JPH06347441A - 酸素センサ及びその製造方法 - Google Patents

酸素センサ及びその製造方法

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JPH06347441A
JPH06347441A JP5164262A JP16426293A JPH06347441A JP H06347441 A JPH06347441 A JP H06347441A JP 5164262 A JP5164262 A JP 5164262A JP 16426293 A JP16426293 A JP 16426293A JP H06347441 A JPH06347441 A JP H06347441A
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JP
Japan
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base plate
sensor chip
oxygen sensor
sensor
porous
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Pending
Application number
JP5164262A
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English (en)
Inventor
Takafumi Kajima
孝文 鹿嶋
Katsuaki Nakamura
克明 中村
Naoji Yadori
尚次 宿利
Atsunari Ishibashi
功成 石橋
Yoshinori Kato
嘉則 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、固体電解質としてジルコニアなど
を用いた酸素センサを提供することを目的とするもので
ある。 【構成】 本発明は、片面に導通部11が形成されたセ
ンサチップ10と、当該センサチップ10の前記導通部
11と接合されるパターン導通路21が片面に形成され
た多孔質のベースプレート20とからなる酸素センサで
あって、ベースプレート20に多孔質のものを用いてあ
るため、当該ベースプレート20の膨張係数が見掛け上
増加して、センサチップ20の主素材のそれと近似する
ようになるので、経時的に良好な熱安定性が確保され
る。また、この多孔質化によりベースプレート20の熱
伝導性が小さくなり、ヒータ放熱性が低下するため、消
費電力の低減が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質としてジル
コニアなどを用いた酸素センサ及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、固体電解質としてジルコニア
などを用いた酸素センサとして、種々の構造のものが提
案され、その一つに、センサチップをパターン導通路が
形成されたベースプレートに一体的に接合させて、当該
パターン導通路の接続部とセンサチップの導通部とを電
気的かつ物理的に接続し、取り扱い性の便宜を図ったも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ことろが、従来の上記
構造の酸素センサの場合、センサチップ側とベースプレ
ート側との膨張係数などの特性が上手く適合しないた
め、熱的安定性が悪くなったり、あるいはベースプレー
ト側の熱伝導性が良すぎて、加熱用ヒータ部分からの放
熱性が大きくなって、消費電力が大きくなるなどの問題
があった。かといって、上記条件を満たす特殊な材質の
ベースプレートを用いた場合、プレート自体の材料コス
トや製造コストが嵩むなどの問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、センサチップが接合されるベースプレ
ートに多孔質のものを用いて、上記従来の問題点を解消
した酸素センサ及びその製造方法を提供せんとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の一つは、
片面に導通部が形成されたセンサチップと、当該センサ
チップの前記導通部と接合されるパターン導通路が片面
に形成された多孔質のベースプレートとからなることを
特徴とする酸素センサにある。
【0006】本発明のもう一つは、片面にパターン導通
路が形成された多孔質のベースプレートの前記パターン
導通路の接続部の所定部分に接続用ペーストを被覆し、
しかる後、同じく片面に導通部が形成されたセンサチッ
プを、当該導通部が前記パターン導通路接続部の所定の
部分と当接するようにして、前記ベースプレートに載
せ、この状態で焼成することにより、前記ベースプレー
ト及びセンサチップを一体接合することを特徴とする酸
素センサの製造方法にある。
【0007】
【作用】上記本発明の酸素センサでは、ベースプレート
に多孔質のものを用いてあるため、当該ベースプレート
の膨張係数が見掛け上増加して、センサチップの主素材
であるジルコニアの値に近似するようになるので、ベー
スプレートとセンサチップとの整合性が改善され、経時
的に良好な熱安定性が確保される。また、上記多孔質化
によりベースプレートの熱伝導性が低下するため、ヒー
タ放熱性が小さくなり、消費電力が低減される。
【0008】上記酸素センサの製造方法では、やはりベ
ースプレートの多孔質化により、上述のように、ベース
プレートの膨張係数が見掛け上センサチップ主素材のジ
ルコニアの値に近似するようになるため、焼成による一
体接合時において、大きなストレスの発生がなく、安定
して接合された酸素センサが得られる。
【0009】図1〜図2は、本発明に係る酸素センサの
一実施例を示したものである。この酸素センサCにおい
て、10は片面に電極などの導通部11が形成された小
片のセンサチップ、20は当該センサチップ10の導通
部11と接合されるパターン導通路21が片面に形成さ
れた多孔質のベースプレートである。
【0010】上記センサチップ10の構造は、固体電解
質としてジルコニアなどを用い、片面に導通部11が形
成されている構造であれば、特に限定されないが、本セ
ンサチップ10の場合、ジルコニアまたは当該ジルコニ
アと近似した膨張特性などを有する素材からなるケース
体12、ジルコニアの板固体電解質板13、ガス拡散孔
14、各電極15,16を有してなる。
【0011】上記多孔質のベースプレート20のパター
ン導通路21としては、本例の場合、2本の上記センサ
チップ10の電極用のパターン導通路211,212
と、ヒータ電極用のパターン導通路213,214とが
形成され、丁度上記センサチップ10の導通部11側が
載置される部分の先端には、それぞれの接続部211a
〜214aが設けてある。そして、さらに、ヒータ電極
用のパターン導通路接続部213a,214a間には、
印刷法などにより形成された加熱用ヒータ22が設けて
ある。なお、このような加熱用ヒータ22は、必要によ
り上記センサチップ10側に設けたり、あるいは両方に
設けたりすることも可能である。
【0012】また、この多孔質のベースプレート20の
素材としては、例えば汎用絶縁性セラミックとして良く
用いられる、アルミナ板やステアタイト板などの多孔質
体が挙げられる。ここで、多孔質とは、微細な孔のある
ポーラス構造のことをいい、このポーラス構造は、通
常、アルミナやステアタイトの材料に有機バインダなど
の加熱時に分解揮散する材料を添加してプレスした後、
焼成すれば、当該焼成時の加熱によって上記分解揮散材
料が除去されるため、簡単に得られる。そして、そのポ
ーラス度も、添加する分解揮散材料の量によって調整で
きる。本発明では、後述するように、多孔質化後のアル
ミナ板やステアタイト板の膨張係数がジルコニア板のそ
れと近似する値となるように調整すればよい。
【0013】通常、アルミナの線膨張係数は70×10
-7/℃程度、ステアタイトの線膨張係数は73〜76×
10-7/℃程度であるのに対して、ジルコニアのそれは
90〜100×10-7/℃程度で、両者の間にはかなり
の差があるものの、上記したポーラス構造とすると、見
掛け上アルミナでは90×10-7/℃程度となり、ま
た、ステアタイトでは93×10-7/℃程度となるた
め、見掛け上の膨張係数は、ジルコニアにかなり近似し
たものとなる。
【0014】そして、本酸素センサの製造時には、この
ようにしてなる多孔質のベースプレート20上の上記パ
ターン導通路接続部211a〜214aの所定の部分に
接続用ペースト(例えばPtペーストなど)を印刷法な
どにより盛り込んで被覆し、この上に、上記センサチッ
プ10を載せ、その導通部11をそれぞれの対応するパ
ターン導通路接続部211a〜214aに当接させた
後、焼成する。この焼成により、センサチップ10の導
通部11とベースプレート20のパターン導通路接続部
211a〜214aとは一体接合され、本発明の目的と
する酸素センサCが得られる。
【0015】この焼成の際には、約1000℃(約10
分間)にも加熱されるため、センサチップ10及びベー
スプレート20の各素材には、焼成前の常温(25℃)
〜焼成時の1000℃〜焼成後の常温(25℃)という
ように、強烈な熱ストレスが掛かるわけであるが、上記
のように多孔質のアルミナやステアタイトなどの熱膨張
特性がジルコニアのそれとほぼ近似させてあるため、両
接合素材間の整合性がよくなり、いずれか一方の素材に
大きなストレスが残留することもなく、極めて良好な接
合状態が得られる。
【0016】また、このようにして得られた本酸素セン
サは、その使用時、付設の加熱用ヒータ22によって、
約400℃程度まで加熱されるため、使用の都度、使用
前の常温(25℃)〜センサ作動時の400℃〜使用後
の常温(25℃)というような熱的サイクルによるスト
レスがやはり掛かるが、この場合にあっても、上記のよ
うな両接合素材間の熱膨張特性の整合性により、極めて
安定した作動性能が得られる。
【0017】さらにまた、本発明の酸素センサの場合、
ベースプレート20の多孔質化により、熱伝導性が小さ
くなるため、加熱用ヒータ22部分からの放熱性も小さ
くなって、消費電力の大幅な低減が可能となった。つま
り、従来の多孔質でない通常のアルミナやステアタイト
からなるベースプレートと、上記センサチップ10と全
く同一構造のセンサチップを接合した酸素センサを比較
すると、従来のものの消費電力が1〜1.5Wであった
のに対して、多孔質のアルミナやステアタイトのベース
プレート20を用いた酸素センサでは、その消費電力が
0.5〜1.0Wであった。この結果を、例えば単一の
乾電池が6個からなる電源での連続使用時間で比較する
と、従来の酸素センサでは2時間程度であったものが、
本発明の酸素センサでは連続使用時間が5倍程度も伸び
て、約10時間であった。
【0018】因みに、本発明の酸素センサにより得られ
た限界電流値特性曲線30を示すと、図3の如くで、極
めて明瞭な特性曲線が示されていることが分かる。
【0019】なお、上記実施例では、固体電解質がジル
コニアである酸素センサCであったが、本発明は、これ
に限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る酸素センサは、ベースプレートに多孔質のものを
用いているため、当該ベースプレートの膨張係数が見掛
け上増大して、センサチップの主素材であるジルコニア
などの値に近似するようになるので、経時的にも良好な
熱安定性が確保される。また、この多孔質化によりベー
スプレートの熱伝導性が小さくなるため、ヒータ放熱性
も小さくなり、消費電力の大幅な低減が可能となる。さ
らに、使用するベースプレートを汎用絶縁性セラミック
として良く用いられる、アルミナ板やステアタイト板な
どの多孔質体を利用した場合、素材自体が安価で、か
つ、特別な加工などの必要もないことから、経済性に優
れたセンサを得ことができる。
【0021】また、本発明に係る酸素センサの製造方法
によると、ベースプレートを多孔質化することにより、
上述のようにベースプレートの熱膨張係数が見掛け上セ
ンサチップ主素材のジルコニアなどの値に近似するよう
になるため、焼成などによる一体接合時において、大き
なストレスの発生もなく、安定して接合された酸素セン
サが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る酸素センサの一実施例を示した縦
断面図である。
【図2】図1の酸素センサにおけるセンサチップとベー
スプレートとの接合前の状態を示した部分縦断斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る酸素センサにおける限界電流値特
性曲線を示したグラフである。
【符号の説明】
C 酸素センサ 10 センサチップ 11 導通部 20 ベースプレート 21 パターン導通路 211a〜214a パターン導通路接続部 22 加熱用ヒータ
フロントページの続き (72)発明者 石橋 功成 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 加藤 嘉則 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に導通部が形成されたセンサチップ
    と、当該センサチップの前記導通部と接合されるパター
    ン導通路が片面に形成された多孔質のベースプレートと
    からなることを特徴とする酸素センサ。
  2. 【請求項2】 片面にパターン導通路が形成された多孔
    質のベースプレートの前記パターン導通路の接続部の所
    定部分に接続用ペーストを被覆し、しかる後、同じく片
    面に導通部が形成されたセンサチップを、当該導通部が
    前記パターン導通路接続部の所定の部分と当接するよう
    にして、前記ベースプレートに載せ、この状態で焼成す
    ることにより、前記ベースプレート及びセンサチップを
    一体接合することを特徴とする酸素センサの製造方法。
JP5164262A 1993-06-08 1993-06-08 酸素センサ及びその製造方法 Pending JPH06347441A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000039572A1 (en) * 1998-12-24 2000-07-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hydrocarbon sensor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000039572A1 (en) * 1998-12-24 2000-07-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hydrocarbon sensor
US6589410B1 (en) 1998-12-24 2003-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hydrocarbon sensor

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