JPH06330502A - レール押え用板バネのボルト緊解装置 - Google Patents

レール押え用板バネのボルト緊解装置

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JPH06330502A
JPH06330502A JP14559393A JP14559393A JPH06330502A JP H06330502 A JPH06330502 A JP H06330502A JP 14559393 A JP14559393 A JP 14559393A JP 14559393 A JP14559393 A JP 14559393A JP H06330502 A JPH06330502 A JP H06330502A
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Hirotoshi Noda
裕敏 野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軌道レールを固定するためのボルト締結装置に
おいて、レール両側に配設したボルト頭部の位置及び高
さに変動が生じていても、これら両側のボルトに対して
インパクトレンチのソケットを同時に正確に嵌合して円
滑なボルト締結及び解除作業をし、あわせて作業員を軽
減し得るようにした。 【構成】車輪6付き台車フレーム7をレール頭部1bに
載置して前後動自在とし、台車フレーム7に直立した中
心軸8を中心にして張り出したセンターアーム9を水平
方向に回動自在とし、センターアーム9の両端部の夫々
にスライドレール10、10を水平方向に回動し得るよ
うに軸支し、夫々のスライドレール10、10に沿って
上下方向に移動するインパクトレンチ11、11を設
け、各インパクトレンチ11は、スライドレール10の
上端に固定したゼンマイ式のウェイトバランス用板バネ
12の下端を固定して上下動を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レール押え用の板バネ
を介して軌道レールを木マクラギ、PCマクラギ等にボ
ルト締結する際、軌道レールの両側の締結ボルトを同時
に締め付け、及び緩めることができるようにしたレール
押え用板バネのボルト緊解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道用レールを敷設するには、木マクラ
ギ、PCマクラギ等のマクラギ上にレールを載置し、レ
ール底部の両側にレール押え用の板バネを添え付けて、
該板バネをマクラギにボルト締結するようにしている。
【0003】このような締結ボルトを緊解する作業にお
いては、従来から、図5に示すように、単体2個のイン
パクトレンチ20、20に一人ずつと台車21に搭載し
た発電機22を移動させる者とで合計三人の作業員を1
パーティーとして何パーティーかで作業をするようにし
ていた。
【0004】そのうちインパクトレンチ20を操作する
者は、足元のマクラギ上に立てた締結ボルトを締結する
ために常に前屈みの姿勢となり、腰に負担のかかる作業
を強いられていた。
【0005】これに対処して、作業性の向上を図るため
に立ったままの姿勢でレール24の両側のボルトを二個
同時に緊解できるようにしたインパクトレンチが開発さ
れている。
【0006】その構成としては、図6に示すように、レ
ール1に載置して移動し得る車輪付き台車25と、台車
25に搭載した水平リンク26を備えた1本のアーム2
2を介してその先端に連結した水平アーム27と、水平
アーム27の両側に回転軸27a、27aを介して連結
したインパクトレンチ20、20とを有するもので、イ
ンパクトレンチ20、20は水平リンク26により常に
垂直を保った状態で上下方向に移動し、且つ回転軸27
a、27aにより夫々独立して回動するようにしてあ
る。
【0007】このような構成により、ボルト緊解時に
は、台車25をレール1に沿って移動したあと、レール
1の両側のボルト位置で停止し、水平アーム27を下降
すると共に、両側のインパクトレンチ20、20の夫々
を回動することにより、ソケット28、28をレール1
の両側のボルト頭部に位置合わせして嵌合し、これら2
個のボルトを同時に緊解する。
【0008】また、従来装置として、図7に示すものが
ある。これは、車輪付き台車25上に立設した旋回軸2
9に対して上記のようにインパクトレンチ20を常に垂
直に上下移動する水平リンク26を備えた1本のアーム
22を設け、このアーム22の先端に1個のインパクト
レンチ20を連結したものである。
【0009】このような構成により、ボルト緊解時に
は、インパクトレンチ20を旋回軸29の周りに回動し
て、アーム22をレール1の両側のボルトのうち片側1
個のボルトに振り向けると共に、アーム22をボルト頭
部の高さに応じて上下移動させて、ソケット28をボル
ト頭部に嵌合することにより、ボルトの緊解を片側1個
ずつ行うようにする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、軌道レール
の両側の締結ボルトは、締結装置の種類が様々である等
の理由によって、図3に示すように、ボルト5の立て込
み時に倒れが生じた場合、図8(a) に示すように、両側
のボルト頭部5a、5aにレール1の長手方向に沿う誤
差D1が生じ、このとき、両側のボルト頭部5a、5a
の間隔Cが一定とならず、また図8(b) に示すようにマ
クラギ3がレール1に対して傾斜した場合、両側のボル
トの配置にレール1の長手方向に沿う誤差D2が生じる
結果、両側のボルト頭部5a、5aにも同様の誤差D2
が生じるものである。
【0011】さらには、図4に示すように、ボルト立て
込み時の締め付け高さにより、両側のボルト頭部5a、
5aに高さ誤差Hが生じることもある。
【0012】従って、上記の図6及び図7に示したボル
ト緊解装置においても、インパクトレンチのソケット位
置をこのようなボルト頭部の位置及び高さに応じて柔軟
に変化させることが必要となる。
【0013】ところが、図6に示すボルト緊解装置によ
れば、アーム22が上下方向に円弧を描くと、図8(c)
に示すように、両側のソケット28、28の位置は、レ
ール1の長手方向に沿って相対距離D3を随時変化させ
ることとなる。この場合、両側のインパクトレンチ2
0、20は夫々を個別的に上下動することができないた
め、レール1の両側のボルト頭部の高さが異なる場合に
は、左右のソケット28、28のどちらかがボルト頭部
に合わなくなるという不都合が生じる。
【0014】また、この図6に示すボルト緊解装置にお
いては、図8(a) 及び(b) に示すように、レール1の長
手方向に沿って両側のボルト頭部5a、5aの相対位置
が異なる場合、どちらかのソケット28を一方のボルト
頭部に位置合わせすると、他方のソケット28が片側の
ボルト頭部5aに合わなくなることがある。
【0015】ところで、図7に示すボルト緊解装置によ
れば、インパクトレンチ20が1個であるため、両側の
ボルト5、5を片側ずつ個別的に緊解するから、台車2
5を移動することにより、レール1の長手方向に沿って
インパクトレンチ20を移動することは可能である。
【0016】ただしこれは、台車1台についてインパク
トレンチ20を一個だけ搭載した場合に限られるから、
レール1の両側のボルト5、5ごとに交互に台車25を
移動しなければならないという手間は解消し得ていない
のである。
【0017】本発明は、このような問題点に対処して為
されたもので、軌道レールを固定するためのボルト締結
装置に対して、締結装置に寸法誤差があったり、立て込
み等がまちまちであったり、また締結装置の種類が様々
である等の理由で、レール両側に配設したボルト頭部の
位置及び高さに変動が生じていても、これに柔軟に対応
し、ソケットを両側2個のボルトに同時に嵌合するよう
にして、作業性の向上を図り、1パーティに要する作業
員を軽減し、正確且つ円滑なボルト締結及び解除作業を
し得るようにしたレール押え用板バネのボルト緊解装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のレール押え用板バネのボルト緊解装置
は、レール1の両側に設置したレール押え用板バネ2を
マクラギ3に対してボルト5で締結して、各板バネ2を
レール底部1aの両側から押え付けるようにしたレール
押え用板バネのボルト緊解装置において、レール1の頭
部1bに載置して該レール1の長手方向に移動し得る車
輪6付き台車フレーム7と、前記台車フレーム7に直立
した中心軸8を中心に張り出した両腕を水平方向に回動
し得るセンターアーム9と、該センターアーム9の両端
部の夫々において水平方向に回動し得るように軸支した
スライドレール10、10と、夫々のスライドレール1
0、10に沿って上下方向に移動するインパクトレンチ
11、11とを有し、各インパクトレンチ11は、前記
スライドレール10の上端に固定したゼンマイ式のウェ
イトバランス用板バネ12の下端を固定して、各インパ
クトレンチ11、11の上端に設けたハンドル13、1
3の操作により上下動を行うようにしたことを特徴とす
るものである。
【0019】
【作用】上記構成において、台車フレーム7は車輪6を
介してレール頭部1b上に載置され、ハンドル13を押
したり引いたりすることにより、レール1の両側に配設
したボルト5、5の位置まで自由に移動し得る。
【0020】このような動作において、センターアーム
9自体は一体的な構成によるものであるから、ハンドル
13の左右を同時に押したり引いたりすることにより、
センターアーム9は中心軸8に対して水平方向に作用し
て台車フレーム7をスムーズに前後動することができ
る。
【0021】また、センターアーム9は、台車フレーム
7上に直立させた中心軸8の周りに水平方向に回動し得
るものであり、且つセンターアーム9の両端に設けたイ
ンパクトレンチ11、11はこの先端位置においても水
平方向に回動し得るものである。
【0022】従って、センターアーム9の回動移動によ
り、締結すべきボルト5、5に対してレール1の長手方
向に沿う前後方向の位置をほぼ決めた後、センターアー
ム9の先端位置で各インパクトレンチ11を回動して、
レール1に対する遠近距離を微調整することができる。
【0023】また、夫々のインパクトレンチ11はスラ
イドレール10に対して上下方向に移動し得るものであ
るから、位置決めした後、そのままハンドル13を押し
下げながら両側のインパクトレンチ11、11を駆動し
てボルト5、5を垂直下に締め付けることができるもの
である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0025】図1は本発明のボルト緊解装置をレール上
に載置した状態を示す斜視図である。図2はレールの横
断面位置から図1のボルト緊解装置を見た側方図であ
る。図3は板バネに対して立てた締結用ボルトの傾斜し
た状況を示す斜視図である。図4はレールの横断面図で
あり、レールの両側に立てた締結用ボルトの高さが異な
る場合を示す。
【0026】図1において、長尺の台車フレーム7の前
後端部にはブラケット7a、7aを突設し、夫々のブラ
ケット7a、7aに車輪6を回動可能に軸支してある。
車輪6、6は夫々円形フランジ部6aを両側に突出して
あり、レール頭部1bの両側を挟むように係合する。
【0027】台車フレーム7の一端(前端とする)上方
には中心軸8を垂直上方に立設し、これに中心軸受け9
aを枢設し、この中心軸受9aに対してセンターアーム
9が両側に水平方向に張り出してある。
【0028】センターアーム9の両端には、夫々端部軸
受け9b、9bが上下方向に固設してあり、この端部軸
受に対してスライドレール10、10を水平方向に回動
し得るように軸支してある。10a、10aはスライド
レール10の片面に突設した上下のブラケットであり、
センターアーム9の両端において、このブラケット10
a、10aで上下方向からセンターアーム9の両端の端
部軸受け9bを挟んで軸支する。
【0029】スライドレール10は上下方向に長尺であ
って、ブラケット10aの反対面にガイドレール10b
を上下方向に突出し、これにインパクトレンチ11の側
面に突設した支持盤11aを摺動自在に嵌合して、該支
持盤11aをガイドレール10bに沿って上下動するよ
うにしてある。
【0030】なお、センターアーム9の両幅は、両端の
端部軸受け9b、9bが、レール1の両側で締結すべき
ボルト5、5の上方位置にくるように計画しておき、ボ
ルト5が傾倒したりしてボルト頭部5aが本来の位置か
らずれた位置にある場合に、インパクトレンチ11を端
部軸受け9b、9bの周りに回動して調整する。
【0031】さらに、インパクトレンチ11の支持盤1
1aには、スライドレール10の上端に固定したゼンマ
イ式のウェイトバランス用板バネ12の下端を固定して
ある。これにより、両側のインパクトレンチ11、11
は独立的に板バネ12、12に吊り上げられた浮動状態
を保ち、インパクトレンチ11の上端に固着したハンド
ル13の操作により軽微な力でインパクトレンチ11の
上下動を行うようにしてある。
【0032】インパクトレンチ11には電動モータ(不
図示)が内蔵してあり、台車フレーム7の後方に搭載し
た発電機15から供給される電力を得て、夫々のインパ
クトレンチ11、11の垂下方向に設けたソケット1
4、14を正逆方向に回転することができる。
【0033】なお、発電機15の後方には運搬用ハンド
ル15a、15aを取り付けてある。
【0034】このような本発明によるボルト緊解装置
は、本装置をレール1上に載置した状態において、左右
にバランスを保って容易には転落せず、台車フレーム7
の移動及びボルト5の緊解作業に非常に良好な作業性を
有するものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレール押
え用板バネのボルト緊解装置によれば、レールの両側に
配設したボルト頭部の位置及び高さに変動があっても、
台車フレームを前後動して位置決めした後は、センター
アームを左右に前後動し、また両側のインパクトレンチ
を夫々独立的に回動及び上下動して、両側のボルト頭部
に対して位置決めすることにより、両方のソケットを正
確に両側のボルト頭部に嵌合して両側2個のボルトを同
時に緊解することができる。
【0036】特に、本発明においては、台車フレームに
対してセンターアームが回動可能に軸支された結果、片
側のインパクトレンチを前方に押せば、もう片側のイン
パクトレンチは後方に引き込まれるように動作する結
果、図8(a) 及び(b) に示すようなレール1の長手方向
に沿った両側のボルト頭部5a、5aの誤差にも的確に
対応して、両側のボルト頭部5a、5aに対して同時に
両方のソケット28、28を振り向けることができる。
【0037】また、本発明においては、両方のインパク
トレンチは夫々独立的に上下動することができるため、
図4に示すようなレール1の両側でボルト頭部5a、5
aの高さが異なる場合でも、これに柔軟に対応して、両
側のボルト頭部5a、5aに対して同時に両方のソケッ
ト28、28を正確に嵌合することができる。
【0038】しかもこのような操作は、一人の作業員が
左右のハンドルを操作することにより、容易に行えるも
のである。
【0039】また、インパクトレンチを上下動してソケ
ットをボルト頭部に嵌合することができるため、一度位
置決めした後のソケット位置には変動がなく、ボルト頭
部からソケットを抜き出す作業にも無理な力がかからず
に円滑に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のボルト緊解装置をレール上に載
置した状態を示す斜視図である。
【図2】図2はレールの横断面位置から図1のボルト緊
解装置を見た側方図である。
【図3】図3は板バネに対して立てた締結用ボルトの傾
斜した状況を示す斜視図である。
【図4】図4はレールの横断面図であり、レールの両側
に立てた締結用ボルトの高さが異なる場合を示す。
【図5】図5は単体2個のインパクトレンチを使用する
ようにした従来のボルト緊解装置の使用状況を示す斜視
図である。
【図6】図6は台車1台について2個のインパクトレン
チを同時に使用することができるようにした従来のボル
ト緊解装置の斜視図である。
【図7】図7は台車1台について1個のインパクトレン
を使用するようにした従来のボルト緊解装置の斜視図で
ある。
【図8】図8(a) 乃至(c) は従来のインパクトレンチを
使用した場合に生じる誤差の態様を示した説明図であ
る。
【符合の説明】
1…レール、1a…レール底部、2…レール押え用板バ
ネ、3…マクラギ、5…ボルト、6…車輪、7…台車フ
レーム、8…中心軸、9…センターアーム、10…スラ
イドレール、11…インパクトレンチ、12…ウェイト
バランス用板バネ、13…ハンドル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール1の両側に設置したレール押え用板
    バネ2をマクラギ3に対してボルト5で締結して、各板
    バネ2をレール底部1aの両側から押え付けるようにし
    たレール押え用板バネのボルト緊解装置において、レー
    ル1の頭部1bに載置して該レール1の長手方向に移動
    し得る車輪6付き台車フレーム7と、前記台車フレーム
    7に直立した中心軸8を中心にして張り出した両腕を水
    平方向に回動し得るセンターアーム9と、該センターア
    ーム9の両端部の夫々において水平方向に回動し得るよ
    うに軸支したスライドレール10、10と、夫々のスラ
    イドレール10、10に沿って上下方向に移動するイン
    パクトレンチ11、11とを有し、各インパクトレンチ
    11は、前記スライドレール10の上端に固定したゼン
    マイ式のウェイトバランス用板バネ12の下端を固定し
    て、各インパクトレンチ11、11の上端に設けたハン
    ドル13、13の操作により上下動を行うようにしたこ
    とを特徴とするレール押え用板バネのボルト緊解装置。
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