JPH06330717A - 4サイクルエンジン - Google Patents
4サイクルエンジンInfo
- Publication number
- JPH06330717A JPH06330717A JP14258693A JP14258693A JPH06330717A JP H06330717 A JPH06330717 A JP H06330717A JP 14258693 A JP14258693 A JP 14258693A JP 14258693 A JP14258693 A JP 14258693A JP H06330717 A JPH06330717 A JP H06330717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- engine
- valve
- control valve
- intake passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、ポンピングロスを低減して、燃
料消費率を良好にしつつ出力を向上させることができる
ようにしている。 【構成】 この発明は、燃焼室17に吸気ポート18が
開口され、この吸気ポートに吸気通路20が連通される
とともにこの吸気ポートに吸気バルブ22が配設され、
この吸気バルブが吸気工程で開操作され、吸気通路から
燃焼室へ混合気が供給される4サイクルエンジン10に
おいて、吸気通路には、この吸気通路を開閉可能とする
制御バルブ26が配設され、この制御バルブがエンジン
の負荷に応じて開閉タイミングを任意に変更し得るよう
構成されたものである。
料消費率を良好にしつつ出力を向上させることができる
ようにしている。 【構成】 この発明は、燃焼室17に吸気ポート18が
開口され、この吸気ポートに吸気通路20が連通される
とともにこの吸気ポートに吸気バルブ22が配設され、
この吸気バルブが吸気工程で開操作され、吸気通路から
燃焼室へ混合気が供給される4サイクルエンジン10に
おいて、吸気通路には、この吸気通路を開閉可能とする
制御バルブ26が配設され、この制御バルブがエンジン
の負荷に応じて開閉タイミングを任意に変更し得るよう
構成されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高効率なミラーサイ
クルエンジンを実現した4サイクルエンジンに関する。
クルエンジンを実現した4サイクルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保全の観点から、低燃費で高
出力を発揮できる高効率なエンジン、即ちミラーサイク
ルエンジンを実現する発明等が提案されている。このよ
うなものとして、特開平3-217612号公報記載の4サイク
ルエンジンがある。
出力を発揮できる高効率なエンジン、即ちミラーサイク
ルエンジンを実現する発明等が提案されている。このよ
うなものとして、特開平3-217612号公報記載の4サイク
ルエンジンがある。
【0003】このエンジンは、シリンダへッドに形成さ
れた混合気系吸気通路と燃焼室との間の吸気ポートに、
通常のポペットタイプの吸気バルブを設置し、また、シ
リンダ壁面にサイドポートを形成し、このサイドポート
に連通した空気系吸気通路に開閉弁を配設し、この開閉
弁の閉じタイミングを、特定の低負荷時には高負荷時よ
りも早く設定したものである。
れた混合気系吸気通路と燃焼室との間の吸気ポートに、
通常のポペットタイプの吸気バルブを設置し、また、シ
リンダ壁面にサイドポートを形成し、このサイドポート
に連通した空気系吸気通路に開閉弁を配設し、この開閉
弁の閉じタイミングを、特定の低負荷時には高負荷時よ
りも早く設定したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載のエンジンでは、特定の低負荷時には開閉弁が閉じ
て、エンジンの有効吸気工程の終了時期(終了タイミン
グ)が早まり、この特定の負荷時においてミラーサイク
ルエンジンとなっているが、任意の低負荷時に常にミラ
ーサイクルエンジンを実現できるものではない。
載のエンジンでは、特定の低負荷時には開閉弁が閉じ
て、エンジンの有効吸気工程の終了時期(終了タイミン
グ)が早まり、この特定の負荷時においてミラーサイク
ルエンジンとなっているが、任意の低負荷時に常にミラ
ーサイクルエンジンを実現できるものではない。
【0005】また、上記従来のエンジンは負荷制御をス
ロットルバルブによって実施しているので、このスロッ
トルバルブが吸気通路の管路抵抗となって、エンジンの
ポンピングロスに悪影響を及ぼしている。
ロットルバルブによって実施しているので、このスロッ
トルバルブが吸気通路の管路抵抗となって、エンジンの
ポンピングロスに悪影響を及ぼしている。
【0006】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、ポンピングロスを低減して燃料消費率を
良好にしつつ(低燃費)出力を向上させることができる
4サイクルエンジンを提供することを目的とする。
たものであり、ポンピングロスを低減して燃料消費率を
良好にしつつ(低燃費)出力を向上させることができる
4サイクルエンジンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃焼室に吸
気ポートが開口され、この吸気ポートに吸気通路が連通
されるとともにこの吸気ポートに吸気バルブが配設さ
れ、この吸気バルブがクランク角変化と同期して吸気工
程で開操作され、上記吸気通路から上記燃焼室へ混合気
が供給される4サイクルエンジンにおいて、上記吸気通
路には、この吸気通路を開閉可能とする制御バルブが配
設され、この制御バルブがエンジン負荷に応じて開閉タ
イミングを任意に変更し得るよう構成されたものであ
る。
気ポートが開口され、この吸気ポートに吸気通路が連通
されるとともにこの吸気ポートに吸気バルブが配設さ
れ、この吸気バルブがクランク角変化と同期して吸気工
程で開操作され、上記吸気通路から上記燃焼室へ混合気
が供給される4サイクルエンジンにおいて、上記吸気通
路には、この吸気通路を開閉可能とする制御バルブが配
設され、この制御バルブがエンジン負荷に応じて開閉タ
イミングを任意に変更し得るよう構成されたものであ
る。
【0008】
【作用】従って、この発明に係る4サイクルエンジンに
よれば、通常の吸気バルブの他に制御バルブを吸気通路
に配設し、この制御バルブがエンジンの負荷に応じて吸
気通路の開閉タイミングを任意に変更するので、この制
御バルブが有効吸気工程の終了タイミングを負荷に応じ
て任意に変更させることができる。このため、制御バル
ブにて負荷を制御でき、吸気系にスロットルバルブを設
置する必要がない。この結果、エンジンのポンピングロ
スを低減でき、低燃費で高出力を発揮できる高効率なエ
ンジン、即ちミラーサイクルエンジンを実現できる。
よれば、通常の吸気バルブの他に制御バルブを吸気通路
に配設し、この制御バルブがエンジンの負荷に応じて吸
気通路の開閉タイミングを任意に変更するので、この制
御バルブが有効吸気工程の終了タイミングを負荷に応じ
て任意に変更させることができる。このため、制御バル
ブにて負荷を制御でき、吸気系にスロットルバルブを設
置する必要がない。この結果、エンジンのポンピングロ
スを低減でき、低燃費で高出力を発揮できる高効率なエ
ンジン、即ちミラーサイクルエンジンを実現できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1(A)は、この発明に係る4サイクルエン
ジンの低負荷時を示す断面図であり、図1(B)は、図
1(A)の低負荷時におけるバルブタイミングダイヤグ
ラムを示す。
明する。図1(A)は、この発明に係る4サイクルエン
ジンの低負荷時を示す断面図であり、図1(B)は、図
1(A)の低負荷時におけるバルブタイミングダイヤグ
ラムを示す。
【0010】図1(A)に示すように、4サイクルエン
ジン10は、シリンダブロック11にシリンダヘッド1
2及び図示しないヘッドカバーが連設され、シリンダブ
ロック11内にピストン13が往復移動可能に収容さ
れ、クランクケース内にクランクシャフト14が回転可
能に配設して構成される。ピストン13は、シリンダブ
ロック11内に嵌装されたシリンダスリーブ15内を摺
動する。また、このピストン13はコンロッド16を介
してクランクシャフト14に連結され、ピストン13の
往復運動がクランクシャフト14の回転運動に変換され
る。
ジン10は、シリンダブロック11にシリンダヘッド1
2及び図示しないヘッドカバーが連設され、シリンダブ
ロック11内にピストン13が往復移動可能に収容さ
れ、クランクケース内にクランクシャフト14が回転可
能に配設して構成される。ピストン13は、シリンダブ
ロック11内に嵌装されたシリンダスリーブ15内を摺
動する。また、このピストン13はコンロッド16を介
してクランクシャフト14に連結され、ピストン13の
往復運動がクランクシャフト14の回転運動に変換され
る。
【0011】シリンダヘッド12には、ピストン13と
の間で燃焼室17が形成され、この燃焼室17に吸気ポ
ート18及び排気ポート19が開口される。更に、シリ
ンダヘッド12には、吸気ポート18と連通して吸気通
路20が、排気ポート19と連通して排気通路21がそ
れぞれ形成される。吸気ポート18は、吸気バルブ22
により開閉されて、吸気通路20から吸気ポート18を
経て燃焼室17内へ混合気が供給される。また、排気ポ
ート19は、排気バルブ23により開閉されて、燃焼室
17内で燃焼された後の排ガスが、排気ポート19を経
て排気通路21へ排出される。
の間で燃焼室17が形成され、この燃焼室17に吸気ポ
ート18及び排気ポート19が開口される。更に、シリ
ンダヘッド12には、吸気ポート18と連通して吸気通
路20が、排気ポート19と連通して排気通路21がそ
れぞれ形成される。吸気ポート18は、吸気バルブ22
により開閉されて、吸気通路20から吸気ポート18を
経て燃焼室17内へ混合気が供給される。また、排気ポ
ート19は、排気バルブ23により開閉されて、燃焼室
17内で燃焼された後の排ガスが、排気ポート19を経
て排気通路21へ排出される。
【0012】吸気バルブ22及び排気バルブ23は、回
転駆動されたカムシャフト24上のカム25により、図
示しないロッカアームを介して開閉操作される。カムシ
ャフト24は、図示しないカムチェーンを介してクラン
クシャフト14により回転駆動されるので、吸気バルブ
22及び排気バルブ23は、クランク角変化と同期して
開閉操作される。つまり、吸気バルブ22は、図1、図
2及び図3のそれぞれ(B)に示すように、ピストン1
3の上死点直前に開き、下死点直後に閉じて、吸気工程
で開操作される。また、排気バルブ23は、ピストン1
3の下死点直前に開き、上死点直後に閉じて、排気工程
で開操作される。
転駆動されたカムシャフト24上のカム25により、図
示しないロッカアームを介して開閉操作される。カムシ
ャフト24は、図示しないカムチェーンを介してクラン
クシャフト14により回転駆動されるので、吸気バルブ
22及び排気バルブ23は、クランク角変化と同期して
開閉操作される。つまり、吸気バルブ22は、図1、図
2及び図3のそれぞれ(B)に示すように、ピストン1
3の上死点直前に開き、下死点直後に閉じて、吸気工程
で開操作される。また、排気バルブ23は、ピストン1
3の下死点直前に開き、上死点直後に閉じて、排気工程
で開操作される。
【0013】さて、図1(A)に示すように、シリンダ
ヘッド12にはロータリー式の制御バルブ26が回動可
能に配設され、この制御バルブ26の回動により吸気通
路20が開閉操作される。制御バルブ26の回動は、揺
動リンク27、支持リンク28及び回転リンク29、並
びにドライブギア30及びドリブンギア31により実施
される。
ヘッド12にはロータリー式の制御バルブ26が回動可
能に配設され、この制御バルブ26の回動により吸気通
路20が開閉操作される。制御バルブ26の回動は、揺
動リンク27、支持リンク28及び回転リンク29、並
びにドライブギア30及びドリブンギア31により実施
される。
【0014】つまり、ドライブギア30は、カムシャフ
ト24と同軸に配設され、クランクシャフト14の1回
転中にドライブギア30も1回転するよう構成される。
ドリブンギア31は、このドライブギア30に噛み合
い、このドライブギア30と逆方向に2倍の回転数で回
転する。ドリブンギア31の軸心31aは、シリンダヘ
ッド12及びヘッドカバーに刻設されたガイド溝32に
沿って移動可能に設けられる。このガイド溝32は、カ
ムシャフト24直上位置から角度θの範囲に亘り形成さ
れる。
ト24と同軸に配設され、クランクシャフト14の1回
転中にドライブギア30も1回転するよう構成される。
ドリブンギア31は、このドライブギア30に噛み合
い、このドライブギア30と逆方向に2倍の回転数で回
転する。ドリブンギア31の軸心31aは、シリンダヘ
ッド12及びヘッドカバーに刻設されたガイド溝32に
沿って移動可能に設けられる。このガイド溝32は、カ
ムシャフト24直上位置から角度θの範囲に亘り形成さ
れる。
【0015】回転リンク29の一端部はドリブンギア3
1の側面に、支持リンク28の一端部はヘッドカバー等
の静止部に、揺動リンク27の一端部は制御バルブ26
にそれぞれ回転自在に連結される。また、回転リンク2
9、支持リンク28及び揺動リンク27のそれぞれの他
端部は、ピン33により回転自在に軸支されている。従
って、ドリブンギア31の矢印A方向の回転により、支
持リンク28が矢印B方向に揺動し、揺動リンク27が
ピン33を中心として矢印C方向に揺動可能とされ、こ
の結果、制御バルブ26が矢印D方向に正逆回動を可能
に設けられる。この制御バルブ26の回動により、吸気
通路20が開閉操作される。
1の側面に、支持リンク28の一端部はヘッドカバー等
の静止部に、揺動リンク27の一端部は制御バルブ26
にそれぞれ回転自在に連結される。また、回転リンク2
9、支持リンク28及び揺動リンク27のそれぞれの他
端部は、ピン33により回転自在に軸支されている。従
って、ドリブンギア31の矢印A方向の回転により、支
持リンク28が矢印B方向に揺動し、揺動リンク27が
ピン33を中心として矢印C方向に揺動可能とされ、こ
の結果、制御バルブ26が矢印D方向に正逆回動を可能
に設けられる。この制御バルブ26の回動により、吸気
通路20が開閉操作される。
【0016】但し、ドリブンギア31の軸心31aがカ
ムシャフト24の直上から角度θの位置にある場合(エ
ンジン高負荷時位置:図3(A))では、回転リンク2
9及び揺動リンク27が離れているので、ドリブンギア
31の回転にもかかわらず揺動リンク27が矢印C方向
にほとんど揺動せず、従って制御バルブ26もD方向に
回動しない。このため、制御バルブ26は、図3(B)
に示すように吸気通路20を閉じることがない。
ムシャフト24の直上から角度θの位置にある場合(エ
ンジン高負荷時位置:図3(A))では、回転リンク2
9及び揺動リンク27が離れているので、ドリブンギア
31の回転にもかかわらず揺動リンク27が矢印C方向
にほとんど揺動せず、従って制御バルブ26もD方向に
回動しない。このため、制御バルブ26は、図3(B)
に示すように吸気通路20を閉じることがない。
【0017】また、ドリブンギア31の軸心31aがカ
ムシャフト24の直上から角度αの位置にある場合(エ
ンジン低負荷時位置:図1(A))では、回転リンク2
9が揺動リンク27に接近するので、ドリブンギア31
の回転により揺動リンク27がC方向に揺動し、制御バ
ルブ26がD方向に正逆回動する。このため、制御バル
ブ26は、図1(B)に示すように、吸気バルブ22が
開弁する吸気工程の以前から開き始め、吸気バルブ22
が閉弁する前に閉じる。
ムシャフト24の直上から角度αの位置にある場合(エ
ンジン低負荷時位置:図1(A))では、回転リンク2
9が揺動リンク27に接近するので、ドリブンギア31
の回転により揺動リンク27がC方向に揺動し、制御バ
ルブ26がD方向に正逆回動する。このため、制御バル
ブ26は、図1(B)に示すように、吸気バルブ22が
開弁する吸気工程の以前から開き始め、吸気バルブ22
が閉弁する前に閉じる。
【0018】更に、ドリブンギア31の軸心31aがカ
ムシャフト24の直上にある場合(エンジン無負荷時位
置:図2(A))には、開弁リンク29が揺動リンク2
7に最も接近するので、ドリブンギア31の回転により
揺動リンク27が大きく揺動し、制御バルブ26も早期
にD方向に回動を開始する。このため、制御バルブ26
は、図2(B)に示すように、吸気バルブ22が閉弁す
る前から開き始め、吸気バルブ22の閉弁後開弁直後に
閉じる。
ムシャフト24の直上にある場合(エンジン無負荷時位
置:図2(A))には、開弁リンク29が揺動リンク2
7に最も接近するので、ドリブンギア31の回転により
揺動リンク27が大きく揺動し、制御バルブ26も早期
にD方向に回動を開始する。このため、制御バルブ26
は、図2(B)に示すように、吸気バルブ22が閉弁す
る前から開き始め、吸気バルブ22の閉弁後開弁直後に
閉じる。
【0019】上記ドリブンギア31のガイド溝32に対
する位置制御は、ギアレバー34、ワイヤ35及びアク
セルレバー36により実施される。つまり、ギアレバー
34はカムシャフト24と同軸に軸支されるとともに、
ドリブンギア31の軸心31aを支持する。このギアレ
バー34がワイヤ35を介してアクセルレバー36に連
結される。アクセルレバー36を深く踏み込むエンジン
高負荷時に、ドリブンギア31がカムシャフト24直上
から角θの位置に設定され、アクセルレバー36を浅く
踏み込むエンジン低負荷時に、ドリブンギア31がカム
シャフト24直上から角αの位置に設定され、アクセル
レバー36を踏み込むことがないエンジンの無負荷時
に、ドリブンギア31がカムシャフト24の直上に設定
される。
する位置制御は、ギアレバー34、ワイヤ35及びアク
セルレバー36により実施される。つまり、ギアレバー
34はカムシャフト24と同軸に軸支されるとともに、
ドリブンギア31の軸心31aを支持する。このギアレ
バー34がワイヤ35を介してアクセルレバー36に連
結される。アクセルレバー36を深く踏み込むエンジン
高負荷時に、ドリブンギア31がカムシャフト24直上
から角θの位置に設定され、アクセルレバー36を浅く
踏み込むエンジン低負荷時に、ドリブンギア31がカム
シャフト24直上から角αの位置に設定され、アクセル
レバー36を踏み込むことがないエンジンの無負荷時
に、ドリブンギア31がカムシャフト24の直上に設定
される。
【0020】次に作用を説明する。エンジン高負荷時に
は、図3(A)に示すように、アクセルレバー36が深
く踏み込まれ、ドリブンギア31の軸心31aがカムシ
ャフト24の直上から角度θの位置に設定されるので、
ドリブンギア31の回転によっても制御バルブ26がほ
とんど回動せず、図3(B)に示すように、制御バルブ
26は吸気通路20を閉じることがない。このため、燃
焼室17へ流入する混合気は、吸気バルブ22のみによ
って制御される。このときのエンジン10はオットーサ
イクル機関となり、その P-V線図は図6に示すようにサ
イクルacdefaとなる。
は、図3(A)に示すように、アクセルレバー36が深
く踏み込まれ、ドリブンギア31の軸心31aがカムシ
ャフト24の直上から角度θの位置に設定されるので、
ドリブンギア31の回転によっても制御バルブ26がほ
とんど回動せず、図3(B)に示すように、制御バルブ
26は吸気通路20を閉じることがない。このため、燃
焼室17へ流入する混合気は、吸気バルブ22のみによ
って制御される。このときのエンジン10はオットーサ
イクル機関となり、その P-V線図は図6に示すようにサ
イクルacdefaとなる。
【0021】また、エンジン低負荷時にはアクセルレバ
ー36が浅く踏み込まれて、例えば図1(A)に示すよ
うに、ドリブンギア31の軸心31aはカムシャフト2
4直上から角度αの位置に設定される。このため、ドリ
ブンギア31の回転によって制御バルブ26が回動し、
図1(B)に示すように、この制御バルブ26は、吸気
バルブ22の開弁前に吸気通路20を閉じる。従って、
燃焼室17へ流入する混合気は、吸気バルブ22及び制
御バルブ26によって制御され、エンジン10はミラー
サイクル機関となる。即ち、図4に示すように、このと
きの P-V線図はサイクルabcbdefaとなる。点b
で制御バルブ26が閉じるので、bc間では燃焼室17
内へ混合気が流入されず、断熱膨張、断熱圧縮となる。
この低負荷時のポンピングロスは、図4の斜線部とな
る。
ー36が浅く踏み込まれて、例えば図1(A)に示すよ
うに、ドリブンギア31の軸心31aはカムシャフト2
4直上から角度αの位置に設定される。このため、ドリ
ブンギア31の回転によって制御バルブ26が回動し、
図1(B)に示すように、この制御バルブ26は、吸気
バルブ22の開弁前に吸気通路20を閉じる。従って、
燃焼室17へ流入する混合気は、吸気バルブ22及び制
御バルブ26によって制御され、エンジン10はミラー
サイクル機関となる。即ち、図4に示すように、このと
きの P-V線図はサイクルabcbdefaとなる。点b
で制御バルブ26が閉じるので、bc間では燃焼室17
内へ混合気が流入されず、断熱膨張、断熱圧縮となる。
この低負荷時のポンピングロスは、図4の斜線部とな
る。
【0022】エンジン無負荷時には、図2(A)に示す
ように、アクセルレバー36が踏み込まれず、ドリブン
ギア31の軸心31aがカムシャフト24直上位置に設
定されるので、ドリブンギア31の回転により制御バル
ブ26が早期から回動し、図2(B)に示すように、こ
の制御バルブ26は吸気バルブ22の開弁直後に吸気通
路20を閉じる。このため、燃焼室17内へ流入する混
合気は、吸気バルブ22及び制御バルブ26によって制
御され、エンジン10はミラーサイクル機関となる。即
ち、この場合の P-V線図は図5に示すように、サイクル
ab’cb’defaとなる。この場合も、点b’で制
御バルブ26が閉じるので、b’c間は混合気が燃焼室
17内へ流入されず断熱膨張、断熱圧縮となる。この無
負荷時のポンピングロスは図5の斜線部となる。
ように、アクセルレバー36が踏み込まれず、ドリブン
ギア31の軸心31aがカムシャフト24直上位置に設
定されるので、ドリブンギア31の回転により制御バル
ブ26が早期から回動し、図2(B)に示すように、こ
の制御バルブ26は吸気バルブ22の開弁直後に吸気通
路20を閉じる。このため、燃焼室17内へ流入する混
合気は、吸気バルブ22及び制御バルブ26によって制
御され、エンジン10はミラーサイクル機関となる。即
ち、この場合の P-V線図は図5に示すように、サイクル
ab’cb’defaとなる。この場合も、点b’で制
御バルブ26が閉じるので、b’c間は混合気が燃焼室
17内へ流入されず断熱膨張、断熱圧縮となる。この無
負荷時のポンピングロスは図5の斜線部となる。
【0023】上記実施例によれば、通常の吸気バルブ2
2の他に制御バルブ26を吸気通路20に配設し、この
制御バルブ26がエンジンの負荷、特に無負荷及び任意
の低負荷に応じて吸気通路20を閉じる時期を任意に変
更するので、無負荷及び低負荷時におけるエンジンの有
効吸気工程の終了タイミングが図4及び図5にそれぞれ
示す点b、点b’となる。この点bは、低負荷の程度に
応じてドリブンギア31の軸心31aがガイド溝32に
沿って移動するのに対応して、点cから点b’の範囲で
変動する。このように、制御バルブ26にて負荷制御が
できるので、吸気系にスロットルバルブを設置する必要
がなく、この結果、エンジンのポンピングロスを低減で
き(尚、図4及び図5の2点鎖線は制御バルブ26がな
く吸気バルブ22のみによって制御されるオットーサイ
クルの P-V線図であり、この場合のポンピングロスは、
制御バルブ26を備えた上記実線に示すミラーサイクル
機関の場合よりも大きい。)、低燃費で高出力を発揮で
きる高効率なエンジン、即ちミラーサイクルエンジンを
実現できる。
2の他に制御バルブ26を吸気通路20に配設し、この
制御バルブ26がエンジンの負荷、特に無負荷及び任意
の低負荷に応じて吸気通路20を閉じる時期を任意に変
更するので、無負荷及び低負荷時におけるエンジンの有
効吸気工程の終了タイミングが図4及び図5にそれぞれ
示す点b、点b’となる。この点bは、低負荷の程度に
応じてドリブンギア31の軸心31aがガイド溝32に
沿って移動するのに対応して、点cから点b’の範囲で
変動する。このように、制御バルブ26にて負荷制御が
できるので、吸気系にスロットルバルブを設置する必要
がなく、この結果、エンジンのポンピングロスを低減で
き(尚、図4及び図5の2点鎖線は制御バルブ26がな
く吸気バルブ22のみによって制御されるオットーサイ
クルの P-V線図であり、この場合のポンピングロスは、
制御バルブ26を備えた上記実線に示すミラーサイクル
機関の場合よりも大きい。)、低燃費で高出力を発揮で
きる高効率なエンジン、即ちミラーサイクルエンジンを
実現できる。
【0024】尚、吸気通路26に過給機からの吸気が供
給される場合には、吸入混合気の温度が下がるので、圧
力比を上げることが可能となり、更に効率の良いエンジ
ンを実現できる。また、制御バルブ26を排気通路に設
置することができる。
給される場合には、吸入混合気の温度が下がるので、圧
力比を上げることが可能となり、更に効率の良いエンジ
ンを実現できる。また、制御バルブ26を排気通路に設
置することができる。
【0025】図7は、図1(A)、図2(A)及び図3
(A)に示す4サイクルエンジンが、船外機のエンジン
に適用された他の実施例を示す船外機の一部断面図であ
る。この他の実施例において、前記一実施例と同様な部
分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
(A)に示す4サイクルエンジンが、船外機のエンジン
に適用された他の実施例を示す船外機の一部断面図であ
る。この他の実施例において、前記一実施例と同様な部
分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0026】船外機40は、図示しないプロペラを備え
た推進ユニット41と、この推進ユニット41上に設置
されたエンジン42と、スイベルブラケット43及びク
ランプブラケット44と、を有して構成される。エンジ
ン42は、カウリング45に覆われて、水等から保護さ
れる。
た推進ユニット41と、この推進ユニット41上に設置
されたエンジン42と、スイベルブラケット43及びク
ランプブラケット44と、を有して構成される。エンジ
ン42は、カウリング45に覆われて、水等から保護さ
れる。
【0027】推進ユニット41は、スイベルブラケット
43に水平方向に揺動可能に軸支され、このスイベルブ
ラケット43は、クランプブラケット44にチルト軸4
6を介して、鉛直方向に傾動可能に軸支される。船外機
40は、クランプブラケット44にて船体47に取り付
け可能に構成される。また、上記推進ユニット41には
ステアリングハンドル48が設置され、このステアリン
グハンドル48を水平方向に揺動することにより、推進
ユニット41及びエンジン42がスイベルブラケット4
3に対し揺動して、船外機40が操舵される。このステ
アリングハンドル48の先端部にエンジンコントロール
グリップ49が配設される。
43に水平方向に揺動可能に軸支され、このスイベルブ
ラケット43は、クランプブラケット44にチルト軸4
6を介して、鉛直方向に傾動可能に軸支される。船外機
40は、クランプブラケット44にて船体47に取り付
け可能に構成される。また、上記推進ユニット41には
ステアリングハンドル48が設置され、このステアリン
グハンドル48を水平方向に揺動することにより、推進
ユニット41及びエンジン42がスイベルブラケット4
3に対し揺動して、船外機40が操舵される。このステ
アリングハンドル48の先端部にエンジンコントロール
グリップ49が配設される。
【0028】さて、上記エンジン42は、クランクシャ
フト14が縦置きに配置され、ピストン13が水平方向
に往復移動可能に配設される。また、エンジン42の上
面に、カムドライブプーリ50、カムドリブンプーリ5
1及びカムドライブベルト52が配設されて、クランク
シャフト14の回転によりカムシャフト24が回転駆動
される。また、カムシャフト24の下端部にオイルポン
プ53が設置されて、オイルパン54内に溜ったオイル
を、ピストン13や給気バルブ22及び排気バルブ23
等へ供給して、これらを潤滑している。
フト14が縦置きに配置され、ピストン13が水平方向
に往復移動可能に配設される。また、エンジン42の上
面に、カムドライブプーリ50、カムドリブンプーリ5
1及びカムドライブベルト52が配設されて、クランク
シャフト14の回転によりカムシャフト24が回転駆動
される。また、カムシャフト24の下端部にオイルポン
プ53が設置されて、オイルパン54内に溜ったオイル
を、ピストン13や給気バルブ22及び排気バルブ23
等へ供給して、これらを潤滑している。
【0029】このような船外機エンジン42のシリンダ
ブロック11にリンク保持アーム55が設置される。こ
のリンク保持アーム55の一端部によって、支持リンク
28の一端部が回転自在に支持される。また、エンジン
42のヘッドカバー56にガイド溝32が刻設され、こ
のガイド溝32にドリブンギア31の軸心31aが嵌合
される。この軸心31aは、図7には図示しないギアレ
バー、及びこのギアレバーに接続されたワイヤ(図示せ
ず)を介して、ステアリングハンドル48のエンジンコ
ントロールグリップ49に連結される。従って、このエ
ンジンコントロールグリップ49の操作によって、ドリ
ブンギア31の軸心31aがガイド溝32に沿って移動
する。
ブロック11にリンク保持アーム55が設置される。こ
のリンク保持アーム55の一端部によって、支持リンク
28の一端部が回転自在に支持される。また、エンジン
42のヘッドカバー56にガイド溝32が刻設され、こ
のガイド溝32にドリブンギア31の軸心31aが嵌合
される。この軸心31aは、図7には図示しないギアレ
バー、及びこのギアレバーに接続されたワイヤ(図示せ
ず)を介して、ステアリングハンドル48のエンジンコ
ントロールグリップ49に連結される。従って、このエ
ンジンコントロールグリップ49の操作によって、ドリ
ブンギア31の軸心31aがガイド溝32に沿って移動
する。
【0030】この実施例によれば、船外機40のエンジ
ン42においても、エンジンコントロールグリップ49
を操作することによって制御バルブ26を制御でき、こ
の制御バルブ26によりエンジン42の有効吸気工程の
終了のタイミングを変更して、ポンピングロスの低いミ
ラーサイクルエンジンを実現できる。特に、船外機40
のエンジン42がミラーサイクルエンジンである場合に
は、低燃費となるために長期間の航走が可能となる。こ
の結果、海上で燃料補給の機会が少ない船外機にとって
有利である。
ン42においても、エンジンコントロールグリップ49
を操作することによって制御バルブ26を制御でき、こ
の制御バルブ26によりエンジン42の有効吸気工程の
終了のタイミングを変更して、ポンピングロスの低いミ
ラーサイクルエンジンを実現できる。特に、船外機40
のエンジン42がミラーサイクルエンジンである場合に
は、低燃費となるために長期間の航走が可能となる。こ
の結果、海上で燃料補給の機会が少ない船外機にとって
有利である。
【0031】
【発明の効果】この発明に係る4サイクルエンジンによ
れば、ポンピングロスを低減して、燃料消費率を良好に
しつつ(低燃費)出力を向上させることができる。
れば、ポンピングロスを低減して、燃料消費率を良好に
しつつ(低燃費)出力を向上させることができる。
【図1】(A)は、この発明に係る4サイクルエンジン
の低負荷時を示す断面図であり、(B)は、図1(A)
の低負荷時におけるバルブタイミングダイヤグラムを示
す。
の低負荷時を示す断面図であり、(B)は、図1(A)
の低負荷時におけるバルブタイミングダイヤグラムを示
す。
【図2】(A)は、図1の4サイクルエンジンの無負荷
時を示す断面図であり、(B)は、図2(A)の無負荷
時におけるバルブタイミングダイヤグラムを示す。
時を示す断面図であり、(B)は、図2(A)の無負荷
時におけるバルブタイミングダイヤグラムを示す。
【図3】(A)は、図1の4サイクルエンジンにおける
高負荷時を示す断面図であり、、(B)は、図3(A)
の高負荷時におけるバルブタイミングダイヤグラムを示
す。
高負荷時を示す断面図であり、、(B)は、図3(A)
の高負荷時におけるバルブタイミングダイヤグラムを示
す。
【図4】図1(A)に示す低負荷時における4サイクル
エンジンの P-V線図。
エンジンの P-V線図。
【図5】図2(A)に示す無負荷時における4サイクル
エンジンの P-V線図。
エンジンの P-V線図。
【図6】図3(A)に示す高負荷時における4サイクル
エンジンの P-V線図。
エンジンの P-V線図。
【図7】図1(A)、図2(A)及び図3(A)に示す
4サイクルエンジンが、船外機のエンジンに適用された
他の実施例を示す船外機の一部断面図である。
4サイクルエンジンが、船外機のエンジンに適用された
他の実施例を示す船外機の一部断面図である。
10 4サイクルエンジン 17 燃焼室 18 吸気ポート 20 吸気通路 22 吸気バルブ 26 制御バルブ 27 揺動リンク 28 支持リンク 29 回転リンク 30 ドライブギア 31 ドリブンギア 31a ドリブンギアの軸心 32 ガイド溝
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼室に吸気ポートが開口され、この吸
気ポートに吸気通路が連通されるとともにこの吸気ポー
トに吸気バルブが配設され、この吸気バルブがクランク
角変化と同期して吸気工程で開操作され、上記吸気通路
から上記燃焼室へ混合気が供給される4サイクルエンジ
ンにおいて、上記吸気通路には、この吸気通路を開閉可
能とする制御バルブが配設され、この制御バルブがエン
ジン負荷に応じて開閉タイミングを任意に変更し得るよ
う構成されたことを特徴とする4サイクルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14258693A JPH06330717A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 4サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14258693A JPH06330717A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 4サイクルエンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330717A true JPH06330717A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15318759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14258693A Withdrawn JPH06330717A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 4サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330717A (ja) |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14258693A patent/JPH06330717A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |