JPH06342740A - 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用電極箔の製造方法Info
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- JPH06342740A JPH06342740A JP5084202A JP8420293A JPH06342740A JP H06342740 A JPH06342740 A JP H06342740A JP 5084202 A JP5084202 A JP 5084202A JP 8420293 A JP8420293 A JP 8420293A JP H06342740 A JPH06342740 A JP H06342740A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極箔に逆極性の電圧を印加した場合に流れ
る電流を低下し、電解コンデンサの寿命を向上するこ
と。 【構成】 化成後の金属箔をリン酸又はリン酸第1アン
モニウム等のリン酸塩の溶液中で加熱するか、あるいは
化成後でこのリン酸等の溶液で加熱する前に、純水中で
加熱するか、酢酸マグネシウムや硝酸マグネシウム等の
マグネシウム塩の溶液中あるいは化成液中で逆極性の電
圧を印加する。
る電流を低下し、電解コンデンサの寿命を向上するこ
と。 【構成】 化成後の金属箔をリン酸又はリン酸第1アン
モニウム等のリン酸塩の溶液中で加熱するか、あるいは
化成後でこのリン酸等の溶液で加熱する前に、純水中で
加熱するか、酢酸マグネシウムや硝酸マグネシウム等の
マグネシウム塩の溶液中あるいは化成液中で逆極性の電
圧を印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の電解コンデンサ用電極箔
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミ電解コンデンサ等は、一般的に、
アルミ箔等を化成して誘電膜を形成した電極箔を用いて
いる。そして通常は、この誘電膜を形成した電極箔を陽
極箔としてのみ用い、有極性になっている。
アルミ箔等を化成して誘電膜を形成した電極箔を用いて
いる。そして通常は、この誘電膜を形成した電極箔を陽
極箔としてのみ用い、有極性になっている。
【0003】また、誘電膜を形成した電極箔を2枚用
い、これらを電解紙を介して積層し巻回した構造にした
電解コンデンサもある。これは無極性になっている。
い、これらを電解紙を介して積層し巻回した構造にした
電解コンデンサもある。これは無極性になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの電解コンデン
サに交流電圧を印加すると、有極性であっても無極性で
あっても、誘電膜を形成した電極箔には必ず逆極性の電
圧が正極性の電圧と交互に印加される。
サに交流電圧を印加すると、有極性であっても無極性で
あっても、誘電膜を形成した電極箔には必ず逆極性の電
圧が正極性の電圧と交互に印加される。
【0005】ところで、電極箔を製造する際、通常、誘
電膜の形成が部分的に遅れると、その部分に電流が多く
流れて平均化しようとする。しかし、従来の電極箔には
誘電膜の欠陥部ができる。そしてこの欠陥部を有する電
極箔は、逆極性の電圧を印加すると、欠陥部を通して電
流が流れる。欠陥部を通して電流が流れると発熱を生じ
る。そのため、電解コンデンサが劣化する欠点がある。
電膜の形成が部分的に遅れると、その部分に電流が多く
流れて平均化しようとする。しかし、従来の電極箔には
誘電膜の欠陥部ができる。そしてこの欠陥部を有する電
極箔は、逆極性の電圧を印加すると、欠陥部を通して電
流が流れる。欠陥部を通して電流が流れると発熱を生じ
る。そのため、電解コンデンサが劣化する欠点がある。
【0006】本発明の目的は、以上の欠点を改良し、逆
極性の電圧を印加した場合に流れる電流を低下でき、電
解コンデンサの寿命を向上できる電解コンデンサ用電極
箔の製造方法を提供するものである。
極性の電圧を印加した場合に流れる電流を低下でき、電
解コンデンサの寿命を向上できる電解コンデンサ用電極
箔の製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の目的を達成するために、弁作用を有する金属箔を化成
してなる電解コンデンサ用電極箔の製造方法において、
化成後の金属箔をリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱す
ることを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方法
を提供するものである。
の目的を達成するために、弁作用を有する金属箔を化成
してなる電解コンデンサ用電極箔の製造方法において、
化成後の金属箔をリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱す
ることを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方法
を提供するものである。
【0008】また、請求項2の発明は、化成後の金属箔
を純水中で加熱する工程とこの工程後に前記金属箔をリ
ン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱する工程とからなるこ
とを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方法を提
供するものである。
を純水中で加熱する工程とこの工程後に前記金属箔をリ
ン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱する工程とからなるこ
とを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方法を提
供するものである。
【0009】そして請求項3の発明は、化成後の金属箔
にマグネシウム塩の溶液中で逆極性の電圧を印加する工
程と、この工程後にリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱
する工程とからなることを特徴とする電解コンデンサ用
電極箔の製造方法を提供するものである。
にマグネシウム塩の溶液中で逆極性の電圧を印加する工
程と、この工程後にリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱
する工程とからなることを特徴とする電解コンデンサ用
電極箔の製造方法を提供するものである。
【0010】さて、請求項4の発明は、化成後の金属箔
に化成液中で逆極性の電圧を印加する工程と、この工程
後にリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱する工程とから
なることを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方
法を提供するものである。
に化成液中で逆極性の電圧を印加する工程と、この工程
後にリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱する工程とから
なることを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方
法を提供するものである。
【0011】なお、リン酸の濃度は0.01〜3%の範
囲が好ましい。そしてリン酸塩としてはリン酸第1アン
モニウム等を用いる。このリン酸第1アンモニウムはリ
ン酸より高い濃度であっても誘電膜を損傷することが少
なく、取り扱い易い。
囲が好ましい。そしてリン酸塩としてはリン酸第1アン
モニウム等を用いる。このリン酸第1アンモニウムはリ
ン酸より高い濃度であっても誘電膜を損傷することが少
なく、取り扱い易い。
【0012】また、マグネシウム塩としては、酢酸マグ
ネシウムや硝酸マグネシウム等を用いる。
ネシウムや硝酸マグネシウム等を用いる。
【0013】そして、冬工程の処理を行った後に、誘電
膜の損傷状態によっては再化成処理を行ってもよい。
膜の損傷状態によっては再化成処理を行ってもよい。
【0014】さらに、化成後の金属箔に各工程の処理を
行った後、再び各工程の処理を行ってもよく、3回以上
繰り返してもよい。また、この場合、各工程後に再化成
の工程の処理を行い、この再化成を含めた各工程を2回
以上繰り返してもよい。
行った後、再び各工程の処理を行ってもよく、3回以上
繰り返してもよい。また、この場合、各工程後に再化成
の工程の処理を行い、この再化成を含めた各工程を2回
以上繰り返してもよい。
【0015】
【作用】誘電膜を形成した電極箔に逆方向に電圧を印加
した場合に電流が流れるのは、誘電膜に欠陥部があるこ
とが原因と考えられている。すなわち、誘電膜を形成す
る際に、欠陥部に陰イオンが付着すると、電荷を放電し
ても誘電膜が成長することなく、水酸化アルミニウムが
生成して集積する。また、陰イオンもこの水酸化アルミ
ニウムに包みこまれて欠陥部に集積する。この状態で、
化成の終段において加熱されると、水酸化アルミニウム
は、脱水して、陰イオンを包含したままで、AlO(O
H)となる。そしてこのAlO(OH)が欠陥部に付着
し、ここを覆っている。このAlO(OH)は水を通す
性質を有している。そのために、電極箔に正方向に電圧
を印加した時には、陰イオンが誘電膜に吸着して絶縁層
を形成する。しかし、逆極性の電圧を印加した時には、
陰イオンが欠陥部から離脱する。そしてこの陰イオンの
流れにより電流が流れる。
した場合に電流が流れるのは、誘電膜に欠陥部があるこ
とが原因と考えられている。すなわち、誘電膜を形成す
る際に、欠陥部に陰イオンが付着すると、電荷を放電し
ても誘電膜が成長することなく、水酸化アルミニウムが
生成して集積する。また、陰イオンもこの水酸化アルミ
ニウムに包みこまれて欠陥部に集積する。この状態で、
化成の終段において加熱されると、水酸化アルミニウム
は、脱水して、陰イオンを包含したままで、AlO(O
H)となる。そしてこのAlO(OH)が欠陥部に付着
し、ここを覆っている。このAlO(OH)は水を通す
性質を有している。そのために、電極箔に正方向に電圧
を印加した時には、陰イオンが誘電膜に吸着して絶縁層
を形成する。しかし、逆極性の電圧を印加した時には、
陰イオンが欠陥部から離脱する。そしてこの陰イオンの
流れにより電流が流れる。
【0016】従って、電極箔に逆極性の電圧を印加した
時に流れる電流を低下させるためには、欠陥部に集積し
ている陰イオンを予め除去しておくか、欠陥部に栓をし
て陰イオンが流れ出ないようにしておけばよい。
時に流れる電流を低下させるためには、欠陥部に集積し
ている陰イオンを予め除去しておくか、欠陥部に栓をし
て陰イオンが流れ出ないようにしておけばよい。
【0017】請求項1の発明においては、リン酸又はリ
ン酸塩の溶液中で加熱処理している。この熱処理によ
り、欠陥部内のAlO(OH)が液と反応してリン酸ア
ルミニウムを生成する。このリン酸アルミニウムは不溶
性であり、欠陥部の孔を塞ぐ栓となる。そのため、電極
箔に逆極性に電圧を印加しても、欠陥部内の陰イオン
は、このリン酸アルミニウムに妨げられて欠陥部外に流
出し難くなる。これによって流れる電流が低下する。
ン酸塩の溶液中で加熱処理している。この熱処理によ
り、欠陥部内のAlO(OH)が液と反応してリン酸ア
ルミニウムを生成する。このリン酸アルミニウムは不溶
性であり、欠陥部の孔を塞ぐ栓となる。そのため、電極
箔に逆極性に電圧を印加しても、欠陥部内の陰イオン
は、このリン酸アルミニウムに妨げられて欠陥部外に流
出し難くなる。これによって流れる電流が低下する。
【0018】また、請求項2の発明は、化成後でリン酸
等の処理を行う前に純水中で加熱処理をしている。電極
箔を純水中で加熱処理すると、欠陥部中の陰イオンが純
水中に溶け出す。そしてこの後に、リン酸等による処理
を行うと、上記と同様に不溶性のリン酸アルミニウムが
生成し、欠陥部に栓のように付着する。この発明では、
電流の原因となる陰イオンを予め除去するとともに、欠
陥部をリン酸アルミニウムにより栓をして除去できなか
った陰イオンを流出し難くしているため、より効果的に
電流を低下できる。
等の処理を行う前に純水中で加熱処理をしている。電極
箔を純水中で加熱処理すると、欠陥部中の陰イオンが純
水中に溶け出す。そしてこの後に、リン酸等による処理
を行うと、上記と同様に不溶性のリン酸アルミニウムが
生成し、欠陥部に栓のように付着する。この発明では、
電流の原因となる陰イオンを予め除去するとともに、欠
陥部をリン酸アルミニウムにより栓をして除去できなか
った陰イオンを流出し難くしているため、より効果的に
電流を低下できる。
【0019】そして、請求項3の発明は、化成後でリン
酸等の処理を行う前に、マグネシウム塩の溶液中で逆極
性の電圧を印加する処理を行っている。これにより欠陥
部中の陰イオンが流出する。また、マグネシウム塩はコ
ロイド状の水酸化マグネシウムとなって欠陥部中に付着
する。そして、その後、リン酸等の溶液中で加熱処理す
ることにより、水酸化マグネシウムは不溶性のリン酸マ
グネシウムになる。また、欠陥部中のAlO(OH)も
リン酸溶液中で反応してリン酸アルミニウムになる。す
なわち、この発明においては、予め陰イオンを除去する
とともに、欠陥部をリン酸マグネシウム及びリン酸アル
ミニウムからなる不溶性の物質で栓をしているため、電
流を低下できる。
酸等の処理を行う前に、マグネシウム塩の溶液中で逆極
性の電圧を印加する処理を行っている。これにより欠陥
部中の陰イオンが流出する。また、マグネシウム塩はコ
ロイド状の水酸化マグネシウムとなって欠陥部中に付着
する。そして、その後、リン酸等の溶液中で加熱処理す
ることにより、水酸化マグネシウムは不溶性のリン酸マ
グネシウムになる。また、欠陥部中のAlO(OH)も
リン酸溶液中で反応してリン酸アルミニウムになる。す
なわち、この発明においては、予め陰イオンを除去する
とともに、欠陥部をリン酸マグネシウム及びリン酸アル
ミニウムからなる不溶性の物質で栓をしているため、電
流を低下できる。
【0020】さらに、請求項4の発明は、化成後でリン
酸等の処理を行う前に、化成液中で逆極性の電圧を印加
している。従って、欠陥部中の陰イオンを予め除去でき
る。また、リン酸等の溶液中で加熱処理することによ
り、リン酸アルミニウムが生成し、これが欠陥部に栓と
して付着する。これによって電流が低下する。
酸等の処理を行う前に、化成液中で逆極性の電圧を印加
している。従って、欠陥部中の陰イオンを予め除去でき
る。また、リン酸等の溶液中で加熱処理することによ
り、リン酸アルミニウムが生成し、これが欠陥部に栓と
して付着する。これによって電流が低下する。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 実施例1:化成箔としては、エッチングしたアルミ箔を
ホウ酸化成液中で電圧220Vで化成処理をしたものを
用いる。そしてこの化成箔を温度80℃、濃度0.02
〜0.03%のリン酸溶液中に40分間浸漬する。リン
酸溶液処理後、温度85℃〜90℃のホウ酸化成液中に
10〜15分間浸漬し、電圧220Vを印加して再化成
処理する。
ホウ酸化成液中で電圧220Vで化成処理をしたものを
用いる。そしてこの化成箔を温度80℃、濃度0.02
〜0.03%のリン酸溶液中に40分間浸漬する。リン
酸溶液処理後、温度85℃〜90℃のホウ酸化成液中に
10〜15分間浸漬し、電圧220Vを印加して再化成
処理する。
【0022】実施例2:化成箔は、実施例1と同様な処
理をしたものを用いる。この化成箔を温度70℃、濃度
5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分間浸漬す
る。この浸漬処理後、実施例1と同一条件で再化成処理
する。
理をしたものを用いる。この化成箔を温度70℃、濃度
5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分間浸漬す
る。この浸漬処理後、実施例1と同一条件で再化成処理
する。
【0023】実施例3:化成箔は実施例1と同様な処理
をしたものを用いる。この化成箔を温度85℃の純水中
に10分間浸漬する。浸漬後、化成箔を温度30〜80
℃、濃度5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分
間浸漬する。この浸漬後、実施例1と同一条件で再化成
する。
をしたものを用いる。この化成箔を温度85℃の純水中
に10分間浸漬する。浸漬後、化成箔を温度30〜80
℃、濃度5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分
間浸漬する。この浸漬後、実施例1と同一条件で再化成
する。
【0024】実施例4:化成箔は実施例1と同様な処理
をしたものを用いる。この化成箔を比伝導度0.2ms/
cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電圧3
〜10Vを7〜10分間印加し、20〜30mAの電流
を流す。この処理後、化成箔を温度70℃、濃度0.0
2%のリン酸溶液中に20分間浸漬する。浸漬後、実施
例1と同一条件で再化成する。
をしたものを用いる。この化成箔を比伝導度0.2ms/
cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電圧3
〜10Vを7〜10分間印加し、20〜30mAの電流
を流す。この処理後、化成箔を温度70℃、濃度0.0
2%のリン酸溶液中に20分間浸漬する。浸漬後、実施
例1と同一条件で再化成する。
【0025】実施例5:化成箔は実施例1と同様な処理
をしたものを用いる。この化成箔を比電導度0.2ms/
cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電圧3
〜10Vを5分間印加し、20〜30mAの電流を流
す。この処理後、化成箔を温度30〜80℃、濃度5%
のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分間浸漬する。
浸漬後、実施例1と同一条件で再化成する。
をしたものを用いる。この化成箔を比電導度0.2ms/
cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電圧3
〜10Vを5分間印加し、20〜30mAの電流を流
す。この処理後、化成箔を温度30〜80℃、濃度5%
のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分間浸漬する。
浸漬後、実施例1と同一条件で再化成する。
【0026】実施例6:化成箔は実施例1と同様な処理
をしたものを用いる。この化成箔を温度85〜90℃の
ホウ酸化成液中に浸漬し、逆極性の電圧3〜10Vを7
〜10分間印加し、20〜30mAの電流を流す。この
処理後、化成箔を温度80℃、濃度0.02%のリン酸
溶液中に40分間浸漬する。浸漬後、実施例1と同一条
件で再化成する。
をしたものを用いる。この化成箔を温度85〜90℃の
ホウ酸化成液中に浸漬し、逆極性の電圧3〜10Vを7
〜10分間印加し、20〜30mAの電流を流す。この
処理後、化成箔を温度80℃、濃度0.02%のリン酸
溶液中に40分間浸漬する。浸漬後、実施例1と同一条
件で再化成する。
【0027】実施例7:化成箔は実施例1と同様な処理
をしたものを用いる。この化成箔を温度70℃のホウ酸
化成液中に浸漬し、逆極性の電圧を最大10V、10分
間印加し、最大電流20mAを流す。この処理後、温度
30〜80℃、濃度5%のリン酸第1アンモニウム溶液
中に20分間浸漬する。浸漬後、実施例1と同一条件で
再化成する。
をしたものを用いる。この化成箔を温度70℃のホウ酸
化成液中に浸漬し、逆極性の電圧を最大10V、10分
間印加し、最大電流20mAを流す。この処理後、温度
30〜80℃、濃度5%のリン酸第1アンモニウム溶液
中に20分間浸漬する。浸漬後、実施例1と同一条件で
再化成する。
【0028】次に、電極箔に逆極性の電圧を印加した場
合に、流れる電流の変化を測定した。測定には、図1に
示す通り、ビーカー1に、温度80℃、比抵抗600〜
1KΩ/cmのホウ酸アンモニウムの溶液2を入れ、内面
に一周してSUSの箔3を配置するとともに、中心に試
料4の電極箔を置いた装置を用いる。そして、SUSの
箔3側を正、試料4側を負として、20Vの電圧を印加
する。また、試料4は容量が16.5μFとなる大きさ
とする。かつ、各試料は次の通りの条件で製造したもの
とする。
合に、流れる電流の変化を測定した。測定には、図1に
示す通り、ビーカー1に、温度80℃、比抵抗600〜
1KΩ/cmのホウ酸アンモニウムの溶液2を入れ、内面
に一周してSUSの箔3を配置するとともに、中心に試
料4の電極箔を置いた装置を用いる。そして、SUSの
箔3側を正、試料4側を負として、20Vの電圧を印加
する。また、試料4は容量が16.5μFとなる大きさ
とする。かつ、各試料は次の通りの条件で製造したもの
とする。
【0029】試料1:実施例1において、リン酸溶液の
濃度を0.02%とする以外は、同一条件で製造する。
濃度を0.02%とする以外は、同一条件で製造する。
【0030】試料2:実施例3において、リン酸第1ア
ンモニウム溶液の温度を70℃とする以外は、同一条件
で製造する。
ンモニウム溶液の温度を70℃とする以外は、同一条件
で製造する。
【0031】試料3:実施例5において、酢酸マグネシ
ウムの代りに硝酸マグネシウムを用い、リン酸第1アン
モニウム溶液の温度を70℃とする以外は、同一条件で
製造する。
ウムの代りに硝酸マグネシウムを用い、リン酸第1アン
モニウム溶液の温度を70℃とする以外は、同一条件で
製造する。
【0032】試料4:実施例7において、リン酸第1ア
ンモニウム溶液の温度を70℃とする以外は、同一条件
で製造する。
ンモニウム溶液の温度を70℃とする以外は、同一条件
で製造する。
【0033】試料5:実施例5において、酢酸マグネシ
ウムの代りに硝酸マグネシウムを用い、リン酸第1アン
モニウム溶液の温度を70℃とするとともに、各工程の
処理を行った後に、もう一度行ない、計2回繰り返して
処理する。それ以外は実施例5と同一条件とする。
ウムの代りに硝酸マグネシウムを用い、リン酸第1アン
モニウム溶液の温度を70℃とするとともに、各工程の
処理を行った後に、もう一度行ない、計2回繰り返して
処理する。それ以外は実施例5と同一条件とする。
【0034】試料6:実施例1で用いた化成箔とする。
【0035】測定結果は図2に示した。この図2から明
らかな通り、電流が30mA流れるまでの時間は、試料
1が3分11秒、試料2が6分8秒、試料3が5分38
秒、試料4が4分30秒、試料5が9分26秒そして試
料6が30秒となった。従って、実施例である試料1〜
5の方が従来例である試料6に比較して、電流の上昇時
間が遅くなり、電流が流れ難くなることが明らかであ
る。
らかな通り、電流が30mA流れるまでの時間は、試料
1が3分11秒、試料2が6分8秒、試料3が5分38
秒、試料4が4分30秒、試料5が9分26秒そして試
料6が30秒となった。従って、実施例である試料1〜
5の方が従来例である試料6に比較して、電流の上昇時
間が遅くなり、電流が流れ難くなることが明らかであ
る。
【0036】また、標準コンデンサを定格電圧まで充電
し、この電圧を試料の電極箔に逆極性に印加した場合
の、試料の電圧の変化を測定した。測定回路は図3に示
す通りとする。標準コンデンサ11には容量16.5μ
FのMFコンデンサを用いる。そしてこの標準コンデン
サ11にはスイッチ12を介して直流電源13を接続す
るとともに、一端をアースに接続する。また、試料のコ
ンデンサ14をスイッチ15を介して標準コンデンサ1
1と並列に接続する。この試料コンデンサ14の両端に
はオシロスコープ16を接続する。なお、試料のコンデ
ンサ14は、図1に示したSUS箔や試料の電極箔等か
らなる構造とする。そして電極箔を標準コンデンサ11
のアース側に接続する。
し、この電圧を試料の電極箔に逆極性に印加した場合
の、試料の電圧の変化を測定した。測定回路は図3に示
す通りとする。標準コンデンサ11には容量16.5μ
FのMFコンデンサを用いる。そしてこの標準コンデン
サ11にはスイッチ12を介して直流電源13を接続す
るとともに、一端をアースに接続する。また、試料のコ
ンデンサ14をスイッチ15を介して標準コンデンサ1
1と並列に接続する。この試料コンデンサ14の両端に
はオシロスコープ16を接続する。なお、試料のコンデ
ンサ14は、図1に示したSUS箔や試料の電極箔等か
らなる構造とする。そして電極箔を標準コンデンサ11
のアース側に接続する。
【0037】この測定回路を用いて試料コンデンサ14
の電圧変化を測定するには、先ず、スイッチ12を閉じ
て標準コンデンサ11を充電する。次に、スイッチ12
を開き、スイッチ15を閉じて、試料コンデンサ14に
標準コンデンサ11の電圧を逆極性に印加する。そし
て、試料コンデンサ14の端子間電圧の時間的変化をオ
シロスコープ16で測定する。
の電圧変化を測定するには、先ず、スイッチ12を閉じ
て標準コンデンサ11を充電する。次に、スイッチ12
を開き、スイッチ15を閉じて、試料コンデンサ14に
標準コンデンサ11の電圧を逆極性に印加する。そし
て、試料コンデンサ14の端子間電圧の時間的変化をオ
シロスコープ16で測定する。
【0038】また、試料のコンデンサ14に用いる電極
箔は次の条件で製造したものとする。 試料7:実施例2において、温度30〜80℃、濃度3
〜5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に15分間浸漬
する以外は、同一条件とする。 試料8:実施例5と同一条件で製造する。 試料9 実施例1で用いた化成箔とする。
箔は次の条件で製造したものとする。 試料7:実施例2において、温度30〜80℃、濃度3
〜5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に15分間浸漬
する以外は、同一条件とする。 試料8:実施例5と同一条件で製造する。 試料9 実施例1で用いた化成箔とする。
【0039】なお、標準コンデンサ11の充電電圧は、
試料7と試料9の場合が160V、試料8の場合が20
0Vとする。
試料7と試料9の場合が160V、試料8の場合が20
0Vとする。
【0040】測定結果は図4に示した。この図4におい
て、試料コンデンサ14に逆極性の電圧を印加してから
10ms後の、最大電圧に対する降下率を求めると表1
の通りになる。 以下余白。
て、試料コンデンサ14に逆極性の電圧を印加してから
10ms後の、最大電圧に対する降下率を求めると表1
の通りになる。 以下余白。
【0041】
【表1】
【0042】表1から明かな通り、実施例の試料7及び
試料8の方が従来例の試料9に比較して、降下率が5/
34〜9/34となる。
試料8の方が従来例の試料9に比較して、降下率が5/
34〜9/34となる。
【0043】
【発明の効果】以上の通り、請求項1の発明の製造方法
によれば化成後の金属箔をリン酸又はリン酸塩の溶液中
で加熱することにより逆方向に電流を流れ難くでき、電
解コンデンサが逆方向の電流によって劣化するのを改善
でき、その寿命を向上できる電解コンデンサ用電極箔が
得られる。
によれば化成後の金属箔をリン酸又はリン酸塩の溶液中
で加熱することにより逆方向に電流を流れ難くでき、電
解コンデンサが逆方向の電流によって劣化するのを改善
でき、その寿命を向上できる電解コンデンサ用電極箔が
得られる。
【0044】また、請求項2の発明の製造方法によれば
化成後の電極箔を純水中で加熱し、その後、リン酸等の
溶液中で加熱することにより、逆方向の電流をより流れ
難くでき、電解コンデンサの寿命を向上できる電解コン
デンサ用電極箔が得られる。
化成後の電極箔を純水中で加熱し、その後、リン酸等の
溶液中で加熱することにより、逆方向の電流をより流れ
難くでき、電解コンデンサの寿命を向上できる電解コン
デンサ用電極箔が得られる。
【0045】そして請求項3の発明の製造方法によれ
ば、化成後の電極箔をマグネシウム塩の溶液中で逆極性
の電圧を印加し、その後、リン等の溶液中で加熱するこ
とにより、逆方向の電流を流れ難くでき、電解コンデン
サの寿命を向上できる電解コンデンサ用電極箔が得られ
る。
ば、化成後の電極箔をマグネシウム塩の溶液中で逆極性
の電圧を印加し、その後、リン等の溶液中で加熱するこ
とにより、逆方向の電流を流れ難くでき、電解コンデン
サの寿命を向上できる電解コンデンサ用電極箔が得られ
る。
【0046】さらに、請求項4の発明の製造方法によれ
ば、化成後の金属箔を化成液中で逆極性の電圧を印加
し、その後、リン酸等の溶液中で加熱することにより、
逆方向の電流を流れ難くでき、電解コンデンサの寿命を
向上できる電解コンデンサ用電極箔が得られる。
ば、化成後の金属箔を化成液中で逆極性の電圧を印加
し、その後、リン酸等の溶液中で加熱することにより、
逆方向の電流を流れ難くでき、電解コンデンサの寿命を
向上できる電解コンデンサ用電極箔が得られる。
【図1】試料に逆極性の電圧を印加して電流を測定する
場合の構造図を示す。
場合の構造図を示す。
【図2】試料に流れる電流の変化のグラフを示す。
【図3】試料に逆極性の電圧を印加し、その電圧の変化
を測定するための回路図を示す。
を測定するための回路図を示す。
【図4】図3の回路図を用いて測定した電圧の変化のグ
ラフを示す。
ラフを示す。
4…試料、 14…試料コンデンサ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】そして、各工程の処理を行った後に、誘電
膜の損傷状態によっては再化成処理を行ってもよい。
膜の損傷状態によっては再化成処理を行ってもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】実施例4:化成箔は実施例1と同様な処理
をしたものを用いる。この化成箔を比伝導度0.2mS
/cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電
圧3〜10Vを7〜10分間印加し、20〜30mAの
電流を流す。この処理後、化成箔を温度70℃、濃度
0.02%のリン酸溶液中に20分間浸漬する。浸漬
後、実施例1と同一条件で再化成する。
をしたものを用いる。この化成箔を比伝導度0.2mS
/cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電
圧3〜10Vを7〜10分間印加し、20〜30mAの
電流を流す。この処理後、化成箔を温度70℃、濃度
0.02%のリン酸溶液中に20分間浸漬する。浸漬
後、実施例1と同一条件で再化成する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】実施例5:化成箔は実施例1と同様な処理
をしたものを用いる。この化成箔を比電導度0.2mS
/cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電
圧を3〜10Vを5分間印加し、20〜30mAの電流
を流す。この処理後、化成箔を温度30〜80℃、濃度
5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分間浸漬す
る。浸漬後、実施例1と同一条件で再化成する。
をしたものを用いる。この化成箔を比電導度0.2mS
/cmの酢酸マグネシウム溶液中に浸漬し、逆極性の電
圧を3〜10Vを5分間印加し、20〜30mAの電流
を流す。この処理後、化成箔を温度30〜80℃、濃度
5%のリン酸第1アンモニウム溶液中に20分間浸漬す
る。浸漬後、実施例1と同一条件で再化成する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次に、電極箔に逆極性の電圧を印加した場
合に、流れる電流の変化を測定した。測定には、図1に
示す通り、ビーカー1に、温度80℃、比伝導度1〜約
1.7mS/cmのホウ酸アンモニウムの溶液2を入
れ、内面に一周してSUSの箔3を配置するとともに、
中心に試料4の電極箔を置いた装置を用いる。そして、
SUSの箔3側を正、試料4側を負として、20Vの電
圧を印加する。また、試料4は容量が16.5μFとな
る大きさとする。かつ、各試料は次の通りの条件で製造
したものとする。
合に、流れる電流の変化を測定した。測定には、図1に
示す通り、ビーカー1に、温度80℃、比伝導度1〜約
1.7mS/cmのホウ酸アンモニウムの溶液2を入
れ、内面に一周してSUSの箔3を配置するとともに、
中心に試料4の電極箔を置いた装置を用いる。そして、
SUSの箔3側を正、試料4側を負として、20Vの電
圧を印加する。また、試料4は容量が16.5μFとな
る大きさとする。かつ、各試料は次の通りの条件で製造
したものとする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また、標準コンデンサを定格電圧まで充電
し、この電圧を試料の電極箔に逆極性に印加した場合
の、試料の電圧の変化を測定した。測定回路は図3に示
す通りとする。標準コンデンサ11には容量16.5μ
FのMFコンデンサを用いる。そしてこの標準コンデン
サ11にはスイッチ12を介して直流電源13を接続す
るとともに、一端をアースに接続する。また、試料のコ
ンデンサ14をスイッチ15を介して標準コンデンサ1
1と並列に接続する。この試料コンデンサ14の両端に
はオシロスコープ16を接続する。なお、試料のコンデ
ンサ14は、図1に示したSUS箔や試料の電極箔等か
らなる構造とする。従って、試料4の容量は標準コンデ
ンサと同じ16.5μFとする。そして電極箔を標準コ
ンデンサ11のアース側に接続する。
し、この電圧を試料の電極箔に逆極性に印加した場合
の、試料の電圧の変化を測定した。測定回路は図3に示
す通りとする。標準コンデンサ11には容量16.5μ
FのMFコンデンサを用いる。そしてこの標準コンデン
サ11にはスイッチ12を介して直流電源13を接続す
るとともに、一端をアースに接続する。また、試料のコ
ンデンサ14をスイッチ15を介して標準コンデンサ1
1と並列に接続する。この試料コンデンサ14の両端に
はオシロスコープ16を接続する。なお、試料のコンデ
ンサ14は、図1に示したSUS箔や試料の電極箔等か
らなる構造とする。従って、試料4の容量は標準コンデ
ンサと同じ16.5μFとする。そして電極箔を標準コ
ンデンサ11のアース側に接続する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【表1】
Claims (4)
- 【請求項1】 弁作用を有する金属箔を化成してなる電
解コンデンサ用電極箔の製造方法において、化成後の金
属箔をリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱することを特
徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方法。 - 【請求項2】 弁作用を有する金属箔を化成してなる電
解コンデンサ用電極箔の製造方法において、化成後の金
属箔を純水中で加熱する工程と、この工程後に前記金属
箔をリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱する工程とから
なることを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造方
法。 - 【請求項3】 弁作用を有する金属箔を化成してなる電
解コンデンサ用電極箔の製造方法において、化成後の金
属箔にマグネシウム塩の溶液中で逆極性の電圧を印加す
る工程と、この工程後にリン酸又はリン酸塩の溶液中で
加熱する工程とからなることを特徴とする電解コンデン
サ用電極箔の製造方法。 - 【請求項4】 弁作用を有する金属箔を化成してなる電
解コンデンサ用電極箔の製造方法において、化成後の金
属箔に化成液中で逆極性の電圧を印加する工程と、この
工程後にリン酸又はリン酸塩の溶液中で加熱する工程と
からなることを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5084202A JPH06342740A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5084202A JPH06342740A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06342740A true JPH06342740A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=13823901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5084202A Pending JPH06342740A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06342740A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11154626A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法およびその製造装置 |
| JP2008130786A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ用陽極箔の製造方法 |
| JP2010245554A (ja) * | 2010-06-30 | 2010-10-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体電解コンデンサ |
| JP2018129428A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 日本軽金属株式会社 | アルミニウム電解コンデンサ用電極およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5084202A patent/JPH06342740A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11154626A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法およびその製造装置 |
| JP2008130786A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ用陽極箔の製造方法 |
| JP2010245554A (ja) * | 2010-06-30 | 2010-10-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体電解コンデンサ |
| JP2018129428A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 日本軽金属株式会社 | アルミニウム電解コンデンサ用電極およびその製造方法 |
| WO2018146932A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 日本軽金属株式会社 | アルミニウム電解コンデンサ用電極およびその製造方法 |
| JP2021185626A (ja) * | 2017-02-09 | 2021-12-09 | 日本軽金属株式会社 | アルミニウム電解コンデンサ用電極 |
| US11309137B2 (en) | 2017-02-09 | 2022-04-19 | Nippon Light Metal Company, Ltd | Electrode for aluminium electrolytic capacitor, and production method therefor |
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