JPH06338524A - 電荷転送装置 - Google Patents

電荷転送装置

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JPH06338524A
JPH06338524A JP6044457A JP4445794A JPH06338524A JP H06338524 A JPH06338524 A JP H06338524A JP 6044457 A JP6044457 A JP 6044457A JP 4445794 A JP4445794 A JP 4445794A JP H06338524 A JPH06338524 A JP H06338524A
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JP
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charge
layer
potential
substrate
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Application number
JP6044457A
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Inventor
Nobuo Nakamura
信男 中村
Masayuki Matsunaga
誠之 松長
Yoshito Koya
義人 小屋
Yukio Endo
幸雄 遠藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高感度で、低使用電圧で且つ構造の簡単な電荷
転送装置を提供する。 【構成】電荷転送装置はn型半導体基板101の表面に
形成された高抵抗のp型ウェル層102を有する。ウェ
ル層102の表面には、n型電荷転送チャネル層103
aと、n型電荷蓄積チャネル層103bと、n型電荷排
出チャネル層115と、n型電荷排出ドレイン層108
が連続的に形成される。蓄積チャネル層103bの表面
には、電荷検出トランジスタのp型電荷感知チャネル層
111が形成される。感知チャネル層111は転送チャ
ネル103a層及び排出チャネル層115のいずれとも
接触しないように配置される。電荷がない状態の蓄積チ
ャネル層103bの電位は、排出ドレイン層108の電
位より高く設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷結合装置(以下C
CDと略記する)の原理を用いた電荷転送装置に関し、
特に、電荷検出部を改良した電荷転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラや電子スチルカメラ
等の撮像システムとして、CCDによる電荷転送装置を
用いた固体撮像システムが使用されている。この固体撮
像システムは、光を電気信号(信号電荷)に変換する光
電変換部、この信号電荷を転送する電荷転送部及び転送
されてきた信号電荷を検出し電圧信号に変換して取り出
す電荷検出部とからなる。この、電荷転送部及び電荷検
出部とを備えてなるのが電荷転送装置である。
【0003】電荷転送装置に設けられる電荷検出部の1
つとして、電荷転送部の最終段に隣接して配置されるフ
ローティング・ディフュージョン・アンプ(以下FDA
と略記する)が知られている。FDAは電荷転送部の出
力端と電荷排出用ドレイン(リセットドレイン)との間
に設けられたフローティング拡散層(以下FD層と略記
する)を有する。電荷転送部からFD層に信号電荷が転
送されてくると、信号電荷はFD層に一旦蓄積され、こ
れによりFD層の電位が変化する。FD層の電位変化は
配線により、ソースフォロア回路のドライバートランジ
スタのゲート電極に伝達され、トランジスタのゲート電
位を変化させる。ソースフォロア回路はゲート電位の変
化を増幅して電圧信号を出力し、これにより信号電荷を
検出する。電荷検出/信号出力の終了後、FD層内の信
号電荷はリセットゲートの開放により電荷排出用ドレイ
ンから排出される。
【0004】図14は、従来のFDA型の電荷検出部、
特にソースフォロワ回路の一例を示す概略図である。半
導体基板210の表面には、FD層211及びリセット
ドレイン212が形成される。半導体基板210上には
SiO2 膜230を介してCCDの転送電極213、出
力ゲート電極214及びリセットゲート電極215が配
置される。FD層211はトランジスタ221のゲート
電極に電気的に接続される。トランジスタ221のソー
スは負荷トランジスタ222のドレインと接続されて初
段のソースフォロワ回路が形成される。また、トランジ
スタ221のソースはトランジスタ223のゲート電極
に接続される。トランジスタ223のソースは負荷トラ
ンジスタ224のドレインと接続されて出力段のソース
フォロワ回路が形成される。負荷MOSトランジスタ2
22、224のゲート電極はともに接地される。
【0005】このような構造のFDA型の電荷検出部で
は、FD層からソースフォロア回路のドライバートラン
ジスタのゲート電極までの配線に起因する寄生容量が大
きくなる。このため、蓄積電荷当たりの電位変化が大き
く取れず、高感度に電荷検出を行うことが難しい。ま
た、信号電荷の排出に伴うリセットゲートのkTCノイ
ズを減少させることが困難である。
【0006】図15にリセットゲート電極215の電圧
VRSの波形と、出力電圧Vout の波形とを示す。図のよ
うに、出力電圧Vout の波形には、常時、雑音が含まれ
ている。この雑音の性状としては、リセットゲート電極
215がオンの状態である期間T21においてはリセッ
トゲート電極215から発生する熱雑音が支配的であ
り、リセットゲート電極215がオフで信号電荷がFD
層211に注入される期間T22ではトランジスタ22
1の熱雑音が支配的となる。なお、期間T2bは信号電
荷がない場合に、期間T2wは信号電荷がある場合に対
応する。
【0007】FDAを低雑音化する手段として、ソース
フォロワ回路の負荷用のデプレッション型MOSトラン
ジスタ222、224の定電流を少なくすることが考え
られる。しかしながら、ソースフォロワの定電流を少な
くするとソースフォロワの相互コンダクタンスが低くな
り、FDAは高速に応答することができなくなる。それ
ゆえ、速応答の確保の必要性から、FDAの低雑音化は
極めて困難となる。また、負荷MOSトランジスタ22
2、224の定電流を少なくすることができないため、
FDAの低消費電力化ができないという不都合もある。
【0008】FDA型の電荷検出部の上記問題点を解決
するため、特開昭64−17469に開示されるような
電荷検出部を有する電荷転送装置が開発されている。こ
の公報に開示の電荷転送装置は、電荷転送部の最終段に
隣接して配置された電荷検出用MOSトランジスタの埋
め込みチャネル層を利用している。
【0009】この構造では、フローティング拡散層とソ
ースフォロア回路のドライバートランジスタとを接続す
るためのコンタクト領域及び配線がないので、電荷検出
部の寄生容量を小さくできる。このため、蓄積電荷当た
りの電位変化が大きく取れ、高感度に電荷検出を行うこ
とが可能となる。また、フローティングゲート及びコン
トロールゲートの補助により蓄積された信号電荷を完全
に排出できるので、リセットゲートにより発生するkT
Cノイズをなくすことができる。
【0010】しかし反面、この構造では、松長らによる
"A Highly Sensitive On-Chip Charge Detector for CC
D Area Image Sensor"、IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE
CIRCUITS, Vol.26, No.4, April 1991) に示されるよう
に、一般的に使用されているCCDの電源電圧(例え
ば、15V)よりも大きい電源電圧(例えば、−80
V)がコントロールゲートの操作に必要となる。また、
フローティングゲート及びコントロールゲートの2層の
ゲートを使用するため、出力検出部の構造及びその製造
プロセスが複雑になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、信号電荷の高感度出力が得られ、低電圧で使用で
き、且つ構造の簡単な電荷転送装置を提供することであ
る。本発明の他の目的は、S/N(信号/雑音)比向上
及び消費電力の省力化を図ったFDAを備えた電荷転送
装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点に係
る電荷転送装置は、表面を有する第1導電型半導体基板
と、前記基板の前記表面に形成された高抵抗の第2導電
型ウェル層と、前記ウェル層の表面に形成された第1導
電型電荷転送チャネル層と、前記転送チャネル層に接続
するように前記基板の前記表面に形成された第1導電型
電荷蓄積チャネル層と、前記蓄積チャネル層に接続する
ように前記基板の前記表面に形成された第1導電型電荷
排出チャネル層と、前記排出チャネル層に接続するよう
に前記基板の前記表面に形成された第1導電型電荷排出
ドレイン層と、前記転送チャネル層と蓄積チャネル層と
の接続部上に、絶縁膜を介して配設された出力ゲート電
極と、前記蓄積チャネル層上に形成された被覆絶縁膜
と、前記排出チャネル層上に絶縁膜を介して配設された
リセットゲート電極と、前記蓄積チャネル層と積重ね状
態となるように前記基板内に形成された、電荷検出トラ
ンジスタの第2導電型電荷感知チャネル層と、前記感知
チャネル層を挟んで対向するよう前記基板の前記表面に
形成された、前記電荷検出トランジスタの第2導電型ソ
ース層及びドレイン層と、を具備し、前記蓄積チャネル
層が、前記転送チャネル層に隣接して前記被覆絶縁膜に
接触する第1表面部分と、前記排出チャネル層に隣接し
て前記被覆絶縁膜に接触する第2表面部分と、を有す
る。
【0013】本発明の第2の視点に係る電荷転送装置
は、表面を有する第1導電型半導体基板と、前記基板の
前記表面に形成された高抵抗の第2導電型ウェル層と、
前記ウェル層の表面に形成された第1導電型電荷転送チ
ャネル層と、前記転送チャネル層に接続するように前記
基板の前記表面に形成された第1導電型電荷蓄積チャネ
ル層と、前記蓄積チャネル層に接続するように前記基板
の前記表面に形成された第1導電型電荷排出チャネル層
と、前記排出チャネル層に接続するように前記基板の前
記表面に形成された第1導電型電荷排出ドレイン層と、
前記転送チャネル層と蓄積チャネル層との接続部上に、
絶縁膜を介して配設された出力ゲート電極と、前記蓄積
チャネル層上に形成された被覆絶縁膜と、前記排出チャ
ネル層上に絶縁膜を介して配設されたリセットゲート電
極と、前記蓄積チャネル層と積重ね状態となるように前
記基板内に形成された、電荷検出トランジスタの第2導
電型電荷感知チャネル層と、前記感知チャネル層を挟ん
で対向するよう前記基板の前記表面に形成された、前記
電荷検出トランジスタの第2導電型ソース層及びドレイ
ン層と、を具備し、電荷がない状態の前記蓄積チャネル
層の電位が、前記排出ドレイン層の電位より高く設定さ
れる。
【0014】本発明の第3の視点に係る電荷転送装置
は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して複数の転送電
極を配列してなる電荷結合素子と、前記電荷結合素子の
出力端に隣接して設けられ前記素子により転送された信
号電荷を一時蓄積するための浮遊拡散層と、前記浮遊拡
散層に発生する電圧信号を増幅して出力するための増幅
手段であって、駆動トランジスタ及びこの駆動トランジ
スタの電流を制御するための負荷トランジスタからなる
増幅手段と、を具備し、前記増幅手段に与えられる前記
電荷結合素子より転送された信号電荷が前記浮遊拡散層
に流入変化する期間を包含する期間とそれ以外の期間と
で、前記負荷トランジスタのゲートに異なる電圧を印加
し、関連する前記駆動トランジスタの相互コンダクタン
スを制御する。
【0015】
【作用】本発明の第1の視点に係る電荷転送装置におい
ては、蓄積チャネル層が転送チャネル層及び排出チャネ
ル層に隣接して被覆絶縁膜と接触する表面を有する。こ
れにより、感知チャネル層と出力ゲート電極との間及び
感知チャネル層とリセットゲート電極との間のカップリ
ング容量を小さくすることができる。このため、信号電
荷当たりの電位変化を大きく取ることができ、信号電荷
による電流電圧変換ゲインの大きい、すなわち高感度の
電荷検出部を提供できる。
【0016】本発明の第2の視点に係る電荷転送装置に
おいては、電荷がない状態の蓄積チャネル層の電位が、
排出ドレイン層の電位より高く設定される。すなわち、
所謂不完全排出モードによる信号電荷の検出を可能とす
ることにより、蓄積チャネル層内の電位の凹凸及び電位
のポケットに起因する検出誤差を回避することができ
る。これにより、信号電荷の排出を補助するためのコン
トロールゲート、フローティングゲートを蓄積チャネル
層上に設ける必要がなくなる。このため、装置の構造及
び製造プロセスが簡易となると共に、コントロールゲー
ト用の高電圧電源も不要となる。
【0017】本発明の第3の視点に係る電荷転送装置に
おいては、信号電荷が浮遊拡散層に流入変化する期間を
包含する期間とそれ以外の期間とで、ソースフォロワ回
路の負荷トランジスタのゲートに異なる電圧を印加し、
駆動トランジスタの相互コンダクタンスを制御する。す
なわち、入力信号の情報が変化する瞬間のようなFDA
の速応性が要求される期間のみソースフォロワ回路のバ
イアス電流を大きくし、FDAの速応性が要求されない
期間はソースフォロワ回路のバイアス電流を小さくして
雑音及び消費電力を低減するような制御が可能となる。
これにより、必要な高速応答性を損なうことなくFDA
の低雑音化と省消費電力化を図ることができ、電荷転送
装置の低雑音化と省消費電力化を図ることができる。
【0018】好ましくは、少なくとも電圧信号がフィー
ドスルーレベルから信号レベルに向かって変化を始める
時点から電圧信号が十分に信号レベルに到達する時点ま
での期間を包含する期間において負荷トランジスタのゲ
ートに与える電圧を高くして速応性を確保し、それ以外
の速応性を重視しなくて良い期間はゲートに与える電圧
を低くして消費電流を低く押さえる。
【0019】
【実施例】図1(a)は本発明の実施例に係る電荷転送
装置の平面図、図1(b)、(c)はそれぞれ図1
(a)のIB−IB、IC−IC線断面図である。図2
(a)は図1(b)の電荷転送装置の電荷検出部を拡大
して示す断面図である。
【0020】この電荷転送装置は、n型半導体基板すな
わちn型基板101上に形成される。基板101には、
低不純物濃度すなわち高抵抗のp- 型ウェル層102
(不純物濃度1×1012〜1×1017cm-3)が形成さ
れる。本実施例において、接地電位に対し、基板101
には例えば+10Vの、ウェル層102には0Vのバイ
アス電圧が付与される。
【0021】高抵抗ウェル層102の表面には、間隔を
おいて複数のp型層123が形成された電荷転送n型チ
ャネル層103a(不純物濃度1×1014〜1×1019
cm-3)がIB−IB線方向に沿って形成される。ウェ
ル層102の表面にはまた、電荷転送n型チャネル層1
03aに続いて、電荷蓄積n+ 型チャネル層103b
(不純物濃度1×1017〜1×1021cm-3)、電荷排
出n型チャネル層115(不純物濃度1×1014〜1×
1019cm-3)、電荷排出n+ 型ドレイン層108(不
純物濃度1×1017〜1×1021cm-3)がIB−IB
線方向に沿って順に形成される。
【0022】電荷転送n型チャネル層103a及びp型
層123の上には絶縁膜121を介して複数対の第1及
び第2の電荷転送電極104、105が配設される。電
荷蓄積n+ 型チャネル層103bに隣接して、電荷転送
n型チャネル層103a上には、絶縁膜121を介して
出力ゲート電極106が配設される。電荷排出n型チャ
ネル層115上には、絶縁膜121を介してリセットゲ
ート電極107が形成される。電荷排出n+ ドレイン層
108には排出配線109が接続される。
【0023】電荷蓄積n+ 型チャネル層103b表面に
は、電荷検出用PMOSトランジスタのp型チャネル層
111が形成される。ウェル層102の表面には、IC
−IC線方向に沿って、p型チャネル層111の両側
に、電荷検出用PMOSトランジスタのソース/ドレイ
ン層117、118が形成される。ソース/ドレイン層
117には電源VDD用配線112が、ソース/ドレイン
層118には出力Vo用配線113が接続される。
【0024】図2(a)図示の如く、p型チャネル層1
11は、電荷転送及び電荷排出n型チャネル層103
a、115に接触しないように電荷蓄積n+ 型チャネル
層103b内に形成される。すなわち、n+ 型チャネル
層103bが、p型チャネル層111とn型チャネル層
103aとの間及びp型チャネル層111とn型チャネ
ル層115との間で露出した表面を有し、絶縁膜121
と接触する構造となっている。
【0025】上記の構成における電荷転送装置の動作に
ついて以下に説明する。まず、制御信号φ1及びφ2で
2相駆動される第1及び第2転送電極104、105に
より、信号電荷が出力ゲート電極106の電位を越えて
電荷蓄積n+ 型チャネル層103bへ転送されここに一
時的に蓄積される。この転送は、リセットゲート電極1
07に“L“レベルの駆動電圧VRGが、出力ゲート電極
106に所定の定電圧VOGが印加された状態で行われ
る。
【0026】チャネル層103bへ転送された信号電荷
は、図1(c)図示の電荷検出用PMOSトランジスタ
のチャネル111の電位を変調させる。このため、配線
113に出力される電圧Voが信号電荷の量に応じて変
化し、この変化を測定することにより信号電荷量が検出
される。出力電圧変化の測定後、リセットゲート電極1
07に“H“レベルの駆動電圧VRGが印加され、後述の
一定残留電荷を残して信号電荷が電荷排出ドレイン10
8へ排出される。
【0027】次に、図2(a)の断面図の各部分に対応
する電位分布を示す図2(b)〜図2(d)を参照し
て、この実施例の信号電荷の検出に関して説明する。図
2(b)は電荷蓄積n+ 型チャネル層103bに電荷が
ない状態の電位分布を示す。この状態において、電荷蓄
積チャネル層103bの電位P1oは電荷排出ドレイン
層108の電位Pdrより高くなるように設定される。
この電位の高低関係は、ドレイン層108の電位を調整
するか、チャネル層103bの不純物濃度を調整する
か、或いはその両方を調整することにより設定可能とな
る。本実施例においては、電荷蓄積チャネル層103b
の不純物濃度を1×1017〜1×1021cm-3と大きく
することにより電位を高くしている。
【0028】図2(b)図示の状態において、チャネル
層103b内の電位分布は一定となっていない。特に、
電荷転送n型チャネル層103a側に形成される電位の
ポケットDPは信号電荷の排出に悪影響を及ぼす可能性
がある。
【0029】図2(c)は、電荷蓄積n+ 型チャネル層
103bに信号電荷或いは他の意図的に付与された電荷
が一旦蓄積され、その後排出された後の電位分布を示
す。電荷蓄積チャネル層103bには、チャネル層10
3bの電位P1rを電荷排出ドレイン層108の電位P
drと同一にする分、すなわち図に斜線を付した部分に
対応する個数の電子の総電荷量が残留する。すなわち、
電位のポケットDPが残留電荷により埋められるよう
に、電荷がない状態におけるチャネル層103b内の電
位の凸凹が平坦化される。また、本実施例によれば、チ
ャネル層111の両側においてチャネル層103bの露
出した表面が絶縁膜121と接触しているため、チャネ
ル層103bの電位P1rは平坦化されて電位分布がこ
の領域内で均一に決まる。
【0030】図2(d)は、図2(c)図示の状態の後
に、電荷蓄積n+ 型チャネル層103bに信号電荷が蓄
積された信号電荷検出時の電位分布を示す。電荷蓄積チ
ャネル層103bの電位分布が図2(c)の状態となっ
たところに、信号電荷がチャネル層103bに転送され
てきて蓄積されると、図2(d)図示の如く、チャネル
層103bは電位Pltを有するようになる。この時、
信号電荷の流入による電位変化分ΔP1=P1r−P1
tは、流入信号電荷の総量、すなわち図に斜線を付した
部分に対応する個数の電子の総電荷量となる。
【0031】換言すると、チャネル層103bへの新た
な流入信号電荷の全てが、チャネル層103bの電位の
変化として現れ、電荷検出用PMOSトランジスタのチ
ャネル111の電位を変調させる。従って、配線113
に出力される電圧がVoが全流入信号電荷の量に応じて
変化し、この変化を測定することにより信号電荷量が検
出される。
【0032】信号電荷が検出された後、リセットゲート
が開かれて、信号電荷が排出されると、チャネル層10
3bの電位は図2(c)の状態に戻る。本明細書では、
このように、リセット時に、常に一定量の電荷をチャネ
ル層103bに残した状態で、信号電荷を排出する態様
を不完全排出モードとして言及する。
【0033】本実施例によれば、特開昭64−1746
9に開示の電荷転送装置と比較して、次のような利点が
得られる。まず、p型チャネル層111が、n型チャネ
ル層103a、115に接触しないように形成されてい
るため、チャネル層111と出力ゲート電極106との
間、及びチャネル層111とリセットゲート電極107
との間のカップリング容量を小さくすることができる。
このため、信号電荷当たりの電位変化を大きく取ること
ができ、信号電荷による電流電圧変換ゲインの大きい、
すなわち高感度の電荷検出部を提供できる。
【0034】また、不完全排出モードによる信号電荷の
検出を可能とすることにより、電荷蓄積n型チャネル層
103b内の電位の凹凸及び電位のポケットDPに起因
する検出誤差を回避することができる。すなわち、信号
電荷の排出を補助するためのコントロールゲート、フロ
ーティングゲートをチャネル層103b上に設ける必要
がなくなる。このため、装置の構造及び製造プロセスが
簡易となると共に、コントロールゲート用の高電圧電源
も不要となる。
【0035】図3(a)は本発明の別の実施例に係る電
荷転送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図である。
この実施例は、電荷がない状態の電荷蓄積チャネル層1
03xの電位P2oが電荷排出ドレイン層108の電位
Pdrより低く設定されている点を除いて、図1
(a)、(b)、(c)及び図2(a)図示の実施例と
同一に構成される。
【0036】図3(a)の断面図の各部分に対応する電
位分布を示す図3(b)〜図3(d)を参照して、この
実施例を説明する。図3(b)は電荷蓄積n型チャネル
層103xの部分に電荷がない状態の電位分布を示す。
この状態において、電荷蓄積チャネル層103xの電位
P2oは電荷排出ドレイン層108の電位Pdrより低
くなるように設定される。この電位の高低関係は、ドレ
イン層108の電位を調整するか、チャネル層103b
の不純物濃度を調整するか、或いはその両方を調整する
ことにより設定可能となる。本実施例においては、電荷
蓄積チャネル層103xの不純物濃度を1×1015〜1
×1019cm-3と先の実施例のチャネル層103bより
も小さくすることにより、チャネル層103xの電位を
低くしている。
【0037】図3(c)は、電荷蓄積n+ 型チャネル層
103xに信号電荷が蓄積された信号電荷検出時の電位
分布を示す。信号電荷がチャネル層103xに転送され
てきて蓄積されると、チャネル層103xは電位P2t
を有するようになり、電荷検出用PMOSトランジスタ
のチャネル111の電位を変調させる。従って、配線1
13に出力される電圧がVoが信号電荷の量に応じて変
化し、この変化を測定することにより信号電荷量が検出
される。
【0038】図3(d)は、リセットゲートが開かれ
て、信号電荷が排出された後の電位分布を示す。チャネ
ル層103xに蓄積された電荷は基本的に全て電荷排出
ドレイン層108に排出され、チャネル層103xの電
位はもとのP2oに戻る。但し、チャネル層103xの
電位のポケットDPには、不安定残留電荷が残る可能性
がある。本明細書では、このように、リセット時に、実
質的に全ての信号電荷を排出する態様を完全排出モード
として言及する。
【0039】図3(a)図示の実施例によれば、チャネ
ル層111と出力ゲート電極106との間、及びチャネ
ル層111とリセットゲート電極107との間のカップ
リング容量を小さくすることができ、高感度の電荷検出
部を提供できる。また、信号電荷の排出を補助するため
のコントロールゲート、フローティングゲートを省略し
てあるため、装置の構造及び製造プロセスが簡易となる
と共に、コントロールゲート用の高電圧電源も不要とな
る。
【0040】図4(a)は本発明の更に別の実施例に係
る電荷転送装置の平面図、図4(b)、(c)はそれぞ
れ図4(a)のIXB−IXB、IXC−IXC線断面
図である。図5(a)は図4(b)の電荷転送装置の電
荷検出部を拡大して示す断面図である。
【0041】この実施例は、電荷がない状態の電荷蓄積
チャネル層103xの電位P3oが電荷排出ドレイン層
108の電位Pdrより低く設定されている点、及び信
号電荷の排出を補助するためのコントロールゲート、フ
ローティングゲートを設けている点を除いて、図1
(a)、(b)、(c)及び図2(a)図示の実施例と
同一に構成される。
【0042】この実施例にあっては、電荷蓄積チャネル
層103x及びチャネル層111上に絶縁膜121を介
してフローティングゲート電極120aが配設される。
また、フローティングゲート電極120a上に絶縁膜1
14を介してコントロールゲート電極120bが配設さ
れる。コントロールゲート電極120bには、負の高電
圧が印加可能で、電圧が印加されないフローティングゲ
ート電極120aを介して、電荷蓄積チャネル層103
xに作用するようになっている。
【0043】図5(a)の断面図の各部分に対応する電
位分布を示す図5(b)〜図5(d)を参照して、この
実施例を説明する。図5(b)は、コントロールゲート
電極120bに電圧が印加されず、且つ電荷蓄積n型チ
ャネル層103xの部分に電荷がない状態の電位分布を
示す。この状態において、電荷蓄積チャネル層103x
の電位P3oは電荷排出ドレイン層108の電位Pdr
より低くなるように設定される。本実施例においては、
電荷蓄積チャネル層103xの不純物濃度を1×1015
〜1×1019cm-3に設定することにより電位を低くし
ている。
【0044】図5(b)図示の状態において、チャネル
層103x内の電位分布は一定となっていない。特に、
電荷転送n型チャネル層103a側に形成される電位の
ポケットDPは信号電荷の排出に悪影響を及ぼす可能性
がある。
【0045】図5(c)は、コントロールゲート電極1
20bに負の電圧が印加された状態の電位分布を示す。
印加電圧の影響により、チャネル層103bの電位は電
位P3rに変化する。この時、電位のポケットDPは消
滅し、電荷転送n型チャネル層103a側から電荷蓄積
n型チャネル層103xへ電位が連続的つながる。コン
トロールゲート電極120bへの負の電圧の印加は、信
号電荷の排出時、すなわちリセット時に電位のポケット
DPに不安定残留電荷が残るのを防止するためのもので
ある。従って、同電圧の印加はリセット時のみ行えばよ
いが、本実施例では、操作を簡単にするため、コントロ
ールゲート電極120bには常に負の電圧を印加してい
る。
【0046】図5(d)は、コントロールゲート電極1
20bに負の電圧が印加され、且つ電荷蓄積n型チャネ
ル層103xに信号電荷が蓄積された信号電荷検出時の
電位分布を示す。信号電荷がチャネル層103xに転送
されてきて蓄積されると、チャネル層103xは電位P
3tを有するようになり、電荷検出用PMOSトランジ
スタのチャネル111の電位を変調させる。従って、配
線113に出力される電圧がVoが全流入信号電荷の量
に応じて変化し、この変化を測定することにより信号電
荷量が検出される。
【0047】信号電荷が検出された後、リセットゲート
が開かれて、信号電荷が排出されると、チャネル層10
3xの電位は図5(c)の状態に戻る。すなわち、この
実施例は完全排出モードで操作される。
【0048】図5(a)図示の実施例によれば、チャネ
ル層111と出力ゲート電極106との間、及びチャネ
ル層111とリセットゲート電極107との間のカップ
リング容量を小さくすることができ、高感度の電荷検出
部を提供できる。また、コントロールゲート及びフロー
ティングゲートにより、チャネル層103xに不安定残
留電荷が残るのを防止することができる。
【0049】図6(a)は本発明の更に別の実施例に係
る電荷転送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図であ
る。この実施例は、p型チャネル層131が、n型チャ
ネル層103aからn型チャネル層115まで完全に延
在するように形成されている点を除いて、図1(a)、
(b)、(c)及び図2(a)図示の実施例と同一に構
成される。
【0050】図6(a)の断面図の各部分に対応する電
位分布を示す図6(b)〜図6(d)を参照して、この
実施例の信号電荷の検出に関して説明する。図6(b)
は電荷蓄積n+ 型チャネル層103bに電荷がない状態
の電位分布を示す。この状態において、電荷蓄積チャネ
ル層103bの電位P4oは電荷排出ドレイン層108
の電位Pdrより高くなるように設定される。この電位
の高低関係は、ドレイン層108の電位を調整するか、
チャネル層103bの不純物濃度を調整するか、或いは
その両方を調整することにより設定可能となる。本実施
例においては、電荷蓄積チャネル層103bの不純物濃
度を1×1017〜1×1021cm-3と大きくすることに
より電位を高くしている。
【0051】図6(b)図示の状態において、チャネル
層103b内の電位分布は一定となっていない。特に、
電荷転送n型チャネル層103a側に形成される電位の
ポケットDPは信号電荷の排出に悪影響を及ぼす可能性
がある。
【0052】図6(c)は、電荷蓄積n+ 型チャネル層
103bに信号電荷或いは他の意図的に付与された電荷
が一旦蓄積され、その後排出された後の電位分布を示
す。電荷蓄積チャネル層103bには、チャネル層10
3bの電位P4rを電荷排出ドレイン層108の電位P
drと同一にする分、すなわち図に斜線を付した部分に
対応する個数の電子の総電荷量が残留する。すなわち、
電位のポケットDPが残留電荷により埋められるよう
に、電荷がない状態におけるチャネル層103b内の電
位の凸凹が均される。
【0053】図6(d)は、図6(c)図示の状態の後
に、電荷蓄積n+ 型チャネル層103bに信号電荷が蓄
積された信号電荷検出時の電位分布を示す。電荷蓄積チ
ャネル層103bの電位分布が図6(c)の状態となっ
たところに、信号電荷がチャネル層103bに転送され
てきて蓄積されると、図6(d)図示の如く、チャネル
層103bは電位P4tを有するようになる。この時、
信号電荷の流入による電位変化分ΔP4=P4r−P4
tは、流入信号電荷の総量、すなわち図に斜線を付した
部分に対応する個数の電子の総電荷量となる。
【0054】換言すると、チャネル層103bへの新た
な流入信号電荷の全てが、チャネル層103bの電位の
変化として現れ、電荷検出用PMOSトランジスタのチ
ャネル131の電位を変調させる。従って、配線113
に出力される電圧がVoが全流入信号電荷の量に応じて
変化し、この変化を測定することにより信号電荷量が検
出される。
【0055】信号電荷が検出された後、リセットゲート
が開かれて、信号電荷が排出されると、チャネル層10
3bの電位は図6(c)の状態に戻る。すなわち、この
実施例は不完全排出モードで操作される。
【0056】図6(a)図示の実施例によれば、信号電
荷の排出を補助するためのコントロールゲート及びフロ
ーティングゲートを省略し、不完全排出モードにより信
号電荷の検出を可能とした。このため、装置の構造及び
製造プロセスが簡易となると共に、コントロールゲート
用の高電圧電源も不要となる。
【0057】図7(a)は本発明の更に別の実施例に係
る電荷転送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図であ
る。この実施例は、信号電荷の排出を補助するためのコ
ントロールゲート及びフローティングゲートを設けてい
る点を除いて、図6(a)図示の実施例と同一に構成さ
れる。
【0058】コントロールゲート及びフローティングゲ
ートは、図4(a)及び(c)図示の配置と同じ配置で
形成される。すなわち、電荷蓄積チャネル層103b及
びチャネル層131上に絶縁膜121を介してフローテ
ィングゲート電極120aが配設される。また、フロー
ティングゲート電極120a上に絶縁膜114を介して
コントロールゲート電極120bが配設される。コント
ロールゲート電極120bには、負の高電圧が印加可能
で、電圧が印加されないフローティングゲート電極12
0aを介して、電荷蓄積チャネル層103bに作用する
ようになっている。
【0059】図7(a)の断面図の各部分に対応する電
位分布を示す図7(b)〜図7(d)を参照して、この
実施例を説明する。図7(b)は、コントロールゲート
電極120bに電圧が印加されず、且つ電荷蓄積n型チ
ャネル層103bの部分に電荷がない状態の電位分布を
示す。この状態において電荷蓄積チャネル層103bの
電位P5oは電荷排出ドレイン層108の電位Pdrよ
り高くなるように設定される。本実施例においては、電
荷蓄積チャネル層103bの不純物濃度を1×1017〜
1×1021cm-3と大きくすることにより電位を高くし
ている。
【0060】図7(c)は、コントロールゲート電極1
20bに負の電圧が印加され、且つ電荷蓄積n+ 型チャ
ネル層103bに信号電荷或いは他の意図的に付与され
た電荷が一旦蓄積され、その後排出された後の電位分布
を示す。電荷蓄積チャネル層103bには、チャネル層
103bの電位P5rを電荷排出ドレイン層108の電
位Pdrと同一にする分、すなわち図に斜線を付した部
分に対応する個数の電子の総電荷量が残留する。
【0061】図7(d)は、図7(c)図示の状態の後
に、電荷蓄積n+ 型チャネル層103bに信号電荷が蓄
積された信号電荷検出時の電位分布を示す。信号電荷が
チャネル層103bに転送されてきて蓄積されると、チ
ャネル層103bは電位P5tを有するようになる。チ
ャネル層103bの電位の変化により、電荷検出用PM
OSトランジスタのチャネル131の電位が変調する。
従って、配線113に出力される電圧がVoが信号電荷
の量に応じて変化し、この変化を測定することにより信
号電荷量が検出される。
【0062】信号電荷が検出された後、リセットゲート
が開かれて、信号電荷が排出されると、チャネル層10
3bの電位は図7(c)の状態に戻る。すなわち、この
実施例は不完全排出モードで操作される。
【0063】図7(a)図示の実施例によれば、不完全
排出モードにより信号電荷の検出を可能としたため、コ
ントロールゲートは低電圧で操作でき、高電圧電源が不
要となる。
【0064】図8は本発明の更に別の実施例に係る電荷
転送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図である。こ
の実施例は、電荷検出用PMOSトランジスタのp型チ
ャネル層141の形成位置が異なる点を除いて、図1
(a)、(b)、(c)及び図2(a)図示の実施例と
同一に構成される。
【0065】この実施例にあっては、電荷転送n型チャ
ネル層103aと、電荷排出n型チャネル層115との
間に形成された電荷蓄積n+ 型チャネル層103bは、
上表面全体が絶縁膜121に接触する。n+ 型チャネル
層103bの下に接触して高抵抗のp- 型ウェル層10
2(不純物濃度1×1012〜1×1017cm-3)内に電
荷感知p型チャネル層141(不純物濃度1×1014〜
1×1018cm-3)が形成される。p型チャネル層14
1は、電荷転送及び電荷排出n型チャネル層103a、
115に接触しないように配置される。p型チャネル層
141は、高加速度のイオン注入装置を用いて形成する
ことができる。
【0066】電荷がない状態の電荷蓄積チャネル層10
3bの電位は、図2(a)図示実施例と同様、電荷排出
ドレイン層108の電位より高くなるように設定され
る。すなわち、この実施例は不完全排出モードで操作さ
れ、その際の態様は、図2(b)〜図2(d)に示す態
様と実質的に同じとなる。
【0067】図8図示の実施例によれば、チャネル層1
11と出力ゲート電極106との間、及びチャネル層1
11とリセットゲート電極107との間のカップリング
容量を小さくすることができ、高感度の電荷検出部を提
供できる。また、信号電荷の排出を補助するためのコン
トロールゲート、フローティングゲートが省略できるた
め、装置の構造及び製造プロセスが簡易となると共に、
コントロールゲート用の高電圧電源も不要となる。
【0068】図9は本発明の更に別の実施例に係る電荷
転送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図である。こ
の実施例は、p- 型ウェル層が分割されている点、及び
電荷検出用PMOSトランジスタのp型チャネル層15
1の形成位置が異なる点を除いて、図1(a)、
(b)、(c)及び図2(a)図示の実施例と同一に構
成される。
【0069】この実施例にあっては、高抵抗のp- 型ウ
ェル層(不純物濃度1×1012〜1×1017cm-3)は
電荷転送n型チャネル層103aの下に配置された第1
部分102aと、電荷排出n+ 型ドレイン層の下に配置
された第2部分102bとに分割される。ウエル層の部
分102a、102bの間には、これらと接触せず、周
囲がn型領域で包囲されるように電荷感知p型チャネル
層151(不純物濃度1×1014〜1×1018cm-3)
が形成される。p型チャネル層151は両側で、電荷転
送n型チャネル層103aと、電荷排出n型チャネル層
115とに接触する。電荷蓄積n+ 型チャネル層103
bは電荷感知p型チャネル層151の表面に形成され、
その上表面全体が絶縁膜121に接触する。
【0070】電荷がない状態の電荷蓄積チャネル層10
3bの電位は、図6(a)図示実施例と同様、電荷排出
ドレイン層108の電位より高くなるように設定され
る。すなわち、この実施例は不完全排出モードで操作さ
れ、その際の態様は、図6(b)〜図6(d)に示す態
様と実質的に同じとなる。
【0071】図9図示の実施例によれば、p型チャネル
層151が図8図示実施例のp型チャネル層141より
形成しやすいという利点がある。また、信号電荷の排出
を補助するためのコントロールゲート、フローティング
ゲートが省略できるため、装置の構造及び製造プロセス
が簡易となると共に、コントロールゲート用の高電圧電
源も不要となる。
【0072】図10は本発明の更に別の実施例に係る電
荷転送装置の電荷検出部を示す図である。この実施例
は、図1乃至図9図示の実施例と異なり、FDA型の電
荷検出部の改良に関する。
【0073】半導体基板210の表面には、FD層21
1及びリセットドレイン212が形成される。半導体基
板210上にはSiO2 膜230を介してCCDの転送
電極213、出力ゲート電極214及びリセットゲート
電極215が配置される。FD層211はトランジスタ
221のゲート電極に電気的に接続される。トランジス
タ221のソースはデプレッション型の負荷MOSトラ
ンジスタ222のドレインと接続されて初段のソースフ
ォロワ回路が形成される。また、トランジスタ221の
ソースは出力段駆動トランジスタ223のゲート電極に
接続される。トランジスタ223のソースはデプレッシ
ョン型の負荷MOSトランジスタ224のドレインと接
続されて出力段のソースフォロワ回路が形成される。負
荷MOSトランジスタ222、224のゲート電極22
5、226には、それぞれ独立の制御信号Vcont、VG
を与えることができるように構成される。
【0074】次に、上記出力段のソースフォロワ回路の
動作点に関して説明する。ここで、制御信号VG の電圧
は一定(例えば、0Vあるいは1〜2V)で、電源電圧
VDDは、例えば15Vのような電圧であるとする。
【0075】図11は、上記出力段のソースフォロワ回
路の動作点を示す図である。ここで、曲線231は、図
10に示す出力段駆動トランジスタ223の出力電圧に
対するドレイン電流特性を示す。また、曲線234a、
234bは、それぞれ図10に示す出力段負荷トランジ
スタ224の出力電圧に対するドレイン電流特性を示
す。曲線234aはトランジスタ224のゲート電極2
26に印加する制御信号Vcontの電圧を高く(例えば、
5〜6V)した場合、曲線234bは制御信号Vcontの
電圧を低く(例えば、2〜3V)した場合に対応する。
図から理解されるように、本実施例によれば、トランジ
スタ224のゲート電極226に低い電圧を与えて、ソ
ースフォロワ回路を動作点(V1 、I1 )232aで動
作させ、あるいは、トランジスタ224のゲート電極2
26に高い電圧を与えて、ソースフォロワ回路を動作点
(V2 、I2 )232bで動作させることが可能とな
る。つまり、負荷トランジスタ224のゲート電極22
6に加える電圧Vcontを制御することによって、ソース
フォロワ回路のバイアス電流を制御できるようになる。
【0076】このとき、ソースフォロワ回路の入力信号
Vinに対して変化する出力信号の変化分Vout は、 Vout =Adc・[1−exp(−Gm・t/C)]・Vin …(1) で表わすことができる。Vout 、Vin、Adc、Gm、
C、tはそれぞれ出力電圧、入力電圧、DCの増幅率、
相互コンダクタンス、負荷容量、時間を示す。上記の式
からGmが大きいほどソースフォロワ回路の応答速度が
上がることがわかる。
【0077】そして、Gmは、 Gm=(2・W/L・μ・Cox・Id)1/2 …(2) で表わせる。W、L、μ、Cox、Idはそれぞれチャネ
ル幅、チャネル長、モビリティ、面積あたりの容量、バ
イアス電流を示す。
【0078】従って、Gmはバイアス電流が大きいほど
大きくなり、それにより回路の応答速度が上がることが
分かる。それゆえ、入力信号の情報が変化する期間に
は、負荷MOSトランジスタ224のゲート電極226
に与える電圧Vcontを高くしてGmを大きくすることに
より大量の電流を流してFDAの高速応答性を向上さ
せ、さらに入力信号の情報が変化しない期間には、逆に
電圧Vcontを低くして少量の電流を流すことで消費電流
を大幅に抑えることができる。
【0079】以下、図12図示の電圧波形を用いて、上
記利点に関してより詳しく説明する。同図では上から順
にリセットゲート電極215の電圧VRSの波形、負荷ト
ランジスタのゲート電極226の電圧Vcontの波形、出
力電圧Vout の波形を示す。
【0080】ここで、T11はリセットゲートがオン状
態にされる期間を、T12はリセットゲートがオフ状態
にされてから信号電荷のFD層211への注入が始まる
少し前までの期間を、T13は負荷トランジタゲート電
極226のGmを大きくすべき期間すなわち出力Vout
が電荷の注入の開始によりフィードスルーレベルL1か
ら信号レベルL2に向かって変化を始める少し前の時点
から出力Vout が十分に信号レベルに到達する時点まで
の期間を、また、T14はT13の終りからFD層21
1に存在する信号電荷のリセットが始まるまでの期間を
示す。なお、時間T1bは信号電荷が少ない場合に、時
間T1wは信号電荷が大きい場合に対応する。図のよう
に、T13の期間においては、電圧Vcontを高くするこ
とにより負荷トランジスタゲート電極226のGmを大
きくしているので、FDAが信号の変化に対して高速に
応答し、また、T13以外の期間においては、電圧V
contを低くすることにより負荷トランジスタゲート電極
226のGmを小さくしているので、動作電流が小さく
抑えられ、それにより従来に比較して雑音が非常に低く
押さえられている。
【0081】このように、本実施例によれば、必要な高
速応答性を損なうことなく電荷転送装置のFDAにおけ
る省電力化及び低雑音化をはかることができる。このF
DAを有する電荷転送装置を固体撮像装置に適用すれ
ば、大幅な性能の向上を達成することが可能となる。
【0082】ここで、T13以外の期間においては、F
DAは低い周波数特性をもっており、期間T14で出力
信号をサンプリングすれば、高周波の雑音成分の折り返
し雑音の少ない信号が得られる。更に、期間T12の信
号もサンプリングして期間T14の信号との差を取る
か、または、時間T14の信号をハイパスフィルターに
通せば低周波の雑音成分をも排除することができる。ま
た更に、少量の電流を流している時点で出力信号をサン
プリングすれば、電荷検出MOSトランジスタの相互コ
ンダクタンスが低下して帯域は狭まっており、高周波の
雑音を大部分排除できるので、FDAのS/N比は向上
する。
【0083】従って、FDAの負荷トランジスタのゲー
ト電圧を制御することにより、FDAのバイアス電流お
よび雑音を制御でき、FDAの出力感度向上をはかるこ
とができ、これを固体撮像装置等に適用すれば感度の大
幅な向上を達成することが可能になる。
【0084】なお上述の説明では、初段ソースフォロワ
回路の負荷トランジスタ222のゲート電極225に与
えられる電圧VG を一定に保っていたが、この電圧VG
もパルス電圧としてゲート電極225に与えてもよい。
以下、ゲート電極225に与えられる電圧VG を制御す
ることの利点について説明する。まず、このトランジス
タ221の熱雑音から発生する等価入力雑音電荷は、 Q=(4k・T/Gm・α)1/2 ・Ct/[1+( 2 ・f・Cgs/Gm) 2 ]1/2 …(3) で表わすことができる。Q、k、T、α、Ct、f、Cgs
はそれぞれ等価入力雑音電荷、ボルツマン定数、温度、
実験上の定数、FD層211の容量、雑音の周波数、ト
ランジスタ221のゲートとソース間の容量を表わす。
【0085】図13は、上の式から得られる等価入力2
乗雑音電荷対周波数を概念的に表した図である。ここで
は、Gm2>Gm1とし、雑音240aはGm=Gm1
の時の雑音、雑音240bはGm=Gm2の時の雑音を
表す。雑音240aのDCの時の雑音Aは、 A=4α・k・T・Ct2 /Gm1 …(4) であり、雑音240bのDCの時の雑音Bは、 B=4α・k・T・Ct2 /Gm2 …(5) である。また、faは後の信号処理で決まる信号帯域で
ある。
【0086】この場合、出力される総雑音は帯域内の雑
音の積分であるから、雑音240aの総雑音Atは、 At=(A・fa)1/2 …(6) であり、雑音240bの総雑音Btは、 Bt=(B・fa)1/2 …(7) となる。
【0087】従って、At>Btとなるから、電荷検出
トランジスタ221のGmが大きいほど雑音が小さくな
る。すなわち、トランジスタ222のゲート電極225
に、より高い電圧を加えることで、更に雑音低減効果が
増すという効果が得られる。それゆえ、例えば、出力信
号のサンプリング時の前後においてのみ、電圧VG を高
くして電荷検出トランジスタ221のGmを大きくする
と、ほとんど消費電力の増加なしに、サンプリング時の
出力信号に含まれる雑音を低減できるという利点があ
る。
【0088】なお、図10図示実施例ではFDAの構成
が2段ソースフォロワ回路であるが、その代わりに、F
DAが3段以上のソースフォロワ回路を用いて構成され
ていてもよい。
【0089】図16及び図17は図1乃至図13に沿っ
て説明した本発明の実施例に係る電荷転送装置を利用し
たカメラの構成を示すブロック図である。図16は本発
明の実施例に係る電荷転送装置を組込んだ1つの固体撮
像システム12を有する単板式カメラ10を示す。固体
撮像システム12は多数の画素を有する受光部14を有
する。被写体5からの入射光は、レンズ16を通して撮
像システム12の受光部14に集光される。撮像システ
ム12は集光光に応じて発生する信号電荷を前述の態様
で電気的出力信号に変換する。撮像システム12からの
出力信号は、信号処理回路18を介してモニタ−22に
伝達され、イメージ化される。
【0090】図17は本発明の実施例に係る電荷転送装
置を組込んだ3つの固体撮像システムを有する3板式カ
メラ30を示す。3つの固体撮像システムはそれぞれ赤
(R)、緑(G)、青(B)の色フィルタを受光部に具
備し、色分解光学系32を構成する。被写体5からの入
射光は、レンズ36を通して色分解光学系32内の各撮
像システムの受光部に集光される。各撮像システムは集
光光に応じて発生する信号電荷を前述の態様で電気的出
力信号に変換する。各撮像システムからの出力信号は、
各色専用の信号処理回路38a、38b、38c及びカ
ラーコーダ40を介してモニタ−42に伝達され、イメ
ージ化される。
【0091】また、図17図示の実施例においては、感
度の低い青(B)色について本発明に係る高感度固体撮
像システムを使用し、残りの2色(R、G)については
通常の固体撮像システムを使用し、青感度を高めるよう
にすることができる。このように3色(R、G、B)を
全てについて本発明に係る固体撮像システムを使用しな
くとも、用途に応じて本発明を適宜利用することが可能
となる。
【0092】本発明に係る固体撮像システムは高感度で
あるため、特に、信号量の少ない夜に使用される必要の
ある監視用カメラに最適なものとなる。また、本発明に
係る固体撮像システムをホームビデオカメラに用いた場
合には、解像度の劣化の少ない高感度のカメラを提供す
ることが可能となる。
【0093】
【発明の効果】請求項1記載の電荷転送装置によれば、
感知チャネル層と出力ゲート電極との間及び感知チャネ
ル層とリセットゲート電極との間カップリング容量を小
さくすることができる。このため、信号電荷当たりの電
位変化を大きく取ることができ、信号電荷による電流電
圧変換ゲインの大きい、すなわち高感度の電荷検出部を
提供できる。
【0094】請求項2記載の電荷転送装置によれば、蓄
積チャネル層内の電位の凹凸及び電位のポケットに起因
する検出誤差を回避することができる。これにより、信
号電荷の排出を補助するためのコントロールゲート、フ
ローティングゲートを蓄積チャネル層上に設ける必要が
なくなる。このため、装置の構造及び製造プロセスが簡
易となると共に、コントロールゲート用の高電圧電源も
不要となる。
【0095】請求項3記載の電荷転送装置によれば、入
力信号の情報が変化する瞬間のようなFDAの速応性が
要求される期間のみソースフォロワ回路のバイアス電流
を大きくし、FDAの速応性が要求されない期間はソー
スフォロワ回路のバイアス電流を小さくして雑音及び消
費電力を低減するような制御が可能となる。これによ
り、必要な高速応答性を損なうことなくFDAの低雑音
化と省消費電力化を図ることができ、電荷転送装置の低
雑音化と省消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例に係る電荷転送装置を
示す平面図、(b)及び(c)はそれぞれ(a)のIB
−IB線及びIC−IC線断面図。
【図2】(a)は図1(b)図示の電荷検出部の拡大断
面図、(b)〜(d)は(a)図示の断面図の各部分に
対応する電位分布を示す図。
【図3】(a)は本発明の別の実施例に係る電荷転送装
置の電荷検出部を拡大して示す断面図、(b)〜(d)
は(a)図示の断面図の各部分に対応する電位分布を示
す図。
【図4】(a)は本発明の更に別の実施例に係る電荷転
送装置を示す平面図、(b)及び(c)はそれぞれ
(a)のIXB−IXB線及びIXC−IXC線断面
図。
【図5】(a)は本発明の更に別の実施例に係る電荷転
送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図、(b)〜
(d)は(a)図示の断面図の各部分に対応する電位分
布を示す図。
【図6】(a)は本発明の更に別の実施例に係る電荷転
送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図、(b)〜
(d)は(a)図示の断面図の各部分に対応する電位分
布を示す図。
【図7】(a)は本発明の更に別の実施例に係る電荷転
送装置の電荷検出部を拡大して示す断面図、(b)〜
(d)は(a)図示の断面図の各部分に対応する電位分
布を示す図。
【図8】本発明の更に別の実施例に係る電荷転送装置の
電荷検出部を拡大して示す断面図。
【図9】本発明の更に別の実施例に係る電荷転送装置の
電荷検出部を拡大して示す断面図。
【図10】本発明の更に別の実施例に係る電荷転送装置
のFDA型の電荷検出部を示す図。
【図11】図10図示のソースフォロワ回路のドレイン
電流対出力電圧特性を示すグラフ。
【図12】図10図示の実施例のFDAの出力波形等を
示す図。
【図13】図10図示の実施例のFDAを更に改良して
得られる雑音量を示す概念図。
【図14】従来の電荷転送装置のFDA型の電荷検出部
を示す図。
【図15】図14図示の装置のFDAの出力波形等を示
す図。
【図16】本発明の実施例に係る電荷転送装置を利用し
たカメラの構成を示すブロック図。
【図17】本発明の実施例に係る電荷転送装置を利用し
た別のカメラの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101…n型(第1導電型)半導体基板、 102…低濃度のp型(第2導電型)ウェル層、 103a…電荷転送n型チャネル層、 103b,103x…電荷蓄積n型チャネル層、 104…第1の電荷転送電極、 105…第2の電荷転送電極、 106…出力ゲート電極、 107…リセットゲート電極、 108…電荷排出ドレイン層、 109…電荷排出配線、 111、131、141、151…電荷感知p型チャネ
ル層、 112…電源配線、 113…出力信号配線、 114…絶縁膜、 115…電荷排出n型チャネル層、 117、118…ソース/ドレイン層、 120a…フローテイングゲート電極、 120b…コントロールゲート電極、 121…絶縁膜、 123…p型層、 210…半導体基板、 211…FD層(浮遊拡散層)、 212…リセットドレイン層、 213…転送電極、 214…出力ゲート電極、 215…リセットゲート電極、 221…電荷検出MOSトランジスタ、 222…初段負荷MOSトランジスタ、 223…出力段駆動MOSトランジスタ、 224…出力段負荷MOSトランジスタ、 225…ゲート電極、 226…ゲート電極、 230…SiO2 膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 幸雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面を有する第1導電型半導体基板と、 前記基板の前記表面に形成された高抵抗の第2導電型ウ
    ェル層と、 前記ウェル層の表面に形成された第1導電型電荷転送チ
    ャネル層と、 前記転送チャネル層に接続するように前記基板の前記表
    面に形成された第1導電型電荷蓄積チャネル層と、 前記蓄積チャネル層に接続するように前記基板の前記表
    面に形成された第1導電型電荷排出チャネル層と、 前記排出チャネル層に接続するように前記基板の前記表
    面に形成された第1導電型電荷排出ドレイン層と、 前記転送チャネル層と蓄積チャネル層との接続部上に、
    絶縁膜を介して配設された出力ゲート電極と、 前記蓄積チャネル層上に形成された被覆絶縁膜と、 前記排出チャネル層上に絶縁膜を介して配設されたリセ
    ットゲート電極と、 前記蓄積チャネル層と積重ね状態となるように前記基板
    内に形成された、電荷検出トランジスタの第2導電型電
    荷感知チャネル層と、 前記感知チャネル層を挟んで対向するよう前記基板の前
    記表面に形成された、前記電荷検出トランジスタの第2
    導電型ソース層及びドレイン層と、を具備し、 前記蓄積チャネル層が、前記転送チャネル層に隣接して
    前記被覆絶縁膜に接触する第1表面部分と、前記排出チ
    ャネル層に隣接して前記被覆絶縁膜に接触する第2表面
    部分と、を有する電荷転送装置。
  2. 【請求項2】表面を有する第1導電型半導体基板と、 前記基板の前記表面に形成された高抵抗の第2導電型ウ
    ェル層と、 前記ウェル層の表面に形成された第1導電型電荷転送チ
    ャネル層と、 前記転送チャネル層に接続するように前記基板の前記表
    面に形成された第1導電型電荷蓄積チャネル層と、 前記蓄積チャネル層に接続するように前記基板の前記表
    面に形成された第1導電型電荷排出チャネル層と、 前記排出チャネル層に接続するように前記基板の前記表
    面に形成された第1導電型電荷排出ドレイン層と、 前記転送チャネル層と蓄積チャネル層との接続部上に、
    絶縁膜を介して配設された出力ゲート電極と、 前記蓄積チャネル層上に形成された被覆絶縁膜と、 前記排出チャネル層上に絶縁膜を介して配設されたリセ
    ットゲート電極と、 前記蓄積チャネル層と積重ね状態となるように前記基板
    内に形成された、電荷検出トランジスタの第2導電型電
    荷感知チャネル層と、 前記感知チャネル層を挟んで対向するよう前記基板の前
    記表面に形成された、前記電荷検出トランジスタの第2
    導電型ソース層及びドレイン層と、を具備し、 電荷がない状態の前記蓄積チャネル層の電位が、前記排
    出ドレイン層の電位より高く設定される電荷転送装置。
  3. 【請求項3】半導体基板上にゲート絶縁膜を介して複数
    の転送電極を配列してなる電荷結合素子と、 前記電荷結合素子の出力端に隣接して設けられ前記素子
    により転送された信号電荷を一時蓄積するための浮遊拡
    散層と、 前記浮遊拡散層に発生する電圧信号を増幅して出力する
    ための増幅手段であって、駆動トランジスタ及びこの駆
    動トランジスタの電流を制御するための負荷トランジス
    タからなる増幅手段と、を具備し、 前記増幅手段に与えられる前記電荷結合素子より転送さ
    れた信号電荷が前記浮遊拡散層に流入変化する期間を包
    含する期間とそれ以外の期間とで、前記負荷トランジス
    タのゲートに異なる電圧を印加し、関連する前記駆動ト
    ランジスタの相互コンダクタンスを制御する電荷転送装
    置。
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