る銅合金線に関し、特に、抗張力と導電率が高く、且
つ、断線し難く、連続鋳造法により製造可能な銅合金線
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、超音波診断用プローブケーブル等
の医療用ケーブルの軽量化,小型化の要求が高まってお
り、ケーブル導体として50μm以下のものが使用され
始めている。ここで、25μm以下の導体を使用するも
のにあっては抗張力を高くする必要があることから、導
体を構成する銅線として銅にSn,Mg,P等を含有さ
せた銅合金を使用することが望ましい。
【0003】従来のSn,Mg,Pを主成分とする銅合
金として、例えば、特公昭57−58423号,特開昭
52−103316号,特開昭61−119635号,
特開昭61−136648号,特開昭61−21333
2号,特開昭61−242052号,特開昭62−24
3728号,特開昭63−65038号,特開昭63−
65039号,特開昭63−262435号,特開昭6
3−243239号,特開昭和64−4445号,特公
昭62−15619号に示されるものがある。
【0004】これらの銅合金は、耐熱性,耐食性,及び
熱放散性の観点から自動車等の熱交換器(ラジエターフ
ィン),給水用銅管,半導体用リードフレーム,コネク
タ等に使用されている。
【0005】一方、上記した特開昭63−243239
号,及び特開昭63−262435号については、外径
0.3〜0.01mmの銅線を対象とした銅合金線も示
されている。この銅合金線は、銅に0.02〜0.5重
量%のMgと、このMgに対して35〜100重量%の
Pと、更に、Sn,In,Pb等を添加して構成されて
おり、その主なる強化機構は基本的にH.J.Fish
er,DS.Hayand W.L.Finlay
(J.Inst.Met.,98(1970),36
8)によるMg3 2 の形で析出させる強化法や、M
g,Sn等の加工硬化による強化法を応用したものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のSn−
Mg−P系の銅合金線によると、Pの添加によって銅線
の機械的強度を高めているものの導体の導電率を大幅に
低下させており、高強度と高導電率の2つの特性を同時
に満足することができないという不都合がある。上記銅
合金線を極細線とする場合に問題となるのは伸線時の断
線や、ケーブルにするための撚線時の断線である。この
ため、極細銅合金線の要件として高張力を有し、尚且つ
断線しないことが必要であり、これら3特性を備えた銅
合金線が望まれている。一方、これらの銅合金線におい
ても、経済性の点から連続鋳造法により製造可能な組成
となっていることが望まれている。
【0007】従って、本発明の目的は抗張力と導電性が
高く、且つ、断線し難く、連続鋳造法により容易に製造
可能な銅合金線を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、抗張力と導電性を高くし、且つ、断線し難くするた
め、Pを2〜40ppm含有した酸素含有量50ppm
以下のCuに、SnとMgをSn/Mgの重量比にして
2±0.2の重量比で、且つ、Snが100〜400p
pmとなるように含有させた銅合金線を提供するもので
ある。
【0009】上記Pを2〜40ppmにする理由は、4
0ppm以上にすると、導電率が3IACS%以上低下
し、2ppm以下にすると、鋳造材中に欠陥が認めら
れ、断線し易くなるためである。
【0010】上記Snを100〜400ppmにする理
由は、Sn/Mgの重量比が2±0.2において100
ppmより小さいと強度が不十分となり、また、400
ppmより大きいと導電率が低下するためである。すな
わち、強度に及ぼす元素の影響は、Mgよりも原子半径
の大きいSnの方が大きいと考えられるので、本発明に
おいては強度に重点をおいてSnを主元素とした。ここ
で、Snを主元素としてCuに添加した場合、導電率の
面から約400ppmが限界なので、Snの一部をMg
におきかえた。このとき、Mgの添加量が少ないと強度
へ及ぼす効果が少なく、一方、Mgの添加量が多すぎる
と、鋳造、特に連続鋳造により荒引線を製造する際に荒
引線の表面傷が多くなり、荒引線の製造が困難となるの
で、Snの約1/2にしたものである。なお、約1/2
という値は実験により求めたものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の銅合金線について詳細に説明
する。
【0012】
【表1】 Sn,Mg,及びPを表1に示す配合で原料である無酸
素銅(OFC)に添加し、これを真空中(10-4tor
r)にて約1Kgに溶解した後、Ar雰囲気中で外径8
mmの銅線を鋳造すると共に、外径8mmから外径0.
00254mmに伸線してサンプル1から5までの本発
明品の銅合金線を製造した。ここで、使用した母合金組
成は、それぞれ99.9%Sn,60%Mg−Cu,1
5%P−Cuである。
【0013】一方、比較品としてSnを52ppm添加
したものをサンプル6,Pを100ppm添加したもの
をサンプル7,Pを含有しないものをサンプル8,添加
物を含くまない酸素含有量300ppmの銅線をサンプ
ル9とした。
【0014】次に、本発明品のサンプル1から5の銅合
金線と、比較品の6から9の銅合金線(銅線を含む)に
対して、引張強さ,導電率,曲げ回数といった特性試験
を行った。このうち、曲げ回数試験は、銅合金線の7本
撚り線を絶縁被覆した後、曲げ半径2.5R,荷重50
gにて90deg曲げ(繰り返し曲)を行い、その回数
を測定した。
【0015】表1から判るように、上記したバッチ式の
鋳造方式によって製造されたサンプル1から9の銅合金
線は、Pの含有の有無にかからわず表面品質(表面傷の
有無)が良好になっていることが判る。一方、Pの含有
量を増やすことによって導電率は低下し、Pを100p
pm含有したサンプル7の銅合金線は、70kg/mm
2 以上の引張強さを有しているものの導電率が88.5
IACS%と大幅に低下しており、本発明品の用途とし
て適さないものになっている。
【0016】また、Snの含有量が52ppmのサンプ
ル6の銅合金線は、引張強さ,曲げ回数共にサンプル9
の銅線に近い特性になっており、機械的強度が低くなっ
ていることを示している。これに対し、Snを少なくと
も100ppm以上含有したサンプル1から5の本発明
品の銅合金線は、引張強さ,曲げ回数共に高い特性を備
えている。なお、Pを含有させないでSnを300pp
mおよびMgを151ppm含有させた銅合金線も、引
張強さ,曲げ回数については何れも高い特性を備えてい
る。
【0017】以上の結果から判るように、上記したバッ
チ式の鋳造方式による製造ではPを含有させなくても表
面傷の発生を防いで断線を防ぐことができる。つまり、
表面傷も耐断線も何れも良好である。また、Snの含有
量を100から400ppmにすると、導電率をそれ程
低下させずに引張強さと曲げ回数を向上させることがで
きる。従って、抗張力と導電性が高く、且つ、断線し難
いといった特性を提供することができる。
【0018】表2には、以上の銅合金線を経済的に量産
化するためにSCR連続鋳造にて製造した銅合金線の配
合,及び特性が示されている。ここで、母合金は上記方
式のものと同一のものを使用し、表面傷は外径8mmの
段階で観察した。
【0019】
【表2】 表2から判るように、Pを2〜40ppmを含有したサ
ンプル10(本発明品)は表面傷の発生がなく、外径
0.0254mmまで伸線する際、断線することがなか
った。これに対し、Pを含有していないサンプル14の
比較品は、表面傷の発生があり、伸線時に断線が多かっ
た。なお、Pの含有量の多いサンプル13の比較品は、
導電率が低い。Pを含む合金の表面傷,耐断線性の特性
の良い理由として、Pを添加することによってキャスト
バー中の欠陥を低減しているものと考えられる。すなわ
ち、連続鋳造ではその低酸素化工程において、O2 が少
なくなるとH2 が発生してブローホールを生じ易くなる
と考えられるが、Pの存在はこのH2 ガスの発生を抑制
する効果を奏するものと推定される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の銅合金線
によると、Pを2〜40ppm含有した酸素含有量50
ppm以下のCuに、SnとMgをSn/Mgの重量比
にして2±0.2の重量比で、且つ、Snが100〜4
00ppmとなるように含有させたため、抗張力と導電
性を高くし、且つ、断線し難く、また連続鋳造法により
容易に製造できるようにすることができる。従って、本
発明の用途に適した銅合金線を低コストで供給すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 孝 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Pを2〜40ppm含有した酸素含有量
    50ppm以下のCuに、SnとMgをSn/Mgの重
    量比にして2±0.2の重量比で、且つ、Snが100
    〜400ppmとなるように含有させたことを特徴とす
    る銅合金線。
JP14577393A 1993-05-25 1993-05-25 銅合金線 Pending JPH06330210A (ja)

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JP14577393A JPH06330210A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 銅合金線

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022224940A1 (ja) * 2021-04-19 2022-10-27 株式会社 Kmct 耐食性銅合金、銅合金管および熱交換器
JP2022165385A (ja) * 2021-04-19 2022-10-31 株式会社Kmct 耐食性銅合金、銅合金管および熱交換器
CN117242197A (zh) * 2021-04-19 2023-12-15 株式会社Kmct 耐腐蚀性铜合金、铜合金管和热交换器

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WO2022224940A1 (ja) * 2021-04-19 2022-10-27 株式会社 Kmct 耐食性銅合金、銅合金管および熱交換器
JP2022165385A (ja) * 2021-04-19 2022-10-31 株式会社Kmct 耐食性銅合金、銅合金管および熱交換器
CN117242197A (zh) * 2021-04-19 2023-12-15 株式会社Kmct 耐腐蚀性铜合金、铜合金管和热交换器

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