JPH06344679A - 校正印刷用感光性平版印刷版及び印刷版用固定シート - Google Patents

校正印刷用感光性平版印刷版及び印刷版用固定シート

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JPH06344679A
JPH06344679A JP13766593A JP13766593A JPH06344679A JP H06344679 A JPH06344679 A JP H06344679A JP 13766593 A JP13766593 A JP 13766593A JP 13766593 A JP13766593 A JP 13766593A JP H06344679 A JPH06344679 A JP H06344679A
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JP
Japan
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printing plate
photosensitive
proof
film
lithographic printing
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JP13766593A
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English (en)
Inventor
Nobumasa Sasa
信正 左々
Takeo Akiyama
健夫 秋山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 平台校正印刷機による校正印刷において、
インキ着肉ローラへの印刷版の巻き込みが改良される校
正印刷用感光性平版印刷版を提供する。平台校正印刷
機による校正印刷において版固定のための水が不要であ
り、それにより校正印刷の作業性が改善される技術を提
供する。 【構成】 フィルム支持体の1つの面上に感光層を有
する校正印刷用感光性平版印刷版において、感光層と反
対側のフィルム支持体面が親水処理加工を施された校正
印刷用感光性平版印刷版。(上記目的に対して) 支持体の少なくとも片面が粘着性ゴム材料である校正
印刷用平版印刷版用固定シート、及びフィルム支持体の
感光性平版印刷版を用いて校正印刷を行う際、校正機の
定盤と印刷版の間に、上記固定シートを挟んで校正印刷
を行う方法。(上記目的およびに対して)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平台校正印刷機による
校正印刷に用いられる感光性平版印刷版並びに印刷版を
平台校正印刷機の定盤に密着固定する方法に関し、さら
に詳しくは、フィルム(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム等)を支持体とする校正印刷用平版印刷版のイン
キ着肉ローラへの巻き込み防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平台校正印刷機による校正印刷に
用いる感光性平版印刷版として、本機用に使用する版と
同じアルミニウム支持体の感光性平版印刷版が用いられ
てきた。しかし、校正印刷は校正枚数が本機印刷に比べ
極めて少ないため、それに見合った安価な印刷版が望ま
れていた。その一例として、フィルムを支持体とする感
光性平版印刷版が用いられたことがあった。また、支持
体がフィルムの感光性平版印刷版を使用するに際し、校
正機の定盤と印刷版との間に水を供給して両者の密着を
強化する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ムを支持体とする平版印刷版は、腰がないため、平台校
正機の定盤と印刷版の間に水を供給して密着させても、
インキのタックによる平台校正機のインキ着肉ローラへ
の巻き込み等の問題のため、実用に供されたことがな
い。
【0004】従って、本発明の目的は、第1に、平台校
正印刷機による校正印刷において、インキ着肉ローラへ
の印刷版の巻き込み防止技術を提供することであり、第
2に、印刷版を定盤に固定するために水の付与が不要な
作業性が向上する技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の第1の目的
は下記〜によって達成され、また、下記及びに
よればさらに上記第2の目的が達成される。
【0006】フィルム支持体の1つの面上に感光層を
有する校正印刷用感光性平版印刷版において、該感光層
と反対側のフィルム支持体面が親水処理加工を施されて
いることを特徴とする校正印刷用感光性平版印刷版。
【0007】支持体の少なくとも片面が粘着性ゴム材
料であることを特徴とする校正印刷用平版印刷版用固定
シート。
【0008】フィルム支持体の感光性平版印刷版を用
いて校正印刷を行う際、校正機の定盤と印刷版の間に、
少なくとも片面が粘着性ゴム材料であるシートを挟んで
校正印刷を行う方法。
【0009】以下、本発明について詳述する。
【0010】本発明に係る校正印刷用感光性平版印刷版
の支持体としてはポリエステルフィルム、特に二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムが水、熱に対する
寸法安定性の点で好ましいが、アセテートフィルム、ポ
リ塩化ビニルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムも使用して得
る。
【0011】感光層は像様露光に続く現像により画像状
に除去され画像を形成するものである。
【0012】本発明において感光層に含まれる感光性組
成物に制約はなく種々のものが使用可能であり、活性光
線の照射を受けると短時間のうちにその分子構造に化学
的な変化をきたし、溶媒に対し溶解性が変化し、ある種
の溶媒を適用した場合には、露光部分又は非露光部分が
溶解除去してしまうようなモノマー、プレポリマー及び
ポリマーなどの化合物のすべてが含まれる。使用可能な
感光性組成物の例としては、露光部の溶解性が低下す
る、いわゆるネガ・ポジタイプのものとして、ポリビニ
ルアルコールをケイ皮酸でエステル化したもので代表さ
れる光架橋型の感光性樹脂系、ジアゾニウム塩やその縮
合体をポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリアクリルアミド等と混合した系、また芳香族アジド
化合物を光架橋剤として用い環化ゴム等のバインダーと
混合した系等があり、さらに光ラジカル重合や光イオン
重合を利用した感光性樹脂も用いることができる。また
露光部の溶解性が増大する、いわゆるポジ・ポジタイプ
のものとしては例えば、o-キノンジアジドを感光性物質
とする感光性樹脂組成物があり、具体的には、1,2-ベン
ゾキノンジアジド-4-スルホニルクロライド、1,2-ナフ
トキノンドアジド-4-スルホニルクロライド、1,2-ナフ
トキノンジアジド-5-スルホニルクロライド、1,2-ナフ
トキノンジアジド-6-スルホニルクロライドと水酸基及
び/又はアミノ基含有化合物を縮合させた化合物を用い
ることができる。
【0013】水酸基含有化合物としては、例えばトリヒ
ドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシアントラキノ
ン、ビスフェノールA、フェノールノボラック樹脂、レ
ゾルシンベンズアルデヒド縮合樹脂、ピロガロールアセ
トン縮合樹脂等がある。また、アミノ基含有化合物とし
ては、例えばアニリン、p-アミノジフェニルアミン、p-
アミノベンゾフェノン、4,4'-ジアミノジフェニルアミ
ン、4,4-ジアミノベンゾフェノン等がある。
【0014】上記、o-キノンジアジド化合物に関して
は、さらにJ.KOSAR著“Light Sensitive System”(Wile
y & Sons, New York, 1965)および永松,乾著“感光性
高分子”(講談社,1977)の記載にしたがうことができ
る。
【0015】さらにポジ・ポジタイプのものとして、
i)活性光線の照射により酸を発生し得る化合物、ii)
酸により分解し得る結合を少なくとも1個有する化合
物、および iii)2または3種類の異なるフェノール類
を含むノボラック樹脂、を含有する感光性樹脂組成物を
用いることもできる。
【0016】感光層中における感光性組成物の含有量
は、例えば重量で5〜80%が適当である。
【0017】また、感光層を構成する結合剤としては、
被膜形成性かつ溶媒可溶性であり、好ましくはアルカリ
現像液で溶解ないし、膨張しうる高分子化合物が用いら
れる。
【0018】かかる高分子化合物の具体例としては、例
えば、下記一般式〔I〕で表わされる芳香族性水酸基を
有する構造単位を分子構造中に含有する高分子化合物が
あげられる。
【0019】
【化1】
【0020】一般式〔I〕において、R1及びR2は、各
々水素原子、アルキル基又はカルボキシル基、R3は水
酸原子、ハロゲン原子又はアルキル基、R4は水素原
子、アルキル基、フェニル基又はアラルキル基、Xは窒
素原子と芳香族炭素原子と連結する2価の有機基で、n
は0又は1、Yは置換基を有してもよいフェニレン基又
は置換基を有してもよいナフチレン基である。
【0021】上記一般式〔I〕で表わされる構造単位を
形成するモノマーとしては、具体的には例えばN-(4-ヒ
ドロキシフェニル)-(メタ)アクリルアミド、N-(2-ヒド
ロキシフェニル)-(メタ)アクリルアミド、N-(4-ヒドロ
キシナフチル)-(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリ
ルアミド類のモノマー;o-、m-又はp-ヒドロキシフェニ
ル(メタ)アクリレートモノマー;o-、m-又はp-ヒドロキ
シスチレンモノマー等が挙げられる。好ましくは、o-、
m-又はp-ヒドロキシフェニル(メタ)アクリレートモノマ
ー、N-(4-ヒドロキシフェニル)-(メタ)アクリルアミド
モノマーであり、さらに好ましくはN-(4-ヒドロキシフ
ェニル)-(メタ)アクリルアミドモノマーである。
【0022】また、結合剤として一般式〔I〕で表わさ
れる構造を形成するモノマーと下記のモノマー等との共
重合体を用いることができる。
【0023】
【化2】
【0024】ここで、R5は水素原子、アルキル基、又
はハロゲン原子を表わし、R6は、アルキル基、フェニ
ル基又はナフチル基を表わす。
【0025】上記共重合体中における一般式〔I〕で表
わされる芳香族性水酸基を有する基の比率は、1〜30モ
ル%が好ましい。
【0026】また上記アクリロニトリル類から形成され
る単位の上記共重合体中に占める割合は、0〜50モル%
が好ましく、さらに現像性を考えれば、5〜40モル%が
好ましい。上記アルキルアクリレート類から形成される
構造単位の割合は、50〜95モル%であることが、低アル
カリ性水溶液による現像性の点から好適であり、さらに
は60〜95モル%が最も好適な現像性を与える。
【0027】該高分子化合物には、以上の構造単位の
他、現像性を微調節する目的から、アクリル酸あるいは
メタクリル酸等の上記したアクリル酸類を共重合させて
も良く、該共重合体の該高分子化合物中に占める割合
は、現像ラチチュードを考慮すれば0〜20モル%が好ま
しく、0〜10モル%が最も好適である。
【0028】かかる高分子化合物の重量平均分子量は、
低アルカリ性水溶液を現像液としたときの現像性、ある
いは、解像性という面から1000〜100,000であることが
好ましく、さらには1000〜30,000の範囲のものが好適で
ある。これらの高分子化合物は周知の共重合法により合
成することが可能である。
【0029】かかる高分子化合物の具体例としては、下
記の構造を持つ共重合体が挙げられる。
【0030】
【化3】
【0031】また、結合剤として、少なくとも一種類の
フェノール類と活性カルボニル化合物の重縮合により得
られるノボラック樹脂も使用しうる。
【0032】これらのフェノール類は、芳香族性の環に
結合する水素原子の少なくとも1つが水酸基で置換され
た化合物すべてを含み、具体的には例えばフェノール、
o-クレゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、3,5-キシ
レノール、2,4-キシレノール、2,5-キシレノール、カル
バクロール、チモール、カテコール、レゾルシン、ヒド
ロキノン、ピロガロール、フロログルシン、アルキル基
(炭素数1〜8個)置換フェノール等が挙げられる。
【0033】活性カルボニル化合物には、例えばアルデ
ヒド、ケトンなどが含まれ、具体的には例えばホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、アク
ロレイン、フルフラール、アセトン等が挙げられる。
【0034】重縮合樹脂としては、フェノールホルムア
ルデヒドノボラック樹脂、m-クレゾールホルムアルデヒ
ドノボラック樹脂、フェノール・m-クレゾール・ホルム
アルデヒド共重縮合体樹脂、フェノール・p-クレゾール
・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、m-クレゾール・p-
クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、o-クレ
ゾール・p-クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹
脂、フェノール・o-クレゾール・m-クレゾール・ホルム
アルデヒド共重縮合体樹脂、フェノール・o-クレゾール
・p-クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、フ
ェノール・m-クレゾール・p-クレゾール・ホルムアルデ
ヒド共重縮合体樹脂等が挙げられる。
【0035】好ましいノボラック樹脂はフェノールホル
ムアルデヒドノボラック樹脂であり、分子量は重量平均
分子量Mwが3500〜500、数平均分子量Mnが1000〜200の
範囲が好ましい。
【0036】該樹脂の分子量の測定は、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー法)によって行う。
数平均分子量Mnおよび重量平均分子量Mwの算出は、柘
植盛雄、宮林達也、田中誠之著“日本化学会誌”800頁
〜805頁(1972年)に記載の方法により、オリゴマー領
域のピークを均す(ピークの山と谷の中心を結ぶ)方法
にて行うものとする。
【0037】また、前記ノボラック樹脂において、その
合成に用いられた異なるフェノール類の量比を確認する
方法としては、熱分解ガスクロマトグラフィー(PG
C)を用いる。熱分解ガスクロマトグラフィーについて
は、その原理、装置および実験条件が、例えば、日本化
学会編、柘植 新著新実験講座、第19巻、高分子化学
[I]474頁〜485頁(丸善1978年発行)等に記載されてお
り、熱分解ガスクロマトグラフィーによるノボラック樹
脂の定性分析法は、柘植盛雄、田中 隆、田中誠之著
“分析化学”第18巻、47〜52頁(1969年)に記載された
方法に準じるものとする。
【0038】更に、結合剤として使用可能な他の高分子
化合物としては、(メタ)アクリル酸(共)重合体のス
ルホアルキルエステル、ビニルアセタール(共)重合
体、ビニルエーテル(共)重合体、アクリルアミド
(共)重合体、スチレン(共)重合体、セルロース誘導
体等も挙げられる。
【0039】これらの感光層は、当業者公知の方法で、
前記フィルム支持体の上に塗設される。この場合には、
印刷版として仕上がった場合、非画像部が印刷での湿し
水を受けつけやすくするため、感光層を塗設するフィル
ム面も親水化処理加工が施されていることが好ましい。
【0040】本発明に係る校正印刷用平版印刷版の感光
層と反対側の支持体面に施す親水処理加工について次に
説明する。
【0041】親水処理加工は、ポリエステルフィルム、
ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の表
面を親水化する公知の技術を適用することができる。そ
のような技術として、表面の酸化による親水化処理、例
えばコロナ放電処理、クロム酸処理(湿式)、火炎処
理、熱風処理、オゾン、紫外線照射等;表面の凹凸化に
よる親水化処理、例えばサンドブラスト、溶剤処理等が
挙げられる。これらの技術については、丸茂秀雄著「高
分子の表面化学」(産業図書、1968)P.26〜41、P.79〜
84、P.88〜99及びプラスチックフィルム研究会編「プラ
スチックフィルム−加工と応用−」(技報堂、1971)P.
90〜95、P.105〜122を参照することができる。
【0042】本発明の校正印刷用感光性平版印刷版の現
像、水洗、リンス、不感脂化処理等の処理は公知の技術
を適用することができる。
【0043】本発明に係る校正印刷用感光性平版印刷版
から作成した平版印刷版を平台校正印刷機の定盤上に載
置するには、該平版印刷版の親水処理加工が施された面
を定盤の面に、両面間に水を付与して密着させればよ
い。
【0044】次に、請求項2及び3に係る発明に用いる
固定シートについて説明する。
【0045】該固定シートは、支持体の少なくとも片面
に粘着性ゴム材料の層を有するシート状物である。
【0046】粘着性ゴム材料としては、天然ゴムも使用
可能であるが、望ましくは合成ゴムである。
【0047】この合成ゴムとしては、スチレン・ブタジ
エンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ウレタ
ンゴム、多硫化ゴム、四フッ化エチレン・プロピレンゴ
ム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム、エチレン
酢酸ビニルゴム、1,2-ポリブタジエンゴム、熱可塑性エ
ラストー(たとえばスチレン系、オレフィン系、ウレタ
ン系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素系)、エ
チレン・プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・
ジエン共重合体、ニトリル・ブタジエンゴム、ブチルゴ
ム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、プロ
ピレンオキサイドゴム、エチレン・アクリルゴム、ノル
ボルネンゴム、シリコーンゴム等を挙げることができる
が、特にシリコーンゴムが好適である。これらは併用し
てもよい。
【0048】粘着性ゴム材料の層(ずれ止め層)中に
は、(a)ロジン、ポリテルペン、フェノール樹脂、キ
シレン樹脂、エポキシ樹脂、石油炭化樹脂等の粘着付与
樹脂、(b)フタル酸エステル、リン酸エステル、塩化
パラフィン等の可塑剤、(c)動物性油脂、鉱物油等の
油脂類等を添加してシートとの接着性を調整してもよ
い。さらに、老化防止剤、安定剤、充填剤、着色剤等を
添加してもよい。
【0049】ずれ止め層中に含有されるゴムとして好適
なシリコーンゴムとしては、次のような繰り返し単位を
有する分子量数千〜数十万の線状有機ポリシロキサンを
主成分とするものが好ましい。
【0050】
【化4】
【0051】ここでnは2以上の整数、Rは炭素数1〜
10のアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルキル基、
ビニル基又はアリール基であり、Rの60%以上がメチル
基であるものが好ましい。
【0052】本発明において有用なシリコーンゴムは、
このようなシリコーン・ベースポリマーと、次ぎにあげ
るようなシリコーン・ベースポリマーと、次にあげるよ
うなシリコーン架橋剤との縮合反応によって得られるも
のである。
【0053】
【化5】
【0054】ここでRは先に説明したRと同じ意味であ
り、R′はメチル基、エチル基などのアルキル基であ
り、Acはアセチル基である。
【0055】これらのシリコーンゴムは市販品としても
入手でき、例えば東芝シリコーン社製「YS−3085」等が
ある。
【0056】また、その他の有用なシリコーンゴムは、
上に挙げたようなベースポリマーと、次のような繰り返
し単位を有するH型シリコーンオイルとの反応、或いは
Rの3%程度がビニル基であるシリコーンベースポリマ
ーとの付加反応、或いは該H型シリコーンオイル同志の
反応によっても得ることができる。
【0057】
【化6】
【0058】(式中、Rは先のRと同じ意味であり、m
は2以上の整数、nは0又は1以上の整数である。)こ
のような架橋反応によって、シリコーンゴムを得るため
には、上記の成分の他に、錫、亜鉛、コバルト、鉛、カ
ルシウム、マンガンなどの金属の有機カルボン酸塩、例
えばラウリン酸ジブチルスズ、スズ(II)オクトエー
ト、ナフテン酸コバルトなど、或は塩化白金酸のような
触媒が添加される。
【0059】また、シリコーンゴムの強度を向上するた
めには、充填材(フィラー)を混合することもできる。
予めフィラーの混合されたシリコーンゴムは、シリコー
ンゴムストック、あるいはシリコーンゴムディスバージ
ョンとして市販されており、もしコーティングにより、
シリコーンゴム膜によるずれ止め層を得ることが好まし
い場合には、RTV或はLTVシリコーンゴムのディス
バージョンが好んで用いられる。このように例として
は、トーレシリコーン社製「Syl Off 23」、「SRX-25
7」、「SH 237」などのペーパーコーティング用シリコ
ーンゴムディスバージョンがある。
【0060】シリコーンゴム層には、更に支持体との接
着性を向上させるためにシランカップリング剤を含有し
ていることが好ましい。
【0061】シランカップリング剤としては、例えば次
のようなものがある。
【0062】
【化7】
【0063】これら、粘着状ゴム材料は、フィルム支持
体の少なくとも片面に塗設またはラミネートされ、複合
フィルムシートとして使用されることが好ましい。
【0064】請求項1に係る本発明の校正印刷用感光性
平版印刷版は、公知の湿し水不要感光性平版印刷版に適
用することができる。特に基板または基板上のプライマ
ー層上に、感光層、シリコーンゴム層を積層した湿し水
不要感光性平版印刷版に適用することができる。例えば
特公昭44-23042号、同46-16044号に記載された、基板上
に光可溶性あるいは光不溶化性感光層とシリコーンゴム
層を積層した湿し水不要感光性平版印刷版、特開昭48-9
4504号、特開昭50-50102号に記載された基板上に光接着
性感光層とシリコーンゴム層を積層した湿し水不要感光
性平版印刷版、特開昭55-55343号、特開平2-63050号、
同2-63051号に記載されたシリコーンゴム層上に凸凹を
有する保護層を有する湿し水不要感光性平版印刷版、特
開昭55-161244号、特開昭63-133153号、特開昭62-50760
号、特開平1-172834号、特開平2-34857号、特開平1-118
843号、同1-150142号に記載された基板上にプライマー
層、感光層、シリコーンゴム層を積層した湿し水不要感
光性平版印刷版、特開昭56-80046号、同56-80047号に記
載された基板上に光剥離性感光層とシリコーンゴム層を
積層した湿し水不要感光性平版印刷版などに適用するこ
とができる。
【0065】また、請求項1に係る本発明の校正印刷用
感光性平版印刷版は、水または水系現像液、水系アルカ
リ現像液で現像可能な湿し水不要感光性平版印刷版に好
ましく適用することができる。例えば特開昭61-275759
号に記載された有機溶剤、界面活性剤、30%以上の水か
らなる現像液で現像可能な湿し水不要感光性平版印刷
版、特開昭63-253949号、同63-257748号、同63-280250
号、同63-280251号、特開平1-159644号、同1-214839
号、同1-235955号、同1-235956号に記載された水または
アルカリ水に可溶または膨潤可能な高分子化合物、光重
合性モノマー、光重合開始剤を含有する感光層を有する
湿し水不要感光性平版印刷版などが挙げられる。さらに
好ましく適用することができる湿し水不要感光性平版印
刷版としては、特開平2-282257号、同2-282258号に記載
されている湿し水不要感光性平版印刷版、例えば、基板
上にあるいは基板上のプライマー層上に、芳香族性水酸
基を有する単量体、例えば、N-(4-ヒドロキシフェニル)
アクリルアミド、p-ヒドロキシスチレン等と他の単量体
との共重合体とジアゾ樹脂、例えば、p-ジアゾジフェニ
ルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物のヘキサフルオ
ロ燐酸塩を含有する感光層を積層し、感光層上にシリコ
ーンゴム層を積層した湿し水不要感光性平版印刷版が挙
げられる。
【0066】湿し水不要感光性平版印刷版に用いられる
現像液としては、湿し水不要感光性平版印刷版に使用さ
れる従来公知の水系アルカリ性現像液を適宜用いること
ができる。
【0067】水系アルカリ性現像液とは、水を主成分と
する現像液であり、例えば特開昭61-275759号公報明細
書に記載されているもので、水を30重量%以上、好まし
くは90重量%以上と、有機溶剤、界面活性剤、アルカリ
剤等を含む水系アルカリ性現像液を挙げることができ
る。
【0068】水を主成分とするアルカリ性現像液に含有
する有機溶剤としては、例えば脂肪族炭化水素類(ヘキ
サン、ヘプタン、“アイソパーE.H.G”(エッソ化
学社製、脂肪族炭化水素類の商品名)或はガソリン、灯
油等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、
或はハロゲン化炭化水素類(トリクレン等)、アルコー
ル類(メタノール、エタノール、1-ブトキシ-2-プロパ
ノール、-3-メチル-3-メトキシブタノール、β-アニリ
ノエタノール、ベンジルアルコール等)、エーテル類
(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソ
ルブ、フェニルセロソルブ、メチルカルビトール、エチ
ルカルビトール、ブチルカルビトール、ジオキサン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチ
ルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコールブチルエ
ーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、ポ
リプロピレングリコールメチルエーテル等)、ケトン類
(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、ジイソブチルケトン、4-メチル-1,3-ジオキソラ
ン-2-オン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ヘキシル、酢酸メチル、酢酸プロピル、こはく
酸ジエチル、蓚酸ジブチル、マレイン酸ジエチル、安息
香酸ベンジル、メチルセロソルブアセテート、セロソル
ブアセテート、カルビトールアセテート等)等が挙げら
れる。
【0069】上記現像液に添加される界面活性剤として
は、アニオン界面活性剤、ノンニオン界面活性剤、カチ
オン界面活性剤および両性イオン界面活性剤が用いら
れ、特願平2-206041号公報明細書記載の界面活性剤が使
用される。これらの界面活性剤は、単独でもまたは2種
以上を組み合せても使用することができる。界面活性剤
の使用量は、0.01〜60重量%の範囲が適用であり、好ま
しくは0.1〜10重量%である。
【0070】上記現像液に用いられるアルカリ剤として
は、(1) ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第二また
は第三リン酸ナトリウムまたはアンモニウム塩、メタケ
イ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、アンモニア等の無機
アルカリ剤、(2) モノ、ジまたはトリメチルアミン、モ
ノ、ジまたはトリエチルアミン、モノまたはジイソプロ
ピルアミン、n-ブチルアミン、モノ、ジまたはトリエタ
ノールアミン、モノ、ジまたはトリイソプロパノールア
ミン、エチレンイミン、エチレンジイミン等の有機アミ
ン化合物等が挙げられる。アルカリ剤の使用量は、0.05
重量%、好ましくは0.2重量%〜10重量%が適当であ
る。
【0071】
【実施例】以下、本発明を実施例でより具体的に説明す
る。
【0072】実施例1 湿し水不要感光性平版印刷版の作製 厚さ300μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片
面をサンドブラスト法により粗面化処理した。粗面の水
に対する接触角は30°であった。
【0073】粗面化したポリエチレンテレフタレートの
裏面に下記の組成のプライマー層組成物を塗布し、85℃
で3分間乾燥した後、3kW超高圧水銀灯を用いて1000mJ
/cm2の露光を行い、更に100℃で4分間乾燥して厚さ5.0
μmのプライマー層を形成した。
【0074】 プライマー層組成物 ジアゾ樹脂−1 9部 (p-ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドの重縮合物の6フッ化燐 酸塩、特開平1-150142号に示された方法に従って合成) 共重合樹脂−1 91部 (2-ヒドロキシエチルメタクリレート、メタクリル酸メチルのモル比34/66の 共重合樹脂) 酸化亜鉛顔料 30部 (FINEX−25 堺化学(株)製) 黄色顔料 20部 (KET−Yellow-402 大日本インキ化学(株)製) 3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 3部 乳酸メチル 847部 次に上記プライマー層上に下記の組成の感光性組成物を
塗布し、85℃で2分間乾燥して厚さ0.3μmの感光層を形
成した。
【0075】 感光性組成物 ジアゾ樹脂−1 50部 共重合樹脂−2 50部 (2-ヒドロキシエチルメタクリレート、N-(4-ヒドロキシフェニル)メタクリ ルアミド、メタクリル酸のモル比35/60/5の共重合樹脂) ビクトリアピュアーブルーBOH 1部 (保土ケ谷化学(株)製,染料) 乳酸メチル 3900部 次いで、上記感光性層上に下記のシリコーンゴム組成物
を塗布し、85℃で10分間乾燥し、1.8μmのシリコーン層
を形成した。
【0076】 シリコーンゴム組成物 α,ω-ジヒドロキシポリジメチルシロキサン 100部 (分子量80,000) 1,3,5-トリス(3-トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート 3.5部 ジブチルSnジラウレート 0.8部 アイソパーE 800部 (エッソ化学(株)製 イソパラフィン系溶剤) トルエン 100部 次いで、上記シリコーン層上に片面がマット化された厚
さ6μmのポリプロピレンフィルムをラミネートし湿し
水不要感光性平版印刷版を得た。
【0077】次に、上記シリコーンゴム層上にポジフィ
ルムを真空密着させた後、光源としてメタルハライドラ
ンプを用いて露光した。
【0078】露光済版材料を下記の現像液に1分間浸漬
した後、版材料の表面を下記の現像液を染め込ませたパ
ッドで擦ることにより画像部のシリコーンゴム層と感光
層が除去された印刷版を得た。
【0079】 現像液 β-アニリノエタール 0.5部 プロピレングリコール 1.0部 p-tert-ブチル安息香酸 1.0部 水酸化カリウム 1.0部 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.1部 亜硫酸カリウム 2.0部 メタケイ酸カリウム 3.0部 水 91部 上記の方法で得られた印刷版を校正機の定盤に、スポン
ジにて水を薄く塗り、セットした。次いで下記表1に示
す条件で校正刷りを行った。
【0080】その結果、100枚の良好な校正刷り印刷物
を得たが、その間、校正版のインキローラーへの巻き込
みは起こらなかった。
【0081】
【表1】
【0082】実施例2 実施例1における、粗面化の代りに以下の親水性樹脂液
を厚さ0.2μmに塗設した以外は実施例1と同様の実験を
行ったところ、印刷中に校正版のインキローラーへの巻
きこみは起こらなかった。親水処理加工面の水に対する
接触角は20°であった。
【0083】 親水性樹脂液 セビアン−A−146(酢酸ビニル系ラテックス、ダイセル(株)製) 50g 水 150g 実施例3 実施例1における、ポリエチレンテレフタレートの代り
に厚さ250μmのポリプロピレン、粗面化の代りに厚さ12
μmのボブロンEX(二軸延伸PVAフィルム、日合フ
ィルム(株)製)フィルムをラミネートした以外は実施例
1と同様の実験を行ったところ、印刷中に校正版のイン
キローラへの巻きこみは起こらなかった。親水化処理面
の水に対する接触角は20°であった。
【0084】実施例4 実施例1における、ポリエチレンテレフタレートの片面
を粗面化せず、印刷版を作成し、また、水の代りに以下
の粘着性ゴムシートを校正機の定盤と印刷版の間にセッ
トした以外は、実施例1と同様の実験を行ったところ、
印刷中に校正版のインキローラへの巻きこみは起こらな
かった。
【0085】粘着性ゴムシート 50μmのポリエチレンテレフタレートの両面にシリコー
ンゴム(東芝シリコーンゴム(株)製、「TSE−399」)の
トルエン溶液を乾燥膜厚20μmになるよう塗布乾燥した
シート 比較例1 実施例4で作成した印刷版を用いて実施例1と同様の実
験を行ったところ、最初にインキローラが印刷版に転が
った時点で、印刷版のインキローラへの巻きこみが起こ
り、1枚も印刷物をえることができなかった。
【0086】フィルム支持体裏面の水に対する接触角は
80°であった。
【0087】
【発明の効果】請求項1〜3に係る本発明によれば、平
台校正印刷機による校正印刷において、インキ着肉ロー
ラへの印刷版の巻き込みが改良される校正印刷用感光性
平版印刷版が提供される。請求項2及び3に係る本発明
によれば、平台校正印刷機による校正印刷において版固
定のための水が不要であり、それにより校正印刷の作業
性が改善される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム支持体の1つの面上に感光層を
    有する校正印刷用感光性平版印刷版において、該感光層
    と反対側のフィルム支持体面が親水処理加工を施されて
    いることを特徴とする校正印刷用感光性平版印刷版。
  2. 【請求項2】 支持体の少なくとも片面が粘着性ゴム材
    料であることを特徴とする校正印刷用平版印刷版用固定
    シート。
  3. 【請求項3】 フィルム支持体の感光性平版印刷版を用
    いて校正印刷を行う際、校正機の定盤と印刷版の間に、
    少なくとも片面が粘着性ゴム材料であるシートを挟んで
    校正印刷を行う方法。
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