JPH06338520A - 電界効果型トランジスタ - Google Patents

電界効果型トランジスタ

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Publication number
JPH06338520A
JPH06338520A JP5216255A JP21625593A JPH06338520A JP H06338520 A JPH06338520 A JP H06338520A JP 5216255 A JP5216255 A JP 5216255A JP 21625593 A JP21625593 A JP 21625593A JP H06338520 A JPH06338520 A JP H06338520A
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JP
Japan
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electrode
gate
drain
source electrode
drain electrode
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Application number
JP5216255A
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English (en)
Inventor
Setsu Yamada
節 山田
Naonori Uda
尚典 宇田
Kaoru Nogawa
薫 野川
Madoka Nishikawa
円 西川
Yasoo Harada
八十雄 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MESFETのドレイン電極とソース電極による散
乱パラメータの反射係数を等しくしてFET スイッチ等の
設計の自由度を増し、設計時間を短縮する。 【構成】 櫛歯状の第1電極部Sa,Sa と矩形状の第2電
極部Sb,Sb を有するソース電極S、及び櫛歯状の第1電
極部Da,Da と矩形状の第2電極部Db,Db を有するドレイ
ン電極Dからなり、これらソース電極S及びドレイン電
極Dを同一上面形状、同一上面面積とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果型トランジスタ
に関し、更に詳述すれば携帯電話機の如き移動体通信機
のアンテナを受信状態又は送信状態に切換えるスイッチ
に適した電界効果型トランジスタを提案するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11は高周波用ICであるハイブリッドな
MIC(Microwave Integrated Circuits:マイクロ波集積
回路) を1チップ化したMMIC(Monolithic Microwave In
tegrated Circuits :モノリシックマイクロ波集積回
路) の能動素子として作製された従来のMESFETのレイア
ウトパターンである。ソース電極Sは互いに対向し平行
に配置されてなる第1電極部Sa,Sa と、第1電極部Sa,S
a の間に跨がる第2電極部Sbと、この第2電極部Sbから
第1電極部Sa,Sa に平行して櫛歯状に延出する第3電極
部Sc,Sc,Scとから構成されている。この第3電極部Sc,S
c,Scの間及び外方に配置された第3電極部Sc,Sc と第1
電極部Sa,Sa との間には、第1電極部Sa,Saに平行して
延出する櫛歯状のドレイン電極Dが配置されている。そ
してドレイン電極Dとソース電極Sとが互いに隣り合う
間に、ドレイン電極Dに平行して延出する櫛歯状のゲー
ト電極Gが配置されている。このように、ソース電極S
とドレイン電極Dの上面形状、上面面積は異なってい
る。
【0003】図12は斯かるMESFETの要部断面模式図であ
る。図12中、1はGaAs半導体基板である。2はこの半導
体基板1にSi等の不純物がドープされたn型半導体層で
ある。3,4はこの両側に設けられた夫々ソース、ドレ
インであり、該ソース3、ドレイン4はn型半導体層2
より高濃度にSi等の不純物がドープされたn+ 型半導体
層からなる。これらソース3とドレイン4の間に位置す
るn型半導体層2が動作層2aとなる。
【0004】Gはゲート電極であり、ソース3とゲート
電極Gとの間の抵抗値を低減して素子特性を向上させる
ために、この図に示すようにゲート電極Gをソース3に
近付けた、所謂オフセットゲート電極にしている。即
ち、ソース電極Sとゲート電極Gとの離間距離と、ドレ
イン電極Dとゲート電極Gとの離間距離とは等しくな
く、ゲート電極Gは動作層2aに対して非対称に形成され
ている。
【0005】図13は、例えば携帯用通信機に用いるMESF
ETを用いたFET スイッチの回路構成図である。
【0006】高周波信号を送受信する図示しないアンテ
ナと接続される送受信信号端子TTRはMESFETからなるト
ランジスタQ1 を介して送信信号端子TT と接続され、
送信信号端子TT はMESFETからなるトランジスタQ2
介して接地される。また、送受信信号端子TTRはMESFET
からなるトランジスタQ3 を介して受信信号端子TR
接続され、受信信号端子TR はMESFETからなるトランジ
スタQ4 を介して接地される。
【0007】ゲート信号入力端子TG1 は、ゲート抵抗R
2 を介してトランジスタQ2 のゲートと、ゲート抵抗R
3 を介してトランジスタQ3 のゲートと接続される。ゲ
ート信号入力端子TG2 は、ゲート抵抗R4 を介してトラ
ンジスタQ4 のゲートと、ゲート抵抗R1 を介してトラ
ンジスタQ1 のゲートと接続される。これらのトランジ
スタQ1 及びQ3 は同一素子構造となっており、トラン
ジスタQ2 及びQ4 は同一素子構造となっている。
【0008】次にこのFET スイッチの動作を説明する。
ゲート信号入力端子TG1 に例えば−0.5 Vのゲート電圧
g を与え、ゲート信号入力端子TG2 に0Vのゲート電
圧#Vg を与えると、トランジスタQ1 ,Q4 が共にオ
ンし、トランジスタQ2 ,Q 3 が共にオフして、高周波
信号の送信状態になり、送信信号端子TT に与えられた
高周波信号がトランジスタQ1 を介して送受信信号端子
TRへ出力される。またゲート信号入力端子TG1 に例え
ば0Vのゲート電圧Vg を与え、ゲート信号入力端子TG
2 に−0.5 Vのゲート電圧#Vg を与えると、トランジ
スタQ1 ,Q4が共にオフし、トランジスタQ2 ,Q3
が共にオンして高周波信号の受信状態になり、送受信信
号端子TTRに入力された高周波信号がトランジスタQ3
を介して受信信号端子TR へ出力される。
【0009】このように、高周波信号の送信時及び受信
時には、FET スイッチの信号経路は対称となり、FET ス
イッチ内における高周波信号の伝送特性に差が生じない
ようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高周波用IC
であるハイブリッドなMIC 及びこれを1チップ化したMM
ICの設計には、散乱パラメータ (Sパラメータ) が用い
られるが、従来のMESFETでは前述したようにソース電極
とドレイン電極の構造が同一でなく、非対称であるの
で、ソース電極からの反射量を示す散乱パラメータの反
射係数S11及びドレイン電極からの反射量を示す散乱パ
ラメータの反射係数S22が相異する。そのためFET スイ
ッチを設計する場合には、送信時及び受信時に高周波信
号の伝送経路の特性が同じになるようにソース電極及び
ドレイン電極による反射係数を考慮する必要があり、設
計上種々の制約をうけるという問題がある。
【0011】本発明は斯かる問題に鑑み、ソース電極及
びドレイン電極による反射係数が等しい電界効果型トラ
ンジスタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電界効果
型トランジスタは、オーミック性のソース電極及びドレ
イン電極と、ゲート電極とを備える電界効果型トランジ
スタにおいて、前記ソース電極及びドレイン電極を、同
一上面形状、同一上面面積に構成したことを特徴とす
る。
【0013】第2発明に係る電界効果型トランジスタ
は、第1発明の前記ゲート電極の単位ゲート電極を前記
ソース電極とドレイン電極間にこれらと等距離に離間し
て配置すると共に、動作層を前記単位ゲート電極に対し
て対称に形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】第1発明においては、ドレイン電極及びソース
電極を、同一上面形状、同一上面面積にしているので、
夫々の電極による散乱パラメータの反射係数がほぼ等し
くなる。よって、ドレイン電極及びソース電極による反
射係数の差をほとんど考慮することく、FET を用いて回
路を設計でき、設計の自由度が増す。
【0015】第2発明においては、前記ソース電極及び
ドレイン電極を前記ゲート電極の単位ゲート電極から夫
々等距離に離間して配置し、動作層を前記単位ゲート電
極に対して対称に形成しているので、ゲート電極に対す
るソース電極とドレイン電極の夫々の電極による散乱パ
ラメータの反射係数の差がより少なくなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面により
詳述する。図1は本発明に係る電界効果型トランジスタ
たるMESFETの第1実施例のレイアウトパターンである。
【0017】ソース電極Sは櫛歯状に形成された第1電
極部Sa,Sa(長さ50μm 、幅10μm 、膜厚0.5 μm)とこの
各第1電極部Sa,Sa の先端部から離隔 (15μm)し、且つ
同一線上に対向して夫々形成された矩形状第2電極部S
b,Sb(長さ50μm 、幅10μm 、膜厚0.5 μm)とにより構
成されている。ドレイン電極Dは、櫛歯状に形成された
第1電極部Da,Da(長さ50μm 、幅10μm 、膜厚0.5 μm)
と、この第1電極部Da,Da の先端部から離隔 (15μm)
し、且つ同一線上に対向して夫々形成された矩形状の第
2電極部Db,Db(長さ50μm 、幅10μm 、膜厚0.5 μm)と
により構成されている。
【0018】即ち、ソース電極Sとドレイン電極Dは同
一上面形状、同一上面面積で形成されている。そして第
1電極部Sa,Sa と第2電極部Db,Db とは夫々交互に等間
隔(3μm)離間して配置され、また、第1電極部Da,Da
と第2電極部Sb,Sb も同様に夫々交互に等間隔(3μm)
離間して配置されている。
【0019】ゲート電極Gは、その第1電極部Ga (長さ
60μm 、幅5μm 、膜厚0.5 μm)がソース電極Sの第1
電極部Sa,Sa と第2電極部Sb,Sb との間、及びドレイン
電極Dの第1電極部Da,Da と第2電極部Db,Db との間に
延在されると共に、第1電極部Gaと接続された単位ゲー
ト電極たる第2電極部Gb,Gb,… (ゲート長0.5 μm 、ゲ
ート幅50μm 、膜厚0.5 μm)が、第1電極部Sa,Sa と第
2電極部Db,Db とが夫々対向している間の中央、及び第
1電極部Da,Da と第2電極部Sb,Sb とが夫々対向してい
る間の中央に配置されている。
【0020】ソース電極Sの各第1電極部Sa,Sa と、対
応する各第2電極部Sb,Sb とは、夫々ゲート電極Gの第
1電極部Gaと絶縁された状態で、第1電極部Gaの上方に
配置されたブリッジ部材B, B (長さ20μm 、幅7μm
、膜厚0.5 μm)により電気的に接続されている。ドレ
イン電極Dの各第1電極部Da,Da と各第2電極部Db,Db
も、夫々ゲート電極Gの第1電極部Gaと絶縁された状態
で、第1電極部Gaの上方に配置されたブリッジ部材B,
B (長さ20μm 、幅7μm 、膜厚0.5 μm)により電気的
に接続されている。
【0021】なお、図中に一点鎖線で取囲んだ部分は動
作層領域C, C, …であり、ゲート電極Gの第2電極部
Gb,Gb,…に対して対称に形成されている。
【0022】このようにソース電極Sとドレイン電極D
とを同一上面面積、同一上面形状にすれば、ソース電極
Sによる散乱パラメータの反射係数とドレイン電極Dに
よる散乱パラメータの反射係数とをほぼ等しくできる。
【0023】更に上述のように、単位ゲート電極たる第
2電極部Gb,Gb,…を、第1電極部Sa,Sa と第2電極部D
b,Db 、及び第1電極部Da,Da と第2電極部Sb,Sb から
夫々等距離に離隔して配置し、且つ動作層領域C, C,
…を第2電極部Gb,Gb,…に対して対称に形成すれば、ゲ
ート電極Gに対するソース電極Sとドレイン電極Dとの
特性差及びゲート電極Gのソース電極S側及びドレイン
電極D側の動作層相互の特性差がより少なくなる。
【0024】図2は図13に示すFET スイッチのトランジ
スタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 に本実施例のMESFETを用い
た模式的構成図であり、図1及び図13における構成部分
と同一構成部分には同一符号を付している。
【0025】トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 たる
MESFETは前述したようにソース電極S及びドレイン電極
Dが同一上面形状、同一上面面積として形成されている
ので、散乱パラメータの反射係数S11,S22がほぼ等し
くなる。そのため、MMICのチップ内にMESFETをこのソー
ス電極S及びドレイン電極Dによる反射係数の違いをほ
とんど考慮することなく配置でき、FET スイッチの設計
の自由度が増す。
【0026】また、この例ではソース電極S及びドレイ
ン電極Dをゲート電極Gの単位ゲート電極から夫々等距
離に離間して配置し、動作層をこの単位ゲート電極に対
して対称に形成してあるので、反射係数S11,S22の差
がより等しくなるので、設計の自由度がより増加する。
【0027】斯かるFET スイッチは高周波信号の送信時
及び受信時における高周波信号の伝送経路が対称的に形
成されており、しかも夫々のMESFETの特性が等しくなる
ようにしてあるので、送信時及び受信時における高周波
信号の伝送特性に差が生じることがない。
【0028】次に、本発明に係る電界効果型トランジス
タの第2実施例を説明する。図3は本実施例に係るMESF
ETのレイアウトパターンである。尚、図1における構成
部分と対応する部分には同符号を付している。
【0029】ソース電極Sは、矩形状に形成された第1
電極部Sa (長さ100 μm 、幅30μm、膜厚0.5 μm)と、
この第1電極部Saと互いに平行に等ピッチで配置され、
且つ第1電極部Saと同一長を有する矩形状の第2電極部
Sb,Sb(長さ100 μm 、幅10μm 、膜厚0.5 μm)とにより
構成されている。ドレイン電極Dはソース電極Sと同一
上面形状、同一上面面積であって、第1電極部Da、及び
第2電極部Db,Db とにより構成されている。このドレイ
ン電極Dとソース電極Sはそれらの第2電極部Db,Db 及
び第1電極部Da、第1電極部Sa及び第2電極部Sb,Sb と
が夫々交互に等間隔(3μm)離間して配置されている。
【0030】ゲート電極Gは、単位ゲート電極たる第1
電極部Ga,Ga,… (ゲート長0.5 μm、ゲート幅50μm 、
膜厚0.5 μm)を櫛歯状に有し、この第1電極部Ga,Ga,…
は第1実施例と同様に、前記ソース電極Sの第1電極部
Sa及び第2電極部Sb,Sb とドレイン電極Dの第1電極部
Da及び第2電極部Db,Db とが相隣している各間の中央に
夫々配置されている。ソース電極Sの第1電極部Saと第
2電極部Sb,Sb 、及びドレイン電極Dの第1電極部Daと
第2電極部Db,Db は、第1実施例と同様に夫々各別のブ
リッジ部材B, B (長さ50μm 、幅7μm 、膜厚0.5 μ
m)により電気的に接続されている。
【0031】また、図中に一点鎖線で示した動作層注入
領域C, C, …も第1実施例と同様に、ゲート電極Gの
単位ゲート電極たる第1電極部Ga,Ga,…に対して対称に
形成されている。
【0032】このように第1の実施例と同様にソース電
極Sとドレイン電極Dとを同一上面面積、同一上面形状
にすることによりソース電極Sによる散乱パラメータの
反射係数と、ドレイン電極Dによる散乱パラメータの反
射係数とをほぼ等しくでき、更にソース電極S及びドレ
イン電極Dをゲート電極Gの単位ゲート電極から夫々等
距離に離間して配置し、動作層をこの単位ゲート電極に
対して対称に形成すれば、これら両ソース電極S、ドレ
イン電極Dによる散乱パラメータの反射係数をより等し
くできる。
【0033】図4は、図13に示すFET スイッチのトラン
ジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 に本実施例のMESFETを用
いた模式的構成図であり、図3及び図13における構成部
分と同一構成部分には同一符号を付している。尚、トラ
ンジスタQ1 とQ2 のドレイン電極D、及びトランジス
タQ3 とQ4 のドレイン電極Dは夫々共通にできるの
で、夫々一つのドレイン電極Dで構成している。
【0034】トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 たる
MESFETは第1の実施例と同様にソース電極S及びドレイ
ン電極Dによる散乱パラメータの反射係数S11,S22
ほぼ等しいので、FET スイッチの設計の自由度が増す。
【0035】またFET スイッチは高周波信号の送信時及
び受信時における高周波信号の伝送経路が対称的に形成
されており、しかも夫々のMESFETの特性が等しいので、
送信時及び受信時における高周波信号の伝送特性に差が
生じることがない。
【0036】更には、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3
4 を、そのオン状態を図5に示すように、オン抵抗R
ONと、ドレイン電極D側の接地容量Ceon と、ソース電
極S側の接地容量Ceon とを用いた等価回路で表し、ま
たオフ状態を図6に示すようにオフ容量Coff と、ゲー
ト抵抗Rg と、ドレイン電極D側の接地容量Ceoffと、
ソース電極S側の接地容量Ceoffとを用いた等価回路で
表わすことにより、正確に等価回路のシミュレーション
を行なうことができる。
【0037】その場合、ドレイン電極D側の接地容量C
D 及びソース電極S側の接地容量C S はドレイン電極D
とソース電極Sとが非対称で面積が異なっている場合
は、オン状態の接地容量を示す図7に破線で示すように
容量値が異なる接地容量となるが、本発明のようにドレ
イン電極Dとソース電極Sとを対称とし、面積を等しく
している場合は実線で示す如くドレイン電極D側の接地
容量CD とソース電極S側の接地容量CS の容量値は等
しくなる。
【0038】そのためドレイン電極D側接地容量及びソ
ース電極S側接地容量の計算が容易になって、接地容量
を容易に見積もることができ、等価回路の正確なシミュ
レーションを行なうことができる。またゲート幅1000μ
m 以上の範囲では、実線で示すドレイン電極D側接地容
量CD とソース電極S側接地容量CS とを加えた全接地
容量は、破線で示すドレイン電極D側接地容量CD とソ
ース電極S側接地容量CS とを加えた全接地容量より小
さくなる。これにより、ドレイン電極D側及びソース電
極S側の接地容量を等しくすることにより伝送される高
周波信号の挿入損失を低減できる。
【0039】更にまた、トランジスタQ1 ,Q2
3 ,Q4 によりFET スイッチを構成し、FET スイッチ
内のワイヤのインダクタンスとFET スイッチの接地容量
との共振を利用する場合においてワイヤのインダクタン
スを含めたFET スイッチの等価回路は図8に示すように
表わすことができる。
【0040】この図8ではトランジスタQ1 ,Q4 がオ
ン状態であり、トランジスタQ2 ,Q3 がオフ状態であ
る。この等価回路をより単純化して表わすと図9に示す
ように抵抗RとインダクタンスL1 とL2 と抵抗Rとの
直列回路と、インダクタンスL1 とL2 との接続部をFE
T スイッチの接地容量Cで接地した等価回路となる。そ
して入力電圧E1 と出力電圧E2 との関係は、ワイヤの
インダクタンスL1 ,L2 をL1 =L2 =Lとすると、
【0041】
【数1】
【0042】となる。そしてこの(1) 式によりシミュレ
ーションをした場合は図10に示すような特性曲線が得ら
れる。図10は横軸をスイッチの接地容量Cとし、縦軸を
スイッチの出力電圧E2 としている。ここで、ワイヤの
インダクタンスは実験的に求めたインダクタンス値約0.
8nH とすれば、1.9GHz帯では接地容量CがC=0.6PF の
付近で出力電圧E2 が最も大きく高周波信号を最も効率
良く伝達できることが分かる。そのため、この特性を利
用して最適な挿入損失(insertionloss) になるように設
計することができる。
【0043】そして、このように共振特性を利用して等
価回路のシミュレーションを正確に行なう場合にも接地
容量の見積もりが重要となるが、本発明のようにドレイ
ン電極とソース電極とを対称に配置し、同一面積にする
ことにより、FET スイッチの等価回路のシミュレーショ
ンを正確に行なうことができる。
【0044】尚、前述した第1、第2実施例ではソース
電極S及びドレイン電極Dの第2電極部Sb及びDbを夫々
2本としたが、これは一例であり適宜の数に容易に増加
させることができる。
【0045】また、本実施例ではMESFETについて説明し
たが、本発明は電極形状、電極面積及び動作層とゲート
電極とを対称的にするものであるから、それ以外の例え
ばHEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移
動度トランジスタ) 及びヘテロ接合バイポーラトランジ
スタ等の一般的なトランジスタにも同様に適用できるの
は勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、ソースと
ドレインの両電極を同一上面形状、同一上面面積にした
ので、ソース電極及びドレイン電極による散乱パラメー
タの夫々の反射係数S11,S22とがほぼ等しい電界効果
型トランジスタを提供できる。このため、この電界効果
型トランジスタによりFET スイッチを設計する場合は、
ソース電極及びドレイン電極による反射係数の差をほと
んど考慮することなくレイアウトパターンを設計でき
る。
【0047】特に、ソース電極とドレイン電極をゲート
電極の単位ゲート電極から夫々等距離に離間して配置
し、動作層を前記単位ゲート電極に対して対称に形成し
た場合、ゲート電極に対するソース電極とドレイン電極
の夫々の電極による散乱パラメータの反射係数の差がよ
り少なくなり、且つ反射係数S11とS22とがより等しい
電界効果型トランジスタを提供できる。この結果、さら
に設計の自由度が増し、設計時間を短縮できることにな
る。更には電界効果型トランジスタの等価回路シミュレ
ーション及び電界効果型トランジスタを用いたスイッチ
の等価回路シミュレーションを短時間で正確に行なうこ
とができる。更にまた、ドレイン電極側の接地容量とソ
ース電極側の接地容量とを加えた全接地容量が低下する
から、伝送する高周波信号の挿入損失が低減し、高周波
信号の伝送効率を高め得る等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電界効果型トランジスタの第1実
施例の各電極のレイアウトパターンである。
【図2】FET スイッチのトランジスタQ1 ,Q2
3 ,Q4 に第1実施例の電界効果型トランジスタを用
いた模式的構成図である。
【図3】本発明に係る電界効果型トランジスタの第2実
施例の各電極のレイアウトパターンである。
【図4】FET スイッチのトランジスタQ1 ,Q2
3 ,Q4 に第2実施例の電界効果型トランジスタを用
いた模式的構成図である。
【図5】オン状態にあるトランジスタの等価回路図であ
る。
【図6】オフ状態にあるトランジスタの等価回路図であ
る。
【図7】オン状態のMESFETにおけるゲート幅に対する接
地容量を示す曲線図である。
【図8】FET スイッチの等価回路図である。
【図9】単純化したFET スイッチの等価回路図である。
【図10】(1) 式によりシミュレーションした場合の接
地容量と出力電圧との関係を示す曲線図である。
【図11】従来のMESFETにおける各電極のレイアウトパ
ターンである。
【図12】従来のMESFETの要部断面模式図である。
【図13】従来のMESFETを用いたFET スイッチの回路構
成図である。
【符号の説明】
S ソース電極 Sa 第1電極部 Sb 第2電極部 D ドレイン電極 Da 第1電極部 Db 第2電極部 G ゲート電極 Ga 第1電極部 (第2実施例の単位ゲート電極) Gb 第2電極部 (第1実施例の単位ゲート電極) B ブリッジ部材 C 動作層領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7376−4M H01L 29/80 E (72)発明者 西川 円 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 原田 八十雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーミック性のソース電極及びドレイン
    電極と、ゲート電極とを備える電界効果型トランジスタ
    において、前記ソース電極とドレイン電極を、同一上面
    形状、同一上面面積に構成したことを特徴とする電界効
    果型トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極の単位ゲート電極を前記
    ソース電極とドレイン電極間にこれらと等距離に離間し
    て配置すると共に、動作層を前記単位ゲート電極に対し
    て対称に形成したことを特徴とする請求項1記載の電界
    効果型トランジスタ。
JP5216255A 1992-11-12 1993-08-31 電界効果型トランジスタ Pending JPH06338520A (ja)

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