JPH06349005A - 磁気記録装置 - Google Patents
磁気記録装置Info
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- JPH06349005A JPH06349005A JP13074893A JP13074893A JPH06349005A JP H06349005 A JPH06349005 A JP H06349005A JP 13074893 A JP13074893 A JP 13074893A JP 13074893 A JP13074893 A JP 13074893A JP H06349005 A JPH06349005 A JP H06349005A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原子間力顕微鏡の原理を利用する磁気記録装
置において、磁気記録媒体とカンチレバー型プローブと
の間隔調整を簡単に行え、装置の簡略化によって大容量
記録再生を可能とする。 【構成】 カンチレバー101に弾性を持たせ、この弾
性力と磁気記録媒体107−カンチレバー型プローブ間
に働く作用力とを平衡させることによって両者間の間隔
を一定に保持する。カンチレバー型プローブを複数個並
設しても小型である。
置において、磁気記録媒体とカンチレバー型プローブと
の間隔調整を簡単に行え、装置の簡略化によって大容量
記録再生を可能とする。 【構成】 カンチレバー101に弾性を持たせ、この弾
性力と磁気記録媒体107−カンチレバー型プローブ間
に働く作用力とを平衡させることによって両者間の間隔
を一定に保持する。カンチレバー型プローブを複数個並
設しても小型である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体を用いた
高密度磁気記録装置に関する。
高密度磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、α−Fe2 O3 などの磁性体
を含む磁気記録媒体に、高透磁材料にコイルを巻いた記
録再生用磁気ヘッドを近接し、前記磁気ヘッドに流す信
号電流により発生する磁界によって前記磁気記録媒体を
磁化することにより記録を行う磁気記録装置が用いられ
ている。このような装置は、コンピュータ等のディジタ
ル情報を記録再生するフロッピーディスクシステムやハ
ードディスクシステム、あるいは音声情報を記録再生す
るコンパクトカセットシステムや画像情報を記録再生す
るVTRシステムなど、多くの形態に発展し、極めて広
範に用いられている。
を含む磁気記録媒体に、高透磁材料にコイルを巻いた記
録再生用磁気ヘッドを近接し、前記磁気ヘッドに流す信
号電流により発生する磁界によって前記磁気記録媒体を
磁化することにより記録を行う磁気記録装置が用いられ
ている。このような装置は、コンピュータ等のディジタ
ル情報を記録再生するフロッピーディスクシステムやハ
ードディスクシステム、あるいは音声情報を記録再生す
るコンパクトカセットシステムや画像情報を記録再生す
るVTRシステムなど、多くの形態に発展し、極めて広
範に用いられている。
【0003】ドラム状、ディスク状などの磁気記録媒体
を用いる磁気記録装置においては、記録再生時に磁気記
録媒体と磁気ヘッドを相対的に走査する際、磁気記録媒
体と磁気ヘッドの間に一定の間隔を保つ必要がある。こ
の方法としては、磁気ヘッドと磁気記録媒体が近接して
高速で相対的に移動するために生じる空気流によって、
磁気ヘッドが磁気記録媒体から浮き上がる現象を利用す
ることが一般に行われている。
を用いる磁気記録装置においては、記録再生時に磁気記
録媒体と磁気ヘッドを相対的に走査する際、磁気記録媒
体と磁気ヘッドの間に一定の間隔を保つ必要がある。こ
の方法としては、磁気ヘッドと磁気記録媒体が近接して
高速で相対的に移動するために生じる空気流によって、
磁気ヘッドが磁気記録媒体から浮き上がる現象を利用す
ることが一般に行われている。
【0004】さらに最近、磁気記録装置に原子間力顕微
鏡(以下AFM)の原理を応用して改良し、高密度な記
録再生を行えるような装置が提案されている(特開平4
−182917公報)。この装置は記録再生用ヘッドと
して、先端に信号電流を流せるような配線部を設けた微
小なカンチレバー型プローブを用い、前記信号電流によ
り発生する磁界で磁気記録媒体に記録を行うものであ
る。この装置では記録ビット径を0.1μm程度にで
き、従来のコイルによる記録ヘッドを用いた記録再生装
置よりも記録ビットを大幅に小さくできるため、高密度
記録が可能である。
鏡(以下AFM)の原理を応用して改良し、高密度な記
録再生を行えるような装置が提案されている(特開平4
−182917公報)。この装置は記録再生用ヘッドと
して、先端に信号電流を流せるような配線部を設けた微
小なカンチレバー型プローブを用い、前記信号電流によ
り発生する磁界で磁気記録媒体に記録を行うものであ
る。この装置では記録ビット径を0.1μm程度にで
き、従来のコイルによる記録ヘッドを用いた記録再生装
置よりも記録ビットを大幅に小さくできるため、高密度
記録が可能である。
【0005】ただし、このような装置においては、記録
ビット径が非常に小さくなるため、磁気記録媒体と、記
録再生用ヘッドであるカンチレバー型プローブとの間隔
制御において、記録媒体の微小な凹凸が無視できなくな
る。このため磁気記録媒体と、カンチレバー型プローブ
との間隔制御は以下のようにして行っていた。カンチレ
バー型プローブ先端と磁気記録媒体を接近させていく
と、ある程度以下まで接近した際に、両者の間隔に対応
した大きさの原子間力が生じ、この原子間力による作用
力によりカンチレバー型プローブに撓みが生じる。さら
に、記録再生時には、両者を接近させたままカンチレバ
ー型プローブと磁気記録媒体とを相対的に走査するが、
この際に磁気記録媒体の凹凸によりカンチレバー型プロ
ーブのたわみ量が変化することを、カンチレバー型プロ
ーブにレーザー光を照射し、その反射光よりカンチレバ
ー型プローブのたわみ量を検知し、このたわみ量が一定
になるように(すなわち磁気記録媒体とカンチレバー型
プローブの間に働く作用力が一定になり、これにともな
って両者の間隔が一定になるように)記録媒体の高さを
調節する圧電素子にリアルタイムでフィードバックをか
けることで行っていた。
ビット径が非常に小さくなるため、磁気記録媒体と、記
録再生用ヘッドであるカンチレバー型プローブとの間隔
制御において、記録媒体の微小な凹凸が無視できなくな
る。このため磁気記録媒体と、カンチレバー型プローブ
との間隔制御は以下のようにして行っていた。カンチレ
バー型プローブ先端と磁気記録媒体を接近させていく
と、ある程度以下まで接近した際に、両者の間隔に対応
した大きさの原子間力が生じ、この原子間力による作用
力によりカンチレバー型プローブに撓みが生じる。さら
に、記録再生時には、両者を接近させたままカンチレバ
ー型プローブと磁気記録媒体とを相対的に走査するが、
この際に磁気記録媒体の凹凸によりカンチレバー型プロ
ーブのたわみ量が変化することを、カンチレバー型プロ
ーブにレーザー光を照射し、その反射光よりカンチレバ
ー型プローブのたわみ量を検知し、このたわみ量が一定
になるように(すなわち磁気記録媒体とカンチレバー型
プローブの間に働く作用力が一定になり、これにともな
って両者の間隔が一定になるように)記録媒体の高さを
調節する圧電素子にリアルタイムでフィードバックをか
けることで行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
従来例のAFMを応用した磁気記録装置では、上述のよ
うな複雑な方法で記録再生時の磁気記録媒体とカンチレ
バー型プローブの間隔制御を行うため、従来例の磁気記
録装置には大掛かりな制御系が必要となる。とりわけ、
このカンチレバーを複数本にして集積化し、記録容量を
拡大させようとする場合などには装置が非常に大掛かり
なものとなってしまう。
従来例のAFMを応用した磁気記録装置では、上述のよ
うな複雑な方法で記録再生時の磁気記録媒体とカンチレ
バー型プローブの間隔制御を行うため、従来例の磁気記
録装置には大掛かりな制御系が必要となる。とりわけ、
このカンチレバーを複数本にして集積化し、記録容量を
拡大させようとする場合などには装置が非常に大掛かり
なものとなってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点は、以下に述
べる本発明により解決される。
べる本発明により解決される。
【0008】本発明は第一に、磁気記録媒体と、先端部
に記録用信号電流を流せるような導電体よりなる配線部
を設けた弾性体よりなるカンチレバー型プローブとを用
い、前記磁気記録媒体にカンチレバー型プローブを近接
させて相対的に平行移動させながら前記信号電流により
発生する磁界によって前記磁気記録媒体を磁化すること
により記録を行う磁気記録装置において、前記磁気記録
媒体とカンチレバー型プローブとの間に働く作用力によ
って前記弾性体を変形させることにより前記カンチレバ
ー型プローブと前記磁気記録媒体との間隔制御を行うこ
とを特徴とする磁気記録装置である。
に記録用信号電流を流せるような導電体よりなる配線部
を設けた弾性体よりなるカンチレバー型プローブとを用
い、前記磁気記録媒体にカンチレバー型プローブを近接
させて相対的に平行移動させながら前記信号電流により
発生する磁界によって前記磁気記録媒体を磁化すること
により記録を行う磁気記録装置において、前記磁気記録
媒体とカンチレバー型プローブとの間に働く作用力によ
って前記弾性体を変形させることにより前記カンチレバ
ー型プローブと前記磁気記録媒体との間隔制御を行うこ
とを特徴とする磁気記録装置である。
【0009】第二に、前記カンチレバー型プローブに用
いた弾性体の弾性定数が、前記磁気記録媒体表面の弾性
定数よりも小さいことを特徴とする。
いた弾性体の弾性定数が、前記磁気記録媒体表面の弾性
定数よりも小さいことを特徴とする。
【0010】第三に、前記カンチレバー型プローブを複
数個設けたことを特徴とする。
数個設けたことを特徴とする。
【0011】第四に、前記磁気記録媒体に対して前記カ
ンチレバー型プローブを非平行となるように配置した構
成を持つことを特徴とする。
ンチレバー型プローブを非平行となるように配置した構
成を持つことを特徴とする。
【0012】
【作用】先ずカンチレバー型プローブと磁気記録媒体の
間隔制御を行いながらカンチレバー型プローブと磁気記
録媒体を相対的に走査し、記録再生動作を行う磁気記録
装置について説明する。
間隔制御を行いながらカンチレバー型プローブと磁気記
録媒体を相対的に走査し、記録再生動作を行う磁気記録
装置について説明する。
【0013】図5に、本発明の磁気記録装置における、
記録再生時のカンチレバー型プローブと磁気記録媒体を
拡大した模式図を示す。図5において、501は弾性体
よりなるカンチレバー、502は信号電流を流す配線
部、503はマイクロティップ、504はカンチレバー
支持部材、506は磁気記録媒体を支持する基体、50
7は磁気記録媒体、515はカンチレバー先端部、51
6は配線部502に流した信号電流により発生する磁
界、517は磁界516により変化した磁気記録媒体の
部分である。尚、カンチレバー501と配線部502及
びマイクロティップ503と合わせてカンチレバー型プ
ローブと呼ぶこととする。
記録再生時のカンチレバー型プローブと磁気記録媒体を
拡大した模式図を示す。図5において、501は弾性体
よりなるカンチレバー、502は信号電流を流す配線
部、503はマイクロティップ、504はカンチレバー
支持部材、506は磁気記録媒体を支持する基体、50
7は磁気記録媒体、515はカンチレバー先端部、51
6は配線部502に流した信号電流により発生する磁
界、517は磁界516により変化した磁気記録媒体の
部分である。尚、カンチレバー501と配線部502及
びマイクロティップ503と合わせてカンチレバー型プ
ローブと呼ぶこととする。
【0014】図に示したように、本発明においては、カ
ンチレバー型プローブと磁気記録媒体を相対的に走査し
ながら、カンチレバー501上に設けた配線部502に
信号電流を流し、前記信号電流によりカンチレバー先端
部515の周りに発生する磁界516により磁気記録媒
体507の所望の部分517を磁化し、記録を行う。さ
らに、再生動作は、記録時と同様に走査しながら、記録
を行った磁気記録媒体507から漏れ出た磁束によりカ
ンチレバー501上に設けた配線部502に発生する誘
導電流を検出して行う。
ンチレバー型プローブと磁気記録媒体を相対的に走査し
ながら、カンチレバー501上に設けた配線部502に
信号電流を流し、前記信号電流によりカンチレバー先端
部515の周りに発生する磁界516により磁気記録媒
体507の所望の部分517を磁化し、記録を行う。さ
らに、再生動作は、記録時と同様に走査しながら、記録
を行った磁気記録媒体507から漏れ出た磁束によりカ
ンチレバー501上に設けた配線部502に発生する誘
導電流を検出して行う。
【0015】このような記録時には、前記信号電流によ
る磁界がカンチレバー先端部515以外の部分にも発生
したり、また再生時にカンチレバー先端部515以外の
部分の配線部502にも誘導電流が発生することで、記
録ビット径が大きくなったり、所望の部分以外の情報を
読み出してしまうような問題が生じる恐れがある。本発
明においては、磁気記録媒体に対してカンチレバー型プ
ローブを非平行となるように配置した構成とし、図5に
示したようにカンチレバー先端部515以外の部分を磁
気記録媒体507から相対的に遠ざけることにより、カ
ンチレバー型プローブの先端部以外の部分と磁気記録媒
体との相互作用を低減し、上記の問題が発生しないよう
にすることができる。このことは、カンチレバー型プロ
ーブを複数本として集積化した場合等、より高密度に記
録を行う場合に特に有効である。
る磁界がカンチレバー先端部515以外の部分にも発生
したり、また再生時にカンチレバー先端部515以外の
部分の配線部502にも誘導電流が発生することで、記
録ビット径が大きくなったり、所望の部分以外の情報を
読み出してしまうような問題が生じる恐れがある。本発
明においては、磁気記録媒体に対してカンチレバー型プ
ローブを非平行となるように配置した構成とし、図5に
示したようにカンチレバー先端部515以外の部分を磁
気記録媒体507から相対的に遠ざけることにより、カ
ンチレバー型プローブの先端部以外の部分と磁気記録媒
体との相互作用を低減し、上記の問題が発生しないよう
にすることができる。このことは、カンチレバー型プロ
ーブを複数本として集積化した場合等、より高密度に記
録を行う場合に特に有効である。
【0016】カンチレバーの材料、形状を必要に応じて
選択することで、任意の弾性定数を持ったカンチレバー
が作製可能となる。
選択することで、任意の弾性定数を持ったカンチレバー
が作製可能となる。
【0017】また、マイクロティップは、カンチレバー
先端部と磁気記録媒体の間隔制御を行う際に、記録再生
の磁界を発生する配線部と磁気記録媒体の間の間隔が前
記作用力により保たれる距離だけでは不十分な場合、ス
ペーサーの役割を持たせるために設ける。あるいは、カ
ンチレバー先端部に磁気記録媒体よりも硬度の低い材料
を用いた場合などで、装置の誤動作等によるカンチレバ
ー先端部と磁気記録媒体の接触により、カンチレバー先
端部の破損が心配される場合などにも設けられる。これ
らの必要性がない場合は、マイクロティップは特に設け
なくともかまわない。
先端部と磁気記録媒体の間隔制御を行う際に、記録再生
の磁界を発生する配線部と磁気記録媒体の間の間隔が前
記作用力により保たれる距離だけでは不十分な場合、ス
ペーサーの役割を持たせるために設ける。あるいは、カ
ンチレバー先端部に磁気記録媒体よりも硬度の低い材料
を用いた場合などで、装置の誤動作等によるカンチレバ
ー先端部と磁気記録媒体の接触により、カンチレバー先
端部の破損が心配される場合などにも設けられる。これ
らの必要性がない場合は、マイクロティップは特に設け
なくともかまわない。
【0018】カンチレバーの撓みの検知方法としては、
カンチレバーにレーザー光等の光を照射してその反射光
の変位を検知することで行う光てこ方式が一般的に用い
られる。またカンチレバーにピエゾ抵抗効果を持つもの
を使用して、撓みによる抵抗変化を検知することで撓み
量を検知する方法(M.Tortonese、R.C.
Barrett and C.F.Quate App
l.Phys.Lett.62、834−836)等も
用いることができ、特に方法は問わない。
カンチレバーにレーザー光等の光を照射してその反射光
の変位を検知することで行う光てこ方式が一般的に用い
られる。またカンチレバーにピエゾ抵抗効果を持つもの
を使用して、撓みによる抵抗変化を検知することで撓み
量を検知する方法(M.Tortonese、R.C.
Barrett and C.F.Quate App
l.Phys.Lett.62、834−836)等も
用いることができ、特に方法は問わない。
【0019】また、磁気記録媒体に対してカンチレバー
型プローブを非平行となるように配置した構成とする方
法としては、特に限定されるものではなく、代表的な例
を実施例中に後述する。
型プローブを非平行となるように配置した構成とする方
法としては、特に限定されるものではなく、代表的な例
を実施例中に後述する。
【0020】上記においては、カンチレバー型プローブ
を一個のみ用いているが、必要に応じてこれを複数個と
し、集積化することで大記録容量化を行うことができ
る。カンチレバー型プローブを複数個とした例について
は実施例中に後述する。
を一個のみ用いているが、必要に応じてこれを複数個と
し、集積化することで大記録容量化を行うことができ
る。カンチレバー型プローブを複数個とした例について
は実施例中に後述する。
【0021】また、磁気記録媒体とカンチレバー型プロ
ーブの相対走査はxyzの3軸方向に行う方法や、磁気
記録媒体を回転させて行う方法がある。この例について
も実施例中に後述する。
ーブの相対走査はxyzの3軸方向に行う方法や、磁気
記録媒体を回転させて行う方法がある。この例について
も実施例中に後述する。
【0022】
<実施例1>まず、本実施例の磁気記録装置の構成図を
図1に示す。図1において、101は弾性体よりなるカ
ンチレバー、102は信号電流を流す配線部、103は
マイクロティップ、104はカンチレバー支持部材、1
05は記録媒体支持部材、106は磁気記録媒体を支持
する基体、107は磁気記録媒体、108は横方向駆動
素子、109は縦方向駆動素子、110はカンチレバー
と磁気記録媒体の間隔や横方向の走査などを制御する位
置制御回路、111は記録再生の信号電流の制御を行う
電流制御装置、112は装置の全体を制御する制御コン
ピュータである。なお、弾性体よりなるカンチレバー1
01と、その上に設けた配線部102及びマイクロティ
ップ103の部分を合わせてカンチレバー型プローブと
呼ぶ事とする。115はカンチレバー先端部である。
図1に示す。図1において、101は弾性体よりなるカ
ンチレバー、102は信号電流を流す配線部、103は
マイクロティップ、104はカンチレバー支持部材、1
05は記録媒体支持部材、106は磁気記録媒体を支持
する基体、107は磁気記録媒体、108は横方向駆動
素子、109は縦方向駆動素子、110はカンチレバー
と磁気記録媒体の間隔や横方向の走査などを制御する位
置制御回路、111は記録再生の信号電流の制御を行う
電流制御装置、112は装置の全体を制御する制御コン
ピュータである。なお、弾性体よりなるカンチレバー1
01と、その上に設けた配線部102及びマイクロティ
ップ103の部分を合わせてカンチレバー型プローブと
呼ぶ事とする。115はカンチレバー先端部である。
【0023】また本実施例においては、カンチレバーの
撓みを検知するために、光てこ方式による位置検出系を
設けている。図1において、117はレーザー光源、1
18は位置検出のための反射光の受光素子、119は位
置検出回路である。
撓みを検知するために、光てこ方式による位置検出系を
設けている。図1において、117はレーザー光源、1
18は位置検出のための反射光の受光素子、119は位
置検出回路である。
【0024】また、本実施例の磁気記録装置に用いるカ
ンチレバー型プローブの代表的な一例を、図2(a)に
側面図を、図2(b)に下面から見た図を示す。201
は弾性体よりなるカンチレバー、202は信号電流を流
す配線部、203はマイクロティップ、204はカンチ
レバー支持部材である。
ンチレバー型プローブの代表的な一例を、図2(a)に
側面図を、図2(b)に下面から見た図を示す。201
は弾性体よりなるカンチレバー、202は信号電流を流
す配線部、203はマイクロティップ、204はカンチ
レバー支持部材である。
【0025】本実施例の磁気記録装置に用いるカンチレ
バー型プローブの作製方法について述べる。まずSi基
板を熱酸化により表面に厚さ0.3μmのSiO2 膜を
生成し、長さ100μm、幅20μmのカンチレバー形
状をパターニングする。次にAu、Ptなどの薄膜を堆
積した後パターニングし、信号電流を流すための配線部
202を形成する。続いて基板裏面よりのKOH溶液に
よるSiの異方性エッチングを行い、カンチレバー下部
のSi基板を除去し、片持ちのカンチレバー201を作
製する。このようにして作製したカンチレバーの先端の
撓みに対する弾性定数は0.01N/m程度となる。こ
のカンチレバーの先端部に、必要に応じて真空蒸着など
の技術を用いてマイクロティップ203を形成し、カン
チレバー型プローブを作製した。最後にこのカンチレバ
ー型プローブを200℃で熱処理することで配線部20
2に用いたAu、Pt等の薄膜を引っ張り応力とし、図
2(a)に示したような、カンチレバー支持部材204
に対してカンチレバーの先端部215がやや図中下方に
湾曲したようなカンチレバー型プローブとした。
バー型プローブの作製方法について述べる。まずSi基
板を熱酸化により表面に厚さ0.3μmのSiO2 膜を
生成し、長さ100μm、幅20μmのカンチレバー形
状をパターニングする。次にAu、Ptなどの薄膜を堆
積した後パターニングし、信号電流を流すための配線部
202を形成する。続いて基板裏面よりのKOH溶液に
よるSiの異方性エッチングを行い、カンチレバー下部
のSi基板を除去し、片持ちのカンチレバー201を作
製する。このようにして作製したカンチレバーの先端の
撓みに対する弾性定数は0.01N/m程度となる。こ
のカンチレバーの先端部に、必要に応じて真空蒸着など
の技術を用いてマイクロティップ203を形成し、カン
チレバー型プローブを作製した。最後にこのカンチレバ
ー型プローブを200℃で熱処理することで配線部20
2に用いたAu、Pt等の薄膜を引っ張り応力とし、図
2(a)に示したような、カンチレバー支持部材204
に対してカンチレバーの先端部215がやや図中下方に
湾曲したようなカンチレバー型プローブとした。
【0026】カンチレバー型プローブをカンチレバー支
持部材に対して湾曲した形状に作製する方法の一例とし
て、上記のようにしてカンチレバー型プローブを作製す
る際に、カンチレバーと、カンチレバーに積層して形成
する配線部に用いる材料の間に応力差を意図的に生成
し、カンチレバー型プローブ全体を湾曲させる方法があ
る。一般にAu、Ptなどの金属薄膜は、成膜後に熱処
理を加えて冷却することで、引っ張り応力の薄膜とする
ことができる。このことを利用し、上記のようにしてカ
ンチレバー型プローブを作製した後に、200℃程度の
熱処理を加えることで、配線部202に用いたAu、P
t等の金属薄膜を引っ張り応力に変化させ、図2(a)
に示したような、カンチレバー支持部材204に対して
カンチレバーの先端部215がやや図中下方に湾曲した
ようなカンチレバー型プローブとすることができる。
持部材に対して湾曲した形状に作製する方法の一例とし
て、上記のようにしてカンチレバー型プローブを作製す
る際に、カンチレバーと、カンチレバーに積層して形成
する配線部に用いる材料の間に応力差を意図的に生成
し、カンチレバー型プローブ全体を湾曲させる方法があ
る。一般にAu、Ptなどの金属薄膜は、成膜後に熱処
理を加えて冷却することで、引っ張り応力の薄膜とする
ことができる。このことを利用し、上記のようにしてカ
ンチレバー型プローブを作製した後に、200℃程度の
熱処理を加えることで、配線部202に用いたAu、P
t等の金属薄膜を引っ張り応力に変化させ、図2(a)
に示したような、カンチレバー支持部材204に対して
カンチレバーの先端部215がやや図中下方に湾曲した
ようなカンチレバー型プローブとすることができる。
【0027】本実施例の磁気記録装置の動作の概要を以
下に述べる。
下に述べる。
【0028】まず、縦方向駆動素子109を駆動し、カ
ンチレバー先端部115を磁気記録媒体107に接近さ
せていくと、マイクロティップ103と磁気記録媒体1
07が、ある距離(およそ1nm)まで近づくと両者の
間に作用力(斥力)が働き、前記作用力に応じてカンチ
レバー101に撓みが生じる。本発明においては、この
撓みを検知しながら縦方向駆動素子109を調整し、カ
ンチレバー101の撓み量を一定の範囲に制御すること
により、カンチレバー型プローブと磁気記録媒体の間に
働く作用力が一定の範囲に納まるように両者を接近させ
る。
ンチレバー先端部115を磁気記録媒体107に接近さ
せていくと、マイクロティップ103と磁気記録媒体1
07が、ある距離(およそ1nm)まで近づくと両者の
間に作用力(斥力)が働き、前記作用力に応じてカンチ
レバー101に撓みが生じる。本発明においては、この
撓みを検知しながら縦方向駆動素子109を調整し、カ
ンチレバー101の撓み量を一定の範囲に制御すること
により、カンチレバー型プローブと磁気記録媒体の間に
働く作用力が一定の範囲に納まるように両者を接近させ
る。
【0029】本実施例においてはカンチレバーの撓みの
検知方法としては、光てこ方式を用いている。これはレ
ーザー光源117からビーム状のレーザー光をカンチレ
バー101に照射し、その反射光を受光素子118で受
光し位置検出回路119で解析し、カンチレバーの撓み
量の変化による反射光の変位を検知するものである。
検知方法としては、光てこ方式を用いている。これはレ
ーザー光源117からビーム状のレーザー光をカンチレ
バー101に照射し、その反射光を受光素子118で受
光し位置検出回路119で解析し、カンチレバーの撓み
量の変化による反射光の変位を検知するものである。
【0030】このようにして、カンチレバー先端部11
5を磁気記録媒体107に接近させた後、記録、あるい
は再生のためにカンチレバー型プローブと磁気記録媒体
を相対的に走査する。この際のカンチレバー先端部11
5と磁気記録媒体107の間隔制御は、光てこ方式によ
る位置検出系は用いず、カンチレバー先端部に設けたマ
イクロティップと磁気記録媒体の間に発生する前記作用
力自身によって、カンチレバーを構成する弾性体自体を
変形させることにより行う。
5を磁気記録媒体107に接近させた後、記録、あるい
は再生のためにカンチレバー型プローブと磁気記録媒体
を相対的に走査する。この際のカンチレバー先端部11
5と磁気記録媒体107の間隔制御は、光てこ方式によ
る位置検出系は用いず、カンチレバー先端部に設けたマ
イクロティップと磁気記録媒体の間に発生する前記作用
力自身によって、カンチレバーを構成する弾性体自体を
変形させることにより行う。
【0031】また、カンチレバー101に、磁気記録媒
体107表面の弾性定数よりも小さい弾性定数を有する
弾性体を用いることにより、磁気記録媒体107とマイ
クロティップ103との間に働く力を一定レベル以下に
することができる。従って磁気記録媒体やマイクロティ
ップの材質が両者の間に働く力により破壊しやすいもの
であっても、その破壊のしきい値以上の力が加わらない
ようにすることができ、記録、再生中の破壊を避けるこ
とができる。
体107表面の弾性定数よりも小さい弾性定数を有する
弾性体を用いることにより、磁気記録媒体107とマイ
クロティップ103との間に働く力を一定レベル以下に
することができる。従って磁気記録媒体やマイクロティ
ップの材質が両者の間に働く力により破壊しやすいもの
であっても、その破壊のしきい値以上の力が加わらない
ようにすることができ、記録、再生中の破壊を避けるこ
とができる。
【0032】以上のようにしてカンチレバー型プローブ
と磁気記録媒体の間隔制御を行いながらカンチレバー型
プローブと磁気記録媒体を相対的に走査し、記録再生動
作を行う。以下に記録再生方法について説明する。
と磁気記録媒体の間隔制御を行いながらカンチレバー型
プローブと磁気記録媒体を相対的に走査し、記録再生動
作を行う。以下に記録再生方法について説明する。
【0033】本実施例においては、カンチレバー型プロ
ーブと磁気記録媒体を相対的に走査しながら、カンチレ
バー101上に設けた配線部102に信号電流を流し、
前記信号電流によりカンチレバー先端部115の周りに
発生する磁界により、磁気記録媒体107の所望の部分
を磁化し、記録を行う。さらに、再生動作は、記録時と
同様に走査しながら、記録を行った磁気記録媒体107
から漏れ出た磁束によりカンチレバー101上に設けた
配線部102に発生する誘導電流を検出して行う。
ーブと磁気記録媒体を相対的に走査しながら、カンチレ
バー101上に設けた配線部102に信号電流を流し、
前記信号電流によりカンチレバー先端部115の周りに
発生する磁界により、磁気記録媒体107の所望の部分
を磁化し、記録を行う。さらに、再生動作は、記録時と
同様に走査しながら、記録を行った磁気記録媒体107
から漏れ出た磁束によりカンチレバー101上に設けた
配線部102に発生する誘導電流を検出して行う。
【0034】このようにして作製した磁気記録装置にお
いて、磁気記録媒体を破壊することなく、簡易なシステ
ムで間隔制御を行い、高密度の磁気記録が可能となっ
た。
いて、磁気記録媒体を破壊することなく、簡易なシステ
ムで間隔制御を行い、高密度の磁気記録が可能となっ
た。
【0035】<実施例2>本発明の第2の実施例の磁気
記録装置の構成図を図3に示す。本実施例は、カンチレ
バー型プローブを複数個用いた本発明の装置の例であ
る。
記録装置の構成図を図3に示す。本実施例は、カンチレ
バー型プローブを複数個用いた本発明の装置の例であ
る。
【0036】図3において、301a、301b、30
1cは弾性体よりなる複数個のカンチレバー(以下マル
チカンチレバー)、302a、302b、302cは信
号電流を流す配線部、303a、303b、303cは
マイクロティップ、304は複数のカンチレバーを支持
するマルチカンチレバー支持部材、305は記録媒体支
持部材、306は磁気記録媒体を支持する基体、307
は磁気記録媒体、308は横方向駆動素子、309は縦
方向駆動素子、310はカンチレバーと磁気記録媒体の
間隔や横方向の走査などを制御する位置制御回路、31
1は記録再生の信号電流の制御を行う電流制御装置、3
12は装置の全体を制御する制御コンピュータ、313
は記録再生の信号電流を各カンチレバー型プローブに振
り分ける切り換え回路である。なお、複数個の弾性体よ
りなるカンチレバーと、それぞれのカンチレバー上に設
けた配線部及びマイクロティップの部分を合わせてマル
チカンチレバー型プローブと呼ぶ事とする。315a、
315b、315cはカンチレバー先端部である。
1cは弾性体よりなる複数個のカンチレバー(以下マル
チカンチレバー)、302a、302b、302cは信
号電流を流す配線部、303a、303b、303cは
マイクロティップ、304は複数のカンチレバーを支持
するマルチカンチレバー支持部材、305は記録媒体支
持部材、306は磁気記録媒体を支持する基体、307
は磁気記録媒体、308は横方向駆動素子、309は縦
方向駆動素子、310はカンチレバーと磁気記録媒体の
間隔や横方向の走査などを制御する位置制御回路、31
1は記録再生の信号電流の制御を行う電流制御装置、3
12は装置の全体を制御する制御コンピュータ、313
は記録再生の信号電流を各カンチレバー型プローブに振
り分ける切り換え回路である。なお、複数個の弾性体よ
りなるカンチレバーと、それぞれのカンチレバー上に設
けた配線部及びマイクロティップの部分を合わせてマル
チカンチレバー型プローブと呼ぶ事とする。315a、
315b、315cはカンチレバー先端部である。
【0037】なお、マルチカンチレバー型プローブは、
図では代表して3個のみ表記している。なお、不図示と
したが、本実施例においても実施例1と同様に、カンチ
レバーの撓みを検知するために、光てこ方式による位置
検出系を設けている。
図では代表して3個のみ表記している。なお、不図示と
したが、本実施例においても実施例1と同様に、カンチ
レバーの撓みを検知するために、光てこ方式による位置
検出系を設けている。
【0038】本実施例の磁気記録装置に用いるマルチカ
ンチレバー型プローブは、実施例1と同様にして、図2
に示すような形状に作製した。図2には不図示である
が、実際にはこのカンチレバー型プローブは同時に複数
個同一基板上に作製してある。また、やはり実施例1と
同様に、図2(a)に示したような、カンチレバー支持
部材204に対してカンチレバーの先端部215がやや
図中下方に湾曲したようなカンチレバー型プローブとし
た。
ンチレバー型プローブは、実施例1と同様にして、図2
に示すような形状に作製した。図2には不図示である
が、実際にはこのカンチレバー型プローブは同時に複数
個同一基板上に作製してある。また、やはり実施例1と
同様に、図2(a)に示したような、カンチレバー支持
部材204に対してカンチレバーの先端部215がやや
図中下方に湾曲したようなカンチレバー型プローブとし
た。
【0039】本実施例のように、カンチレバー型プロー
ブを複数個同一基板上に形成した場合においては、カン
チレバー支持部材204である基板が磁気記録媒体と不
必要に接触することを避けるため、磁気記録媒体に対し
てほぼ平行にカンチレバー支持部材である基板を配置す
る必要があるが、カンチレバー支持部材204に対して
カンチレバーの先端部215がやや図中下方に湾曲した
ようなカンチレバー型プローブとすることで、基板面に
対して全てのカンチレバーの先端部215が下方に突出
する構成とすることができ、カンチレバー支持部材であ
る基板が磁気記録媒体と不必要に接触することなく、全
てのカンチレバーの先端部215を磁気記録媒体207
に接近させることができる。
ブを複数個同一基板上に形成した場合においては、カン
チレバー支持部材204である基板が磁気記録媒体と不
必要に接触することを避けるため、磁気記録媒体に対し
てほぼ平行にカンチレバー支持部材である基板を配置す
る必要があるが、カンチレバー支持部材204に対して
カンチレバーの先端部215がやや図中下方に湾曲した
ようなカンチレバー型プローブとすることで、基板面に
対して全てのカンチレバーの先端部215が下方に突出
する構成とすることができ、カンチレバー支持部材であ
る基板が磁気記録媒体と不必要に接触することなく、全
てのカンチレバーの先端部215を磁気記録媒体207
に接近させることができる。
【0040】このようにして作製したマルチカンチレバ
ー型プローブは、個々のカンチレバーのそり、マイクロ
ティップの高さのプロセス誤差などを考慮すると、マル
チカンチレバー支持部材304を基準にしたマイクロテ
ィップの先端の高さ方向のばらつきは1μm程度とな
る。
ー型プローブは、個々のカンチレバーのそり、マイクロ
ティップの高さのプロセス誤差などを考慮すると、マル
チカンチレバー支持部材304を基準にしたマイクロテ
ィップの先端の高さ方向のばらつきは1μm程度とな
る。
【0041】本実施例の磁気記録装置の動作の概要を以
下に述べる。まず、図3において縦方向駆動素子309
を駆動してマルチカンチレバー支持部材304に対して
磁気記録媒体307を接近させる。この際、磁気記録媒
体307はマイクロティップ303a、303b、30
3c・・・のうち最も近いものから順に力を及ぼし、こ
の作用力によってそれぞれのマイクロティップを支持す
る弾性体よりなるカンチレバーに作用力の大きさに比例
した量の撓みが生じる。そのため、この際に個々のカン
チレバーの撓み量を前述のような方法で検知しながら、
縦方向駆動素子309を用いてマルチカンチレバー支持
部材304と磁気記録媒体307との間隔、傾きを調整
することによりすべてのカンチレバー型プローブと磁気
記録媒体の間に働く作用力が一定の範囲に納まるように
両者を接近させることができる。
下に述べる。まず、図3において縦方向駆動素子309
を駆動してマルチカンチレバー支持部材304に対して
磁気記録媒体307を接近させる。この際、磁気記録媒
体307はマイクロティップ303a、303b、30
3c・・・のうち最も近いものから順に力を及ぼし、こ
の作用力によってそれぞれのマイクロティップを支持す
る弾性体よりなるカンチレバーに作用力の大きさに比例
した量の撓みが生じる。そのため、この際に個々のカン
チレバーの撓み量を前述のような方法で検知しながら、
縦方向駆動素子309を用いてマルチカンチレバー支持
部材304と磁気記録媒体307との間隔、傾きを調整
することによりすべてのカンチレバー型プローブと磁気
記録媒体の間に働く作用力が一定の範囲に納まるように
両者を接近させることができる。
【0042】またここで、個々のカンチレバー型プロー
ブと磁気記録媒体との間に働く力の大きさのばらつきを
更に小さくするためには、マイクロティップ先端部高さ
のばらつきの程度が同じと考えられる場合、カンチレバ
ーの弾性定数を小さく、すなわちレバー長を大きくする
か、レバー膜厚を小さくすれば良い。
ブと磁気記録媒体との間に働く力の大きさのばらつきを
更に小さくするためには、マイクロティップ先端部高さ
のばらつきの程度が同じと考えられる場合、カンチレバ
ーの弾性定数を小さく、すなわちレバー長を大きくする
か、レバー膜厚を小さくすれば良い。
【0043】また、マルチカンチレバー301a、30
1b、301c・・・に、磁気記録媒体307表面の弾
性定数よりも小さい弾性定数を有する弾性体を用いるこ
とにより、磁気記録媒体307とマイクロティップ30
3a、303b、303c・・・との間に働く力をすべ
て一定レベル以下にすることができる。従って磁気記録
媒体やマイクロティップの材質が両者の間に働く力によ
り破壊しやすいものであっても、その破壊のしきい値以
上の力が加わらないようにすることができ、記録、再生
中の破壊を避けることができる。
1b、301c・・・に、磁気記録媒体307表面の弾
性定数よりも小さい弾性定数を有する弾性体を用いるこ
とにより、磁気記録媒体307とマイクロティップ30
3a、303b、303c・・・との間に働く力をすべ
て一定レベル以下にすることができる。従って磁気記録
媒体やマイクロティップの材質が両者の間に働く力によ
り破壊しやすいものであっても、その破壊のしきい値以
上の力が加わらないようにすることができ、記録、再生
中の破壊を避けることができる。
【0044】このようにしてマルチカンチレバー型プロ
ーブと磁気記録媒体を近接させた後、実施例1と同様の
方法で記録再生を行う。
ーブと磁気記録媒体を近接させた後、実施例1と同様の
方法で記録再生を行う。
【0045】このようにして作製した磁気記録装置にお
いて、磁気記録媒体を破壊することなく、簡易なシステ
ムで間隔制御を行い、複数のカンチレバー型プローブを
用いた大容量の磁気記録が可能となった。
いて、磁気記録媒体を破壊することなく、簡易なシステ
ムで間隔制御を行い、複数のカンチレバー型プローブを
用いた大容量の磁気記録が可能となった。
【0046】<実施例3>本発明の第3の実施例の磁気
記録装置の構成図を図4に示す。本実施例は、カンチレ
バー型プローブを複数個用い、ディスク状の磁気記録媒
体の直径方向に複数のカンチレバー型プローブを並べて
配置し、磁気記録媒体を回転させることで相対走査を行
うようにした本発明の装置の例である。
記録装置の構成図を図4に示す。本実施例は、カンチレ
バー型プローブを複数個用い、ディスク状の磁気記録媒
体の直径方向に複数のカンチレバー型プローブを並べて
配置し、磁気記録媒体を回転させることで相対走査を行
うようにした本発明の装置の例である。
【0047】図4において、401aは弾性体よりなる
カンチレバー、402aは信号電流を流す配線部、40
3aはマイクロティップである。本図においてはカンチ
レバー、配線部、マイクロティップは代表して1個ずつ
のみ表記したが、実際にはいずれも複数個設けており、
マルチカンチレバー型プローブを構成している。404
は複数のカンチレバーを支持するマルチカンチレバー支
持部材、405は記録媒体等の支持部材、406は磁気
記録媒体を支持する基体、407はディスク状の磁気記
録媒体、408は横方向駆動素子、409は縦方向駆動
素子、410はカンチレバーと磁気記録媒体の間隔や横
方向の走査などを制御する位置制御回路、411は記録
再生の信号電流の制御を行う電流制御装置、412は装
置の全体を制御する制御コンピュータ、413は記録再
生の信号電流を各カンチレバー型プローブに振り分ける
切り換え回路、414は磁気記録媒体を回転させる回転
駆動装置である。
カンチレバー、402aは信号電流を流す配線部、40
3aはマイクロティップである。本図においてはカンチ
レバー、配線部、マイクロティップは代表して1個ずつ
のみ表記したが、実際にはいずれも複数個設けており、
マルチカンチレバー型プローブを構成している。404
は複数のカンチレバーを支持するマルチカンチレバー支
持部材、405は記録媒体等の支持部材、406は磁気
記録媒体を支持する基体、407はディスク状の磁気記
録媒体、408は横方向駆動素子、409は縦方向駆動
素子、410はカンチレバーと磁気記録媒体の間隔や横
方向の走査などを制御する位置制御回路、411は記録
再生の信号電流の制御を行う電流制御装置、412は装
置の全体を制御する制御コンピュータ、413は記録再
生の信号電流を各カンチレバー型プローブに振り分ける
切り換え回路、414は磁気記録媒体を回転させる回転
駆動装置である。
【0048】なお、不図示としたが、本実施例において
も実施例2と同様に、カンチレバーの撓みを検知するた
めに、光てこ方式による位置検出系を設けている。
も実施例2と同様に、カンチレバーの撓みを検知するた
めに、光てこ方式による位置検出系を設けている。
【0049】本実施例の磁気記録装置に用いるマルチカ
ンチレバー型プローブは、実施例2と同様にして作製し
た。なお、作製プロセス上の誤差によりプローブ高さに
は、実施例2と同程度のばらつきがある。
ンチレバー型プローブは、実施例2と同様にして作製し
た。なお、作製プロセス上の誤差によりプローブ高さに
は、実施例2と同程度のばらつきがある。
【0050】このようにして作製した磁気記録装置も実
施例2と同様に動作し、磁気記録媒体を破壊することな
く、簡易なシステムで間隔制御を行い、複数のカンチレ
バー型プローブを用いた大容量の磁気記録が可能となっ
た。
施例2と同様に動作し、磁気記録媒体を破壊することな
く、簡易なシステムで間隔制御を行い、複数のカンチレ
バー型プローブを用いた大容量の磁気記録が可能となっ
た。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、AFMを
応用した磁気記録装置において、カンチレバー型プロー
ブと磁気記録媒体との間隔調整がより簡単に行え、個々
のプローブごとの間隔制御のための特別なサーボ回路を
必要とせず、装置の簡略化が図れ、高密度磁気記録が可
能となる。さらに複数のプローブを用いて集積化した大
容量記録装置も容易に提供できる。
応用した磁気記録装置において、カンチレバー型プロー
ブと磁気記録媒体との間隔調整がより簡単に行え、個々
のプローブごとの間隔制御のための特別なサーボ回路を
必要とせず、装置の簡略化が図れ、高密度磁気記録が可
能となる。さらに複数のプローブを用いて集積化した大
容量記録装置も容易に提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例の磁気記録装置の概略図
【図2】本発明のカンチレバー型プローブの代表的な構
成を示す図
成を示す図
【図3】本発明の第2の実施例の磁気記録装置の概略図
【図4】本発明の第3の実施例の磁気記録装置の概略図
【図5】本発明の磁気記録装置における、記録再生時の
カンチレバー型プローブと磁気記録媒体の模式図
カンチレバー型プローブと磁気記録媒体の模式図
101 弾性体よりなるカンチレバー 102 配線部 103 マイクロティップ 104 カンチレバー支持部材 105 記録媒体支持部材 106 磁気記録媒体を支持する基体 107 磁気記録媒体 108 横方向駆動素子 109 縦方向駆動素子 110 位置制御回路 111 電流制御装置 112 制御コンピュータ 115 カンチレバー先端部 117 レーザー光源 118 受光素子 119 位置検出回路 201 弾性体よりなるカンチレバー 202 配線部 203 マイクロティップ 204 カンチレバー支持部材 215 カンチレバー先端部 301a、301b、301c 弾性体よりなる複数
個のカンチレバー (マルチカンチレバー) 302a、302b、302c 配線部 303a、303b、303c マイクロティップ 304 マルチカンチレバー支持部材 305 記録媒体支持部材 306 磁気記録媒体を支持する基体 307 磁気記録媒体 308 横方向駆動素子 309 縦方向駆動素子 310 位置制御回路 311 電流制御装置 312 制御コンピュータ 313 切り換え回路 315a、315b、315c カンチレバー先端部 401a 弾性体よりなるカンチレバー 402a 配線部 403a マイクロティップ 404 マルチカンチレバー支持部材 405 記録媒体等の支持部材 406 磁気記録媒体を支持する基体 407 ディスク状の磁気記録媒体 408 横方向駆動素子 409 縦方向駆動素子 410 位置制御回路 411 電流制御装置 412 制御コンピュータ 413 切り換え回路 414 回転駆動装置 415 カンチレバー先端部 501 弾性体よりなるカンチレバー 502 配線部 503 マイクロティップ 504 カンチレバー支持部材 505 記録媒体支持部材 506 磁気記録媒体を支持する基体 507 磁気記録媒体 515 カンチレバー先端部 516 信号電流により発生する磁界 517 磁界516により変化した磁気記録媒体の部
分
個のカンチレバー (マルチカンチレバー) 302a、302b、302c 配線部 303a、303b、303c マイクロティップ 304 マルチカンチレバー支持部材 305 記録媒体支持部材 306 磁気記録媒体を支持する基体 307 磁気記録媒体 308 横方向駆動素子 309 縦方向駆動素子 310 位置制御回路 311 電流制御装置 312 制御コンピュータ 313 切り換え回路 315a、315b、315c カンチレバー先端部 401a 弾性体よりなるカンチレバー 402a 配線部 403a マイクロティップ 404 マルチカンチレバー支持部材 405 記録媒体等の支持部材 406 磁気記録媒体を支持する基体 407 ディスク状の磁気記録媒体 408 横方向駆動素子 409 縦方向駆動素子 410 位置制御回路 411 電流制御装置 412 制御コンピュータ 413 切り換え回路 414 回転駆動装置 415 カンチレバー先端部 501 弾性体よりなるカンチレバー 502 配線部 503 マイクロティップ 504 カンチレバー支持部材 505 記録媒体支持部材 506 磁気記録媒体を支持する基体 507 磁気記録媒体 515 カンチレバー先端部 516 信号電流により発生する磁界 517 磁界516により変化した磁気記録媒体の部
分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲瀧▼本 清 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 河田 春紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 磁気記録媒体と、先端部に記録用信号電
流を流せるような導電体よりなる配線部を設けた弾性体
よりなるカンチレバー型プローブとを用い、前記磁気記
録媒体にカンチレバー型プローブを近接させて相対的に
平行移動させながら、前記信号電流により発生する磁界
によって前記磁気記録媒体を磁化することにより記録を
行う磁気記録装置において、前記磁気記録媒体とカンチ
レバー型プローブとの間に働く作用力によって前記弾性
体を変形させることにより前記カンチレバー型プローブ
と前記磁気記録媒体との間隔制御を行うことを特徴とす
る磁気記録装置。 - 【請求項2】 前記カンチレバー型プローブに用いた弾
性体の弾性定数が、前記磁気記録媒体表面の弾性定数よ
りも小さいことを特徴とする請求項1記載の磁気記録装
置。 - 【請求項3】 前記カンチレバー型プローブを複数個設
けたことを特徴とする請求項1記載の磁気記録装置。 - 【請求項4】 前記磁気記録媒体に対して前記カンチレ
バー型プローブを非平行となるように配置した構成を持
つことを特徴とする請求項1記載の磁気記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13074893A JPH06349005A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13074893A JPH06349005A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 磁気記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06349005A true JPH06349005A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15041698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13074893A Pending JPH06349005A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 磁気記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06349005A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010026736A (ko) * | 1999-09-08 | 2001-04-06 | 윤종용 | 비접촉 에이 에프 엠 모드를 이용한 정보 기록 장치 및 그 기록 재생방법 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP13074893A patent/JPH06349005A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010026736A (ko) * | 1999-09-08 | 2001-04-06 | 윤종용 | 비접촉 에이 에프 엠 모드를 이용한 정보 기록 장치 및 그 기록 재생방법 |
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