JPH06344530A - ピーチスキン状装飾用表面材及びその製造方法 - Google Patents
ピーチスキン状装飾用表面材及びその製造方法Info
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- JPH06344530A JPH06344530A JP16427893A JP16427893A JPH06344530A JP H06344530 A JPH06344530 A JP H06344530A JP 16427893 A JP16427893 A JP 16427893A JP 16427893 A JP16427893 A JP 16427893A JP H06344530 A JPH06344530 A JP H06344530A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 基材1と、基材1の一面上に設けられた第1
の接着剤層2と、第1の接着剤層2中に部分的に埋没す
るように散布された粒状物3と、表面が実質的に粒状物
3の高さよりも低い位置に画成された第2の接着剤層4
と、第2の接着剤層4に少なくとも根元部が固着され、
粒状物3の露出側表面に沿って延びる繊維5と、からな
るピーチスキン状装飾用表面材、及びその製造方法。 【効果】 ピーチスキン状のソフトな感触と、重厚で深
みのある色調とを両立できる、新規な装飾用表面材が得
られる。
の接着剤層2と、第1の接着剤層2中に部分的に埋没す
るように散布された粒状物3と、表面が実質的に粒状物
3の高さよりも低い位置に画成された第2の接着剤層4
と、第2の接着剤層4に少なくとも根元部が固着され、
粒状物3の露出側表面に沿って延びる繊維5と、からな
るピーチスキン状装飾用表面材、及びその製造方法。 【効果】 ピーチスキン状のソフトな感触と、重厚で深
みのある色調とを両立できる、新規な装飾用表面材が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂、金属、木
材、石膏ボード、コンクリート等の基材に加工を施す
か、その表面に貼り合わせることにより、家電製品の外
装、車輛内装、家具の外装、壁材、床材、事務機器の外
装、事務用品、家庭用品、雑貨等に用いることのでき
る、新規な、ピーチスキン状の装飾用表面材及びその製
造方法に関する。
材、石膏ボード、コンクリート等の基材に加工を施す
か、その表面に貼り合わせることにより、家電製品の外
装、車輛内装、家具の外装、壁材、床材、事務機器の外
装、事務用品、家庭用品、雑貨等に用いることのでき
る、新規な、ピーチスキン状の装飾用表面材及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックや金属は、成形加工が容易
で丈夫であるため、各種分野に広く使用されているが、
その感触の冷たさと光沢はそれぞれ固有のものを持って
おり、異なる感触や光沢が望まれる用途にあっても、そ
れらは避け難い。表面をエンボス加工やエッチッグ加工
等で凹凸処理をしたり、ビーズや無機質粉体の練り込み
や、その表面を、コーティング加工によって発泡質のも
のやビーズ、無機質粉体等を接着する方法で、艶消しや
表面の形状変化をめざしてきた。
で丈夫であるため、各種分野に広く使用されているが、
その感触の冷たさと光沢はそれぞれ固有のものを持って
おり、異なる感触や光沢が望まれる用途にあっても、そ
れらは避け難い。表面をエンボス加工やエッチッグ加工
等で凹凸処理をしたり、ビーズや無機質粉体の練り込み
や、その表面を、コーティング加工によって発泡質のも
のやビーズ、無機質粉体等を接着する方法で、艶消しや
表面の形状変化をめざしてきた。
【0003】しかし、この方法では、外観は変化するも
のの材質のもつ感触は変わらないので、感触を変える方
法として、不織布や布帛を貼り合わせる方法が普及して
いる。また、プラスチックや金属の表面に繊維を静電植
毛する方法なども採用されている。
のの材質のもつ感触は変わらないので、感触を変える方
法として、不織布や布帛を貼り合わせる方法が普及して
いる。また、プラスチックや金属の表面に繊維を静電植
毛する方法なども採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チックや金属の表面処理による凹凸加工やビーズや粉体
を練り込み又はコーティングする方法は、基材の光沢を
消し、色や柄に深みを付与する点では効果的であった
が、望ましい感触やソフトな雰囲気を出すことは困難で
あった。
チックや金属の表面処理による凹凸加工やビーズや粉体
を練り込み又はコーティングする方法は、基材の光沢を
消し、色や柄に深みを付与する点では効果的であった
が、望ましい感触やソフトな雰囲気を出すことは困難で
あった。
【0005】一方、不織布や布帛を貼り合わせたり、表
面に繊維を静電植毛する方法は、上記の欠点を補う点で
効果的だが、コストアップの要因が大きく、しかも真空
成形等の後加工が不可能であるという宿命的な欠陥があ
った。
面に繊維を静電植毛する方法は、上記の欠点を補う点で
効果的だが、コストアップの要因が大きく、しかも真空
成形等の後加工が不可能であるという宿命的な欠陥があ
った。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目し、基材側の色や柄を深みを付与した状態で残しつ
つ、表面に望ましい感触を付与し、かつソフトな雰囲気
をかもし出すことが可能な、新規な装飾用表面材、及び
その製造方法を提供することを目的とする。
着目し、基材側の色や柄を深みを付与した状態で残しつ
つ、表面に望ましい感触を付与し、かつソフトな雰囲気
をかもし出すことが可能な、新規な装飾用表面材、及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
ピーチスキン状装飾用表面材は、基材と、該基材の一面
上に設けられた第1の接着剤層と、該第1の接着剤層中
に部分的に埋没するように散布された粒状物と、前記第
1の接着剤層上に設けられ、表面が実質的に前記粒状物
の高さよりも低い位置に画成された第2の接着剤層と、
該第2の接着剤層に少なくとも根元部が固着され、前記
粒状物の露出側表面に沿って延びる繊維と、からなって
いる。
ピーチスキン状装飾用表面材は、基材と、該基材の一面
上に設けられた第1の接着剤層と、該第1の接着剤層中
に部分的に埋没するように散布された粒状物と、前記第
1の接着剤層上に設けられ、表面が実質的に前記粒状物
の高さよりも低い位置に画成された第2の接着剤層と、
該第2の接着剤層に少なくとも根元部が固着され、前記
粒状物の露出側表面に沿って延びる繊維と、からなって
いる。
【0008】上記繊維は、粒状物の露出側表面に熱圧着
されていることが好ましい。また、繊維の根元部と反対
側の先端部は、粒状物の露出側表面に沿って延びた後、
再び上記第2の接着剤層に固着されていてもよい。
されていることが好ましい。また、繊維の根元部と反対
側の先端部は、粒状物の露出側表面に沿って延びた後、
再び上記第2の接着剤層に固着されていてもよい。
【0009】この第1および第2の接着剤層は異種の接
着剤層であってもよい。
着剤層であってもよい。
【0010】また、本発明に係るピーチスキン状装飾用
表面材の製造方法は、基材の一面上に第1の接着剤層を
設けるとともに、粒状物を該第1の接着剤層中に部分的
に埋没するように散布し、該第1の接着剤層を乾燥した
後、該第1の接着剤層上に第2の接着剤層を、その表面
の位置が実質的に前記粒状物の頂面の高さと同等かそれ
以下となるように設け、主として該粒状物周囲に存在す
る前記第2の接着剤層に繊維を植毛し、第2の接着剤層
を乾燥した後、前記植毛された繊維の露出部を、前記粒
状物の露出側表面に沿わせて熱圧着することを特徴とす
る方法からなる。
表面材の製造方法は、基材の一面上に第1の接着剤層を
設けるとともに、粒状物を該第1の接着剤層中に部分的
に埋没するように散布し、該第1の接着剤層を乾燥した
後、該第1の接着剤層上に第2の接着剤層を、その表面
の位置が実質的に前記粒状物の頂面の高さと同等かそれ
以下となるように設け、主として該粒状物周囲に存在す
る前記第2の接着剤層に繊維を植毛し、第2の接着剤層
を乾燥した後、前記植毛された繊維の露出部を、前記粒
状物の露出側表面に沿わせて熱圧着することを特徴とす
る方法からなる。
【0011】上記粒状物の散布前に、粒状物とホットメ
ルト樹脂からなる粉体とを均一に混合しておき、この混
合物を上記第1の接着剤層に散布すれば、粒状物と基材
側の接着力を高めることができるとともに、繊維を粒状
物の露出側表面に容易に熱圧着できるようになる。
ルト樹脂からなる粉体とを均一に混合しておき、この混
合物を上記第1の接着剤層に散布すれば、粒状物と基材
側の接着力を高めることができるとともに、繊維を粒状
物の露出側表面に容易に熱圧着できるようになる。
【0012】本発明のピーチスキン状装飾用表面材の基
材としては、特に限定されず、プラスチック製各種フイ
ルムやシート、ボード、金属や合金製の薄板や箔、木材
からなる薄板や合板、パルプから作製される紙やシー
ト、繊維からなる各種布帛や不織布、さらにはこれらの
素材からなる各種成形加工物が挙げられる。この基材は
着色されたもの、無色透明のもの、半透明のもののいず
れであってもよい。
材としては、特に限定されず、プラスチック製各種フイ
ルムやシート、ボード、金属や合金製の薄板や箔、木材
からなる薄板や合板、パルプから作製される紙やシー
ト、繊維からなる各種布帛や不織布、さらにはこれらの
素材からなる各種成形加工物が挙げられる。この基材は
着色されたもの、無色透明のもの、半透明のもののいず
れであってもよい。
【0013】また、第1、第2の接着剤層を形成する接
着剤も特に限定されず、着色されたものであってもよ
く、実質的に透明で基材の色や柄を現わすことができる
ものであってもよい。接着剤の樹脂成分としては、ポリ
ウレタン、ビニルウレタン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリアクリル酸エステル、エチレン酢
酸ビニル、変性ビニル、酢酸ビニルアクリル、エポキ
シ、メラミン、イソシアネートなどからなる樹脂が挙げ
られ、官能基として水酸基、カルボキシル基、第1級ア
ミン基、第2級アミン基、第3級アミン基、メトキシ
基、メチロール基、二重結合、三重結合等を含有し、自
己硬化するか、エポキシ、アミン、イソシアネート、メ
ラミン等の硬化剤と架橋硬化するものが適当である。
着剤も特に限定されず、着色されたものであってもよ
く、実質的に透明で基材の色や柄を現わすことができる
ものであってもよい。接着剤の樹脂成分としては、ポリ
ウレタン、ビニルウレタン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリアクリル酸エステル、エチレン酢
酸ビニル、変性ビニル、酢酸ビニルアクリル、エポキ
シ、メラミン、イソシアネートなどからなる樹脂が挙げ
られ、官能基として水酸基、カルボキシル基、第1級ア
ミン基、第2級アミン基、第3級アミン基、メトキシ
基、メチロール基、二重結合、三重結合等を含有し、自
己硬化するか、エポキシ、アミン、イソシアネート、メ
ラミン等の硬化剤と架橋硬化するものが適当である。
【0014】第1の接着剤層の塗布厚みは、使用する粒
状物の平均粒径等に応じて定めればよいが、乾燥後に、
粒状物が表面に露出するようにしておく必要がある。具
体的には、例えば10〜100μmの範囲から適当に塗
布厚みを設定でき、使用する粒状物の粒径の1/2〜1
/4程度の塗布厚みに設定すればよい。
状物の平均粒径等に応じて定めればよいが、乾燥後に、
粒状物が表面に露出するようにしておく必要がある。具
体的には、例えば10〜100μmの範囲から適当に塗
布厚みを設定でき、使用する粒状物の粒径の1/2〜1
/4程度の塗布厚みに設定すればよい。
【0015】散布される粒状物も、特に限定されない。
形状については、実質的に球状のものが好ましいが、不
定形のものであってもよい。たとえば熱可塑性あるいは
熱硬化性樹脂の球状粒状物、ガラスビーズ等の無機質の
粒状物、セルロースやプロテイン等の天然および合成の
球状結晶体等が挙げられる。粒状物の平均粒径も特に限
定されず、例えば0.01〜2mmの径のものを採用で
きる。また、粒状物は着色されたもの、着色されていな
いもののいずれでもよいが、完成品を外装材として使用
する場合には、粒状物自身を着色し、後述の繊維を白い
まま使用する方が、パステル調の色調を出すのに有効で
ある。
形状については、実質的に球状のものが好ましいが、不
定形のものであってもよい。たとえば熱可塑性あるいは
熱硬化性樹脂の球状粒状物、ガラスビーズ等の無機質の
粒状物、セルロースやプロテイン等の天然および合成の
球状結晶体等が挙げられる。粒状物の平均粒径も特に限
定されず、例えば0.01〜2mmの径のものを採用で
きる。また、粒状物は着色されたもの、着色されていな
いもののいずれでもよいが、完成品を外装材として使用
する場合には、粒状物自身を着色し、後述の繊維を白い
まま使用する方が、パステル調の色調を出すのに有効で
ある。
【0016】この粒状物は、散布前に、ホットメルト樹
脂からなる粉体と均一に混合しておくことができる。ホ
ットメルト樹脂粉体としては、公知の各種のものが適用
できる。ホットメルト樹脂粉体は粒状物の表面全体にわ
たって付着していることが好ましい。このような状態に
することにより、粒状物と基材側との接着力、粒状物上
に熱圧着される繊維との接着力の両方を高めることがで
きる。また、ホットメルト樹脂粉体は、粒状物散布前に
上記の如く粒状物と均一に混合しておく方法以外に、第
2の接着剤層に添加するようにしてもよい。とくに、粒
状物の素材がプラスチックの場合、後者の方法が有効で
ある。
脂からなる粉体と均一に混合しておくことができる。ホ
ットメルト樹脂粉体としては、公知の各種のものが適用
できる。ホットメルト樹脂粉体は粒状物の表面全体にわ
たって付着していることが好ましい。このような状態に
することにより、粒状物と基材側との接着力、粒状物上
に熱圧着される繊維との接着力の両方を高めることがで
きる。また、ホットメルト樹脂粉体は、粒状物散布前に
上記の如く粒状物と均一に混合しておく方法以外に、第
2の接着剤層に添加するようにしてもよい。とくに、粒
状物の素材がプラスチックの場合、後者の方法が有効で
ある。
【0017】本発明において使用される繊維も特に限定
されないが、例えば、太さ0.1〜2d、長さ0.3〜
2mm程度のカットパイルを使用できる。すなわち、通
常、植毛等に使用されるカットパイルが使用できる。
されないが、例えば、太さ0.1〜2d、長さ0.3〜
2mm程度のカットパイルを使用できる。すなわち、通
常、植毛等に使用されるカットパイルが使用できる。
【0018】第2の接着剤層は、第1の接着剤層に既に
接着されている粒状物が完全に埋没してしまわないよう
に、その層厚さを設定することが必要である。すなわ
ち、塗設時の表面の位置が、粒状物の頂面の高さと同等
かそれ以下になるように、その厚みが設定される。たと
えば、粒状物の頂部が丁度かくれる程度の厚みに設定さ
れる。厚くなりすぎた場合には、ゴム製のドクター(ド
クターナイフ)等でかき落とせばよい。
接着されている粒状物が完全に埋没してしまわないよう
に、その層厚さを設定することが必要である。すなわ
ち、塗設時の表面の位置が、粒状物の頂面の高さと同等
かそれ以下になるように、その厚みが設定される。たと
えば、粒状物の頂部が丁度かくれる程度の厚みに設定さ
れる。厚くなりすぎた場合には、ゴム製のドクター(ド
クターナイフ)等でかき落とせばよい。
【0019】第2の接着剤層塗設後に、繊維が植毛され
る。植毛は、吹付け、静電植毛等公知の方法が採用でき
る。植毛され、第2の接着剤層が乾燥された状態では、
繊維は、その根元部を主として第2の接着剤層に固着さ
れた状態となり、第2の接着剤層は、乾燥による水分あ
るいは溶剤の蒸発により、塗設時より厚みがかなり減少
した状態となる。すなわち、粒状物の周囲に、その粒状
物よりは高さの低い第2の接着剤層に繊維が立毛した状
態となる。この接着剤層、とくに第2の接着剤層の厚み
を減少させ、その高さが粒状物の高さよりも低くなるよ
うにするために、塗設時の第2の接着剤層中のバインダ
ー、樹脂の含有量を低く(例えば10〜70%に)抑え
ておくことが好ましい。
る。植毛は、吹付け、静電植毛等公知の方法が採用でき
る。植毛され、第2の接着剤層が乾燥された状態では、
繊維は、その根元部を主として第2の接着剤層に固着さ
れた状態となり、第2の接着剤層は、乾燥による水分あ
るいは溶剤の蒸発により、塗設時より厚みがかなり減少
した状態となる。すなわち、粒状物の周囲に、その粒状
物よりは高さの低い第2の接着剤層に繊維が立毛した状
態となる。この接着剤層、とくに第2の接着剤層の厚み
を減少させ、その高さが粒状物の高さよりも低くなるよ
うにするために、塗設時の第2の接着剤層中のバインダ
ー、樹脂の含有量を低く(例えば10〜70%に)抑え
ておくことが好ましい。
【0020】繊維が植毛された後に、該繊維は、粒状物
の露出側表面に沿うように熱圧着される。熱圧着は、基
材がシート状物、板状物である場合には、熱ロールに通
して加熱、圧着すればよく、基材が成形物である場合に
は、適当な装置を用いて加熱処理すればよい。
の露出側表面に沿うように熱圧着される。熱圧着は、基
材がシート状物、板状物である場合には、熱ロールに通
して加熱、圧着すればよく、基材が成形物である場合に
は、適当な装置を用いて加熱処理すればよい。
【0021】この熱圧着により、繊維は粒状物の露出側
表面を覆うように粒状物に沿って接着される。繊維の先
端側は、粒状物表面を周り込んで再び第2の接着剤層中
に固着されてもよい。前述の如く粒状物表面にホットメ
ルト樹脂粉体が付着していると、この熱圧着は略完全に
達成される。
表面を覆うように粒状物に沿って接着される。繊維の先
端側は、粒状物表面を周り込んで再び第2の接着剤層中
に固着されてもよい。前述の如く粒状物表面にホットメ
ルト樹脂粉体が付着していると、この熱圧着は略完全に
達成される。
【0022】
【作用】上述のような本発明のピーチスキン状装飾用表
面材においては、表面の風合いは、(極細)繊維が粒状
物の表面をわずかに覆うので、繊細な繊維の感触が得ら
れる。つまり、ピーチスキン状の感触が得られる。それ
と同時に、基材の色や柄、カラー粒状物の色や着色パイ
ルの色相が重なり合うので、重厚で深みのある色調をか
もし出すことができるようになる。すなわち、望ましい
ソフトな感触と、深みのある色調との両立が可能とな
る。
面材においては、表面の風合いは、(極細)繊維が粒状
物の表面をわずかに覆うので、繊細な繊維の感触が得ら
れる。つまり、ピーチスキン状の感触が得られる。それ
と同時に、基材の色や柄、カラー粒状物の色や着色パイ
ルの色相が重なり合うので、重厚で深みのある色調をか
もし出すことができるようになる。すなわち、望ましい
ソフトな感触と、深みのある色調との両立が可能とな
る。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照しつつ説明する。 実施例1 基材として、厚さ20μmのポリエチレンフイルムある
いは30μmのポリエステルフイルム又は300μmの
塩化ビニルフイルム等の透明又はカラープラスチックフ
イルムを使用した。このフイルムを予めコーティング面
をコロナ放電処理して表面張力を33〜50dyn/c
mに調整したものを用いた。
参照しつつ説明する。 実施例1 基材として、厚さ20μmのポリエチレンフイルムある
いは30μmのポリエステルフイルム又は300μmの
塩化ビニルフイルム等の透明又はカラープラスチックフ
イルムを使用した。このフイルムを予めコーティング面
をコロナ放電処理して表面張力を33〜50dyn/c
mに調整したものを用いた。
【0024】コーティングする接着剤はアクリルエマル
ジョンで東レ(株)製のコータックスTC−750又は
昭和高分子(株)製のポリゾールF417を100部に
対して、硬化剤とレベリング剤と必要に応じて水分散性
顔料をそれぞれ1〜5部添加し、水で希釈して粘度を2
0〜100cpsに調節した。
ジョンで東レ(株)製のコータックスTC−750又は
昭和高分子(株)製のポリゾールF417を100部に
対して、硬化剤とレベリング剤と必要に応じて水分散性
顔料をそれぞれ1〜5部添加し、水で希釈して粘度を2
0〜100cpsに調節した。
【0025】粒状物としては、カネボーNSC社製のウ
レタンビーズUBP−1又はUBP−100、光輝反射
用ガラスビーズ又は大日精化(株)製の塩化ビニルカラ
ービーズを用途に応じて、20〜50μm、50〜10
0μm、100〜250μmの粒径のものを使い分け
た。このビーズにホットメルト樹脂パウダーとして東レ
(株)製のケミットK−1089又は東洋紡績(株)製
バイロンGN−915P又はダイセルヒルズ社製ポリア
ミドT350等を、重量比で10〜20%混合した。
レタンビーズUBP−1又はUBP−100、光輝反射
用ガラスビーズ又は大日精化(株)製の塩化ビニルカラ
ービーズを用途に応じて、20〜50μm、50〜10
0μm、100〜250μmの粒径のものを使い分け
た。このビーズにホットメルト樹脂パウダーとして東レ
(株)製のケミットK−1089又は東洋紡績(株)製
バイロンGN−915P又はダイセルヒルズ社製ポリア
ミドT350等を、重量比で10〜20%混合した。
【0026】図1に示すように、上記の基材としてのフ
イルム1上に、まず第1の接着剤層2として、上記接着
剤を塗工した。塗工厚みは、ビーズ径の1/2〜1/4
になるように設定した。この第1の接着剤層2上に、粒
状物として上記ビーズ3(ホットメルト樹脂パウダーと
均一に混合したもの)を均一に吹き付け、散布した。
イルム1上に、まず第1の接着剤層2として、上記接着
剤を塗工した。塗工厚みは、ビーズ径の1/2〜1/4
になるように設定した。この第1の接着剤層2上に、粒
状物として上記ビーズ3(ホットメルト樹脂パウダーと
均一に混合したもの)を均一に吹き付け、散布した。
【0027】図1に示した状態にて、100〜120℃
で乾燥した結果、接着剤層の水分が蒸発し、図2に示す
ように第1の接着剤層2の厚さが減少するとともに、該
第1の接着剤層2によって各ビーズ3が基板1上に固着
された。
で乾燥した結果、接着剤層の水分が蒸発し、図2に示す
ように第1の接着剤層2の厚さが減少するとともに、該
第1の接着剤層2によって各ビーズ3が基板1上に固着
された。
【0028】この第1の接着剤層2上に、第2の接着剤
層4として再び上記接着剤をコーティングした。コーテ
ィングは、図3に示すように、各ビーズ3間の間隙を埋
めるように行われ、ビーズ3表面の接着剤はゴムドクタ
ーでかき落とした。
層4として再び上記接着剤をコーティングした。コーテ
ィングは、図3に示すように、各ビーズ3間の間隙を埋
めるように行われ、ビーズ3表面の接着剤はゴムドクタ
ーでかき落とした。
【0029】その後、植毛すべき繊維5として、レーヨ
ン太さ0.5d×0.4mmとナイロン0.5d×0.
4mm、又はレーヨン太さ1d×長さ0.8mmとナイ
ロン0.8d×長さ0.8mmのカットパイルを吹付け
るか静電植毛して、図4に示すようにビーズ3の間隙に
植え込んだ。
ン太さ0.5d×0.4mmとナイロン0.5d×0.
4mm、又はレーヨン太さ1d×長さ0.8mmとナイ
ロン0.8d×長さ0.8mmのカットパイルを吹付け
るか静電植毛して、図4に示すようにビーズ3の間隙に
植え込んだ。
【0030】パイル植毛後、第2の接着剤層4を乾燥す
ると、図5に示すように第2の接着剤層4の厚みが減少
し、植毛されたパイル5は各ビーズ3周囲に立毛された
状態となった。
ると、図5に示すように第2の接着剤層4の厚みが減少
し、植毛されたパイル5は各ビーズ3周囲に立毛された
状態となった。
【0031】この状態にて、130〜140℃で熱ロー
ラーでプレスした。図6に示すように、パイル5はビー
ズ3の上部に沿ってビーズ3の上面に熱圧着され、ビー
ズ3の露出表面を覆う形態となった。
ラーでプレスした。図6に示すように、パイル5はビー
ズ3の上部に沿ってビーズ3の上面に熱圧着され、ビー
ズ3の露出表面を覆う形態となった。
【0032】その後この基材1を、プラスチックボード
に貼り合わせ、所定形状に真空成形した。得られた成形
品は、その表面がピーチスキン状のソフトな感触を有
し、パイル5は表面を薄く覆っているだけなので、基材
フイルム1の色やビーズの色、さらには接着剤の色と複
雑に混じり合い、重厚で深みのある色調が得られた。
に貼り合わせ、所定形状に真空成形した。得られた成形
品は、その表面がピーチスキン状のソフトな感触を有
し、パイル5は表面を薄く覆っているだけなので、基材
フイルム1の色やビーズの色、さらには接着剤の色と複
雑に混じり合い、重厚で深みのある色調が得られた。
【0033】また、成形の際屈曲部があると、屈曲の程
度によっては、その部分の基材側にひび割れ等が生じる
おそれもあるが、外表面がパイル5で覆われているの
で、たとえ微細なひび割れ等が生じたとしても、表面に
は現れにくいものとなった。このように、とくに、成形
(真空成形)の段階で本発明の効果が顕著に現れた。
度によっては、その部分の基材側にひび割れ等が生じる
おそれもあるが、外表面がパイル5で覆われているの
で、たとえ微細なひび割れ等が生じたとしても、表面に
は現れにくいものとなった。このように、とくに、成形
(真空成形)の段階で本発明の効果が顕著に現れた。
【0034】実施例2 実施例の基材を織物布帛や不織布に変更する場合は、上
記の接着剤に上記のビーズ類と山陽国策パルプ(株)製
のKC−フロック400を練り込んでから機械発泡させ
て容積比で2〜5倍に発泡させ、100〜250μmの
厚みで塗布し、上記のカットパイルを植毛して乾燥した
後、130〜140℃でベーキングすると共に熱ローラ
ーでプレスすると、上記と同様なビーズの上部にカット
パイルが巻きついた製品が得られた。
記の接着剤に上記のビーズ類と山陽国策パルプ(株)製
のKC−フロック400を練り込んでから機械発泡させ
て容積比で2〜5倍に発泡させ、100〜250μmの
厚みで塗布し、上記のカットパイルを植毛して乾燥した
後、130〜140℃でベーキングすると共に熱ローラ
ーでプレスすると、上記と同様なビーズの上部にカット
パイルが巻きついた製品が得られた。
【0035】
【発明の効果】以上証明したように、本発明のピーチス
キン状装飾用表面材及びその製造方法によるときは、従
来にない、ピーチスキン状のソフトな感触と、重厚で深
みのある色調とを両立できる、新規な装飾用表面材が得
られる。また、本発明に係る装飾用表面材は、基材を屈
曲させる場合、内部に多少の見栄え上の不都合が生じて
も、表面繊維で覆うことができ、とくに真空成形等の成
形の段階でも顕著な効果を奏する。
キン状装飾用表面材及びその製造方法によるときは、従
来にない、ピーチスキン状のソフトな感触と、重厚で深
みのある色調とを両立できる、新規な装飾用表面材が得
られる。また、本発明に係る装飾用表面材は、基材を屈
曲させる場合、内部に多少の見栄え上の不都合が生じて
も、表面繊維で覆うことができ、とくに真空成形等の成
形の段階でも顕著な効果を奏する。
【図1】第1の接着剤層塗工及び粒状物散布後の状態を
示す部分縦断面図である。
示す部分縦断面図である。
【図2】図1の状態から乾燥した後の状態を示す部分縦
断面である。
断面である。
【図3】第2の接着剤層塗工後の状態を示す部分縦断面
図である。
図である。
【図4】繊維植毛後の状態を示す部分縦断面図である。
【図5】第2の接着剤層乾燥後の状態を示す部分縦断面
図である。
図である。
【図6】繊維熱圧着後の状態を示す部分縦断面図であ
る。
る。
1 基材 2 第1の接着剤層 3 粒状物 4 第2の接着剤層 5 繊維
Claims (5)
- 【請求項1】 基材と、該基材の一面上に設けられた第
1の接着剤層と、該第1の接着剤層中に部分的に埋没す
るように散布された粒状物と、前記第1の接着剤層上に
設けられ、表面が実質的に前記粒状物の高さよりも低い
位置に画成された第2の接着剤層と、該第2の接着剤層
に少なくとも根元部が固着され、前記粒状物の露出側表
面に沿って延びる繊維と、からなるピーチスキン状装飾
用表面材。 - 【請求項2】 前記繊維が、粒状物の露出側表面に熱圧
着さている請求項1のピーチスキン状装飾用表面材。 - 【請求項3】 前記第1および第2の接着剤層が同種又
は異種の接着剤層からなる請求項1のピーチスキン状装
飾用表面材。 - 【請求項4】 基材の一面上に第1の接着剤層を設ける
とともに、粒状物を該第1の接着剤層中に部分的に埋没
するように散布し、該第1の接着剤層を乾燥した後、該
第1の接着剤層上に第2の接着剤層を、その表面の位置
が実質的に前記粒状物の頂面の高さと同等かそれ以下と
なるように設け、主として該粒状物周囲に存在する前記
第2の接着剤層に繊維を植毛し、第2の接着剤層を乾燥
した後、前記植毛された繊維の露出部を、前記粒状物の
露出側表面に沿わせて熱圧着することを特徴とする、ピ
ーチスキン状装飾用表面材の製造方法。 - 【請求項5】 前記粒状物が、ホットメルト樹脂からな
る粉体と混合された後前記第1の接着剤層に散布され
る、請求項4のピーチスキン状装飾用表面材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16427893A JPH06344530A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ピーチスキン状装飾用表面材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16427893A JPH06344530A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ピーチスキン状装飾用表面材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344530A true JPH06344530A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15790057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16427893A Pending JPH06344530A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ピーチスキン状装飾用表面材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06344530A (ja) |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP16427893A patent/JPH06344530A/ja active Pending
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