JPH06336989A - ロータリー圧縮機 - Google Patents

ロータリー圧縮機

Info

Publication number
JPH06336989A
JPH06336989A JP12627893A JP12627893A JPH06336989A JP H06336989 A JPH06336989 A JP H06336989A JP 12627893 A JP12627893 A JP 12627893A JP 12627893 A JP12627893 A JP 12627893A JP H06336989 A JPH06336989 A JP H06336989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
peripheral surface
blade
roller
holding hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12627893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3581907B2 (ja
Inventor
Taiji Yamamoto
泰司 山本
Masanori Masuda
正典 増田
Takahiro Uematsu
孝洋 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP12627893A priority Critical patent/JP3581907B2/ja
Publication of JPH06336989A publication Critical patent/JPH06336989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581907B2 publication Critical patent/JP3581907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 揺動ブッシュ5を介してブレード4を揺動さ
せる構造において、揺動ブッシュ5と、該ブッシュ5を
揺動可能に保持する保持孔25との接触面の潤滑不足を
低減できて、潤滑性を高めることができ、これら両者間
の摺動損失を軽減させる。 【構成】 揺動ブッシュ5をシリンダ2に保持する保持
孔25と、前記揺動ブッシュ5との間に、この揺動ブッ
シュ5の揺動方向と直交する方向に凹入して形成する油
溜7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として冷凍装置に使
用するロータリー圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリー圧縮機は、密閉ケー
シング内にモータと、このモ−タで駆動される圧縮要素
とを内装して構成しており、この圧縮要素は、シリンダ
室をもつシリンダと、前記モータにより駆動される駆動
軸の偏心軸部に挿嵌され、該駆動軸の回転に伴い前記シ
リンダ室内を公転するローラと、前記シリンダの吸入口
と吐出口との中間部位に進退自由に支持されたブレード
とを備えており、このブレードは、その背面側に前記吐
出口から吐出された高圧ガスの一部を背圧として作用さ
せ、この背圧によって前記ブレードの先端を前記ローラ
の外周面に常時接触させることにより、前記シリンダ室
の内部を前記吸入口に通じる低圧室と前記吐出口に通じ
る高圧室とに区画するようにしている。
【0003】所が、以上のように、前記シリンダに前記
ブレードを進退自由に支持し、該ブレードの背面側に背
圧を付与することにより、その先端を前記ローラの外周
面に常時接触させるようにした場合、該ローラと前記ブ
レードとの相対回転時に、このブレードとローラ外周面
との接触部位には潤滑油が給油されにくゝまた、金属接
触となるため、前記ブレードとローラとの摺動抵抗によ
る摩擦損失が大きくなって動力損失が大となる問題があ
った。また、前記ブレードの先端と前記ローラとの接触
部位から、前記高圧室で圧縮される高圧ガスが前記低圧
室側に漏れたりすることがあって、圧縮機の圧縮効率が
低下する問題もあった。
【0004】そこで、本願出願人は、以上のような問題
点を解決できるようにしたロータリー圧縮機を先に提案
した(特願平4−252750号)。その提案内容は、
図6で示したように、シリンダ室A1をもつシリンダA
と、駆動軸Bの偏心軸部B1に嵌合され、前記シリンダ
室A1に内装されるローラCとを備えたロータリー圧縮
機において、前記ローラCの外周面にブレードDを径方
向外方に向けて突出状に設けると共に、前記シリンダA
に設ける吸入口A2と吐出口A3との中間部位に、前記
シリンダ室A1に開口する開口部A4をもつ横断面円形
状の保持孔A5を形成して、この保持孔A5に、前記ブ
レードDの突出先端側を進退自由に受入れる受入溝E1
をもち、前記シリンダAに揺動可能に保持される円柱形
状の揺動ブッシュEを設けて、該ブッシュEの受入溝E
1に前記ブレードDの突出先端側を進退自由に挿入させ
ることにより、前記シリンダ室A1の内部を前記吸入口
A2に通じる低圧室Yと前記吐出口A3に通じる高圧室
Xとに区画する一方、前記ブレードDを前記ブッシュE
内に挿入させることにより前記ローラCを非自転式とし
て、該ローラCを前記シリンダ室A1の内周面に沿って
動作するようにしたのである。尚、同図中、Fは前記吐
出口A3の外部側に配設した弁板、Gは弁板Fの受板で
ある。
【0005】そして、前記駆動軸Bの駆動に伴い前記ロ
ーラCがシリンダ室A1の内周面に沿って動作する時
に、前記ローラCの外周面に突設した前記ブレードD
が、前記ブッシュEの受入溝E1に対し進退移動しなが
ら、前記ブッシュEを介して揺動し、前記シリンダ室A
1内を高圧室Xと低圧室Yとに区画するのであって、前
記ローラC及びブレードDの動作により前記吸入口A2
から低圧室Y内に吸入したガス流体を、前記高圧室Xで
圧縮し、この高圧室Xで圧縮したガス流体を前記吐出口
A3から外部に吐出させ得るのである。
【0006】以上のように、前記ローラCの外周面に前
記ブレードDを径方向外方に向けて突設し、かつ、該ブ
レードDの突出先端側を前記ブッシュEの受入溝E1に
進退自由に挿入させた所謂揺動式ブレードでは、前記シ
リンダA側に前記ブレードDを支持して、このブレード
Dの突出先端側を前記ローラCの外周面に常時接触させ
る従来のもののように、これらブレードDとローラCと
は相対移動されることなく、また、該ローラCの外周面
に対する前記ブレードDの接触も行われないことから、
これらローラCとブレードDとの接触による摩擦損失を
なくして動力損失を小さくでき、しかも、このブレード
DとローラCとの接触面から前記高圧室X内の高圧ガス
が前記低圧室Y側に漏れたりするのを阻止できて、圧縮
機の圧縮効率を高めることができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の構成
によれば、前記シリンダ室A1内における前記ローラC
の動作時に、このローラCに前記ブレードDが追従動作
し、該ブレードDの先端側が前記ブッシュEの受入溝E
1内を進退移動すると共に、該ブッシュEが前記保持孔
A5内で揺動することから、前記シリンダ室A1内で前
記ローラCを円滑に動作させ、かつ、該ローラCに前記
ブレードDを円滑に追従動作させるためには、特に前記
ブッシュEの外周面と前記保持孔A5の内周面との間に
積極的に給油し、これら両者間の摺動損失をできるだけ
少なくして、前記保持孔A5内で前記ブッシュEをスム
ーズに揺動させる必要がある。
【0008】所が先に提案したものでは、前記ローラD
がシリンダ室A1の内周面に沿って動作し、前記高圧室
X側の圧縮されたガス流体が前記揺動ブッシュEと保持
孔A5との間から低圧室Y側に漏れようとするとき、シ
リンダ室A1内の潤滑油を前記漏れようとするガス流体
とともに前記保持孔A5の開口部A4から、前記揺動ブ
ッシュEと保持孔A5との間に給油することはでき、ま
た、前記ガス流体の吐出行程完了後、ローラD外周面と
シリンダ室A1内周面とのコンタクトポイントの移行で
シリンダ室A1内周面とか、ローラD外周面などに付着
している潤滑油が前記保持孔A5の開口部A4から、前
記揺動ブッシュEと保持孔A5との間に押込められ、こ
の押込められる油により前記揺動ブッシュEに対し給油
することはできるが、量的には少なく、しかも、間欠的
にしか給油できないのであるから潤滑不足を来し、特に
前記ブッシュEの軸方向両側端部での潤滑に難があった
し、また、前記シリンダ室A1に注入される潤滑油が一
時的にも減少することがある場合には、前記ブッシュE
と保持孔A5との間への給油が不足することになり、そ
の潤滑性に難点があった。
【0009】本発明の目的は、揺動ブッシュを介してブ
レードを揺動させる構造でありながら、揺動ブッシュ
と、該ブッシュを保持する保持孔との間の潤滑不足を低
減して、潤滑性を高めることができ、しかも、シリンダ
室内に注入される潤滑油が一時的に減少することがあっ
ても、前記ブッシュと保持孔との間の潤滑不足を低減で
きて、潤滑性を高めることができ、これら両者間の摺動
損失を軽減することができるロータリー圧縮機を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、シリンダ室21をもつシリ
ンダ2と、駆動軸6の偏心軸部61に嵌合され、前記シ
リンダ室21に内装されるローラ3と、このローラ3の
外周部に突設状に結合され、前記シリンダ室21の内部
を吸入口22に通じる低圧室Yと吐出口23に通じる高
圧室Xとに区画するブレード4と、このブレード4の突
出先端側を進退自由に受入れる受入溝51をもち、前記
シリンダ2に設ける保持孔25に揺動可能に保持される
揺動ブッシュ5とを備えたロータリー圧縮機において、
前記揺動ブッシュ5の外周面と前記保持孔25の内周面
との間に、前記外周面と内周面との少なくとも一方を前
記揺動ブッシュ5の揺動方向と直交する方向に凹入して
形成する油溜7を設けたのである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、揺動ブッシュ5を介
してブレード4を揺動させる構造でありながら、揺動ブ
ッシュ5外周面と保持孔25内周面との少なくとも一方
を揺動ブッシュ5の揺動方向と直交する方向に凹入させ
て、揺動ブッシュ5外周面と保持孔25内周面との間に
油溜7を設けているから、揺動ブッシュ5外周面と保持
孔25内周面との間に給油された潤滑油を前記油溜7に
貯留できるのであり、従って、前記揺動ブッシュ5の揺
動に伴い前記油溜7の潤滑油により前記揺動ブッシュ5
と保持孔25との接触面を潤滑することができ、該接触
面の潤滑不足を低減できて潤滑性を高めることができる
のであって、特に前記ブッシュ5における軸方向両端部
の潤滑性を改善できるのである。しかも、前記油溜7に
潤滑油を貯留できるから、シリンダ室21内に注入され
る潤滑油が一時時に減少して、前記油溜7への給油が少
なくなることがあっても、前記油溜7に貯溜している潤
滑油により揺動ブッシュ5と保持孔25との接触面を潤
滑することができ、該接触面の潤滑不足を低減できて潤
滑性を高めることができるのであり、これら揺動ブッシ
ュ5と保持孔25との間の摺動損失を軽減することがで
きる。また、前記揺動ブッシュ5外周面と保持孔25内
周面との少なくとも一方を凹入させるだけの簡単な構造
であるから、前記潤滑性を高めることができる割に安価
に提供できる。
【0012】
【実施例】図1はロータリー圧縮機の密閉ケーシング内
に設ける圧縮要素のシリンダ部分を示しており、この圧
縮要素1は、内部にシリンダ室21をもち、該シリンダ
室21に開口する吸入口22と吐出口23とを形成した
シリンダ2と、該シリンダ2の上下両側に対接させて前
記シリンダ室21の軸方向両側を閉鎖するフロントヘッ
ド及びリヤヘッド(何れも図示せず)と、前記シリンダ
室21に内装されるローラ3とを備え、このローラ3の
外周一部に径方向外方に向けて突出するブレード4を一
体形成すると共に、前記シリンダ2における吸入口22
と吐出口23との中間部位に、前記シリンダ室21に開
口する開口部24をもつ横断面円形状の保持孔25を形
成して、この保持孔25に前記ブレード4の突出先端側
を進退自由に受入れる受入溝51をもち、前記シリンダ
2に揺動可能に保持される揺動ブッシュ5を設けて、該
ブッシュ5の受入溝51に前記ブレード4の突出先端側
を進退自由に挿入させることにより、前記シリンダ室2
1の内部を前記吸入口22に通じる低圧室Yと前記吐出
口23に通じる高圧室Xとに区画する一方、前記ブレー
ド4を前記ブッシュ5内に挿入させることにより前記ロ
ーラ3を非自転式として、該ローラ3は前記シリンダ室
21の内周面に沿って動作させ、前記シリンダ室21内
で圧縮された高圧ガスを前記吐出口23から前記密閉ケ
ーシング内に吐出し、該密閉ケーシングに接続される吐
出管から外部に供給されるようにしている。尚、同図
中、6は駆動軸で、その偏心軸部61を前記ローラ3に
挿嵌させている。
【0013】以上のように、前記ローラ3の外周部に前
記ブレード4を一体形成して、該ブレード4の突出先端
側を前記ブッシュ5の受入溝51に進退自由に挿入させ
ることにより、つまり、前記ブレード4として揺動式の
ものを採用することにより、前記シリンダ2側に前記ブ
レード4を支持して、このブレード4の突出先端を前記
ローラ3の外周面に常時接触させる従来のもののよう
に、これらローラ3とブレード4との接触による摩擦損
失をなくして動力損失を小さくでき、また、該ブレード
4とローラ3との接触面から高圧室X内の高圧ガスが低
圧室Y側に漏れたりするのを阻止して、圧縮機の圧縮効
率を高めることができるのである。
【0014】しかして、以上の構成において、前記揺動
ブッシュ5の外周面と前記保持孔25の内周面との間
に、これら内,外周面の少なくとも一方を前記ブッシュ
5の揺動方向と直交する方向に全長に亘って凹入させて
油溜7を形成したのである。
【0015】具体的には、図3で明らかにしたように、
前記揺動ブッシュ5を円弧面5aとフラット面5bとを
もった半円柱形状の2つの部材に分割形成して、これら
分割ブッシュ5A,5Bのフラット面5b,5b間を前
記ブレード4を受入可能な受入溝51となすと共に、前
記各円弧面5aにおける前記各フラット面5bとの対向
側一部に、該各フラット面5bと平行状にフラットな第
1切欠部5cを長さ方向全長にわたって形成する一方、
前記各円弧面5aにおける前記フラット面5bの両端側
に、一対の円弧残部5d,5eを介して前記第1切欠部
5cに連続されるフラットな第2,第3切欠部5f,5
gをそれぞれ長さ方向全長にわたって対称状に形成す
る。
【0016】そして、図2で示したように、前記シリン
ダ2に設けた前記保持孔25の内部に前記各分割ブッシ
ュ5A,5Bを、その各円弧残部5d,5eが前記保持
孔25の内周面一部に摺接されるように挿入して、前記
各分割ブッシュ5A,5Bの各フラット面5bで形成さ
れる受入溝51に前記ローラ3から延びるブレード4を
進退動可能に介入させると共に、前記保持孔25の内周
面と前記各分割ブッシュ5A,5Bの各第1切欠部5c
及び各円弧残部5d,5eとで囲まれる空間内に前記油
溜7を形成するのである。
【0017】また、前記揺動ブッシュ5は、図4,図5
で示したように、前述した場合と同じく、円弧面5aと
フラット面5bとをもった半円柱形状の2つの部材に分
割形成して、これら分割ブッシュ5A,5Bのフラット
面5b,5b間を前記ブレード4を受入可能な受入溝5
1となすと共に、前記各円弧面5aにおける前記フラッ
ト面5bの両端側に、それぞれ前記第2,第3切欠部5
f,5gを長さ方向全長にわたって形成する一方、前記
各円弧面5aに径方向内方に向けて半円弧形状に凹入す
る複数の凹入部5hを長さ方向全長にわたって設け、こ
れら各凹入部5hと前記保持孔25の内周面との間に前
記油溜7を形成するようにしてもよい。さらに、前記油
溜7を形成するに際しては、図示しないが、前記各分割
ブッシュ5A,5Bの円弧面5aに螺旋形状の凹入部を
長さ方向全長にわたって設け、この凹入部と前記保持孔
25の内周面との間に前記油溜7を形成するようにして
もよいのである。
【0018】以上の構成とすることにより、前記シリン
ダ室21内における前記ローラ3の動作時で、前記高圧
室X側の圧縮されたガス流体が前記揺動ブッシュ5と保
持孔25との間から低圧室Y側に漏れようとするとき、
シリンダ室21内の潤滑油が前記漏れようとするガス流
体とともに前記保持孔25の開口部24から、前記揺動
ブッシュ5と保持孔25との間に給油されるし、また、
前記ローラ3が上死点位置近くに至ったとき、つまり、
図2で示すように、前記ブレード4の先端側が前記ブッ
シュ5における受入溝51の奥内部側にまで挿入され
て、前記ローラ3外周面とシリンダ室21内周面とのコ
ンタクトポイントが前記保持孔25の開口部24に移行
するとき、シリンダ室21内周面とか、ローラ3外周面
などに付着している潤滑油が前記保持孔25の開口部2
4から、前記揺動ブッシュ5と保持孔25との間に押込
められて給油されるのであり、この揺動ブッシュ5と保
持孔25との間に給油された潤滑油が前記油溜7内に貯
溜されるのである。そして、前記揺動ブッシュ5の揺動
に伴い前記油溜7の潤滑油により前記揺動ブッシュ5と
保持孔25との接触面を潤滑することができるから、該
接触面の潤滑不足を低減できて潤滑性を高めることがで
き、特に前記ブッシュ5における軸方向両端部の潤滑性
を改善できて、揺動ブッシュ5と保持孔25との間の摺
動損失を軽減することができる。しかも、前記油溜7に
潤滑油を貯留できるから、シリンダ室21内に注入され
る潤滑油が一時時に減少して、前記油溜7への給油が少
なくなることがあっても、前記油溜7に貯溜している潤
滑油により揺動ブッシュ5と保持孔25との接触面を潤
滑することができ、該接触面の潤滑不足を低減できて潤
滑性を高めることができるのである。
【0019】尚、前記油溜7に潤滑油を供給させるに際
しては、前記したように前記保持孔25を盲孔状として
シリンダ室21内の潤滑油を前記ローラ3の動作で前記
ブッシュ5と保持孔25との隙間を介して前記油溜7に
供給するごとく成す他、前記シリンダ2の下面側に対接
するリヤヘッドに前記保持孔25を貫通状に形成して前
記ブッシュ5と保持孔25との下部側を前記密閉ケーシ
ングの底部油溜に浸漬状に開口させて、この底部油溜の
高圧の潤滑油を供給するごとくしてもよい。この場合、
前記油溜7を含む前記ブッシュ5と保持孔25との隙間
は何れも高圧になり、前記低圧室Yとの差圧が大きくな
るため、この低圧室Y側への油漏れが生ずることになる
が、前記したように、シリンダ室21内の潤滑油を前記
油溜7に供給する如く成した場合、前記ブッシュ5外周
面と保持孔25内周面との隙間の中間部の圧力は、前記
高圧室X側圧力と低圧室Y側圧力との中間圧になり、前
記低圧室Y側との差圧を小さくできるから、低圧室Y側
への油漏れを少なくできる利点があるし、また、ブレー
ド4の先端面には、前記高圧室X側圧力と低圧室Y側圧
力との中間圧が作用するから、前記ブレード4の先端面
に高圧が作用する場合に比べて前記ローラ3が一回転す
る間におけるトルク変動を小さくできる利点がある。
【0020】また、前記各分割ブッシュ5A,5Bにお
ける各円弧面5aの一部で、前記保持孔25の開口部2
4との対向側に、フラット状とされた前記第2切欠部5
fを形成することにより、図2で示したように、前記ロ
ーラ3の外周面が前記ブッシュ5と対向される上死点位
置に至ったとき、この上死点位置においてローラ3外周
面と前記ブッシュ5との間で、かつ、高圧室X側に形成
される無効容積を小さくできて、圧縮機の容積効率を高
めることができる。即ち、図2の仮想線で示すように、
前記ブッシュ5における前記開口部24との対向部位を
円弧形状に形成するときには、前記ローラ3が上死点位
置に至ったとき、該ローラ3が前記ブッシュ5の円弧部
に当接されて、前記シリンダ室51の内壁面と前記ロー
ラ3の外周面との間で前記高,低圧室X,Yとの対向側
に大きな隙間が形成され、これら隙間のうち高圧室X側
に形成される隙間が無効容積となり、吐出行程の終了後
に吸入行程へと移行して前記低圧室TY内に吸入ガスを
吸入するとき、前記無効容積内に残留した高圧ガスが前
記低圧室Y側に逆流して再膨張することになり、圧縮機
の容積効率が悪くなるのであるが、以上のように、前記
各分割ブッシュ5A,5Bにおける各円弧面5aの一部
で、前記保持孔25の開口部24との対向側に、フラッ
ト状とされた前記第2切欠部5fを形成することによ
り、前記ローラ3が前記上死点位置に至ったとき、この
上死点位置における前記ローラ3外周面と分割ブッシュ
5Aとの間の無効容積を小さくできて、圧縮機の容積効
率を高めることができるのである。
【0021】さらに、前記各分割ブッシュ5A,5Bに
おける各円弧面5aの一部でフラット面5bの端部側
に、前記第2切欠部5fと対称状にフラットな前記第3
切欠部5gを形成するときには、前記円弧面5aとフラ
ット面5bとの間で前記第3切欠部5gの形成部分にエ
ッジ部が残ったりすることなく、該エッジ部が物品と衝
突したようなとき欠落したりするのを未然に防止するこ
とができ、特に、前記各分割ブッシュ5A,5Bにおけ
るフラット面5bの両端側に、前記第2,第3切欠部5
f,5gを形成することによって、前記ブッシュ5の外
周面全体にエッジ部が形成されることがないため、この
ブッシュ5の外周面全体の欠落を防止することができ
る。しかも、以上のように、前記揺動ブッシュ5を2つ
の部材に分割形成して、これら各分割ブッシュ5A,5
Bに、前記第1切欠部5cや凹入部5hを、また、前記
第2,第3切欠部5f,5gをそれぞれ対称状に設ける
ことにより、前記各分割ブッシュ5A,5Bを左右対称
の同一形状に形成することができて部品の共通化が可能
となり、その上、前記保持孔25内に前記各分割ブッシ
ュ5A,5Bを挿入して組付けるとき、これら各分割ブ
ッシュ5A,5Bは同一形状とされていることから、該
各分割ブッシュ5A,5Bの組付ミスを防止することも
でき、さらには、前記ブッシュ5に前記受入溝51や前
記油溜7を設けるための第1切欠部5cなどを設けると
き、これら受入溝51や第1切欠部5cなどを容易に形
成することができて製作上好都合となるのである。
【0022】尚、以上の各実施例においては、前記各分
割ブッシュ5A,5Bの外周面一部に第1切欠部5cや
凹入部5hを設けて、これら切欠部5cや凹入部5hを
油溜7としたが、その他、この油溜7は、前記ブッシュ
5に設けることなく、前記保持孔25の内周面に設けて
もよいし、また、前記保持孔25の内周面と前記揺動ブ
ッシュ5の外周面とに設けてもよい。さらに、以上の各
実施例では、前記揺動ブッシュ5を2つの分割ブッシュ
5A,5Bに分割形成したが、本発明では、前記ブッシ
ュ5を分割することなく、円柱形状の揺動ブッシュ5を
用いて、このブッシュ5に前記受入溝51や前記油溜7
を設けるための第1切欠部5cや凹入部5hなどを形成
するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、シリンダ室21をもつシリンダ2と、駆動軸6の
偏心軸部61に嵌合され、前記シリンダ室21に内装さ
れるローラ3と、このローラ3の外周部に突設状に結合
され、前記シリンダ室21の内部を吸入口22に通じる
低圧室Yと吐出口23に通じる高圧室Xとに区画するブ
レード4と、このブレード4の突出先端側を進退自由に
受入れる受入溝51をもち、前記シリンダ2に設ける保
持孔25に揺動可能に保持される揺動ブッシュ5とを備
えたロータリー圧縮機において、前記揺動ブッシュ5の
外周面と前記保持孔25の内周面との間に、前記外周面
と内周面との少なくとも一方を前記揺動ブッシュ5の揺
動方向と直交する方向に凹入して形成する油溜7を設け
たから、揺動ブッシュ5外周面と保持孔25内周面との
間に給油された潤滑油を前記油溜7に貯留できるのであ
り、従って、前記揺動ブッシュ5の揺動に伴い前記油溜
7の潤滑油により前記揺動ブッシュ5と保持孔25との
接触面を潤滑することができ、該接触面の潤滑不足を低
減できて潤滑性を高めることができるのであって、特に
前記ブッシュ5における軸方向両端部の潤滑性を改善で
きるのである。しかも、前記油溜7に潤滑油を貯留でき
るから、シリンダ室21内に注入される潤滑油が一時時
に減少して、前記油溜7への給油が少なくなることがあ
っても、前記油溜7に貯溜している潤滑油により揺動ブ
ッシュ5と保持孔25との接触面を潤滑することがで
き、該接触面の潤滑不足を低減できて潤滑性を高めるこ
とができるのであり、これら揺動ブッシュ5と保持孔2
5との間の摺動損失を軽減することができる。
【0024】また、前記揺動ブッシュ5外周面と保持孔
25内周面との少なくとも一方を凹入させるだけの簡単
な構造であるから、前記潤滑性を高めることができる割
に安価に提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるロータリー圧縮機の要部を示す
平面図である。
【図2】同要部の拡大平断面図である。
【図3】図2で使用する揺動ブッシュを取出して示す斜
視図である。
【図4】他のブッシュ例を示す平面図である。
【図5】同ブッシュの斜視図である。
【図6】従来例を示す平断面図である。
【符号の説明】
2 シリンダ 21 シリンダ室 22 吸入口 23 吐出口 25 保持孔 3 ローラ 4 ブレード 5 ブッシュ 51 受入溝 6 駆動軸 61 偏心軸部 7 油溜 X 高圧室 Y 低圧室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ室(21)をもつシリンダ
    (2)と、駆動軸(6)の偏心軸部(61)に嵌合さ
    れ、前記シリンダ室(21)に内装されるローラ(3)
    と、このローラ(3)の外周部に突設状に結合され、前
    記シリンダ室(21)の内部を吸入口(22)に通じる
    低圧室(Y)と吐出口(23)に通じる高圧室(X)と
    に区画するブレード(4)と、このブレード(4)の突
    出先端側を進退自由に受入れる受入溝(51)をもち、
    前記シリンダ(2)に設ける保持孔(25)に揺動可能
    に保持される揺動ブッシュ(5)とを備えたロータリー
    圧縮機において、前記揺動ブッシュ(5)の外周面と前
    記保持孔(25)の内周面との間に、前記外周面と内周
    面との少なくとも一方を前記揺動ブッシュ(5)の揺動
    方向と直交する方向に凹入して形成する油溜(7)を設
    けていることを特徴とするロータリー圧縮機。
JP12627893A 1993-05-27 1993-05-27 ロータリー圧縮機 Expired - Fee Related JP3581907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12627893A JP3581907B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 ロータリー圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12627893A JP3581907B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 ロータリー圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06336989A true JPH06336989A (ja) 1994-12-06
JP3581907B2 JP3581907B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=14931256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12627893A Expired - Fee Related JP3581907B2 (ja) 1993-05-27 1993-05-27 ロータリー圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581907B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003172279A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機
JP2014037813A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機
WO2023048048A1 (ja) * 2021-09-21 2023-03-30 大豊工業株式会社 圧縮機構
DE102024117928A1 (de) * 2024-06-25 2026-01-08 Thyssenkrupp Ag Schwingkolbenverdichter

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003172279A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機
JP2014037813A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機
WO2014030335A1 (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 ダイキン工業株式会社 回転式圧縮機
WO2023048048A1 (ja) * 2021-09-21 2023-03-30 大豊工業株式会社 圧縮機構
JP2023044742A (ja) * 2021-09-21 2023-04-03 大豊工業株式会社 圧縮機構
US12258965B2 (en) 2021-09-21 2025-03-25 Taiho Kogyo Co., Ltd. Compressor having bulged bushings
DE102024117928A1 (de) * 2024-06-25 2026-01-08 Thyssenkrupp Ag Schwingkolbenverdichter

Also Published As

Publication number Publication date
JP3581907B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3622216B2 (ja) 揺動型ロータリー圧縮機
JPH06323272A (ja) ロータリー圧縮機
KR100322269B1 (ko) 요동형로타리압축기
US5577903A (en) Rotary compressor
CN212155151U (zh) 旋转式压缩机
JPH06336989A (ja) ロータリー圧縮機
JPH02201086A (ja) 流体圧縮機
WO2019031411A1 (ja) ロータリ圧縮機
KR970005858B1 (ko) 유체압축기
JP2005207302A (ja) スイング圧縮機
US11668308B2 (en) Compressor having sliding portion provided with oil retainer
JP3742848B2 (ja) スイング圧縮機
KR940008171B1 (ko) 유체압축기
JPH11294353A (ja) ロータリ圧縮機
US11674514B2 (en) Compressor with a fitted shaft portion having two sliding surfaces and an oil retainer
JP3742849B2 (ja) ロータリー圧縮機
JPH08210285A (ja) 回転形圧縮機
JPH0732952Y2 (ja) 流体圧縮機
JPS587110Y2 (ja) トロコイド型オイルポンプ付回転斜板式圧縮機
JPH09170579A (ja) 冷媒用流体機械
JPH02199290A (ja) 流体圧縮機の給油機構
JP2593536B2 (ja) スクロール流体機械
JP2015227632A (ja) 圧縮機
JPH0463991A (ja) 流体圧縮機
JPH10103227A (ja) 冷媒圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040712

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees