JPH06344965A - 自転車用ハブ発電装置 - Google Patents
自転車用ハブ発電装置Info
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- JPH06344965A JPH06344965A JP13569693A JP13569693A JPH06344965A JP H06344965 A JPH06344965 A JP H06344965A JP 13569693 A JP13569693 A JP 13569693A JP 13569693 A JP13569693 A JP 13569693A JP H06344965 A JPH06344965 A JP H06344965A
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Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自転車用ハブ発電装置の伝動効率および耐久
性を向上させると共に、コストの低下をはかること。 【構成】 ハブ内蔵発電装置において、車軸2に固定し
た固定筒体7の内周に左右に二分割したリング20,2
1を設け、この一方のリング20を固定筒体7に固定す
ると共に、他方のリング21を固定筒体7に対して回転
自在に設ける。これら左右のリング20,21の接合側
の内周面20a ,21aを凹陥させ、この内周面20a ,21a
に接合すると共に、回転子16と一体的に形成した太陽
ローラー15と接合する遊星ローラー25をハブ体4と
一体的なキャリア5に枢支する。リング21の背面とカ
ム面が対向するカムリング23を固定筒体7に固定して
設け、このカムリング23とリング21との間に鋼球2
4を介在させる。
性を向上させると共に、コストの低下をはかること。 【構成】 ハブ内蔵発電装置において、車軸2に固定し
た固定筒体7の内周に左右に二分割したリング20,2
1を設け、この一方のリング20を固定筒体7に固定す
ると共に、他方のリング21を固定筒体7に対して回転
自在に設ける。これら左右のリング20,21の接合側
の内周面20a ,21aを凹陥させ、この内周面20a ,21a
に接合すると共に、回転子16と一体的に形成した太陽
ローラー15と接合する遊星ローラー25をハブ体4と
一体的なキャリア5に枢支する。リング21の背面とカ
ム面が対向するカムリング23を固定筒体7に固定して
設け、このカムリング23とリング21との間に鋼球2
4を介在させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用ハブに内蔵す
る発電装置に関するものである。
る発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開平3−16708
3号および特開平5−50961号を出願した。これら
はいずれも、自転車のフレームに固定した車軸に対して
車輪のハブ体を回転自在に嵌合し、このハブ体の内部に
中空円筒状の固定筒体を前記車軸に固定して設け、この
固定筒体内に発電コイル体を固定して設けると共に、磁
石と一体的に形成した回転子を前記車軸に回転自在に設
け、ハブ体の回転を増速して回転子に伝達する遊星伝動
装置を有するハブ内蔵発電装置に関するものである。
3号および特開平5−50961号を出願した。これら
はいずれも、自転車のフレームに固定した車軸に対して
車輪のハブ体を回転自在に嵌合し、このハブ体の内部に
中空円筒状の固定筒体を前記車軸に固定して設け、この
固定筒体内に発電コイル体を固定して設けると共に、磁
石と一体的に形成した回転子を前記車軸に回転自在に設
け、ハブ体の回転を増速して回転子に伝達する遊星伝動
装置を有するハブ内蔵発電装置に関するものである。
【0003】そして前者の特開平3−167083号の
ものは、前記車軸に回転自在に設けた前記磁石と一体の
太陽ローラーと、この太陽ローラーに外接するように配
設した複数の遊星ローラーと、この遊星ローラーを枢支
する遊星キャリアと、前記固定筒体の内周に刻設した内
歯に外周に刻設した外歯を遊嵌して噛合保持すると共
に、前記各遊星ローラーに内接する弾性リングから構成
されており、該弾性リングの内径を各遊星ローラーの内
接円径よりやや小さく設定することによって、前記各遊
星ローラーが前記弾性リング及び太陽ローラーとそれぞ
れ圧接するようにした遊星ローラー装置を少なくとも一
組備えたことを特徴とする自転車用ハブ発電装置であ
る。
ものは、前記車軸に回転自在に設けた前記磁石と一体の
太陽ローラーと、この太陽ローラーに外接するように配
設した複数の遊星ローラーと、この遊星ローラーを枢支
する遊星キャリアと、前記固定筒体の内周に刻設した内
歯に外周に刻設した外歯を遊嵌して噛合保持すると共
に、前記各遊星ローラーに内接する弾性リングから構成
されており、該弾性リングの内径を各遊星ローラーの内
接円径よりやや小さく設定することによって、前記各遊
星ローラーが前記弾性リング及び太陽ローラーとそれぞ
れ圧接するようにした遊星ローラー装置を少なくとも一
組備えたことを特徴とする自転車用ハブ発電装置であ
る。
【0004】また後者の特開平5−50961号のもの
は、車軸に回転自在に設けた磁石と一体の太陽ローラー
と、この太陽ローラーに外接するように配設した複数の
遊星ローラーと、この遊星ローラーを枢支する遊星キャ
リアと、ハブ体の内部に設けた固定筒体の内周の複数個
所に凸部を配設すると共に、この凸部に内側より係合す
る複数個の合成樹脂製の舌片状突起部をばね鋼製のリン
グの外周部に接線状に分布して設けた弾性リングから構
成されており、該弾性リングの内径を各遊星ローラーの
内接円径よりやや小さく設定することによって、前記各
遊星ローラーが前記弾性リング及び太陽ローラーとそれ
ぞれ圧接するようにした遊星ローラー装置を少なくとも
一組備えたものである。
は、車軸に回転自在に設けた磁石と一体の太陽ローラー
と、この太陽ローラーに外接するように配設した複数の
遊星ローラーと、この遊星ローラーを枢支する遊星キャ
リアと、ハブ体の内部に設けた固定筒体の内周の複数個
所に凸部を配設すると共に、この凸部に内側より係合す
る複数個の合成樹脂製の舌片状突起部をばね鋼製のリン
グの外周部に接線状に分布して設けた弾性リングから構
成されており、該弾性リングの内径を各遊星ローラーの
内接円径よりやや小さく設定することによって、前記各
遊星ローラーが前記弾性リング及び太陽ローラーとそれ
ぞれ圧接するようにした遊星ローラー装置を少なくとも
一組備えたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の発電装置は、次のような問題点がある。すなわ
ち、両者共に弾性リングが薄い鋼製のリングであるの
で、太陽ローラーや遊星ローラーの形状や寸法のバラツ
キの影響をあまり気にする必要がないという長所がある
反面、薄い厚さの鋼製リングであるため、加工工程でリ
ングの表面に疵が付けば製品として使用出来ないから、
リング製造の歩留りが低下してコストアップの原因にな
る。
従来の発電装置は、次のような問題点がある。すなわ
ち、両者共に弾性リングが薄い鋼製のリングであるの
で、太陽ローラーや遊星ローラーの形状や寸法のバラツ
キの影響をあまり気にする必要がないという長所がある
反面、薄い厚さの鋼製リングであるため、加工工程でリ
ングの表面に疵が付けば製品として使用出来ないから、
リング製造の歩留りが低下してコストアップの原因にな
る。
【0006】また、遊星ローラーが薄肉の弾性リングの
内周面に沿って移動する時に、弾性リングがほぼ三角形
のむすび形状に変形し、しかもその変形が移動する。こ
の変形部の移動によって繰り返し応力が変動するので耐
久的に悪影響を受ける。後者の装置は、その耐久的な悪
影響を弾性リングの外周部に設けた樹脂製の舌片状突起
で吸収しているが、このようにすると、部品点数が増え
てコストアップの原因になるという問題点があった。
内周面に沿って移動する時に、弾性リングがほぼ三角形
のむすび形状に変形し、しかもその変形が移動する。こ
の変形部の移動によって繰り返し応力が変動するので耐
久的に悪影響を受ける。後者の装置は、その耐久的な悪
影響を弾性リングの外周部に設けた樹脂製の舌片状突起
で吸収しているが、このようにすると、部品点数が増え
てコストアップの原因になるという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、自転車のフレームに固定した車
軸に対して車輪のハブ体を回転自在に嵌合し、このハブ
体の内部に中空円筒状の固定筒体を前記車軸に固定して
設け、この固定筒体内に発電コイル体を固定して設ける
と共に、磁石と一体的に形成した回転子を前記車軸に回
転自在に設け、ハブ体の回転を増速して回転子に伝達す
る遊星伝動装置を有するハブ内蔵発電装置において、前
記固定筒体の内周に左右に二分割したリングを設け、こ
の一方のリングを固定筒体に固定すると共に、他方のリ
ングを固定筒体に対して回転自在に設け、これら左右の
リングの接合側の内周面を凹陥させ、この左右のリング
の接合側の内周面に接合すると共に、前記回転子と一体
的に形成した太陽ローラーと接合する遊星ローラーを前
記ハブ体と一体的なキャリアに枢支し、前記他方のリン
グの背面とカム面が対向するカムリングを前記固定筒体
に固定して設け、このカムリングと前記他方のリングと
の間に鋼球を介在させて自転車用ハブ発電装置を構成す
る。
ため本発明においては、自転車のフレームに固定した車
軸に対して車輪のハブ体を回転自在に嵌合し、このハブ
体の内部に中空円筒状の固定筒体を前記車軸に固定して
設け、この固定筒体内に発電コイル体を固定して設ける
と共に、磁石と一体的に形成した回転子を前記車軸に回
転自在に設け、ハブ体の回転を増速して回転子に伝達す
る遊星伝動装置を有するハブ内蔵発電装置において、前
記固定筒体の内周に左右に二分割したリングを設け、こ
の一方のリングを固定筒体に固定すると共に、他方のリ
ングを固定筒体に対して回転自在に設け、これら左右の
リングの接合側の内周面を凹陥させ、この左右のリング
の接合側の内周面に接合すると共に、前記回転子と一体
的に形成した太陽ローラーと接合する遊星ローラーを前
記ハブ体と一体的なキャリアに枢支し、前記他方のリン
グの背面とカム面が対向するカムリングを前記固定筒体
に固定して設け、このカムリングと前記他方のリングと
の間に鋼球を介在させて自転車用ハブ発電装置を構成す
る。
【0008】
【作用】本発明においては、左右のリングの接合側の内
周面の凹陥部に遊星ローラーが接合すると共に、この左
右のリングはカムリングと鋼球を介して、リングに加わ
るトルクに応じて遊星ローラーとの圧接力を増減するか
ら、この調圧機構によって過大な圧接力による伝動ロス
を小さくすると共に、装置の耐久性を向上させることが
できる。また前記リングの凹陥部の傾斜角を適切にする
ことによって、このリングと遊星ローラーとの接合部に
楔作用によって、リングに対するわずかな押圧力で大き
な圧接力を与えることができる。したがって本発明によ
れば、リングと遊星ローラーとの伝動効率を高めること
ができる。
周面の凹陥部に遊星ローラーが接合すると共に、この左
右のリングはカムリングと鋼球を介して、リングに加わ
るトルクに応じて遊星ローラーとの圧接力を増減するか
ら、この調圧機構によって過大な圧接力による伝動ロス
を小さくすると共に、装置の耐久性を向上させることが
できる。また前記リングの凹陥部の傾斜角を適切にする
ことによって、このリングと遊星ローラーとの接合部に
楔作用によって、リングに対するわずかな押圧力で大き
な圧接力を与えることができる。したがって本発明によ
れば、リングと遊星ローラーとの伝動効率を高めること
ができる。
【0009】本発明装置は、左右に二分割した厚肉のリ
ングを使用するため、従来の薄肉の弾性リングに見られ
た半径方向の変形がなくなるので、装置としての耐久性
が向上する。また変形によるエネルギーロスが削減され
るので伝動効率が向上すると共に、振動や騒音も少なく
なる。
ングを使用するため、従来の薄肉の弾性リングに見られ
た半径方向の変形がなくなるので、装置としての耐久性
が向上する。また変形によるエネルギーロスが削減され
るので伝動効率が向上すると共に、振動や騒音も少なく
なる。
【0010】また本発明によれば、従来の弾性リングに
付随する弾性リングの外周に設けた多数の舌片状突起部
を有するリング等が不要になるから、構成部品点数およ
び加工工数が少なくなってコストの低下が図れる。
付随する弾性リングの外周に設けた多数の舌片状突起部
を有するリング等が不要になるから、構成部品点数およ
び加工工数が少なくなってコストの低下が図れる。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を説明す
る。図中1は自転車のフレームの一部である前ホーク、
2は左右の前ホーク1の端部間にかけ渡してそれぞれナ
ット3により固定した車軸である。
る。図中1は自転車のフレームの一部である前ホーク、
2は左右の前ホーク1の端部間にかけ渡してそれぞれナ
ット3により固定した車軸である。
【0012】本実施例においては、前輪のハブ体4を一
端(図1における右側端)を開放した中空円筒状に形成
し、その開放端に側蓋体5を螺着したものを玉軸受け6
を介して車軸2に回転自在に設ける。なおハブ体4の開
放端側は径を拡張して大径部4a を形成してある。
端(図1における右側端)を開放した中空円筒状に形成
し、その開放端に側蓋体5を螺着したものを玉軸受け6
を介して車軸2に回転自在に設ける。なおハブ体4の開
放端側は径を拡張して大径部4a を形成してある。
【0013】また中空円筒状の固定筒体7の一端(図1
における左側端)を車軸2とスリーブ8を介して嵌合固
定し、この固定筒体7の他端(図1における右側端)を
開放し、その開放端側の径を拡張して大径部7a を形成
する。
における左側端)を車軸2とスリーブ8を介して嵌合固
定し、この固定筒体7の他端(図1における右側端)を
開放し、その開放端側の径を拡張して大径部7a を形成
する。
【0014】また内部にコイル9を有する電機子10を
前記固定筒体7内に挿入して固着する。11はこの電機
子10と接続すると共に、前記スリーブ8に設けた溝を
介して外部に導いたリード線で、12はスリーブ8と固
定筒体7との間に設けたコイルスプリングである。
前記固定筒体7内に挿入して固着する。11はこの電機
子10と接続すると共に、前記スリーブ8に設けた溝を
介して外部に導いたリード線で、12はスリーブ8と固
定筒体7との間に設けたコイルスプリングである。
【0015】また車軸2に軸受用ブッシュ13を介して
軸筒14を回転自在に設け、この軸筒14の図1におけ
る右側端部に太陽ローラー15を形成すると共に、軸筒
14の外周に永久磁石製の回転子16を固着する。
軸筒14を回転自在に設け、この軸筒14の図1におけ
る右側端部に太陽ローラー15を形成すると共に、軸筒
14の外周に永久磁石製の回転子16を固着する。
【0016】また薄肉円筒の外側端に内方へ向って突出
する突縁19a(図2参照)を有するリングホルダー19
を固定筒体7の大径部7a 内に挿入して固定筒体7に固
定する。図6の19bはリングホルダー19の外周の4箇
所に設けた半円状の凹欠部であり、7b はこの凹欠部19
bと嵌合する固定筒体7の突部である。
する突縁19a(図2参照)を有するリングホルダー19
を固定筒体7の大径部7a 内に挿入して固定筒体7に固
定する。図6の19bはリングホルダー19の外周の4箇
所に設けた半円状の凹欠部であり、7b はこの凹欠部19
bと嵌合する固定筒体7の突部である。
【0017】リングホルダー19内には、左右に二分割
した第1リング20と第2リング21を設け、これら左
右のリング20,21の接合側の内周面20a,21a(図
7参照)をそれぞれ接合側に向って外方へ傾斜するよう
にして凹陥させる。
した第1リング20と第2リング21を設け、これら左
右のリング20,21の接合側の内周面20a,21a(図
7参照)をそれぞれ接合側に向って外方へ傾斜するよう
にして凹陥させる。
【0018】そして第1リング20は図1,2に示すよ
うに、リングホルダー19の突縁19aの外側より打ち込
んだピン22によりリングホルダー19を介して固定筒
体7に固定し、他方の第2リング21はリングホルダー
19に対して回転自在に設ける。すなわち固定筒体7に
対して回転自在にする。
うに、リングホルダー19の突縁19aの外側より打ち込
んだピン22によりリングホルダー19を介して固定筒
体7に固定し、他方の第2リング21はリングホルダー
19に対して回転自在に設ける。すなわち固定筒体7に
対して回転自在にする。
【0019】また図5に詳細に示すように、リングの片
面をカム面23a に形成すると共に、外周にねじ部23b を
形成したカムリング23を、第2リング21の背面とカ
ム面23a が対向するように、ねじ部23b を介してリング
ホルダー19内に固定して設ける。
面をカム面23a に形成すると共に、外周にねじ部23b を
形成したカムリング23を、第2リング21の背面とカ
ム面23a が対向するように、ねじ部23b を介してリング
ホルダー19内に固定して設ける。
【0020】図5の(c)はカムリング23の外周面を
展開して示したもので、図中Aは、0°,120 ゜,240
゜,360 ゜(0゜)の各位相に形成した段部、Bは段部
Aの谷からカムリング23の底面23c と平行に形成され
た平面、Cは段部Aの谷から頂面まで斜めに形成された
斜面、Dは斜面Cの頂点と段部Aの頂面との間に形成さ
れた平面である。
展開して示したもので、図中Aは、0°,120 ゜,240
゜,360 ゜(0゜)の各位相に形成した段部、Bは段部
Aの谷からカムリング23の底面23c と平行に形成され
た平面、Cは段部Aの谷から頂面まで斜めに形成された
斜面、Dは斜面Cの頂点と段部Aの頂面との間に形成さ
れた平面である。
【0021】図3および図4は、第1リング20、第2
リング21とカムリング23との部分斜視図であり、前
記段部Aと、平面Bと、斜面Cによって形成された凹部
と、第2リング21との間には鋼球24を介挿する。
リング21とカムリング23との部分斜視図であり、前
記段部Aと、平面Bと、斜面Cによって形成された凹部
と、第2リング21との間には鋼球24を介挿する。
【0022】また第1リング20と、第2リング21の
接合側の内周面20a ,21a と接合すると共に、前記太陽
ローラー15と接合する3個の遊星ローラー25(図6参
照)を前記ハブ体4と一体的に結合した側蓋体5に軸2
6を介して回転自在に設ける。
接合側の内周面20a ,21a と接合すると共に、前記太陽
ローラー15と接合する3個の遊星ローラー25(図6参
照)を前記ハブ体4と一体的に結合した側蓋体5に軸2
6を介して回転自在に設ける。
【0023】なお図1中の27は、前記ナット3との間
に前ホーク1を挟むように車軸2に設けたロックナッ
ト、28は側蓋体5の玉軸受け6と車軸2との間に設け
た鍔付ナットである。
に前ホーク1を挟むように車軸2に設けたロックナッ
ト、28は側蓋体5の玉軸受け6と車軸2との間に設け
た鍔付ナットである。
【0024】つぎに上述のように構成した本発明装置の
作用を説明する。この自転車が走行すると、車輪と一体
的に構成されているハブ体4が側蓋体5および軸26と
共に図6の矢印Eの方向に回転する。この場合固定筒体
7は固定されているために、軸26を介して遊星ローラ
ー25が矢印Eの方向に公転すると、それに伴って各遊
星ローラー25は矢印Fの方向に自転する。
作用を説明する。この自転車が走行すると、車輪と一体
的に構成されているハブ体4が側蓋体5および軸26と
共に図6の矢印Eの方向に回転する。この場合固定筒体
7は固定されているために、軸26を介して遊星ローラ
ー25が矢印Eの方向に公転すると、それに伴って各遊
星ローラー25は矢印Fの方向に自転する。
【0025】この遊星ローラー25の矢印E方向の公転
と矢印Fの方向の自転によって、この遊星ローラー25
と接触して転動する太陽ローラー15は図6の矢印Gの
方向に増速されて回転する。太陽ローラー15が回転す
れば、これと一体的に接合されている回転子16が電機
子10内で高速回転するため、発電された電流がリード
線11によって外部に取り出される。
と矢印Fの方向の自転によって、この遊星ローラー25
と接触して転動する太陽ローラー15は図6の矢印Gの
方向に増速されて回転する。太陽ローラー15が回転す
れば、これと一体的に接合されている回転子16が電機
子10内で高速回転するため、発電された電流がリード
線11によって外部に取り出される。
【0026】上述のように本発明装置の伝動は、第1、
第2リング20,21と遊星ローラー25との接合によ
ってなされるが、リング20はピン22、リングホルダ
ー19を介して固定筒体7と結合されているため回転し
ない。したがって遊星ローラー25がハブ体4の回転に
よって側蓋体5および軸26を介して図3の矢印Hの方
向に回転すると、第2リング21はリングホルダー19
に対して回転自在であるから、図3の矢印Tの方向へ移
動しようとするから、この第2リング21とカムリング
23との間に介挿されている鋼球24が斜面Cに沿って
矢印Tの方向へ移動して、その結果第2リング21に矢
印Po の力が作用する。
第2リング20,21と遊星ローラー25との接合によ
ってなされるが、リング20はピン22、リングホルダ
ー19を介して固定筒体7と結合されているため回転し
ない。したがって遊星ローラー25がハブ体4の回転に
よって側蓋体5および軸26を介して図3の矢印Hの方
向に回転すると、第2リング21はリングホルダー19
に対して回転自在であるから、図3の矢印Tの方向へ移
動しようとするから、この第2リング21とカムリング
23との間に介挿されている鋼球24が斜面Cに沿って
矢印Tの方向へ移動して、その結果第2リング21に矢
印Po の力が作用する。
【0027】図7に示すように、第2リング21に矢印
Po の力が作用すると、第1リング20にも反作用で矢
印Po の力が作用するから、その結果、傾斜角θによる
楔作用によってPo よりはるかに大きな力P1 によって
各リング20,21と遊星ローラー25とが圧接し、そ
のP1 +P1 の合力がP2 として遊星ローラー25と太
陽ローラー15との接合部に作用する。
Po の力が作用すると、第1リング20にも反作用で矢
印Po の力が作用するから、その結果、傾斜角θによる
楔作用によってPo よりはるかに大きな力P1 によって
各リング20,21と遊星ローラー25とが圧接し、そ
のP1 +P1 の合力がP2 として遊星ローラー25と太
陽ローラー15との接合部に作用する。
【0028】すなわち本発明によれば、リング20,2
1に加わるトルクに応じて遊星ローラー25とリング2
0,21および太陽ローラー15との間の圧接力を増減
するから、装置の耐久性を向上させると共に、カムリン
グ23の作用によって、リング21に対するわずかな押
圧力によって大きな圧接力を与えることができるから、
遊星ローラー25とリング20,21および太陽ローラ
ー15との伝動効率を高めることができる。
1に加わるトルクに応じて遊星ローラー25とリング2
0,21および太陽ローラー15との間の圧接力を増減
するから、装置の耐久性を向上させると共に、カムリン
グ23の作用によって、リング21に対するわずかな押
圧力によって大きな圧接力を与えることができるから、
遊星ローラー25とリング20,21および太陽ローラ
ー15との伝動効率を高めることができる。
【0029】また車輪を逆転させると、図4に示すよう
に遊星ローラー25が矢印Iの方向に回転して、第2リ
ング21が矢印Jの方向にわずかに逆転する。その結果
鋼球24がカムリング23の最深部に移動し、リング2
0,21間の寸法S2 が図3のリング20,21間の寸
法S1 より広くなり、カムリング23からの圧接力が非
常に小さくなる。このため、太陽ローラー15が回転せ
ず、それと共に磁石と一体の回転子16も回転しないの
で発電しないから、車輪の回転トルクは非常に小さくな
る。このことによって、従来問題となっていた車輪の組
み立て(スポークの組み付け、車輪振れ調整等)時の高
回転トルクによる作業性の悪さが改善されるので、本発
明によれば、発電機の付いていない車輪と同等の組み立
て作業性を確保することができる。
に遊星ローラー25が矢印Iの方向に回転して、第2リ
ング21が矢印Jの方向にわずかに逆転する。その結果
鋼球24がカムリング23の最深部に移動し、リング2
0,21間の寸法S2 が図3のリング20,21間の寸
法S1 より広くなり、カムリング23からの圧接力が非
常に小さくなる。このため、太陽ローラー15が回転せ
ず、それと共に磁石と一体の回転子16も回転しないの
で発電しないから、車輪の回転トルクは非常に小さくな
る。このことによって、従来問題となっていた車輪の組
み立て(スポークの組み付け、車輪振れ調整等)時の高
回転トルクによる作業性の悪さが改善されるので、本発
明によれば、発電機の付いていない車輪と同等の組み立
て作業性を確保することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明においては、左右のリング20,
21の接合側の内周面の凹陥部20a ,21a に遊星ローラ
ー25が接合すると共に、この左右のリング20,21
はカムリング23と鋼球24を介して、リング21に加
わるトルクに応じて遊星ローラー25との圧接力を増減
するから、この調圧機構によって過大な圧接力による伝
動ロスを小さくすると共に、装置の耐久性を向上させる
ことができる。また前記リング20,21の凹陥部20a
,21a の傾斜角θを適切にすることによって、このリ
ング20,21と遊星ローラー25との接合部に楔作用に
よって、リング21に対するわずかな押圧力で大きな圧
接力を与えることができる。したがって本発明によれ
ば、リング20,21と遊星ローラー25との伝動効率
を高めることができるという効果が得られる。
21の接合側の内周面の凹陥部20a ,21a に遊星ローラ
ー25が接合すると共に、この左右のリング20,21
はカムリング23と鋼球24を介して、リング21に加
わるトルクに応じて遊星ローラー25との圧接力を増減
するから、この調圧機構によって過大な圧接力による伝
動ロスを小さくすると共に、装置の耐久性を向上させる
ことができる。また前記リング20,21の凹陥部20a
,21a の傾斜角θを適切にすることによって、このリ
ング20,21と遊星ローラー25との接合部に楔作用に
よって、リング21に対するわずかな押圧力で大きな圧
接力を与えることができる。したがって本発明によれ
ば、リング20,21と遊星ローラー25との伝動効率
を高めることができるという効果が得られる。
【0031】本発明装置は、左右に二分割した厚肉のリ
ング20,21を使用するため、従来の薄肉の弾性リン
グに見られた半径方向の変形がなくなるので、装置とし
ての耐久性が向上する。また変形によるエネルギーロス
が削減されるので伝動効率が向上すると共に、振動や騒
音も少なくなる。
ング20,21を使用するため、従来の薄肉の弾性リン
グに見られた半径方向の変形がなくなるので、装置とし
ての耐久性が向上する。また変形によるエネルギーロス
が削減されるので伝動効率が向上すると共に、振動や騒
音も少なくなる。
【0032】また本発明によれば、従来の弾性リングに
付随する弾性リングの外周に設けた多数の舌片状突起部
を有するリング等が不要になるから、構成部品点数およ
び加工工数が少なくなってコストの低下が図れる。
付随する弾性リングの外周に設けた多数の舌片状突起部
を有するリング等が不要になるから、構成部品点数およ
び加工工数が少なくなってコストの低下が図れる。
【図1】本発明装置の全体構造を示す断面図である。
【図2】図1の部分詳細図である。
【図3】遊星ローラーと接合するリングとカムリング部
の説明用の斜視図である。
の説明用の斜視図である。
【図4】図3と同様の作動説明用の斜視図である。
【図5】(a)は、カムリングの正面図であり、(b)
は、(a)のY−Y断面図であり、(c)は、カムリン
グの外周面の展開図である。
は、(a)のY−Y断面図であり、(c)は、カムリン
グの外周面の展開図である。
【図6】図1の固定筒体内部のX−X断面図である。
【図7】遊星ローラーと接合するリングおよび太陽ロー
ラーの作用説明図である。
ラーの作用説明図である。
1 前ホーク 2 車軸 3 ナット 4 ハブ体 5 側蓋体(キャリア) 6 玉軸受け 7 固定筒体 8 スリーブ 9 コイル 10 電機子 11 リード線 12 コイルスプリング 13 軸受用ブッシュ 14 軸筒 15 太陽ローラー 16 回転子 17 固定リング 18 ばね受リング 19 リングホルダー 20 第1リング (リング) 21 第2リング (リング) 22 ピン 23 カムリング 24 鋼球 25 遊星ローラー 26 軸 27 ロックナット 28 鍔付きナット
Claims (1)
- 【請求項1】 自転車のフレームに固定した車軸に対し
て車輪のハブ体を回転自在に嵌合し、このハブ体の内部
に中空円筒状の固定筒体を前記車軸に固定して設け、こ
の固定筒体内に発電コイル体を固定して設けると共に、
磁石と一体的に形成した回転子を前記車軸に回転自在に
設け、ハブ体の回転を増速して回転子に伝達する遊星伝
動装置を有するハブ内蔵発電装置において、前記固定筒
体の内周に左右に二分割したリングを設け、この一方の
リングを固定筒体に固定すると共に、他方のリングを固
定筒体に対して回転自在に設け、これら左右のリングの
接合側の内周面を凹陥させ、この左右のリングの接合側
の内周面に接合すると共に、前記回転子と一体的に形成
した太陽ローラーと接合する遊星ローラーを前記ハブ体
と一体的なキャリアに枢支し、前記他方のリングの背面
とカム面が対向するカムリングを前記固定筒体に固定し
て設け、このカムリングと前記他方のリングとの間に鋼
球を介在させたことを特徴とする自転車用ハブ発電装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13569693A JPH06344965A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 自転車用ハブ発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13569693A JPH06344965A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 自転車用ハブ発電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344965A true JPH06344965A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15157773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13569693A Pending JPH06344965A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 自転車用ハブ発電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06344965A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010193653A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Denso Corp | 回転式アクチュエータ |
| TWI908868B (zh) * | 2020-12-25 | 2025-12-21 | 日商島野股份有限公司 | 人力驅動車用零件 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP13569693A patent/JPH06344965A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010193653A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Denso Corp | 回転式アクチュエータ |
| TWI908868B (zh) * | 2020-12-25 | 2025-12-21 | 日商島野股份有限公司 | 人力驅動車用零件 |
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