JPH0634212U - チョークコイル装置 - Google Patents
チョークコイル装置Info
- Publication number
- JPH0634212U JPH0634212U JP7641692U JP7641692U JPH0634212U JP H0634212 U JPH0634212 U JP H0634212U JP 7641692 U JP7641692 U JP 7641692U JP 7641692 U JP7641692 U JP 7641692U JP H0634212 U JPH0634212 U JP H0634212U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チョークコイルの自己共振現象を抑制し、高
周波特性の安定化を図ることである。 【構成】 チョークコイル1をスペーサ2を介してプリ
ント基板3上に配置し、チョークコイル1の両端のリー
ド1a,1bをプリント基板3の裏面に半田付け4a,
4bによって固定する。
周波特性の安定化を図ることである。 【構成】 チョークコイル1をスペーサ2を介してプリ
ント基板3上に配置し、チョークコイル1の両端のリー
ド1a,1bをプリント基板3の裏面に半田付け4a,
4bによって固定する。
Description
【0001】
本考案はチョークコイル装置に係り、特に高周波チョークコイルの自己共振現 象を抑制するための改良に関する。
【0002】
図7に示すように従来、高周波チョークコイル1はプリント基板3上に直接配 置され、はんだ付け4されている所謂直付け配線されていた。 而してチョークコイルは使用時に自己共振現象を生じるが、このチョークコイ ルの自己共振現象は必ず高周波特性に悪影響を及ぼすので、従来はチョークコイ ルの巻数を変えることによってそのチョークコイルとは無関係な周波数帯域に自 己共振のトラップが入るように調整していた。一般に同一コアを用いたチョーク コイルの場合、使用できる周波数帯域は、チョークコイルの巻数が多いとき低周 波に、少ないとき高周波になる。
【0003】 例えば今までのテレビ放送帯であったVHF(76〜222MHz)とUHF( 470〜770MHz)だけの仕様のものでは、自己共振のトラップを前述の方法 で下記のように対処していた。 (イ)チョークコイルの巻数を多くして帯域外の222〜470MHzに入るよう にする。 (ロ)チョークコイルの巻数を少なくして帯域外のUHF帯(470〜770M Hz)以降に入るようにする。
【0004】
しかし最近ではBS(1035〜1335MHz)やCS(1360〜1770 MHz)、CATV(10〜450MHz)の普及・発展が目覚ましく、それに伴い 製品の周波数仕様も広帯域化したものが必要となってきた。その結果、低域から 高域への広帯域にわたってフラットでかつ安定した高周波特性が要求されるよう になり、チョークコイルの自己共振周波数も仕様の帯域内と考えて設計しなけれ ばならないので、従来の方法では対処できなくなってきた。
【0005】 このため、例えば、チョークコイルの自己共振のトラップを低減させるために プリント基板からある程度の距離を浮かしてチョークコイルを空中配線する方法 がとられることがある。しかし、空中配線では部品組立後のプリント基板をケー スに組み込むときに、チョークコイルが斜めに倒れてケースなどに接触してショ ートするおそれがあり、安全面で極めて危険である。
【0006】 本考案の目的はチョークコイルとプリント基板との間隔を一定に保持すること によりチョークコイルの自己共振現象を抑制し、高周波特性の安定化、製品とし てのチョークコイルの安全性、信頼性及び量産性の向上を図ることにある。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案のチョークコイル装置は、チョークコイルを 絶縁性スペーサを介してプリント基板上に配置し、上記チョークコイルの両端の リード線を上記絶縁性スペーサの穴を通して上記プリント基板の所定個所に取り 付けたことを要旨とする。
【0008】
絶縁性スペーサの使用により、チョークコイルとプリント基板との間隔は常に 一定保持され、使用時の自己共振現象が抑制される。
【0009】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1および図2は本考案によるチョークコイル装置の一実施例で、1は高周波 チョークコイル、2は絶縁性スペーサ、例えば、プラスチックスペーサ、3はプ リント基板で、絶縁性スペーサ2はチョークコイル1とプリント基板3との間に 配置され、この間隔を一定に保持している。チョークコイル1の両端のリード1 a,1bはスペーサ2の挿入穴2a,2b及びプリント基板3の挿入穴3a,3 bを介してプリント基板3の裏面の銅箔パターンに半田付け4a,4bによって 固定する。
【0010】 図3,図4はスペーサ2の例で、複数の挿入穴2a〜2dを有しており、これ らのスペーサの挿入穴を可能な範囲内でいくつかあけることによって、両端のリ ード間ピッチの異なる複数種のチョークコイルやその他の電気部品にも兼用でき る。例えば、図4のスペーサとしては、l,m1またはm2,nの3種類のピッチ が兼用でき、スペーサの天面、底面の方向性が無いので、l,nの他にmはm1 ,m2のどちらでも使える。
【0011】 またスペーサ2はプラスチック製とすることにより、下記のような特徴を有す る。 (イ)誘電率は2〜4程度の低誘電率なので、高周波特性においての影響はほと んどない。 (ロ)絶縁性は体積固有抵抗で1014〜1017Ω・cm程度と優れている。 (ハ)耐熱温度は連続で120℃前後で、ディップなどの高温に直接さらされて も変型するだけで、燃焼速度は自己消火性である。
【0012】 図5はチョークコイル使用の1分岐器の回路例で、CH1はチョークコイル、 C1〜C3は高周波バイパス・コンデンサ、T1は分岐トランス、R1はインピ ーダンス整合のための吸収抵抗を示す。
【0013】 図5に示す分岐回路において電流はOUT→CH1→INの順に流れる。一方 、高周波信号はIN−OUTの幹線とIN−BRの分岐とに分かれ、幹線方向に はIN→C1→T1→C2→OUT、分岐方向にはIN→C1→T1→C3→B Rの順に流れる。
【0014】 結合損失が一定でかつ挿入損失が少ない分岐器が望ましいが、分岐器において は、エネルギー保存の法則から分岐することによって減衰する電力分だけ挿入損 失が生じることは避けられない。
【0015】 結合損失C(dB)でn分岐のものを考えたとき、係合係数の真数をxとする とx<1であり、
【数1】 C=−10log10x (1) であるから結合係数xは分岐数nに関係なく次式で与えられる。
【数2】 x=10-0.1C (2) よって(2)式より、挿入損失I(dB)は次式で与えられる。
【数3】 I=−10log(1−nx)=−10log(1−n10-0.1C) (3)
【0016】 しかし、上記のように計算された挿入損失は理論値に過ぎず、実際の製品では 熱損失やチョークコイルによる高周波信号の減衰などから必ず大きい値となる。
【0017】 例えば図5の回路例で、電流通過のためのチョークコイルを従来の図7のよう に基板面に直付け配線して、半田付けによって固定していたときの高周波特性を 図6(a)に示す。同図(a)においては、チョークコイルの自己共振が530 〜540MHzを中心として400〜750MHzにわたりUHF帯域に悪影響を及 ぼしている(UHF帯域は470〜770MHz)。そこで本スペーサ2を使用し チョークコイル1とプリント基板3との間隔として2mmもたせると図5(b)の 特性になり、同図(a)よりも0.5dB改善される。これにより全帯域にわた ってフラットに近い安定した特性を得ることができる。
【0018】
以上説明したように本考案によれば、チョークコイル使用時の自己共振現象に よるトラップなどの悪影響を防止でき、かつチョークコイルとプリント基板面間 の間隔を少ない誤差で一定に保持して配線できる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の断面図である。
【図3】(a)はスペーサを示す平面図、(b)は断面
図である。
図である。
【図4】スペーサのピッチ例を示す断面図である。
【図5】チョークコイルを使用した分岐回路図である。
【図6】上記分岐回路の特性図である。
【図7】従来のチョークコイルの配置例を示す図であ
る。
る。
1 チョークコイル 2 スペーサ 3 プリント基板 4a,4b 半田付け
Claims (1)
- 【請求項1】 チョークコイルを絶縁性スペーサを介し
てプリント基板上に配置し、上記チョークコイルの両端
のリード線を上記絶縁性スペーサの穴を通して上記プリ
ント基板の所定個所に取り付けたことを特徴とするチョ
ークコイル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992076416U JP2529578Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | チョークコイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992076416U JP2529578Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | チョークコイル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634212U true JPH0634212U (ja) | 1994-05-06 |
| JP2529578Y2 JP2529578Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=13604611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992076416U Expired - Lifetime JP2529578Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | チョークコイル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2529578Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3547337A1 (de) * | 2018-03-14 | 2019-10-02 | Tridonic GmbH & Co. KG | Positionierungs- und montagehilfe für spulen auf leiterplatten |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4718741U (ja) * | 1971-04-05 | 1972-11-01 | ||
| JPS5678576U (ja) * | 1979-11-22 | 1981-06-25 | ||
| JPH01286302A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-17 | Nec Corp | 高周波チョークコイルの実装方法 |
| JPH02155109A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-14 | Toshiba Corp | 回路基板装置 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP1992076416U patent/JP2529578Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4718741U (ja) * | 1971-04-05 | 1972-11-01 | ||
| JPS5678576U (ja) * | 1979-11-22 | 1981-06-25 | ||
| JPH01286302A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-17 | Nec Corp | 高周波チョークコイルの実装方法 |
| JPH02155109A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-14 | Toshiba Corp | 回路基板装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3547337A1 (de) * | 2018-03-14 | 2019-10-02 | Tridonic GmbH & Co. KG | Positionierungs- und montagehilfe für spulen auf leiterplatten |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2529578Y2 (ja) | 1997-03-19 |
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Legal Events
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