JPH06346332A - 芯鞘型複合紡績糸 - Google Patents
芯鞘型複合紡績糸Info
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- JPH06346332A JPH06346332A JP16034293A JP16034293A JPH06346332A JP H06346332 A JPH06346332 A JP H06346332A JP 16034293 A JP16034293 A JP 16034293A JP 16034293 A JP16034293 A JP 16034293A JP H06346332 A JPH06346332 A JP H06346332A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超高強力マルチフィラメント糸が有する高強
力の特性を失うことなく、淡色から濃色まで均一に染色
することができ、風合いおよび吸湿性が良好で、かつト
ルクが小さくて後加工における取扱いが容易であり、衣
料分野、特に高強力を必要とするスポーツ用衣料の編織
に好適に使用することができる。 【構成】 芯成分が引張り強度20g/d以上、明度指
数70以上の超高強力マルチフィラメント糸からなり、
該超高強力マルチフィラメント糸が直線状に、かつ実質
的に無撚の状態に配置され、鞘成分が通常の染料に可染
性の短繊維からなり、芯成分および鞘成分の合計重量に
対する芯成分の構成比が20〜60重量%である。
力の特性を失うことなく、淡色から濃色まで均一に染色
することができ、風合いおよび吸湿性が良好で、かつト
ルクが小さくて後加工における取扱いが容易であり、衣
料分野、特に高強力を必要とするスポーツ用衣料の編織
に好適に使用することができる。 【構成】 芯成分が引張り強度20g/d以上、明度指
数70以上の超高強力マルチフィラメント糸からなり、
該超高強力マルチフィラメント糸が直線状に、かつ実質
的に無撚の状態に配置され、鞘成分が通常の染料に可染
性の短繊維からなり、芯成分および鞘成分の合計重量に
対する芯成分の構成比が20〜60重量%である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機械的特性に優れ、
編織に際して取扱いが容易であり、かつ通常の染料で染
めることができて審美性が良好で、スポーツ衣料として
好適な芯鞘型複合紡績糸に関するものである。
編織に際して取扱いが容易であり、かつ通常の染料で染
めることができて審美性が良好で、スポーツ衣料として
好適な芯鞘型複合紡績糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】引張強度が20g/d以上の強度に優れ
た繊維として、アラミド繊維、超高分子量ポリエチレン
繊維、炭素繊維等の種々の超高強力繊維が知られてお
り、これらの繊維は、その強度が著しく大きいことを活
かすため、主として産業用資材の分野で広く利用されて
いるが、衣料用に利用しようとした場合は、染色が困難
であり、風合いが硬く、かつ吸湿性に乏しいため、余り
利用されていなかった。
た繊維として、アラミド繊維、超高分子量ポリエチレン
繊維、炭素繊維等の種々の超高強力繊維が知られてお
り、これらの繊維は、その強度が著しく大きいことを活
かすため、主として産業用資材の分野で広く利用されて
いるが、衣料用に利用しようとした場合は、染色が困難
であり、風合いが硬く、かつ吸湿性に乏しいため、余り
利用されていなかった。
【0003】これらの問題を解決するため、上記のよう
な超高強力繊維のマルチフィラメント糸に綿繊維等の短
繊維を重ね合わせ、加撚して得られたコアヤーン、およ
び上記のマルチフィラメント糸を開繊し、その上に上記
の短繊維を重ね合わせ、加撚して得られた混繊糸が知ら
れている。また、上記の超高強力マルチフィラメント糸
を芯に配し、鞘部に通常の合成繊維マルチフィラメント
糸を過剰供給し、エアジェットノズルで混繊状態とした
タスラン加工糸が知られている。
な超高強力繊維のマルチフィラメント糸に綿繊維等の短
繊維を重ね合わせ、加撚して得られたコアヤーン、およ
び上記のマルチフィラメント糸を開繊し、その上に上記
の短繊維を重ね合わせ、加撚して得られた混繊糸が知ら
れている。また、上記の超高強力マルチフィラメント糸
を芯に配し、鞘部に通常の合成繊維マルチフィラメント
糸を過剰供給し、エアジェットノズルで混繊状態とした
タスラン加工糸が知られている。
【0004】しかしながら、上記のコアヤーン、混繊糸
およびタスラン加工糸等の従来の複合糸は、いずれも超
高強力マルチフィラメント糸が芯部に正確に配されず、
その一部が鞘部から透けて見えるため、染色した際に霜
降り調となり、また上記のコアヤーンおよび混繊糸では
超高強力マルチフィラメント糸に撚りが加わり、タスラ
ン加工糸では超高強力マルチフィラメント糸が屈曲した
りして超高強力マルチフィラメント糸の強力の利用率が
大幅に低下し、かつコアヤーンおよび混繊糸では撚りの
存在によりトルクが大きくなり、編織等の後加工におけ
る取扱い性が不良になる等の問題があった。
およびタスラン加工糸等の従来の複合糸は、いずれも超
高強力マルチフィラメント糸が芯部に正確に配されず、
その一部が鞘部から透けて見えるため、染色した際に霜
降り調となり、また上記のコアヤーンおよび混繊糸では
超高強力マルチフィラメント糸に撚りが加わり、タスラ
ン加工糸では超高強力マルチフィラメント糸が屈曲した
りして超高強力マルチフィラメント糸の強力の利用率が
大幅に低下し、かつコアヤーンおよび混繊糸では撚りの
存在によりトルクが大きくなり、編織等の後加工におけ
る取扱い性が不良になる等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、超高強力
マルチフィラメント糸を使用した従来の複合糸における
上記の欠点を解消し、超高強力マルチフィラメント糸が
有する高強力の特性を失うことなく、淡色から濃色にい
たるまで均一に染色することができ、風合いおよび吸湿
性が良好で、かつトルクが小さくて後加工における取扱
いが容易であり、衣料分野、特に高強力を必要とするス
ポーツ用衣料の編織に好適に使用することが可能な芯鞘
型複合紡績糸を提供するものである。
マルチフィラメント糸を使用した従来の複合糸における
上記の欠点を解消し、超高強力マルチフィラメント糸が
有する高強力の特性を失うことなく、淡色から濃色にい
たるまで均一に染色することができ、風合いおよび吸湿
性が良好で、かつトルクが小さくて後加工における取扱
いが容易であり、衣料分野、特に高強力を必要とするス
ポーツ用衣料の編織に好適に使用することが可能な芯鞘
型複合紡績糸を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の芯
鞘型複合紡績糸は、芯成分が引張り強度20g/d以
上、明度指数70以上の超高強力マルチフィラメント糸
からなり、該超高強力マルチフィラメント糸が直線状
に、かつ実質的に無撚の状態に配置されており、鞘成分
が通常の染料に可染性の短繊維からなり、芯成分および
鞘成分の合計重量に対する芯成分の構成比が20〜60
重量%であることを特徴とする。
鞘型複合紡績糸は、芯成分が引張り強度20g/d以
上、明度指数70以上の超高強力マルチフィラメント糸
からなり、該超高強力マルチフィラメント糸が直線状
に、かつ実質的に無撚の状態に配置されており、鞘成分
が通常の染料に可染性の短繊維からなり、芯成分および
鞘成分の合計重量に対する芯成分の構成比が20〜60
重量%であることを特徴とする。
【0007】この発明の超高強力マルチフィラメント糸
は、引張り強度が20g/d以上、好ましくは30g/
d以上、更に好ましくは40g/d以上の繊維からなる
ものであり、アラミド繊維、PTFE繊維、超高分子量
ポリエチレン繊維、全芳香族ポリエステル繊維、全芳香
族ポリアミド繊維等からなるマルチフィラメント糸が例
示される。そして、上記のマルチフィラメント糸は、そ
の明度指数(JIS−Z−8730(1980年))L
が70以上であることを必要とし、特に80以上が好ま
しい。
は、引張り強度が20g/d以上、好ましくは30g/
d以上、更に好ましくは40g/d以上の繊維からなる
ものであり、アラミド繊維、PTFE繊維、超高分子量
ポリエチレン繊維、全芳香族ポリエステル繊維、全芳香
族ポリアミド繊維等からなるマルチフィラメント糸が例
示される。そして、上記のマルチフィラメント糸は、そ
の明度指数(JIS−Z−8730(1980年))L
が70以上であることを必要とし、特に80以上が好ま
しい。
【0008】また、鞘成分に使用される短繊維は、直接
染料、バット染料、ナフトール染料、硫化染料、分散染
料、反応染料、酸性染料、含金染料、アゾイック染料、
カチオン染料等の通常の染料で染色することができる一
般の衣料用、産業用に使用されている短繊維であり、
綿、羊毛、獣毛、麻、絹などの天然繊維、レーヨン、キ
ュプラ、アセテート、ポリエステル、ナイロン、アクリ
ル、ビニロン、ポリプロピレン、プロミックス等の化学
繊維、合成繊維が例示され、目的に応じて任意のものを
選択して単独で、また天然繊維、化学繊維および合成繊
維の2種以上を混合して使用される。なお、上記の短繊
維は、超高強力マルチフィラメント糸との複合前にあら
かじめ染色することができる。
染料、バット染料、ナフトール染料、硫化染料、分散染
料、反応染料、酸性染料、含金染料、アゾイック染料、
カチオン染料等の通常の染料で染色することができる一
般の衣料用、産業用に使用されている短繊維であり、
綿、羊毛、獣毛、麻、絹などの天然繊維、レーヨン、キ
ュプラ、アセテート、ポリエステル、ナイロン、アクリ
ル、ビニロン、ポリプロピレン、プロミックス等の化学
繊維、合成繊維が例示され、目的に応じて任意のものを
選択して単独で、また天然繊維、化学繊維および合成繊
維の2種以上を混合して使用される。なお、上記の短繊
維は、超高強力マルチフィラメント糸との複合前にあら
かじめ染色することができる。
【0009】上記の超高強力マルチフィラメント糸およ
び可染性短繊維からなる芯鞘型複合紡績糸は、一般に結
束紡績法と言われている方法で製造することができる。
すなわち、上記の短繊維からなる繊維束をドラフト装置
で牽引する際、フロントローラとセカンドローラの間に
介設した空気噴射ノズルに上記の短繊維からなるフリー
スおよび超高強力マルチフィラメント糸を重ねて供給
し、空気噴射ノズル内の旋回気流によって短繊維を超高
強力マルチフィラメント糸に絡ませ、フロントローラか
ら送出される複合紡績糸をチーズボビンに巻き取って製
造される。
び可染性短繊維からなる芯鞘型複合紡績糸は、一般に結
束紡績法と言われている方法で製造することができる。
すなわち、上記の短繊維からなる繊維束をドラフト装置
で牽引する際、フロントローラとセカンドローラの間に
介設した空気噴射ノズルに上記の短繊維からなるフリー
スおよび超高強力マルチフィラメント糸を重ねて供給
し、空気噴射ノズル内の旋回気流によって短繊維を超高
強力マルチフィラメント糸に絡ませ、フロントローラか
ら送出される複合紡績糸をチーズボビンに巻き取って製
造される。
【0010】
【作用】この発明の芯鞘型複合紡績糸においては、その
芯部に強度20g/d以上の超高強力マルチフィラメン
ト糸が直線状に、かつ実質的に無撚の状態で配されてい
るため、上記超高強力マルチフィラメント糸の高強力が
低下することなく、最大限に発揮される。そして、上記
超高強力マルチフィラメント糸の外周を通常の染料に可
染性の短繊維(鞘成分)が被覆しており、該鞘成分の構
成比率が全体の40〜80重量%であり、かつ上記超高
強力マルチフィラメント糸の明度指数が70以上である
ため、この鞘成分を淡色に染色しても芯成分が透けて見
えることはなく、淡色から濃色までの任意の色調の高強
力複合紡績糸とすることができ、この複合紡績糸から製
造される編織物の風合いおよび吸湿性が良好になる。し
かも、鞘成分が実質的に無撚の、かつ直線状の超高強力
マルチフィラメント糸を被覆し、結束されているため、
紡績糸としての集束性が良好であり、かつトルクが小さ
く、そのため巻き返しや編織の際の取扱いが容易にな
る。なお、鞘成分の短繊維として、5−ソジュウム金属
塩を共重合したナイロン繊維やポリエステル繊維、アク
リル繊維を使用した場合は、芯成分の劣化防止に有効で
ある。
芯部に強度20g/d以上の超高強力マルチフィラメン
ト糸が直線状に、かつ実質的に無撚の状態で配されてい
るため、上記超高強力マルチフィラメント糸の高強力が
低下することなく、最大限に発揮される。そして、上記
超高強力マルチフィラメント糸の外周を通常の染料に可
染性の短繊維(鞘成分)が被覆しており、該鞘成分の構
成比率が全体の40〜80重量%であり、かつ上記超高
強力マルチフィラメント糸の明度指数が70以上である
ため、この鞘成分を淡色に染色しても芯成分が透けて見
えることはなく、淡色から濃色までの任意の色調の高強
力複合紡績糸とすることができ、この複合紡績糸から製
造される編織物の風合いおよび吸湿性が良好になる。し
かも、鞘成分が実質的に無撚の、かつ直線状の超高強力
マルチフィラメント糸を被覆し、結束されているため、
紡績糸としての集束性が良好であり、かつトルクが小さ
く、そのため巻き返しや編織の際の取扱いが容易にな
る。なお、鞘成分の短繊維として、5−ソジュウム金属
塩を共重合したナイロン繊維やポリエステル繊維、アク
リル繊維を使用した場合は、芯成分の劣化防止に有効で
ある。
【0011】ただし、上記超高強力マルチフィラメント
糸(芯成分)の構成比率が複合糸全体の20重量%未満
の場合は、複合糸としての強度が不足し、スポーツ用衣
料として必要な性能が得られない。反対に60重量%を
超えた場合は、通常の染料に可染性の短繊維(鞘成分)
が不足してその被覆率が小さくなるため、染色加工後に
おいて低染色性の超高強力マルチフィラメント糸(芯成
分)が上記鞘成分の短繊維の隙間から露出したり、透け
て見えたりして霜降り状の外観となり、目的とする均一
着色が得られず、かつ風合いおよび吸湿性が低下する。
糸(芯成分)の構成比率が複合糸全体の20重量%未満
の場合は、複合糸としての強度が不足し、スポーツ用衣
料として必要な性能が得られない。反対に60重量%を
超えた場合は、通常の染料に可染性の短繊維(鞘成分)
が不足してその被覆率が小さくなるため、染色加工後に
おいて低染色性の超高強力マルチフィラメント糸(芯成
分)が上記鞘成分の短繊維の隙間から露出したり、透け
て見えたりして霜降り状の外観となり、目的とする均一
着色が得られず、かつ風合いおよび吸湿性が低下する。
【0012】
【実施例】芯成分の超高強力マルチフィラメント糸とし
て、分子量100万以上の超高分子量ポリエチレン繊維
(商標名「ダイニーマ」)を使用し、鞘成分に綿繊維
(繊維長37mm)またはポリエチレンテレフタレートフ
ィラメントを使用し、実施例1および比較例1〜4の種
々の複合糸を製造し、強力利用率(芯成分の加工前の強
力に対する複合糸の強力比)を比較した。また、上記の
複合糸を用い、チューブ編み機で編地を編成し、この編
地を鞘成分の染色に適した染料で染色し、着色の均一性
を比較した。また、上記の複合糸でスポーツソックスお
よび手袋を編成し、着用試験により風合いおよび吸湿性
を比較した。また、上記複合糸のトルクを比較した。そ
の結果を表1に示す。ただし、超高分子量ポリエチレン
繊維を超高PEと、ポリエチレンテレフタレートのマル
チフィラメント糸をPET長とそれぞれ略記した。
て、分子量100万以上の超高分子量ポリエチレン繊維
(商標名「ダイニーマ」)を使用し、鞘成分に綿繊維
(繊維長37mm)またはポリエチレンテレフタレートフ
ィラメントを使用し、実施例1および比較例1〜4の種
々の複合糸を製造し、強力利用率(芯成分の加工前の強
力に対する複合糸の強力比)を比較した。また、上記の
複合糸を用い、チューブ編み機で編地を編成し、この編
地を鞘成分の染色に適した染料で染色し、着色の均一性
を比較した。また、上記の複合糸でスポーツソックスお
よび手袋を編成し、着用試験により風合いおよび吸湿性
を比較した。また、上記複合糸のトルクを比較した。そ
の結果を表1に示す。ただし、超高分子量ポリエチレン
繊維を超高PEと、ポリエチレンテレフタレートのマル
チフィラメント糸をPET長とそれぞれ略記した。
【0013】表1において、明度指数Lは、上記の超高
分子量ポリエチレン繊維のフィラメント糸を用いてチュ
ーブ編地を編成し、この編地を試料とし、日本電色工業
株式会社製の色差計で測定して得た3回の測定値の平均
値である。また、着色性の◎は斑のない均一着色を、〇
は僅かに霜降り調のものを、△は霜降り調を、×は不良
をそれぞれ示す。また、風合いの◎は優良を、〇は良好
を、△はやや不良を、×は不良をそれぞれ示す。また、
吸湿性の◎は優良を、〇は良好を、△はやや不良を、×
は不良をそれぞれ示す。また、トルクは、複合糸から1
mの長さの試料をとり、中央で折り曲げ、両端を重ねて
挟持し、無荷重状態で吊るしたときの撚り回数を測定
し、この撚り回数が5回以下を〇、6〜10回を△、1
1回以上を×に評価した。
分子量ポリエチレン繊維のフィラメント糸を用いてチュ
ーブ編地を編成し、この編地を試料とし、日本電色工業
株式会社製の色差計で測定して得た3回の測定値の平均
値である。また、着色性の◎は斑のない均一着色を、〇
は僅かに霜降り調のものを、△は霜降り調を、×は不良
をそれぞれ示す。また、風合いの◎は優良を、〇は良好
を、△はやや不良を、×は不良をそれぞれ示す。また、
吸湿性の◎は優良を、〇は良好を、△はやや不良を、×
は不良をそれぞれ示す。また、トルクは、複合糸から1
mの長さの試料をとり、中央で折り曲げ、両端を重ねて
挟持し、無荷重状態で吊るしたときの撚り回数を測定
し、この撚り回数が5回以下を〇、6〜10回を△、1
1回以上を×に評価した。
【0014】 表 1 実施例1 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 芯成分 種類 超高PE 同 同 同 同 太さ(デニール) 100 150 100 100 400 フィラメント数(本) 96 140 96 96 390 強度(g/d) 33 33 33 33 31 明度指数(L) 80.4 80.4 80.4 80.4 80.4 鞘成分 種類 綿繊維 − PET長 PET長 綿繊維 太さ(デニール) − − 100 50 − フィラメント数(本) − − 48 24 − 強度(g/d) − − 5.3 5.1 − 複合糸 製造法 結束紡績 芯単独 合撚 タスラン 混繊 太さ(デニール) 253 150 235 168 673 芯成分構成比(%) 40 100 50 65 60 強力(g) 3818 4950 2950 2358 7400 強度(g/d) 15.1 33.0 12.5 14.1 11.0 強力利用率(%) 116 − 89 70 60 着色性 〇 × × △ △ 風合い ◎ × △ 〇 〇 吸湿性 ◎ × △ △ 〇 トルク 〇 〇 △ 〇 ×
【0015】次に上記実施例1における芯成分と鞘成分
(綿繊維)の構成比率を種々に変更して実施例2および
比較例5、6の合計3種類の複合糸を製造し、上記同様
に評価した。その結果を表2に示す。なお、便宜上、実
施例1の結果を併記した。
(綿繊維)の構成比率を種々に変更して実施例2および
比較例5、6の合計3種類の複合糸を製造し、上記同様
に評価した。その結果を表2に示す。なお、便宜上、実
施例1の結果を併記した。
【0016】 表 2 実施例1 実施例2 比較例5 比較例6 芯成分 種類 超高PE 同 同 同 太さ(デニール) 100 100 50 100 フィラメント数(本) 96 96 48 96 強度(g/d) 33 33 39 33 明度指数(L) 80.4 80.4 80.4 80.4 鞘成分 種類 綿繊維 同 同 同 複合糸 製造法 結束紡績 同 同 同 太さ(デニール) 253 174 327 143 太さ(英式番手) 21.0 30.5 16.3 37.2 芯成分構成比(%) 40 57 15 70 強力(g) 3818 3599 2185 3478 強度(g/d) 15.1 20.6 6.7 25.8 強力利用率(%) 116 109 112 105 着色性 〇 ◎ ◎ × 風合い ◎ ◎ ◎ △ 吸湿性 ◎ ◎ ◎ △ トルク 〇 〇 〇 〇
【0017】上記の表1および表2から明らかなよう
に、実施例1および実施例2は、いずれも複合糸として
の強度および強力利用率が高く、着色性、風合いおよび
吸湿性が良好で、かつトルクが小さい等の優れた性能を
備えている。
に、実施例1および実施例2は、いずれも複合糸として
の強度および強力利用率が高く、着色性、風合いおよび
吸湿性が良好で、かつトルクが小さい等の優れた性能を
備えている。
【0018】これに対して、表1に示した比較例1は、
超高分子量ポリエチレンからなるマルチフィラメント糸
(超高強力マルチフィラメント糸)単独で構成されるた
め、着色性、風合いおよび吸湿性が劣っていた。また、
比較例2は、ポリエステルのマルチフィラメント糸との
合撚糸であるため、撚りの影響で強力利用率が低下し、
着色性、風合いおよび吸湿性が劣り、かつトルクが大き
く、不良であった。また、比較例3は、ポリエステルの
マルチフィラメント糸をタスラン加工法で複合したもの
であるから、トルクは小さいが、超高強力マルチフィラ
メント糸に屈曲が生じて強力利用率が低下し、着色性お
よび吸湿性が劣っていた。また、比較例4は、綿繊維と
混繊したものであるから、超高強力マルチフィラメント
糸に撚りが加わって強力利用率が低下し、トルクが大き
くなり、かつ着色性が霜降り状となって不良であった。
超高分子量ポリエチレンからなるマルチフィラメント糸
(超高強力マルチフィラメント糸)単独で構成されるた
め、着色性、風合いおよび吸湿性が劣っていた。また、
比較例2は、ポリエステルのマルチフィラメント糸との
合撚糸であるため、撚りの影響で強力利用率が低下し、
着色性、風合いおよび吸湿性が劣り、かつトルクが大き
く、不良であった。また、比較例3は、ポリエステルの
マルチフィラメント糸をタスラン加工法で複合したもの
であるから、トルクは小さいが、超高強力マルチフィラ
メント糸に屈曲が生じて強力利用率が低下し、着色性お
よび吸湿性が劣っていた。また、比較例4は、綿繊維と
混繊したものであるから、超高強力マルチフィラメント
糸に撚りが加わって強力利用率が低下し、トルクが大き
くなり、かつ着色性が霜降り状となって不良であった。
【0019】また、表2に示した比較例5は、芯成分
(超高強力マルチフィラメント糸)の構成比率が小さい
ため、強力利用率が高く、着色性、風合いおよび吸湿性
が良好で、かつトルクが小さいにもかかわらず、複合糸
としての強度が低く、スポーツ衣料用としては不適当で
あった。また、比較例6は、芯成分(超高強力マルチフ
ィラメント糸)の構成比率が過大で、鞘成分が少ないた
め、着色性が悪くて霜降り状となり、かつ風合いおよび
吸湿性が不良であった。
(超高強力マルチフィラメント糸)の構成比率が小さい
ため、強力利用率が高く、着色性、風合いおよび吸湿性
が良好で、かつトルクが小さいにもかかわらず、複合糸
としての強度が低く、スポーツ衣料用としては不適当で
あった。また、比較例6は、芯成分(超高強力マルチフ
ィラメント糸)の構成比率が過大で、鞘成分が少ないた
め、着色性が悪くて霜降り状となり、かつ風合いおよび
吸湿性が不良であった。
【0020】
【発明の効果】この発明の芯鞘型複合紡績糸は、芯成分
が引張り強度20g/d以上の超高強力マルチフィラメ
ントからなり、該超高強力マルチフィラメント糸が直線
状に、かつ実質的に無撚の状態に配置されているので、
上記超高強力マルチフィラメント糸の高い強力がほとん
ど損なわれずに保存され、機能的にきわめて優れてい
る。そして、芯成分の上記超高強力マルチフィラメント
の明度指数Lが70以上であり、かつ鞘成分が通常の染
料に可染性の短繊維からなり、芯成分および鞘成分の合
計重量に対する鞘成分の構成比が40〜80重量%であ
るため、鞘成分による芯成分の被覆が良好に行われ、淡
色に染色した場合にも芯成分が透けることはなく、その
ため淡色から濃色にいたる任意の色に染色することがで
き、かつその際に均一着色が可能であり、しかも紡績糸
と同様に風合いが良好で、吸湿性にも優れ、さらにトル
クが小さいため、後加工の際の取扱いが良好であり、機
能性および審美性に優れたスポーツ衣料用として好適で
ある。
が引張り強度20g/d以上の超高強力マルチフィラメ
ントからなり、該超高強力マルチフィラメント糸が直線
状に、かつ実質的に無撚の状態に配置されているので、
上記超高強力マルチフィラメント糸の高い強力がほとん
ど損なわれずに保存され、機能的にきわめて優れてい
る。そして、芯成分の上記超高強力マルチフィラメント
の明度指数Lが70以上であり、かつ鞘成分が通常の染
料に可染性の短繊維からなり、芯成分および鞘成分の合
計重量に対する鞘成分の構成比が40〜80重量%であ
るため、鞘成分による芯成分の被覆が良好に行われ、淡
色に染色した場合にも芯成分が透けることはなく、その
ため淡色から濃色にいたる任意の色に染色することがで
き、かつその際に均一着色が可能であり、しかも紡績糸
と同様に風合いが良好で、吸湿性にも優れ、さらにトル
クが小さいため、後加工の際の取扱いが良好であり、機
能性および審美性に優れたスポーツ衣料用として好適で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 芯成分が引張り強度20g/d以上、明
度指数70以上の超高強力マルチフィラメント糸からな
り、該超高強力マルチフィラメント糸が直線状に、かつ
実質的に無撚の状態に配置されており、鞘成分が通常の
染料に可染性の短繊維からなり、芯成分および鞘成分の
合計重量に対する芯成分の構成比が20〜60重量%で
あることを特徴とする芯鞘型複合紡績糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16034293A JPH06346332A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 芯鞘型複合紡績糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16034293A JPH06346332A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 芯鞘型複合紡績糸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06346332A true JPH06346332A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15712914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16034293A Pending JPH06346332A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 芯鞘型複合紡績糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06346332A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-06-03 JP JP16034293A patent/JPH06346332A/ja active Pending
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